JP6262857B2 - ディスクブレーキのブレーキパッドおよびディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキのブレーキパッドおよびディスクブレーキ Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前提部分に記載したディスクブレーキのブレーキパッドに関する。本発明は相応するディスクブレーキにも係わる。
このようなブレーキパッドは車両用ディスクブレーキで使用される。その際、ブレーキパッドはブレーキ支持体のパッドスロット内に収容される。このようなパッドスロットはいわゆるブレーキ支持体角状突起によって側方を画成されている。
ブレーキ支持体角状突起の側方の機能面は今日では通常、互いに平行に向いた位置にある。これにより、ブレーキパッドは振動負荷の際に両ブレーキ支持体角状突起に対して傾き、それによってセルフロック作用が達成されることになる。すなわち、ブレーキパッドがパッドスロットから上昇するのを阻止される。これはパッド押し下げばねを負荷解除することになり、ブレーキパッドの接線方向の接触面と、ブレーキ支持体のパッドスロット内の接触面の摩耗を防ぐ。
両ブレーキ支持体角状突起の上述の平行な方向づけが達成されなくなると、セルフロック作用が失われる。それによって、関与する部品が大きく摩耗する。
特許文献1は商用車用ディスクブレーキと、パッド保持ばねを備えたディスクブレーキ用ブレーキパッドを開示している。少なくとも締付け側のブレーキパッドのパッド保持ばねは各端部に、弾性変形可能で、付設のブレーキ支持体角状突起とブレーキパッドの間で弾性変形可能な保持要素を備えている。この構造はそれ自体有効であることが実証されたがしかし、ブレーキパッドの組み立ておよび特に分解の際に大きな力と付加的な工具が必要であることが不利であると見なされる。
一層高い機能信頼性と、製作および保守整備の際の一層簡単な組み立てが常に必要とされる。
独国特許出願公開第102010023143号明細書
本発明の課題は、改良されたブレーキパッドを提供することである。
他の課題は、改良されたディスクブレーキを提供することである。
本発明は、この課題を請求項1の対象によって解決する。他の課題は請求項22の対象によって解決される。
ロック装置が互いにかみ合い連結されかつ互いに相対的に動くことができる2個の別個の部品を備えていることにより、ブレーキパッドの簡単な組み立てだけでなく、容易な分解も可能である。
本発明に係るディスクブレーキのブレーキパッドは少なくとも、パッド支持体に取り付けられた摩擦パッドと、パッド支持体に配置されたロック装置とを具備し、このロック装置はばね要素と保持要素を備えている。ロック装置のばね要素と保持要素は2個の別個の部品として、互いにかみ合い連結されかつ互いに相対的に揺動可能である。
本発明に係る車両用ディスクブレーキ、特にスライドキャリパ式ディスクブレーキは、少なくとも1個のブレーキキャリパと定置固定されたブレーキ支持体と少なくとも1個のパッドホルダとを具備し、このブレーキ支持体が2対のブレーキ支持体角状突起を有し、この対のブレーキ支持体角状突起によってそれぞれ1個のブレーキパッドが保持される。少なくとも1個のブレーキパッドが本発明に従って形成され、本発明に係る少なくとも1個のブレーキパッドが接触する2対のブレーキ支持体角状突起の少なくとも1対は凹部を有し、この凹部は本発明に係る少なくとも1個のブレーキパッドのロック装置のロック部分と協働する。
ロック装置の保持要素の部分はブレーキパッドの組み込み状態で関連するブレーキ支持体角状突起の凹部と協働する。
実施形では、ロック装置は、保持要素のロック部分がパッド支持体の凹部内に収容されるロック解除位置から、保持要素のロック部分が付設すべきディスクブレーキのブレーキ支持体角状突起の凹部と協働するためにパッド支持体から側方に突出するロック位置へおよびその逆に移動可能である。これにより、ブレーキパッドを挿入する際に、付加的な力あるいは付加的な工具を必要とせずに、簡単に組み立てることができる。
本発明に係るブレーキ支持体の他の有利な実施形は従属請求項から明らかである。
他の実施形では、ばね要素がばね本体の各端部範囲に、ばね要素の縦方向に延在する各々1つのスリットを有し、保持要素がスリット状穴を有する本体を備え、この本体が一端にロック部分を備え、他端がばね要素に連結されている。それによって、例えば打ち抜き工程および曲げ工程によって、別個の部品を簡単に製作することができる。
ばね要素の一方の端範囲内の連結部分のスリットが保持要素の他端に係合することにより、ばね要素と保持要素がかみ合い連結されている。よって、部品の簡単な組み立てが達成される。
他の実施形では、ばね要素のスリットに係合する保持要素の他端が、幅狭の連結部分を備え、この連結部分が保持要素の本体を横方向端部に連結し、幅狭の連結部分がばね要素の連結部分のスリット内に可動に収容されている。それによって、ロック装置を迅速に組み立てることができるという他の利点が生じる。
他の実施形では、パッド支持体の突起が保持要素のスリット状の穴内に配置され、パッド支持体の案内突起がばね要素の連結部分のスリット内に配置され、そしてパッド支持体の他の案内突起がばね要素のスリット内に配置されるように、ロック装置がパッド支持体の上面に再び取り外しできるように配置されている。これにより、ロック装置のきわめて有利な組み立て、分解および再使用が可能である。
他の実施形では、ロック装置のロック位置においてばね要素の他のスリットに隣接するばね要素の支え端部がパッド支持体の上面に載るように、ロック装置がパッド支持体の上面に再び取り外しできるように配置され、この場合ばね要素の連結部分の下面がロック要素の上面に載り、ロック要素をパッド支持体の上面に押し付けている。よって、ロック要素がばね要素に簡単かつ効果的に連結されるので有利である。
代替的な実施形では、ばね要素のスリットに係合する保持要素の他端が連結穴を有する連結部分を有し、保持要素の本体と連結部分の間の部分がばね要素の連結部分のスリットに可動に収容されている。これは簡単に製作可能な部品を有する簡単な構造である。
他の実施形では、ロック装置がさらに連結部材を備え、この連結部材が保持要素の連結部分に対して揺動軸線回りに揺動可能に連結され、かつ他の揺動軸線回りに揺動可能に、パッド支持体の上面の突起に連結されている。それによって、揺動軸線回りの保持要素の有利な強制運動が可能になる。
ブレーキパッドのパッド支持体の上面とは、パッドスロット内で載る下側に対向するパッド支持体の幅狭の側であると理解される。摩擦パッドはパッド支持体の大きな面積の側に取り付けられている。
その際、連結部材は少なくとも1つの縦方向部分を有し、この縦方向部分の端部がそれぞれ1つの連結部分に連結され、一方の連結部分が保持要素の連結部分に揺動可能に連結され、他方の連結部分が突起に揺動可能に連結されている。よって、連結部材は例えばU字状にまたはチェーンリンクとして形成可能である。
実施形では、パッド支持体の突起が保持要素のスリット状の穴内に配置され、パッド支持体の案内突起がばね要素の連結部分のスリット内に配置され、そしてパッド支持体の他の案内突起がばね要素のスリット内に配置されるように、ロック装置がパッド支持体の上面に配置され、この場合連結部材がパッド支持体の突起に対して揺動軸線回りに揺動可能に連結されている。それによって、ロック装置はパッド支持体の上面で所定の点に固定および案内される。
他の実施形では、ロック装置のロック位置においてばね要素の他のスリットに隣接するばね要素の支え端部がパッド支持体の上面に載るように、ロック装置がパッド支持体の上面に配置され、この場合ばね要素の連結部分が第1連結部材とロック要素の間に配置され、ばね要素の連結部分の下面がロック要素の上面に載り、ロック要素をパッド支持体の上面に押し付けている。それによって、簡単な構造が達成されるので有利である。
他の実施形では、連結部材が再び取り外し可能な軸方向保持部によってU字状に形成されまたは/および連結部材と突起または保持要素の連結部分の連結が留め金連結部として形成されるように、ロック装置がパッド支持体の上面に再び取り外しできるように配置されている。それによって、ロック装置の組み立てが簡単であるという利点のほかに、分解も再使用も容易であるという利点が生じる。
他の実施形で、ロック装置がさらに他の連結部材を備え、この連結部材が穴を有するばね要素の支承端部に揺動可能に連結され、かつパッド支持体の上面の支承突起に揺動可能に連結されている。よって、ロック要素の所定の運動可能性が達成可能である。
それに対して、他の連結部材は、例えば長穴を介して、支承突起に揺動可能にかつ摺動可能に連結可能である。
他の連結部材は少なくとも1つの縦方向部分を有し、この縦方向部分の端部はそれぞれ1つの連結部分に連結され、一方の連結部分はばね要素の支承端部に揺動可能に連結され、他方の連結部分は支承突起に枢着されている。勿論、他の連結部材をチェーンリンクとして形成することもできる。
他の実施形では、パッド支持体の突起が保持要素のスリット状の穴内に配置され、パッド支持体の案内突起がばね要素の連結部分のスリット内に配置され、そしてパッド支持体の支承突起がばね要素のスリット内に配置されるように、ロック装置がパッド支持体の上面に配置され、この場合連結部材がパッド支持体の突起に対して揺動軸線回りに揺動可能に連結され、他の連結部材が支承突起に枢着されている。
他の実施形では、ロック装置のロック位置においてばね要素の支え端部がパッド支持体の上面に載るように、ロック装置がパッド支持体の上面に配置され、この場合ばね要素の連結部分が第1連結部材とロック要素の間に配置され、ばね要素の連結部分の下面がロック要素の上面に載り、ロック要素をパッド支持体の上面に押し付けている。この有利な簡単な構造は効果的なロックを可能にする。
実施形では、他の連結部材が再び取り外し可能な軸方向保持部によってU字状に形成されまたは/および他の連結部材と支承突起またはばね要素の支承端部の連結が留め金連結部として形成されるように、ロック装置がパッド支持体の上面に再び取り外しできるように配置されている。これは有利で簡単な組み立ておよび分解を生じ、再使用を可能にする。
ディスクブレーキの実施形では、凹部がアンダーカット状に形成されている。それによって、ロック装置との簡単な協働が可能になる。
他の実施形では、少なくとも1個のブレーキパッドのロック装置は、パッドホルダが取り付けられているときに、保持要素のロック部分がパッド支持体の凹部内に収容されるロック解除位置から、保持要素のロック部分が関連するブレーキ支持体角状突起の凹部と協働するためにパッド支持体に係合するロック位置へ移動可能である。ロック要素のロック部分はロック位置においてアンダーカット状凹部に係合する。
ディスクブレーキの実施形では、パッドホルダは、取り付けられるときに、少なくとも1個のブレーキパッドのロック装置を、ロック解除位置からロック位置へ自動的に移動する。これは簡単であり、かつディスクブレーキの他の変更を必要としないので有利である。
代替的な実施形では、少なくとも1個のブレーキパッドのロック装置をロック解除位置からロック位置へ移動するために、少なくとも1個の別個の操作部品が設けられている。そのために例えば差込みソケットを有するばね付勢された回転可能なピンまたはボルトを
使用することができる。
保持要素は組み込み位置で、適当な輪郭によってブレーキパッド支持体内で接線方向に摺動しないように保持されている。これは適当な突起によって可能である。
ロック装置のばね要素はブレーキパッドの組み込み状態で保持要素を半径方向に摺動しないように保持する。
さらに、保持要素は、組み込み状態で力が加わらない、所定の遊びを有する変位制限部であると有利である。それによって、ブレーキキャリパの摺動力が大きくならない。
保持要素はブレーキパッドの組み込み状態でロック位置において過負荷の際にばね要素のばね力に抗して持ち上がり、それによって知的な過負荷防止部を形成するので有利である。
ばね要素と保持要素を備えた2つの部分からなるロック装置は、ブレーキ支持体角状突起内のアンダーカット状凹部の範囲内の摩耗を小さくし、それによって一体的なばねロック要素と異なり、ブレーキ支持体角状突起に対する遊びを小さくする。
他の利点は、ブレーキパッドとブレーキ支持体の許容されないほどの摩耗が阻止されるかまたは大幅に縮小されることにある。これにより、部品の寿命が長くなり、保守整備間隔または交換間隔が長くなる。
本発明に係るブレーキパッドと本発明に係るディスクブレーキの実施の形態が図に示してある。次に、この実施の形態を詳しく説明する。その際、本発明に係る実施の形態の他の利点についても説明する。
本発明に係るディスクブレーキの概略的な斜視図である。 従来技術のブレーキパッドを備えたブレーキ支持体の概略図である。 ロック装置を備えた本発明に係るブレーキパッドの第1実施の形態のロック位置を示す概略的な部分側面図である。 図3の実施の形態のロック解除位置を示す。 連結部分の概略的な斜視図である。 連結部分の概略的な斜視図である。 図3、図3aの第1実施の形態の変形の概略的な部分側面図である。 図3、図3aの第1実施の形態の変形の概略的な部分側面図である。 図3、図3aと図5、図5aのVI方向に見た概略的な平面図である。 図3、図3aのVII方向に見た概略的な平面図である。 図7の一部範囲の概略的な側面図である。 図6、図7の連結部材のいろいろな変形を示す概略的な平面図である。 図6、図7の連結部材のいろいろな変形を示す概略的な平面図である。 図6、図7の連結部材のいろいろな変形を示す概略的な平面図である。 図6、図7の連結部材のいろいろな変形を示す概略的な平面図である。 図6、図7の連結部材のいろいろな変形を示す概略的な平面図である。 本発明に係るブレーキパッドの第2実施の形態の概略的な部分側面図である。 本発明に係るブレーキパッドの第2実施の形態の概略的な部分側面図である。 図9、図9aの本発明に係るブレーキパッドの第2実施の形態の概略的な斜視図である。 ばね要素の概略的な斜視図である。 ロック要素の概略的な斜視図である。 図9、図9aの本発明に係るブレーキパッドの第2実施の形態のロック装置の概略的な斜視図である。
以下において、図における方向づけに関連する、「上」、「下」、「右」、「左」等のような用語が使用される。図における座標x、y、zは他の方向づけのために役立つ。
図1は本発明に係るディスクブレーキ1の空間的、概略的な斜視図である。
ディスクブレーキ1は例えば車両、特に商用車に付設され、そしてブレーキディスク回転軸線2aを有するブレーキディスク2と、ブレーキキャリパ3と、ブレーキ支持体4と、少なくとも2個のブレーキパッド30、30’を備えている。このブレーキパッドはそれぞれパッド支持体8、8’上に摩擦パッド7、7’を備えている。ブレーキディスク回転軸線2aはy方向に延びている。
ブレーキキャリパ3はここではスライドキャリパとして形成され、定置固定されたブレーキ支持体4に詳しく説明しない方法で保持されている。
ブレーキキャリパ3の締付け部分はディスクブレーキ1の締付け機構を収容している。締付け機構はディスクブレーキ1を操作する働きをし、例えば圧縮空気シリンダを備えたブレーキ回転レバーである。この締付け機構についてはここではこれ以上説明しない。
締付け機構を備えたブレーキキャリパ3の締付け部分を配置したディスクブレーキ1の側は以下において締付け側9と呼ぶ。いわゆるブレーキキャリパ背部が設けられているディスクブレーキ1の他方の側は以下において反作用側10と呼ぶ。これらの用語「締付け側」と「反作用側」とこれらの関連する他の名称は、一般に用いられており、良好な方向づけのために役立つ。
摩擦パッド7と、締付け側9にあるパッド支持体8とを備えたブレーキパッド30は、締付け側ブレーキパッド30と呼ばれ、反対側のブレーキパッドは、摩擦パッド7’とパッド支持体8’を備えた反作用側ブレーキパッド30’と呼ばれる。
ブレーキ支持体4は、ブレーキディスク回転軸線2aに関して軸方向外側のブレーキディスク2の部分の上に枠状に掛けられているかまたは跨いでいる。ブレーキ支持体4はブレーキディスク2の両側に、ブレーキ支持体角状突起部5、6(締付け側)と5’、6’(反作用側)を備えている。このブレーキ支持体角状突起部はz方向に延在し、両ブレーキパッド30、30’を支持する働きをする。
ブレーキパッド30、30’はその上面にそれぞれロック装置12、12’を備えている。このロック装置については後で詳しく説明する。破線で示したパッドホルダ11(図3も参照)は組み込まれたブレーキパッド30、30’の上に配置され、ロック装置12、12’と協働し(これについては後で詳しく説明する)、そしてブレーキパッド30、30’をブレーキ支持体4内に保持する働きをする。
図2には、従来技術のブレーキパッド30aを備えたブレーキ支持体4が略示されている。
ブレーキ支持体4は締付け側9から示してあり、ブレーキ支持体角状突起5、6が見える。ブレーキ支持体角状突起5、6の内面5a、6aはそれぞれy−z平面内で互いに平行に延在し、それぞれブレーキ支持体4の下側の支持部分4aと共に、それぞれ2つのブレーキパッドスロットの一方を形成している。このブレーキパッドスロットはそれぞれブレーキパッド30aのパッド支持体8を、周方向において、すなわち入口側と出口側で(ブレーキディスク回転軸線2a回りのブレーキディスク2の主要な回転方向に関して)支持し、かつ下側において負のz方向に支持する。その際、ブレーキ支持体角状突起5、6の内面5a、6aはパッド支持体8の各々の側面8aに接触する。パッド支持体8の下側の載置部分8bはブレーキ支持体4の支持部分4aに載る。
ブレーキ支持体8の上面8cにはパッドばね31が配置されている。このパッドばねはブレーキパッド30aの組み込み状態でパッドホルダ11(図1と図3参照)と協働する。この場合、力が負のz方向においてブレーキパッド30aに作用する。ブレーキパッドはパッドスロット内でパッド支持体4の支持部分4aに押し付けられる。
図3は、ロック装置12を備えた本発明に係るブレーキパッド30、30’の実施の形態のロック位置を示す概略的な部分側面図である。図3aは図3の実施の形態のロック解除位置を示す。
図3と図3aにはそれぞれ、摩擦パッド7を省略したブレーキパッド30のブレーキ支持体8の上側範囲だけを、締付け側9(図1と座標系参照)から示している。この場合、ブレーキ支持体角状突起5、6の上側部分の内面6aはブレーキパッド30のパッド支持体8の側面8aの隣に示してある。
図3、図3aおよびその他の図に関する説明は、そこに示していない他のブレーキパッド30’についても当然当てはまる。
パッド支持体8は、正のz方向にやや凸形に(ブレーキディスク2の半径に合わせて)形成されたその上面8cの左側に、z方向に延在する突起17を備えている。反対側の右側には、他の突起が支承突起18として形成されている。この支承突起は同様にz方向に延在している。これらの突起17、18の間のほぼ中央に、支持突起19が配置されている。この支持突起19と突起17の間において、パッド支持体8の上面8cは案内突起20を備えている。
パッド支持体8の左側の角において、幾分凸形の移行区間8dを有する上面8cは、下方に延在する窪んだ凹部8eに移行している。この凹部には、負のz方向に延在する側面8aが接続している。用語「窪んだ」とは、凹部8eの丸みの中心がパッド支持体8の外側にあると理解される。凹部8eに対向配置された、各パッド支持体角状突起5、6の上側部分は、アンダーカット状の凹部21を有する。両凹部8e、21はy方向に延在している。この両凹部の機能については後で詳しく説明する。
ロック装置12はブレーキパッド30、30’のパッド支持体8の上面8cに配置され、ばね要素13とロック要素14を備えている。この第1実施の形態では、ロック装置はさらに第1連結部材15と第2連結部材16を備えている。
ばね要素13は上方に曲げられた平らなばね本体13aによって形成されている。ばね本体13aは右側に支持端部13bを有し、反対側に連結部分13cを有する。この連結部分の自由端は上方に折れ曲がっている。この折れ曲がった端部の長さはばね本体13aの太さの2倍にほぼ相当する。支持端部13bには第2連結部材16が揺動可能に枢着されている。ばね要素13の連結部分13cはロック要素14に動くごとができるように連結されている。
ロック要素14はほぼ真っ直ぐに形成された平らな本体14aと、連結部分14bと、ロック部分14cを有する。本体14aはばね要素13の方に向いたその右側端部に、連結部分14bを備えている。本体14aの左側端部は下方に曲げられた凸形の第1弧状部分14dを介してロック部分に連結されている。この第1弧状部分14dには、凹形の第2弧状部分14eが接続している。この第2弧状部分は下方に曲げられたロック端部14dに移行している。これにより、ロック要素14のロック部分14cの弧状部分14d、14eとロック端部14fは波形に形成されている。
ロック要素14の連結部分14bは一方ではばね要素13の連結部分13cに連結され、他方では第1連結部材15に連結されている。
連結部材15、16は例えばチェーンリンク状に形成されている。形状および変形については、図6〜図8に関連して詳細に説明する。
第1連結部材15はその右側端部が揺動軸線28回りに揺動可能にロック要素14の連結部分14bに連結されている。第1連結部材15の他方の左側端部は他の揺動軸線27回りに揺動可能に突起17に連結されている。揺動軸線27、28はブレーキディスク回転軸線2aに対して平行にy方向に延びている。
第1連結部材15はロック要素14の本体14aの上に延在している。この場合、第1連結部材15とロック要素14の本体14a間には、ばね要素13の連結部分13cが配置されている。上方に曲げられた連結部分13cの端部は、第1連結部材15の下に位置している。連結部分13cの下面はロック要素14の本体14aの上面の一部に載っている。
ロック要素14とばね要素13の連結部分13cの連結は、ロック要素14の連結部分14bがばね要素13の連結部分13cのスリット13e(図6参照)を通過することにより、かみ合い連結によって行われている。揺動軸線28に沿ってロック要素14の連結部分14bに連結された第1連結部材15の側は、連結部分14bがスリット13e内をスライドして戻るのを防止する。
第2連結部材16の右側端部はばね要素13の支持端部13bに揺動可能に連結されている。第2連結部材16の他方の左側端部は、長穴18a内でブレーキディスク回転軸線2aに対して平行なy方向の軸線回りに揺動可能にかつx−z平面内で摺動可能に突起18に連結されている。第2連結部材16はばね要素13の支持端部13bからばね要素13のばね本体13aの一部範囲にわたって延在している。
ばね要素13はパッド支持体8の上面8c上を、支持突起18の右隣で第2連結部材16によって固定された支持端部13bの位置から、第1連結部材15の下方のほぼ中央まで延在している。この位置は第1連結部材15と、ロック要素14とばね要素13の連結部分13cの連結部のかみ合い連結とによって決定される。
図3aに示したロック装置12のロック解除位置では、ブレーキパッド30、30’がブレーキ支持体4に挿入されている。この場合、パッドホルダ11はまだ取り付けられていない。ばね要素13はその付勢力に基づいて上方に曲がっている。支持端部13bは第2連結部材16と共に中心に対してかなり左側へ摺動している。この摺動は突起18の長穴18aによって可能になる。この長穴内に、第2連結部材16が摺動可能および揺動可能に配置されている。さらに、支持端部13bと第2連結部材16の揺動可能な連結は、y方向の揺動軸線回りのばね要素13の揺動運動を可能にする。
ばね要素13が上方に曲がっているので、連結部分13cを介してロック要素14の連結部分14bにそしてさらに第1連結部材15に連結されたばね要素13の左側端部は、下方に曲げられている。第1連結部材15による強制案内に基づいて、このばね要素の左側端部は突起17の揺動軸線27回りに上方に揺動している。従って、ロック要素14のロック部分14cがパッド支持体8の凹部8eに収容されるように、他の揺動軸線28を介して第1連結部材15に連結されたロック要素14が揺動軸線27回りに揺動している。その際、ロック部分14cのロック端部14fは、側面8aを越えて負のx方向に突き出ないように、凹部8e内に収容される。これにより、パッド支持体角状突起5、6の内面5a、6aの間へのパッド支持体8を備えたブレーキパッド30、30’の挿入が、ロック装置12のロック要素14のロック部分14cによって妨害されることなく可能である。
ロック装置12がばね要素13の付勢力に基づいて上述のようなロック解除位置を占めているときに、ブレーキパッド30、30’は、ディスクブレーキ1のそれぞれのパッドスロットの付属のブレーキ支持体角状突起5、6と5’、6’の間に挿入される。そして、パッドホルダ11(破線で示す)が、図3に示したロック装置12のロック位置を占めるようにするために、負のz方向に取り付けられて固定される。パッドホルダ11の取り付けの際に、挿入されたブレーキパッド30、30’のロック装置12はロック解除位置からロック位置に自動的に移動する。ブレーキパッド30、30’の分解の際には、パッドホルダ11が取り外され、それによってロック装置12はそのばね要素13の付勢力によって再びそれぞれのロック解除位置に自動的に戻る。
それによって、ばね要素13は支持突起19の方へ押される。その際、支持突起19は負のz方向へのばね要素13のばね変位のストッパを形成する。ロック装置12のロック位置において、ばね要素13は支持突起19に載らないで、支持突起19の上方に所定の小さな間隔をおいて配置されている(隙間)。ばね要素13の支承端部13bは右方向外側へ押されてパッド支持体8の上面8cに載るがしかし、その移動は第2連結部材16と支承突起18の長穴18aによって制限される。同時に、ばね要素13はその連結部分13cとの連結部を介して所定の力でロック要素14を押す。このロック要素自体は第1連結部材15との連結に基づいて揺動軸線27回りの円軌道に沿って時計回りに揺動する。この揺動は、ロック要素14の本体14aの下面がパッド支持体8の上面8cに載るまで行われる。その際、ロック要素14のロック端部14cは凹部8eから時計回りに揺動し、付設のブレーキ支持体角状突起5、6の凹部21に係合する。
ロック要素14はロック装置12のロック位置において、パッド支持体8上でばね要素13によって半径方向固定され、かつ相応して形成された突起17によって接線方向に固定されている(図6参照)。従って、ロック装置12の単独でのロック解除が防止される。これにより、ブレーキパッド30は持ち上げられて外れないように接線方向に保持されている。
ばね要素13の所定の力によってロック要素を押圧することにより、過負荷が不可能になっている。所定の主制動方向と反対向きの制動の際の、例えば上昇するブレーキパッド30によるz方向の大きすぎる力の作用のときに、ロック要素14のロック部分14cはパッド支持体8の凹部8e内に逃げることができる。
ロック要素14のロック部分14cのロック端部14fと、ブレーキ支持体角状突起5、6のアンダーカット状凹部21の上縁との間に、所定の隙間が設けられている。この隙間は、ディスクキャリパとして形成されたブレーキキャリパ3のy方向のスライド力が不所望なほど上昇しないようにする。
ばね要素13は作動変位にわたってその連結部分13cがロック要素14の本体14a上をスライドする。それによって、この範囲におけるパッド支持体8の摩耗、ひいてはロック要素14とブレーキ支持体5、6のアンダーカット状凹部21との間の隙間の増大が回避される。
図4、図4aには、ロック要素14の連結部分14bと、ばね要素13の支承端部13bが概略的な斜視図で例示的に示してある。
図4は打ち抜き−/曲げ部品としての形成を示している。この場合、連結部分14bまたは支承端部13bは、連結部材15、16との連結のための連結穴Aを形成するために巻かれている。
図4aでは同様に打ち抜き−/曲げ部品が使用される。しかし、穴Aは打ち抜き工程または穿孔工程によって形成される。穴Aのより大きな公差が可能である。端部は、ばね本体13aまたは本体14aの縦軸線回りにねじることによって、関連する揺動軸線の対応する位置にもたらされる。
図5は、ロック装置12がロック位置にある、図3の第1実施の形態の変形の概略的な部分側面図である。図5aは、ロック装置12がロック解除位置にある、図5の変形の概略的な部分側面図である。
パッド支持体8はその上面8cに、この変形では支承突起18の代わりに案内突起20aを備えている。
図3、図3aの実施の形態と異なり、ロック装置12は第1連結部材15だけしか備えていない。この第1連結部材とばね要素13とロック要素14の間の連結と、ロック要素14の形成については、上述のように行われる。
ばね要素13はこの変形では、支承端部13bの代わりに支え端部13dを備えている。この支え端部13dは連結部分13cの端部よりも大きな曲げ半径を有する。ばね本体13aは支え端部13dに隣接する他のスリット13f(図10、図11、図13参照)を有する。この他のスリット13fはパッド支持体8の周りに配置され、案内突起20aと協働してばね要素13の案内を保証する。
ロック装置12のロック位置において、ばね要素12は、図3aに関連して既に説明したように、支持突起19の上に間隔をおいて配置されている。支え端部13dはパッド支持体8の上面8cに載っている。この場合、連結部分13cは第1連結部材15とロック要素14の間に配置され、連結部分13cはその下面がロック要素14の上面に載り、ロック要素をパッド支持体8の上面8cに押し付ける。
図6は図3、図3aと図5、図5aのVI方向に見た概略的な平面図である。
上述したように、ロック要素14の連結部分14bがばね本体13aと連結部分13cの間の移行部において、ばね要素13の長方形のスリット13eを通って案内されていることがこの図から明瞭に判る。スリット13eはx方向において比較的に大きな隙間を有する。それによって、ばね要素13の縦方向移動が良好となっている。
ロック要素14の本体14aは長方形の穴14gを有する。この穴を通って突起17が延在している。これにより、ロック要素14は接線方向で、すなわちx方向で固定されている。この場合、ばね要素13の穴13eの大きな隙間とは異なり小さな隙間がx方向に設けられている。
第1連結部材15は一種のチェーンリンクとして形成され、互いに平行にx方向に延在する2つの縦方向部分15aを有する。この縦方向部分はそれに対して直角に配置された連結部分15b、15cによって連結されている。少なくとも連結部分15b、15cは円形横断面を有する。その際、左側の連結部分15bは図示していないが容易に想像できる突起17の穴を通って案内され、この穴内で揺動軸線27回りに揺動可能に支承されている。右側の連結部分15cはロック要素14の連結部分14bの穴A(図4、図4a参照)に挿入され、この穴内で揺動軸線28回りに揺動可能に支承されている。
図7は、図3、図3aと図5、図5aのVII方向に見た概略的な平面図である。図7aは図7の一部範囲をy方向に見た概略的な側面図である。連結部材16はx−z平面内に切断して示してある。
ばね要素13のばね本体13aの右側の端部分は、長方形のスリット13fを有する。支持突起18がこのスリットを通ってz方向に延在している。このスリット13fもx方向に比較的に大きな隙間を有する。それによって、ばね要素13の縦方向移動が良好となっている。
第2連結部材16も一種のチェーンリンクとして形成され、第1連結部材16のように、互いに平行にx方向に延在する2つの縦方向部分16aを有する。この縦方向部分はそれに対して直角に配置された連結部分16b、16cによって連結されている。少なくとも連結部分16b、16cは円形横断面を有する。その際、左側の連結部分16bは支承突起18の長穴18aを通って案内され、この長穴内で揺動軸線回りに揺動可能にかつ摺動可能に支承されている。右側の連結部分16cは支承端部13bの穴A(図4、図4a参照)に挿入され、この穴内で詳しく示していない揺動軸線回りに揺動可能に支承されている。
図8〜図8dは連結部材15、16のいろいろな変形を、図6、図7の概略的な平面図で示す。
図8はチェーンリンクとして形成された連結部材15、16を示す。この場合、(図示していない)基本形状は例えばU字形であり、先ず連結部分15b、16bと15c、16cが突起17、18と支承端部13bまたは連結部分14bに差し込まれる。そして、縦方向部分15d、16dと15e、16eが折り曲げられ、突き合わせ位置において材料一体的な連結23、例えば溶接、硬質ろう付けによって連結される。図8aに示すように、連結しないで隙間24を残してもよい。(図示していない)他の連結手段(留め金等)を用いることもできる。
図8bでは、縦方向部分15a、16aを1つだけ有するU字形部材が連結部材15、16として設けられている。この場合、連結部分15b、16bと15c、16cは、突起17、18と支承端部13bまたは連結部分14b内の支承個所に対して、軸方向保持部22、例えば軸保持リングによって軸方向に固定される。その際、軸方向保持部22に対向する連結部分15b、16bと15c、16cの側は、軸方向保持部22または軸肩部を備えることができる。
図8cは他の変形として、すりこ木圧接または溶接ポイントによる、連結部分15b、16bと15c、16cの差し込んだ端部分15f、16fの軸方向保持を示している。
折り曲げられた端部分15g、16gを有する図8dの変形も勿論可能である。
図9は、ロック装置12を備えた、ロック位置にある本発明に係るブレーキパッド30、30’の第2実施の形態の概略的な部分側面図である。図9aはロック解除位置にあるロック装置12を示す。図10は、図9、図9aの本発明に係るブレーキパッド30、30’の第2実施の形態の概略的な斜視図である。図11はばね要素13の概略的な斜視図である。図12はロック要素14の概略的な斜視図であり、図13は、図9、図9aの本発明に係るブレーキパッドの第2実施の形態のロック装置12の概略的な斜視図である。
第2実施の形態において、パッド支持体8はその上面8cに、支承突起を備えないで、案内突起17、20、20aと支持突起19を備えている。
図5、図5aの実施と異なり、ロック装置12は二つの部分からなり、ばね要素13とロック要素14を備えている。
ばね要素13は支承端部13bの代わりに、図5、図5aの支え端部13dを備えている。ばね本体13aは各端範囲に、それぞれ1つのスリット13e、13fを有する。それによって、ばね要素13は端部に注意を払わずに確実に取り付け可能である。スリット13e、13fが本実施形では二重T字形をしているので、連結部分25を付属のスリット13eの幅狭面に直接接触させることができる。
一方のスリット13eは案内突起20と協働し、他方のスリット13fは案内突起20aと協働する。案内突起20、20aはそれぞれ付属のスリット13e、13fを通ってz方向に延在している。
ロック要素14は連結部分14bの代わりに、y方向に延在する横方向端部26を備えている。この横方向端部は曲げられた幅狭の連結部分25を介してロック要素14の本体14aにT字状に連結されている。横方向端部26を有する連結部分25の曲げ部は、パッド支持体8の側面8aの方に向いた案内突起20の支持部分20bの形状に対応している。幅狭の連結部分25の(ロック要素14の縦軸線に対して直角の)幅は、スリット13eの(ばね要素13の縦軸線に対して直角の)幅に一致している。さらに、ロック要素14の本体14aにはスリット状穴14gが穿設されている。この穴は突起17’と協働する。この突起17’は穴14gを通ってz方向に延在している。ロック要素14のロック部分14cについては上述している。
ばね要素13とロック要素14の間の連結部は、ロック要素14の幅狭の連結部分25を有する横方向端部26がスリット13eに差し込まれ、ばね要素13との可動のかみ合い連結部を形成するように構成されている。
ロック装置12を組み立てる際に、先ずばね要素13の凸形弧状部が上を向くように、ばね要素が配置される。そして、ロック要素14は先ず、横方向端部26がばね要素13のスリット13eに合致するように回転させられる。そして、連結部分25がスリット13eに挿入されるように、横方向端部26が下側からスリット13eに差し込まれる。最後に、ロック要素14の縦方向がばね要素13の縦方向に合致するように、ロック要素14が連結部分25によってスリット13e内で回転させられる。
図13に示すように組み立てられたロック装置12は、パッド支持体8の上面8cに簡単に載せることができる。この場合、突起20a、20、17’はそれぞれ付属のスリット13f、13eとスリット状穴14gに挿入される。
図9aのロック解除位置では、ロック要素14は、ロック要素14の連結部分25を有する横方向端部26とスリット13eが連結されかつ突起17’とロック要素14のスリット状穴14gが協働することにより、上へ向けてz方向に付勢されて曲げられたばね要素13によって揺動させられている。この揺動は、上述したように、ロック部分14cがパッド支持体8の凹部8eに収容されるように行われる。
ロック装置12のロック位置では、ばね要素12は上述したように、支持装置19の上に所定の小さな間隔をおいて配置されている(パッドホルダは図示されていないが、図3のように配置されている、これは容易に想像できる)。支え端部13dはパッド支持体8の上面8cに載っている。この場合、連結部分13cの下面はロック要素14の上面に載り、パッド支持体8の上面8cを押している。ロック要素14の本体14aはパッド支持体8の上面8cの輪郭に対応して形成されている。曲がった連結部分25と横方向端部26は、支持部分20bの輪郭と、上面8cへの支持部分の移行部に対応するように形成されている。その際、ロック要素14の本体14aは上面8cに載り、曲がった連結部分25と横方向端部26は上面8cと支持部分20bの間の移行部の輪郭にぴったり合っている。
この第2実施の形態においても、ロック要素14のロック部分14cはロック装置12のロック位置において、関連するブレーキ支持体角状突起5、6のアンダーカット状凹部21に係合している。
図3、図3aの第1実施の形態と図5、図5aの変形においても、案内部分20(20aも)は、図10から容易に想像できるように、ばね要素13のスリット13e(13f)と協働する。
保持要素14はロック装置12のロック位置において、所定の隙間を有する変位制限部である。この変位制限部は組み込み状態で力が加わらないので、ブレーキキャリパ3の摺動可能性を高めない。
さらに、保持要素14は組み込み状態で過負荷の際にばね要素13のばね力に抗して持ち上がるので、組み込まれた過負荷保護機能を有する。
ロック装置12は、特に第2実施の形態の場合、パッドホルダ11を取り外した後で、再び分解可能である。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることはなく、添付の特許請求の範囲内で変更可能である。
例えば、揺動軸線27に沿った第1連結部材15と突起17の連結部を、揺動可能な留め金連結部として形成することができる。
連結部材15、16の連結部分15b、15cと16b、16cは、それぞれの揺動軸線に沿って、適当なブッシュによって形成することができる。
支持突起19はz方向において高さの低い突起であってもよいし、パッド支持体8の上面8cの部分によって直接形成してもよい。
スリット13e、13fは二重T字形の代わりに、他の形、例えば丸められた角を有する長方形であってもよい。
ブレーキパッド30、30’はすべてのディスクブレーキ1、特に商用車のためのディスクブレーキにおいて使用可能である。
ロック装置12は別個の操作部品または別個の操作装置によって、ロック解除位置からロック位置に移動させることができる。このような操作部品は例えばパッドホルダ11内にあるいはパッドホルダとは別個に、各ブレーキパッド30、30’のために設けることができ、例えば工具によって操作可能である。例えばねじ回しによって回転可能で縦方向に移動可能である、差込みソケットを備えたピンが、差込み部品として考えられる。勿論、他の実施形も使用可能である。
1 ディスクブレーキ
2 ブレーキディスク
2a ブレーキディスク回転軸線
3 ブレーキキャリパ
4 ブレーキ支持体
4a 支持部分
5、5’、6、6’ ブレーキ支持体角状突起
5a、6a 内面
7、7’ 摩擦パッド
8、8’ パッド支持体
8a 側面
8b 載置部分
8c 上面
8d 移行部分
8e 凹部
9 締付け側
10 反作用側
11 パッドホルダ
12、12’ ロック装置
13 ばね要素
13a ばね本体
13b 支持端部
13c 連結部分
13d 支え端部
13e、13f スリット
14 ロック要素
14a 本体
14b 連結部分
14c ロック部分
14d、14e 弧状部分
14f ロック端部
14g 穴
15、16 連結部材
15a、16a 縦方向部分
15b、15c、16b、16c 連結部分
15d、15e、16d、16e 縦方向部分
15f、15g、16f、16g 端部分
17、17’ 突起
18 支承突起
18a 長穴
19 支持突起
20、20a 案内突起
20b 支持部分
21 凹部
22 軸方向保持部
23 連結部
24 隙間
25 連結部分
26 横方向端部
27、28 揺動軸線
29 拡張部
30、30’、30a ブレーキパッド
31 パッドばね
A 連結穴
x、y、z 座標

Claims (25)

  1. パッド支持体(8、8’)に取り付けられた少なくとも1個の摩擦パッド(7、7’)と、前記パッド支持体(8、8’)に配置されたロック装置(12)とを具備し、このロック装置がばね要素(13)と保持要素(14)を備えている、ディスクブレーキ(1)のブレーキパッド(30、31)において、前記ロック装置(12)の前記ばね要素(13)と前記保持要素(14)が2個の別個の部品として、互いにかみ合い連結されかつ互いに相対的に揺動可能であり、
    前記ロック装置(12)は、前記保持要素(14)のロック部分(14c)が前記パッド支持体(8)の凹部(8e)内に収容されるロック解除位置から、前記保持要素(14)の前記ロック部分(14c)が付設すべきディスクブレーキ(1)のブレーキ支持体角状突起(5、5’、6、6’)の凹部(21)と協働するために前記パッド支持体(8)から側方に突出するロック位置へおよびその反対に移動可能である、
    ことを特徴とするブレーキパッド(30、31)。
  2. 前記ばね要素(13)がばね本体(13a)の各端部範囲に、前記ばね要素(13)の縦方向に延在する各々1つのスリット(13e、13f)を有することと、前記保持要素(14)がスリット状穴(14g)を有する本体(14a)を備え、この本体(14a)が一端にロック部分(14c)によって形成され、他端が前記ばね要素(13)に連結されていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  3. 前記ばね要素(13)の一方の端範囲内の連結部分(13c)のスリット(13e)が前記保持要素(14)の他端に係合することにより、前記ばね要素(13)と前記保持要素(14)がかみ合い連結されていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  4. 前記ばね要素(13)のスリット(13e)に係合する前記保持要素(14)の他端が、幅狭の連結部分(25)を備え、この連結部分が前記保持要素(14)の前記本体(14a)を横方向端部(26)に連結し、前記幅狭の連結部分(25)が前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の前記スリット(13e)内に可動に収容されていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  5. 前記パッド支持体(8)の突起(17)が前記保持要素(14)のスリット状の前記穴(14g)内に配置され、前記パッド支持体(8)の案内突起(20)が前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の前記スリット(13e)内に配置され、そして前記パッド支持体(8)の他の案内突起(20a)が前記ばね要素(13)の前記スリット(13f)内に配置されるように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の上面(8c)に再び取り外しできるように配置されていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  6. 前記ロック装置(12)のロック位置において前記ばね要素(13)の前記の他のスリット(13f)に隣接する前記ばね要素(13)の支え端部(13d)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に載るように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に再び取り外しできるように配置され、この場合前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の下面が前記ロック要素(14)の上面に載り、前記ロック要素(14)を前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に押し付けていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  7. 前記ばね要素(13)のスリット(13e)に係合する前記保持要素(14)の他端が連結穴を有する前記連結部分(14b)を有し、前記保持要素(14)の前記本体(14a)と前記連結部分(14b)の間の部分が前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の前記スリット(13e)に可動に収容されていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  8. 前記ロック装置(12)がさらに連結部材(15)を備え、この連結部材が前記保持要素(14)の前記連結部分(14b)に対して揺動軸線(28)回りに揺動可能に連結され、かつ他の揺動軸線(27)回りに揺動可能に、前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)の突起(17)に連結されていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  9. 前記連結部材(15)が少なくとも1つの縦方向部分(15a)を有し、この縦方向部分の端部がそれぞれ1つの連結部分(15b、15c)に連結され、一方の連結部分(15c)が前記保持要素(14)の前記連結部分(14b)に揺動可能に連結され、他方の連結部分(15b)が前記突起(17)に揺動可能に連結されていることを特徴とする請求項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  10. 前記連結部材(15)がチェーンリンクとして形成されていることを特徴とする請求項またはに記載のブレーキパッド(30、31)。
  11. 前記パッド支持体(8)の突起(17)が前記保持要素(14)のスリット状の前記穴(14g)内に配置され、前記パッド支持体(8)の案内突起(20)が前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の前記スリット(13e)内に配置され、そして前記パッド支持体(8)の他の案内突起(20a)が前記ばね要素(13)の前記スリット(13f)内に配置されるように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の上面(8c)に配置され、この場合前記連結部材(15)が前記パッド支持体(8)の前記突起(17)に対して揺動軸線(27)回りに揺動可能に連結されていることを特徴とする請求項10のいずれか一項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  12. 前記ロック装置(12)のロック位置において前記ばね要素(13)の前記の他のスリット(13f)に隣接する前記ばね要素(13)の支え端部(13d)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に載るように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に配置され、この場合前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)が前記第1連結部材(15)と前記ロック要素(14)の間に配置され、前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の下面が前記ロック要素(14)の上面に載り、前記ロック要素(14)をパッド支持体(8)の前記上面(8c)に押し付けていることを特徴とする請求項11に記載のブレーキパッド(30、31)。
  13. 前記連結部材(15)が再び取り外し可能な軸方向保持部(22)によってU字状に形成されまたは/および前記連結部材(15)と前記突起(17)または前記保持要素(14)の前記連結部分(14b)の連結が留め金連結部として形成されるように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に再び取り外しできるように配置されていることを特徴とする請求項11または12に記載のブレーキパッド(30、31)。
  14. 前記ロック装置(12)がさらに他の連結部材(16)を備え、この連結部材が穴(A)によって形成される前記ばね要素(13)の前記支承端部(13b)に揺動可能に連結され、かつ前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)の支承突起(18)に揺動可能に連結されていることを特徴とする請求項10のいずれか一項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  15. 前記の他の連結部材(16)が前記支承突起(18)に揺動可能にかつ摺動可能に連結されていることを特徴とする請求項14に記載のブレーキパッド(30、31)。
  16. 前記の他の連結部材(16)が少なくとも1つの縦方向部分(16a)を有し、この縦方向部分の端部がそれぞれ1つの連結部分(16b、16c)に連結され、一方の連結部分(16c)が前記ばね要素(13)の前記支承端部(13b)に揺動可能に連結され、他方の連結部分(16b)が前記支承突起(18)に枢着されていることを特徴とする請求項13に記載のブレーキパッド(30、31)。
  17. 前記の他の連結部材(16)がチェーンリンクとして形成されていることを特徴とする請求項1316のいずれか一項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  18. 前記パッド支持体(8)の前記突起(17)が前記保持要素(14)のスリット状の前記穴(14g)内に配置され、前記パッド支持体(8)の案内突起(20)が前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の前記スリット(13e)内に配置され、そして前記パッド支持体(8)の支承突起(18)が前記ばね要素(13)の前記スリット(13f)内に配置されるように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の上面(8c)に配置され、この場合前記連結部材(15)が前記パッド支持体(8)の前記突起(17)に対して揺動軸線(27)回りに揺動可能に連結され、前記の他の連結部材(16)が前記支承突起(18)に枢着されていることを特徴とする請求項1315のいずれか一項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  19. 前記ロック装置(12)のロック位置において前記ばね要素(13)の前記支え端部(13d)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に載るように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に配置され、この場合前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)が前記第1連結部材(15)と前記ロック要素(14)の間に配置され、前記ばね要素(13)の前記連結部分(13c)の下面が前記ロック要素(14)の上面に載り、前記ロック要素(14)をパッド支持体(8)の前記上面(8c)に押し付けていることを特徴とする請求項18に記載のブレーキパッド(30、31)。
  20. 前記の他の連結部材(16)が再び取り外し可能な前記軸方向保持部(22)によってU字状に形成されまたは/および前記の他の連結部材(16)と前記支承突起(18)または前記ばね要素(13)の前記支承端部(13b)の連結が留め金連結部として形成されるように、前記ロック装置(12)が前記パッド支持体(8)の前記上面(8c)に再び取り外しできるように配置されていることを特徴とする請求項1119のいずれか一項に記載のブレーキパッド(30、31)。
  21. 少なくとも1個のブレーキキャリパ(3)と定置固定されたブレーキ支持体(4)と少なくとも1個のパッドホルダ(11)とを具備し、このブレーキ支持体が2対の前記ブレーキ支持体角状突起(5、5’、6、6’)を有し、この対のブレーキ支持体角状突起によってそれぞれ1個のブレーキパッド(30、30’)が保持される、車両用ディスクブレーキ(1)、特にスライドキャリパ式ディスクブレーキにおいて、少なくとも1個のブレーキパッド(30、30’)が請求項1〜20のいずれか一項に従って形成されていることと、前記少なくとも1個のブレーキパッド(30、30’)が接触する2対の前記ブレーキ支持体角状突起(5、5’、6、6’)の少なくとも1対が凹部(21)を有し、この凹部が前記ブレーキパッド(30、30’)の前記ロック装置(12)の前記ロック部分(14c)と協働することを特徴とするディスクブレーキ(1)。
  22. 前記凹部(21)がアンダーカット状に形成されていることを特徴とする請求項21に記載のディスクブレーキ(1)。
  23. 少なくとも1個の前記ブレーキパッド(30、30’)の前記ロック装置(12)は、前記パッドホルダ(11)が取り付けられているときに、前記保持要素(14)のロック部分(14c)が前記パッド支持体(8)の凹部(8e)内に収容されるロック解除位置から、前記保持要素(14)の前記ロック部分(14c)が関連する前記ブレーキ支持体角状突起(5、5’、6、6’)の前記凹部(21)と協働するために前記パッド支持体(8)に係合するロック位置へ移動可能であることを特徴とする請求項21または22に記載のディスクブレーキ(1)。
  24. 前記パッドホルダ(11)は、取り付けられるときに、少なくとも1個の前記ブレーキパッド(30、30’)の前記ロック装置(12)を、ロック解除位置からロック位置へ自動的に移動することを特徴とする請求項23に記載のディスクブレーキ(1)。
  25. 少なくとも1個の前記ブレーキパッド(30、30’)の前記ロック装置(12)をロック解除位置からロック位置へ移動するために、少なくとも1個の別個の操作部品が設けられていることを特徴とする請求項23または24に記載のディスクブレーキ(1)。
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