JP2018071929A - オーブン装置 - Google Patents

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正和 金原
Masakazu Kanehara
正和 金原
昌夫 小柳
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昌夫 小柳
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Abstract

【課題】筐体の天面が熱くなりにくいオーブン装置を提供する。【解決手段】電気オーブンは、筐体10と、筐体10内に配置され、被調理物が収容される調理室と、当該調理室を上方から加熱する上ヒータとを含む調理庫20と、筐体10の前面10aに設けられ、筐体10の天面と調理庫20の天面20cとの間の空間に向かって開口する吸気口15と、筐体10の後面10cに設けられる排気口16と、吸気口15から吸気した空気を、排気口16から排気させる排気ファン100と、筐体10の天面と調理庫20の天面20cとの間に、上下に隙間を有する状態で配置され、吸気口15から排気口16へと流れる空気が、その上下の表面に接触する金属製の平板90と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、パン生地等の被調理物を焼くことができる、電気オーブン等のオーブン装置に関する。
従来、調理庫内に収容された被調理物を、被調理物の上方および下方に配置された上ヒータおよび下ヒータで上下から加熱する、いわゆる輻射式のオーブン装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−098575号公報
上記のようなオーブン装置では、上ヒータの熱により調理庫の天面が熱くなりやすく、この熱が輻射によって調理庫を覆う筐体の天面に伝わり、筐体の天面が熱くなりやすい。
特許文献1に記載されたオーブンでは、調理庫である内箱の外側に断熱材が設けられている。しかしながら、被調理物の調理内容によっては内箱が長時間に亘って加熱される場合がある。このような場合、断熱材自身が熱くなって、その熱が筐体である断熱箱体に伝わり、断熱箱体の天面が熱くなりやすい。
調理庫(内箱)の天面と筐体(断熱箱体)との距離を大きく取ると、熱の伝わりは小さくなるが、その分、装置本体の上下のサイズが大きくなってしまう。
そこで、本発明は、筐体の天面が熱くなりにくいオーブン装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係るオーブン装置は、筐体と、前記筐体内に配置され、被調理物が収容される調理室と、当該調理室を上方から加熱するヒータとを含む調理庫と、前記筐体の第1の側面に設けられ、前記筐体の天面と前記調理庫の天面との間の空間に向かって開口する吸気口と、前記筐体における前記第1の側面と異なる第2の側面に設けられる排気口と、前記吸気口から吸気した空気を、前記排気口から排気させる排気ファンと、前記筐体の天面と前記調理庫の天面との間に、上下に隙間を有する状態で配置され、前記吸気口から前記排気口へと流れる空気が、その上下の表面に接触する金属製の平板と、を備える。
上記の構成によれば、調理庫の天面から放出された熱が平板に蓄積され、蓄積された熱が平板の表面に接する空気により放熱されることによって、筐体の天面への熱の伝わりが抑制される。これにより、調理運転中の筐体の天面の温度上昇が抑えられ、筐体の天面が熱くなりにくい。しかも、平板が挟まれるだけであるので、筐体の天面と調理庫の天面との隙間を大きくとる必要がなく、装置本体の上下のサイズが大きくなりにくい。
本態様に係るオーブン装置において、前記平板における前記第1の側面に沿う辺の長さが、その辺に沿う方向の前記吸気口の長さより長くされるような構成が採られ得る。
上記の構成によれば、吸気口の全範囲が平板でカバーされるので、吸気口から吸い込まれた空気が平板の表面に接触しやすい。これにより、平板からの放熱が一層効果的に行われるので、調理運転中の筐体の天面の温度上昇が一層抑えられる。
本態様に係るオーブン装置において、前記第2の側面は、前記第1の側面に対向し、前記排気口は、前記第2の側面において、前記調理庫に対面しない位置であって中央よりも上側に設けられるような構成が採られ得る。この場合、前記排気ファンは、前記排気口に対面するように前記第2の側面の内側に配置され、前記平板は、前記第1の側面から前記第2の側面に向う方向に、前記排気ファンの前面を超えない位置まで延びる。
上記の構成によれば、平板における第2の側面側の辺から平板を離れた空気が排気ファンの前面側、即ち、吸気側に向かいやすく、吸気口から排気口への空気の流れが良くなる。これにより、平板からの放熱がさらに一層効果的に行われるので、調理運転中の筐体の天面の温度上昇がさらに一層抑えられる。
本態様に係るオーブン装置において、前記平板は、方形状を有するような構成とされ得る。この場合、前記平板の4つの角部には、それぞれ、前記調理庫の天面に設置され、前記平板を支える第1支持部が設けられ、前記平板の2つの前記第1支持部の間の位置に、それぞれ、前記調理庫の天面に設置され、前記平板を支える第2支持部が設けられる。
上記の構成によれば、平板がその重みによって下方へ撓みにくく、平板と調理庫の天面との間の隙間が狭くなりにくい。これにより、平板と調理庫の天面との間を空気が流れにくくなることを防止でき、平板からの良好な放熱を維持できる。
本発明によれば、筐体の天面が熱くなりにくいオーブン装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る、ドアが開放された状態の電気オーブンの斜視図である。 図2(a)は、実施の形態に係る、電気オーブンを前後方向における中央部で切断した正面断面図であり、図2(b)は、実施の形態に係る、仕切板および排気ファンが取り外された状態の電気オーブンを前後方向における中央部で切断した正面断面図である。 図3(a)は、実施の形態に係る、電気オーブンを図2(a)のA−A´線の部位で切断した平面断面図であり、図3(b)は、実施の形態に係る、電気オーブンを図2(a)のB−B´線の部位で切断した平面断面図である。 図4は、実施の形態に係る、電気オーブンを図2(a)のC−C´線の部位で切断した左側面断面である。 図5は、実施の形態に係る、スチーム発生器の構成を示す図であり、スチーム発生器を前後方向における中央部で切断した正面断面図である。 図6は、実施の形態に係る、電気オーブンを筐体の天面の僅かに下の部位で水平方向に切断した平面断面図である。 図7(a)ないし(c)は、それぞれ、実施の形態に係る、平板の平面図、正面図および右側面図である。
以下、本発明のオーブン装置の一実施形態である電気オーブン1について、図面を参照して説明する。
本実施の形態において、電気オーブン1が、特許請求の範囲に記載の「オーブン装置」に対応する。また、前面10aが、特許請求の範囲に記載の「第1の側面」に対応する。さらに、後面10cが、特許請求の範囲に記載の「第2の側面」に対応する。さらに、上ヒータ50が、特許請求の範囲に記載の「ヒータ」に対応する。さらに、第1支持脚91が、特許請求の範囲に記載の「第1支持部」に対応する。さらに、第2支持脚92が、特許請求の範囲に記載の「第2支持部」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る、ドア11が開放された状態の電気オーブン1の斜視図である。図2(a)は、本実施の形態に係る、電気オーブン1を前後方向における中央部で切断した正面断面図であり、図2(b)は、本実施の形態に係る、仕切板24および排気ファン100が取り外された状態の電気オーブン1を前後方向における中央部で切断した正面断面図である。図3(a)は、本実施の形態に係る、電気オーブン1を図2(a)のA−A´線の部位で切断した平面断面図であり、図3(b)は、本実施の形態に係る、電気オーブン1を図2(a)のB−B´線の部位で切断した平面断面図である。図4は、本実施の形態に係る、電気オーブン1を図2(a)のC−C´線の部位で切断した左側面断面である。図5は、本実施の形態に係る、スチーム発生器80の構成を示す図であり、スチーム発生器80を前後方向における中央部で切断した正面断面図である。図6は、本実施の形態に係る、電気オーブン1を筐体10の天面10bの僅かに下の部位で水平方向に切断した平面断面図である。図7(a)ないし(c)は、それぞれ、本実施の形態に係る、平板90の平面図、正面図および右側面図である。なお、図2(a)および(b)には、便宜上、貯水ケース14と給水ポンプ40が一点鎖線で示されている。また、図2(b)には、便宜上、排気ファン100の外形が破線にて示されている。
電気オーブン1は、外観を構成するほぼ直方体形状の筐体10を備えている。筐体10は、ステンレス等の金属材料で形成されている。筐体10内には、ほぼ直方体形状の調理庫20が配置されている。調理庫20は、金属材料、たとえば、鋼板で形成されている。調理庫20は、天面板20aによって、その内部が調理庫本体21と、ヒータ収容部22とに区画されている。天面板20aには、ほぼ全面に亘り、ヒータ収容部22と調理庫本体21とを連通させる多数の上連通孔20bが形成されている。
調理庫本体21の底面には、下面が開口する方形の箱状の底面板23が配されている。底面板23の前面および左右の側面と、調理庫本体21の前面および左右の側面との間には所定の隙間が形成されており、底面板23の後面と仕切板24との間にも所定の隙間が形成されている。また、底面板23には、前後左右の側面に、全面に亘って、底面板23の内部と調理室21aとを連通する多数の下連通孔23aが形成されている。
調理庫本体21内には、後部に仕切板24が配されている。調理庫本体21内は、仕切板24によって、前側の調理室21aと後側の収容室21bとに区画されている。調理室21a内にパン生地等の被調理物が収容される。調理庫本体21の前面には、被調理物が出し入れされる投入口21cが形成されている。
筐体10の前面10aには、投入口21cを覆うドア11が設けられている。ドア11は、下端部が図示しないヒンジ部により支持されており、下方に開放する。筐体10の前面10aには、ドア11の右隣りに操作部30が設けられている。操作部30には、メニュー、温度、時間等を設定するための各種の操作ボタン、および、設定されたメニュー、温度、時間等を表示するための各種の表示部が配置されている。筐体10の右側面には、電源を投入、遮断するための電源スイッチ12が設けられている。
筐体10の前面10aには、操作部30の下に装着口13が設けられ、この装着口13に貯水ケース14が装着されている。また、筐体10内には、貯水ケース14の後方に給水ポンプ40が配されている。貯水ケース14には、スチームの発生に用いられる水が溜められる。
貯水ケース14の上面には、給水口14aが形成されている。ユーザは、貯水ケース14を装着口13から取り外して、給水口14aから貯水ケース14内に水を供給する。また、貯水ケース14には、接続パイプ14bが設けられている。接続パイプ14bの一端は貯水ケース14内の水に浸かり、他端は、貯水ケース14が装着口13に装着されると、給水ポンプ40の吸込口に接続される。
筐体10の前面(前側の側面)10aには、投入口21cの上方位置に、吸気口15が設けられている。吸気口15は、左右方向に並ぶ複数の吸気孔15aにより構成され、各吸気孔15aが筐体10の天面10bと調理庫20の天面20cとの間の空間に向って開口している。投入口21cを閉鎖したドア11の上端は吸気口15よりも下に位置し(図1の一点鎖線参照)、ドア11が閉じた状態でも、吸気口15は外部に露出する。
ヒータ収容部22には、ループ状の上ヒータ50が配されている。上ヒータ50は、天面板20aに近接する。また、底面板23の内部には、ループ状の下ヒータ60が配されている。下ヒータ60は、底面板23に近接する。上ヒータ50および下ヒータ60は、たとえば、シーズヒータであり、電気オーブン1が家庭用の定格容量1500Wのコンセントで利用でき、且つ、できる限り高い加熱力が得られるよう、その出力(消費電力)が設定されている。本実施の形態では、上ヒータ50および下ヒータ60の出力が、共に700Wに設定されている。なお、上ヒータ50の周囲は、図示しない断熱材によって覆われている。
調理庫本体21内における天面板20aの僅かに下の位置には、上温度センサ51が配されている。上温度センサ51は、上ヒータ50の発熱に基づく上ヒータ50の周辺の温度を検出することによって、上ヒータ50の温度を間接的に検出する。また、調理庫本体21内の底面近傍には、下温度センサ61が配されている。下温度センサ61は、下ヒータ60の発熱に基づく下ヒータ60の周辺の温度を検出することによって、下ヒータ60の温度を間接的に検出する。
収容室21b内には、下側に庫内ファン70が設けられ、上側にスチーム発生器80が設けられている。庫内ファン70は、たとえば、遠心ファンであり、仕切板24に対向するインペラ71を有する。インペラ71は、回転によって、空気を中央から吸い込み外周へ吐き出す。
収容室21b内には、庫内ファン70のインペラ71を囲むようにしてループ状の後ヒータ25が設けられている。後ヒータ25は、たとえば、シーズヒータである。後ヒータ25の出力は、上ヒータ50と下ヒータ60とを動作させた場合と同様な加熱力が得られるよう、たとえば、1400Wに設定される。
図5に示すように、スチーム発生器80は、横長の直方体形状を有するアルミダイカスト製の蓄熱器81と、蓄熱器81を加熱するためのスチームヒータ82と、蓄熱器81の温度を検出するスチーム温度センサ83とを含む。
蓄熱器81の内部には、水が溜められる貯水部84が形成されている。蓄熱器81の上面には、中央部に注水口85が形成されており、注水口85の両側に、貯水部84に連通する複数の排出孔86が形成されている。スチームヒータ82およびスチーム温度センサ83は、それぞれ、蓄熱器81に形成されたヒータ取付穴87およびセンサ取付穴88に埋め込まれている。注水口85には、給水ポンプ40の吐出口から延びる給水管41が接続されている。
スチームヒータ82は、上ヒータ50および下ヒータ60の何れか一方とスチームヒータ82とが同時に動作しても、家庭用のコンセントの定格容量1500Wを超えないよう、その出力が設定されている。本実施の形態では、スチームヒータ82の出力が600Wに設定されている。
仕切板24には、全面に亘り、調理室21aと収容室21bとを連通する多数の連通孔26が形成されている。連通孔26は、収容室21b内への風の吸気口となるとともに、収容室21bからのスチームの排出口となる。仕切板24の左右の端部24aは、調理庫本体21の左右の側面と離間するとともに、左右の側面と平行となるよう前方に折り曲げられている。仕切板24の端部24aと調理庫本体21の側面との間の隙間が、収容室21bからの風の排気口27となる。
調理庫本体21の右側面と左側面には、調理室21aの前部および後部の位置に、それぞれ、上のトレー(図示せず)が設置される受け棚(図示せず)を受けるための前受け部28aおよび後受け部28bが設けられている。前受け部28aおよび後受け部28bは、庫内ファン70よりも高い位置に設けられている。
筐体10の天面10bと調理庫20の天面20cとの間には、アルミニウム等の放熱性(熱伝導性)に優れた金属材料からなる方形状の平板90が配置されている。平板90は、その上下に隙間ができるよう、天面10bと天面20cとの間のほぼ中央位置に配置されている。本実施の形態では、筐体10の天面10bと調理庫20の天面20cとの間の距離が、たとえば、20mmに設定され得る。この場合、平板90は、調理庫20の天面20cから10mmの高さ位置に配置され得る。また、本実施の形態では、平板90の厚みが、たとえば、0.8mmに設定され得る。
図6に示すように、平板90における筐体10の前面10aに沿う前辺90aおよび後辺90bの長さ、即ち、平板90の左右の幅W1は、調理庫20の左右の幅W2よりも僅かに小さく、吸気口15における前辺90aに沿う方向の長さ、即ち、吸気口15の左右の幅W3よりも大きい。また、平板90の左辺90cおよび右辺90dの長さ、即ち、平板90の前後の奥行D1は、調理庫20の前後の奥行D2よりも小さい。
平板90には、4つの角部に、それぞれ、第1支持脚91が形成される。また、平板90には、2つの第1支持脚91の中間位置、たとえば、ほぼ真ん中の位置に、それぞれ、第2支持脚92が形成される。
第1支持脚91および第2支持脚92は、平板90から下方に延びて下端部が外側に折り曲げられた、ほぼL字の形状を有し、調理庫20の天面20cに設置されて平板90を支える。平板90の左辺90cおよび右辺90dに設けられた第2支持脚92には、挿通孔92aが形成される。ネジ93が第2支持脚92の挿通孔92aに通され、調理庫20の天面20c形成されたネジ穴(図示せず)に止められる。これにより、平板90が調理庫20の天面20cに固定される。
筐体10の後面(後側の側面)10cには、調理庫20に対面しない調理庫20の右方であって中央よりも上側の位置に排気口16が設けられている。排気口16は、複数のスリット状の排気孔16aにより構成される(図2(b)参照)。この排気口16に対面するように、排気ファン100が配置されている。排気ファン100は、たとえば、軸流ファンであり、筐体10の後面10cの内側において後面10cに接する。排気ファン100の前面100aは、調理庫20の後面20dより前方に位置するが、平板90の後辺90bよりも後方に位置する。即ち、平板90は、前後方向に、排気ファン100の前面100aを超えない位置まで延び、その後端部が前面100aより後方へは張り出さない(図6参照)。
上ヒータ50および下ヒータ60が動作すると、上ヒータ50および下ヒータ60から発せられた熱によって調理室21a内が上下から加熱される。このとき、ヒータ収容部22が上連通孔20bにより調理室21aと連通しているので、上ヒータ50から放射された熱が調理室21a内に流入しやすい。また、底面板23の内部が下連通孔23aにより調理室21aと連通しているので、下ヒータ60から放射された熱が調理室21a内に流入しやすい。しかも、下連通孔23aは、底面板23の前後左右の側面に形成されており、底面板23の上面には形成されていないので、焼き上がったパンから出たパン屑等が下連通孔23aから底面板23の内部に侵入しにくい。
また、図3(b)に示すように、庫内ファン70が動作すると、インペラ71が右回転する。インペラ71の上方は、スチーム発生器80の蓄熱器81が近接し、インペラ71の下方は調理庫本体21の底面が近接するため、矢印で示すように、インペラ71の上側ではスチーム発生器80(蓄熱器81)に沿うようにして右方向に風が送られ、インペラ71の下側では調理庫本体21の底面に沿うようにして左方向に風が送られる。インペラ71から送られた風は、収容室21b内を左右に分かれて流れ、左右両側の排気口27から調理室21a内に導入される。導入された風は、一旦、前方へ流れたのち、庫内ファン70の吸引力により後方へと流れ、庫内ファン70の前方の連通孔26を通って収容室21b内へと戻る。
さらに、スチーム発生器80において、スチームヒータ82が動作すると、蓄熱器81が加熱されて高温になる。図5に示すように、高温となった蓄熱器81の貯水部84内に、給水ポンプ40により、給水管41を通じて貯水ケース14内の水が供給される。貯水部84に供給された水は、蓄熱器81により加熱されて蒸発し、これにより発生したスチームが、排出孔86から排出される。図4に示すように、スチーム発生器80で発生したスチームは、スチーム発生器80の前方に位置する連通孔26を通じて調理室21a内に放出される。
本実施の形態の電気オーブン1には、自動調理メニュー(自動調理コース)として、フランスパンやこれに類するパンを焼き上げるためのフランスパンコースと、菓子パン、ロールパン等を焼き上げるための菓子パンコースと、食パンを焼き上げるための食パンコースの調理運転が用意されている。これら調理コースは、操作部30に設けられた所定の操作ボタンにより選択することができる。
フランスパンコースの調理運転では、庫内ファン70が停止した状態で、上ヒータ50および下ヒータ60が動作し、上下からの輻射熱で調理室21a内が加熱される。また、運転初期には、スチーム発生器80から調理室21a内にスチームが供給される。これにより、フランスパン等を良好に焼き上げることができる。
食パンコースの調理運転では、庫内ファン70とともに上ヒータ50および下ヒータ60が動作し、上ヒータ50と下ヒータ60とで加熱された空気が、熱風となって調理室21aと収容室21bとの間で対流する。これにより、食パンを良好に焼き上げることができる。
菓子パンコースの調理運転では、庫内ファン70とともに後ヒータ25が動作する。この場合、後ヒータ25で加熱された空気が、熱風となって調理室21aと収容室21bとの間で対流する。菓子パンコースでは、上下2段に設置されたトレー(図示せず)に菓子パン等が収容される。菓子パンコースでは、後ヒータ25により加熱された加熱空気を、調理室21aと収容室21bとの間で対流させるので、上のトレーだけでなく下のトレーのパン生地の表面部分にも加熱空気が良く行き渡る。よって、上下のトレーに収容された菓子パン等を良好に焼き上げることができる。
調理運転中には、排気ファン100が動作する。図6に示すように、排気ファン100が動作すると、外部の空気が、冷却風として吸気口15から筐体10の天面10bと調理庫20の天面20cとの間の空間に吸い込まれる。冷却風は、平板90の上側の表面に接しながらこの表面に沿って流れるとともに(図6の実線矢印)、平板90の下側の表面に接しながらこの表面に沿って流れる(図6の破線矢印)。
調理庫20の天面20cは、上ヒータ50からの熱によって熱せされる。調理庫20の天面20cから上方に輻射された熱は、一旦、平板90に蓄積されるが、その後、平板90に接した冷却風によって奪われる。平板90から熱を奪った冷却風は、平板90の右辺90dの後部や後辺90bから平板90を離れ、排気ファン100へと向う。そして、冷却風は、排気ファン100を通って排気口16から外部に排出される。この際、筐体10の天面10bと調理庫20の天面20cとの間の空間を流れる冷却風は、平板90による整流作用を受けるので、空間内をスムーズに流れる。これにより、平板90から効果的に放熱が行われる。
このように、本実施の形態では、調理庫20の天面20cから放出された熱が平板90に蓄積され、蓄積された熱が冷却風により放熱されることによって、筐体10の天面10bへの熱の伝わりが抑制される。これにより、調理運転中の筐体10の天面10bの温度上昇が抑えられ、筐体10の天面10bが熱くなりにくい。
しかも、平板90が挟まれるだけであるので、筐体10の天面10bと調理庫20の天面20cとの隙間を大きくとる必要がなく、装置本体の上下のサイズが大きくなりにくい。
また、本実施の形態では、平板90の左右の幅W1が吸気口15の左右の幅W3よりも大きく、吸気口15の全範囲が平板90でカバーされているので、吸気口15から吸い込まれた冷却風が平板90の表面に接触しやすい。これにより、平板90からの放熱が一層効果的に行われるので、調理運転中の筐体10の天面10bの温度上昇が一層抑えられる。
さらに、本実施の形態では、平板90の後辺90bは、排気ファン100の前面100aよりも前方に位置している、即ち、平板90の後端部が前面100aより後方へ張り出していないので、平板90の後辺90b側から平板90を離れた冷却風が排気ファン100の前面100a側、即ち、吸気側に向かいやすく、排気口16への冷却風の流れが良くなる。これにより、平板90からの放熱がさらに一層効果的に行われるので、調理運転中の筐体10の天面10bの温度上昇がさらに一層抑えられる。
さらに、本実施の形態では、平板90が、4つ角部にそれぞれ設けられた第1支持脚91と、2つの第1支持脚91の中間位置にそれぞれ設けられた第2支持脚92とにより支持されているので、平板90がその重みによって下方へ撓みにくく、平板90と調理庫20の天面20cとの間の隙間が狭くなりにくい。これにより、平板90と調理庫20の天面20cとの間を冷却風が流れにくくなることを防止でき、平板90からの良好な放熱を維持できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、吸気口15が筐体10の前面10aに設けられているが、調理庫20が寄っている筐体10の左側面に吸気口15が設けられてもよい。
また、上記実施の形態では、排気口16および排気ファン100が筐体10の後面10cの上側に設けられているが、調理庫20が寄っていない筐体10の右側面における後面10cの近傍の上側に排気口16および排気ファン100が設けられてもよい。
さらに、上記実施の形態では、2つの第1支持脚91の間に1つの第2支持脚92が設けられている。しかしながら、たとえば、平板90の剛性が低くて撓みやすい場合には、2つの第1支持脚91の間に2つ以上の第2支持脚92が設けられてもよい。反対に、たとえば、平板90の剛性が高くて撓みにくい場合には、平板90が第1支持脚91のみで支えられるようにし、第2支持脚92が設けられなくてもよい。
さらに、上記実施の形態では、2つの第2支持脚92がネジ93で調理庫20の天面20cに止められることにより、平板90が調理庫20の天面20cに固定されている。しかしながら、これに限られず、たとえば、全ての第2支持脚92が調理庫20の天面20cにネジ止めされてもよい。また、第2支持脚92に加えて、あるいは第2支持脚92に替えて、第1支持脚91が調理庫20の天面20cにネジ止めされてもよい。さらには、全ての第1支持脚91と全ての第2支持脚92とが調理庫20の天面20cにネジ止めされてもよい。
さらに、本発明は、電気オーブンに限られず、たとえば、オーブン機能に加えて高周波加熱機能を備えるオーブンレンジ等にも適用できる。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 電気オーブン(オーブン装置)
10 筐体
10a 前面(第1の側面)
10b 天面
10c 後面(第2の側面)
15 吸気口
16 排気口
21a 調理室
50 上ヒータ(ヒータ)
90 平板
91 第1支持脚(第1支持部)
92 第2支持脚(第2支持部)
100 排気ファン
100a 前面

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、被調理物が収容される調理室と、当該調理室を上方から加熱するヒータとを含む調理庫と、
    前記筐体の第1の側面に設けられ、前記筐体の天面と前記調理庫の天面との間の空間に向かって開口する吸気口と、
    前記筐体における前記第1の側面と異なる第2の側面に設けられる排気口と、
    前記吸気口から吸気した空気を、前記排気口から排気させる排気ファンと、
    前記筐体の天面と前記調理庫の天面との間に、上下に隙間を有する状態で配置され、前記吸気口から前記排気口へと流れる空気が、その上下の表面に接触する金属製の平板と、
    を備えることを特徴とするオーブン装置。
  2. 請求項1に記載のオーブン装置において、
    前記平板における前記第1の側面に沿う辺の長さが、その辺に沿う方向の前記吸気口の長さより長くされる、
    ことを特徴とするオーブン装置。
  3. 請求項1または2に記載のオーブン装置において、
    前記第2の側面は、前記第1の側面に対向し、
    前記排気口は、前記第2の側面において、前記調理庫に対面しない位置であって中央よりも上側に設けられ、
    前記排気ファンは、前記排気口に対面するように前記第2の側面の内側に配置され、
    前記平板は、前記第1の側面から前記第2の側面に向う方向に、前記排気ファンの前面を超えない位置まで延びる、
    ことを特徴とするオーブン装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載のオーブン装置において、
    前記平板は、方形状を有し、
    前記平板の4つの角部には、それぞれ、前記調理庫の天面に設置され、前記平板を支える第1支持部が設けられ、
    前記平板の2つの前記第1支持部の間の位置に、それぞれ、前記調理庫の天面に設置され、前記平板を支える第2支持部が設けられる、
    ことを特徴とするオーブン装置。
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