JP2000094114A - 金型装置 - Google Patents

金型装置

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JP2000094114A
JP2000094114A JP10263555A JP26355598A JP2000094114A JP 2000094114 A JP2000094114 A JP 2000094114A JP 10263555 A JP10263555 A JP 10263555A JP 26355598 A JP26355598 A JP 26355598A JP 2000094114 A JP2000094114 A JP 2000094114A
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mold
product
core
rod
hot water
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JP10263555A
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English (en)
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Kozo Tokuchin
洸三 徳珍
Shinsuke Araki
慎輔 荒木
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 金型装置1は、可動金型2と固定金型3
とを備えており、それらの凹部2B,3Bによって空間
部5を形成している。この空間部5内に湯4を供給して
製品6を鋳造するようにしている。可動金型2には、バ
イブレーションシリンダ13を取り付けてあり、そのロ
ッド14を中子12として用いている。空間部5内に湯
4を供給して中子12の周囲の湯4が凝固するまでと、
両金型2、3を分離させる際にロッド14を振動させる
ようにしている。 【効果】 両金型2,3および中子12としてのロッド
14に、製品を取り出すための抜け勾配を設ける必要が
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金型装置に関し、より詳
しくは、複数の金型によって構成した空間部に湯を供給
して製品を鋳造するようにした金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の金型によって構成される空
間部に湯を供給して製品を鋳造するようにした金型装置
は知られている。このような従来の装置では、湯が凝固
した後に上記各金型を分離させて、金型に付着した製品
を取り出すようにしている。上述したように、従来で
は、鋳造後に金型を分離させて製品を取り出す際には、
製品は、該製品を形成する主要な凹部を備えた金型に付
着した状態となっている。そこで、従来では、その製品
を形成する主要な凹部を備えた金型は、製品を形成する
主要な凹部に、抜き取り方向の後方側が拡径するような
抜け勾配を形成するようにしている。このような抜け勾
配を形成することにより、金型に付着した状態の製品
を、比較的円滑に抜き取ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、製品を形成する主要な凹部を備えた金型に抜け勾
配を形成する必要があったので、金型の設計が煩雑にな
り、かつ製造コストも高くなるという欠点があった。そ
こで、従来から抜け勾配を設ける必要がない金型装置が
要望されていたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、複数の金型によって構成される空間部に湯を
供給して製品を鋳造するようにした金型装置において、
上記複数の金型のうち、少なくともそれらを分離させる
際に製品が付着している金型を振動させる振動機構を設
けたものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、湯が凝固した後に複
数の金型を分離させる際に製品が付着している金型を振
動機構によって振動させることができる。このように振
動機構によって金型およびそれに付着した製品を振動さ
せることにより、製品を金型から容易に分離させること
ができる。そのため、金型に製品を抜き取るための抜け
勾配を設ける必要がない。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、金型装置1は、左方側に位置して左
右方向に移動可能な可動金型2と、右方側に位置して図
示しないフレームに固定して設けた固定金型3とを備え
ている。可動金型2は、図示しない駆動機構に連結して
あり、この駆動機構に連動して可動金型2が右方側にむ
けて前進されると、可動金型2の右方側の端面2Aが、
対向位置の固定金型3の左方側の端面3Aに当接するよ
うに構成している。これら両金型2,3の対向する端面
2A、3Aには、相互に重合するように所定の形状の凹
部2B,3Bを形成している。これら両金型2,3の凹
部2B,3Bによって湯4が供給される空間部5を構成
している。湯4が空間部5に供給されて凝固すると製品
6が鋳造されるようになっている。固定金型3には、凹
部3Bに連通する貫通孔3Cを形成してあり、またこの
貫通孔3Cに導管7を嵌着してあり、それら貫通孔3C
と導管7の内部空間によっそれ湯道8を構成している。
上記導管7には、湯4を注入するための湯口7Aを形成
するとともに、導管7内には丸棒状の押圧部材11を摺
動自在に嵌合している。上記湯口7Aから導管7内に湯
4を注入し、上記押圧部材11を左方にむけて押し出す
ことにより、湯4を上記空間部5に給送する様にしてい
る。
【0007】しかして、本実施例では、円柱状の中子1
2を用いて製品6に断面円形の貫通孔6Aを形成するよ
うにしているが、この中子12としてバイブレーション
シリンダ13のロッド14を採用したものである。すな
わち、可動金型2には、左方側の端面2Cから右方側の
凹部2Bまで貫通する左右方向の貫通孔2Dを穿設して
いる。この貫通孔2Dに、バイブレーションシリンダ1
3のロッド14を左方側から摺動自在に貫通させてい
る。このロッド14は円柱状に形成してあり、先端部か
ら基部に至るまで外径は同一寸法としている。そして、
バイブレーションシリンダ13の非作動状態において、
上述したように可動金型2を右方側にむけて前進させ
て、可動金型2の端面2Aを固定金型3の端面3Aに当
接させる。これにより、各凹部2B,3Bが重合して空
間部5が構成され、また可動金型2が前進される過程に
おいて、バイブレーションシリンダ13のロッド14の
先端が、その対向位置となる固定金型3の凹部3Bの底
部に当接するように構成している。これにより、図1に
示すように、バイブレーションシリンダ13のロッド1
4が中子12として機能するようになっている。
【0008】この状態となったら、湯口7Aに湯4を注
入し、押圧部材11で押し出して、湯4を空間部5に給
送する。そして、空間部5内に湯4が供給されたら、バ
イブレーションシリンダ13を作動させて中子12とし
てのロッド14を振動させるようにしている。ロッド1
4は、軸方向に微少に往復振動するので、ロッド14の
外周面と接する湯4も振動されることになる。そのた
め、湯4が徐々に凝固する過程において、ロッド14の
外周面とそれに接している湯4とが化学反応を起こした
際に、それらが強固に付着することを防止することでき
る。このようにして、本実施例では、ロッド14の外周
面に接する湯4が完全に凝固するまで、バイブレーショ
ンシリンダ13を作動させて中子12としてのロッド1
4を振動させるようにしている。つまり、ロッド14の
外周面に接する湯4が完全に凝固したら、バイブレーシ
ョンシリンダ13を作動させる。そして、この後、空間
部5内に供給された湯4全体が完全に凝固したら、再
度、バイブレーションシリンダ13を作動させて中子1
2としてのロッド14を振動させ、その状態において、
可動金型2を左方にむけて後退させる。これにより、製
品6およびそれに付着した両金型2,3も振動されるこ
とになり、その状態で、可動金型2と固定金型3とが分
離され、かつ中子12としてのロッド14も後退され
る。これにより、可動金型2の凹部2Bが製品6から離
隔するとともに、中子12としてのロッド14も製品6
の貫通孔から抜き取られるので、製品6は固定金型3の
凹部3Bに付着した状態となる。この後、バイブレーシ
ョンシリンダ13の作動は停止され、他方、固定金型3
の凹部3Bから製品6が取り出される。その際、上述し
たように可動金型2を後退させる以前にバイブレーショ
ンシリンダ13のロッド14を振動させて、製品6およ
び固定金型3にも振動を与えているので、固定金型3の
凹部3Bから製品6を円滑に取り出すことができる。
【0009】本実施例では上述のように構成しているの
で、可動金型2の凹部2Bおよび固定金型3の凹部3B
には、従来必要とされていた抜け勾配は形成しておら
ず、さらに中子12としてのロッド14にも抜け勾配は
設けていない。このように本実施例によれば、従来必要
とされていた金型および中子の抜け勾配を零とすること
ができ、しかも、鋳造後の製品6を円滑に金型から取り
出すことができる。なお、上述したバイブレーションシ
リンダ13の構成そのものは公知のものであり、それに
関する詳細な説明は省略する。
【0010】(第2実施例)次に、図2は本発明の他の
実施例を示したものである。すなわち、上述した第1実
施例では、中子12としてのロッド14を、両金型2,
3の端面2A,3Aと直交するように配置していたが、
この第2実施例では、中子12としてのロッド14を、
固定金型3の端面と平行となるように配置したものであ
る。なお、この図2では固定金型3の断面図のみを表示
している。このような第2実施例の構成であってもあ
り、上記第1実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。なお、上記実施例では、可動金型2を固定金型3か
ら分離させる際に、バイブレーションシリンダ13のロ
ッド14を振動させているが、このロッド14を振動さ
せながら、かつ定速で正逆に回転させるようにしても良
い。また、上記実施例では、バイブレーションシリンダ
13のロッド14を振動させるようにしているが、可動
金型2および固定金型3全体を振動させる振動機構を追
加して、その振動機構によって空間部5内の湯4の凝固
中と両金型2、3を分離させる際に振動させるようにし
ても良い。さらに、上記実施例では、可動金型2および
固定金型3によって金型装置1を構成しているが、3つ
以上の金型によって構成した金型装置1にも本発明を適
用することができる。また、上記湯4としては、金属は
勿論、合成樹脂であってもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金型に製
品を取り出すための抜け勾配を設ける必要がないという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】本発明の第2実施例を示す要部の断面図
【符号の説明】
1 金型装置 2 可動金型 3 固定金型 4 湯 5 空間部 6 製品 13 バイブレーションシリンダ 14 ロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金型によって構成される空間部に
    湯を供給して製品を鋳造するようにした金型装置におい
    て、 上記複数の金型のうち、少なくともそれらを分離させる
    際に製品が付着している金型を振動させる振動機構を設
    けたことを特徴とする金型装置。
  2. 【請求項2】 上記金型のうちの1つの金型には製品に
    貫通孔を形成するための中子を設けてあり、上記振動機
    構は上記中子を振動させることを特徴とする請求項1に
    記載の金型装置。
  3. 【請求項3】 上記振動機構は湯の凝固中に上記金型あ
    るいは上記中子を振動させることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の金型装置。
  4. 【請求項4】 上記振動機構は湯が凝固してから上記金
    型あるいは上記中子を振動させることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の金型装置。
  5. 【請求項5】 上記振動機構はバイブレーションシリン
    ダからなり、上記中子は上記バイブレーションシリンダ
    のロッドからなることを特徴とする請求項2から請求項
    4のそれぞれに記載の金型装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015083543A1 (ja) * 2013-12-06 2015-06-11 株式会社ケーヒン 鋳造金型装置及び鋳造方法

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