JP6264649B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチンカウンタに組み込まれて使用される加熱調理器に関する。
従来より、調理容器内の加熱対象を加熱する加熱調理器として、キッチンカウンタに組み込まれて使用されるものがある。例えば、特許文献1に記載された加熱調理器は、内部に連通する上面開口および前面開口を備えるキッチンカウンタに組み込まれる。加熱調理器は、その本体上側が上面開口を通過しつつ且つ本体前側が前面開口を塞いだ状態でキッチンカウンタに組み込まれる(キッチンカウンタの内部に配置される)。
特開2006−210146号公報
ところで、特許文献1に記載された加熱調理器においては、本体前側がキッチンカウンタの前面開口全体を塞ぐことができずに、前面開口と本体前側との間に隙間が形成される場合、その隙間を塞ぐカバーが使用される。カバーは、本体前側の左右の側面に取り付けられ、片持ち支持される。
ところが、加熱調理器の種類によっては、前面開口と本体前側との間に左右方向に大きい隙間が形成されることがある。
この場合、カバーを大きくすることが考えられる。しかしながら、カバーを大きくした場合、ユーザがカバーに振れると、カバーが前後方向に大きく撓む可能性がある。また、経年的な変形により、カバーの自由端側がキッチンカウンタの前面から突出し、キッチンカウンタの意匠性を損なう可能性がある。
また、剛性を上げて撓みを抑制するために、カバーの厚みを大きくすることが考えられる。しかしながら、厚みが大きいカバーは、片持ち支持すると自重によって撓み変形する可能性がある。
そこで、本発明は、加熱調理器の本体前側がキッチンカウンタの前面開口全体を塞ぐことができずに、前面開口と本体前側との間に大きな隙間が形成される場合において、その隙間を塞ぐカバーの変形を抑制することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、
内部に連通する上面開口および前面開口を備えるキッチンカウンタに組み込まれる加熱調理器であって、
キッチンカウンタの上面開口を通過する本体上部と、左右方向のサイズが本体上部に比べて小さく且つキッチンカウンタの前面開口の一部分を塞ぐ本体下部と、を備える本体、
および、
本体下部の前側に対して左右方向に取り付けられ、キッチンカウンタの前面開口の残りの部分を塞ぐカバー、を有し、
カバーが内部空間を備える箱状に構成されており、
カバーは、前後方向において前側の外壁部分と後側の外壁部分とによって内部空間が他の空間と区分されるように、二重壁構造に構成されている、家熱調理器が提供される。


本発明によれば、加熱調理器の本体前側がキッチンカウンタの前面開口全体を塞ぐことができずに、前面開口と本体前側との間に大きな隙間が形成される場合において、その隙間を塞ぐカバーの変形を抑制することができる。
キッチンカウンタに組み込まれた状態の本発明の一実施の形態に係る加熱調理器の斜視図 キッチンカウンタから取り外された状態の加熱調理器の斜視図 加熱調理器の概略的分解図 図1のC−C線に沿った概略的断面図 図1のD−D線に沿った概略的断面図 図5のE−E線に沿った概略的断面図 斜め前方から見たカバーの斜視図 斜め後方から見たカバーの分解図 カバーの前後方向の位置合わせを説明するための図
本発明の一態様は、内部に連通する上面開口および前面開口を備えるキッチンカウンタに組み込まれる加熱調理器であって、キッチンカウンタの上面開口を通過する本体上部と、左右方向のサイズが本体上部に比べて小さく且つキッチンカウンタの前面開口の一部分を塞ぐ本体下部と、を備える本体、および、本体下部の前側に対して左右方向に取り付けられ、キッチンカウンタの前面開口の残りの部分を塞ぐカバー、を有し、カバーが内部空間を備える箱状に構成されている。
本発明の一態様によれば、加熱調理器の本体前側がキッチンカウンタの前面開口全体を塞ぐことができずに、前面開口と本体前側との間に大きな隙間が形成される場合において、その隙間を塞ぐカバーの変形を抑制することができる。
カバーが、本体下部に対して固定される固定部と、固定部に着脱可能に取り付けられてキッチンカウンタの前面の一部を構成する飾り板部とを備えてもよい。これにより、これにより、カバー全体を交換することなく、飾り板部を交換するだけで、カバーとキッチンカウンタの前面とを意匠性について合わせることができる。
カバーがキッチンカウンタの外部と内部とを連通する開口を備えてもよい。これにより、キッチンカウンタの外部の比較的に温度が低い空気をキッチンカウンタの内部に取り込むことができ、キッチンカウンタの内部の温度上昇を抑制することができる。
本体がその内部と連通するダクトを備えてもよく、また、カバーが、その開口とダクトの内部流路とを連通するために、ダクトと接続する接続部を有してもよい。キッチンカウンタの外部の空気を用いて加熱調理器を冷却することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、キッチンカウンタに組み込まれた状態の本発明の一実施の形態に係る加熱調理器を示している。一方、図2は、キッチンカウンタから取り外された状態の加熱調理器を示している。図3は、加熱調理器の概略的分解図である。図4は、図1におけるC−C線に沿った概略的断面図である。図5は、図1におけるD−D線に沿った概略的断面図である。図6は、図5におけるE−E線に沿った概略的断面図である。
なお、本明細書においては、図1に示すように、加熱調理器10に対してユーザが立つ側を加熱調理器10およびキッチンカウンタ100の前側と定義している。
図1に示すように、本実施の形態に係る加熱調理器10は、キッチンカウンタ100に組み込まれた状態で使用される。具体的には、図3に示すように、キッチンカウンタ100の上面102に形成された略長方形状の上面開口104を通過するように、またキッチンカウンタ100の前面106に形成された略長方形状の前面開口108を塞ぐように、加熱調理器10はキッチンカウンタ100に組み込まれる。なお、本実施の形態に係る加熱調理器10は、図4に示すように、加熱調理器10が組み込まれて収容される加熱調理器収容室110と、食材、調味料、調理容器などが収納される収納室112〜116とが区分されているキッチンカウンタ100に組み込まれる。このキッチンカウンタ100の加熱調理器収容室110は、略直方体形状であって、上面開口104と前面開口108とに連通している。
加熱調理器10の本体12は、キッチンカウンタ100の上面開口104を通過する本体上部12aと、前面開口108の左右方向の中央部分を塞ぐ本体下部12bとを備える。図4に示すように、本体下部12bは、その左右方向のサイズL2が本体上部12aの左右方向のサイズL1に比べて小さく、また本体上部12の左右方向の略中央に設けられている。すなわち、図4に示すように、前後方向に見た場合、加熱調理器10の本体12は、概ね「T」字形状である。その結果として、キッチンカウンタ100の加熱調理器収容室110を画定する左右の内壁118および下方の内壁120と加熱調理器10の本体12との間に、左側空間SL、右側空間SRが形成されている。この左側空間SL、右側空間SRの役割については後述する。
本実施の形態の場合、加熱調理器10の本体12の本体上部12aは、厚みが小さい(上下方向のサイズが小さい)概ね直方体形状の上側ユニット14を有し、本体下部12bは前後方向に長い概ね直方体形状の下側ユニット16を有する。
加熱調理器10の上側ユニット14は、キッチンカウンタ100の上面開口104を覆うように上面102上に配置され、加熱対象を収容する調理容器Pが載置されるトッププレート18と、トッププレート18の下側に取り付けられ、キッチンカウンタ100の上面開口104を通過する上側ケーシング20とを有する。トッププレート18の表面が、本体12の本体上部12aの上面を構成する。
上側ユニット14の上側ケーシング内20内に、トッププレート18上に載置された調理容器Pを加熱する、例えば誘導加熱コイルなどの加熱体22と、加熱体22をユーザが操作するための操作部24と、加熱体22の出力を制御する制御基板26と、加熱体22、操作部24、および制御基板26を冷却するためのファン28とを有する。なお、加熱体20の種類によっては、制御基板26がない場合もある。
ファン28は、上側ケーシング20内に空気を取り込むことにより、上側ケーシング20内の加熱体22、操作部24、および制御基板26などを冷却するように構成されている。上側ケーシング20内に空気を取り込むために、図4および図5に示すように、上側ケーシング20には、空気取り込み口20aが形成されている。空気取り込み口20aは、本実施の形態の場合、図4に示すように、本体下部12bに対して右側に位置し、上側ユニット14の上側ケーシング20の下面に形成されている。このような空気取り込み口20aを介して、ファン28は上側ケーシング20内に空気を取り込む。なお、本実施の形態の場合、ファン28は上側ケーシング20内に配置されているが、上側ケーシング20の外部に設けられて空気取り込み口20aを介して上側ケーシング20内に空気を送るようにファン28を配置してもよい。
上側ケーシング20内の加熱体22、操作部24、および制御基板26を冷却した空気は、トッププレート18の後側に形成された排気口18aを介して外部に排出される。なお、これらの空気は、キッチンカウンタから外部へ連通するダクトを設けて、直接キッチンルームの外へ排出するようにしても良い。
本実施の形態の場合、加熱調理器10の下側ユニット16は、魚などの加熱対象を収容して焼くためのグリル庫30を有する。キッチンカウンタ100の前面開口106を介して、グリル庫30内に魚などの加熱対象が収容される。
グリル庫30は、上側ユニット14の下面に取り付けられた下側ケーシング32に収納されている。下側ケーシング32は、概ね直方体のグリル庫30の左右の側面、後面、および底面を覆い、グリル庫30から発生する熱が外部に伝わらないように遮熱する役割もする。
下側ユニット16は、グリル庫30の前面を覆い、グリル庫30内に魚などを投入するための開口を備えた前板34と、グリル時にグリル庫30を閉じるグリル扉36とを有する。グリル庫30は、前板34に取り付けられている。グリル扉36は、前板34に取り付けられ、図1に示すようにキッチンカウンタ100の前面開口108の左右方向の中央部分を塞いでいる。なお、詳細は後述するが、前板34は、下側ケーシング32に対する前後方向の位置を調整可能に、下側ケーシング32に取り付けられている。
また、グリル庫30の後側には、グリル中にグリル庫30内で発生した油煙などを外部に排出するための排気筒38が設けられている。排気筒38は、グリル庫30の後側からトッププレート18の後側の中央部分に形成されたグリル排気口18bに向かって延在している。このような排気筒38およびグリル排気口18bにより、グリル庫30内で発生した油煙などがトッププレート18の上方に排出される。
上述したように、また図1に示すように、加熱調理器10の本体12の本体下部12bの前側(すなわちグリル扉36)は、キッチンカウンタ100の前面開口108の左右方向の中央部分を塞いでいる。
本体12の前側(グリル扉36)が塞ぎ残したキッチンカウンタ100の前面開口1008の部分、すなわち本体下部12bに対して左右両側の前面開口108の部分を塞ぐために、加熱調理器10は、左カバー40と、右カバー42とを有する。
左カバー40、右カバー42は、グリル扉36と協働してキッチンカウンタ100の前面開口108全体を塞ぎ、キッチンカウンタ100の前面106の一部を構成する。また、左カバー40、右カバー42は、加熱調理器10の本体12とキッチンカウンタ100の加熱調理器収容室110との間に形成された左側空間SL、右側空間SRをユーザに見えないように隠す役割もする。
図7は、斜め前から見た左カバー40の斜視図である。図8は、斜め後ろから見た、左カバー40の分解斜視図である。
左カバー40、右カバー42は、内部空間を備える箱状に構成されている。ここで言う「箱状」とは、他の空間と区分するために、内部空間全体を囲むように構成されている形状を言う。
左カバー40、右カバー42を内部空間を備える箱状に構成する理由について説明する。
左カバー40、右カバー42は、図6に示すように、本体下部12bの前側(具体的には下側ユニット16の前板34)に固定されている。具体的には、左カバー40の右側部分が前板34の左側に固定され、右カバー42の左側部分が前板34の右側に固定されている。すなわち、左カバー40、右カバー42は、片持ち支持されている。
また、左カバー40、右カバー42が塞ぐ必要があるキッチンカウンタ100の前面開口108の部分は左右方向に広い。例えば、本実施の形態の場合、左カバー40、右カバー42それぞれは、略長方形状の前面開口108の約1/3の面積を塞ぐ必要がある。
片持ち支持されるため且つ前面開口108を部分的に広く塞ぐ必要があるため、左カバー40、右カバー42は、箱状に構成されている。
例えば、箱状ではなく薄板状にカバーを構成すると、ユーザが例えば掃除のためにカバーに振れたときにそのカバーが前後方向に大きく撓む可能性がある。また、経年的な変形により、カバーの自由端側がキッチンカウンタ100の前面108から部分的に突出し、キッチンカウンタ100の意匠性を損なう可能性がある。このような変形を抑制するために、箱状に構成することにより、左カバー40、右カバー42の剛性を向上させている。
なお、厚みが大きい板状のカバーを採用することが考えられる。しかしながら、厚みが大きいカバーは重く、片持ち支持すると自重によって撓み変形する可能性がある。そこで、剛性が高く且つ軽量な箱状に、左カバー40、右カバー42は構成されている。
左カバー40、右カバー42を箱状にすることによる利点が、もう一つ存在する。それは、箱状の左カバー40、右カバー42により、キッチンカウンタ100の前面開口108を通過する加熱調理器10の動作音(例えば、ファン28の動作音)を低減することができる点である。
左カバー40、右カバー42を内部空間を備える箱状にすることにより、すなわち前側の外壁部分と後側の外壁部分とによって提供される二重壁構造により、加熱調理器10の動作音が遮音される(内部空間を備えていない板状のカバーに比べて)。それにより、キッチンカウンタ100の前面開口108から漏れる加熱調理器10の動作音によってユーザに不快感を与えることが抑制される。
なお、騒音のことを考慮すると、騒音の発生源であるファン28は、キッチンカウンタ100の前面106から遠ざかるように、すなわち上側ユニット14の後側に配置するのが好ましい。また、本体前面の開口40cとファン28までの冷却流路を屈曲させることで、ファン28の空気取り込み口20aからの運転音が飾り板部40bによって直接本体外に出ないので、さらに騒音を低減できる。
また、箱状の左カバー40、右カバー42は、本体下部12b(下側ユニット16の前板34)に対して固定される固定部40a、42aと、固定部40a、42aに対して着脱可能に取り付けられてキッチンカウンタ100の前面108の一部を構成する飾り板部40b、42bとを備えるのが好ましい。
例えば、本実施の形態の場合、図8に示すように、左カバー40(右カバー42)の飾り板部40b(42b)は、固定部40a(42a)に対して複数のネジ44によって着脱可能に取り付けられる。
これにより、飾り板部40b、42bを交換することにより、左カバー40、右カバー42は、キッチンカウンタ100の前面106に意匠性について簡単に合わせることができる。すなわち、左カバー40、右カバー42全体を交換する必要がない。
様々な種類のキッチンカウンタ100に加熱調理器10を組み込むことを考慮すると、すなわち、様々の意匠のキッチンカウンタ100の前面106に合うような左カバー40と右カバー42の飾り板部40b、42bを多数用意することを考慮すると、飾り板部40b、42bの形状は簡素なものが好ましい。
例えば、左カバー40、右カバー42の剛性のほとんどを担うように固定部40a、40bを有底筒状(すなわち蓋のない箱状)に構成し、その固定部40a、40bに係合可能な蓋状に飾り板部40b、42bを構成する。
また、本実施の形態の場合、左カバー40は、キッチンカウンタ100の外部と内部とを連通する開口40cを備える。
具体的には、図5に示すように、左カバー40の開口40cは、その内部空間40dに連通している。本実施の形態の場合、左カバー40の内部空間40dは、固定部40aと飾り板部40bとの間に形成されている。
左カバー40の内部空間40dは、図5および図6に示すように、ダクト50に連通している。
このダクト50は、図5に示すように、本体上部12a(具体的には上側ユニット14の上側ケーシング20)の空気取り込み口20aに連通する出口50aと、左カバー40の開口40cと内部空間40dを介して連通する第1の入口50bと、第1の入口50bを通過した空気が出口50bに向かって流れる内部流路50cとを備える。また、ダクト50は、キッチンカウンタ100の内部に連通して該キッチンカウンタ100の内部の空気を吸い込む第2の入口50dを備える。
左カバー40の内部空間40dとダクト50の内部流路50cとを連通するために、左カバー40とダクト50は、それぞれ着脱可能に接続し合う接続部40e、50eを備える。
左カバー40の接続部40eは、前後方向に延在する筒形状に構成されている。一方、ダクト50の接続部50eも、前後方向に延在する筒形状であって、左カバー40の接続部40eに対して着脱可能に内挿または外挿されるように構成されている。
このような左カバー40の接続部40eとダクト50の接続部50eとにより、以下の利点が提供される。
まず、加熱調理器10の本体12を上面開口104を介してキッチンカウンタ100に組み込んだ後、左カバー40をダクト50に接続することができる。その結果、加熱調理器10のキッチンカウンタ100への組み込みに関する作業性が向上する(左カバー40とダクト50が着脱不可能な場合に比べて)。
なお、さらに作業性を向上させるためには、ダクト50が本体12に固定され、キッチンカウンタ100の上面開口104を介して本体12を該キッチンカウンタ100に組み込めるように、ダクト50が構成されるとともに本体12に対して固定されているのが好ましい。これにより、加熱調理器10の本体12をキッチンカウンタ100に組み込んだ後に、前面開口108を介してダクト50を本体12に固定する場合に比べて、加熱調理器10のキッチンカウンタ100への組み込みに関する作業性が向上する。
上述したように、また、図6に示すように、グリル扉36、左カバー40、および右カバー42は、下側ユニット16の前板34に取り付けられている。また、前板34は、下側ケーシング32に対して前後方向に移動可能に取り付けられている。これは、グリル扉36、左カバー40、および右カバー42を一体的に前後方向に移動させることにより、これらをキッチンカウンタ100の前面106に位置合わせするためである。
左カバー40を前後方向に移動可能にするために、また左カバー40が前後方向に移動してもダクト50との接続が維持されるように、左カバーの接続部40eとダクト50の接続部5edは前後方向に延在する筒状で構成され、いずれか一方が他方に対して内挿される。
なお、補足すると、グリル扉36、左カバー40、および右カバー42のキッチンカウンタ100の前面106に対する位置合わせは、これらが取り付けられている前板34を下側ケーシング32に固定することによって完了する。
図9に示すように、前板34の左右の側壁34aが下側ケーシング32の左右の側壁32aの外側に位置する。前板34の左右の側壁34aには、前後方向に長い長穴34bが形成されている。この長穴34bに挿通されたねじ60が下側ケーシング32のめねじ(図示せず)に螺合することにより、下側ケーシング32に対する前板34の前後方向の位置を調整することができ、また前板35を下側ケーシング32に固定することができる。
このような左カバー40とダクト50によれば、ファン28が回転すると、図5および図6に示すように、左カバー40の開口40cは、空気取り込み口として機能する、すなわちキッチンカウンタ100の外部の空気を吸い込む。なお、図5および図6において、ファン28の回転によって生じる空気の流れが、太線矢印Fで示されている。
左カバー40の開口40cを介して吸い込まれた空気は、左カバー40の内部空間40dを通過し、第1の入口50bを介してダクト50の内部流路50c内に入る。
また、ファン28が回転すると、第2の入口50dを介してキッチンカウンタ100の内部、すなわち加熱調理器収容室110内の空気がダクト50内に流入する。その結果、ダクト50の内部流路50c内で、第1の入口50bを通過した空気と第2の入口50dを通過した空気とが混合される。すなわち、キッチンカウンタ100の外部の空気と、キッチンカウンタ100の内部の空気が混合される。ダクト50の内部流路50c内で混合された空気は、出口50bを通過して本体上12bの上側ユニット14内に流入する。この空気により、上側ユニット14内の加熱体22、操作部24、制御基板26などが冷却される。
以上のような構成の本実施の形態の加熱調理器10によれば、以下の効果が提供される。
まず、加熱調理器10の本体12の本体下部12bの左右方向のサイズL2が本体上部12aの左右方向のサイズL1に比べて小さいために、略直方体形状の加熱調理器収容室110に収容されると、本体下部12bの左側および右側に左側空間SLおよび右側空間SRが形成される。この左側空間SL、右側空間SRは、加熱調理器10の本体12から加熱調理器収容室110に隣接する収納室112、114、116への熱の伝達を抑制する、すなわち断熱手段として機能する。
特に、左側空間SL、右側空間SRは、本体下部12bのグリル庫30から発生する熱を、加熱調理器収容室110に対して左右に隣接する収納室112、114に伝達することを抑制する。
このような左側空間SL、右側空間SLにより、すなわちこれらの空間を形成する加熱調理器10の本体形状により、キッチンカウンタ100内の温度上昇を抑制することができる(左側空間SL、右側空間SRが存在しない場合に比べて)。
それとともに、図5に示すように、ダクト50の第2の入口50dを介してキッチンカウンタ100の内部の空気が吸引されることによっても、キッチンカウンタ100の内部の温度上昇が抑制される。
具体的に説明すると、動作中の加熱調理器10によって暖められた加熱調理器収容室1110内の空気は、ダクト50の第2の入口50dを介して上側ユニット14の内部に取り込まれ、最終的に、排気口18aを介してキッチンカウンタ100の外部に排出される。それにより、加熱調理器収容室110内の温度上昇が抑制される。
加熱調理器収容室110内の温度上昇が抑制されることにより、その加熱調理器収容室110から隣接する収納室112、114、116への熱の伝達が抑制され、収納室112、114、116の温度上昇が抑制される。
しかしながら、加熱調理器収容室110内の暖められた空気を加熱調理器10の上側ユニット14内にと取り込むと、加熱調理器収容室110内の温度上昇は抑制できるものの、上側ユニット14内の加熱体22などの冷却効率、すなわち加熱調理器10に対する冷却効率は低下する。その加熱調理器10に対する冷却効率の低下を抑制するために、キッチンカウンタ100の外部の空気が使用される。
具体的には、キッチンカウンタ100の前方の開かれた空間(キッチンルーム)を臨む左カバー40の開口40cを介して、キッチンカウンタ100の外部の相対的に温度が低い空気が、ダクト50の内部流路50c内に十分に吸い込まれる。このキッチンカウンタ100の外部の空気と、第2の入口50dを介して吸引されたキッチンカウンタ100の内部の相対的に温度が高い空気とが、ダクト50の内部流路50c内で混合される。その結果、温度が低い空気が上側ユニット14内に取り込まれ、上側ユニット14内の加熱体22などを十分に冷却することができる。すなわち、加熱調理器10に対する高い冷却効率を実現することできる。
なお、キッチンカウンタ100の内部の温度の上昇をさらに抑制するために、また加熱調理器10に対する冷却効率をさらに高めるために、キッチンカウンタ100の外部の空気をキッチンカウンタ100の内部に直接的に供給するように、加熱調理器10を構成するのが好ましい。
そのために、右カバー42は、キッチンカウンタ100の外部の空気をキッチンカウンタ100の内部に取り込むための開口42cを備える。また、図5および図8に示すように、左カバー40の固定部40aは、その内部空間40dと加熱調理器収容室110とを直接的に連通する開口40fを備える。
ファン28が回転すると、図6に示すように、右カバー42の開口42cを介してキッチンカウンタ100の外部の空気が、加熱調理器収容室110内、具体的には本体下部12bに対して左側の左側空間SL内に吸引される。そして、左側空間SL内に吸引された外部の空気は、右側空間SR内に入り、最終的にダクト50の第2の入口50dに流入する。
図6に示すように、右カバー42の開口42cを介して左側空間SLに取り込まれた空気が、右側空間SRに流れてダクト50の第2の入口50dに流入できるように(流入しやすくするために)、図5に示すように、本体下部12b(下側ケーシング32)の後側に左右方向に延在する凹部52を形成するのが好ましい。
本実施の形態の場合、図5に示すように、排気筒38の下側の空間が、左右方向に延在する凹部52に相当する。この凹部52により、右カバー42の開口42cを介して吸引された空気は、本体下部12bの後側を通過してダクト50の第2の入口50dに流入しやすくなる。その結果、右カバー42の開口42cを介して取り込まれたキッチンカウンタ100の外部の空気が加熱調理器収容室110内全体にいきわたり、加熱調理器収容室100内の温度上昇が抑制される。また、本体の底面と加熱調理器収容室110との間があいている場合や、区画されていない場合は、この部分にも空気が通ることで、調理器収容室の冷却がされる。
また、図5および図8に示す左カバー40の開口40fにより、キッチンカウンタ100の外部の空気が、直接的に加熱調理器収容室110内に取り込まれ、加熱調理器収容室100内の温度上昇が抑制される。
以上、本実施の形態によれば、加熱調理器10の本体12の前側がキッチンカウンタ100の前面開口108全体塞ぐことができずに、前面開口108と本体12の前側との間に大きな隙間が形成される場合において、その隙間を塞ぐ左カバー40および右カバー42の変形を抑制することができる。
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。
上述の実施の形態の場合、加熱調理器10の本体12の前側(本体下部12bの前側、すなわちグリル扉36)がキッチンカウンタ100の前面開口108の左右方向の中央部分を塞ぎ、左カバー40、右カバー42、すなわち2つのカバーによって前面開口108の残りの部分を塞いでいる。本発明の実施の形態はこれに限らない。例えば、加熱調理器の本体の前側がキッチンカウンタの前面開口の左右方向の一方側の半分を塞ぎ、1つのカバーが前面開口の残りの部分を塞ぐような加熱調理器であってもよい。
本発明は、キッチンカウンタに組み込まれて使用される加熱調理器であれば適用可能である。
10 加熱調理器
12 本体
12a 本体上部
12b 本体下部
14 上側ユニット
16 下側ユニット
18 トッププレート
20 上側ケーシング
22 加熱体
24 操作部
26 制御基板
28 ファン
30 グリル庫
32 下側ケーシング
32a 側壁
34 前板
34a 側壁
36 グリル扉
38 排気筒
40 左カバー
40a 固定部
40b 飾り板部
40c 開口(空気取り込み口)
40d 内部空間
40e 接続部
42 右カバー
42a 固定部
42b 飾り板部
42c 開口(空気取り込み口)
42d 内部空間
44 ねじ
50 ダクト
50a 出口
50b 第1の入口
50c 内部流路
50d 第2の出口
50e 接続部
52 凹部
60 ねじ
100 キッチンカウンタ
102 上面
104 上方開口
106 前面
108 前面開口
110 加熱調理器収容室
112 収納室
114 収納室
116 収納室
118 内壁
120 内壁
F 空気の流れ
P 調理器容器
SL 左側空間
SR 右側空間
L1 本体上部の左右方向のサイズ
L2 本体下部の左右方向のサイズ

Claims (4)

  1. 内部に連通する上面開口および前面開口を備えるキッチンカウンタに組み込まれる加熱調理器であって、
    キッチンカウンタの上面開口を通過する本体上部と、左右方向のサイズが本体上部に比べて小さく且つキッチンカウンタの前面開口の一部分を塞ぐ本体下部と、を備える本体、
    および、
    本体下部の前側に対して左右方向に取り付けられ、キッチンカウンタの前面開口の残りの部分を塞ぐカバー、を有し、
    カバーが内部空間を備える箱状に構成されており、
    カバーは、前後方向において前側の外壁部分と後側の外壁部分とによって内部空間が他の空間と区分されるように、二重壁構造に構成されている、加熱調理器。
  2. 内部に連通する上面開口および前面開口を備えるキッチンカウンタに組み込まれる加熱調理器であって、
    キッチンカウンタの上面開口を通過する本体上部と、左右方向のサイズが本体上部に比べて小さく且つキッチンカウンタの前面開口の一部分を塞ぐ本体下部と、を備える本体、
    および、
    本体下部の前側に対して左右方向に取り付けられ、キッチンカウンタの前面開口の残りの部分を塞ぐカバー、を有し、
    カバーが内部空間を備える箱状に構成されているとともに、
    カバーが、本体下部に対して固定される固定部と、固定部に着脱可能に取り付けられてキッチンカウンタの前面の一部を構成する飾り板部とを備える、加熱調理器。
  3. カバーが、キッチンカウンタの外部と内部とを連通する開口を備える、請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 本体がその内部と連通するダクトを備え、
    カバーが、その開口とダクトの内部流路とを連通するために、ダクトと接続する接続部を有する、請求項3に記載の加熱調理器。
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