JP6264847B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体型光源からの光(直射光)を、レンズに(直接)入射させてかつそのレンズからエルボー点を含むカットオフラインが形成されている配光パターンと補助配光パターンとを同時に照射するレンズ直射型の車両用灯具に関するものである。
レンズ直射型の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下、従来の車両用灯具について説明する。
特許文献1の車両用灯具は、発光素子と、投影レンズと、を備え、投影レンズの出射面が第一屈折面と第二屈折面と第三屈折面と第四屈折面とから構成されているものである。特許文献1の車両用灯具は、発光素子からの光が投影レンズの第一屈折面、第二屈折面、第三屈折面、第四屈折面からそれぞれ所定の配光パターンとして出射する。それぞれの配光パターンが合成されることにより、エルボー点を含むカットオフラインが形成されているロービーム配光パターンが照射される。
特許文献2の車両用灯具は、半導体発光素子と、投影レンズと、を備え、投影レンズの出射面が第1屈折面と第2屈折面と第3屈折面とから構成されているものである。特許文献2の車両用灯具は、半導体発光素子からの光が、投影レンズの第1屈折面、第3屈折面からカットオフラインを有する基本配光パターンとして出射し、かつ、投影レンズの第2屈折面からオーバーヘッド配光パターンとして出射する。
特開2011−90913号公報 特開2013−200992号公報
ところが、特許文献1の車両用灯具は、エルボー点を含むカットオフラインが形成されているロービーム配光パターンを照射することができるが、ロービーム配光パターンと補助配光とを同時に照射することができない。一方、特許文献2の車両用灯具は、カットオフラインを有する基本配光パターンとオーバーヘッド配光パターンとを同時に照射することができるが、エルボー点を含むカットオフラインが形成されているロービーム配光パターンを照射することができない。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている配光パターンと補助配光パターンとを同時に照射することができない、という点にある。
この発明は、レンズと、半導体型光源と、を備え、レンズが、半導体型光源からの光をレンズ中に入射させる入射面と、入射面から入射した入射光を、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている配光パターンとして、レンズから外部に出射させる出射面と、から構成されていて、入射面が、レンズの基準光軸を通る水平線もしくはほぼ水平線において上下に2分割されていて、上側の入射面を含むレンズが、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている上側の配光パターンを照射し、下側の入射面を含むレンズが、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている下側の配光パターンを照射し、上側の入射面が、基準入射面に対して対向車線側に振り向けられていて、下側の入射面が、基準入射面に対して走行車線側に振り向けられていて、上側の入射面と下側の入射面とが、接続面により接続されていて、接続面が、半導体型光源からの光を補助配光パターンとして照射する自由曲面から構成されている、ことを特徴とする。
この発明は、上側の入射面または出射面が、基準入射面または基準出射面に対して対向車線側に振り向けられていて、下側の入射面または出射面が、基準入射面または基準出射面に対して走行車線側に振り向けられている、ことを特徴とする。
この発明は、入射面が、レンズの基準光軸を通る水平線もしくはほぼ水平線において上下に2分割されていて、上側の入射面が、基準入射面に対して対向車線側に振り向けられていて、下側の入射面が、基準入射面に対して走行車線側に振り向けられていて、上側の入射面と下側の入射面とが、接続面により接続されている、ことを特徴とする。
この発明は、カットオフラインが、中央の斜めカットオフラインと、走行車線側の上水平カットオフラインと、対向車線側の下水平カットオフラインと、斜めカットオフラインと下水平カットオフラインとの交点のエルボー点と、を有し、入射面または出射面のうち上下に2分割されている部分が、少なくとも、基準光軸を含む中央部分であって、配光パターンのうち集光配光パターンを形成する部分であり、接続面が、集光配光パターンを形成する部分に設けられていて、補助配光パターンとしてオーバーヘッドサイン配光パターンを照射する、ことを特徴とする。
この発明は、可動レンズと、駆動部材と、を備え、可動レンズが、駆動部材により、配光パターンと補助配光パターンとが同時に照射される第1位置と、レンズと半導体型光源との間の位置であって、配光パターンと補助配光パターンとを合成変化させた合成変化配光パターンが照射される第2位置と、に移動切替可能に位置する、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、半導体型光源を点灯すると、上側の入射面または出射面を含む上側のレンズから、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている上側の配光パターンが照射され、かつ、下側の入射面または出射面を含む下側のレンズから、同じく、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている下側の配光パターンが照射される。一方、上側の入射面または出射面と下側の入射面または出射面との間の接続面から、補助配光パターンが配光パターンのカットオフラインの上方に照射される。このように、この発明の車両用灯具は、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている配光パターンと補助配光パターンとを同時に照射することができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示すランプユニット(レンズ、半導体型光源)の背面側斜め上から見た概略斜視図である。 図2は、ランプユニットの背面図(図1におけるII矢視図)である。 図3は、レンズの一部拡大断面図(図2におけるIIIA−IIIA線拡大断面図、図2におけるIIIB−IIIB線拡大断面図)である。 図4は、レンズの一部拡大断面図(図2におけるIV−IV線拡大断面図)である。 図5は、接続面を設けなかった場合における上側の入射面の段差面と下側の入射面の段差面とが交差するレンズの中央部分の一部を示す拡大斜視図である。 図6は、レンズの中央部分の一部を示す拡大斜視図である。 図7は、可動レンズが第1位置に位置する状態を示す概略側面図である。 図8は、可動レンズが第2位置に位置する状態を示す概略側面図である。 図9は、レンズの接続面を含む一部拡大断面図(図6におけるIX−IX線拡大断面図)である。 図10は、可動レンズが第1位置に位置するときに同時に照射されるロービーム配光パターンとオーバーヘッドサイン配光パターンとを示す説明図である。 図11は、可動レンズが第2位置に位置するときに照射されるハイビーム配光パターンを示す説明図である。 図12は、ロービーム配光パターンを示す説明図である。 図13は、レンズの中央部分から出射される矯正された配光(半導体型光源の発光面の投影像)を示す説明図である。 図14は、レンズの中央部分から出射される偏った配光(半導体型光源の発光面の投影像)を示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図10〜図14において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。図13、図14におけるカットオフラインは、太い実線にて示す。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に搭載した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用灯具の構成について説明する。図中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具(たとえば、車両用前照灯、ロービーム用ヘッドランプなど)である。前記車両用灯具1は、車両の前部の左右両端部に搭載されている。前記車両用灯具1は、左側通行用の車両用灯具である。従って、走行車線側が左側であり、対向車線側が右側である。
(ランプユニットの説明)
前記車両用灯具1は、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、レンズ(投影レンズ、直射レンズ)2と、半導体型光源3と、可動レンズ4と、駆動部材5と、ヒートシンク部材(図示せず)と、図示しない取付部材(ホルダおよびレンズホルダなど)と、を備えるものである。なお、前記可動レンズ4および前記駆動部材5は、図7、図8において図示されているが、図1、図2においては図示が省略されている。
前記レンズ2および前記半導体型光源3および前記可動レンズ4および前記駆動部材5および前記ヒートシンク部材および前記取付部材は、ランプユニットを構成する。前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズは、灯室(図示せず)を画成する。前記ランプユニットは、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。なお、前記灯室内には、前記ランプユニット以外のランプユニット、たとえば、フォグランプ、ハイビーム用ヘッドランプ、ローハイ用ヘッドランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、デイタイムランニングランプ、コーナーリングランプなどが配置されている場合がある。
(半導体型光源3の説明)
前記半導体型光源3は、図1、図2、図7、図8に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源3は、発光チップ(LEDチップ)30を封止樹脂部材で封止したパッケージ(LEDパッケージ)31あるいは前記発光チップ30がシリコンで充填されたものから構成されている。前記パッケージ31は、基板32に実装されている。前記基板32に取り付けられているコネクタ(図示せず)を介して前記発光チップ30には、電源(バッテリー)からの電流が供給される。前記半導体型光源3は、前記ヒートシンク部材に取り付けられている。
前記発光チップ30は、平面矩形形状(平面長方形状)をなす。すなわち、4個の正方形あるいは長方形のチップをX軸方向(水平方向)に配列してなるものである。なお、2個もしくは3個もしくは5個以上の正方形あるいは長方形のチップ、あるいは、1個の長方形のチップ、あるいは、1個の正方形のチップ、を使用しても良い。前記発光チップ30の正面この例では長方形の正面が発光面をなす。前記発光面(前記発光チップ30の正面)は、前記レンズ2の基準光軸(前記車両用灯具1の基準光軸、基準軸)Zの前側に向いている。前記発光面の中心Oは、前記レンズ2の基準焦点Fもしくはその近傍に位置し、かつ、前記基準光軸Z上もしくはその近傍に位置する。
図1、図2において、X、Y、Zは、直交座標(X−Y−Z直交座標系)を構成する。X軸は、前記発光面の中心Oを通る左右方向の水平軸であって、この実施形態において、右側が+方向であり、左側が−方向である。また、Y軸は、前記発光面の中心Oを通る上下方向の鉛直軸であって、この実施形態において、上側が+方向であり、下側が−方向である。さらに、Z軸は、前記発光面の中心Oを通る法線(垂線)、すなわち、前記X軸および前記Y軸と直交する前後方向の軸(前記基準光軸Z)であって、この実施形態において、前側が+方向であり、後側が−方向である。
(レンズ2の説明)
前記レンズ2は、図1〜図9に示すように、入射面20U、20Dと、出射面21と、から構成されている。前記レンズ2は、前記取付部材を介して前記ヒートシンク部材に、前記半導体型光源3と対向するように、取り付けられている。すなわち、前記レンズ2の前記入射面20U、20Dと前記半導体型光源3の前記発光面とは、対向している。なお、前記レンズ2の中心と前記発光面の中心Oとは、一致していても良いし、あるいは、前記レンズ2の中心が前記発光面の中心Oに対して下または上に位置していても良い。
前記レンズ2は、前記半導体型光源3からの光を、エルボー点Eを有するカットオフラインCL1、CL2、CL3が形成されている配光パターンすなわち図12(C)に示すロービーム配光パターンLPとして、車両の前方に照射するものである。前記ロービーム配光パターンLPは、中央部分の光度(照度、光量)が高い集光配光パターンSPと、全体部分の光度(照度、光量)が低い拡散配光パターンWPと、から概ね構成されている。
前記カットオフラインは、中央の斜めカットオフラインCL1と、走行車線側(左側)の上水平カットオフラインCL2と、対向車線側(右側)の下水平カットオフラインCL3と、からなる。前記エルボー点Eは、前記斜めカットオフラインCL1と前記下水平カットオフラインCL3との交点である。
前記レンズ2の前記基準光軸Zを含む中央部分22は、前記集光配光パターンSPを形成する。前記中央部分22は、前記発光面の中心Oを頂点とし、前記基準光軸Zに対し約20°の範囲に設定されている。前記中央部分22は、前記集光配光パターンSPの前記斜めカットオフラインCL1および前記エルボー点Eと、前記斜めカットオフラインCL1および前記エルボー点Eと近傍の前記上水平カットオフラインCL2および前記下水平カットオフラインCL3を形成する。前記中央部分22は、照射する光の色収差が小さく、かつ、光度(照度、光量)が十分であるから、前記集光配光パターンSPを形成するのに適している。前記レンズ2の前記中央部分22以外の部分は、左右両側の前記上水平カットオフラインCL2および前記下水平カットオフラインCL3を有する前記拡散配光パターンWPを形成する。
前記中央部分22は、上側の入射面20Uに属する上側の中央部分22Uと、分割境界線を跨って上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとに属する中間の中央部分22Cと、下側の入射面20Dに属する下側の中央部分22Dと、から構成されている。
なお、中間の前記中央部分22Cのみでは、前記集光配光パターンSPを形成するのに十分な光度(照度、光量)が得られない。このために、中間の前記中央部分22Cに上側の前記中央部分22Uおよび下側の前記中央部分22Dを付加して、前記集光配光パターンSPを形成するのに十分な光度(照度、光量)が得られるように構成されている。
(入射面20U、20Dの説明)
前記入射面20U、20Dは、この例では、自由曲面により形成されている。前記入射面20U、20Dは、前記半導体型光源3からの前記光(直射光)を前記レンズ2中に入射させる。前記入射面20U、20Dは、前記レンズ2の前記基準光軸Zを通る水平線もしくはほぼ水平線(すなわち、前記X軸もしくはほぼX軸)において上下に2分割されている。
上側の前記入射面20Uは、図3(A)に示すように、基準入射面20(図3中の二点鎖線参照)に対して対向車線側に振り向けられている。一方、下側の前記入射面20Dは、図3(B)に示すように、前記基準入射面20に対して走行車線側に振り向けられている。なお、前記基準入射面20は、1つの連続した面からなる既存の入射面である。
ここで、上側の前記入射面20Uを前記基準入射面20に対して対向車線側に振り向け、一方、下側の前記入射面20Dを前記基準入射面20に対して走行車線側に振り向けた状態について説明する。前記の状態おいて、上側の前記入射面20Uと下側の前記入射面20Dとは、図4、図5に示すように、上(平面)から見て、前記基準光軸ZにおいてX字状に交差している。すなわち、前記基準光軸Zから走行車線側においては、下側の前記入射面20Dが上側の前記入射面20Uよりも前記半導体型光源3側に位置する。一方、前記基準光軸Zから対向車線側においては、上側の前記入射面20Uが下側の前記入射面20Dよりも前記半導体型光源3側に位置する。
この結果、前記基準光軸Zから走行車線側の上側の前記入射面20Uと下側の前記入射面20Dとの間の分割境界においては、上側に向いている段差面23Uが形成されている。一方、前記基準光軸Zから対向車線側の上側の前記入射面20Uと下側の前記入射面20Dとの間の分割境界においては、下側に向いている段差面23Dが形成されている。ここで、上側の前記入射面20Uと下側の前記入射面20Dとは、図4、図5に示すように、上(平面)から見て、前記基準光軸ZにおいてX字状に交差している。このために、前記段差面23U、23Dは、図9(A)、(B)、(C)に示すように、前記中央部分22の範囲内の前記基準光軸Zにおいて最少であり、前記基準光軸Zから走行車線側および対向車線側に行くに従って大きくなる。
なお、前記段差面23U、23Dには、金型の加工曲面(加工R)および抜き度(傾斜)がある。このために、前記半導体型光源3からの前記光が下側に向いている前記段差面23D、および、前記段差面23Dと前記入射面20Uとの角の曲面に入射すると、その入射光が上向きとなり、制御できない迷光となる虞がある。
そこで、図1、図2、図6〜図9に示すように、上側の前記入射面20Uと下側の前記入射面20Dとを接続面23によりC0連続(位置ベクトル連続)に接続する。この結果、前記段差面23U、23Dが解消される。前記接続面23は、前記半導体型光源3からの光を補助配光パターンこの例ではオーバーヘッドサイン配光パターンOPとして照射する凸状の自由曲面から構成されている。前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPは、図10中の破線にて示すように、前記ロービーム配光パターンLPの中央部分であって、前記カットオフラインCL1、CL2、CL3から上方および下方の範囲に照射される。なお、図10中の前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPは、模式的に四角形形状に図示されている。
前記接続面23の前記入射面20U、20Dからの高さは、図9(A)、(B)、(C)に示すように、前記基準光軸Zが通る部分が最高であり、前記基準光軸Zから対向車線側に行くに従って低くなる。これにより、前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPのうち対向車線側の部分であって拡散する傾向にある部分を集光させることができる。なお、前記基準光軸Zから走行車線側においては、高さが一定であっても良いし、あるいは、前記基準光軸Zから走行車線側に行くに従って低くなるように構成しても良いし、あるいは、逆に、前記基準光軸Zから走行車線側に行くに従って高くなるように構成しても良い。
(出射面21の説明)
前記出射面21は、前記半導体型光源3と対向する面と反対側の面であって、この例では、自由曲面から形成されている。前記出射面21は、上側の前記入射面20Uおよび下側の前記入射面20Dから入射した前記入射光を前記ロービーム配光パターンLPとして前記レンズ2から外部に出射させる。前記出射面21は、1つの連続した面からなる既存の出射面である。
上側の前記入射面20Uと対応する上側の前記出射面21(すなわち、上側の前記入射面20Uを含む上側の前記レンズ2)は、上側の前記入射面20Uから入射した前記入射光を図12(A)に示す上側のロービーム配光パターンULPとして車両の前方に照射させる。すなわち、上側の前記入射面20Uの前記中央部分22と対応する前記出射面21は、上側の前記入射面20Uの前記中央部分22から入射した前記入射光を図12(A)に示す上側の前記ロービーム配光パターンULPの前記集光配光パターンUSPとして車両の前方に照射させる。また、上側の前記入射面20Uの前記中央部分22以外の部分と対応する前記出射面21は、上側の前記入射面20Uの前記中央部分22以外の部分から入射した前記入射光を図12(A)に示す上側の前記ロービーム配光パターンULPの前記拡散配光パターンUWPとして車両の前方に照射させる。上側の前記ロービーム配光パターンULPは、前記カットオフラインCL1、CL2、CL3および前記エルボー点Eを有する。
一方、下側の前記入射面20Dと対応する下側の前記出射面21(すなわち、下側の前記入射面20Dを含む下側の前記レンズ2)は、下側の前記入射面20Dから入射した前記入射光を図12(B)に示す下側のロービーム配光パターンDLPとして車両の前方に照射させる。すなわち、下側の前記入射面20Dの前記中央部分22と対応する前記出射面21は、下側の前記入射面20Dの前記中央部分22から入射した前記入射光を図12(B)に示す下側の前記ロービーム配光パターンDLPの前記集光配光パターンDSPとして車両の前方に照射させる。また、下側の前記入射面20Dの前記中央部分22以外の部分と対応する前記出射面21は、下側の前記入射面20Dの前記中央部分22以外の部分から入射した前記入射光を図12(B)に示す下側の前記ロービーム配光パターンDLPの前記拡散配光パターンDWPとして車両の前方に照射させる。下側の前記ロービーム配光パターンDLPは、前記カットオフラインCL1、CL2、CL3および前記エルボー点Eを有する。
前記接続面23と対応する前記出射面21、すなわち、前記基準光軸Zを通る水平部分もしくはほぼ水平線部分の前記出射面21は、前記接続面23から入射した前記入射光を、前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPとして照射させる。
(可動レンズ4の説明)
前記可動レンズ4は、前記取付部材あるいは前記ヒートシンク部材に第1位置と第2位置との間を回転可能に取り付けられている。前記可動レンズ4は、前記駆動部材5により前記第1位置と前記第2位置とに移動(回転)切替可能に構成されている。
前記第1位置は、図7に示すように、前記半導体型光源3の前記発光面と前記レンズ2の前記入射面20U、20D、前記接続面23との間から離れた位置である。すなわち、前記第1位置は、前記半導体型光源3からの光が前記レンズ2の前記入射面20U、20D、前記接続面23に入射する際に前記可動レンズ4により遮られない位置である。この結果、図10に示す前記ロービーム配光パターンLPと前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPとが照射される。
前記第2位置は、図8に示すように、前記半導体型光源3の前記発光面と前記レンズ2の前記入射面20U、20D、前記接続面23との間の位置である。すなわち、前記第2位置は、前記半導体型光源3からの光が前記可動レンズ4を透過して前記レンズ2の前記入射面20U、20Dおよび前記接続面23に入射する位置である。
前記可動レンズ4は、前記ロービーム配光パターンLPと前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPとを合成変化させた合成変化配光パターン、この例では、図11に示すハイビーム配光パターンDHP、UHPとして照射させるものである。すなわち、前記ロービーム配光パターンLPの高光度帯を集光させ、かつ、前記カットオフラインCL1、CL2、CL3を上側に山形形状に迫り上げた下側のハイビーム配光パターンDHPを形成する。また、前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPを集光させた上側のハイビーム配光パターンUHPを形成するものである。前記可動レンズ4による前記ロービーム用配光パターンLPおよび前記オーバーヘッドサイン配光パターンOPと前記ハイビーム用配光パターンDHP、UHPとの切替において、切替感を向上させることができる。前記上側のハイビーム配光パターンUHPは、図11中の破線にて示すように、前記下側のハイビーム配光パターンDHPの中央部分の範囲に照射される。なお、図11中の前記下側のハイビーム配光パターンDHPは、模式的に四角形形状に図示されている。
(駆動部材5の説明)
前記駆動部材5は、図7、図8に示すように、前記可動レンズ4を前記第1位置と前記第2位置とに移動(回転、回動)切替可能に位置させるものである。前記駆動部材5は、ソレノイドなどから構成されている。前記駆動部材5は、前記取付部材あるいは前記ヒートシンク部材に取り付けられている。前記ソレノイドの進退ロッドを前記可動レンズ4に連結する。前記ソレノイドの前記進退ロッドの進退運動が前記可動レンズ4の回転運動に変換される。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
通常時すなわちソレノイドが非通電時においては、可動レンズ4が第1位置に位置する。この通常時において、半導体型光源3を点灯する。すると、半導体型光源3の発光チップ30の発光面からの光は、レンズ2の入射面20U、20Dからレンズ2中に屈折して入射する。このとき、入射光は、入射面20U、20Dにおいて配光制御される。その入射光は、レンズ2の出射面21から外部にそれぞれ屈折して出射する。このとき、出射光は、出射面21において配光制御される。その出射光は、ロービーム配光パターンLPとして車両の前方に照射される。
すなわち、上側の入射面20Uと対応する上側の出射面21(上側の入射面20Uを含む上側のレンズ2)からは、図12(A)に示す上側のロービーム配光パターンULPとして車両の前方に照射される。ここで、上側の入射面20Uの中央部分22と対応する出射面21からは、上側のロービーム配光パターンULPの集光配光パターンUSPとして車両の前方に照射される。また、上側の入射面20Uの中央部分22以外の部分と対応する出射面21からは、上側のロービーム配光パターンULPの拡散配光パターンUWPとして車両の前方に照射される。この上側のロービーム配光パターンULPは、カットオフラインCL1、CL2、CL3およびエルボー点Eを有する。
一方、下側の入射面20Dと対応する下側の出射面21(下側の入射面20Dを含む下側のレンズ2)からは、図12(B)に示す下側のロービーム配光パターンDLPとして車両の前方に照射される。ここで、下側の入射面20Dの中央部分22と対応する出射面21からは、下側のロービーム配光パターンDLPの集光配光パターンDSPとして車両の前方に照射される。また、下側の入射面20Dの中央部分22以外の部分と対応する出射面21からは、下側のロービーム配光パターンDLPの拡散配光パターンDWPとして車両の前方に照射される。この下側のロービーム配光パターンDLPは、カットオフラインCL1、CL2、CL3およびエルボー点Eを有する。
そして、上側の入射面20Uと対応する上側の出射面21から照射される上側のロービーム配光パターンULPと、下側の入射面20Dと対応する下側の出射面21から照射される下側のロービーム配光パターンDLPとが、合成(重畳)されて、図12(C)に示すロービーム配光パターンLPが形成される。このロービーム配光パターンLPは、半導体型光源3の発光チップ30の発光面の投影像から構成されている。
また、半導体型光源3の発光チップ30の発光面からの光は、レンズ2の接続面23からレンズ2中に屈折して入射する。このとき、入射光は、接続面23において配光制御される。その入射光は、レンズ2の出射面21から外部にそれぞれ屈折して出射する。このとき、出射光は、出射面21において配光制御される。その出射光は、オーバーヘッドサイン配光パターンOPとして車両の前方に照射される。
このように、可動レンズ4が第1位置に位置するときには、図10に示すように、ロービーム配光パターンLPと、オーバーヘッドサイン配光パターンOPとが照射される。
ここで、入射面20U、20Dの中央部分22と対応する出射面21から照射される半導体型光源3の発光チップ30の発光面の投影像UI、CI、DIについて説明する。すなわち、上側の中央部分22Uから照射される投影像UI、および、中間の中央部分22Cから照射される投影像CI、および、下側の中央部分22Dから照射される投影像DIについて説明する。
まず、上側の中央部分22Uから照射される投影像UIは、図13(A)に示すように、中央部分が上側に湾曲し、かつ、両端部分が下側に垂れ下がった横長のほぼ長方形状をなす。この投影像UIは、カットオフラインCL1、CL2、CL3およびエルボー点Eに沿って照射されている。このために、斜めカットオフラインCL1およびエルボー点Eの部分(小円形を参照)においては、投影像UIすなわち光が抜けていない。
また、中間の中央部分22Cから照射される投影像CIは、図13(B)に示すように、横長の長方形状をなす。この投影像CIは、カットオフラインCL1、CL2、CL3およびエルボー点Eに沿って照射されている。
さらに、下側の中央部分22Dから照射される投影像DIは、図13(C)に示すように、中央部分が下側に湾曲し、かつ、両端部分が上側にせり上がった横長のほぼ長方形状をなす。この投影像DIは、カットオフラインCL1、CL2、CL3およびエルボー点Eに沿って照射されている。このために、斜めカットオフラインCL1およびエルボー点Eの部分(小円形を参照)においては、投影像DIすなわち光が抜けていない。
それから、駆動部材5のソレノイドに通電する。すると、可動レンズ4が第1位置から第2位置に位置する。すると、導体型光源3からの光が可動レンズ4を透過してレンズ2の入射面20U、20Dおよび接続面23に入射しかつレンズ2の出射面21から図11に示すハイビーム配光パターンDHP、UHPとして照射される。すなわち、ロービーム配光パターンLPとオーバーヘッドサイン配光パターンOPとが合成変化されて合成変化配光パターン、この例では、ハイビーム配光パターンDHP、UHPとして照射される。このとき、ロービーム配光パターンLPの高光度帯が集光され、かつ、カットオフラインCL1、CL2、CL3が上側に山形形状に迫り上げられて、下側のハイビーム配光パターンDHPが形成される。また、オーバーヘッドサイン配光パターンOPが集光されて、上側のハイビーム配光パターンUHPが形成される。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、半導体型光源3を点灯すると、上側の入射面20Uを含む上側のレンズ2から、エルボー点Eを含むカットオフラインCL1、CL2、CL3が形成されている上側のロービーム配光パターンULPが照射され、かつ、下側の入射面20Dを含む下側のレンズ2から、同じく、エルボー点Eを含むカットオフラインCL1、CL2、CL3が形成されている下側のロービーム配光パターンDLPが照射される。一方、上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとの間の接続面23から、オーバーヘッドサイン配光パターンOPが照射される。このように、この実施形態にかかる車両用灯具1は、エルボー点Eを含むカットオフラインCL1、CL2、CL3が形成されているロービーム配光パターンLPとオーバーヘッドサイン配光パターンOPとを同時に照射することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとを接続面23で接続するものである。このために、上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとの間の分割境界における段差面が解消されて見栄えが向上される。しかも、半導体型光源3からの光が下側に向いている段差面(および、段差面と入射面20Uとの角の曲面を含む)に入射して、その入射光が上向きとなり制御できない迷光となる虞がない。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、上側の入射面20Uを基準入射面20に対して対向車線側に振り向け、一方、下側の入射面20Dを基準入射面20に対して走行車線側に振り向けるものである。このために、レンズ2の出射面21から出射される配光(半導体型光源3の発光チップ30の発光面の投影像UI、CI、DI)の偏りを矯正することができる。すなわち、レンズ2の上側から出射されて走行車線側に偏る特性がある配光を対向車線側に矯正することができる。一方、レンズ2の下側から出射されて対向車線側に偏る特性がある配光を走行車線側に矯正することができる。これにより、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCL1、CL2、CL3のうちエルボー点Eを含む部分の光抜けを防止することができる。この結果、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCL1、CL2、CL3のうちエルボー点Eを含む部分を鮮明とすることができる。
ここで、入射面が1つの連続した面からなる既存のレンズ直射型の車両用灯具について説明する。なお、既存のレンズ直射型の車両用灯具の構成部品において、この実施形態にかかる車両用灯具1の構成部品と同じ構成部品には、同じ符号を付す。
この既存のレンズ直射型の車両用灯具においては、レンズ2から出射される配光(半導体型光源3の発光チップ30の発光面の投影像UI、DI)が偏る特性がある。すなわち、レンズ2の上側から出射される配光(投影像UI)は、図14(A)中の左斜め上方向の実線矢印に示すように、走行車線側に偏る特性がある。このために、図14(A)に示すように、上側の中央部分22Uから照射される投影像UIは、斜めカットオフラインCL1およびエルボー点Eの部分(小円形を参照)において、抜けている。一方、レンズ2の下側から出射される配光(投影像DI)は、図14(B)中の右斜め下方向の実線矢印に示すように、対向車線側に偏る特性がある。このために、図14(B)に示すように、下側の中央部分22Dから照射される投影像DIは、斜めカットオフラインCL1およびエルボー点Eの部分(小円形を参照)において、抜けている。この場合においては、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCL1、CL2、CL3のうちエルボー点Eを含む部分が不鮮明となる。
これに対して、この実施形態にかかる車両用灯具1は、上側の入射面20Uが基準入射面20に対して対向車線側に振り向けられている。これにより、レンズ2の上側から出射されて走行車線側に偏る特性がある配光(投影像UI)は、図13(A)中の右斜め下方向の実線矢印に示すように、対向車線側に矯正される。このために、図13(A)に示すように、上側の中央部分22Uから照射される投影像UIは、斜めカットオフラインCL1およびエルボー点Eの部分(小円形を参照)において、抜けていない。一方、下側の入射面20Dが基準入射面20に対して走行車線側に振り向けられている。これにより、レンズ2の下側から出射されて対向車線側に偏る特性がある配光(投影像DI)は、図13(C)中の左斜め上方向の実線矢印に示すように、走行車線側に矯正される。このために、図13(C)に示すように、下側の中央部分22Dから照射される投影像DIは、斜めカットオフラインCL1およびエルボー点Eの部分(小円形を参照)において、抜けていない。この結果、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインCL1、CL2、CL3のうちエルボー点Eを含む部分を鮮明とすることができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、レンズ2の入射面20U、20Dを上下に2分割するものである。このために、レンズ2の出射面21を上下に2分割するものと比較して、上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとの間の分割境界の接続面23が見え難い。これにより、レンズ2の見栄えが損なわれることがない。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、可動レンズ4と、駆動部材5とを備えるものである。このために、駆動部材5により、可動レンズ4を第1位置に位置させるときには、ロービーム配光パターンLPとオーバーヘッドサイン配光パターンOPとが照射される。また、駆動部材5により、可動レンズ4を第2位置に位置させるときには、ロービーム配光パターンLPとオーバーヘッドサイン配光パターンOPとが合成変化されてハイビーム配光パターンDHP、UHPが照射される。このように、ロービーム配光パターンLPおよびオーバーヘッドサイン配光パターンOPと、ハイビーム配光パターンDHP、UHPとを照射させることができる。
(実施形態以外の例の説明)
この実施形態においては、ロービーム配光パターンLPおよびオーバーヘッドサイン配光パターンOPと、ハイビーム配光パターンDHP、UHPとを切り替えて照射する車両用前照灯、ヘッドランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、可動レンズ4および駆動部材5を使用せずに、ロービーム配光パターンLPおよびオーバーヘッドサイン配光パターンOPが照射される車両用前照灯、ヘッドランプなどであっても良い。すなわち、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている配光パターンと、その配光パターンのカットオフラインから上方に照射する補助配光パターンとが得られる車両用前照灯、ヘッドランプなどであっても良い。
また、この実施形態においては、入射面20U、20Dを上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとに2分割し、その2分割した上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとを接続面23で接続するものである。ところが、この発明においては、出射面21を上側の出射面と下側の出射面とに2分割し、その2分割した上側の出射面と下側の出射面とを接続面で接続しても良い。この場合においても、上側の出射面を基準出射面に対して対向車線側に振り向け、下側の出射面を基準出射面に対して走行車線側に振り向ける。
さらに、この実施形態においては、接続面23が凸形状をなすものであるが、凹形状をなすものであっても良い。
さらにまた、この実施形態においては、入射面20U、20D全面を上側の入射面20Uと下側の入射面20Dとに2分割するものである。ところが、この発明においては、出射面21の一部を上側の出射面と下側の出射面とに2分割しても良い。この場合においては、少なくとも、中央部分22を上下に2分割する必要がある。
1 車両用灯具
2 レンズ
20 基準入射面
20D 下側の入射面
20U 上側の入射面
21 出射面
22 中央部分
22C 中間の中央部分
22D 下側の中央部分
22U 上側の中央部分
23 接続面
3 半導体型光源
30 発光チップ
31 パッケージ
32 基板
4 可動レンズ
5 駆動部材
CL1 斜めカットオフライン
CL2 上水平カットオフライン
CL3 下水平カットオフライン
DHP 下側のハイビーム配光パターン
DLP 下側のロービーム配光パターン
DSP 下側の集光配光パターン
DWP 下側の拡散配光パターン
E エルボー点
F 基準焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
LP ロービーム配光パターン
O 中心
OP オーバーヘッドサイン配光パターン
SP 集光配光パターン
UHP 上側のハイビーム配光パターン
ULP 上側のロービーム配光パターン
USP 上側の集光配光パターン
UWP 上側の拡散配光パターン
WP 拡散配光パターン
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
X X軸
Y Y軸
Z 基準光軸(Z軸)

Claims (3)

  1. レンズと、半導体型光源と、を備え、
    前記レンズは、前記半導体型光源からの光を前記レンズ中に入射させる入射面と、前記入射面から入射した入射光を、エルボー点を含むカットオフラインが形成されている配光パターンとして、前記レンズから外部に出射させる出射面と、から構成されていて、
    前記入射面は、前記レンズの基準光軸を通る水平線もしくはほぼ水平線において上下に2分割されていて、
    上側の前記入射面を含む前記レンズは、前記エルボー点を含む前記カットオフラインが形成されている上側の前記配光パターンを照射し、
    下側の前記入射面を含む前記レンズは、前記エルボー点を含む前記カットオフラインが形成されている下側の前記配光パターンを照射し、
    上側の前記入射面は、基準入射面に対して対向車線側に振り向けられていて、
    下側の前記入射面は、前記基準入射面に対して走行車線側に振り向けられていて、
    上側の前記入射面と下側の前記入射面とは、接続面により接続されていて、
    前記接続面は、前記半導体型光源からの光を補助配光パターンとして照射する自由曲面から構成されている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記カットオフラインは、中央の斜めカットオフラインと、走行車線側の上水平カットオフラインと、対向車線側の下水平カットオフラインと、前記斜めカットオフラインと前記下水平カットオフラインとの交点の前記エルボー点と、を有し、
    前記入射面または前記出射面のうち上下に2分割されている部分は、少なくとも、前記基準光軸を含む中央部分であって、前記配光パターンのうち集光配光パターンを形成する部分であり、
    前記接続面は、前記集光配光パターンを形成する部分に設けられていて、前記補助配光パターンとしてオーバーヘッドサイン配光パターンを照射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 可動レンズと、駆動部材と、を備え、
    前記可動レンズは、前記駆動部材により、前記配光パターンと前記補助配光パターンとが同時に照射される第1位置と、前記レンズと前記半導体型光源との間の位置であって、前記配光パターンと前記補助配光パターンとを合成変化させた合成変化配光パターンが照射される第2位置と、に移動切替可能に位置する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
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