JP6266326B2 - 鋳造金型装置及び鋳造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも一端が開口した内孔が形成された鋳造品を得るための鋳造金型装置及び鋳造方法に関する。
例えば、スプール弁を構成する弁ボディは、鋳造金型装置のキャビティに対して金属溶湯(主にはアルミニウム合金の溶湯)を注湯し、これを固化させることで製造されている。すなわち、弁ボディは鋳造品として得られる。
この種の弁ボディの場合、弁部材であるスプールを摺動可能に挿入するための弁孔(内孔)が形成される。該弁孔の少なくとも一端は、スプールを挿入するべく、弁ボディの所定部位で開口している。
弁孔は、例えば、鋳抜きピンによって形成される。すなわち、キャビティ内には鋳抜きピンが予め挿入されており、この状態で注湯がなされる。金属溶湯が固化して鋳造品を得た後、鋳抜きピンを鋳造品から離脱させると、鋳抜きピンの形状に対応する形状の中空部が形成される。この中空部が弁孔である。
ここで、弁孔の鋳肌には、通常、鋳巣や湯皺等の鋳造不良が形成されている。このため、弁孔の内壁に対し、深さ0.5mm〜1mm程度の部位までを研削加工によって除去し、内部を露出させる作業が広汎に行われている。すなわち、流通品としてのスプール弁において、弁孔の内壁の表面は、研削加工によって露呈した加工面である。
しかしながら、この加工面には、加工面近傍(弁孔の内部層)に存在する鋳巣等の鋳造不良が露出することがある。従って、加工面における鋳造不良をなくすには、弁孔の内部層における鋳造不良を可及的に低減する必要がある。
特許文献1には、超音波振動が付与された金型を溶湯に浸漬することが記載されている。該特許文献1の記載によれば、この状態で金型を溶湯から引き上げても、溶湯が金型に付着した状態が維持される、とのことである。また、特許文献1には、型合わせ(型閉じ)後に溶湯がある程度固化するまで超音波振動の付与を継続することにより、湯皺や鋳巣等の鋳造不良を低減し得ることも記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載されるように金型に振動を付与しても、溶湯に振動が十分に伝達されないことが多くある。すなわち、金型に対して振動を付与するのみでは、内孔の内壁及び内部層における鋳造不良を低減することは容易ではない。
特開2000−238041号公報(特に段落[0021]参照)
上記から諒解されるように、従来公知の鋳造技術では、内壁及び内部層に鋳造不良が認められない内孔を形成することは、極めて困難である。
以上の不都合は、弁ボディの弁孔に限らず、例えば、アクチュエータ等におけるピストンの摺動孔、スロットルボディやキャブレタの吸気道等においても同様である。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、溶湯に対して振動を十分に伝達し得、このために内孔の内壁の鋳造不良が低減された鋳造品を得ることが可能な鋳造金型装置及び鋳造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、少なくとも一端が開口した内孔が形成された鋳造品を得るための鋳造金型装置であって、
有底の遊挿孔が形成されて前記内孔を形成するための鋳抜きピンと、
振動を発生する振動発生手段と、
キャビティを形成する金型に支持されるとともに前記遊挿孔に挿入され、前記振動発生手段で発生した振動を前記鋳抜きピンに伝達するための振動伝達部材と、
を備え
前記振動発生手段は振動子を有し、
前記振動子が前記振動伝達部材に対して当接又は離間を繰り返すことにより、前記振動伝達部材を介して前記鋳抜きピンに振動を伝達することを特徴とする。
また、本発明は、少なくとも一端が開口した内孔が形成された鋳造品を得る鋳造方法であって、
内孔を形成するための鋳抜きピンが進入したキャビティを形成する工程と、
前記キャビティに溶湯を導入する工程と
振動子を有する振動発生手段にて発生した振動を、前記キャビティを形成する金型に支持されるとともに前記鋳抜きピンに形成された有底の遊挿孔に挿入された振動伝達部材び前記鋳抜きピンを介して前記キャビティ内の前記溶湯に付与する工程と、
を有し、
前記振動を、前記振動子が前記振動伝達部材に対して当接又は離間を繰り返すことにより、前記振動伝達部材を介して前記鋳抜きピンに伝達することを特徴とする。
なお、「内孔」は、両端が開口した貫通孔、及び一端が閉塞した有底穴を含むものとする。また、以下においていう「健全面」及び「健全層」は、内孔の内在物の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳巣や湯皺等の鋳造不良が認められない面及び層を指す。
すなわち、本発明においては、振動発生手段で発生した振動を、振動伝達部材を介して鋳抜きピンに伝達し、さらに、該鋳抜きピンから、キャビティ内の溶湯に伝達可能な構成を採用している。従って、振動が溶湯に十分に伝達される。すなわち、鋳抜きピンによって形成される内孔の内壁は、振動が十分に付与された状態の溶湯が凝固したものである。
このようにして形成された内孔の内壁(鋳肌)は、金属光沢を示すとともに、内孔の内在物(例えば、作動油等)の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳巣や湯皺等の鋳造不良が認められない。すなわち、該内壁は、鋳造不良が認められない健全面となっており、しかも、美観が良好である。上記したように、振動が十分に伝達されたからである。
従って、当該鋳肌を、研削加工ないし鏡面加工等を施すことなくそのまま内壁として用いることが可能である。このため、鋳造品を最終製品とするまでの工程数が低減するとともに、コストの低廉化を図ることができる。また、この場合、研削屑が発生しないので、材料歩留まりが向上する。
また、この場合、バリの量が低減する。このことと、研削加工等が不要であるために研削屑が発生しないこととにより、材料歩留まりが向上する。
さらに、この鋳造品では、鋳肌から所定の深さに至る内部も概ね健全層である。すなわち、鋳肌から所定の深さまでの内部にも、内在物の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳造不良が認められない。従って、例えば、所定の深さ(健全層)の約半分程度を研削加工によって除去し、新たに露呈した表面(加工面)を内孔の内壁とするようにしてもよい。
この場合においても、上記と同様に内在物が漏洩することを回避することができる。健全層であった内部が露呈することで形成された新たな内壁も健全面であるからである。
また、キャビティへの注湯を行うに際しては、溶湯に圧力を付加することが好ましい。すなわち、鋳造金型装置は高圧鋳造金型装置であり、鋳造方法は高圧鋳造(HPDC)であると好適である。
本発明によれば、振動発生手段で発生した振動を、振動伝達部材及び鋳抜きピンを介して、キャビティ内の溶湯に伝達するようにしている。鋳抜きピンが溶湯に直に接触しているので、該溶湯に振動が十分に伝達される。このため、該鋳抜きピンによって形成された内孔の内壁(鋳肌)には、内孔の内在物(例えば、作動油等)の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳巣や湯皺等の鋳造不良が認められない。すなわち、該内壁は健全面である。
従って、場合によっては、内孔の内壁(鋳肌)に対して研削加工等を施すことなく、そのまま使用することが可能となる。このため、鋳造品から最終製品を得るまでの工程数を低減することができるとともに、コストの低廉化を図ることができる。さらに、研削屑が発生することがないので、材料歩留まりも向上する。
内孔の内壁(鋳肌)から所定の深さに至る内部が概ね健全層であることから、例えば、内壁から所定の深さ(健全層)の約半分程度を除去し、健全な内部を露呈して新たな内壁(加工面)、すなわち、健全面を形成するようにしてもよい。この場合には、加工面及び内部が健全であるので、上記と同様に、内孔の内在物(例えば、空気や作動油等)が漏洩することを回避することができる。
本発明の実施の形態に係る鋳造方法によって得られた弁ボディ(鋳造品)を備えるスプール弁の厚み方向に沿う縦断面図である。 前記弁ボディに形成された弁孔(内孔)の内壁の高倍率レーザ顕微鏡写真である。 前記弁ボディに形成された弁孔(内孔)の内壁の低倍率レーザ顕微鏡写真である。 本発明の実施の形態に係る鋳造金型装置の要部縦断面図である。 別の実施の形態に係る鋳造金型装置の要部縦断面図である。 変形例に係る鋳抜きピン及び振動伝達部材を拡大して示した要部縦断面図である。 別の変形例に係る鋳抜きピン及び振動伝達部材を拡大して示した要部縦断面図である。
以下、本発明に係る鋳造方法につき、それを実施するための鋳造金型装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態では、鋳造品として、スプール弁を構成する弁ボディを例示する。
はじめに、スプール弁につき図1を参照して説明する。なお、図1は、鋳造品である弁ボディ10を備えるスプール弁12の厚み方向(図1中の矢印Z方向)に沿う縦断面図であり、弁ボディ10には、軸方向、例えば、長手方向(図1中の矢印X方向)に沿って延在する内孔としての弁孔14が形成されている。
弁孔14は、矢印X方向の一端で開口する。この開口した一端は、キャップ部材16で閉塞される。一方、残余の一端は、弁ボディ10の内壁で閉塞されている。この内壁は、スプール18(弁部材)を堰止するストッパ壁として機能する。
弁ボディ10には、作動油を弁孔14内に導入するための入力ポート36、前記作動油を弁孔14から導出するための出力ポート38、ドレインポート40、図示しない別の弁からの作動油供給ポート42が形成される。図1においては、スプール18が調圧スプリング34によって弾発付勢され、その一端面がストッパ壁に当接(堰止)された状態を示している。このとき、入力ポート36と出力ポート38は、スプール18の環状溝20を介して連通する。一方、ドレインポート40は、大径部22によって閉塞される。
弁孔14の内壁は鋳肌であり、金属光沢を示す。また、内壁(鋳肌)の高倍率レーザ顕微鏡写真である図2から把握されるように、内壁(鋳肌)には、作動油の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳巣や湯皺等が認められない。すなわち、内壁は、研削加工ないし鏡面加工等が施されていない鋳肌であるにも関わらず、鋳造不良が認められない健全面となっており、しかも、美観が良好である。
内壁となる鋳肌には、さらに、図3に示すように、レーザ顕微鏡にて低倍率観察した際に視認し得る複数本の微細な筋44が、長手方向(矢印X方向)に対して直交する方向に延在している。これらの筋44は、振動を付与することなく形成された弁孔の内壁では認められない。すなわち、筋44は、振動を付与することに基づいて形成されたものであると考えられる。なお、筋44が漏洩の一因となることはない。
後述するように、弁孔14は、振動が付与された鋳抜きピン46(図4参照)によって形成される。隣接する筋44同士の離間間隔は、振動の周波数に対応していると推察される。
さらに、鋳肌である弁孔14の内壁表面から深さ方向に少なくとも1mmに到達するまで、作動油が漏洩する原因となる程のサイズの鋳造不良が認められない。すなわち、弁ボディ10において、弁孔14の内壁表面から深さ1mmに至る内部は、いわゆる健全層である。
従って、鋳肌をそのまま、弁孔14の内壁として用いることができる。換言すれば、弁孔14の鋳肌に対して研削加工等の煩雑な作業を行う必要は特にない。また、これにより、実使用可能な弁ボディ10を得るまでの工程数が低減するとともに、コストの低廉化を図ることができる。ただし、弁孔14の内壁に対し、後述するように研削加工を行うようにしてもよい。
このような内壁(鋳肌)を有する弁孔14(内孔)が形成された弁ボディ10は、以下に説明するように鋳造作業によって作製することができる。
図4は、弁ボディ10を得るための本実施の形態に係る鋳造金型装置50の要部縦断面図である。この鋳造金型装置50には、振動装置51が付設されている。
先ず、該鋳造金型装置50につき説明すると、この鋳造金型装置50は、例えば、溶湯に対して35〜100MPaの圧力を付与する高圧鋳造金型装置であり、位置決め固定された固定金型52と、該固定金型52に対して接近又は離間する方向に変位する可動金型54とを有する。固定金型52には第1入子56が設けられ、一方、可動金型54には第2入子58が設けられる。型閉じがなされることに伴い、第1入子56と第2入子58とでキャビティ60が形成される。
固定金型52には挿通孔62が貫通形成され、該挿通孔62には、プランジャスリーブ64が通される。該プランジャスリーブ64の上部には給湯口が形成されており、溶湯(例えば、アルミニウム合金の溶湯)66は、この給湯口からプランジャスリーブ64内に供給される。
プランジャスリーブ64内には、図示しない射出シリンダのロッド68に連結されたプランジャチップ70が摺動自在に配置されている。従って、プランジャスリーブ64内に供給された溶湯66は、プランジャチップ70によって押し出される。さらに、プランジャスリーブ64の先端からキャビティ60に至るまでには、該プランジャスリーブ64から導出された溶湯66をキャビティ60まで案内するための通路であるランナ72が形成される。
鋳造金型装置50には、さらに、鋳抜きピン46を保持するピン保持部材74と、該ピン保持部材74に連結された支柱保持部材76とを有する中子78が設けられる。該中子78は、支柱保持部材76に設けられた図示しない摺動機構の作用下に、図4における上下方向に変位することが可能である。
振動装置51は、中子78に設けられる。具体的には、中子78を構成するピン保持部材74には、キャビティ60に向かって延在する段付孔80が貫通形成される。該段付孔80には、軸部82と、若干大径な頭部84とを有する鋳抜きピン46が通される。該鋳抜きピン46の頭部84が段付孔80の段部86に支持されることにより、鋳抜きピン46がピン保持部材74に保持される。従って、鋳抜きピン46は中子78と一体的に変位し、鋳抜きピン46の軸部82の先端は、型閉じ時にキャビティ60に進入する。この軸部82の先端により、弁孔14(図1参照)が形成される。
ここで、鋳抜きピン46の軸部82は、その外周が抜き勾配のないストレート形状となっており、このため、弁孔14もストレート形状となっている。この場合、抜き勾配があるテーパー形状の弁孔に比して加工が容易となるとともに、加工量を削減することができる。
また、支柱保持部材76には、段付孔80に対して直線状に連なる貫挿孔88が形成される。この貫挿孔88には、長尺棒形状の振動伝達部材90が通される。
鋳抜きピン46の頭部84には、ネジ穴92が形成されている。一方、振動伝達部材90の下端面にはネジ部94が設けられており、該ネジ部94は前記ネジ穴92に螺合される。これにより、振動伝達部材90が鋳抜きピン46に連結されている。
なお、鋳抜きピン46と振動伝達部材90とは、同一部材からなる一体構造物としてもよい。この場合、構成が簡素となる利点がある。
段付孔80と鋳抜きピン46との間、及び貫挿孔88と振動伝達部材90との間には、0.01〜0.1mm程度の遊びが形成される。従って、鋳抜きピン46及び振動伝達部材90は、段付孔80及び貫挿孔88内で揺動及び回転動作が可能である。
振動伝達部材90の上端部は、該貫挿孔88から露呈して突出する。また、支柱保持部材76には、支柱96が立設される。この支柱96には、例えば、エアバイブレータからなり、振動子98を有する微細振動機100が支持される。振動子98が停止している状態では、その下端面は、前記振動伝達部材90の上端面に対し、所定間隔で離間する。
微細振動機100が付勢されると、振動子98は、予め設定された所定の周期で上下動する。振動子98のストロークは、該振動子98と振動伝達部材90との離間距離よりも若干大きく、このため、振動子98は、下降する際に振動伝達部材90に当接する。勿論、振動子98は、上昇するときには振動伝達部材90から離間する。このようにして振動子98の当接ないし離間が繰り返されることにより、振動伝達部材90に、所定の周波数の振動が付与される。
ここで、振動子98と振動伝達部材90が所定間隔で離間していることから、振動子98が振動伝達部材90に当接する際には衝突エネルギが発生する。振動伝達部材90には、この衝突エネルギが付加された所定の周波数の振動が付与されていると推察される。
弁ボディ10を得るための鋳造作業、すなわち、本実施の形態に係る鋳造方法は、基本的には上記したように構成される鋳造金型装置50を用い、以下のように実施される。
はじめに、可動金型54が固定金型52に対して接近するように変位し、さらに、中子78が下降して型閉じがなされる。型閉じがなされることに伴い、第1入子56と第2入子58とで形成されるキャビティ60に鋳抜きピン46が進入する。
次に、微細振動機100を付勢し、振動子98を上下動させる。振動子98は、上記したように下降する際に振動伝達部材90に当接し、上昇するときに振動伝達部材90から離間する。このため、振動伝達部材90に、所定の周波数の振動が付与される。振動は、例えば、機械的振動であり、その周波数は100〜数百Hzである。また、振動伝達部材90と貫挿孔88の内壁との間、及び鋳抜きピン46と段付孔80の内壁との間には遊びがあるので、振動伝達部材90及び鋳抜きピン46は、直径方向に揺動することや、円周方向に沿って回転動作することが可能である。
この状態で、次に、プランジャスリーブ64に形成された給湯口から溶湯66(例えば、アルミニウム合金の溶湯)を供給する。所定量の溶湯66がプランジャスリーブ64内に導入された後、図示しない前記射出シリンダが付勢される。これに追従して、プランジャチップ70が溶湯66を押圧する方向に摺動する。
その結果、プランジャスリーブ64内に供給された溶湯66がプランジャチップ70によって押し出され、ランナ72に案内されてキャビティ60に到達する。すなわち、キャビティ60に溶湯66が供給され、該キャビティ60が溶湯66で充填される。すなわち、本実施の形態では、プランジャスリーブ64内の溶湯66に対して圧力を付加し、これにより該溶湯66をキャビティ60に導入する高圧鋳造(HPDC)が行われる。
キャビティ60内の溶湯66は、その後、凝固する。これにより、キャビティ60の形状に対応する形状の弁ボディ10が得られる。鋳抜きピン46に対応する部位には、弁孔14が形成される。
キャビティ60への溶湯66の供給が終了してから所定の時間が経過した後、中子78が上昇するとともに可動金型54が固定金型52から離間することにより型開きがなされる。その結果、弁ボディ10が露呈する。
ここで、キャビティ60には、鋳抜きピン46が進入している。本実施の形態においては、上記のようにして鋳抜きピン46に対して振動を付与しているので、キャビティ60に導入された溶湯66中、鋳抜きピン46を囲繞する部位(以下、「鋳抜きピン囲繞部位」と表記する)に対し、鋳抜きピン46を介して振動が確実に付与される。すなわち、弁孔14の内壁となる鋳抜きピン囲繞部位を直接振動させることができる。
なお、鋳抜きピン46は、振動子98が離間した際、鋳抜きピン囲繞部位(溶湯66)の粘弾性によって押圧され、略元の位置に戻る。
この振動付与は、型開きがなされるまで継続される。従って、鋳抜きピン囲繞部位、すなわち、弁孔14の内壁を形成する部位には、鋳抜きピン46に接触してから固相となる(凝固する)まで、振動が終始付与される。鋳抜きピン46が直径方向に沿って揺動することや、円周方向に沿って回転動作することが容易であるため、振動は、特に、鋳抜きピン46の直径方向ないし周回方向に対して伝播し易い。
このようにして振動が伝播する結果、弁孔14の内壁が、金属光沢を示し、且つ作動油の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳巣や湯皺等(鋳造不良)が認められない鋳肌(健全面)として形成される。上記したように、鋳抜きピン囲繞部位が十分に振動されるからである。そして、鋳肌には、軸方向(鋳抜きピン46の抜き方向)に対して直交する方向に複数個の筋44(図3参照)が形成される。隣接する筋44同士の離間間隔は、振動子98の振動周波数に対応していると推察される。
振動付与を行わない一般的な鋳造においては、鋳抜きピン46が引き抜かれた直後の弁孔14の内壁(鋳肌)には鋳造不良が存在する。従って、鋳肌をそのまま内壁とすると、作動油が漏洩する懸念がある。
これに対し、本実施の形態では、鋳肌は、上記したように鋳造不良が認められない健全面となっている。従って、弁孔14の内壁(鋳肌)に対して研削加工等を施すことなく、弁部材を収容する弁孔14として機能させることができる。すなわち、研削加工を行う必要は特にない。この分、弁ボディ10、ひいてはスプール弁12を得るまでの工程数が低減する。このため、コストの低廉化を図ることもできる。
さらに、鋳抜きピン囲繞部位に振動を付与しながら鋳造を行うと、弁ボディ10に形成されるバリが小さくなるという利点もある。このことと、研削加工を行うことが不要であるために研削屑が発生しないこととが相俟って、スクラップとなる部分が低減する。このため、材料歩留まりが向上する。
しかも、鋳抜きピン囲繞部位に振動が付与されるため、弁孔14の内壁(鋳肌)の表面粗さが小さくなる。すなわち、弁孔14の内壁につき複数の任意部位で最大表面粗さを測定すると、1.5μm以下である。
また、溶湯66中の鋳抜きピン囲繞部位に振動が付与されると、キャビティーション現象によって溶湯66中の気泡が微細化されるとともに、気泡が振動源(鋳抜きピン46)から離れる方向に移動する。この結果、鋳抜きピン囲繞部位(弁孔14の内壁)周辺の内部層は、作動油等の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳造不良が認められない健全層として形成される。なお、微細化された気泡は、φ0.1mm程度のサイズとなっている。
また、鋳抜きピン46の軸部82の外周はストレート形状となっているが、弁孔14にかじることなく弁孔14の外方に抜き出すことが可能である。また、弁孔14の真円度の向上も可能である。
図5に示す鋳造金型装置110によっても、鋳抜きピン囲繞部位に振動を付与することができる。この鋳造金型装置110につき説明する。なお、図4に示す構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
鋳造金型装置110を構成する鋳抜きピン112は、長手方向に沿って延在する遊挿孔114が貫通形成された中空体である。鋳抜きピン112は、ピン保持部材74に形成された段付孔80に挿入され、この場合においても、鋳抜きピン112と段付孔80の内壁との間に0.01〜0.1mm程度の遊びが形成される。
この場合、振動伝達部材116の先端は、鋳抜きピン112に形成された前記遊挿孔114に挿入される。振動伝達部材116の側壁と遊挿孔114の内壁との間には、0.01〜0.1mm程度の遊びが形成される。
振動伝達部材116の長手方向略中腹部には、直径方向に指向して突出したフランジ部118が設けられる。このフランジ部118は、中子120を構成する支柱保持部材122に形成され、貫挿孔88の一部をなす保持孔124に収容される。すなわち、支柱保持部材122は、支柱96に加えて振動伝達部材116を保持する。
貫挿孔88の内壁と振動伝達部材116との間には、保持孔124の内壁とフランジ部118との間も含め、0.01〜0.1mm程度の遊びが形成される。従って、振動伝達部材116は、貫挿孔88及び前記遊挿孔114内で揺動及び回転動作が可能である。
振動伝達部材116の上端部は、貫挿孔88から露呈して突出する。その上端面は、支柱96に保持された微細振動機100の振動子98の下端面に対し、所定間隔で離間して対向する。
この場合、弁ボディ10を得るための鋳造作業時、微細振動機100が付勢されると、振動子98が予め設定された所定の周期で上下動する。この際、振動子98の下端面が振動伝達部材116の上端面に対して当接ないし離間する。これが繰り返されることにより、振動伝達部材116に所定の周波数(例えば、100〜数百Hz)の振動が付与される。
振動子98と振動伝達部材116が所定間隔で離間していることから、振動子98が振動伝達部材116に当接する際に衝突エネルギが発生する。振動伝達部材116には、この衝突エネルギが付加された所定の周波数の振動が付与されていると推察される。
振動伝達部材116と貫挿孔88の内壁との間、及び遊挿孔114の内壁との間には遊びが形成されているので、振動伝達部材116は、直径方向に揺動することや、円周方向に沿って回転動作することが可能である。この動作による振動は、鋳抜きピン112にも伝達される。
鋳抜きピン112と段付孔80の内壁との間にも遊びが形成されているので、該鋳抜きピン112は、振動伝達部材116から振動が伝達されることに伴って振動する。振動が付与された鋳抜きピン112は、直径方向に揺動することや、円周方向に沿って回転動作することが可能である。
この際、鋳抜きピン112の遊挿孔114の内壁と、振動伝達部材116の外周との間に隙間(遊び)が形成されているので、振動による摺動摩擦熱が発生する。これにより、鋳抜きピン112を発熱させることが可能となる。その結果、鋳抜きピン112の周囲における湯廻り性をさらに良好とすることができる。
次に、上記と同様に給湯口から所定量の溶湯66がプランジャスリーブ64内に導入された後、図示しない射出シリンダの作用下にプランジャチップ70が溶湯66を押圧する方向に摺動する。これにより、プランジャスリーブ64内に供給された溶湯66がプランジャチップ70によって押し出されるとともに、ランナ72に案内されてキャビティ60に到達する。
キャビティ60内に供給された溶湯66は、その後、凝固によって固化する。その結果、キャビティ60の形状に対応する形状の弁ボディ10が得られる。鋳抜きピン112に対応する部位には、弁孔14が形成される。
この場合、キャビティ60に鋳抜きピン112が進入している。従って、鋳抜きピン囲繞部位には、上記のようにして振動する鋳抜きピン112から振動が伝播される。加えて、鋳抜きピン112に形成された遊挿孔114の開口した先端から、振動伝達部材116が前進(鋳抜きピン112からの突出)・後退(鋳抜きピン112内への進入)を繰り返す。振動伝達部材116は、この際、鋳抜きピン囲繞部位に当接・離間する。このことによっても、鋳抜きピン囲繞部位に振動が伝播する。
振動伝達部材116及び鋳抜きピン112が直径方向に沿って揺動することや、円周方向に沿って回転動作することが容易であるため、振動は、特に、鋳抜きピン112の直径方向ないし周回方向に対して伝播し易い。なお、振動付与は、型開きがなされるまで継続される。
このようにして振動が伝播する結果、弁孔14の内壁が、金属光沢を示し、且つ作動油の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳巣や湯皺等(鋳造不良)が認められない鋳肌として形成される。この鋳肌には、軸方向(鋳抜きピン112の抜き方向)に対して直交する方向に複数個の筋44(図3参照)が形成される。
従って、弁孔14の内壁(鋳肌)に対して研削加工等を施すことなく、弁部材を収容する弁孔14として機能させることができる。すなわち、研削加工を行う必要は特にない。この分、弁ボディ10、ひいてはスプール弁12を得るまでの工程数が低減する。このため、コストの低廉化を図ることもできる。
さらに、鋳肌から深さ方向1mmにわたる範囲にも、作動油の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳巣や湯皺等(鋳造不良)が認められない。また、鋳肌の最大表面粗さは1.5μmである。
溶湯66中の鋳抜きピン囲繞部位に振動が付与されると、上記と同様にキャビティーション現象によって溶湯66中の気泡が微細化されるとともに、気泡が振動源(鋳抜きピン112及び振動伝達部材116)から離れる方向に移動する。この結果、鋳抜きピン囲繞部位(弁孔14の内壁)周辺の内部層は、作動油等の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳造不良が認められない健全層として形成される。微細化された気泡は、φ0.1mm程度のサイズとなっている。
なお、遊挿孔114を貫通したものとして形成する必要は特にない。すなわち、図6に示すように、有底穴としての遊挿孔126が形成された鋳抜きピン128を採用し、前記遊挿孔126内で振動伝達部材116を振動させるようにしてもよい。
この場合、振動した振動伝達部材116は、鋳抜きピン128の底壁に対して当接又は離間を繰り返す。これに伴い、振動が鋳抜きピン128に伝播し、さらに、鋳抜きピン囲繞部位に伝播する。これにより、上記と同様の鋳肌からなる内壁を有する弁孔14が形成される。
又は、例えば、図7に示すように、段付孔80に収容された中実の鋳抜きピン130の頭部84の上端面に対し、振動伝達部材132の下端面を当接させるようにしてもよい。
なお、上記した実施の形態では、周波数が100〜数百Hz程度である機械的振動を付与するようにしているが、超音波振動を付与するようにしてもよいことは勿論である。この場合、微細振動機100に代替して超音波振動機を採用すればよい。そして、超音波振動機の振動子先端と、振動伝達部材90、116、132の上端面とが離間せずに当接接触した状態で振動を付与すればよい。
また、上記した実施の形態では、弁孔14の内壁に対して研削加工を施すことを割愛する場合を例示している。換言すれば、鋳肌そのものを内壁としている。しかしながら、必要に応じ、鋳肌に対して研削加工を行い、内部を露呈させて新たな内壁とするようにしてもよい。
振動を付与することで得られた弁孔14では、上記したように、内壁(鋳肌)から深さ1mm程度まで、作動油の漏洩の原因となる程度のサイズの鋳造不良が認められない健全層である。このため、例えば、鋳肌から深さ0.5mm程度までを除去するような研削加工を行えば、該健全層が新たな表面(加工面)、すなわち、健全面として露呈するとともに、該加工面から深さ0.5mmに至る内部が健全層となる。すなわち、この場合においても、作動油が漏洩すること等を回避することができる。
さらに、上記のようにして得られる鋳造品は、振動が付与された鋳抜きピン46等によって形成された内孔を有するものであればよく、スプール弁12の弁ボディ10に特に限定されるものではない。鋳造品の別の例としては、アクチュエータのボディが挙げられる。この場合、内孔は、例えば、ピストンの摺動孔である。
また、さらに別の例としては、スロットルボディやキャブレタのボディが挙げられる。この場合、内孔は吸気道であり、内在物は空気又は混合気である。
10…弁ボディ 12…スプール弁
14…弁孔 18…スプール
34…調圧スプリング 36…入力ポート
38…出力ポート 40…ドレインポート
42…作動油供給ポート 44…筋
46、112、128、130…鋳抜きピン 50、110…鋳造金型装置
51…振動装置 52…固定金型
54…可動金型 56…第1入子
58…第2入子 60…キャビティ
64…プランジャスリーブ 66…溶湯
70…プランジャチップ 74…ピン保持部材
76、122…支柱保持部材 78、120…中子
90、116、132…振動伝達部材 98…振動子
100…微細振動機 114…遊挿孔

Claims (4)

  1. 少なくとも一端が開口した内孔が形成された鋳造品を得るための鋳造金型装置であって、
    有底の遊挿孔が形成されて前記内孔を形成するための鋳抜きピンと、
    振動を発生する振動発生手段と、
    キャビティを形成する金型に支持されるとともに前記遊挿孔に挿入され、前記振動発生手段で発生した振動を前記鋳抜きピンに伝達するための振動伝達部材と、
    を備え
    前記振動発生手段は振動子を有し、
    前記振動子が前記振動伝達部材に対して当接又は離間を繰り返すことにより、前記振動伝達部材を介して前記鋳抜きピンに振動を伝達することを特徴とする鋳造金型装置。
  2. 請求項1記載の鋳造金型装置において、溶湯に圧力を付加して前記キャビティに導入する高圧鋳造を行う高圧鋳造金型装置であることを特徴とする鋳造金型装置。
  3. 少なくとも一端が開口した内孔が形成された鋳造品を得る鋳造方法であって、
    内孔を形成するための鋳抜きピンが進入したキャビティを形成する工程と、
    前記キャビティに溶湯を導入する工程と
    振動子を有する振動発生手段にて発生した振動を、前記キャビティを形成する金型に支持されるとともに前記鋳抜きピンに形成された有底の遊挿孔に挿入された振動伝達部材び前記鋳抜きピンを介して前記キャビティ内の前記溶湯に付与する工程と、
    を有し、
    前記振動を、前記振動子が前記振動伝達部材に対して当接又は離間を繰り返すことにより、前記振動伝達部材を介して前記鋳抜きピンに伝達することを特徴とする鋳造方法。
  4. 請求項記載の鋳造方法において、溶湯に圧力を付加して前記キャビティに導入する高圧鋳造を行うことを特徴とする鋳造方法。
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