JP6264772B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてのインクジェット記録装置が知られている。
このような画像形成装置において、プラテン部材によって印字領域で被記録媒体を支持するものがある。プラテン部材には、コックリングによる擦れを防止するために被記録媒体の搬送方向(以下、「媒体搬送方向」という。)に沿う複数のリブを、媒体搬送方向と直交する方向に形成している。
なお、コックリングとは、記録ヘッドから吐出された液滴が被記録媒体に着弾することによって被記録媒体に生じる波打ち変形のことである。印字時に発生するコックリングによる被記録媒体の波打ちを、リブを利用して吸収し、記録ヘッドとの擦れを防止している。
また、プラテン部材上に、一定間隔で、被記録媒体を押し付ける部材を配置し、キャリッジが押し付け部材を移動(変位)させながら印字動作を行うようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2009−220494号公報
上述したように複数のリブを設けたプラテン部材では、薄紙に印字を行う場合、また付着適量が多い条件で印字を行う場合、コックリングによる波打ち変形量が大きい場合など、被記録媒体の盛り上がり部がヘッドと干渉し、擦れが発生するという課題がある。また、折れやカールがある被記録媒体に印字を行う場合においても、同様に擦れが発生するという課題がある。
また、特許文献1に開示されている構成では、プラテン部材上に配置された複数の押え部材をキャリッジが走査する度に移動(変位)させるため、部品点数が多くなり、構成が複雑になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、被記録媒体とヘッドとの擦れを防止することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルを配列したノズル列を有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを保持して、被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動されるキャリッジと、
前記被記録媒体を支持するプラテン部材と、を備え、
前記プラテン部材には、前記被記録媒体の搬送方向に沿って、前記被記録媒体を支持する複数の第1リブが設けられ、
前記キャリッジには、前記記録ヘッドのノズル面よりも前記プラテン部材側に突出した複数の押さえ部材が設けられ、
前記複数の押さえ部材は、
前記被記録媒体の搬送方向と直交する方向において、隣り合う前記押さえ部材が、前記プラテン部材の隣り合う前記第1リブ同士の間隔以下になる間隔で配置されている
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成で、被記録媒体とヘッドとの擦れを防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の機構部を説明する側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。 (a)は本発明の第1実施形態の説明に供する平面説明図、(b)は同じく正面説明図である。 (a)は押さえ部材のない状態の説明に供する平面説明図、(b)は同じく正面説明図である。 (a)は本発明の第2実施形態の説明に供する平面説明図、(b)は同じく正面説明図である。 (a)は本発明の第3実施形態の説明に供する平面説明図、(b)は同じく正面説明図である。 押さえ部材と主走査方向におけるノズル列の位置との関係の異なる例の説明に供する平面説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する平面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供する平面説明図である。 本発明の第6実施形態の説明に供する平面説明図である。 本発明の第7実施形態の説明に供する平面説明図である。 媒体搬送方向において複数配置された押さえ部材の高さの関係の説明に供する側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型インクジェット記録装置である。装置本体の図示しない左右の側板に架け渡した主ガイド部材1及び従ガイド部材2でキャリッジ3を移動可能に保持している。そして、主走査モータ4によって、駆動プーリ6aと従動プーリ6b間に架け渡したタイミングベルト5を介して主走査方向(キャリッジ移動方向)に往復移動する。
このキャリッジ3には、1又は複数の液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド7を搭載している。記録ヘッド7は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する。また、記録ヘッド7は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド7を構成する液体吐出ヘッドとしては、例えば、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータを用いることができる。
また、キャリッジ3には、記録ヘッド7に供給するインクを一時的に貯留する図示しないヘッドタンクが搭載され、図示しないインクカートリッジ(メインタンク)からヘッドタンクにインクが供給される。
また、キャリッジ3の主走査方向に沿って両側板間に、所定のパターンを形成したエンコーダスケール42を張り渡し、キャリッジ3にはエンコーダスケール42のパターンを読取る透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ43を設けている。これらのエンコーダスケール42とエンコーダセンサ43によってキャリッジ3の移動を検知するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)44を構成している。
一方、給紙カセット10の用紙積載部(圧板)11上に積載した被記録媒体である用紙12を給紙するための給紙部として、用紙積載部11から用紙12を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)13及び給紙コロ13に対向する分離パッド14を備えている。
そして、給紙された用紙12を記録ヘッド7の下方側に送り込むために、用紙12を案内するガイド部材15と、カウンタローラ16と、搬送ガイド部材17とを備えている。
さらに、給送された用紙12を記録ヘッド7に対向する位置で搬送するための搬送手段として、記録ヘッド7の上流側に配置した搬送ローラ27と、搬送ローラ27に対向する加圧ローラ25と、記録ヘッド7に対向配置したプラテン部材21とを備えている。
ここで、搬送ローラ27は、副走査モータ31によってタイミングベルト32及びタイミングプーリ33を介して回転駆動される。搬送ローラ27の軸にはコードホイール34が取り付けられ、コードホイール34に形成したパターンを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ35を設けている。これらのコードホイール34とエンコーダセンサ35によって搬送ローラ27の移動量及び移動位置を検出するロータリエンコーダ(副走査エンコーダ)36を構成している。
また、プラテン部材21の媒体搬送方向下流側には、記録ヘッド7で記録された用紙12を排紙するための排紙部として、排紙ローラ52及び排紙コロである拍車53が配置され、排紙ローラ52の下方に排紙トレイ54を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット61が着脱自在に装着されている。この両面ユニット61は搬送ローラ27の逆方向回転で戻される用紙12を取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ16と搬送ローラ27との間に給紙する。
この画像形成装置においては、給紙カセット10から用紙12が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙12は、略90°搬送方向が転換され、搬送ローラ27と加圧コロ25との間に挟まれて、プラテン部材21で支持されながら搬送される。
そこで、キャリッジ3を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド7を駆動することにより、停止している用紙12にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙12を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙12の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙12を排紙トレイ54に排紙する。
また、両面印刷の場合には、表面の記録が終了したときに、副走査モータ31を逆回転させることで、記録済みの用紙12を両面ユニット61内に送り込み、用紙12を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)プラテン部材21上に給紙し、タイミング制御を行って裏面に記録を行った後、排紙トレイ54に排紙する。
次に、本発明の第1実施形態について図3を参照して説明する。図3(a)は同実施形態の説明に供する平面説明図、(b)は正面説明図である。なお、平面説明図ではキャリッジを透過状態にノズル列を示している(以下同じ)。
本実施形態では、キャリッジ3に搭載された記録ヘッド7には液滴を吐出する複数のノズル70を配列したノズル列71が4列設けられている。各ノズル列71は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する。
プラテン部材21には、記録ヘッド7のノズル面7aに対向する側に、用紙12の搬送方向(媒体搬送方向)に沿って、用紙12を支持する複数の第1リブ21aが主走査方向に所要の間隔y(等間隔、不等間隔のいずれでもよい)で形成されている。
また、プラテン部材21には、隣り合う第1リブ21aの間には、第2リブ21aよりも高さの低い第2リブ21bが形成されている。
一方、キャリッジ3には、記録ヘッド7のノズル面7aよりもプラテン部材21側に突出した複数の押さえ部材81が設けられている。押さえ部材81は、媒体搬送方向である副走査方向に軸芯が配置された軸部81aによって、キャリッジ3に回転可能に保持されている。
本実施形態では、記録ヘッド7の媒体搬送方向上流側及び下流側にそれぞれ2つの押さえ部材81を配置している。そして、記録ヘッド7の媒体搬送方向上流側及び下流側のそれぞれの2つの押さえ部材81は、記録ヘッド7の主走査方向の両端部にそれぞれ配置している。
そして、隣り合う押さえ部材81,81は、媒体搬送方向である副走査方向と直交する主走査方向において、プラテン部材21の隣り合う第1リブ21a、21a同士の間隔y以下になる間隔x(x≦y)で配置されている。好ましくは、隣り合う押さえ部材81,81の間隔xは、プラテン部材21の隣り合う第1リブ21a、21a同士の間隔yの1/2以下とする。
このような間隔xで押さえ部材81を配置することで、プラテン部材21上で用紙12にコックリングが発生した場合でも、用紙12がノズル面7aに接触することを抑制してノズル面7aが損傷することを防止できる。
つまり、図4に示すように、用紙12にコックリングによる波打ちが生じるとき、プラテン部材21の第1リブ21a、21a間(間隔yの間)で沈み込み、第1リブ21aの部分で盛り上がることになる。このとき、用紙12が沈み込む間隔の大きさは用紙12が盛り上がる間隔とほぼ同じである。
そこで、ノズル面7aよりもプラテン部材21側に突出して配置された、隣り合う押さえ部材81,81の間隔xを、コックリング時に用紙12が沈み込む間隔以下にすることで、用紙12の盛り上がり部に押さえ部材が接触した際に、隣接する盛り上がり部がノズル面に接触することを防止できるようになる。
すなわち、押さえ部材81はコックリングの盛り上がり部(第1リブ21a上)に接触する(図3(b)参照)ことになるが、このとき、この接触及び押圧により、隣接するコックリングの盛り上がり部が上方に持ち上げられる場合があり、このときにコックリングの盛り上がり部とノズル面の接触が生じる。
しかし、隣り合う押さえ部材81,81の間隔xを、コックリング時に用紙12が沈み込む間隔以下にすることで、隣接する押さえ部材81を隣接するコックリングの盛り上がり部よりも近くに配置し、隣接するコックリングの手前を押さえて隣接する盛り上がり部の高さを規制することで、コックリングを生じた用紙12がノズル面7aに接触することを抑制することができる。
さらに、間隔xを間隔yの1/2以下程度に短くすることで、用紙12の盛り上がり部が押さえ部材81、81の間に入った場合でも、両押さえ部材間が狭いことにより、盛り上がり部がノズル面7aへ到達して接触することを抑制することができる。
ここで、押さえ部材81には拍車を使用し、キャリッジ3に弾性を持った状態で保持する、例えば軸81aにバネなどの弾性部材を使用して保持する、ことが好ましい。
これにより、用紙12の浮きを押さえるときに、用紙12へのダメージを小さくすることができる。また、画像形成直後の用紙12を押えるヘッド下流部においては、画像への影響も小さくすることができる。
また、押さえ部材81は、プラテン部材21の第1リブ21aの支持面と接触する構成とできる。
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。図5(a)は同実施形態の説明に供する平面説明図、(b)は正面説明図である。
本実施形態では、記録ヘッド7は、各々2つのノズル列71を有する2つのヘッド7A、7Bを主走査方向に配置してキャリッジ3に保持している。
プラテン部材21には、記録ヘッド7のノズル面7aに対向する側に、複数の第1リブ21aが主走査方向に所要の間隔y1で形成されている。また、プラテン部材21には、隣り合う第1リブ21aの間には、第2リブ21aよりも高さの低い2つの第2リブ21bが形成されている。
一方、キャリッジ3には、記録ヘッド7(7A、7B)の媒体搬送方向上流側及び下流側にそれぞれ3つの押さえ部材81を配置している。
ここで、記録ヘッド7の媒体搬送方向上流側及び下流側のそれぞれの3つの押さえ部材81は、ヘッド7A、7Bの主走査方向の反対側端部(記録ヘッド7の両端部に相当)とヘッド7A、7Bの間にそれぞれ配置している。
そして、主走査方向の両端部側に配置された押さえ部材81,81の主走査方向の間隔x1は、プラテン部材21の隣り合う第1リブ21a、21a同士の間隔y1以下(x1≦y1)で配置されている。したがってまた、隣り合う押さえ部材81,81の間隔は間隔y1以下になる。
このようにすることで、押さえ部材81の間隔が短く(狭く)なるので、盛り上がった用紙12が押さえ部材81、81の間からノズル面7aに接触することを、より確実に防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図6を参照して説明する。図6(a)は同実施形態の説明に供する平面説明図、(b)は正面説明図である。
本実施形態では、記録ヘッド7の構成は第1実施形態と同様とし、プラテン部材21のリブ構成は前記第2実施形態と同様としている。
そして、キャリッジ3には、記録ヘッド7の媒体搬送方向上流側及び下流側にそれぞれ3つの押さえ部材81を配置している。
ここで、記録ヘッド7の媒体搬送方向上流側及び下流側のそれぞれの3つの押さえ部材81は、記録ヘッド7の主走査方向の両端部及び中央部にそれぞれ配置している。
そして、主走査方向の両端部側に配置された押さえ部材81,81の主走査方向の間隔x2は、プラテン部材21の隣り合う第1リブ21a、21a同士の間隔y2以下(x2≦y2)で配置されている。したがってまた、隣り合う押さえ部材81,81の間隔は間隔y2以下になる。
このようにすることで、前記第2実施形態と同様に、押さえ部材81の間隔が短く(狭く)なるので、盛り上がった用紙12が押さえ部材81、81の間からノズル面7aに接触することを、より確実に防止することができる。
ここで、上記第1ないし第3実施形態における押さえ部材81と主走査方向におけるノズル列71の位置との関係について図7を参照して説明する。図7は位置関係の異なる例の説明に供する平面説明図である。
図7(a)は、主走査方向において、押え部材81,81が、各々の両端ノズル列71と同じ位置に配置されている。このような配置とすることで、滴吐出時に押さえ部材81で用紙12の浮き上がりを押さえることができる。
図7(b)は、主走査方向において、押え部材81,81が、各々の両端ノズル列71よりも外側の位置に配置されている。このような配置とすることで、ノズル列71より先に押さえ部材81が用紙12と接し、用紙12とノズル面7aの距離を規制することができる。
また、押さえ部材81を記録ヘッド7よりも主走査方向で外側(側方)に位置する場合は、記録ヘッド7の主走査方向端部と用紙12とが干渉することによるジャムを防止することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図8を参照して説明する。図8は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、主走査方向において、記録ヘッド7の両側側方で、媒体搬送方向上流側及び下流側に、それぞれ2つの押さえ部材81を配置している。具体的には、主走査方向において、記録ヘッド7の両側側方に、媒体搬送方向に、押さえ部材81A1、81B1、81B2、81A2の順に配置している。
そして、媒体搬送方向において、上流側の2つの押さえ部材81A1、81B1のうちの下流側の押さえ部材81B1と、下流側の2つの押さえ部材81A2、81B2のうちの上流側の押さえ部材81B2とは、ノズル列71の媒体搬送方向長さ(これを「ノズル幅」という。)の領域内に配置している。
このように、少なくともノズル幅の領域内に押さえ部材81を配置することで、媒体搬送方向に長い記録ヘッドを使用するときに、波打ちの用紙12の盛り上がり部との干渉を防止して、ノズル面7aとの擦れを防止できる。
また、媒体搬送方向において1列に複数の押さえ部材81を設けることで、擦れを防止できる効果はより向上する。
次に、本発明の第5実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、記録ヘッド7は2つのヘッド7A、7Bで構成している。そして、主走査方向において、ヘッド7Aのヘッド7Bと反対側の側方、ヘッド7Bのヘッド7Aと反対側の側方、ヘッド7Aとヘッド‘Bとの間に、媒体搬送方向に沿って各列3つの押さえ部材81を配置している。
ここでも、各列の3つの押さえ部材81は、ノズル幅の領域内に配置している。
このように構成することで、媒体搬送方向における押さえ部材81の間隔が狭くなり、より確実に擦れを防止できる。
次に、本発明の第6実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、図8の第4実施形態において、媒体搬送方向の最上流側及び最下流側の押さえ部材81A1,81A2を、ノズル幅領域内の押さえ部材81B1、81B2よりも、主走査方向で、記録ヘッド7の側端部から離れた位置で、媒体搬送方向の端部付近に配置している。
つまり、記録ヘッド7の主走査方向側方に複数の押さえ部材81を配置するとき、ノズル幅領域内の押さえ部材81は、ノズル幅領域外の押さえ部材81よりも記録ヘッド7に近い側に配置する。
このように構成することで、媒体搬送方向に長い形状の記録ヘッドを用いる場合にも、波打ちの用紙盛り上がり部との干渉を防止することができて、ノズル面との擦れを防止できる。
また、主走査方向において、記録ヘッドから遠い側の押え部材81は、媒体搬送方向において、記録ヘッド7の端部付近に設けることで、記録ヘッド7の端部と用紙12が干渉することによるジャムを防止することができる。
なお、主走査方向において記録ヘッド7から遠い側の押さえ部材81同士の配置間隔は、第1リブ21a、21aの間隔の1/2以下とすることが好ましい。
次に、本発明の第7実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、図10の第6実施形態で、記録ヘッド7をヘッド7A、7Bで構成し、ヘッド7A、7B間に、媒体搬送方向上流側及び下流側にそれぞれ押さえ部材81Cを配置している。ここでは、2つの押さえ部材81Cはノズル幅領域内に配置している。
ここで、媒体搬送方向において複数配置された押さえ部材81の高さの関係について図12を参照して説明する。図12は同説明に供する側面説明図である。
媒体搬送方向において、上流側押さえ部材81A1、下流側押さえ部材81A2、ノズル幅領域内の各押さえ部材81B1,B2の突出量h1、h2、h2は、
上流側押さえ部材81A1≧下流側押さえ部材81A2 ≧ノズル幅領域内押さえ部材81B1,81B2、
すなわち、h1≧h2≧h3
の関係が成り立つようにしている。
上流側押さえ部81A1は、他の押さえ部材81より突出量を多くし、用紙押さえ力を高めることで、用紙浮き量をより押えられる。これにより、擦れ防止率を高めることができる。
ノズル幅領域内の押さえ部材81B1、B2は、常に用紙12を押える(用紙12と接する)状態ではなく、コックリングによる波打ちの用紙12の盛り上がり部がノズル面7aと接する部分のみを押える構成が好ましい。これにより、用紙へのダメージや画像への影響を小さくすることができる。
一方、媒体搬送方向において、上流側、下流側、ノズル幅領域内の各押さえ部材81の突出量を同じにする場合には、押さえ力が、
上流側押さえ部材81A1≧下流側押さえ部材81A2 ≧ノズル幅領域内押さえ部材81B1、81B2
の関係になるようにする。
上流側押さえ部81A1は、他の押さえ部材81より押さえ力を強くし、用紙押さえ力を高めることで、用紙浮き量をより押えられる。これにより、擦れ防止率を高めることができる。
ノズル幅領域内の押さえ部材81B1、81B2は、押さえ力が弱いため、用紙へのダメージや画像への影響を小さくすることができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味である。被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
3 キャリッジ
7 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
7A、7B ヘッド(液体吐出ヘッド)
7a ノズル面
21 プラテン部材
21a 第1リブ
21b 第2リブ
71 ノズル列
81 押さえ部材

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルを配列したノズル列を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを保持して、被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動されるキャリッジと、
    前記被記録媒体を支持するプラテン部材と、を備え、
    前記プラテン部材には、前記被記録媒体の搬送方向に沿って、前記被記録媒体を支持する複数の第1リブが設けられ、
    前記キャリッジには、前記記録ヘッドのノズル面よりも前記プラテン部材側に突出した複数の押さえ部材が設けられ、
    前記複数の押さえ部材は、
    前記被記録媒体の搬送方向と直交する方向において、隣り合う前記押さえ部材が、前記プラテン部材の隣り合う前記第1リブ同士の間隔以下になる間隔で配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押さえ部材は、前記被記録媒体を介して、前記第1リブの支持面と接触することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 隣り合う前記第1リブ同士の間に、前記第1リブよりも高さの低い第2のリブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記押さえ部材は、前記被記録媒体の搬送方向と直交する方向において、前記ノズル列の位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記押さえ部材は、前記被記録媒体の搬送方向と直交する方向において、前記ノズル列の位置から外れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記押さえ部材は、
    前記被記録媒体の搬送方向と直交する方向において、前記記録ヘッドの側方であって、
    前記被記録媒体の搬送方向において、前記ノズル列の領域内となる位置に2以上配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記被記録媒体の搬送方向において、前記ノズル列の領域より上流側の前記押さえ部材と、前記ノズル列の領域より下流側の押さえ部材と、前記ノズル列の領域内の前記押さえ部材と、を備え、
    前記ノズル面からの突出量が、
    前記上流側の前記押さえ部材≧前記下流側の前記押さえ部材>前記ノズル列の領域内の前記押さえ部材
    の関係である
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記被記録媒体の搬送方向において、前記ノズル列の領域より上流側の前記押さえ部材と、前記ノズル列の領域より下流側の押さえ部材と、前記ノズル列の領域内の前記押さえ部材と、を備え、
    前記ノズル面からの突出量が同じで、
    押さえ力が、
    前記上流側の前記押さえ部材≧前記下流側の前記押さえ部材>前記ノズル列の領域内の前記押さえ部材
    の関係である
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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