JP6263286B1 - スパークプラグの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接部を均一にできるスパークプラグの製造方法を提供すること。【解決手段】チップが溶接された接地電極を備えるスパークプラグを製造する製造方法であって、チップが溶接される予定の第1部を少なくとも除いてメッキ層が形成された接地電極を準備する準備工程と、準備工程後の接地電極の第1部にレーザビーム又は電子ビームを照射する照射工程と、照射工程後の接地電極の第1部に抵抗溶接によりチップを接合する接合工程と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明はスパークプラグの製造方法に関し、特に抵抗溶接で接地電極にチップを接合するスパークプラグの製造方法に関するものである。
耐火花消耗性を高めるため、貴金属を含有するチップが接地電極に接合されたスパークプラグが知られている。特許文献1には、亜鉛メッキ又はニッケルメッキが施された接地電極の先端部のメッキを除去した後、接地電極の先端部にチップを重ね、先端部とチップとの接触抵抗で生じるジュール熱を利用した抵抗溶接で互いを接合する技術が開示されている。
特開2011−82084号公報
しかしながら上記従来の技術では、メッキが除去された先端部の表面状態のばらつきや先端部を覆う酸化膜の影響で、ワーク毎にチップと先端部との接触抵抗にばらつきが生じ、ワーク間で溶接部が不均一になる可能性がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、溶接部を均一にできるスパークプラグの製造方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明は、チップが溶接された接地電極を備えるスパークプラグを製造する製造方法であって、チップが溶接される予定の第1部を少なくとも除いてメッキ層が形成された接地電極を準備する準備工程と、準備工程後の接地電極の第1部にレーザビーム又は電子ビームを照射する照射工程と、照射工程後の接地電極の第1部に抵抗溶接によりチップを接合する接合工程と、を備えている。
請求項1記載のスパークプラグの製造方法によれば、準備工程により、チップが溶接される予定の第1部を少なくとも除いて、メッキ層が形成された接地電極が準備される。照射工程により、準備工程後の接地電極の第1部にレーザビーム又は電子ビームが照射されるので、ワーク毎の第1部の表面状態のばらつきを小さくできる。照射工程後の接地電極の第1部とチップとの接触抵抗のばらつきを抑制できるので、抵抗溶接によってチップが接合される溶接部をワーク間で均一にできる効果がある。
さらに、準備工程において準備される接地電極は、第1部の裏側に位置する第2部を少なくとも除いてメッキ層が形成される。照射工程において、準備工程後の接地電極の第2部にレーザビーム又は電子ビームが照射されるので、第2部の表面状態のばらつきを小さくできる。接地電極の第1部にチップを重ね、接地電極の第2部とチップとを電極で挟み、電極に加圧力を加えて電流を流すとチップと接地電極とが接合される。接地電極の第2部と電極との接触抵抗のばらつきを抑制できるので、溶接部をより均一にできる効果がある。
スパークプラグの片側断面図である。 主体金具および接地電極の断面図である。 (a)はメッキ層が除去された接地電極の断面図であり、(b)はレーザビームが照射された接地電極の断面図である。 (a)はレーザビームが照射された接地電極の拡大図であり、(b)は図4(a)のIVb−IVb線における接地電極の断面図である。 電極で挟まれたチップ及び接地電極の側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態におけるスパークプラグ10の片側断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という。スパークプラグ10は、絶縁体11、主体金具16及び接地電極17を備えている。
絶縁体11は、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等により形成された円筒状の部材であり、軸線Oに沿って貫通する軸孔12が形成されている。軸孔12の先端側に中心電極13が配置される。
中心電極13は、軸線Oに沿って延びる棒状の部材であり、銅または銅を主成分とする芯材がニッケル又はニッケル基合金で覆われている。中心電極13は絶縁体11に保持され、先端が軸孔12から露出する。中心電極13は、貴金属を含有するチップ14が先端に接合されている。
端子金具15は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具15は、先端側が軸孔12に圧入された状態で、絶縁体11の後端に固定されている。絶縁体11の外周の先端側に、端子金具15と軸線O方向に間隔をあけて、主体金具16が加締め固定されている。
主体金具16は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具16の先端に接地電極17が接合されている。接地電極17は、接地電極17の先端側に位置する第1部18と、第1部18の裏側の第2部19とを有する棒状の金属製(例えばニッケル基合金製)の部材である。第1部18に貴金属を含有するチップ20が接合されている。本実施の形態では、接地電極17は先端側が屈曲し、第1部18が中心電極13(チップ14)と対向する。第1部18に接合されたチップ20は、中心電極13(チップ14)との間に火花ギャップを形成する。
スパークプラグ10は、例えば、以下のような方法によって製造される。まず、予めチップ14が先端に接合された中心電極13を絶縁体11の軸孔12に挿入し、中心電極13の先端が軸孔12から外部に露出するように配置する。軸孔12に端子金具15を挿入し、端子金具15と中心電極13との導通を確保した後、予め接地電極17が接合された主体金具16を絶縁体11の外周に組み付ける。接地電極17の第1部18にチップ20を接合した後、チップ20が中心電極13(チップ14)と対向するように接地電極17を屈曲して、スパークプラグ10を得る。
図2から図5を参照して接地電極17にチップ20を接合する方法を説明する。まず、図2から図4を参照してチップ20が接合される前の接地電極17について説明する。図2は主体金具16及び接地電極17の軸線Oを含む断面図である。図2は絶縁体11に主体金具16が組み付けられる前の状態であって、接地電極17が屈曲される前の状態が図示されている。
図2に示すように主体金具16に接合された接地電極17及び主体金具16は、表面にメッキ層21が形成されている。メッキ層21は、主に主体金具16の耐食性を向上するための表面処理層であり、例えば亜鉛、クロメート処理された亜鉛、ニッケル等を主体とする。メッキ層21は、接地電極17が接合された主体金具16にバレルメッキ処理を施して形成される。その結果、主体金具16の表面だけでなく接地電極17の表面にもメッキ層21が形成される。接地電極17に形成されたメッキ層21の上にチップ20を溶接すると、溶接不良の原因となり易い。そこで、少なくとも、チップ20が溶接される予定の第1部18(図1参照)のメッキ層21が除去される。
図3(a)はメッキ層21が除去された接地電極17の断面図である。第1部18を覆うメッキ層21は、イオンエッチングやショットブラスト等の物理的な除去手段や、接地電極17を剥離液に浸漬する化学的な除去手段によって部分的に除去される。これらの物理的・化学的な除去手段により、メッキ層21と共に接地電極17の下地(表面)の一部も除去される。
本実施の形態では、メッキ層21で覆われた接地電極17の先端側を剥離液(図示せず)に浸漬することにより、第1部18、及び、第1部18の裏側に位置する第2部19(図1参照)を覆うメッキ層21が除去される。これにより、第1部18及び第2部19のメッキ層21を効率良く除去できると共に、剥離液によるエッチング効果により、第1部18及び第2部19を清浄化できる。
しかし、メッキ層21が除去された第1部18及び第2部19は、ワーク毎に表面状態にばらつきがある。さらに、メッキ層21を除去した後の洗浄・乾燥により、第1部18及び第2部19の表面が酸化されて第1部18及び第2部19に酸化膜(図示せず)が形成される。第1部18及び第2部19の表面状態のばらつきや酸化膜は、抵抗溶接の品質に影響を与える。
そこで、本実施の形態では、第1部18及び第2部19の表面状態のばらつきを抑制するために、メッキ層21が除去された第1部18及び第2部19にレーザビーム22を照射する。図3(b)はレーザビーム22が照射された接地電極17の断面図である。図4(a)はレーザビーム22が照射された接地電極17(第1部18)の拡大図であり、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb線における接地電極17の断面図である。
なお、第1部18及び第2部19はいずれもメッキ層21が除去された接地電極17の一部であり、第1部18と同様に、メッキ層21が除去された第2部19にもレーザビーム22が照射されるので、第2部19も第1部18と同様の状態となる。よって、図3(b)から図4(b)では第1部18を図示して説明し、第2部19の説明は省略する。
図3(b)に示すように、第1部18にレーザビーム22が照射されることにより、第1部18の表面が部分的に溶融して液相が形成される。その液相が表面張力の作用によって流動した後、固化して縁部23に対して凹んだ凹部24が形成される。第1部18に凹部24を形成して第1部18の表面状態を制御できるので、ワーク間の第1部18の表面状態のばらつきを抑制できる。
また、レーザビーム22によれば、砥石やブラシ等の研磨材を用いた機械的な研磨や研削に比べて、第1部18へ入力するエネルギーを制御することにより、第1部18の表面粗さを再現性良く制御できる。機械的な研磨や研削、化学研磨などに比べて加工時間を短縮できると共に、洗浄や乾燥などの後処理を不要にできる。また、砥石やブラシ等の研磨材を用いた機械的な研磨の場合には、研磨材が摩耗するので、研磨材の管理に工数を要するが、レーザビーム22を用いることで、研磨材の管理を不要にできる。さらに、大気中で処理できることに加え、レーザビーム22の照射により、第1部18の表面を覆う酸化膜(図示せず)を溶融または昇華できるので、第1部18を清浄化できる。
図4(a)及び図4(b)に示すように、本実施の形態では、パルス発振レーザのレーザビーム22(図3(b)参照)が第1部18に照射される。レーザビーム22は、連続曲線に沿って第1部18を走査される。レーザの1つのパルスの持続時間と強度とによって、1つの縁部23及び凹部24が形成される。縁部23及び凹部24を複数連ねて第1部18に複数の凹凸が形成される。
パルス発振レーザは、連続発振レーザに比べて溶融深度を小さくできるので、凹凸の大きさの制御が容易で、連続発振レーザに比べて再現性や安定性を向上できる。なお、1つの凹部24の大きさは、第1部18に接合されるチップ20の面積より小さく設定される。本実施の形態では、1つの凹部24の大きさは20μm〜40μmに設定され、凹部24の最大深さと縁部23の最大高さとの差は1μm〜10μm、好ましくは3μm〜7μmに設定される。抵抗溶接のときのチップ20との接触面を確保するためである。
次に、図5を参照して接地電極17とチップ20との抵抗溶接について説明する。図5は電極(第1電極31及び第2電極32)で挟まれたチップ20及び接地電極17の側面図である。
図5に示すように、絶縁体11の外周に組み付けられた主体金具16は、予め接地電極17が接合されている。接地電極17の第1部18にチップ20を重ね、接地電極17の第2部19とチップ20とを第1電極31及び第2電極32で挟む。第1電極31及び第2電極32に圧力を加え、第1電極31及び第2電極32に電流を流すと、チップ20と第1部18との接触抵抗によってジュール熱が発生し、チップ20と第1部18とが互いに溶融し接合される。
レーザビーム22(図3(b)参照)が照射された第1部18はワーク毎に表面状態のばらつきが抑制されており、溶融して固化した第1部18の表面に形成される酸化膜(図示せず)をワーク間で同じような状態にできるので、チップ20と第1部18との接触抵抗を安定化できる。よって、チップ20と第1部18とが互いに溶融し接合される溶接部を均一にできる。
また、レーザビーム22(図3(b)参照)が照射された第1部18は、縁部23及び凹部24による複数の凹凸が形成されており、1つの凹部24の大きさはチップ20の面積より小さいので、第1部18にチップ20を重ねると、複数の縁部23がチップ20に接触する。これに第1電極31及び第2電極32を通じて圧力を加えると、縁部23が弾性変形ないしは塑性変形して所定の接触面が得られる。ここに第1電極31及び第2電極32から電流を通じると、接触面に電流が集中して流れる。接触面は他の部分に比べて抵抗が高いので、加熱されて軟化し、潰れて新しい接触面を生じる。新しい接触面に電流が流れ易くなるので、新しい接触面が加熱される。このように加熱しながら接触面を広げて溶接部が形成されるので、溶接の有効断面積を安定して確保することができ、第1部18にチップ20を再現性良く接合できる。
接地電極17の第2部19にもレーザビーム22(図3(b)参照)が照射されているので、第2部19の表面状態のばらつきも小さくできる。その結果、第2部19と第1電極31との接触抵抗のばらつきを抑制できるので、第1部18にチップ20が接合される溶接部をより均一にできる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施の形態では、接地電極17の第1部18及び第2部19にパルス発振レーザのレーザビーム22を照射する場合について説明したが、必ずしもこれに限るものではない。例えば、パルス発振レーザに代えて、連続発振レーザのレーザビーム22を接地電極17に照射して接地電極17の表面状態のばらつきを抑制することは当然可能である。連続発振レーザであっても、パルス発振レーザと同様に、接地電極17の表面を溶融できるからである。
上記実施の形態では、接地電極17の第1部18及び第2部19にレーザビーム22を照射する場合について説明したが、必ずしもこれに限るものではない。レーザビーム22に代えて、接地電極17に電子ビームを照射することは当然可能である。加速させた電子(熱電子)を接地電極17に衝突させて、レーザビーム22と同様に、接地電極17の表面を溶融できるからである。
上記実施の形態では、接地電極17が接合された主体金具16を絶縁体11に取り付ける前に、接地電極17に形成されたメッキ層21の一部を除去する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極17が接合された主体金具16を絶縁体11に取り付けた後に、接地電極17に形成されたメッキ層21の一部を除去することは当然可能である。
上記実施の形態では、接地電極17の先端側を剥離液(図示せず)に浸漬して、接地電極17を覆うメッキ層21を化学的に除去する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。イオンエッチングやショットブラスト等の物理的な除去手段により、接地電極17を覆うメッキ層21の一部を除去することは当然可能である。
また、接地電極17の全体をメッキ層21で覆った後にメッキ層21の一部を除去するのではなく、接地電極17の先端部をゴムチューブ等で覆うマスキングを施すことは当然可能である。この場合には、マスキングにより接地電極17の先端部がメッキ液と接触しないようにできるので、第1部18や第2部19を少なくとも除いて、接地電極17の残りの部分にメッキ層21が形成される。
上記実施の形態では、接地電極17が接合された主体金具16にバレルメッキ処理を施して主体金具16及び接地電極17にメッキ層21が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極17が接合される前の主体金具16にバレルメッキ処理等によってメッキ層21を形成した後、メッキ層21が形成されていない接地電極17を主体金具16に接合することは当然可能である。この場合には、接地電極17に形成されたメッキ層21を除去する作業を省略できる。
上記実施の形態では、接地電極17の先端部(第1部18及び第2部19)を覆うメッキ層21だけを除去する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1部18と同一面上に存在するメッキ層21を、主体金具16の近くまで広範囲に除去することは当然可能である。特に、中心電極13へ向けて接地電極17が屈曲する部分を超えて、接地電極17のメッキ層21を除去することが好ましい。接地電極17にメッキ層21が形成された状態で接地電極17を中心電極13へ向けて屈曲させると、屈曲に伴いメッキ層21の一部が剥離するおそれがある。そうすると、メッキ層21の剥離した部分と中心電極13との間で火花放電が生じ、着火性が低下する可能性がある。接地電極17が屈曲する部分のメッキ層21をなくすことで、これを抑制できるからである。
上記実施の形態では、接地電極17の第1部18にチップ20を重ね、第2部19を第1電極31に接触させ、チップ20を第2電極32に接触させて第1電極31及び第2電極32に通電するダイレクト式の抵抗溶接の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。
例えば、接地電極17の第1部18と同一面上に存在するメッキ層21を主体金具16の近くまで広範囲に除去する場合や、接地電極17にメッキ層21が形成されていない場合には、第1部18と同一面の接地電極17(メッキ層21が存在しない部分)にレーザビーム22や電子ビームを照射する。そして、接地電極17の第1部18にチップ20を重ね、チップ20を第2電極32に接触させ、第1部18と同一面の接地電極17(レーザビーム22や電子ビームを照射した部分)に第1電極31を接触させて第1電極31及び第2電極32に通電するインダイレクト式の抵抗溶接を行うことが可能である。この場合には、接地電極17の第1部18の裏側に位置する第2部19にレーザビーム22や電子ビームを照射する必要はない。第2部19は第1電極31と接触しないからである。
上記実施の形態では、主体金具16に接合された接地電極17を屈曲させる場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではない。屈曲した接地電極17を用いる代わりに、直線状の接地電極を用いることは当然可能である。この場合には、主体金具16の先端側を軸線O方向に延ばし、直線状の接地電極を主体金具16に接合して、接地電極を中心電極13と対向させる。
上記実施の形態では、チップ20が中心電極13と軸線O方向に対向するように接地電極17を配置する場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではなく、接地電極17と中心電極13との位置関係は適宜設定できる。接地電極17と中心電極13との他の位置関係としては、例えば、中心電極13(チップ14)の側面とチップ20とが対向するように接地電極17を配置すること等が挙げられる。この場合には、接地電極17の端面に第1部18を設け、その第1部18にチップ20を接合することが可能である。
10 スパークプラグ
17 接地電極
18 第1部
19 第2部
20 チップ
21 メッキ層
22 レーザビーム

Claims (1)

  1. チップが溶接された接地電極を備えるスパークプラグを製造する製造方法であって、
    前記チップが溶接される予定の第1部を少なくとも除いてメッキ層が形成された前記接地電極を準備する準備工程と、
    前記準備工程後の前記接地電極の前記第1部にレーザビーム又は電子ビームを照射する照射工程と、
    前記照射工程後の前記接地電極の前記第1部に抵抗溶接により前記チップを接合する接合工程と、を備え
    前記準備工程において準備される前記接地電極は、前記第1部の裏側に位置する第2部を少なくとも除いて前記メッキ層が形成されており、
    前記照射工程において、前記準備工程後の前記接地電極の前記第2部にレーザビーム又は電子ビームを照射することを特徴とするスパークプラグの製造方法。
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