JP6260298B2 - 建設機械 - Google Patents

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本発明は、キャブおよび当該キャブの内部に配置されたヒューズボックスを備えた建設機械に関する。
従来、走行可能な走行体および当該走行体上に設けられるとともに使用者が搭乗するキャブを備えた建設機械が知られている。このような建設機械では、例えば、メンテナンス性を向上させる目的で、各種の電装部品に対する供給電流を制御するヒューズボックスがキャブの内部に配置される。具体的には、特許文献1において、下部走行体と、当該下部走行体上に設けられ使用者が搭乗するためのドアを有するキャブと、当該キャブの床面上に設けられ当該キャブの内部において使用者が座る座席と、キャブの内部において座席の後方に配置され各種の電装部品に接続されるヒューズボックスと、を備えた油圧ショベルが記載されている。特許文献1に記載された油圧ショベルでは、ヒューズボックスに接続された各種の電装部品に対して電流が供給されない等の異常が発生した際に、キャブの内部において当該ヒューズボックスの点検を行うことができる。
特開2007−38829号公報
特許文献1に記載された油圧ショベルでは、キャブの内部においてヒューズボックスの点検を行うことができるものの、当該ヒューズボックスが座席の後方に配置されることから、使用者が座席から立ち上がって当該点検を行う必要がある。その一方、前記ヒューズボックスを座席の前方に配置すると、ヒューズボックスあるいは当該ヒューズボックスと電源とを接続するワイヤーハーネスがキャブの内部と外部とを連通するドアに近づくことで、当該ドアからキャブの内部に浸入する雨水等に晒される可能性がある。このため、使用者が座席に着席した状態でヒューズボックスの点検を行うことができるとともに、ヒューズボックスおよび当該ヒューズボックスに接続されるワイヤーハーネスが雨水等に晒されることを抑止できる建設機械の提供が望まれる。
本発明は、このような観点からなされたものである。本発明に係る建設機械は、走行可能な走行体と、前記走行体上に設けられるフロアプレートと、前記フロアプレート上に設けられる運転席と、前記フロアプレート上において前記運転席を取り囲むように設けられ、使用者が前記運転席に乗り込むための扉を含む第1側壁、および前記第1側壁の反対側に位置する第2側壁を有するキャブ枠体と、前記キャブ枠体の内部に配置されるヒューズボックスと、前記キャブ枠体または前記フロアプレートに設けられる貫通穴を通じて前記キャブ枠体の内部へ導かれるワイヤーハーネスと、を備え、前記貫通穴は、前記キャブ枠体の内部において前記運転席よりも前記第2側壁に近い側に位置し、前記ヒューズボックスは、前記運転席と前記第2側壁との間の領域に位置するとともに、当該領域において前記ワイヤーハーネスと接続される。また、前記運転席は、運転席本体と、前記運転席本体と前記第2側壁との間の領域に位置するアームレストと、を有し、前記ヒューズボックスは、前記運転席本体と前記第2側壁との間の領域に位置し、前記アームレストは、前記運転席本体の前後方向に延びるとともに前記ヒューズボックスを上方から覆うレスト位置と、前記レスト位置よりも前記ヒューズボックスを上方に大きく露出させる露出位置と、の間で移動可能なように前記運転席本体に取り付けられる。
上記の建設機械によれば、使用者が運転席に座った状態でヒューズボックスの点検を行うことができるとともに、ヒューズボックスおよび当該ヒューズボックスに接続されるワイヤーハーネスが雨水等に晒されることを抑止できる。具体的には、上記の建設機械では、ヒューズボックスが運転席の側方に位置するため、当該ヒューズボックスの点検を行う際に運転席から立ち上がって当該運転席の後方を向く必要がない。そして、ヒューズボックスが第2側壁と運転席との間の領域に位置するため、扉を含む第1側壁から当該ヒューズボックスを遠ざけることができ、これによりヒューズボックスが扉から浸入する雨水等に晒されることを抑止できる。また、上記の建設機械では、キャブ枠体またはフロアプレートに設けられる貫通穴を通じてキャブ枠体の内部に導かれたワイヤーハーネスがヒューズボックスに接続されており、当該貫通穴が運転席よりも第2側壁側に位置する。このため、キャブ枠体の内部に導かれたワイヤーハーネスを第1側壁から遠ざけることができ、これによりワイヤーハーネスが扉から浸入する雨水等に晒されることを抑止できる。また、上記の建設機械によれば、使用者が腕を乗せて休めるためのアームレストによってヒューズボックスを保護できるとともに、当該ヒューズボックスの点検を容易に行うことができる。具体的には、上記の建設機械では、アームレストが運転席本体の前後方向に延びるとともに前記ヒューズボックスを上方から覆うレスト位置にある場合は、当該アームレストにおいて使用者が腕を休めることができるとともにヒューズボックスを保護することができ、アームレストがレスト位置よりもヒューズボックスを上方に大きく露出させる露出位置にある場合には、ヒューズボックスの点検時にアームレストが障壁となることなく当該点検を容易に行うことができる。
また、前記貫通穴は、前記フロアプレートに設けられ、前記運転席と前記第2側壁との間の領域の下方に位置することが好ましい。
上記の建設機械によれば、運転席と第2側壁との間の領域の下方からキャブ枠体の内部に導かれたワイヤーハーネスが当該領域においてヒューズボックスに接続されるため、ワイヤーハーネスの長さを短くすることができる。
また、前記第2側壁に取り付けられるとともに前記運転席と前記第2側壁との間の領域に配置されるブラケットをさらに備え、前記ヒューズボックスは前記ブラケット上に支持されることが好ましい。
上記の建設機械によれば、ブラケットがフロアプレートに取り付けられる場合に比して当該ブラケットを簡易な構成とすることができる。具体的には、例えばヒューズボックスの下方に他の電装部品が配置される場合、当該ヒューズボックスは、フロアプレートの上方に浮いた状態でブラケットに支持される。このような場合において、ブラケットをフロアプレートに取り付けるためには、当該ブラケットがヒューズボックスを直接支持する台部とヒューズボックスの下方に位置する他の電装部品を避けるようにフロアプレートに取り付けられる脚部とを有する必要がある。このため、ブラケットの構成が複雑となる可能性がある。これに対して、上記の建設機械では、ヒューズボックスが運転席と第2側壁との間の領域に位置することを利用して、ブラケットを介して第2側壁にヒューズボックスを支持させることができ、これによりヒューズボックスの支持構造を簡略化することができる。
以上のように、本発明によれば、ヒューズボックスの点検を容易に行うことができるとともに、ヒューズボックスおよび当該ヒューズボックスに接続されるワイヤーハーネスが雨水等に晒されることを抑止できる建設機械が提供される。
本実施形態に係る建設機械の概略を示す側面図である。 本実施形態に係るキャブ内部の概略を示す斜視図である。 本実施形態に係るキャブの概略を示す一部断面図であり、当該キャブの上方から見た図である。 本実施形態に係るキャブ内部の要部を示す斜視図である。 本実施形態に係るキャブの要部を示す一部断面図であり、当該キャブの第1側壁側から見た図である。 本実施形態に係るキャブ内部の概略を示す斜視図であって、アームレストを上方に回動させた状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る建設機械は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
図1に示すように、本実施形態に係る建設機械X1は、下部走行体100、上部旋回体200、アタッチメント300、およびキャブC1を備えている。
下部走行体100は、建設機械X1の走行を担う部材である。本実施形態では、下部走行体100は、建設機械X1における前後に設けられた転輪に巻き付けられたクローラーからなる。なお、下部走行体100は、走行可能な走行体であればよく、例えば車輪からなる走行体であってもよい。
上部旋回体200は、下部走行体100の上方において当該下部走行体100が走行する地面の面方向に旋回する部材である。上部旋回体200は、下部走行体100の上方において当該下部走行体100に接続されており、当該接続位置を中心として旋回する。
アタッチメント300は、掘削作業を行う部材である。アタッチメント300は、上部旋回体200に搭載されている。本実施形態では、アタッチメント300は、ブーム、当該ブームの先端に接続されているアーム、および当該アームの先端に接続されているバケットを有している。
キャブC1は、建設機械X1の使用者が当該建設機械X1の操縦を行うための操縦室を構成する部材である。キャブC1は、上部旋回体200に搭載されている。また、キャブC1は、アタッチメント300の側方に位置している。
キャブC1は、フロアプレート1、キャブ枠体2、運転席S1、左右一対の操作レバー5、左右一対の走行ペダル6、ヒューズボックス7、ブラケット8、およびワイヤーハーネス9を備えている。以下では、図1に加えて図2〜図5を参照しつつ、キャブC1が備えている上記の各部材について詳細に説明する。
フロアプレート1は、その上に建設機械X1の使用者が搭乗するプレートであって、キャブC1の底部を構成する。
キャブ枠体2は、フロアプレート1上に設けられている。このキャブ枠体2とフロアプレート1とによって取り囲まれた空間は、建設機械X1における使用者の操縦室となる。キャブ枠体2は、第1側壁21および第2側壁22を有している。第1側壁21は、建設機械X1の外側の壁である。具体的には、第1側壁21は、キャブ枠体2のうちアタッチメント300から遠い側に位置する側壁である。また、第1側壁21は、扉21aを有している。扉21aは、キャブC1の内部の操縦室のうち後述する運転席本体3の前方の空間とキャブC1の外部とを連通している。建設機械X1の使用者は、キャブC1の外部から、扉21aを通じて、キャブC1の内部の操縦室のうち運転席本体3の前方の空間に乗り込む。第2側壁22は、建設機械X1の内側の壁である。具体的には、第2側壁22は、第1側壁21の反対側に位置しており、アタッチメント300に近い側に位置する側壁である。
運転席S1は、キャブC1の内部の操縦室において建設機械X1の使用者が座る席である。運転席S1は、キャブC1の内部の操縦室に配置されているとともに、フロアプレート1上に設けられている。運転席S1は、運転席本体3と、左右一対のアームレスト4と、を有している。
運転席本体3は、使用者が直接座る座部31と、当該座部31の後方に位置するとともに当該座部31の上方に延びる背もたれ部32と、を有している。建設機械X1の使用者は、座部31に座るとともに背もたれ部32に寄りかかった状態で、建設機械X1の操縦を行うことができる。
アームレスト4は、運転席本体3の座部31に座る建設機械X1の使用者がその上に腕を乗せて休めるための部材である。アームレスト4は、図3に示すように、運転席本体3を挟んだ左右の位置にそれぞれ設けられている。また、左右一対のアームレスト4の一方は、運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1に配置されている。
アームレスト4は、運転席本体3に取り付けられた取付け部41と、当該取付け部41から延びており使用者がその上に腕を乗せるアームレスト本体42と、を有する。取付け部41は、運転席の背もたれ部32に取り付けられており、これによりアームレスト4が背もたれ部32に保持されている。アームレスト本体42は、取付け部41から座部31の前後方向の前方に延びている。建設機械X1の使用者は、運転席本体3の座部31に座った状態で、取付け部41から座部31の前後方向の前方に延びたアームレスト本体42上に腕を乗せることにより、当該腕を休めることができる。
操作レバー5は、アタッチメント300を作動させるレバーである。操作レバー5は、キャブC1の内部の操縦室に配置されているとともに、フロアプレート1上に設けられている。運転席本体3に座る建設機械X1の使用者は、当該運転席本体3の座部31を挟んで設けられた左右一対の操作レバー5を操作することで、アタッチメント300を作動させることができる。
走行ペダル6は、下部走行体100を作動させるペダルである。走行ペダル6は、キャブC1の内部の操縦室に配置されているとともに、フロアプレート1上に設けられている。また、走行ペダル6は、運転席本体3の前方に位置している。運転席本体3に座る建設機械X1の使用者は、当該運転席本体3の前方に位置する左右一対の走行ペダル6を踏み込むことで、建設機械における下部走行体を作動させることができる。
ヒューズボックス7は、キャブC1の内部の操縦室における各種の電装部品に対する供給電流を制御する。具体的には、ヒューズボックス7は、前記電装部品と電源とに間に介在し、電源から電装部品への供給電流が所定値以上である場合にヒューズボックス7のヒューズが焼け切れることにより電装部品に対する過電流が抑止される。ヒューズボックス7は、図4に示すように、運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1に配置されている。また、ヒューズボックス7は、領域E1に配置されたアームレスト4の下方に位置している。また、ヒューズボックス7は、操作レバー5の後方に位置している。
ブラケット8は、ヒューズボックス7を支持する部材である。ブラケット8は、運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1に配置されている。ブラケット8は、固定部81、ヒューズボックス支持部82、およびECU支持部83を有している。固定部81は、第2側壁22に固定されている。ヒューズボックス支持部82は、フロアプレート1の面方向に沿って固定部81から運転席本体3側に延びている。ヒューズボックス支持部82は、ヒューズボックス7を支持している。ECU支持部83は、第2側壁22に沿って固定部81から後方に延びている。ECU支持部83は、エンジンコントロールユニットECUを支持している。ヒューズボックス7およびエンジンコントロールユニットECUは、ブラケット8に支持されることにより、フロアプレート1の上面から浮いた状態で保持されている。
ワイヤーハーネス9は、キャブC1の内部の操縦室に配置されたヒューズボックス7とキャブC1の外部の電源とを接続する部材である。ワイヤーハーネス9は、複数の電線が束ねられることにより構成されており、幹線91および当該幹線91から分岐する枝線92を有している。
幹線91は、フロアプレート1の下方から当該フロアプレート1に設けられた貫通穴11を通じてキャブC1の内部の操縦室に導かれている。なお、前記貫通穴11は、フロアプレート1に設けられていなくともよく、キャブ枠体2に設けられていてもよい。すなわち、ワイヤーハーネス9の幹線91は、キャブC1の外部からキャブ枠体2に設けられた貫通穴を通じてキャブC1の内部の操縦室に導かれていてもよい。
枝線92は、キャブC1の内部の操縦室において、幹線91から複数本分岐している。複数本の枝線92は、図5および図6に示すように、ヒューズボックス7に対して接続されている。この複数本の枝線92は、例えばヒューズボックス7を介してキャブC1の内部の操縦室に配置された図示しない各種の電装部品に対して接続される。なお、ヒューズボックス7に対して接続される枝線92の本数は、任意であって、建設機械X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
ここで、建設機械X1の特徴として、貫通穴11が運転席本体3よりも第2側壁22に近い側に位置しており、運転席本体3と当該第2側壁22との間の領域E1に位置するヒューズボックス7が当該領域E1においてワイヤーハーネス9に接続されている。本実施形態では、貫通穴11は、フロアプレート1に設けられており、運転席本体3よりも第2側壁22に近い側に位置している。なお、上記のとおり、貫通穴11は、キャブ枠体2に設けられていてもよく、例えば当該貫通穴11がキャブ枠体2の第2側壁22に設けられている場合であっても、当該貫通穴11が運転席本体3よりも第2側壁22に近い側に位置することになる。また、本実施形態では、貫通穴11は、運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1の下方、より具体的には領域E1に位置するヒューズボックス7の下方に位置している。このため、ワイヤーハーネス9の幹線91は、フロアプレート1の下方から貫通穴11を通じて領域E1に導かれている。また、複数本の枝線92は、領域E1において幹線91から分岐しており、当該領域E1においてヒューズボックス7の下面側から当該ヒューズボックス7に接続されている。
このように、建設機械X1では、ヒューズボックス7が運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1に位置しているとともに、運転席本体3よりも第2側壁22に近い側に位置する貫通穴11を通じてキャブC1の内部の操縦室に導かれたワイヤーハーネス9が前記領域E1においてヒューズボックス7に接続されているため、ヒューズボックス7の点検を容易に行うことができるとともに当該ヒューズボックス7およびワイヤーハーネス9が雨水等に晒されることを抑止できる。例えば、ヒューズボックス7が運転席本体3の背もたれ部32の後方に配置された場合、ヒューズボックス7の点検時において建設機械X1の使用者が運転席本体3の座部31から立ち上がって当該点検を行う必要があり、メンテナンス性が低下する。一方、メンテナンス性を向上する目的でヒューズボックス7が運転席本体3の座部31の前方に配置された場合、ヒューズボックス7および当該ヒューズボックス7に接続されたワイヤーハーネス9が、運転席本体3の座部31の前方の空間とキャブC1の外部とを連通する扉21aに近づくことによって、当該扉21aからキャブC1の内部に浸入する雨水等に晒される可能性がある。これに対して、建設機械X1では、ヒューズボックス7が運転席本体3の側方に配置されているため、使用者が運転席本体3の座部31に座った状態でヒューズボックス7の点検を行うことができるとともに、当該ヒューズボックス7が運転席本体3の側方のうち当該運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1に位置し且つ貫通穴11が運転席本体3よりも第2側壁22に近い側に位置しているため、ヒューズボックス7およびワイヤーハーネス9を第1側壁21から遠ざけることができ、これによりヒューズボックス7およびワイヤーハーネス9が扉21aからキャブC1の内部に浸入する雨水等に晒されることを抑止できる。
さらに、建設機械X1では、貫通穴11がフロアプレート1に設けられているとともに、当該貫通穴11が運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1の下方に位置しているため、キャブC1の内部の操縦室においてヒューズボックス7に対するワイヤーハーネス9の配索長さを短くすることができる。具体的には、建設機械X1では、ヒューズボックス7が領域E1に位置するとともに貫通穴11が領域E1の下方に位置するため、ヒューズボックス7と貫通穴11との離間距離を小さくすることができ、これによりキャブC1の内部の操縦室においてヒューズボックス7に対するワイヤーハーネス9の配索長さを短くすることができる。
特に、本実施形態では、フロアプレート1の貫通穴11がヒューズボックス7の下方に位置しているため、当該貫通穴11とヒューズボックス7との離間距離をより小さくすることができ、これによりキャブC1の内部の操縦室においてヒューズボックス7に対するワイヤーハーネス9の配索長さをより短くすることができる。また、フロアプレート1の貫通穴11がヒューズボックス7の下方に位置しているため、当該ヒューズボックス7によって貫通穴11の上方から当該貫通穴11へ埃等が侵入することを抑止できる。
この建設機械X1のさらなる特徴として、ヒューズボックス7を保護しつつ当該ヒューズボックス7の点検を容易に行うために、アームレスト4が移動可能に運転席本体3に取り付けられている。具体的には、建設機械X1では、アームレスト本体42が取付け部41を中心として図2に示すレスト位置と図6に示す露出位置との間で回動可能である。図2に示すレスト位置では、アームレスト本体42が取付け部41から座部31の前後方向の前方に延びるとともにヒューズボックス7を上方から覆う。一方、図6に示す露出位置では、アームレスト本体42が取付け部41から背もたれ部31の上下方向の上方の延びており、図2に示すレスト位置よりもヒューズボックス7を上方に大きく露出させる。なお、アームレスト本体42は、取付け部41を中心として回動可能でなくともよく、図2に示すレスト位置と図6に示す露出位置との間で移動可能であればよい。
このように、建設機械X1では、アームレスト4が図2に示すレスト位置と図6に示す露出位置との間で移動可能であることから、ヒューズボックス7を保護しつつ当該ヒューズボックス7の点検を容易に行うことができる。具体的には、建設機械X1では、アームレスト4が図2に示すレスト位置にある場合、座部41に座った使用者が当該座部41の前後方向に延びるアームレスト本体42において腕を休めることができるとともに、当該アームレスト本体42がヒューズボックス7を上方から覆うことにより、当該ヒューズボックス7を保護することができる。一方、アームレスト4が図2に示すレスト位置から図6に示す露出位置へ移動された場合、図2に示すレスト位置よりもヒューズボックス7が上方に大きく露出するため、当該ヒューズボックス7の点検時にアームレスト4が障壁となることなく当該点検を容易に行うことができる。
さらに、建設機械X1では、ヒューズボックス7を支持するブラケット8が第2側壁22に取り付けられているため、ブラケット8がフロアプレート1に取り付けられている場合に比して当該ブラケット8を簡易な構成とすることができる。例えば、ヒューズボックス7の下方に他の電装部品を配置する目的、あるいはヒューズボックス7の点検を容易にする目的で、当該ヒューズボックス7をフロアプレート1から浮いた状態で保持する場合に、ブラケット8をフロアプレート1に取り付けるためには、当該ブラケットがヒューズボックスを直接支持する台部とフロアプレートに取り付けられる脚部とを有する必要があり、これにより当該ブラケット8の構成が複雑となる可能性がある。これに対して、建設機械X1では、ブラケット8は、第2側壁に取り付けられているため、フロアプレート1に取り付けられる前記脚部を有していなくともよく、これにより当該ブラケット8の構成が複雑となることを抑止できる。
なお、本実施形態では、ヒューズボックス7の後方にエンジンコントロールユニットECUが配置されており、単一のブラケット8によってヒューズボックス7およびエンジンコントロールユニットECUの双方を支持することができるため、キャブC1の組み立て作業における作業効率を向上させることができる。
以上、本実施形態に係る建設機械X1について詳細に説明したが、当該建設機械X1におけるフロアプレート1の貫通穴11は、運転席本体3と第2側壁22との間の領域E1の下方に位置するものに限らず、例えば運転席本体3よりも第2側壁22に近い側に位置するとともに領域E1よりも後方に位置していてもよい。このような場合においても、貫通穴11を通じてキャブC1の内部の操縦室に導かれたワイヤーハーネス9を扉21aから遠ざけることができるため、当該ワイヤーハーネス9が扉21aを通じて前記操縦室に浸入する雨水等に晒されることを抑止できる。また、運転席本体3の背もたれ部32の後方の空間に暖房機器等が配置され当該暖房機器等にワイヤーハーネス9が接続される場合において、暖房機器等に対するワイヤーハーネス9の配索長さを短くすることができる。
X1 建設機械
S1 運転席
1 フロアプレート
11 貫通穴
2 キャブ枠体
21 第1側壁
21a 扉
22 第2側壁
3 運転席本体
4 アームレスト
41 取付け部
42 アームレスト本体
7 ヒューズボックス
8 ブラケット
81 固定部
82 ヒューズボックス支持部
83 ECU支持部
9 ワイヤーハーネス
91 幹線
92 枝線

Claims (3)

  1. 走行可能な走行体と、
    前記走行体上に設けられるフロアプレートと、
    前記フロアプレート上に設けられる運転席と、
    前記フロアプレート上において前記運転席を取り囲むように設けられ、使用者が前記運転席に乗り込むための扉を含む第1側壁、および前記第1側壁の反対側に位置する第2側壁を有するキャブ枠体と、
    前記キャブ枠体の内部に配置されるヒューズボックスと、
    前記キャブ枠体または前記フロアプレートに設けられる貫通穴を通じて前記キャブ枠体の内部へ導かれるワイヤーハーネスと、を備え、
    前記貫通穴は、前記キャブ枠体の内部において前記運転席よりも前記第2側壁に近い側に位置し、
    前記ヒューズボックスは、前記運転席と前記第2側壁との間の領域に位置するとともに、当該領域において前記ワイヤーハーネスと接続され、
    前記運転席は、運転席本体と、前記運転席本体と前記第2側壁との間の領域に位置するアームレストと、を有し、
    前記ヒューズボックスは、前記運転席本体と前記第2側壁との間の領域に位置し、
    前記アームレストは、前記運転席本体の前後方向に延びるとともに前記ヒューズボックスを上方から覆うレスト位置と、前記レスト位置よりも前記ヒューズボックスを上方に大きく露出させる露出位置と、の間で移動可能なように前記運転席本体に取り付けられる、建設機械。
  2. 前記貫通穴は、前記フロアプレートに設けられ、前記運転席と前記第2側壁との間の領域の下方に位置する、請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記第2側壁に取り付けられるとともに前記運転席と前記第2側壁との間の領域に配置されるブラケットをさらに備え、
    前記ヒューズボックスは前記ブラケット上に支持される、請求項1又は2に記載の建設機械。
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