JP6262128B2 - インクジェット捺染用インクセット及びそれを用いた繊維の捺染方法 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット捺染用インクセット及びそれを用いた繊維のインクジェット捺染方法に関する。
インクジェットプリンタを用いた繊維のインクジェット捺染は、スクリーン捺染、ローラー捺染、ロータリー捺染等の捺染方法に比べ、製版工程が不要であり工程が短縮できること;デジタル化されたデザインを、コンピューターを介してそのままプリントできること;多品種の製品を少量ずつであっても生産することが可能であること;色素(染料)色糊の廃液等が大幅に削減できること;等の多くのメリットがある。一方、従来の製版捺染に比べ、プリント速度が遅いこと;濃色を再現し難いこと;等の課題があった。このため、インクジェット捺染は、見本反の製造や少量生産の範囲で使用されることが多かった。
近年、コンピューターの画像処理やプリントヘッド製造の技術的進歩によりインクジェットプリンタのプリント速度が大幅に向上されてきたことに加え、プリントデザインのデジタル化、プリント加工の多様化・小ロット化が市場で要求されてきたこと等を背景に、インクジェット捺染の普及が進んでいる。
インクジェット捺染用のインクとしては、シルク、ナイロン等のポリアミド系繊維用の酸性染料インク;ポリエステル系繊維用の分散染料インク;綿、レーヨン等のセルロース系繊維用の反応性染料(反応染料)インク;等が販売されている。
酸性染料を用いたインクジェット捺染においては、通常ブラック、イエロー、マゼンタ(レッドが用いられることもある)、及びブルー(シアンが用いられることもある)の4色のインクセットが用いられる。インクジェット捺染に用いるインクの性能としては、高画質、高堅牢性の印捺物の提供が可能で、且つ吐出安定性にも優れることが要望される。この要望に対し、これまでも種々のインクやインクセットが提案されてきた。しかし、従来のインクセットでは色再現範囲が狭く、耐光性が悪いという問題が挙げられていた。
インクジェット捺染においては、通常マゼンタ及びブルーインクを用いてマゼンタ〜バイオレット〜ブルーの色相範囲を再現する。この色相範囲において、十分な耐光性を有するインクセットが未だ提供されていないため、その提供が市場から要望されていた。
特許文献1には、本願の式(1)で表される化合物の範囲に含まれるアントラピリドン化合物が開示されている。
特許文献2には、C.I.Acid Blue 140を含有するインクジェット捺染用インク組成物が開示されている。
特許文献3及び4には、ブルーインクの色素としてC.I.Acid Blue 112を、マゼンタインクの色素としてC.I.Acid Red 289を含有するインクジェット捺染用インクセットが開示されている。
特許文献5及び6にはC.I.Acid Blue 112を含有するインクジェット捺染用インク組成物が開示されている。このうち前者には、C.I.Acid Blue 112を単体で用いたインク組成物で絹、ウール、及びナイロンに印刷すると耐光性が低く、色調の彩度も極端に低いことが記載されている(段落[0022]の表1中の比較例1、及び段落[0024])。一方、後者には、絹布帛に印字したときに、耐光性が4級以上と高いことが記載されている(段落[0096]〜[0100]、段落[0108]の表2)。
特開2001−139836号公報 特開2004−217819号公報 特開2004−051776号公報 特開2007−238741号公報 特開2004−210806号公報 特開2007−238798号公報
本発明はマゼンタ〜バイオレット〜ブルーの色相範囲での耐光性が良好な、インクジェット捺染用のインクセットの提供を課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、少なくともマゼンタインク及びブルーインクの2色のインクを備え、マゼンタインクが特定の酸性染料を色素として含有するインクジェット捺染用インクセットが、特にマゼンタ〜バイオレット〜ブルーの色相範囲での耐光性に優れ、吐出安定性にも優れることを見出し、本発明を完成させた。すなわち本発明は、以下の1)〜11)に関する。
1)
それぞれ色素、水、及び水溶性有機溶剤を少なくとも含有する、マゼンタインク及びブルーインクの2色のインクを有するインクジェット捺染用のインクセットであって、
上記マゼンタインクに含有される色素の全てが、下記式(1)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物であり、
上記ブルーインクが色素として、C.I.Acid Blue 140及びC.I.Acid Blue 112の少なくとも一方を含有するインクジェット捺染用インクセット。
Figure 0006262128
[式(1)中、R〜Rは、それぞれ独立に水素原子又は置換基を表すが、全てが水素原子となることはなく、且つ、少なくともいずれか1つはスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基から選択される基であるか、又はこれらの基を有する置換基を表す。また、式(1)で表される色素は、架橋連結基を介して2量体を形成してもよい。]
2)
上記式(1)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物が、下記式(2)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物である上記1)に記載のインクジェット捺染用インクセット。
Figure 0006262128
[式(2)中、nは1〜3の整数を表す。]

上記ブルーインクに含有される色素の全てがC.I.Acid Blue 140である上記1)又は2)に記載のインクジェット捺染用インクセット。
4)
上記ブルーインクに含有される色素の全てがC.I.Acid Blue 112である上記1)又は2)に記載のインクジェット捺染用インクセット。
5)
それぞれ色素、水、及び水溶性有機溶剤を少なくとも含有する、マゼンタインク及びブルーインクの2色のインクを有するインクジェット捺染用のインクセットであって、
上記マゼンタインクが色素として上記式(2)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物を含有し、
上記ブルーインクが色素としてC.I.Acid Blue 140を含有するインクジェット捺染用インクセット。
6)
上記ブルーインクに含有される色素の全てがC.I.Acid Blue 140である上記5)に記載のインクジェット捺染用インクセット。
7)
上記マゼンタインクに含有される色素の全てが、上記式(2)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物である上記5)又は6)に記載のインクジェット捺染用インクセット。
8)
上記マゼンタインク及びブルーインクのそれぞれの総質量中における色素の総含有量が、いずれも0.5〜20質量%である上記1〜7)のいずれか一項に記載のインクジェット捺染用インクセット。
9)
インクとして上記1)〜8)のいずれか一項に記載のインクセットを用い、少なくとも以下の工程A〜工程Cの3工程を順次行うことを含む、繊維のインクジェット捺染方法;
工程A:インクの液滴を記録信号に応じて吐出させ、繊維に付着させる工程、
工程B:上記工程Aにより付着させたインクの液滴中の色素を、熱により上記繊維に固着させる工程、
工程C:上記繊維に残存する未固着の色素を洗浄する工程。
10)
上記繊維が、ポリアミド繊維、及びポリアミド繊維を含有する混紡繊維から選択される繊維である上記9)に記載のインクジェット捺染方法。
11)
上記9)又は10)に記載のインクジェット捺染方法により捺染する工程を含む、印捺された繊維の製造方法
本発明のインクセット、及びこれをインクとして使用するインクジェット捺染方法により、特にマゼンタ〜バイオレット〜ブルーの色相範囲での耐光性に優れるインクセットを提供することができた。
本発明のインクセットは、それぞれ色素、水、及び水溶性有機溶剤を少なくとも含有する、マゼンタインク及びブルーインクの2色のインクを有するインクジェット捺染用のインクセットであり、該マゼンタインクが色素として上記式(1)で表される色素を含有する。
なお、本明細書において特に断りの無い限り、以下「%」及び「部」数についてはいずれも質量基準で記載する。
上記式(1)中、R〜Rは、それぞれ独立に水素原子又は置換基を表すが、全てが水素原子となることは無く、且つ、少なくともいずれか1つはスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基から選択される基であるか、又はこれらの基を有する置換基を表す。また、式(1)で表される色素は、連結基を介して2量体を形成してもよい。
また、式(1)で表される色素は、その1分子内にスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基から選択される基を1つ〜3つ有するのが好ましく、1つ又は2つ有するのがより好ましく、2つ有するのがさらに好ましい。また、式(1)で表される色素が連結基を介して2量体を形成するときは、1分子内に有するスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基の数は通常2〜10、好ましくは2〜8、より好ましくは4〜8である。スルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基の4種類の基の中では、スルホ基が特に好ましい。なお、本明細書において「ホスホ基」とは「−P(O)(OH)」で表される基を意味する。
上記式(1)中、R〜Rにおける置換基としては、
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキル基(具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル等の直鎖状のもの;イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、イソアミル、t−アミル、イソヘキシル、t−ヘキシル、イソヘプチル、t−ヘプチル、イソオクチル、t−オクチル、2−エチルヘキシル、イソノニル、イソデシル等の分岐鎖状のもの;シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C12のアリール基(具体例としては、フェニル、ナフチル、ビフェニル等が挙げられる。);
環構成因子として窒素原子、酸素原子、硫黄原子から選択される1つ乃至3つの原子を含む、5又は6員環の複素環基(具体例としては、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチオフェン−2−イル、テトラヒドロチオフェン−3−イル等の5員脂環式のもの;ピペリジニル、ピペラジニル、ジオキサン−2−イル、モルホリニル、チオモルホリニル等の6員脂環式のもの;ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、フリル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、オキサゾール、チアゾール等の5員芳香環式のもの;ピリジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン等の6員芳香環式のもの;等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルコキシ基(具体例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキシロキシ、n−ヘプトキシ、n−オクチロキシ、n−ノニロキシ、n−デシロキシ等の直鎖状のもの;イソプロポキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、t−ブトキシ、イソアミロキシ、t−アミロキシ、イソヘキシロキシ、t−ヘキシロキシ、イソヘプトキシ、t−ヘプトキシ、イソオクチロキシ、t−オクチロキシ、2−エチルヘキシロキシ、イソノニロキシ、イソデシロキシ等の分岐鎖状のもの;シクロプロポキシ、シクロブトキシ、シクロペントキシ、シクロヘキシロキシ、シクロヘプトキシ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールオキシ基(具体例としては、フェノキシ、ナフチロキシ、ビフェニロキシ等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキルカルボニルアミノ基(具体例としては、メチルカルボニルアミノ、エチルカルボニルアミノ、n−プロピルカルボニルアミノ、n−ブチルカルボニルアミノ、n−ペンチルカルボニルアミノ、n−ヘキシルカルボニルアミノ、n−ヘプチルカルボニルアミノ、n−オクチルカルボニルアミノ、n−ノニルカルボニルアミノ、n−デシルカルボニルアミノ等の直鎖状のもの;イソプロピルカルボニルアミノ、イソブチルカルボニルアミノ、sec−ブチルカルボニルアミノ、t−ブチルカルボニルアミノ、イソアミルカルボニルアミノ、t−アミルカルボニルアミノ、イソヘキシルカルボニルアミノ、t−ヘキシルカルボニルアミノ、イソヘプチルカルボニルアミノ、t−ヘプチルカルボニルアミノ、イソオクチルカルボニルアミノ、t−オクチルカルボニルアミノ、2−エチルヘキシルカルボニルアミノ、イソノニルカルボニルアミノ、イソデシルカルボニルアミノ等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルカルボニルアミノ、シクロブチルカルボニルアミノ、シクロペンチルカルボニルアミノ、シクロヘキシルカルボニルアミノ、シクロヘプチルカルボニルアミノ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールカルボニルアミノ基(具体例としては、フェニルカルボニルアミノ、ナフチルカルボニルアミノ、ビフェニルカルボニルアミノ等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキルカルボニルオキシ基(具体例としては、メチルカルボニルオキシ、エチルカルボニルオキシ、n−プロピルカルボニルオキシ、n−ブチルカルボニルオキシ、n−ペンチルカルボニルオキシ、n−ヘキシルカルボニルオキシ、n−ヘプチルカルボニルオキシ、n−オクチルカルボニルオキシ、n−ノニルカルボニルオキシ、n−デシルカルボニルオキシ等の直鎖状のもの;イソプロピルカルボニルオキシ、イソブチルカルボニルオキシ、sec−ブチルカルボニルオキシ、t−ブチルカルボニルオキシ、イソアミルカルボニルオキシ、t−アミルカルボニルオキシ、イソヘキシルカルボニルオキシ、t−ヘキシルカルボニルオキシ、イソヘプチルカルボニルオキシ、t−ヘプチルカルボニルオキシ、イソオクチルカルボニルオキシ、t−オクチルカルボニルオキシ、2−エチルヘキシルカルボニルオキシ、イソノニルカルボニルオキシ、イソデシルカルボニルオキシ等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルカルボニルオキシ、シクロブチルカルボニルオキシ、シクロペンチルカルボニルオキシ、シクロヘキシルカルボニルオキシ、シクロヘプチルカルボニルオキシ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールカルボニルオキシ基(具体例としては、フェニルカルボニルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ、ビフェニルカルボニルオキシ等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキルカルボニル基(具体例としては、メチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニル、n−ブチルカルボニル、n−ペンチルカルボニル、n−ヘキシルカルボニル、n−ヘプチルカルボニル、n−オクチルカルボニル、n−ノニルカルボニル、n−デシルカルボニル等の直鎖状のもの;イソプロピルカルボニル、イソブチルカルボニル、sec−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、イソアミルカルボニル、t−アミルカルボニル、イソヘキシルカルボニル、t−ヘキシルカルボニル、イソヘプチルカルボニル、t−ヘプチルカルボニル、イソオクチルカルボニル、t−オクチルカルボニル、2−エチルヘキシルカルボニル、イソノニルカルボニル、イソデシルカルボニル等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘプチルカルボニル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールカルボニル基(具体例としては、フェニルカルボニル(ベンゾイル)、ナフチルカルボニル、ビフェニルカルボニル等が挙げられる。);
カルバモイル基;
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のモノC1−C10アルキルカルバモイル基(具体例としては、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、n−プロピルカルバモイル、n−ブチルカルバモイル、n−ペンチルカルバモイル、n−ヘキシルカルバモイル、n−ヘプチルカルバモイル、n−オクチルカルバモイル、n−ノニルカルバモイル、n−デシルカルバモイル等の直鎖状のもの;イソプロピルカルバモイル、イソブチルカルバモイル、sec−ブチルカルバモイル、t−ブチルカルバモイル、イソアミルカルバモイル、t−アミルカルバモイル、イソヘキシルカルバモイル、t−ヘキシルカルバモイル、イソヘプチルカルバモイル、t−ヘプチルカルバモイル、イソオクチルカルバモイル、t−オクチルカルバモイル、2−エチルヘキシルカルバモイル、イソノニルカルバモイル、イソデシルカルバモイル等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルカルバモイル、シクロブチルカルバモイル、シクロペンチルカルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、シクロヘプチルカルバモイル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のジC1−C10アルキルカルバモイル基(具体例としては、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジ−n−プロピルカルバモイル、ジ−n−ブチルカルバモイル、ジ−n−ペンチルカルバモイル、ジ−n−ヘキシルカルバモイル、ジ−n−ヘプチルカルバモイル、ジ−n−オクチルカルバモイル、ジ−n−ノニルカルバモイル、ジ−n−デシルカルバモイル等の直鎖状のもの;ジイソプロピルカルバモイル、ジイソブチルカルバモイル、ジ−sec−ブチルカルバモイル、ジ−t−ブチルカルバモイル、ジイソアミルカルバモイル、ジ−t−アミルカルバモイル、ジイソヘキシルカルバモイル、ジ−t−ヘキシルカルバモイル、ジイソヘプチルカルバモイル、ジ−t−ヘプチルカルバモイル、ジイソオクチルカルバモイル、ジ−t−オクチルカルバモイル、ジ−(2−エチルヘキシル)カルバモイル、ジイソノニルカルバモイル、ジイソデシルカルバモイル等の分岐鎖状のもの;ジシクロプロピルカルバモイル、ジシクロブチルカルバモイル、ジシクロペンチルカルバモイル、ジシクロヘキシルカルバモイル、ジシクロヘプチルカルバモイル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
モノC6−C10アリールカルバモイル基(具体例としては、フェニルカルバモイル、ナフチルカルバモイル、ビフェニルカルバモイル等が挙げられる。);
ジC6−C10アリールカルバモイル基(具体例としては、ジフェニルカルバモイル、ジナフチルカルバモイル、ジ(ビフェニル)カルバモイル等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルコキシカルボニル基(具体例としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボニル、n−ヘキシロキシカルボニル、n−ヘプトキシカルボニル、n−オクチロキシカルボニル、n−ノニロキシカルボニル、n−デシロキシカルボニル等の直鎖状のもの;イソプロポキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソアミロキシカルボニル、t−アミロキシカルボニル、イソヘキシロキシカルボニル、t−ヘキシロキシカルボニル、イソヘプトキシカルボニル、t−ヘプトキシカルボニル、イソオクチロキシカルボニル、t−オクチロキシカルボニル、2−エチルヘキシロキシカルボニル、イソノニロキシカルボニル、イソデシロキシカルボニル等の分岐鎖状のもの;シクロプロポキシカルボニル、シクロブトキシカルボニル、シクロペントキシカルボニル、シクロヘキシロキシカルボニル、シクロヘプトキシカルボニル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールオキシカルボニル基(具体例としては、フェノキシカルボニル、ナフチロキシカルボニル、ビフェニロキシカルボニル等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキルスルホニルアミノ基(具体例としては、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、n−プロピルスルホニルアミノ、n−ブチルスルホニルアミノ、n−ペンチルスルホニルアミノ、n−ヘキシルスルホニルアミノ、n−ヘプチルスルホニルアミノ、n−オクチルスルホニルアミノ、n−ノニルスルホニルアミノ、n−デシルスルホニルアミノ等の直鎖状のもの;イソプロピルスルホニルアミノ、イソブチルスルホニルアミノ、sec−ブチルスルホニルアミノ、t−ブチルスルホニルアミノ、イソアミルスルホニルアミノ、t−アミルスルホニルアミノ、イソヘキシルスルホニルアミノ、t−ヘキシルスルホニルアミノ、イソヘプチルスルホニルアミノ、t−ヘプチルスルホニルアミノ、イソオクチルスルホニルアミノ、t−オクチルスルホニルアミノ、2−エチルヘキシルスルホニルアミノ、イソノニルスルホニルアミノ、イソデシルスルホニルアミノ等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルスルホニルアミノ、シクロブチルスルホニルアミノ、シクロペンチルスルホニルアミノ、シクロヘキシルスルホニルアミノ、シクロヘプチルスルホニルアミノ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールスルホニルアミノ基(具体例としては、フェニルスルホニルアミノ、ナフチルスルホニルアミノ、ビフェニルスルホニルアミノ等が挙げられる。);
スルファモイル基;
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のモノC1−C10アルキルスルファモイル基(具体例としては、メチルスルファモイル、エチルスルファモイル、n−プロピルスルファモイル、n−ブチルスルファモイル、n−ペンチルスルファモイル、n−ヘキシルスルファモイル、n−ヘプチルスルファモイル、n−オクチルスルファモイル、n−ノニルスルファモイル、n−デシルスルファモイル等の直鎖状のもの;イソプロピルスルファモイル、イソブチルスルファモイル、sec−ブチルスルファモイル、t−ブチルスルファモイル、イソアミルスルファモイル、t−アミルスルファモイル、イソヘキシルスルファモイル、t−ヘキシルスルファモイル、イソヘプチルスルファモイル、t−ヘプチルスルファモイル、イソオクチルスルファモイル、t−オクチルスルファモイル、2−エチルヘキシルスルファモイル、イソノニルスルファモイル、イソデシルスルファモイル等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルスルファモイル、シクロブチルスルファモイル、シクロペンチルスルファモイル、シクロヘキシルスルファモイル、シクロヘプチルスルファモイル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のジC1−C10アルキルスルファモイル基(具体例としては、ジメチルスルファモイル、ジエチルスルファモイル、ジ−n−プロピルスルファモイル、ジ−n−ブチルスルファモイル、ジ−n−ペンチルスルファモイル、ジ−n−ヘキシルスルファモイル、ジ−n−ヘプチルスルファモイル、ジ−n−オクチルスルファモイル、ジ−n−ノニルスルファモイル、ジ−n−デシルスルファモイル等の直鎖状のもの;ジイソプロピルスルファモイル、ジイソブチルスルファモイル、ジ−sec−ブチルスルファモイル、ジ−t−ブチルスルファモイル、ジイソアミルスルファモイル、ジ−t−アミルスルファモイル、ジイソヘキシルスルファモイル、ジ−t−ヘキシルスルファモイル、ジイソヘプチルスルファモイル、ジ−t−ヘプチルスルファモイル、ジイソオクチルスルファモイル、ジ−t−オクチルスルファモイル、ジ−(2−エチルヘキシル)スルファモイル、ジイソノニルスルファモイル、ジイソデシルスルファモイル等の分岐鎖状のもの;ジシクロプロピルスルファモイル、ジシクロブチルスルファモイル、ジシクロペンチルスルファモイル、ジシクロヘキシルスルファモイル、ジシクロヘプチルスルファモイル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
モノC6−C10アリールスルファモイル基(具体例としては、フェニルスルファモイル、ナフチルスルファモイル、ビフェニルスルファモイル等が挙げられる。);
ジC6−C10アリールスルファモイル基(具体例としては、ジフェニルスルファモイル、ジナフチルスルファモイル、ジ(ビフェニル)スルファモイル等が挙げられる。);
ヒドロキシ基;
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C12アルキルスルホニル基(具体例としては、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、n−ペンチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、n−ヘプチルスルホニル、n−オクチルスルホニル、n−ノニルスルホニル、n−デシルスルホニル、n−ウンデシルスルホニル、n−ドデシルスルホニル等の直鎖状のもの;イソプロピルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、t−ブチルスルホニル、イソアミルスルホニル、t−アミルスルホニル、イソヘキシルスルホニル、t−ヘキシルスルホニル、イソヘプチルスルホニル、t−ヘプチルスルホニル、イソオクチルスルホニル、t−オクチルスルホニル、2−エチルヘキシルスルホニル、イソノニルスルホニル、イソデシルスルホニル、イソウンデシルスルホニル、t−ウンデシルスルホニル、イソドデシルスルホニル、t−ドデシルスルホニル等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル、シクロヘプチルスルホニル等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールスルホニル基(具体例としては、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、ビフェニルスルホニル等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキルチオ基(具体例としては、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、n−ブチルチオ、n−ペンチルチオ、n−ヘキシルチオ、n−ヘプチルチオ、n−オクチルチオ、n−ノニルチオ、n−デシルチオ等の直鎖状のもの;イソプロピルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ、t−ブチルチオ、イソアミルチオ、t−アミルチオ、イソヘキシルチオ、t−ヘキシルチオ、イソヘプチルチオ、t−ヘプチルチオ、イソオクチルチオ、t−オクチルチオ、2−エチルヘキシルチオ、イソノニルチオ、イソデシルチオ等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルチオ、シクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシルチオ、シクロヘプチルチオ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10のアリールチオ基(具体例としては、フェニルチオ、ナフチルチオ、ビフェニルチオ等が挙げられる。);
ウレイド基;
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のモノC1−C10アルキルウレイド基(具体例としては、メチルウレイド、エチルウレイド、n−プロピルウレイド、n−ブチルウレイド、n−ペンチルウレイド、n−ヘキシルウレイド、n−ヘプチルウレイド、n−オクチルウレイド、n−ノニルウレイド、n−デシルウレイド等の直鎖状のもの;イソプロピルウレイド、イソブチルウレイド、sec−ブチルウレイド、t−ブチルウレイド、イソアミルウレイド、t−アミルウレイド、イソヘキシルウレイド、t−ヘキシルウレイド、イソヘプチルウレイド、t−ヘプチルウレイド、イソオクチルウレイド、t−オクチルウレイド、2−エチルヘキシルウレイド、イソノニルウレイド、イソデシルウレイド等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルウレイド、シクロブチルウレイド、シクロペンチルウレイド、シクロヘキシルウレイド、シクロヘプチルウレイド等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のジC1−C10アルキルウレイド基(具体例としては、ジメチルウレイド、ジエチルウレイド、ジ−n−プロピルウレイド、ジ−n−ブチルウレイド、ジ−n−ペンチルウレイド、ジ−n−ヘキシルウレイド、ジ−n−ヘプチルウレイド、ジ−n−オクチルウレイド、ジ−n−ノニルウレイド、ジ−n−デシルウレイド等の直鎖状のもの;ジイソプロピルウレイド、ジイソブチルウレイド、ジ−sec−ブチルウレイド、ジ−t−ブチルウレイド、ジイソアミルウレイド、ジ−t−アミルウレイド、ジイソヘキシルウレイド、ジ−t−ヘキシルウレイド、ジイソヘプチルウレイド、ジ−t−ヘプチルウレイド、ジイソオクチルウレイド、ジ−t−オクチルウレイド、ジ−(2−エチルヘキシル)ウレイド、ジイソノニルウレイド、ジイソデシルウレイド等の分岐鎖状のもの;ジシクロプロピルウレイド、ジシクロブチルウレイド、ジシクロペンチルウレイド、ジシクロヘキシルウレイド、ジシクロヘプチルウレイド等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
モノC6−C10アリールウレイド基(具体例としては、フェニルウレイド、ナフチルウレイド、ビフェニルウレイド等が挙げられる。);
ジC6−C10アリールウレイド基(具体例としては、ジフェニルウレイド、ジナフチルウレイド、ジ(ビフェニル)ウレイド等が挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルコキシカルボニルアミノ基(具体例としては、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−プロポキシカルボニルアミノ、n−ブトキシカルボニルアミノ、n−ペントキシカルボニルアミノ、n−ヘキシロキシカルボニルアミノ、n−ヘプトキシカルボニルアミノ、n−オクチロキシカルボニルアミノ、n−ノニロキシカルボニルアミノ、n−デシロキシカルボニルアミノ等の直鎖状のもの;イソプロポキシカルボニルアミノ、イソブトキシカルボニルアミノ、sec−ブトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、イソアミロキシカルボニルアミノ、t−アミロキシカルボニルアミノ、イソヘキシロキシカルボニルアミノ、t−ヘキシロキシカルボニルアミノ、イソヘプトキシカルボニルアミノ、t−ヘプトキシカルボニルアミノ、イソオクチロキシカルボニルアミノ、t−オクチロキシカルボニルアミノ、2−エチルヘキシロキシカルボニルアミノ、イソノニロキシカルボニルアミノ、イソデシロキシカルボニルアミノ等の分岐鎖状のもの;シクロプロポキシカルボニルアミノ、シクロブトキシカルボニルアミノ、シクロペントキシカルボニルアミノ、シクロヘキシロキシカルボニルアミノ、シクロヘプトキシカルボニルアミノ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
C6−C10アリールオキシカルボニルアミノ基(具体例としては、フェニルカルボニルアミノ、ナフチルカルボニルアミノ、ビフェニルカルボニルアミノ等が挙げられる。);
シアノ基;
スルホ基;
カルボキシ基;
ホスホ基;
4級アンモニウム基;
ニトロ基;
アミノ基;
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のモノC1−C10アルキルアミノ基(具体例としては、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、n−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、n−ヘプチルアミノ、n−オクチルアミノ、n−ノニルアミノ、n−デシルアミノ等の直鎖状のもの;イソプロピルアミノ、イソブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、イソアミルアミノ、t−アミルアミノ、イソヘキシルアミノ、t−ヘキシルアミノ、イソヘプチルアミノ、t−ヘプチルアミノ、イソオクチルアミノ、t−オクチルアミノ、2−エチルヘキシルアミノ、イソノニルアミノ、イソデシルアミノ等の分岐鎖状のもの;シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、シクロヘプチルアミノ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
直鎖状、分岐鎖状、又は環状のジC1−C10アルキルアミノ基(具体例としては、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノ、ジ−n−ヘキシルアミノ、ジ−n−ヘプチルアミノ、ジ−n−オクチルアミノ、ジ−n−ノニルアミノ、ジ−n−デシルアミノ等の直鎖状のもの;ジイソプロピルアミノ、ジイソブチルアミノ、ジ−sec−ブチルアミノ、ジ−t−ブチルアミノ、ジイソアミルアミノ、ジ−t−アミルアミノ、ジイソヘキシルアミノ、ジ−t−ヘキシルアミノ、ジイソヘプチルアミノ、ジ−t−ヘプチルアミノ、ジイソオクチルアミノ、ジ−t−オクチルアミノ、ジ−(2−エチルヘキシル)アミノ、ジイソノニルアミノ、ジイソデシルアミノ等の分岐鎖状のもの;ジシクロプロピルアミノ、ジシクロブチルアミノ、ジシクロペンチルアミノ、ジシクロヘキシルアミノ、ジシクロヘプチルアミノ等の環状のもの;好ましくは直鎖状又は分岐鎖状のもの、より好ましくは直鎖状のものが挙げられる。);
モノC6−C10アリールアミノ基(具体例としては、フェニルアミノ(アニリノ)、ナフチルアミノ、ビフェニルアミノ等が挙げられる。);
ジC6−C10アリールアミノ基(具体例としては、ジフェニルアミノ、ジナフチルアミノ、ジ(ビフェニル)アミノ等が挙げられる。);
メルカプト基(本明細書においては、「−SH」で表される基を意味する。);
ハロゲン原子(具体例としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子;好ましくはフッ素原子、塩素原子;より好ましくは塩素原子が挙げられる。);等が挙げられる。
〜Rにおける上記の置換基は、これらの置換基から選択される基を1つ又は2つ、好ましくは1つさらに有してもよい。
上記のうち、Rとしては、直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキルカルボニル基;C6−C10アリールカルボニル基;シアノ基;及びカルボキシ基;よりなる群から選択される基が好ましく、これらは無置換であっても置換基を有していてもよい。その中でも、置換又は無置換のC6−C10アリールカルボニル基がより好ましく、無置換又はスルホ基で置換されたC6−C10アリールカルボニル基がさらに好ましく、無置換フェニルカルボニル基(ベンゾイル基)が特に好ましい。
上記のうち、Rとしては、水素原子;又は、直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキル基;のいずれかが好ましく、これらは無置換であっても置換基を有していてもよい。その中でも、水素原子又は直鎖C1−C6アルキル基がより好ましく、水素原子が特に好ましい。
上記のうち、Rとしては、置換又は無置換のC6−C10アリールオキシ基が好ましく、直鎖状、分岐鎖状、又は環状のC1−C10アルキル基で置換されたC6−C10アリールオキシ基がより好ましく、直鎖状又は分岐鎖状のC1−C10アルキル基で置換されたC6−C10アリールオキシ基がさらに好ましく、分岐鎖状のC3−C10アルキル基で置換されたフェニルオキシ基が特に好ましい。
また、これらの中では分岐鎖状のC4−C10アルキル基で置換されたフェニルオキシ基が好ましく、分岐鎖状のC6−C10アルキル基で置換されたフェニルオキシ基がより好ましく、分岐鎖状のC7−C9アルキル基で置換されたフェニルオキシ基がさらに好ましく、分岐鎖状のC8アルキル基で置換されたフェニルオキシ基が特に好ましい。
なお、ここに挙げた各基について、アリール部分がさらにスルホ基で置換されたものは、より一層好ましい。
上記のうち、Rとしては水素原子が好ましい。
上記のうち、Rとしては、置換又は無置換のモノC6−C10アリールアミノ基が好ましく、アリール部分がスルホ基でさらに置換されたモノC6−C10アリールアミノ基がより好ましく、スルホ基で置換されたモノフェニルアミノ基(スルホ基で置換されたアニリノ基)が特に好ましい。
上記式(1)で表される色素が連結基を介して2量体を形成するときは、下記式(4)で表される色素が好ましい。
Figure 0006262128
[式(4)中、
〜Rは、上記式(1)におけるのと同じ意味を表し、
は、下記式(5)乃至(11)で表される基を表し、
は、アミノ基;ヒドロキシ基;又は、ヒドロキシ基、カルボキシ基、及びスルホ基よりなる群から選択される基で置換された、C2−C6アルキルアミノ基、フェニルアミノ基、若しくはフェノキシ基;を表し、
mは1又は2を表す。]
Figure 0006262128
[式(5)中、qは2乃至8の整数であり、*は異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す。]
Figure 0006262128
[式(6)中、Rは水素原子又はメチル基を表し、*は異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す。]
Figure 0006262128
[式(7)中、*は異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す。]
Figure 0006262128
[式(8)中、*は異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す。]
Figure 0006262128
[式(9)中、*は異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す。]
Figure 0006262128
[式(10)中、zは2乃至4の整数であり、*は異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す。]
Figure 0006262128
[式(11)中、*は異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す。]
上記式(1)で表される色素のうち、最大吸収波長(λmax)が通常380nm〜600nm、好ましくは480nm〜580nmの範囲にあり、且つ水に対する溶解度が25℃で10g/リットル以上の色素が好ましい。
上記式(1)で表される色素は、予め分子内にスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基から選択される基を有する形で合成してもよい。また、別法としては、分子内にスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基から選択される基を有しない上記式(1)で表される化合物を合成し、次いでその化合物に対してスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基から選択される基を導入することによっても得ることができる。
上記式(1)で表される色素のうち、好ましいものが上記式(2)で表される色素である。
上記式(2)中、nは1〜3の整数を表し、1又は2が好ましく、2がより好ましい。また、上記式(1)及び上記式(2)で表される色素のうち、特に好ましいものとしては下記式(3)で表される色素が挙げられる。
Figure 0006262128
インクの色調を望みの色に微調整する目的で、上記マゼンタインクは式(1)で表される色素以外の他の色素を、本発明により得られる効果を阻害しない範囲で含有してもよい。この際の式(1)で表される色素と、他の色素との混合割合は、他の色素の物性等にもよるため一概にいうことは困難である。しかし、おおよその目安としては、マゼンタインクに含有される色素の総質量に対して、いずれも質量基準で他の色素は通常0〜50%、好ましくは0〜25%、より好ましくは0〜20%、さらに好ましくは0〜10%、特に好ましくは0〜5%である。
上記マゼンタインクの色調を望みの色に微調整する目的で、該インクに含有される他の色素としては、例えば、C.I.Acid Red 1、6、8、9、13、18、27、35、37、52、54、57、73、82、88、97、97:1、106、111、114、118、119、127、131、138、143、145、151、183、195、198、211、215、217、225、226、249、251、254、256、257、260、261、265、266、274、276、277、289、296、299、315、318、336、337、357、359、361、362、364、366、399、407、415、447等のレッド色の色素が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Red 52、131、249、289等が好ましい。
上記ブルーインクに含有される色素は特に制限されず、公知の色素を用いることができる。色素としては、顔料よりも染料が好ましい。
ブルーインクに含有される色素としては、例えば、C.I.Acid Blue 1、7、9、15、23、25、40、61:1、62、72、74、80、83、90、92、103、104、112、113、114、120、127、127:1、128、129、138、140、142、156、158、171、182、185、193、199、201、203、204、205、207、209、220、221、224、225、229、230、239、249、258、260、264、277:1、278、279、280、284、290、296、298、300、317、324、333、335、338、342、350等のブルー色の色素が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Blue 140(以下、「AB140」という)及びC.I.Acid Blue 112(以下、「AB112」という)が特に好ましい。
インクの色調を望みの色に微調整する目的で、上記ブルーインクはAB140又はAB112以外の他の色素を、本発明により得られる効果を阻害しない範囲で含有してもよい。この際のAB140又はAB112と、他の色素との混合割合は、他の色素の物性等にもよるため一概にいうことは困難である。しかし、おおよその目安としては、ブルーインクに含有される色素の総質量に対して、他の色素は通常0〜50%、好ましくは0〜25%、より好ましくは0〜20%、さらに好ましくは0〜10%、特に好ましくは0〜5%である。
上記ブルーインクの色調を望みの色に微調整する目的で、該インクに含有される他の色素としては、例えば、上記ブルーインクに含有される色素のうち、AB140及びAB112を除いた残りの色素と同じものが挙げられる。
耐光性を重視するときは、他の色素は混合せずに、上記マゼンタインクが含有する色素の全てを上記式(1)で表される色素とし、また、上記ブルーインクが含有する色素の全てをAB140又はAB112とするのが特に好ましい。
上記マゼンタインク及びブルーインクのそれぞれの総質量中における色素の総含有量は、通常0.5〜20%である。特に、上記ブルーインクに含有される色素としてAB140を用いる場合、上記マゼンタインクの総質量中における色素の総含有量を2〜10%とし、上記ブルーインクの総質量中における色素の総含有量を2〜8%とすることが好ましい。また、ブルーインクに含有される色素としてAB112を用いる場合、上記マゼンタインク及びブルーインクのそれぞれの総質量中における色素の総含有量を2〜10%とすることが好ましい。
上記のインクセットは、マゼンタインク及びブルーインクの2色の他に、フルカラーの捺染を目的としてイエロー、シアン、及びブラックの各インクを加えた5色のインクセットとしてもよい。イエロー、シアン、及びブラックの各インクに含有する色素は公知のものでよく、特に制限されない。色素としては、顔料よりも染料が好ましく、酸性染料であることがより好ましい。上記5色のインクセットとするとき、イエロー、シアン、及びブラックの各インクに含有される色素は1種類でもよいし、2種類以上を併用してもよい。
上記5色のインクセットとして用いるとき、イエローインクに含有される色素としては、例えばC.I.Acid Yellow 1、3、11、17、18、19、23、25、36、38、40、40:1、42、44、49、59、59:1、61、65、72、73、79、99、104、110、159、169、176、184、193、200、204、207、215、219、219:1、220、230、232、235、241、242、246等のイエロー色の色素が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Yellow 110、79が好ましい。
上記5色のインクセットとして用いるとき、シアンインクに含有される色素としては、例えば、上記ブルーインクに含有されるブルー色の色素と同じものが挙げられる。それらの中ではC.I.Direct Blue 86、87が好ましい。
なお、シアンインクを併用するときは、上記ブルーインクとシアンインクとがそれぞれ含有する色素は、異なる色素であることが好ましい。また、これらのインクのうち少なくとも一方が2種類以上の色素を含有するときは、該2種類以上の色素のうち少なくとも1種類は他方が含有する色素とは異なる色素であることが好ましい。
シアンインクの総質量中における色素の総含有量は通常0.5〜15%、好ましくは1〜10%、より好ましくは2〜7.5%である。
上記5色のインクセットとして用いるとき、ブラックインクに含有される色素としては、例えばC.I.Acid Black 1、2、3、24、24:1、26、31、50、52、52:1、58、60、63、107、109、112、119、132、140、155、172、187、188、194、207、222等のブラック色の色素が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Black 52、172が好ましい。
上記ブラックインクとしては、ブルー色、オレンジ色、及びレッド色の3色の色素を含有する、いわゆる配合ブラックインクとしてもよい。また、配合ブラックインクの色調を望みの色に微調整する目的で、さらに他の色素を含有してもよい。
上記配合ブラックインクに含有されるブルー色の色素としては、例えば、C.I.Acid Blue 1、7、9、15、23、25、40、61:1、62、72、74、80、83、90、92、103、104、112、113、114、120、127、127:1、128、129、138、140、142、156、158、171、182、185、193、199、201、203、204、205、207、209、220、221、224、225、229、230、239、249、258、260、264、277:1、278、279、280、284、290、296、298、300、317、324、333、335、338、342、350等が挙げられる。
上記配合ブラックインクに含有されるオレンジ色の色素としては、例えば、C.I.Acid Orange 3、7、8、10、19、24、51、56、67、74、80、86、87、88、89、94、95、107、108、116、122、127、140、142、144、149、152、156、162、166、168等が挙げられる。
上記配合ブラックインクに含有されるレッド色の色素としては、例えば、C.I.Acid Red 1、6、8、9、13、18、27、35、37、52、54、57、73、82、88、97、97:1、106、111、114、118、119、127、131、138、143、145、151、183、195、198、211、215、217、225、226、249、251、254、256、257、260、261、265、266、274、276、277、289、296、299、315、318、336、337、357、359、361、362、364、366、399、407、415、447等が挙げられる。
上記配合ブラックインクの色調を望みの色に微調整する目的で、さらに含有される他の色素としては、例えば、C.I.Acid Brown 2、4、13、14、19、28、44、123、224、226、227、248、282、283、289、294、297、298、301、355、357、413等のブラウン色の色素;C.I.Acid Violet 17、19、21、42、43、47、48、49、54、66、78、90、97、102、109、126等のバイオレット色の色素;C.I.Acid Green 1、5、9、12、16、19、20、25、27、28、40、43、56、73、81、84、104、108、109等のグリーン色の色素;等がそれぞれ挙げられる。
上記ブラックインク、又は配合ブラックインクの総質量中における色素の総含有量は通常0.5〜20%、好ましくは2〜17%、より好ましくは5〜15%である。
なお、配合ブラックインクとするとき、配合ブラックインクに含有するブルー、オレンジ、レッドの各色素の含有量は、用いる色素の物性等により変化するため一概に決めることは困難である。その目安としては、配合ブラックインクに含有する色素の総含有量に対して、ブルー、オレンジ、レッドの各色素の含有量は、通常それぞれ0.2〜15%、0.2〜10%、0.1〜10%、好ましくは1〜15%、0.5〜5%、0.5〜5%、より好ましくは2.5〜10%、1.25〜5%、1.25〜5%である。
上記5色のインクセットにより得られる印捺物のフルカラーの色調を、より多彩な色相として表現する目的で、上記5色のインクセットに、一般に「特色」等と呼称されるインクをさらに加えて6色〜16色のインクセットとして捺染に用いることもある。このような特色インクとしては、ライトブルー、ライトマゼンタ、ライトイエロー、ライトシアン、ライトブラック、オレンジ、ゴールデンイエロー、レッド、グリーン、バイオレット、及びネイビー等の各色のインクが挙げられる。
上記特色インクのうち、ライトブルー、ライトマゼンタ、ライトイエロー、ライトシアン、及びライトブラックの各「ライト」インクについては、上記5色のインクのうち対応する色のインクに含有する色素として挙げたものの中から、それぞれ独立に色素を選択して含有してもよい。また、これらの「ライト」インクとしては、上記5色のインクのうち対応する色のインクに含有する色素と同じ色素を含有し、その色素の含有量をそれぞれ低減したインクとして用いるのが好ましい。これらの「ライト」インクに含有する各色素の含有量は、用いる色素の物性等により変化するため一概に決めることは困難である。しかし、その目安としては、各「ライト」インクの総質量に対して、色素の含有量は通常0.025〜5%、好ましくは0.05〜2.5%、より好ましくは0.05〜2%である。
但し、上記5色のインクセットに加えて対応する色の「ライト」インクを併用するとき、5色のインクセットを構成するインクに含有されるそれぞれの色素の総含有量は、対応する色の「ライト」インクに含有される色素の総含有量より多いものとする。一例としては、ブルーインクとライトブルーインクとを併用するとき、ライトブルーインクの総質量に対して含有される色素の総含有量が5%であれば、ブルーインクの総質量に対して含有される色素の総含有量の下限は5%より多い量とする。
上記特色インクのうち、オレンジインクに含有される色素としては、例えば、C.I.Acid Orange 3、7、8、10、19、24、51、56、67、74、80、86、87、88、89、94、95、107、108、116、122、127、140、142、144、149、152、156、162、166、168等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Orange 33、95が好ましい。
上記特色インクのうち、ゴールデンイエローインクに含有される色素としては、例えば、C.I. Acid Orange 3、7、8、10、19、24、51、56、67、74、80、86、87、88、89、94、95、107、108、116、122、127、140、142、144、149、152、156、162、166、168等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Orange 33、95が好ましい。
なお、上記オレンジインクとゴールデンイエローインクとを併用するときは、オレンジインクとゴールデンイエローインクとがそれぞれ含有する色素は、異なる色素であることが好ましい。また、これらのインクのうち少なくとも一方が2種類以上の色素を含有するときは、2種類以上の色素のうち少なくとも1種類は他方が含有する色素とは異なる色素であることが好ましい。
さらに、ゴールデンイエローインクとしては、上記イエローインクに含有される少なくとも1種類の色素と、上記オレンジインクに含有される少なくとも1種類の色素との両方を含有する配合インクも好ましく挙げられる。ゴールデンイエローインクを配合インクとするとき、好ましいイエロー色素としてはC.I. Acid Yellow 79、110等が挙げられる。また同様に、好ましいオレンジ色素としてはC.I. Acid Orange 33、95等が挙げられる。
上記特色インクのうち、レッドインクに含有される色素としては、例えば、C.I.Acid Red 1、6、8、9、13、18、27、35、37、52、54、57、73、82、88、97、97:1、106、111、114、118、119、127、131、138、143、145、151、183、195、198、211、215、217、225、226、249、251、254、256、257、260、261、265、266、274、276、277、289、296、299、315、318、336、337、357、359、361、362、364、366、399、407、415、447等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Red 249、337、447が好ましい。
上記特色インクのうち、グリーンインクに含有される色素としては、例えば、C.I.Acid Green 1、5、9、12、16、19、20、25、27、28、40、43、56、73、81、84、104、108、109等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Green 28が好ましい。
上記特色のうち、バイオレットインクに含有される色素としては、例えば、C.I.Acid Violet 17、19、21、42、43、47、48、49、54、66、78、90、97、102、109、126等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Violet 48が好ましい。
上記特色インクのうち、ネイビーインクに含有される色素としては、例えば、C.I.Acid Blue 1、7、9、15、23、25、40、61:1、62、72、74、80、83、90、92、103、104、112、113、114、120、127、127:1、128、129、138、140、142、156、158、171、182、185、193、199、201、203、204、205、207、209、220、221、224、225、229、230、239、249、258、260、264、277:1、278、279、280、284、290、296、298、300、317、324、333、335、338、342、350等が挙げられる。これらの中ではC.I. Acid Blue 229、300が好ましい。
上記ネイビーインクとしては、ブルー色、及びバイオレット色の2色;又は、ブルー色、バイオレット色、及びブラック色の3色;の色素を含有する、いわゆる配合ネイビーインクとしてもよい。さらに、配合ネイビーインクの色調を望みの色に微調整する目的で、さらに他の色素を含有してもよい。
上記配合ネイビーインクに含有されるブルー色の色素としては、例えば、C.I.Acid Blue 1、7、9、15、23、25、40、61:1、62、72、74、80、83、90、92、103、104、112、113、114、120、127、127:1、128、129、138、140、142、156、158、171、182、185、193、199、201、203、204、205、207、209、220、221、224、225、229、230、239、249、258、260、264、277:1、278、279、280、284、290、296、298、300、317、324、333、335、338、342、350等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Blue 112が好ましい。
上記配合ネイビーインクに含有されるバイオレット色の色素としては、例えば、C.I.Acid Violet 17、19、21、42、43、47、48、49、54、66、78、90、97、102、109、126等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Violet 48が好ましい。
上記配合ネイビーインクに含有されるブラック色の色素としては、例えば、C.I.Acid Black 1、2、3、24、24:1、26、31、50、52、52:1、58、60、63、107、109、112、119、132、140、155、172、187、188、194、207、222等が挙げられる。これらの中ではC.I.Acid Black 52が好ましい。
上記配合ネイビーインクの総質量中における色素の総含有量は通常0.5〜20%、好ましくは2〜15%、より好ましくは5〜10%である。
また、配合ネイビーインクとするとき、配合ネイビーインクに含有される各色素の含有量は、用いる色素の物性等により変化するため一概に決めることは困難である。その目安としては、配合ネイビーインクに含有される色素の総含有量に対して、ブルー及びバイオレットの2色の色素を配合するとき各色素の含有量は、通常それぞれ0.3〜15%、0.2〜15%、好ましくは1〜10%、1〜10%、より好ましくは2.5〜7.5%、2.5〜7.5%である。
また、ブルー、バイオレット、及びブラックの3色の色素を配合するとき、各色素の含有量は、通常それぞれ0.2〜10%、0.2〜10%、0.1〜10%、好ましくは1〜7.5%、0.5〜7.5%、0.5〜7.5%、より好ましくは1.5〜5%、1.5〜5%、1.5〜5%である。
なお、上記ブルーインクと、シアンインク及び/又はネイビーインクとを併用するときは、上記ブルーインクと、シアンインク及び/又はネイビーインクとがそれぞれ含有する色素は、異なる色素であることが好ましい。また、これらのインクのうち少なくとも1つのインクが2種類以上の色素を含有するときは、該2種類以上の色素のうち少なくとも1種類は他のインクが含有する色素とは異なる色素であることが好ましい。
上記の色素は、粉末状;塊状;ウェットケーキ;等のいずれの状態のものでも使用することができる。しかし、市販品として入手できる色素には、例えば「工業染色用粉末」、「インクジェット用」等の各種の品質があり、製造方法や純度等がそれぞれ異なり、液状品もある。それらの中には塩化ナトリウムや硫酸ナトリウム等の無機塩を、総質量中におおよそ10〜40質量%も含有する製品も存在する。
インクジェット捺染用インクとしては、インクの保存安定性及びインクジェットプリンタからの吐出精度等を良好にするため、できるだけ不純物の少ない色素等を使用するのが好ましい。また、特に精製操作を行わない水等は、カルシウムイオン、マグネシウムイオン等の金属イオンを含むため、このような未精製の水等をインクに使用すると、微量ながら該イオン等がインクに混入する。
上記の無機塩及び金属イオンを含めて、本明細書においては便宜上、「無機不純物」と以下記載する。
これらの無機不純物は、インク中の色素の溶解度及びインク自体の貯蔵安定性を著しく悪化し、また、インクジェットプリンタヘッドの腐食・磨耗の原因ともなる。このため無機不純物は、インク中から除去することが好ましい。これらの無機不純物を除去する方法としては、例えば限外濾過法、逆浸透法、イオン交換法等の公知の方法が挙げられる。
インクの総質量中に含有してもよい無機不純物の含有量の上限は、通常1%以下、好ましくは0.5%以下、より好ましくは0.1%以下である。下限は0%、すなわち検出機器の検出限界以下でよい。
上記式(1)〜式(4)で表される色素の塩は、無機又は有機陽イオンと形成する塩を意味する。
そのうち無機陽イオン塩の具体例としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、及びアンモニウム塩が挙げられる。これらの中で、好ましい無機陽イオン塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウムの塩、及びアンモニウム(NH )塩が挙げられる。
有機陽イオンの塩としては、例えば下記式(12)で表される4級アンモニウムイオンの塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、遊離酸、及びそれらの各種の塩の混合物でもよいし、色素が互変異性体を有するときは、その互変異性体の遊離酸及びそれらの各種の塩をも含む混合物であってもよい。例えば、ナトリウム塩とアンモニウム塩との混合物、遊離酸とナトリウム塩との混合物、リチウム塩、ナトリウム塩、及びアンモニウム塩の混合物等、いずれの組み合わせであってもよい。
塩の種類によっては溶解性等の色素の物性値が異なるときもある。このため、必要に応じて適宜塩の種類を選択したり、複数の塩等を含むときにはその比率を変化させたりすること等も好ましく行われる。
造塩や塩交換等の方法は、いずれも公知の方法を用いることができる。
Figure 0006262128
上記式(12)においてZ、Z、Z、Zは、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、及びヒドロキシアルコキシアルキル基よりなる群から選択される基を表し、Z〜Zの全てが水素原子となることは無い。
上記式(12)におけるZ、Z、Z、Zのアルキル基の具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル等の、直鎖状又は分岐鎖状のC1−C4アルキル基が挙げられる。
ヒドロキシアルキル基の具体例としては、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシブチル等の、ヒドロキシC1−C4アルキル基が挙げられる。
ヒドロキシアルコキシアルキル基の具体例としては、ヒドロキシエトキシメチル、2−ヒドロキシエトキシエチル、3−ヒドロキシエトキシプロピル、2−ヒドロキシエトキシプロピル、4−ヒドロキシエトキシブチル、3−ヒドロキシエトキシブチル、2−ヒドロキシエトキシブチル等の、ヒドロキシC1−C4アルコキシC1−C4アルキル基が挙げられる。これらの中ではヒドロキシC1−C4アルコキシC1−C4アルキル基(好ましくはヒドロキシエトキシC1−C4アルキル基)が好ましい。
上記のうち、特に好ましいものとしては、水素原子;メチル;ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシブチル等のヒドロキシC1−C4アルキル基;ヒドロキシエトキシメチル、2−ヒドロキシエトキシエチル、3−ヒドロキシエトキシプロピル、2−ヒドロキシエトキシプロピル、4−ヒドロキシエトキシブチル、3−ヒドロキシエトキシブチル、2−ヒドロキシエトキシブチル等のヒドロキシエトキシC1−C4アルキル基;が挙げられる。
上記式(12)として好ましい化合物のZ、Z、Z、Zの組み合わせの具体例を下記表1に示す。
Figure 0006262128
上記のマゼンタインク及びブルーインクに含有される水溶性有機溶剤としては、多価アルコール類、ピロリドン類等が挙げられる。水溶性有機溶剤の含有量は、インクの総質量に対して通常1〜50%、好ましくは5〜40%である。
多価アルコール類としては、グリセリン、1,3−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール等のヒドロキシ基を2つ〜3つ有するC2−C6アルコール;ジグリセリン、ポリグリセリン等のポリグリセリルエーテル;ポリオキシエチレンポリグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンポリグリセリルエーテル等のポリオキシC2−C3アルキレンポリグリセリルエーテル;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の、モノ、ジ、又はトリC2−C3アルキレングリコール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の、繰り返し単位が4以上で、分子量が約20,000以下程度のポリC2−C3アルキレングリコール(好ましくは液状のもの);エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等の、多価アルコールのC1−C4モノアルキルエーテル;等が挙げられる。
ピロリドン類としては、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。
これらの中では、グリセリン、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチルカルビトール、及び2−ピロリドンが好ましい。
水溶性有機溶剤は、単独で使用しても併用してもよい。
上記のブルーインク及びマゼンタインクは、色素、水、水溶性有機溶剤以外の成分として、例えば界面活性剤、pH調整剤、防腐防黴剤等のインク調製剤を、必要に応じてさらに含有してもよい。インク調製剤は合計で、インクの総質量に対して通常0〜10%、好ましくは0.05〜5%程度である。
界面活性剤としては、アニオン、カチオン、両性、及びノニオンの各界面活性剤が挙げられる。これらの中ではカチオン界面活性剤が好ましい。
アニオン界面活性剤としては、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、N−アシルアミノ酸又はその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型燐酸エステル、アルキル型燐酸エステル、アルキルアリールスルホン酸塩、ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキシルスルホ琥珀酸塩、ジオクチルスルホ琥珀酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル系;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系;2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等のアセチレンアルコール系;他の具体例として、例えば、日信化学社製の商品名サーフィノール104、105PG50、82、420、440、465、485、オルフィンSTG;等が挙げられる。これらの中ではサーフィノールが好ましく、サーフィノール104PG50、サーフィノール440がより好ましい。
上記pH調整剤としては、インクのpHを6.0〜11.0の範囲に制御できるものであれば任意の物質を使用することができる。例えば、ジエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミントリエタノールアミン等のアルカノールアミン;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化アンモニウム(アンモニア水);炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン;等が挙げられる。これらの中ではトリエタノールアミンが好ましい。
インクの総質量中におけるpH調整剤の含有量は通常0.01〜2%、好ましくは0.05〜1%である。
上記の防腐防黴剤としては、例えば、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ソジウムピリジンチオン−1−オキサイド、ジンクピリジンチオン−1−オキサイド、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、1−ベンズイソチアゾリン−3−オンのアミン塩、アベシア社製プロクセルGXL等、好ましくはプロクセルGXL;等が挙げられる。
上記の各インクは、色素、水、水溶性有機溶剤、及び必要に応じて上記のインク調製剤を混合することによって調製される。各成分は、各インクに対してそれぞれ独立に選択してもよいし、異なっていてもよい。色素以外の成分については各インク共に同じものを選択するのが好ましい。しかし、各インク中における各成分の含有量は、含有する色素の物性等に応じて個別に調整するのが好ましい。
上記の各インクは、色素、水、及び水溶性有機溶剤を含有する。また必要に応じて上記インク調整剤を含有してもよい。
各インクの総質量中における各成分の含有量を、以下にまとめて記載する。
色素の総含有量は、特に上記していないときは通常0.5〜15%、好ましくは1〜10%、より好ましくは1〜7.5%である。但し、「ライト」インクのときは通常0.025〜5%、好ましくは0.05〜2.5%、より好ましくは0.05〜2%である。
水溶性有機溶剤の含有量は通常1〜50%、好ましくは5〜40%である。
インク調製剤の含有量は合計で、通常0〜10%、好ましくは0.05〜5%である。
なお、これらの成分以外の残部は水である。
上記の各インクは、上記の成分を混合し、溶液とすることにより得られる。インクジェット捺染用インクとしては、メンブランフィルター等で得られたインク溶液を濾過することにより、夾雑物を除いたインクとして使用するのが好ましい。メンブランフィルターの孔径は通常0.1〜1μm、好ましくは0.1〜0.5μmである。
上記の各インクの25℃における粘度は、E型粘度計にて測定したときに3〜20mPa・s;プレート法にて測定したときに20〜40mN/m;の各範囲内であるのが好ましい。インクの粘度は上記の範囲で、プリンタの吐出量;応答速度;インク液滴の飛行特性;インクジェットヘッドの特性;等を考慮し、適切な値に調整するのがよい。
上記のインクジェット捺染方法は、インクとして少なくとも上記マゼンタインク及びブルーインクの2色のインクセットを用い、少なくとも以下の工程A〜工程Cの3工程を順次行うことを含む繊維のインクジェット捺染方法である。
[工程A]
少なくとも上記マゼンタインク及びブルーインクのうち1種類のインクの液滴を記録信号に応じて吐出させ、繊維に付着させる工程。
[工程B]
上記工程Aにより繊維に付着させたインクの液滴中の色素を、熱により繊維に固着させる工程。
[工程C]
繊維に残存する未固着の色素を洗浄する工程。
また、上記工程A〜工程Cの3工程に加えて、繊維に対して色素のにじみ防止等を目的とした前処理を施す工程を、上記工程Aの前にさらに含むことが好ましい。
上記のインクジェット捺染方法に用いる繊維としては、ポリアミド繊維、及びポリアミド繊維を含有する混紡繊維が好ましい。ポリアミド繊維としては、例えばシルク、ウール等の天然繊維、ナイロン等の合成ポリアミド繊維が挙げられる。混紡繊維としては、これらのポリアミド繊維を少なくとも含有し、他の繊維と混紡したものが挙げられる。
上記の繊維としては繊維の構造体も含まれ、上記の繊維からなる布帛等が好ましく挙げられる。
上記工程Aとしては、例えば、少なくとも上記マゼンタインク及びブルーインクが充填された容器(インクタンク、インクカートリッジ等ともいう)をインクジェットプリンタの所定の位置に装填し、記録信号に応じて該インクの液滴を吐出させて、繊維にインクを付着させる方法が挙げられる。
フルカラーの印捺物を得るときは、上記の通り、該マゼンタ及びブルーインクの2色に加え、上記5色又は必要に応じて6色〜16色のインクセットを適宜用いることができる。このようなときは、各色のインクは、それぞれの容器に充填され、それらの容器をインクジェットプリンタの所定の位置に装填して使用すればよい。
インクジェットプリンタには、例えば機械的振動を利用したピエゾ方式;加熱により生ずる泡を利用したバブルジェット(登録商標)方式;等を利用したものがある。上記インクジェット捺染方法は、いかなる方式のプリンタであっても使用が可能である。
上記工程Bとしては、インクが付着した繊維を室温〜130℃に0.5〜30分間程度放置して予備乾燥させた後、スチーミング処理を施して湿熱条件下に該繊維に色素を固着させる方法等が挙げられる。
スチーミング処理としては、湿度80〜100%、温度95〜105℃の環境に、5〜20分間置くことが好ましい。
上記工程Cとしては、色素を固着させた後の繊維を、水で洗浄することが好ましい。この洗浄に際して、界面活性剤を含有する水で洗浄してもよい。
上記工程Cを行った後、洗浄した繊維を通常50〜120℃で、5〜30分間乾燥し、乾燥された印捺物を得ることができる。
上記工程Aの前に行う繊維の前処理工程としては、1種類以上の糊材、及び前処理用のpH調整剤の両者を少なくとも含有する水溶液を繊維の処理液とし、予め工程Aを行う前の繊維に付与する工程が挙げられる。該繊維の処理液中には、さらにヒドロトロピー剤を含むのが好ましい。繊維の処理液中に含有する糊剤、前処理用のpH調整剤、及びヒドロトロピー剤等は、「前処理剤」等と呼称されることもある。
繊維の処理液を繊維に付与する方法としては、例えばパディング法が挙げられる。パディングの絞り率は40〜90%程度が好ましく、より好ましくは60〜80%程度である。
上記繊維の処理液に含有される糊剤としては、グアー、ローカストビーン等の天然ガム類;澱粉類;アルギン酸ソーダ、ふのり等の海藻類;ペクチン酸等の植物皮類;メチル繊維素、エチル繊維素、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の繊維素誘導体;カルボキシメチル澱粉等の加工澱粉;シラツガム系、ローストビーンガム系等の加工天然ガム類;ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸エステル等の合成糊;等が挙げられる。これらの中ではグアー、ローカストビーン等の天然ガム類;シラツガム系、ローストビーンガム系等の加工天然ガム類;等が好ましい。
上記繊維の処理液に含有される前処理用のpH調整剤としては、水溶液とした際に酸性を示すものが好ましい。具体的には硫酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム、及び酢酸アンモニウム等の性のアンモニウム塩が挙げられる。これらの中では、硫酸アンモニウムが好ましい。
上記繊維の処理液に含有されるヒドロトロピー剤としては、尿素、ジメチル尿素、チオ尿素、モノメチルチオ尿素、ジメチルチオ尿素等の尿素又はチオ尿素等が挙げられる。これらの中では尿素が好ましい。
上記前処理剤は、それぞれの1種類を単独で用いてもよいし、それぞれの2種類以上を併用してもよく、後者の方が好ましい。
上記繊維の処理液に含有する前処理剤の含有量は、例えば混紡繊維を用いるとき、混紡繊維の混紡比率等により一概に決めることは困難である。
その目安としては、繊維の処理液の総質量に対して、いずれも質量基準で糊剤が0.5〜5%、前処理用のpH調整剤が0.5〜5%、残部が水である。ヒドロトロピー剤をさらに含有するときは、同様に1〜20%であり、残部が水である。
また、繊維の処理液は酸性であることが好ましい。そのpHの範囲としては通常7以下、好ましくは5〜7である。
本発明のインクセットで捺染した繊維は、耐光性のみならず水堅牢度、洗濯堅牢度等の他の堅牢性試験、印捺濃度、彩度、色調、色再現域の広さ等の各種の性能においても優れる。
また、本発明のインクセットは、高粘度インクを必要とする工業用インクジェットヘッドが搭載されたプリンタでの、周波数値に係らない吐出性能を発揮することも可能である。
さらに、インクジェット捺染後に一定時間プリンタを放置し、再度吐出(捺染)を開始したときの吐出性も良好である。
したがって、本発明のインクセット及びこれを用いるインクジェット捺染方法は、繊維の捺染用途に極めて好適である。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、これらの実施例により本発明はなんら限定されるものではない。
なお、実施例においても特に断りがない限り、「部」は質量部を、「%」は質量%をそれぞれ意味する。
また、液の温度は内温を測定し、反応や塩析等の操作は特に断りのない限り、いずれも撹拌下で行った。
[合成例]
96.5%硫酸54.4部を反応器に加え、氷冷下、32.5%発煙硫酸48.4部を加えて7%発煙硫酸を調製した。得られた液に、氷冷により液の温度を20℃以下に保ちながら上記式(1)で表される化合物[上記式(1)において、Rがフェニルカルボニル、R及びRが水素原子、Rが4−(1,1,3,3−テトラメチル)ブチルフェノキシ、Rがフェニルアミノで表される化合物]15.2部を徐々に加えた後、15〜20℃の温度で4時間反応させた。氷水400部中にこの反応液を注ぎ、塩化ナトリウム25部を加えて1時間撹拌した後、析出固体を濾過分離し、10%塩化ナトリウム水溶液20部で洗浄してウェットケーキを得た。得られたウェットケーキを水300部に加えて30分間撹拌した後、不溶解物を濾別した。得られた母液に塩化ナトリウム30部を加えて1時間撹拌した後、析出固体を濾過分離し、乾燥することにより、上記式(2)で表されるアントラピリドン色素のナトリウム塩を赤色のウェットケーキとして得た。
得られた固体を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析したところ、HPLCの面積比で、上記式(2)で表される色素のうち、nが2で表される色素[上記式(1)において、Rがフェニルカルボニル、R及びRが水素原子、Rが4−(1,1,3,3−テトラメチル)ブチル−スルホフェノキシ、Rがスルホフェニルアミノで表される色素]が89%、nが1で表される色素[上記式(1)において、Rがフェニルカルボニル、R及びRが水素原子、Rが4−(1,1,3,3−テトラメチル)ブチル−スルホフェノキシ、Rがフェニルアミノで表される色素、又は、上記式(1)において、Rがフェニルカルボニル、R及びRが水素原子、Rが4−(1,1,3,3−テトラメチル)ブチル−フェノキシ、Rがスルホフェニルアミノで表される色素]が7%の混合物であった。
得られたウェットケーキに5質量倍のメタノールを加え、室温下で1時間撹拌した後、固体を濾過分離した。得られた固体をメタノールで洗浄後、乾燥することにより、無機不純物が精製された色素のナトリウム塩15.6部を得た。
得られた色素をHPLCにより分析したところ、HPLCの面積比で、上記式(2)で表される色素のうち、nが2で表される色素が96%、nが1で表される色素が0.3%の混合物であった。
得られた色素の水中における最大吸収波長(λmax)は、533nmであった。
また、得られた色素の総質量中における無機不純物の含有量は、イオンクロマトグラフィーによる測定から、塩素イオン及び硫酸イオンのいずれも10ppm以下であった。
なお、得られた色素について質量分析、H−NMR及び13C−NMRを測定することにより構造確認を行った。その結果、上記式(2)で表される色素のうち、nが2で表される色素については上記式(3)で表される色素であることが確認された。
[インクジェット捺染用インクセットの調製]
下記表2に示した各成分を混合し、おおよそ1時間撹拌することによりインク溶液を得た。得られたインク溶液を0.45μmのメンブランフィルター(商品名:セルロースアセテート系濾紙、アドバンテック社製)で濾過することにより、試験用のインクジェット捺染用インクを調製した。インク溶液の調製に用いた「水」はイオン交換水であり、インク溶液のpHがpH8〜9になるように10%水酸化ナトリウム水溶液を加え、総量100部となるように水を加えて調整した。
なお、表2中の「色素」としては下記表3に記載の各色素を用い、実施例1及び実施例2、比較例1及び比較例2それぞれの、マゼンタ及びブルーの2種類の試験用のインクジェット捺染用インクセットとした。また、用いた色素の部数も下記表3中に記載した。
Figure 0006262128
Figure 0006262128
[試験染布の調製]
グアー2質量部、硫酸アンモニウム2質量部、尿素5質量部、及び水91質量部を含む繊維の処理液を調製し、パッド法によりナイロン布(ナイロンタフタ)に前処理工程を行った。すなわち、ナイロン布を繊維の処理液に浸漬し、ゴムローラーにて余分な液を絞り落とした後、60℃にて乾燥した。
上記のようにして得たナイロン布に対して、実施例1又は実施例2のインクセットを使用して、インクジェットプリンタ(商品名:PIXUS ip4100、キヤノン社製)にてマゼンタ〜バイオレット〜ブルーのベタ柄を、それぞれ100%、85%、70%、55%、40%、25%の6段階の階調でインクジェット捺染し、グラデーションの印捺物を得た。この印捺物を60〜80℃で予備乾燥後、湿度90%以上、100〜103℃で20分間スチーミング処理を行った。得られた印捺物を冷水で5分間洗浄した後、乾燥することにより試験染布を得た。この試験染布を、それぞれ「染布1」及び「染布2」とする。
実施例1のインクセットの代わりに、比較例1又は比較例2のインクセットを用いる以外は実施例1と同様にして、比較用の試験染布を得た。これらの比較用の試験染布を、それぞれ「比較染布1」及び「比較染布2」とする。
[耐光性試験]
スガ試験機(株)社製、商品名:低温キセノンウェザオメーターXL75を用い、10万Lux照度、湿度60%RH、温度24℃の条件下に、各試験染布を24時間放置する試験を行った。試験前後の各試験染布を、測色機を用いて測色し、試験前後の色素の残存率を(試験後の反射濃度/試験前の反射濃度)×100(%)の式で求めた。
測色機はGRETAG−MACBETH社製、商品名:SpectroEyeを用い、試験前の反射濃度D値が1.0に最も近い階調部分を測色することにより測定した。
なお、試験結果は以下A〜Dの4段階で評価した。
A:残存率が95%以上
B:残存率が85%以上で95%未満
C:残存率が75%以上で85%未満
D:残存率が75%未満
結果を下記表4に示す。
Figure 0006262128
表4の結果から明らかなように、染布1及び染布2の反射濃度の残存率は、マゼンタ、バイオレット、及びブルーのいずれの色相においても各比較染布より20%以上も高く、耐光性に極めて優れることが確認された。
本発明のインクジェット捺染用インクセットは、特にマゼンタ〜バイオレット〜ブルーの色相における耐光性が良好な染布の提供が可能であり、インクジェット捺染用インクセットとして極めて有用である。

Claims (11)

  1. それぞれ色素、水、及び水溶性有機溶剤を少なくとも含有する、マゼンタインク及びブルーインクの2色のインクを有するインクジェット捺染用のインクセットであって、
    前記マゼンタインクに含有される色素の全てが、下記式(1)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物であり、
    前記ブルーインクが色素として、C.I.Acid Blue 140及びC.I.Acid Blue 112の少なくとも一方を含有するインクジェット捺染用インクセット。
    Figure 0006262128
    [式(1)中、R〜Rは、それぞれ独立に水素原子又は置換基を表すが、全てが水素原子となることはなく、且つ、少なくともいずれか1つはスルホ基、カルボキシ基、ホスホ基、及び4級アンモニウム基から選択される基であるか、又はこれらの基を有する置換基を表す。また、式(1)で表される色素は、架橋連結基を介して2量体を形成してもよい。]
  2. 前記式(1)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物が、下記式(2)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物である請求項1に記載のインクジェット捺染用インクセット。
    Figure 0006262128
    [式(2)中、nは1〜3の整数を表す。]
  3. 前記ブルーインクに含有される色素の全てがC.I.Acid Blue 140である請求項1又は2に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  4. 前記ブルーインクに含有される色素の全てがC.I.Acid Blue 112である請求項1又は2に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  5. それぞれ色素、水、及び水溶性有機溶剤を少なくとも含有する、マゼンタインク及びブルーインクの2色のインクを有するインクジェット捺染用のインクセットであって、
    前記マゼンタインクが色素として下記式(2)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物を含有し、
    前記ブルーインクが色素としてC.I.Acid Blue 140を含有するインクジェット捺染用インクセット。
    Figure 0006262128
    [式(2)中、nは1〜3の整数を表す。]
  6. 前記ブルーインクに含有される色素の全てがC.I.Acid Blue 140である請求項5に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  7. 前記マゼンタインクに含有される色素の全てが、前記式(2)で表される色素若しくはその塩、又はそれらの混合物である請求項5又は6に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  8. 前記マゼンタインク及びブルーインクのそれぞれの総質量中における色素の総含有量が、いずれも0.5〜20質量%である請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  9. インクとして請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクセットを用い、少なくとも以下の工程A〜工程Cの3工程を順次行うことを含む、繊維のインクジェット捺染方法;
    工程A:インクの液滴を記録信号に応じて吐出させ、繊維に付着させる工程、
    工程B:前記工程Aにより付着させたインクの液滴中の色素を、熱により前記繊維に固着させる工程、
    工程C:前記繊維に残存する未固着の色素を洗浄する工程。
  10. 前記繊維が、ポリアミド繊維、及びポリアミド繊維を含有する混紡繊維から選択される繊維である請求項9に記載のインクジェット捺染方法。
  11. 請求項9又は10に記載のインクジェット捺染方法により捺染する工程を含む、印捺された繊維の製造方法
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