JP6261612B2 - 軟性マニピュレータ用ガイド部材および軟性マニピュレータ - Google Patents

軟性マニピュレータ用ガイド部材および軟性マニピュレータ Download PDF

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Description

本発明は、軟性マニピュレータ用ガイド部材および軟性マニピュレータに関するものである。
挿入部の先端に配置された湾曲部あるいは鉗子等の可動部をワイヤによって駆動する方式の内視鏡、カテーテルあるいはマニピュレータが知られている(例えば、特許文献1から8参照。)。
特許文献1は、軟性の挿入部の先端に設けられた鉗子等の可動部を駆動するためのワイヤを、挿入部に配置されたマルチルーメンチューブの長手方向に沿って真っ直ぐに形成されたルーメン内に貫通させて案内することで、絶縁皮膜やコイルシースを不要として、細径化および低コスト化を図った軟性マニピュレータを開示している。
また、特許文献2は、硬性の挿入部の先端に配置した関節内を貫通して関節よりも先端側に配置されている鉗子等の可動部を駆動するための複数のワイヤを、挿入部および関節を貫通する複数のシース内にそれぞれ貫通させ、関節位置においてシースを捻ることで、関節の曲げによる経路長の違いを補償する硬性マニピュレータを開示している。
また、特許文献3は、チューブ内を径方向に区画する隔壁を有するマルチルーメンチューブの曲げ剛性が隔壁の位置に依存して不均一となるのを防止するために、隔壁が長手方向に沿って捻られている医療用チューブを開示している。
また、特許文献4は、軟性の挿入部の先端に配置された屈曲部の屈曲性を向上するために、挿入部と屈曲部とにおいて、ワイヤを貫通させるルーメンが90°捻られているマルチルーメンを有するカテーテルチューブを開示している。
また、特許文献5は、可撓管内に配置されているワイヤガイドによって、可撓管内の他の内蔵物を圧迫したり傷つけたりすることを防止するために、可撓管内において可撓管の軸線回りに捻られたコイルパイプからなるワイヤガイドを可撓管の内面に固定した内視鏡挿入部を開示している。
また、特許文献6は、湾曲操作ワイヤを径方向の中央に配置したルーメン内を長手方向に沿って真っ直ぐに貫通させ、その周囲に螺旋状に配置したルーメン内に信号線等を貫通させる内視鏡を開示している。
また、特許文献7は、マルチルーメンチューブの長手方向に沿って並列に設けられたルーメン内に湾曲操作用のワイヤを貫通させた内視鏡を開示している。
さらに、特許文献8は、湾曲操作用のワイヤを貫通させたルーメンを長手軸に沿って螺旋状に配置したカテーテルを開示している。
特許第4420593号公報 特表2013−518665号公報 特許第2137683号公報 特許第3628385号公報 特許第4349685号公報 特開2000−185013号公報 特開2009−66299号公報 特開2010−227137号公報
特許文献1の軟性マニピュレータは、ワイヤを案内するルーメンが挿入部の長手方向に沿って真っ直ぐに形成されているので、挿入部の湾曲方向によっては、可動部を操作するための2本のワイヤの経路長に差が発生し、一方のワイヤが突っ張って、他方が緩むと、可動部が意図しない方向に移動してしまう。
特許文献2は、硬性マニピュレータの関節部分に関するものであり、決まった湾曲方向に積極的に湾曲させる湾曲部におけるワイヤ経路についてのみ想定している。
特許文献3は、医療用チューブの可撓性を向上することを目的としており、可動部を駆動するためのワイヤについては記載していない。
また、特許文献4は、曲げ剛性の低い方向に湾曲しやすくするためのワイヤ経路に関するものであり、決まった湾曲方向に積極的に湾曲させる湾曲部におけるワイヤ経路についてのみ想定している。
また、特許文献5は、単にコイルパイプからなるワイヤガイドによって他の内蔵物が傷つけられないように固定することを開示しているに過ぎない。
また、特許文献6,7では、可動部を駆動するワイヤの経路は挿入部の長手方向に沿って真っ直ぐに形成されているため、挿入部が真っ直ぐである場合と湾曲した場合とで、ワイヤとルーメンとの間に生ずる摩擦力の変化が大きく、制御性が悪い。
また、特許文献8は、ワイヤの張力に応じてカテーテルの圧縮により、先端の曲げおよび旋回を行うことを開示しているに過ぎない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、細長い駆動力伝達部材によって軟性の挿入部の先端に配置された可動部を挿入部の基端側において操作する場合の操作性あるいは制御する場合の制御性を向上することができる軟性マニピュレータ用ガイド部材および軟性マニピュレータを提供することを目的としている。
本発明の一参考態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを備え、該ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに捻れた形状を有する軟性マニピュレータ用ガイド部材である。
本態様によれば、挿入部の基端に配置された駆動部を作動させると、発生した動力がルーメン内を貫通している駆動力伝達部材によって、挿入部の先端に配置されている可動部に伝達され、可動部が作動させられる。細長い軟性の挿入部を湾曲させると、その湾曲とともにルーメンの形状も変化させられるが、挿入部の長手軸回りに捻れた形状を有するルーメンの内面と、該ルーメン内を貫通している駆動力伝達部材との接触状態は挿入部の湾曲状態によっては大きく変化せず、湾曲状態に応じて駆動部により発生させる動力を大きく異ならせる必要がない。したがって、可動部の操作性あるいは制御性を向上することができる。
上記態様においては、前記ルーメンが螺旋状に形成されていてもよい。
このようにすることで、均一なピッチの螺旋状のルーメンによって、挿入部の各部において均一な性能を発揮することができるとともに、製造容易性を向上することができる。また、螺旋形状のピッチを小さくすることで、挿入部をより大きな曲率で湾曲させても、ルーメンの内面と駆動力伝達部材との接触状態を変化させずに済む。
本発明の一態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを備え、前記ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有し、且つ、以下の条件式を満足する軟性マニピュレータ用ガイド部材である
2πr/√(a−1)≦l≦6.25RdL/r
ここで、Rは前記挿入部の曲率半径、rは螺旋形状の半径、lは螺旋形状のピッチ、dLは前記駆動力伝達部材の相対経路長差の最大許容値、aは前記挿入部のピッチに対する螺旋形状の経路長の比率の最大許容値である。
このようにすることで、挿入部の曲げ半径が60mmの場合に駆動力伝達部材の経路長変化を2mm以下に抑えることができる。また、ルーメンの形状を直線状にした場合と比較して、駆動力伝達部材の伸びを10%以下に抑えることができる。
本発明の他の態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを備え、該ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有し、前記ルーメンの螺旋形状のピッチが、前記挿入部の長手方向の各位置において相違している軟性マニピュレータ用ガイド部材である
このようにすることで、大きな曲率で曲げることが必要な部位では、ルーメンの螺旋形状のピッチを小さくして、ルーメンの内面と駆動力伝達部材との接触状態の変化を抑え、小さな曲率で曲げることが許容される部位では、経路長を短くして駆動力伝達部材の伸びによる制御性の低下を抑制することができる。
また、上記態様においては、前記ルーメンを2以上備えていてもよい。
このようにすることで、2以上の可動部の駆動、あるいは、可動部の往復動作を別個のルーメンによって案内した駆動力伝達部材によって行うことができる。そして、挿入部を湾曲させたときに、2以上のルーメンを貫通する2以上の駆動力伝達部材に発生する相対的な経路長差を小さく抑えることができる。
また、上記態様においては、隣接して配置される2個一対の前記ルーメンを複数対備えていてもよい。
このようにすることで、各対の2個のルーメンが類似した経路を有するようになるので、挿入部を湾曲させたときに、各対の2個のルーメンに発生する相対的な経路長差をより小さく抑えることができる。
本発明の他の態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させる2以上のルーメンを備え、該ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有し、前記ルーメンの螺旋形状のピッチが相違している軟性マニピュレータ用ガイド部材である
このようにすることで、ルーメン内に貫通させる駆動力伝達部材等の許容曲げ半径に応じて、適正なルーメンを選択して挿入配置させることができる。
また、本発明の他の参考態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させる3以上のルーメンを備え、該ルーメンが、前記挿入部の長手軸に沿う編組形状を有する軟性マニピュレータ用ガイド部材である。
本態様によれば、ルーメンを螺旋状に形成した場合と同様に、細長い軟性の挿入部を湾曲させたときに、該ルーメン内を貫通している駆動力伝達部材との接触状態を変化させずに済み、湾曲状態に応じて駆動部により発生させる動力を大きく異ならせる必要がない。したがって、可動部の操作性あるいは制御性を向上することができる。
また、上記態様においては、前記ルーメンが径方向に異なる位置に複数備えられていてもよい。
このようにすることで、挿入部を湾曲させたときに、径方向内方に配置されているルーメンの経路長変化を、径方向外方に配置されているルーメンよりも小さく抑えることができる。したがって、径方向内方のルーメンには、より大きな駆動力伝達が必要とされる駆動力伝達部材を貫通させることで、可動部の制御性を向上することができる。
また、上記態様においては、可撓性のマルチルーメンチューブからなっていてもよい。
このようにすることで、複数の経路の相対的な位置関係を維持する軟性マニピュレータ用ガイド部材を一体的に成形することができる。
また、上記態様においては、前記マルチルーメンチューブの可撓性が、長手方向の各位置において相違していてもよい。
このようにすることで、挿入部の内、比較的小さい曲率で湾曲される部位には可撓性の低い材料を用いることにより、挿入部にコシを持たせることができる。また、大きな曲率で湾曲させたい部位については可撓性の高い材料により構成し、湾曲容易性を向上することができる。
また、本発明の他の態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材と、上記いずれかの軟性マニピュレータ用ガイド部材とを備える軟性マニピュレータである。
本態様によれば、挿入部の基端において加えられた駆動部の動力が、軟性マニピュレータ用ガイド部材のルーメン内に貫通された駆動力伝達部材によって、挿入部の先端の可動部に伝達され、可動部が作動させられる。軟性マニピュレータ用ガイド部材によって、挿入部の湾曲前後におけるルーメン内面と駆動力伝達部材との間の摩擦の変動が抑えられるので、駆動部による操作性あるいは駆動部の制御性を向上し、可動部を精度よく作動させることができる。
また、本発明の他の態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材と、上記いずれかの軟性マニピュレータ用ガイド部材とを備え、前記軟性マニピュレータ用ガイド部材が、前記ルーメンとは別に、長手方向に貫通する貫通経路を備える軟性マニピュレータである。
本態様によれば、駆動力伝達部材を貫通させるルーメンの他に、長手方向に貫通する貫通経路を介して、配線、光ファイバその他の長尺部材を貫通させたり、流体を流動させたりすることができる。貫通経路は、捻れていてもいなくてもよい。
本発明の他の態様は、細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材と、前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させる2以上のルーメンを備え、前記ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有する軟性マニピュレータ用ガイド部材であり、可撓性のマルチルーメンチューブからなる軟性マニピュレータ用ガイド部材と、を備え、前記軟性マニピュレータ用ガイド部材が、前記ルーメンとは別に、長手方向に貫通する貫通経路を備え、前記貫通経路が、前記軟性マニピュレータ用ガイド部材の外面に形成された溝により形成されている軟性マニピュレータである
このようにすることで、貫通経路の形成が容易であり、比較的大きな横断面積を確保して、流体を流動させる場合に多くの流量の流体を流動させることができる。
また、上記態様においては、前記貫通経路が、前記ルーメンよりも前記軟性マニピュレータ用ガイド部材の径方向内方に配置されていてもよい。
このように構成することで、貫通経路に配線や光ファイバ等長尺部材を貫通させる場合に、挿入部の曲げ方向を制限せずに済む。
また、上記態様においては、前記挿入部が、前記軟性マニピュレータ用ガイド部材を長手方向に貫通させる軟性のアウタシースを備えていてもよい。
このようにすることで、軟性マニピュレータ用ガイド部材として可撓性の高い材質のマルチルーメンチューブを使用し、アウタシースによって剛性を確保することで、ルーメンの座屈等を防止することができる。
本発明によれば、細長い駆動力伝達部材によって軟性の挿入部の先端に配置された可動部を挿入部の基端側において操作する場合の操作性あるいは制御する場合の制御性を向上することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る軟性マニピュレータを備える医療用マニピュレータシステムを示す全体構成図である。 図1の軟性マニピュレータの一例を示す斜視図である。 図2の軟性マニピュレータの挿入部に備えられるマルチルーメンチューブのルーメンを部分的に示す斜視図である。 図3のマルチルーメンチューブの横断面図である。 図4Aのマルチルーメンチューブの第1の変形例を示す横断面図である。 図4Aのマルチルーメンチューブの第2の変形例を示す横断面図である。 図4Aのマルチルーメンチューブの第3の変形例を示す横断面図である。 図4Aのマルチルーメンチューブの第4の変形例を示す横断面図である。 図4Aのマルチルーメンチューブの第5の変形例であって、隣接位置に対となるワイヤを配置する場合を示す横断面図である。 5Aのマルチルーメンチューブであって、中心軸対称位置に対となるワイヤを配置する場合を示す横断面図である。 図5Aのマルチルーメンチューブの中央にルーメンを有する場合を示す横断面図である。 図5Bのマルチルーメンチューブの中央にルーメンを有する場合を示す横断面図である。 図5Aのマルチルーメンチューブにおいて、2つのルーメンの相対角度をパラメータとしたマルチルーメンチューブの長さと経路長差との関係を示すグラフである。 図4Bのマルチルーメンチューブを3本周方向に配置して螺旋状に捻った例を示す横断面図である。 中央の1本の真っ直ぐのルーメンと、該ルーメンの周方向外方に4対8本の螺旋状に捻られたルーメンとを有するマルチルーメンチューブの変形例を示す横断面図である。 ルーメン内にインナシースを有するマルチルーメンチューブの横断面図である。 外部を被覆するアウタシースを有するマルチルーメンチューブの横断面図である。 外部を被覆するアウタシースを有する図7Aのマルチルーメンチューブの横断面図である。 マルチルーメンチューブにおけるルーメンの径方向位置について説明する側面図である。 1本のルーメンを有する2本のシースが捻られて一体化されたツイストペア状のマルチルーメンチューブを示す側面図である。 6本のルーメンを有するマルチルーメンチューブを部分的に示す斜視図である。 6本のルーメンの内、4本のみにワイヤが配置されているマルチルーメンチューブの横断面図である。 6本のルーメンの内、4本のみにワイヤが配置され、残りの2本は外面に開口する溝状に形成されているマルチルーメンチューブの横断面図である。 螺旋経路長とマルチルーメンチューブの長さとの関係を説明する図である。 螺旋状のルーメンの曲げ角度を説明する図である。 挿入部の長手方向にルーメンの螺旋形状のピッチが異なる場合を説明する図である。 挿入部の長手方向にルーメンの材質が異なる場合を説明する図である。 挿入部の径方向の異なる位置にルーメンが設けられている場合を示す正面図および側面図である。 挿入部の長手方向に外径寸法が異なるマルチルーメンチューブを説明する図である。 外径寸法が異なる部分を長手方向に接続した形状を有するワイヤを部分的に示す側面図である。 図19Aのワイヤを貫通させるマルチルーメンチューブの一例を示す側面図である。 図4Aのマルチルーメンチューブの他の変形例を示す横断面図である。 螺旋形状のピッチの異なる複数のルーメンを有するマルチルーメンチューブを示す側面図である。 中央のルーメンに処置具を貫通させ、ワイヤによって湾曲させられるマルチルーメンチューブの一例を示す側面図である。 図22Aの状態から湾曲されられたマルチルーメンチューブを示す側面図である。
本発明の一実施形態に係る軟性マニピュレータ用ガイド部材11および軟性マニピュレータ3について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る軟性マニピュレータ3は、例えば、図1に示される医療用マニピュレータシステム1において用いられる。この医療用マニピュレータシステム1は、オペレータAにより操作されるマスタ装置2と、患者Oの体腔内に挿入される軟性マニピュレータ3と、マスタ装置2への操作入力に基づいて軟性マニピュレータ3を制御する制御部4と、モニタ5とを備えている。
本実施形態に係る軟性マニピュレータ3は、図2に示されるように、例えば、患者Oの体腔内に挿入される内視鏡の鉗子チャネルを介して患者Oの体腔内に挿入される挿入部6と、該挿入部6の先端に配置された関節および把持鉗子等の処置部7を有する可動部8と、挿入部6の基端に配置され、制御部4によって制御されることにより可動部8を作動させる駆動部9と、該駆動部9により発生した駆動力を可動部8に伝達するワイヤ(駆動力伝達部材、図3参照。)10とを備えている。
本実施形態に係る軟性マニピュレータ用ガイド部材11は、挿入部6に設けられている。すなわち、軟性マニピュレータ用ガイド部材11は、図3に示されるように、可撓性材料からなるとともに、長手方向に貫通する複数のルーメン12を備えるマルチルーメンチューブ11aにより構成され、各ルーメン12にワイヤ10を貫通させるようになっている。図3はマルチルーメンチューブ11aからなる軟性マニピュレータ用ガイド部材11の長さ方向の一部を部分的に示すもので、軟性マニピュレータ用ガイド部材11は、図3に示す例では2本のルーメン12を備えている。
本実施形態においては、各ルーメン12はマルチルーメンチューブ11aの長手軸回りに、一方向に一定のピッチおよび一定の半径で捻られた螺旋状に形成されている。捻りのピッチは、挿入部6の最小曲率半径をrとして、2πr以下となっていることが望ましい。
このように構成された本実施形態に係る軟性マニピュレータ3および軟性マニピュレータ用ガイド部材11の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る軟性マニピュレータ3を用いて、患者Oの体腔内の処置を行うには、オペレータAは、患者Oの体腔内に挿入した内視鏡の鉗子チャネルを介して軟性マニピュレータ3の挿入部6を先端の可動部8側から挿入し、内視鏡により取得された画像をモニタ5で観察しながら患部に対して可動部8を対向させる。
次いで、オペレータAはマスタ装置2を操作することにより、マスタ装置2の操作量が制御部4に入力され、制御部4が操作量に応じて駆動部9に駆動力を発生させ、一方のワイヤ10の張力を他方のワイヤ10の張力よりも増大させる。ワイヤ10に加えられた駆動力は、ワイヤ10の張力として可動部8に伝達され可動部8を作動させる。このとき、ワイヤ10は、軟性マニピュレータ用ガイド部材11のルーメン12内を貫通することにより、螺旋状のルーメン12に沿って螺旋状の形態になっている。
そして、ワイヤ10に張力がかかることによるワイヤ10の移動は、ルーメン12の内壁との間で生ずる摩擦力に抗して行われる。すなわち、制御部4は、駆動部9に対し、ルーメン12とワイヤ10との接触による摩擦力を考慮した駆動力を発生させるように指令するようになっている。
この場合において、内視鏡の挿入部に設けられている鉗子チャネルは、挿入される体腔の形状に応じて湾曲するため、該鉗子チャネル内に挿入されている軟性マニピュレータ3の挿入部6も鉗子チャネルと同一形状に湾曲させられる。
挿入部6の湾曲の形態は個人差および体腔への挿入の程度によって異なるが、本実施形態に係る軟性マニピュレータ用ガイド部材11は、螺旋状のルーメン12によってワイヤ10を案内しているので、挿入部6が真っ直ぐに延びている状態でも、複雑に湾曲させられている状態でも、ワイヤ10とルーメン12内面との接触面積は大きく変化しない。
したがって、本実施形態に係る軟性マニピュレータ用ガイド部材11および軟性マニピュレータ3によれば、挿入部6の湾曲の形態に依存して、ワイヤ10とルーメン12内面との間の摩擦が大きく変化することはなく、制御部4による駆動部9の制御を容易にすることができるという利点がある。
なお、本実施形態に係る軟性マニピュレータ用ガイド部材11としては、多数のルーメン12を有する軟性のマルチルーメンチューブ11aからなるものを例示したが、これに代えて、1つのルーメン12を有する1以上の軟性のシースを螺旋状の形態として挿入部6内に配置してもよい。
また、マルチルーメンチューブ11aの横断面形状としては、図3および図4Aに示される円形の他、図4Bに示される四角形等、他の任意の形状でもよい。
また、マルチルーメンチューブ11aにおけるルーメン12の位置は、図4Aに示されるように、横断面の中心に対して対称な位置に配置されていてもよいし、図4Cに示されるように、周方向に隣接した位置に配置されていてもよい。また、図4D、図4Eに示されるように、中央に他の用途等に使用されるルーメン(貫通経路)13を備えていてもよい。
この場合に、中央のルーメン13は他のルーメン12のように捻らずにマルチルーメンチューブ11aの長手軸に沿って配置されるので、内部には、捻ることが好ましくない長尺部材、例えば、光ファイバ等を貫通させることが有効である。
また、図5Aおよび図5Bに示されるように、2個一対のルーメン12a,12bを複数対、例えば、3対備えていてもよい。
この場合に、同一の関節や処置具を作動させるために連動する2本一対のワイヤ10は、図5Aに示されるように周方向に隣接して配置されているルーメン12a,12bを貫通させてもよいし、図5Bに示されるようにマルチルーメンチューブ11aの中心軸に対して対称位置に配置されているルーメン12a,12bを貫通させてもよい。これらの図においては、連動するワイヤ10が貫通させられるルーメン12a,12bを同じハッチングで示している。図5C、図5Dは、それぞれ、図5A、図5Bの中央に他のルーメン13を設けたものを示している。
図6に2つのルーメン12a,12bの配置と、マルチルーメンチューブ11aを湾曲させた場合の2つのルーメン12a,12bの経路長差との関係を表すグラフを示す。横軸は、マルチルーメンチューブ11aの長さ、縦軸は、2本のルーメン12a,12bの経路長差である。また、パラメータはグラフの下に示される横断面図における2つのルーメン12a,12bの相対角度φである。図は、螺旋形状のルーメン12a,12bの螺旋の半径r=1mm、螺旋のピッチl=150mm、マルチルーメンチューブ11aの湾曲の曲率半径R=60mmとした場合である。
これによれば、2つのルーメン12a,12bの相対角度が小さいほど、湾曲による経路長差が少なくて済むので好ましい。
この場合、図4Bに示されるような2つのルーメン12を有する比較的小さい横断面積のマルチルーメンチューブ11aを、図7Aに示されるように、複数、例えば、3本周方向に並べてもよい。
また、図7Bに示されるように、複数対、例えば、4対のルーメン12a,12bを周方向に間隔をあけて配置することにしてもよい。
また、図8Aに示されるように、ルーメン12内に別のインナシース14が配置されていてもよいし、図8Bおよび図8Cに示されるように、マルチルーメンチューブ11aの外面を別のアウタシース15によって被覆していてもよい。
また、マルチルーメンチューブ11aにおけるルーメン12の径方向位置は、図9に示されるようにマルチルーメンチューブ11aの径方向外方に配置されているよりも、中心軸近傍に配置されていることが好ましい。このようにすることで、挿入部6が湾曲させられた際におけるルーメン12の経路長変化をさらに低減することができる。
また、図10に示されるように2本1対のルーメン12を相互に螺旋状に捻って一体成形されたツイストペア線のような形態のマルチルーメンチューブ11bを採用してもよいし、そのようなマルチルーメンチューブ11bを挿入部6の長手軸回りにさらに螺旋状に配置してもよい。
また、3以上のルーメン12は螺旋状ではなく編組状態に形成してもよい。編組状態のルーメン12を有するマルチルーメンチューブ11aは押出成形では製造困難であるが、3Dプリンタ等により製造することは可能である。
また、図11に示されるように、複数、例えば、6本のルーメン12を有するマルチルーメンチューブ11aを使用する場合に、図12Aに示されるように、その内の一部のルーメン12にはワイヤ10を通さずに、他の用途に使用することにしてもよい。例えば、内視鏡の鉗子チャネルに処置具を挿入する場合には、処置具の挿入部の外径寸法を若干小さくして鉗子チャネルの内壁とのクリアランスを通して吸引や給水等が行われる。
処置具が関節等を有する場合、処置具の挿入部の外径寸法は少しでも大きい方がよいが、クリアランスが狭くなると吸引や給水性能が低下してしまう。そこで、使用していないルーメン12を使用して吸引や給水等を行うことにより、処置具径を大きく確保しながら吸引や給水性能を向上することができるという利点がある。
また、この場合に、図12Bに示されるように、使用しないルーメン12cの部分をマルチルーメンチューブ11aの外面に開口する溝状に形成してもよい。このようにすることで、上記クリアランスを詰めても、流体の流通面積を確保することができるとともに、溝(貫通経路)12cの開口幅分だけ鉗子チャネルの内面との接触面積が低減される。
すなわち、クリアランスを詰めて処置具の挿入部の移動量を正確に伝達しつつ、摩擦を低減して操作性を向上することができるという利点がある。
ここで、マルチルーメンチューブ11aの材質として、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を用いることにより、高い剛性を有し、湾曲によっても内部のルーメン12が潰れない挿入部6を構成することができる。これに代えて、コストや製造容易性の観点から、4フッ化エチレン樹脂等の柔らかい材質を選択してもよい。
但し、この場合には、ルーメン12内を貫通するワイヤ10の張力が高くなったときに圧縮力によってマルチルーメンチューブ11aが長手方向に圧縮されてしまうことも考えられるので、図8Aに示されるようなインナシース14、図8B、図8Cに示されるようなアウタシース15、あるいはその両方を併用してもよい。インナシース14あるいはアウタシース15の材質としては金属系(ステンレスやニッケルチタン)のパイプやコイル、あるいはPEEKやポリエーテルイミド(PEI)樹脂を使用してもよい。また、これらのシース14,15とマルチルーメンチューブ11aとの間を接着してもよい。
アウタシース15とマルチルーメンチューブ11aとの間に塗布する接着剤は、全面に塗布することで強い張力に耐えるようにしてもよいし、螺旋状に塗布、あるいはまだらに塗布することで可撓性と耐圧縮性を両立することにしてもよい。
次に、ルーメン12の螺旋形状のピッチについて説明する。
螺旋のピッチを短くすると挿入部6の湾曲状態に依存することなく対となる2本のワイヤ10の相対経路長変化が小さくなるが、ピッチを短くすればするほど、挿入部6が直線状態に配されている場合の摩擦が大きくなる。そこで、ピッチと摩擦のトレードオフの関係に対して、理論式から適正なピッチを求める。
挿入部6のピッチlに対する螺旋経路長lの比率をa、挿入部6の曲率半径をR、ワイヤ10の相対経路長差をdL、螺旋のピッチをl、螺旋の半径をrとしたときに、下記の条件式(1)を満足することが好ましい。
2πr/√(a−1)≦l≦6.25RdL/r (1)
例えば、aを1.1とし、挿入部6の曲率半径R=60とし、直径5mmの処置具では、r=2とすると、
27.4≦l≦375
となる。
条件式(1)は以下の通りに求めることができる。
曲率半径Rのときの原点からの座標は、数1の通りである。
Figure 0006261612
また、螺旋の経路長Lは、数2の通りである。
Figure 0006261612
直線状態から曲率半径Rで曲げたときの最大経路長変化(振幅)dLは、
dL=krl/R (2)
となる。
ここで、kは定数(=0.16)である。
この条件式(2)は、最大経路長変化が、曲率半径Rの逆数に比例し、螺旋ピッチlに比例し、螺旋半径rに比例することを示している。
上記条件式(2)から螺旋半径rと螺旋ピッチlとの関係を求めると、
rl=RdL/0.16
となる。
ワイヤ10の相対経路長差をdL以下とするためには、
rl≦6.25RdL
となる。これにより、条件式(1)の上限が求められる。
これによれば、曲率半径R=60、ワイヤ10の相対経路長差を2mm以下とするためには、
rl≦750
となる。
また、数3に示す螺旋の式から螺旋経路の曲率半径Rを算出すると、数4の通りとなる。
Figure 0006261612
Figure 0006261612
ここで、rはワイヤ10とルーメン12との接触点の螺旋半径である。
1ピッチの螺旋経路長lは、図13のように経路を展開した長さとなるので、
=√(4π +l
となる。そして、曲率半径Rと、1ピッチの螺旋経路長lとから図14のようにワイヤ10の1ピッチの曲げ角度θが下式により求められる。
θ=l/R
螺旋の経路長L全体でのワイヤ10の曲げ角度θtaは、
θta=θL/l
となる。
ワイヤ10の基端にかけた張力Tとワイヤ10の先端における張力Tとの間には、以下のオイラーの式が成り立つ。
=Tμθta
ここで、μは摩擦係数である。
摩擦力Fは、
F=T−T
である。
摩擦力を張力のb倍に抑えるには、ピッチlが数5を満たす必要がある。
Figure 0006261612
種々の条件を変化させた場合のピッチlを表1に示す。
Figure 0006261612
これによれば、挿入部6の長さを2mとして、摩擦を張力の30%以下に抑えるにはピッチlを50mm以上にする必要があり、摩擦を張力の15%以下に抑えるにはピッチlを75mm以上にする必要がある。
また、挿入部6の長さを3mとして、摩擦を張力の30%以下に抑えるにはピッチlを60mm以上にする必要があり、摩擦を張力の15%以下に抑えるにはピッチlを90mm以上にする必要があることが分かる。
ワイヤ10の伸びはワイヤ10の長さに比例するので、経路長が長くなることによってワイヤ10が伸びやすくなり制御性あるいは操作性が低下する。そこで、直線上のルーメン12に対して螺旋状のルーメン12を用いた場合のワイヤ10の長さを制限することで、ワイヤ10の伸びを制限でき、制御性あるいは操作性を担保することができる。
すなわち、螺旋経路長lと挿入部6のピッチlとの比率aを用いると、
l/r=2π/√(a−1)
という関係式が成り立つ。従って、ピッチlに対する螺旋経路長lの比率をa以下とするには、
l/r≧2π/√(a−1)
となる。これにより条件式(1)の下限が求められる。
これによれば、ピッチlに対する螺旋経路長lの比率aを1.1以下とする、すなわち、螺旋状のルーメン12を貫通させた場合のワイヤ10の伸びを、直線状のルーメン12を貫通させた場合のワイヤ10の伸びの10%以下にするためには、
l/r≧13.7
となる。
また、螺旋状のルーメン12を貫通させた場合のワイヤ10の伸びを、直線状のルーメン12を貫通させた場合のワイヤ10の伸びの5%以下にするためには、
l/r≧19.6
となる。
また、本実施形態においては、全長にわたって一定の螺旋形状を有するルーメン12を有する場合について説明したが、これに代えて、図15に示されるように、挿入部6の長さ方向に異なるピッチを有する螺旋形状に形成してもよい。図15に示す例では、本実施形態に係る軟性マニピュレータ3を鉗子チャネルに貫通させる内視鏡の湾曲部に対応し、湾曲部によって湾曲させられる部分Pについては、螺旋のピッチを短くし、それ以外の部分Qについては螺旋のピッチを長くしている。
これにより、部分Pについては大きな曲率で曲げられても経路長差を発生しにくくすることができる一方、部分Qについては比較的小さな曲率で曲げられるために、ピッチを長くして摩擦の発生を低減することができる。
また、本実施形態においては、マルチルーメンチューブ11aが全長にわたって均一な材質により構成されている場合について説明したが、これに代えて、図16に示されるように、挿入部6の長さ方向に異なる材質により構成された部分P,Qを連続させてもよい。例えば、湾曲部によって湾曲させられる部分Pについては、それ以外の部分Qよりも可撓性が高く曲がりやすくするために、曲げ剛性の低い材質とし、先端の可動部8に固定することにより圧縮による潰れを防止すればよい。また、部分Qについて、耐圧縮性の高い材質を適用することが好ましい。
また、図17に示されるように、マルチルーメンチューブ11aの径方向に異なる位置にルーメン121,122を配置してもよい。例えば、挿入部6の先端に設けられた可動部8が複数の関節やグリッパ(処置部)7等を有し、各々を駆動するためにワイヤ10に必要とされる張力が異なる場合には、より強い張力を必要とするワイヤ10については、湾曲による経路長差がより小さい径方向内方のルーメン121を貫通させることにすればよい。これにより、径方向内方のルーメン121を貫通するワイヤ10については、湾曲による摩擦の増大を抑制し、操作性あるいは制御性を向上することができる。
また、図18に示されるように、可動部8として複数の関節の先端にグリッパ7等を有する場合に、グリッパ7を駆動するためのワイヤ10は関節内を通過させなければならないため、関節を通過する部分Pについては、それ以外の部分Qよりもマルチルーメンチューブ11aの外径を小さくして、曲げ剛性を低減することにしてもよい。
また、図19Aに示されるように、径寸法が長手方向の途中位置で変化するワイヤ10を使用する場合がある。例えば、挿入部6の先端の大きな曲率で湾曲させられる部分Xについては、ワイヤ10も細くしてそれ以外の部分Yよりも曲がりやすくする場合等である。このような場合には、細いワイヤ10を貫通させるルーメン123とワイヤ10とのクリアランスを小さくするために、図19Bに示されるように、ルーメン12の内径を途中で変化させることにしてもよい。
また、図20に示されるように、摩擦を低減したいワイヤ10については半径方向内方のルーメン121に貫通させ、それ以外の電気ケーブル等については半径方向外方のルーメン122に配置することにしてもよい。
また、本実施形態においては、全てのルーメン12を同じピッチで螺旋状に捻る場合を例示したが、図21に示されるように、各ルーメン12のピッチを異ならせることにしてもよい。
このようにすることで、ルーメン12に貫通させるワイヤ10、光ファイバ、電気ケーブル等の許容曲げ半径に応じて、適当なルーメン12を選択することができる。
また、図22A、図22Bに示されるように、マルチルーメンチューブ11aの中央の貫通孔13に軟性処置具を貫通させ、剛性の高いアウタシース15の先端から剛性の低いマルチルーメンチューブ11aの先端部を突出させておき、ルーメン12内に配置したワイヤ10の張力によって、突出している部分のマルチルーメンチューブ11aを湾曲させることにしてもよい。ワイヤ10の先端はマルチルーメンチューブ11aの先端に設けたプレート16に固定すればよい。
また、本実施形態においては、駆動部9がモータにより駆動されることにしてもよいし、手動操作によって駆動されることにしてもよい。
また、患者Oの体腔内に挿入される医療用の軟性マニピュレータ3を例示したが、これに限定されるものではなく、産業用内視鏡を含めた長尺のヘビ型マニピュレータに適用してもよい。
3 軟性マニピュレータ
6 挿入部
8 可動部
9 駆動部
10 ワイヤ(駆動力伝達部材)
11 軟性マニピュレータ用ガイド部材
12,12a,12b,121,122,123 ルーメン
12c 溝(貫通経路)
13 ルーメン(貫通孔、貫通経路)
15 アウタシース

Claims (15)

  1. 細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、
    前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを備え、
    該ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有し、且つ、以下の条件式を満足する軟性マニピュレータ用ガイド部材。
    2πr/√(a −1)≦l≦6.25RdL /r
    ここで、Rは前記挿入部の曲率半径、rは螺旋形状の半径、lは螺旋形状のピッチ、dL は前記駆動力伝達部材の相対経路長差の最大許容値、aは前記挿入部のピッチに対する螺旋形状の経路長の比率の最大許容値である。
  2. 細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、
    前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを備え、
    該ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有し、
    前記ルーメンの螺旋形状のピッチが、前記挿入部の長手方向の各位置において相違している軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  3. 前記ルーメンを2以上備える請求項1または請求項に記載の軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  4. 隣接して配置される2個一対の前記ルーメンを複数対備える請求項に記載の軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  5. 細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられ、
    前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させる2以上のルーメンを備え、
    該ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有し、
    各前記ルーメンの螺旋形状のピッチが相違している軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  6. 前記ルーメンが径方向に異なる位置に複数備えられている請求項から請求項のいずれかに記載の軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  7. 可撓性のマルチルーメンチューブからなる請求項から請求項のいずれかに記載の軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  8. 前記マルチルーメンチューブの可撓性が、長手方向の各位置において相違している請求項に記載の軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  9. 細長い軟性の挿入部と、
    該挿入部の先端に配置された可動部と、
    前記挿入部の基端に配置された駆動部と、
    該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材と、
    請求項1から請求項のいずれかに記載の軟性マニピュレータ用ガイド部材とを備える軟性マニピュレータ。
  10. 細長い軟性の挿入部と、
    該挿入部の先端に配置された可動部と、
    前記挿入部の基端に配置された駆動部と、
    該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材と、
    請求項または請求項に記載の軟性マニピュレータ用ガイド部材とを備え、
    前記軟性マニピュレータ用ガイド部材が、前記ルーメンとは別に、長手方向に貫通する貫通経路を備える軟性マニピュレータ。
  11. 細長い軟性の挿入部と、
    該挿入部の先端に配置された可動部と、
    前記挿入部の基端に配置された駆動部と、
    該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材と、
    前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させる2以上のルーメンを備え、前記ルーメンが、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形状を有する軟性マニピュレータ用ガイド部材であり、可撓性のマルチルーメンチューブからなる軟性マニピュレータ用ガイド部材と、を備え、
    前記軟性マニピュレータ用ガイド部材が、前記ルーメンとは別に、長手方向に貫通する貫通経路を備え、
    前記貫通経路が、前記軟性マニピュレータ用ガイド部材の外面に形成された溝により形成されている軟性マニピュレータ。
  12. 前記貫通経路が、前記ルーメンよりも前記軟性マニピュレータ用ガイド部材の径方向内方に配置されている請求項10に記載の軟性マニピュレータ。
  13. 前記挿入部が、前記軟性マニピュレータ用ガイド部材を長手方向に貫通させる軟性のアウタシースを備える請求項から請求項12のいずれかに記載の軟性マニピュレータ。
  14. 細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられる軟性マニピュレータ用ガイド部材であって、
    前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させ、前記挿入部の長手軸回りに捻れた形状を有するルーメンと、
    前記軟性マニピュレータ用ガイド部材の長手方向の耐圧縮性を高めるために前記ルーメン内に配されたインナーシースと、
    を備える軟性マニピュレータ用ガイド部材。
  15. 細長い軟性の挿入部と、該挿入部の先端に配置された可動部と、前記挿入部の基端に配置された駆動部と、該駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い駆動力伝達部材とを備える軟性マニピュレータの前記挿入部に備えられる軟性マニピュレータ用ガイド部材であって、
    前記駆動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを有し、前記挿入部の長手軸回りに螺旋状に捻れた形態で前記挿入部内に配置されたシースを備える軟性マニピュレータ用ガイド部材。
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