JP5068835B2 - 鋳造装置及び鋳造方法 - Google Patents

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Description

合金材の溶湯を型締めした金型のキャビティに射出しダイカスト製品を製造する鋳造装置及び鋳造方法に関するものである。
従来、溶融したアルミニウム系鋳造合金の凝固時に超音波振動を付加し、溶融金属に生成する初晶を微細粒化する結晶組織の制御方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-209487号公報
しかしながら、従来の結晶組織の制御方法にあっては、超音波振動装置の超音波振動ホーンを直接溶湯に挿入して超音波振動を付加する構成となっている。そのため、合金材の溶湯を型締めした金型のキャビティに射出しダイカスト製品を製造する鋳造装置及び鋳造方法に適用することは困難であった。
すなわち、従来の構成において型締めした金型内に形成されたキャビティ内の溶湯に超音波振動を付加するためには、キャビティ内に超音波振動ホーンを挿入することになる。そのため、金型形状やキャビティ形状によっては上記ホーンを挿入できない場合もある。
また、従来の構成では、キャビティ内の溶湯に流動性があるうちにホーンを取り出す必要があるため、取出時間の管理が煩雑になると共に、超音波振動を付加する時間が短くなり、十分な組織微細化効果を得ることができなくなるおそれもあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、合金材の溶湯を型締めした金型のキャビティに射出しダイカスト製品を製造する際に、溶湯に超音波振動を効果的に付加することができる鋳造装置及び鋳造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、合金材の溶湯を型締めした金型のキャビティに射出しダイカスト製品を製造する鋳造装置において、
先端面が前記キャビティの一部を構成すると共に製造したダイカスト製品を前記金型から分離する複数の押出しピンと、
前記複数の押出しピンの全部又は一部を介して、前記キャビティ内の溶湯に超音波振動を付加する超音波振動装置と、
を備えたことを特徴とする。
よって、本発明の鋳造装置では、キャビティの一部を構成する金型部品が超音波振動することで、キャビティ内の溶湯に超音波振動を付加する。このため、キャビティ内の溶湯に超音波振動ホーンを挿入する必要がなくなり、合金材の溶湯を金型のキャビティに射出する鋳造装置であっても、溶湯に効果的に超音波振動を付加することができる。また、キャビティ内の溶湯の流動性に拘らず超音波振動を付加することができるため、振動付加時間が短縮するおそれもない。
このように、合金材の溶湯を型締めした金型のキャビティに射出しダイカスト製品を製造する際に、溶湯に超音波振動を効果的に付加することができる。
実施例1の鋳造装置を示す全体構造図である。 実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(a)は溶湯汲み上げ手順を示し、(b)は溶湯搬送手順を示す。 実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(c)は溶湯注入手順を示し、(d)は溶湯射出手順を示す。 実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(e)は溶湯凝固手順を示す。 実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(f)は型開き手順を示し、(g)は製品離型手順を示す。 アルミニウム-シリコン合金の状態図である。 ダイカスト製品におけるデンドライトサイズと引張り強さとの関係特性を示す図である。 デンドライトの微細化状態を示す説明図であり、(a)は多数のデンドライトが生成した場合を示し、(b)は生成したデンドライトが粉砕した場合を示す。 (a)は加振停止してから完全凝固するまでの時間とデンドライトサイズとの関係特性を示す図であり、(b)はホーンからの距離とデンドライトサイズとの関係特性を示す図である。 実施例2の鋳造装置を示す全体構造図である。 実施例2の鋳造装置における振動制御部が有する制御マップの一例であり、(a)は溶湯温度に応じた制御マップであり、(b)は溶湯粘度に応じた制御マップである。 実施例3の鋳造装置を示す全体構造図である。
以下、本発明の鋳造装置及び鋳造方法を実施するための形態を、図面に示す実施例1から実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の鋳造装置を示す全体構造図である。
実施例1の鋳造装置1は、図1に示すように、水平方向に溶湯Xを射出する横型ダイカストマシンであり、ラドル10と、プランジャスリーブ20と、金型30と、超音波振動装置100と、を備えている。
ラドル10は、合金材の溶融金属である溶湯Xを、保持炉2(図2A(a)参照)から一定量汲み上げ、プランジャスリーブ20の給湯口21aまで運搬して注湯するものである。このラドル10は、保持炉2から溶湯Xを汲み取った後、プランジャスリーブ20の給湯口21aの上方まで移動し、角度を傾けて徐々に溶湯Xをプランジャスリーブ20内に注ぎ込むように構成されている。
なお、合金材は、ここではアルミニウムにシリコンを含んだアルミニウム合金である。保持炉2では、シリコンを含んだアルミ合金を溶湯Xの状態で保持している。
プランジャスリーブ20は、給湯口21aから注ぎ込まれた溶湯Xを金型30の中に高圧力を加えて圧入、すなわち射出するものである。このプランジャスリーブ20は、金型30に固定されたスリーブ21と、スリーブ21内を摺動するプランジャー22と、を有している。
スリーブ21は、両端が開放した中空の筒形状を呈しており、金型30から突出した端部近傍に上方に開放した給湯口21aが形成されている。なお、このスリーブ21は、金型30の後述する湯道部31aに連通するように配置されている。
プランジャー22は、スリーブ21に嵌合するプランジャチップ22aと、このプランジャチップ22aを摺動するプランジャロッド22bと、を有している。ここで、プランジャロッド22bは、油圧又は電動で伸縮作動する図示しない射出シリンダーによって駆動され、プランジャチップ22aと一体的にスリーブ21の軸方向に沿って出入りする。
金型30は、固定型31と、可動型32と、を有し、可動型32が固定型31に近接して型締めされたときに、各型31,32の合わせ面に形成された凹凸によりキャビティ33及びゲート34が形成される。
固定型31は、固定盤35に固定されている。この固定盤35には、スリーブ21が挿入固定される貫通孔が形成されている。そして、固定型31には、ゲート34とスリーブ21を連通する湯道部31aが形成されている。
可動型32は、固定盤35に対して近接離反する可動盤36に固定され、可動盤36と一体的に移動可能となっている。さらに、この可動型32には、複数の押出しピン37,…が設けられている。
各押出しピン37は、キャビティ33に溶湯Xを射出して製造されたダイカスト製品を金型30から分離するものである。各押出しピン37は、それぞれ可動型32を貫通すると共に、先端面37aがキャビティ33内に臨み、この先端面37aによってキャビティ33の一部を構成する。そして、各押出しピン37の基端部37bは、キャビティ33とは反対側の位置に設けられた押出し板38に固定されている。この押出し板38は、駆動機構38aによってキャビティ33に対して離接動するものであり、複数の押出しピン37,…を一斉に可動型32から出没させる。
超音波振動装置100は、超音波振動を発生する超音波振動子101と、この超音波振動子101を制御する振動制御部102と、を備えている。そして、超音波振動子101は、押出し板38の上部と下部にそれぞれ取り付けられ、押出し板38ごと複数の押出しピン37,…を一斉に振動させる。
すなわち、可動型32に設けた複数の押出しピン37,…が、超音波振動を発生する超音波振動装置100との連動によって超音波振動させる金型部品となる。なお、各押出しピン37の先端面37aが超音波振動を放射する振動放射面となっている。
さらに、ここでは、超音波振動装置100の超音波振動子101は、キャビティ33内への溶湯Xの射出開始から、この溶湯Xが固相線温度以上に保たれている間の時間を最大時間として超音波振動を発生する。このとき、各押出しピン37は、超音波振動子101によって超音波振動させられるため、キャビティ33内への溶湯Xの射出開始から、この溶湯Xが固相線温度以上に保たれている間の時間を最大時間として、キャビティ33内の溶湯Xに超音波振動を付加するようになっている。すなわち、振動制御部102は、図示しない温度センサによって検出されたキャビティ33内の溶湯温度が固相線温度以上の間、超音波振動子101が超音波振動を発生するように制御する。
次に、実施例1の鋳造方法について説明する。
図2Aは、実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(a)は溶湯汲み上げ手順を示し、(b)は溶湯搬送手順を示す。図2Bは、実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(c)は溶湯注入手順を示し、(d)は溶湯射出手順を示す。図2Cは、実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(e)は溶湯凝固手順を示す。図2Dは、実施例1における鋳造方法を示す説明図であり、(f)は型開き手順を示し、(g)は製品離型手順を示す。
実施例1の鋳造方法では、予め金型30の可動型32を固定型31に近接させ、各型31,32の合わせ面にキャビティ33及びゲート34を形成しておく。また、保持炉2内には、合金材の溶湯Xを貯蔵しておく。
溶湯汲み上げ手順では、図2A(a)に示すように、ラドル10を水平状態から傾けて保持炉2内に浸漬し、ラドル10内に必要な溶湯量を取り入れた後、ラドル10を再び傾けて水平状態に戻し、保持炉2から引上げる。
溶湯運搬手順では、図2A(b)に示すように、溶湯汲み上げ手順で汲み上げた溶湯Xをラドル10内に保持したまま、このラドル10をプランジャスリーブ20の給湯口21a上方まで移動し、溶湯Xを運搬する。
溶湯注入手順では、図2B(c)に示すように、ラドル10の吐出口10aを給湯口21aに合わせ、ラドル10を傾けて溶湯Xをプランジャスリーブ20のスリーブ21内に注ぎ込む。所定量の溶湯Xを注ぎ入れたら、ラドル10を再び傾けて水平状態に戻し、保持炉2の上方に移動させて次のショットに備える。このとき、プランジャー22は、スリーブ21の端部位置に後退している。
なお、この溶湯注入手順が、溶湯Xをプランジャスリーブ20に注入する注入工程に相当する。
溶湯射出手順では、図2B(d)に示すように、溶湯注入手順での注湯が完了すると、即座に図示しない射出シリンダーによってプランジャロッド22bが駆動され、これに連結したプランジャチップ22aと共に高速で前進する。これにより、スリーブ21内の溶湯Xは、固定型31の湯道部31a、ゲート34を順に通り、キャビティ33内に射出充填される。
一方、この射出開始と同時に超音波振動装置100の振動制御部102はONとなり、超音波振動子101を駆動する。これにより、押出し板38ごと複数の押出しピン37,…が振動し、各押出しピン37の先端面37aから超音波振動が増幅放射される。
このとき、各押出しピン37の各先端面37aがキャビティ33内に臨んでいるので、この先端面37aがキャビティ33内に射出された溶湯Xに接触し、この溶湯Xに超音波振動が付加される。
溶湯凝固手順では、図2C(e)に示すように、超音波振動子101を駆動しつづけ、各押出しピン37の先端面37aから超音波振動が増幅放射している状態でキャビティ33内の溶湯Xが凝固するまで所定時間型締めする。なお、超音波振動装置100は、図示しない温度センサによって検出された溶湯温度が、合金材の固相線温度を下回った時点で停止する。
この溶湯射出手順及び溶湯凝固手順が、超音波振動を付加しながら、注入工程で注入された溶湯Xをキャビティ33内に射出し、凝固させてダイカスト製品を製造する加振ダイカスト製造工程に相当する。
型開き手順では、図2D(f)に示すように、可動型32を固定型31から離間するように移動させ、型開きを行う。このとき、溶湯Xが凝固してできたダイカスト製品Yは、可動型32側に密着した状態で、可動型32と共に移動する。
製品離型手順では、図2D(g)に示すように、押出し板38をキャビティ33側に移動させ、複数の押出しピン37,…は一斉に可動型32から突出する。これにより、ダイカスト製品Yは可動型から分離し、排出される。
次に、作用を説明する。
まず、「ダイカスト製品の特性」の説明を行い、続いて、実施例1の鋳造装置における作用を、「超音波振動付加作用」、「デンドライト増加作用」、「デンドライト破砕作用」、「鋳造方法における特徴的作用」に分けて説明する。
[ダイカスト製品の特性]
図3は、アルミニウム-シリコン合金の状態図である。図4は、ダイカスト製品におけるデンドライトサイズと引張り強さとの関係特性を示す図である。図5は、デンドライトの微細化状態を示す説明図であり、(a)は多数のデンドライトが生成した場合を示し、(b)は生成したデンドライトが粉砕した場合を示す。図6は、(a)は加振停止してから完全凝固するまでの時間とデンドライトサイズとの関係特性を示す図であり、(b)はホーンからの距離とデンドライトサイズとの関係特性を示す図である。
図3において、Ta-C曲線は液相線であり、D-C直線は固相線である。また、アルミニウム-シリコン合金は、液相線温度以上では液相になり、固相線温度以下では固相になり、液相線温度と固相線温度の間では液相と固相が共存(固液共存相)する。
一般的に、シリコン含有率がC点未満のアルミニウム合金からなるダイカスト製品の組織は、初晶α-Al固溶体のデンドライト結晶(以下、デンドライトという)と、共晶とで構成されている。
シリコンの配合割合がA%のアルミニウム-シリコン合金は、図3に示す点aでは、液相線温度以上であるため液相、いわゆる溶湯Xの状態になる。このとき、デンドライト及び共晶はいずれも生成していない。
そして、温度を下げていくと、点aは次第に下がっていき、液相線温度を下回るとデンドライトが生成し始める。そして、生成したデンドライトは、合金温度の低下と共に成長して次第に大きくなる。このとき生成する結晶はデンドライトのみである。
さらに温度を下げ、点aが固相線温度を下回ると、α-Al結晶とSi結晶との共晶がデンドライトの間に生成する。このとき生成する結晶は共晶であり、デンドライトの成長は停止する。
このように、アルミニウム合金では、デンドライトが最初に生成し、その後共晶が生成する。このため、最初に生成するデンドライトが微細なものであれば、その後に生成する共晶も同様に微細化する。すなわち、デンドライトの大きさが凝固後の結晶粒の大きさを決めることになる。
ここで、ダイカスト製品では、凝固組織(鋳造組織)が微細で均一なほど製品強度や靭性等の機械的性質が高くなることが知られている。したがって、凝固後の結晶粒の大きさを決めるデンドライトが微細であるほど、機械的性質は向上する(図4参照)。
このデンドライトを微細にするには、第一に、デンドライトの生成数を増すことにより、個々のデンドライトの成長を抑えて小さいままにすることが考えられる(図5(a)参照)。また、第二に、生成したデンドライトを破砕することにより、デンドライトサイズを縮小することが考えられる(図5(b)参照)。
デンドライトの生成数を増加するには、デンドライト生成前ないしはデンドライトの生成中の溶湯に超音波振動を付加し、溶湯内に無数のキャビテーションを発生させる。このキャビテーションがデンドライト生成を促進させる。
また、生成したデンドライトを破砕するには、デンドライト生成後の溶湯に超音波振動を付加し、超音波振動による振動をデンドライトに伝達する。この振動でデンドライトが破砕されて微細化する。なお、共晶が生成する固相線温度以下では、破砕したデンドライトを分散させることができないため、破砕効果を得ることはできない。
さらに、超音波振動を付加したことによる振動効果は、永続的ではない。つまり、溶湯への超音波振動の付加を停止した後、この溶湯が完全凝固するまでの間に時間がかかると、経過時間に比例して振動効果が薄れてしまい、生成するデンドライトサイズは大きなものとなる(図6(a)参照)。
また、溶湯内においてホーンから放出される超音波振動が伝達される範囲には限界があり、振動効果はホーンからの距離が近いほうが高くなる。つまり、ホーンからの距離が遠いほど、溶湯内に生成するデンドライトサイズは大きなものとなる(図6(b)参照)。
[超音波振動付加作用]
実施例1の鋳造装置1では、超音波振動を発生する超音波振動装置100との連動によって超音波振動させる金型部品となる複数の押出しピン37,…を設け、この金型部品(複数の押出しピン37,…)は、キャビティ33の一部を構成すると共に、キャビティ33内の溶湯に接触して超音波振動を付加する。
このため、超音波振動を伝達する超音波ホーンをキャビティ33内に挿入しなくても、キャビティ33内の溶湯Xが凝固する際に超音波振動を付加することができる。つまり、キャビティ33の一部を金型部品である押出しピン37の先端面37aで構成することで、キャビティ33を区画する面から超音波振動が放射されることとなる。
この結果、金型形状やキャビティ形状に拘らず、キャビティ33内に超音波振動を放射することができる。また、超音波ホーンを溶湯から取り出す必要もないため、ホーン取出時間管理が不要になると共に、溶湯Xの流動性がなくなっても超音波振動を付加することができて、超音波付加時間を十分に確保することができる。
特に、実施例1の鋳造装置1では、ダイカスト製品Yを金型30から分離する押出しピン37を金型部品としている。このため、金型30にキャビティ33を構成する金型部品を新たに設ける必要がなく、構造が簡易なものとなる。
[デンドライト増加作用]
実施例1の鋳造装置1では、超音波振動装置100によって超音波振動させる押出しピン37が、キャビティ33への溶湯Xの射出と同時に振動し始める。
すなわち、実施例1の鋳造装置1では、キャビティ33に射出され、キャビティ33内に充填しつつある溶湯Xに超音波振動を付加することになる。ここで、キャビティ33に射出される溶湯Xの温度は、液相線温度の近傍の値になっている。そのため、デンドライト生成直前の溶湯X中にキャビテーションを多数生成することができる。そして、キャビテーションが消滅する前に溶湯Xの温度が液相線温度以下になるので、これら多数のキャビテーションを核とする多数のデンドライトの生成を促進することができる。この結果、生成するデンドライトの成長を抑えて小さいままにすることができ、結晶組織の微細化を図ることができる。
[デンドライト破砕作用]
実施例1の鋳造装置1では、超音波振動装置100によって超音波振動させる押出しピン37が、キャビティ33内へ射出された溶湯Xが固相線温度以上に保たれている間、超音波振動を付加する。
このため、キャビティ33内に射出された溶湯Xの温度が低下し、固相線温度近傍となっても、つまり、多数のデンドライトが生成した状態であっても、押出しピン37,…から溶湯Xに超音波振動を付加することとなる。これにより、生成した多数のデンドライトに超音波振動が付加されることとなる。そして、超音波振動が付加されたデンドライトは破砕されてさらに微細な結晶となり、結晶組織の微細化を図ることができる。
特に、ダイカスト製品の製造工程では、溶湯Xのうち、キャビティ33に接触している部分が急速に冷却するため、このキャビティ33に接触した部分に組織が密で硬いチル層ができやすい。そこで、溶湯Xの温度が固相線温度近傍になっても超音波振動を付加することで、キャビティ33に接触してできたチル層を破壊、剥離することができ、結晶組織の微細化を促進することができる。
さらに、超音波振動を付加する時間を、溶湯Xの射出開始から、溶湯温度が固相線温度以上に保たれている間を最大時間に設定すれば、デンドライトの破砕を効果的に行うことができる間、確実に超音波振動を付加することになる。このため、結晶組織の微細化を効果的に行うことができて、省エネルギーとなる。
[鋳造方法における特徴的作用]
実施例1の鋳造方法では、上述のように、超音波振動を付加しながら、プランジャスリーブ20に注入された溶湯Xをキャビティ33内に射出し、凝固させてダイカスト製品を製造する加振ダイカスト製造工程に相当する、溶湯射出手順及び溶湯凝固手順を有している。
そのため、凝固直前の溶湯Xに加振することができ、振動効果が高い間に溶湯Xを凝固することができて、結晶組織の微細化を図ることができる。つまり、超音波振動の付加によって生成したキャビテーションを核として、デンドライトの生成を促進することができる。この結果、デンドライト数を増加させることができて、個々のデンドライトの成長を抑制し、結晶組織が微細化する。
さらに、実施例1の鋳造方法では、キャビティ33内への溶湯Xの射出開始から、この溶湯Xが固相線温度以上に保たれている間、超音波振動を付加し続けている。これにより、溶湯X内に生成したデンドライトに超音波振動を付加することができ、デンドライトを破砕して微細化することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の鋳造装置及び鋳造方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 合金材の溶湯Xを型締めした金型30のキャビティ33に射出しダイカスト製品Yを製造する鋳造装置1において、超音波振動を発生する超音波振動装置100との連動によって超音波振動させる金型部品(押出しピン37)を設け、前記金型部品(押出しピン37)は、前記キャビティ33の一部を構成すると共に、前記キャビティ33内の溶湯に接触して超音波振動を付加する構成とした。
このため、金属材の溶湯Xを型締めした金型30のキャビティ33に射出しダイカスト製品Yを製造する際に、溶湯Xに超音波振動を効果的に付加することができる。
(2) 前記金型部品は、製造したダイカスト製品Yを前記金型30から分離する押出しピン37とする構成とした。
このため、上記(1)に記載の効果に加え、にキャビティ33を構成する金型部品を新たに設ける必要がなく、金型形状やキャビティ形状に拘らず簡易な構造で超音波振動を付加することができる。
(3) 前記金型部品は、前記キャビティ内への前記溶湯の射出開始から、該溶湯が固相線温度以上に保たれている間の時間を最大時間として超音波振動を付加する構成とした。
このため、上記(1)又は(2)に記載の効果に加え、多数のデンドライトの生成を促進すると共に、生成したデンドライトを破砕して更なる組織の微細化を行うことができる。また、デンドライトの破砕を効果的に行うことができる間だけ超音波振動を付加することになり、結晶組織の微細化を効果的に行うことができて、省エネルギーとなる。
(4) 合金材の溶湯を金型に射出しダイカスト製品を製造する鋳造方法において、前記溶湯Xをプランジャスリーブ20に注入する注入工程(図2B(c))と、超音波振動を付加しながら、前記注入工程で注入された前記溶湯をキャビティ内に射出し、凝固させてダイカスト製品を製造する加振ダイカスト製造工程(図2B(d),図2C(e))と、を有する構成とした。
このため、多数のデンドライトの生成を促進すると共に、生成したデンドライトを破砕して更なる組織の微細化を行うことができる。
(5) 前記加振ダイカスト製造工程(図2B(d),図2C(e))は、前記キャビティ33内への前記溶湯Xの射出開始から、該溶湯Xが固相線温度以上に保たれている間、前記超音波振動を付加し続ける構成とした。
このため、上記(4)に記載の効果に加え、デンドライトの破砕を効果的に行うことができる間だけ超音波振動を付加することになり、結晶組織の微細化を効果的に行うことができて、省エネルギーとなる。
実施例2は、複数の押出しピン37を、キャビティ33内の溶湯状態を示す溶湯パラメータに応じて選択的に超音波振動させるものである。
まず、構成を説明する。
図7は、実施例2の鋳造装置を示す全体構造図である。
この実施例2の鋳造装置1Aでは、複数の押出しピン37,…のそれぞれに超音波振動子101を取り付けると共に、各超音波振動子101が振動制御部102により個々にON/OFF制御されるようになっている。
そして、振動制御部102には、キャビティ33内の溶湯温度を検出する温度センサ103の検出値と、キャビティ33内の溶湯粘度を検出する粘度センサ104の検出値と、がそれぞれ入力される。
さらに、振動制御部102は例えば図8(a),(b)に示す制御マップを有しており、溶湯状態を示す溶湯パラメータである温度センサ103及び粘度センサ104の検出値に応じて複数の超音波振動子101,…を選択的にONし、複数の押出しピン37,…を選択的に超音波振動させる。
つまり、この振動制御部102は、溶湯温度がα〜βの間であれば、複数の超音波振動子101,…のうちNo.1〜3をON制御し、No.4をOFF制御する。これにより、No.1〜3の超音波振動子101が取り付けられた押出しピン37だけが超音波振動して、この振動する押出しピン37の先端面37a近傍の溶湯Xにのみ超音波振動を付加することができる。
また、この振動制御部102は、溶湯粘度がγ以上であれば、複数の超音波振動子101,…のうちNo.2,3をON制御し、No.1,4をOFF制御する。これにより、No.2,3の超音波振動子101が取り付けられた押出しピン37だけが超音波振動して、この振動する押出しピン37の先端面37a近傍の溶湯Xにのみ超音波振動を付加することができる。
なお、溶湯粘度はデンドライトが生成するほど高くなる傾向がある。このため、この溶湯粘度に応じて複数の押出しピン37,…を選択的に超音波振動させることとは、溶湯Xにおける結晶組織の状態に応じて複数の押出しピン37,…を選択的に超音波振動させることとなる。
次に、効果を説明する。
実施例2の鋳造装置1Aにあっては、上述の(1)〜(3)の効果に加え、下記に挙げる効果を得ることができる。
(6) 前記金型部品(押出しピン37)を複数設け、前記超音波振動装置100は、前記複数の金型部品(複数の押出しピン37,…)をキャビティ内の溶湯状態を示す溶湯パラメータ(溶湯温度、溶湯粘度)に応じて選択的に超音波振動させる構成とした。
このため、超音波振動が必要な部分に選択的に振動を付加することができ、振動効果の向上を図ると共に、省エネルギーとなる。
実施例3は、押出しピン37を、製造するダイカスト製品Yでの強度必要箇所に接触する位置に設けたものである。
まず、構成を説明する。
図9は、実施例3の鋳造装置を示す全体構造図である。
この実施例3の鋳造装置1Bでは、複数の押出しピン37,…を、この鋳造装置1Bで製造するダイカスト製品内で比較的高い機械的特性が必要な箇所に対応して設けている。
つまり、押出しピンは成形品を金型から分離する目的で金型に設けられるため、成形品を押圧しやすく、設定しやすい位置に設けることが一般的であるのに対し、実施例3の鋳造装置1Bでは、製造するダイカスト製品内で比較的高い機械的特性が必要な箇所に超音波振動する押出しピン37を設けた。そのため、押出しピン37による超音波振動付加効果で、ダイカスト製品内で比較的高い機械的特性が必要な箇所に多数のデンドライトの生成を促進すると共に、生成したデンドライトを破砕して微細化することができる。
次に、効果を説明する。
実施例3の鋳造装置1Bにあっては、上述の(1)〜(3)の効果に加え、下記に挙げる効果を得ることができる。
(7) 前記金型部品(押出しピン37)は、製造するダイカスト製品内で比較的高い機械的特性が必要な箇所に対応する位置に設ける構成とした。
このため、ダイカスト製品内で比較的高い機械的特性が必要な箇所に多数のデンドライトの生成を促進すると共に、生成したデンドライトを破砕して微細化することができ、高い機械的特性が必要な部分における機械的特性を確実に向上させることができる。
以上、本発明の鋳造装置及び鋳造方法を実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜実施例3では、鋳造装置を水平方向に溶湯Xを射出する横型ダイカストマシンとしたが、これに限られず、例えば鉛直方向に溶湯Xを射出する縦型ダイカストマシンであってもよい。
また、実施例1〜実施例3における鋳造装置では、保持炉2とプランジャスリーブ20とが分離したコールドチャンバー方式であるが、保持炉の溶湯中にプランジャスリーブが沈んでいるホットチャンバー方式のものであってもよい。
さらに、実施例1における合金材として、アルミニウム−シリコン合金としたがこれに限られず、マグネシウム合金、亜鉛合金、銅合金等の各種ダイカスト用合金であってもよい。
上記いずれの場合であっても、超音波振動を発生する超音波振動装置によって超音波振動させる金型部品を設け、この金型部品によって、キャビティの一部を構成すると共に、キャビティ内の溶湯に接触して超音波振動を付加することで、結晶組織が微細化したダイカスト製品を製造することができる。
そして、実施例1〜実施例3の鋳造装置では、複数の押出しピン37,…を超音波振動する金型部品としたが、例えば可動型全体を超音波振動することでキャビティ内の溶湯に超音波振動を付加してもよい。
1 鋳造装置
2 保持炉
10 ラドル
20 プランジャスリーブ
21 スリーブ
21a 給湯口
22 プランジャー
22a プランジャチップ
22b プランジャロッド
30 金型
31 固定型
32 可動型
33 キャビティ
34 ゲート
37 押出しピン(金型部品)
100 超音波振動装置
101 超音波振動子
102 振動制御部
X 溶湯
Y ダイカスト製品

Claims (3)

  1. 合金材の溶湯を型締めした金型のキャビティに射出しダイカスト製品を製造する鋳造装置において、
    先端面が前記キャビティの一部を構成すると共に製造したダイカスト製品を前記金型から分離する複数の押出しピンと、
    前記複数の押出しピンの全部又は一部を介して、前記キャビティ内の溶湯に超音波振動を付加する超音波振動装置と、
    を備えたことを特徴とする鋳造装置。
  2. 請求項1に記載された鋳造装置において、
    前記超音波振動装置は、前記キャビティ内への前記溶湯の射出開始から、該溶湯が固相線温度以上に保たれている間の時間を最大時間として超音波振動を付加することを特徴とする鋳造装置。
  3. 請求項1又は2に記載された鋳造装置において、
    前記超音波振動装置は、前記キャビティ内の溶湯の温度及び粘度に応じて、前記複数の押出しピンの全部又は一部に選択的に超音波振動を付加することを特徴とする鋳造装置。
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