JP6259663B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液、尿などの試料を自動的に分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置には、試料設置ディスクの同一円周上又は同心円上に設置された複数の試料を定性又は定量分析するものがある。試料には、例えば患者検体、緊急検体、精度管理試料及びキャリブレーション試料がある。この種の自動分析装置は、分析開始後も、試料設置ディスクの空きポジションに新たな患者検体や緊急検体を設置して分析オーダーを追加することができる。
現在の自動分析装置には、分析中に試薬や洗剤が不足して分析できない分析項目があると、その分析結果にアラームを付けて出力する機能が設けられている。また、分析中に純水の不足や廃液タンクの満杯が検出された場合、自動分析装置は、分析自体を中断する機能も有している。また、自動分析装置には複数の分析ユニットを有するものがあり、この種の装置では、投入された検体を消耗品の不足がない分析ユニットに搬送して消耗品不足による分析失敗を防いでいる。
特開2011−033425号公報
従来の自動分析装置は、「分析開始後」に、試料設置ディスクに設置された検体容器のバーコードを読み取り、検体容器に分注されている各検体の分析項目と分析に必要な消耗品の量を確定させる。このため、検体容器を試料設置ディスクに設置した段階では消耗品等の過不足は不明であり、操作者は、各検体の「分析開始前」に消耗品の不足を確認できなかった。また、分析中に新たな検体容器を試料設置ディスクに追加して分析する場合でも、既に分析待ち状態にある(分析は開始されていない)検体と、これから新たに追加する検体の両方について分析を完遂するのに必要な量の消耗品(試薬、洗剤、純水等)の有無と廃液タンクの空き容量が十分か否かについて、追加検体の分析を依頼する前に操作者に提示できる機能が無かった。
このため、頻繁に追加検体の分析が発生する病院や検査センターでは、分析途中に消耗品の残量や廃液タンクの空き容量に不足が生じて分析が失敗し、患者検体や試薬を無駄に浪費してしまう、又は、再分析に時間を要するために医師への分析結果の報告が遅延する等の問題が生じていた。
そこで、本発明は、分析開始前に、分析待ちの検体が消費する消耗品の量、廃液タンクの空き容量、及び、追加で設置できる検体の数を計算して表示する機能を設け、消耗品不足や廃液タンクの空き容量不足による分析失敗を防止できる自動分析装置を提供する。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本明細書は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、(1) 試薬、洗剤及び純水の残量及び廃液タンクの空き容量を検出する消耗品スキャン機能部と、(2) 検体設置ディスク上に設置されている検体容器のIDを読み取ることにより得られる分析項目から消耗品の消費量を算出する検体スキャン機能部と、(3) 消耗品スキャン機能部と検体スキャン機能部によるスキャン結果を表示部に表示する表示制御部と、(4) スキャン結果に基づいて、検体の分析を開始する前に試薬、洗剤及び純水の残量の過不足と廃液タンクの空き容量の過不足を計算する第1の制御部と、(5) 判定結果より、試薬、洗剤及び純水の量及び廃液タンクの空き容量の不足が検出されない場合にのみ、検体の分析の開始を分析部に指示する第2の制御部とを有する自動分析装置である。
本発明によれば、分析待ち検体が消費する消耗品の量、廃液タンクの空き容量、及び、追加で分析を依頼できる検体数が画面表示されるため、消耗品の不足による分析の失敗を防止することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
自動分析装置の全体構成を示す図。 消耗品スキャンの実行を操作者に促すために用いられるユーザインタフェース画面を示す図。 消耗品スキャンの処理動作を説明するフローチャート。 検体スキャンの実行を操作者に促すために用いられるユーザインタフェース画面を示す図。 検体スキャンの処理動作を説明するフローチャート。 検体スキャンの完了後に表示されるユーザインタフェース画面を示す図。 消耗品スキャンから分析準備が整うまでの処理の流れを説明するフローチャート。 分析準備が整った場合に表示されるユーザインタフェース画面を示す図。 分析開始後に新たな検体の分析を追加する場合に表示されるユーザインタフェース画面を示す図。 検体の追加を依頼する場合に表示されるユーザインタフェース画面を示す図。 セット項目リストの特定項目の中から選択的に分析をキャンセルする場合に表示されるユーザインタフェース画面を示す図。 緊急検体の追加分析を依頼する場合に表示されるユーザインタフェース画面を示す図。 分析項目リストの特定項目の中から選択的に分析をキャンセルする場合に表示されるユーザインタフェース画面を示す図。 分析開始後に追加検体の分析を依頼する場合の処理動作を説明するフローチャート。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の態様は、後述する形態例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲において、種々の変形が可能である。また、説明で使用する全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[装置構成]
図1に、生検自動分析装置(以下、「自動分析装置」という)の装置構成を示し、本図を用いて自動分析装による分析動作の概要を説明する。自動分析装置100は、操作部110及び分析部120から構成される。操作部110は、コンピュータ111に接続されたキーボード112、マウス113、表示装置114で構成される。コンピュータ111は、不図示のCPU、RAM、ROM、ハードディスク装置等で構成される。コンピュータ111は、消耗品スキャン機能、検体スキャン機能、ユーザインタフェース画面の提示機能をプログラムの実行を通じて提供する。各機能の詳細については後述する。
因みに、キーボード112及びマウス113はコンピュータ111に対する入力装置であり、表示装置114は各種の情報の表示に使用される出力装置である。この他、コンピュータ111は、データを印刷するための印刷装置115、分析部120と接続するためのインタフェース116、依頼項目測定順序と測定する検体量を記憶するための記憶装置117等の周辺機器と接続される。
分析部120は、インタフェース116を介して操作部110と接続される。分析部120は、反応ディスク121、試薬ディスク122、試料分注プローブ123、攪拌装置124、洗浄装置125、光源126、多波長光度計127、試薬分注プローブ128、試料(検体)設置ディスク129、インタフェース130、制御部であるコンピュータ131、A/D(Analog to Digital)コンバータ132、ディスク識別部133から構成されている。
反応ディスク121の同心円周上には、複数個の反応容器140が設置される。試薬ディスク122の同心円周上には、種々の試薬が入った複数個の試薬ボトル141が設置される。反応ディスク121の周囲には、試料分注プローブ123、攪拌装置124、洗浄装置125、光源126、多波長光度計127が、それぞれ配置される。洗浄装置125は、純水タンク142から供給される純水により反応ディスク121上のセルを洗浄し、洗浄水を廃液タンク143に流す。純水タンク142には残量検出器が備え付けられている。廃液タンク143には空き容量検出器が備え付けられている。なお、試薬ボトル141内の試薬の残量は、試薬分注プローブ128による液面高さ検知により検出される。また、各試料容器144内の試料(検体)の残量は、試料分注プローブ123による液面高さ検知により検出される。
反応ディスク121と試薬ディスク122の間には、試薬分注プローブ128が配置される。試料分注プローブ123の回転円周上であり、かつ、試薬ディスク122の隣には、試料設置ディスク129が設置される。液体試料を収容する試料容器144は、試料設置ディスク129の同心円周上に複数個設置される。分析部120内の各機構の全ての動作は、インタフェース130を介してコンピュータ131により制御される。
操作者は、操作部110の表示装置114に表示されたユーザインタフェース画面を確認しながらキーボード112やマウス113を操作して検体の測定項目を依頼する。コンピュータ111は、入力された測定項目に基づく分析指示を、インタフェース116を介して分析装置120に指示する。
分析部120のコンピュータ131は、受信した分析指示に従い、以下の分析動作の実行を制御する。まず、コンピュータ131は、試料分注プローブ123の動作を制御し、依頼された項目数に応じた分量の試料(検体)を1個の試料容器144から吸引し、1個の反応容器140に分注する。試料(検体)の分注が完了すると、コンピュータ131は、次の試料容器144が試料分注プローブ123の真下に来るように試料設置ディスク129を回転駆動する。
試料(検体)が分注された反応容器140は、反応ディスク121の回転に伴って円周方向に回転移動する。この回転移動の間、試薬分注プローブ128は試薬ボトル141内の試薬を試料の分注された反応容器140に分注し、攪拌装置124は反応容器140内の試料と試薬を攪拌して反応液を生成し、光源126と多波長光度計127は反応液の吸光度を測定し、洗浄装置125は分析の終了した反応容器140を洗浄する。多波長光度計127から出力された吸光度信号は、A/Dコンバータ132及びインタフェース130を経由してコンピュータ131に入力される。
コンピュータ131は、予め分析項目毎に設定された分析法に基づいて吸光度信号を処理する。吸光度信号が例えば標準液試料について得られた信号である場合、コンピュータ131は、設定された濃度データから検量線データを算出する。また、吸光度信号が例えば患者試料又はコントロール試料の場合、コンピュータ131は、検量線データに基づいて濃度データを算出する。
コンピュータ131は、測定結果として算出されたデータに対して試料の種類を記号化した情報を付加した後、インタフェース116を介して操作部110のコンピュータ111に送信する。以上の制御動作又は操作において、依頼項目の測定順序の指定とその閲覧、及び、試料の液量で測定可能な依頼項目の閲覧は、表示装置114とキーボード112又はマウス113の使用を通じて実行される。
[ユーザインタフェース画面及び処理動作]
以下、本形態例に係る自動分析装置100に用意されているユーザインタフェース画面の変遷と各画面表示時に実行される処理動作の内容を説明する。なお、これらの図は、自動分析装置100に既に幾つかの検体が設置され、分析開始後に新たな検体が自動分析装置100に追加される場合を想定する。
(分析状況モニタ画面1)
図2に、コンピュータ111を通じて提供される分析状況モニタ画面の初期画面例を示す。初期画面は、分析動作が開始される前に表示され、初期画面において指定された処理が実行された後でなければ分析動作を開始することはできない。分析状況モニタ画面の画面上部には、操作者に要求する操作の内容を記載した操作ナビゲーション200が表示される。
自動分析装置100を用いた分析を開始する前に、操作者が行うべき作業は、分析に必要となる消耗品の準備である。そこで、操作ナビゲーション200には、「各種消耗品を設置し、消耗品スキャンを実施してください。」なる文面が表示される。図2に示す分析状況モニタには、消耗品スキャンボタン201が表示される。消耗品スキャンボタン201は、消耗品(例えば試薬、洗剤、純水)の残量や廃液タンクの空き容量の検出を分析部120側のコンピュータ131に命じる消耗品スキャン機能の実行ボタンである。
操作者が画面上の消耗品スキャンボタン201をクリック操作すると、コンピュータ111から分析部120(コンピュータ131)に消耗品スキャン信号が送信される。消耗品スキャン信号を受信した分析部120(コンピュータ131)は、試薬ディスク122に設置されている試薬の残量、洗剤の残量、純水の残量、廃液タンクの空き容量を、対応する検出器を通じて検出し、その検出結果を、操作部110(コンピュータ111)を通じて分析状況モニタの画面上に表示する。
図3に、消耗品スキャンの実行手順を示す。
(ステップS111)
消耗品スキャン信号を受信した分析部120のコンピュータ131は、機構系のリセット動作を実行し、各機構系を所定の位置まで移動させる。
(ステップS112)
次に、コンピュータ131は、試薬ディスク122に設置されている試薬ボトル141の数を試薬ポジション数に設定する。
(ステップS113)
続いて、コンピュータ131は、試薬ディスク122を1ポジション分、回転軸の周りに回転する。
(ステップS114)
コンピュータ131は、試薬ポジションIに設置された試薬ボトル141に貼られているバーコードを不図示のバーコードリーダで読み取り、分析項目を特定する。
(ステップS115)
コンピュータ131は、試薬ポジションIに試薬分注プローブ128を下降させ、液面の高さを検出する。なお、コンピュータ131は、ステップS112〜S115の処理を、試薬ポジションの最大値Nまで繰り返し実行する。
(ステップS116)
さらに、コンピュータ131は、セル洗剤、ハイタージェント、純水タンク142、廃液タンク143の液面の高さをそれぞれ検知器により検出する。
(ステップS117)
検出工程が完了すると、コンピュータ131は、機構系の動作不良アラームの有無を確認する。アラームが有る場合には、後述する算出工程を実行することなく、当該スキャン機能を終了する。一方、アラームが無かった場合には、後述する算出工程(S118〜S120)を実行する。
(ステップS118)
まず、コンピュータ131は、試薬ポジション1〜Nについて検出した液面の高さから各試薬の残量を算出し、セット項目/分析項目毎に分析可能検体数に換算する。
(ステップS119)
次に、コンピュータ131は、セル洗剤、ハイタージェント、純水タンク142、廃液タンク143の液面の高さから、それぞれ各溶液の残量及び廃液タンク143の空き容量を算出し、使用可能時間(単位:分)に換算する。
(ステップS120)
最後に、コンピュータ131は、インタフェース116を通じ、損出結果を操作部110のコンピュータ111に送信する。コンピュータ111は、受信した算出結果を記憶装置117に記憶し、分析状況モニタ画面の表示を更新する。
(分析状況モニタ画面2)
図4に、消耗品スキャンの完了後に表示される分析状況モニタの画面例を示す。なお、図4に示す分析状況モニタも、分析動作が開始される前に表示される初期画面の1つである。やはり、図4に示す分析状況モニタにおいて指定された処理が実行された後でなければ分析動作を開始することはできない。
図4に示す分析状況モニタには、検出された試薬の残量から計算される分析可能検体数が、セット項目リスト208におけるセット項目毎の可能数212及び分析項目リスト209における分析項目毎の可能数215としてそれぞれ表示される。同様に、分析状況モニタには、検出された残量及び空き容量から計算されるセル洗剤219、ハイタージェント220、純水221、廃液タンク222の使用可能時間(単位:分)が表示される。操作者は、これらの表示を確認することにより、分析動作を開始させる前に、セット項目毎に検査可能な検体数や消耗品の種類毎に使用可能な時間を確認することができる。これらの情報は、従来装置では確認できない情報である。
なお、分析状況モニタの画面上部に表示される操作ナビゲーション200の文面は、「検体を試料設置ディスクに設置し、検体スキャンを実施してください。」に変わり、消耗品スキャンボタン201の右側に検体スキャンボタン202が表示される。検体スキャンボタン202は、各検体について設定された検査項目(セット項目/分析項目)の読み出しを実行する検体スキャン機能の実行ボタンである。
操作者が分析する検体を試料設置ディスク129に設置し、その後、画面上の検体スキャンボタン202をクリック操作すると、コンピュータ111から分析部120(コンピュータ131)に検体スキャン信号が送信される。検体スキャン信号を受信した分析部120(コンピュータ131)は、試料設置ディスク129に設置されている検体のIDを読み取り、これから分析する検体数と各検体に依頼されている分析項目を確定して分析に必要な消耗品の量を算出し、その検出結果を、操作部110(コンピュータ111)を通じて分析状況モニタの画面上に表示する。
図5に、検体スキャンの実行手順を示す。
(ステップS211)
検体スキャン信号を受信した分析部120のコンピュータ131は、機構系のリセット動作を実行し、各機構系を所定の位置まで移動させる。
(ステップS212)
次に、コンピュータ131は、試料設置ディスク129に設置されている試料容器144の数を試料ポジション数に設定する。
(ステップS213)
続いて、コンピュータ131は、試料設置ディスク129を1ポジション分、回転軸の周りに回転する。
(ステップS214)
コンピュータ131は、試料ポジションIに設置された試料容器144に貼られているバーコードを不図示のバーコードリーダで読み取り、試料(検体)に対して設定されているセット項目/分析項目を特定する。
(ステップS215)
コンピュータ131は、セット項目/分析項目が特定できたか否かを判定する。コンピュータ131は、バーコードを読み取ることに成功し、かつ、セット項目/分析項目を特定できた検体(試料ポジション)についてのみステップS216に進み、特定できなかった検体(試料ポジション)については次の試料ポジションに対する処理に移行する。
(ステップS216)
コンピュータ131は、セット項目/分析項目毎に分析検体数(A)の更新と分析待ち検体数(B)の更新を実行する。なお、コンピュータ131は、ステップS212〜S216の処理を、試料ポジションの最大値Nまで繰り返し実行する。
(ステップS217)
検出工程が完了すると、コンピュータ131は、機構系の動作不良アラームの有無を確認する。アラームが有る場合には、後述する算出工程を実行することなく、当該スキャン機能を終了する。一方、アラームが無かった場合には、後述する算出工程(S218〜S222)を実行する。
(ステップS218)
まず、コンピュータ131は、セット項目/分析項目毎の分析検体数(A)から、分析時間(C)を算出する。
(ステップS219)
次に、コンピュータ131は、消耗品スキャンで得られたセット項目/分析項目毎の分析可能検体数(D)とセル洗剤、ハイタージェント、純水タンク、廃液タンクの使用可能時間(E)を記憶装置より読み出す。
(ステップS220)
次に、コンピュータ131は、分析可能検体数(D)と分析検体数(A)に基づいて測定可能数(F)(=D−A)を算出する。
(ステップS221)
コンピュータ131は、使用可能時間(E)と分析時間(C)に基づいて消耗品使用可能時間(G)を算出する。
(ステップS222)
最後に、コンピュータ131は、算出結果を記憶装置に記憶し、分析状況モニタ画面の表示内容を更新する。
(分析状況モニタ画面3)
図6に、検体スキャンの完了後に表示される分析状況モニタの画面例を示す。図6に示す分析状況モニタには、両スキャン動作の結果が表示される。この画面の分析待ち検体数205にはステップS216で算出された分析待ち検体数(B)が表示され、残時間206にはステップS218で算出された分析時間(C)が表示される。セット項目リスト208の待ち数211と分析項目リスト209の待ち数214には分析検体数(A)が表示される。セット項目リスト208の可能数212と分析項目リスト209の可能数215には、測定可能数(F)が表示される。セル洗剤219、ハイタージェント220、純水221、廃液タンク222の使用可能時間には消耗品使用可能時間(G)が表示される。
なお、検体スキャンの実施により、分析対象とする検体数が確定されたため、可能数212及び215の表示は、消耗品スキャン直後の値から分析対象の検体数を減算した値に変更される。例えば検体スキャンを実施する前の分析状況モニタ(図4)では、セット項目リスト208内の肝機能分析に追加可能な検体数が「30」であったが、検体スキャンにより肝機能の依頼検体数が「20」に確定したため、検体スキャンを実施した後の分析状況モニタ(図6)では、肝機能分析に追加可能な検体数が「10」に減少されている。
図6に示す分析状況モニタでは、LDH分析項目用の試薬で測定可能な検体数が5検体分不足していることが、下向きの黒三角で与えられる表示マーク223により表されている。同様に、検体スキャンした検体のうちLDH項目の分析を含む外来セット項目を5検体測定することができないことが、下向きの黒三角で与えられる表示マーク224で表されている。また、消耗品についても、セル洗剤の量と廃液タンク143の空き容量の不足のために表された時間だけ継続できないことが、表示マーク225及び226の表示により表されている。このため、図6に示す分析状況モニタの操作ナビゲーション200には、「消耗品が不足しています。補充した後、消耗品スキャンを実施してください。」との文面が表示されている。
この文面の操作ナビゲーション200が表示された場合、操作者は不足している消耗品を特定して不足分を補った後、再び消耗品スキャンボタン201を画面上でクリック操作し、消耗品スキャンを実行する。操作者は、消耗品スキャンの実施に続いて検体スキャンを再び実行する。この場合、コンピュータ131は、図5に示す処理動作を再び実行する。
図7に、消耗品スキャンから分析準備が整うまでの処理の流れを示す。
(ステップS311)
操作者は、試薬、洗剤などの消耗品を試薬ディスク122に設置した後、消耗品スキャンを起動する。コンピュータ131は、図3に示す処理手順に従い、消耗品スキャンを実行する。
(ステップS312)
コンピュータ131は、動作不良アラームの発生の有無を判定する。動作不良アラームが発生していない場合、コンピュータ131は、ステップS313に進む。一方、動作不良アラームが発生した場合、コンピュータ131は、操作者によってアラーム要因が解決されるまで、消耗品スキャンを繰り返し実行する。
(ステップS313)
消耗品スキャンが成功した場合、コンピュータ131は、分析状況モニタに検体スキャンボタン202を表示させる。
(ステップS314)
消耗品スキャンが成功すると、操作者は、分析対象とする検体を試料設置ディスク129に設置し、その後、分析状況モニタに表示された検体スキャンボタン202を画面上でクリック操作する。ここで、コンピュータ131は、検体スキャンが既に実行済みか否か判定し、実施済みの場合にはステップS317に進み、未実施の場合にはステップS315に進む。
(ステップS315)
検体スキャンが未実施であった場合、コンピュータ131は、検体スキャンを起動させる。
(ステップS316)
コンピュータ131は、動作不良アラームの有無を判定する。動作不良アラームが発生していない場合、コンピュータ131は、ステップS317に進む。一方、動作不良アラームが発生した場合、コンピュータ131は、操作者によってアラーム要因が解決されるまで、検体スキャンを繰り返し実行する。
(ステップS317)
消耗品スキャンと検体スキャンの両方が成功した場合、コンピュータ131は、不足する消耗品の有無を判定する。不足する消耗品が存在する場合、コンピュータ131は、ステップS311に戻る。この場合、操作者は、分析状況モニタの表示に従い、不足している消耗品を補い、再度消耗品スキャンを起動させる。一方、不足する消耗品が無い場合、コンピュータ131は、ステップS318に進む。
(ステップS318)
全ての準備が整うと、コンピュータ131は、分析状況モニタにスタートボタンを表示する。スタートボタンが表示されると分析準備完了である。
(分析状況モニタ画面4)
図8に、分析準備完了時に表示される分析状況モニタの例を示す。図8に示すように、消耗品の不足が解消された場合、操作ナビゲーション200の文面は、「分析する準備が整いました。分析をスタートしてください。」に変わり、検体スキャンボタン202の右側にスタートボタン203が表示される。
(小括)
このように本形態例に係る自動分析装置では、分析が開始される前に、分析対象である検体の分析を完遂するために必要な消耗品の準備が整うことが分析開始の条件となる。このため、分析中に消耗品が不足して分析が失敗する事態を確実に防止することができる。
(分析状況モニタ画面5)
操作者が、分析状況モニタに表示されたスタートボタン203を画面上でクリック操作すると、検体スキャンで確定した検体の分析が開始される。分析が開始されると、図9に示す分析状況モニタが表示される。分析中には、図9に示すように、追加検体ボタン204、セット項目のキャンセルボタン216、分析項目のキャンセルボタン217が新たに表示される。また、分析の進行に合わせて、分析待ち検体数205、残時間206、待ち数211、待ち数214の表示がリアルタイムに更新される。
分析中に、セット項目リスト210の外来項目227について一般検体の追加分析が必要となった場合、操作者は、分析状況モニタの画面表示から外来項目227について別途分析を依頼可能な検体数が5検体であることを確認する。操作者が追加検体ボタン204を画面上でクリック操作すると、追加検体画面(図10)が表示される。
図10に示すように、一般検体の分析依頼を行う場合、操作者は、検体種類欄1001で一般ボタンを選択し、画面上に表示された操作ナビゲーション200の文面に従い、ポジション欄1003に表示される試料設置ディスク129上の指定ポジション(この例の場合「31」)に一般検体を設置する。その後、操作者が、セット項目欄1004内の外来ボタン1008をクリック操作して選択色に変更すると、分析項目欄1005のうち外来ボタン1008に予め割り当てられている分析項目ボタンの色も連動して選択色に変わる。操作者は、登録ボタン1006をクリック操作して追加検体の分析を依頼する。なお、消耗品が不足しているために依頼できないセット項目及び分析項目は選択不可表示(消耗品不足)1009で示され、操作者は当該分析項目を選択することはできない。
操作者が登録ボタン1006をクリック操作して追加検体の分析依頼が完了すると、追加検体画面が閉じ、図9に示す分析状況モニタ画面が再び表示される。この再表示の際、図9中の外来項目227の可能数は「5」から「4」に減る。また、分析項目リスト209についても、予め外来項目227に割り当てられている各分析項目の追加可能数が連動して減る。追加した一般検体については、検体スキャンにより分析が確定している検体の後に分析する。
(小括)
以上の機能により、本形態例によれば、分析中における追加検体分析において、消耗品が不足しないことを確認してから追加検体の分析を依頼できるため、分析の開始後に、消耗品不足による分析の失敗を防止できる。
(分析状況モニタ画面6)
次に、緊急検体を分析するために検体を追加すると、分析中に消耗品不足が発生する場合に用意されるユーザインタフェース画面について説明する。例えば緊急検体について腎機能の分析を追加する必要が生じた場合について説明する。前述の図9に示す分析状況モニタの場合、セット項目リスト208の腎機能項目228の分析可能数が「0」である。このため、腎機能の分析を伴う検体の追加は本来不能である。
しかし、自動分析装置が使用される現場では、緊急検体の分析を優先させたい場合も考えられる。この場合、操作者は、分析待ち一般検体の腎機能項目228の消耗品消費量を抑制するために、セット項目リスト208の中から腎機能項目228を選択してキャンセルボタン216をクリック操作する。キャンセルボタン216をクリック操作すると、図11に示す一般検体分析キャンセル画面が表示される。
一般検体分析キャンセル画面には、分析待ち一般検体の中から、セット項目リスト208の表示項目のうち腎機能項目1101が選択されている一般検体のみを、分析待ち一般検体リスト1102に表示する。操作者は、分析待ち一般検体リスト1102に表示されている検体を選んで実行ボタン1103をクリック操作し、一般検体の分析をキャンセルすることができる。キャンセル実行後は、分析状況モニタ画面(図9)に戻る。その際、図9に示す分析状況モニタの腎機能項目228の追加可能検体数は「0」から「1」に増える。また、分析項目リスト209についても、腎機能項目228に予め割り当てられている各分析項目の可能数が連動して増加する。
操作者は、分析状況モニタの画面上で、腎機能項目228の追加可能検体数が「0」から「1」に増えたことを確認する。この後、操作者は、追加検体ボタン204をクリック操作して表示される追加検体画面から緊急検体の分析依頼を行う。
再び図9に示す分析状況モニタの画面上で追加検体ボタン204がクリック操作されると、図12に示す追加検体画面が表示される。操作者は、追加検体画面では、検体種類欄1201で緊急検体を選択し、画面上に表示される操作ナビゲーション200の文面に従い、ポジション欄1203に表示される試料設置ディスク129上の指定ポジション(この例の場合「71」)に緊急検体を設置する。その後、操作者は、セット項目欄1204内の腎機能ボタン1208をクリック操作して選択すると、分析項目欄1205のうち腎機能ボタン1208に予め割り当てられている各分析項目ボタンも連動して選択色に変わる。操作者は、登録ボタン1206をクリック操作して緊急検体の分析を依頼する。
緊急検体の分析依頼が完了すると、分析状況モニタの表示内容は、図9に示す分析状況モニタに戻る。その際、図9中の腎機能項目228の追加可能検体数は「1」から「0」に減る。また、分析項目リスト209についても、腎機能項目228に予め割り当てられている各分析項目の可能数が連動して減る。なお、緊急検体については、分析待ち一般検体よりも先に分析する。
次に、分析項目単位で一般検体の分析をキャンセルし、その後、その項目について緊急検体の追加分析を依頼する例について説明する。ここでは、分析中に緊急検体の追加分析として、UN項目229のみの分析が必要となった場合を考える。図9に示す分析状況モニタの場合、分析項目リスト213のUN項目229の分析可能数が「0」である。このため、UN項目229の分析を伴う検体の追加は本来不能である。
しかし、緊急検体の分析を優先させたい場合もある。この場合、操作者は、分析待ち一般検体のUN項目229の消耗品消費量を抑制するために、分析項目リスト213の中からUN項目229を選択してキャンセル217ボタンを押す。キャンセルボタン217を画面上でクリック操作すると、図13に示す一般検体分析キャンセル画面が表示される。一般検体分析キャンセル画面には、分析待ち一般検体の中から、分析項目リスト209の表示項目のうちUN項目1301が選択されている一般検体のみを、分析待ち一般検体リスト1302に表示する。
操作者は、分析待ち一般検体リスト1302に表示されている検体の中から検体を選んで実行ボタン1303を画面上でクリック操作し、一般検体の分析をキャンセルする。キャンセルの実行後は、分析状況モニタ画面(図9)に戻る。その際、図9に示す分析状況モニタのUN項目229の追加可能検体数は「0」から「1」に増える。
操作者は、分析状況モニタの画面上で、UN項目229の追加可能検体数が「0」から「1」に増えたことを確認する。この後、操作者は、追加検体ボタン204を画面上でクリック操作して表示される追加検体画面からUN項目229について緊急検体の分析依頼を行う。
図14に、分析動作の開始後に、追加検体の分析を依頼する場合に実行される処理手順を示す。
(ステップS411)
操作者は、分析状況モニタ画面を参照し、追加する検体に依頼するセット項目/分析項目の可能数を確認する。
(ステップS412)
操作者は、新たに依頼するセット項目/分析項目の中に、可能数がゼロであるセット項目/分析項目が含まれているか否か判断する。
(ステップS413)
可能数がゼロであるセット項目/分析項目が含まれる場合、該当する項目を選んでキャンセルボタンをクリック操作する。
(ステップS414)
キャンセルボタンのクリック操作を検出したコンピュータ111は、表示装置114の画面上に、一般検体キャンセル画面を表示する。操作者は、一般検体キャンセル画面上でキャンセルする検体を選択し、実行ボタンをクリック操作する。以上までが操作者による操作である。
(ステップS415)
コンピュータ111は、操作者により指定された一般検体の分析予約をキャンセルし、セット項目/分析項目の可能数を「1」増やす。この後、操作段階はステップS411に戻る。操作者は、分析状況モニタ画面を参照し、追加する検体について依頼するセット項目/分析項目の可能数がすべてゼロ以外となるまで、上述の操作を繰り返す。
(ステップS416)
追加する検体について依頼する全ての項目について可能数がゼロ以外になると、操作者は、検体追加ボタン204をクリック操作する。検体追加ボタン204のクリック操作により追加検体画面が表示されると、操作者は、操作ナビゲーション200の文面に従い、追加検体を試料設置ディスク129に設置する。
(ステップS417)
この後、操作者は、検体種類、及び、セット項目/分析項目を選択して登録ボタンをクリック操作し、追加検体の分析を依頼する。
(ステップS418)
登録ボタンがクリック操作されると、コンピュータ111は追加検体画面を閉じ、分析状況モニタ画面に戻る。分析状況モニタ画面に戻ると、コンピュータ111は、セット項目/分析項目の可能数を「1」減らす。
(ステップS419)
この後、コンピュータ111は、追加検体の種類を判定する。追加検体の種類が一般検体の場合、コンピュータ111はステップS420に進み、追加検体の種類が緊急検体の場合、コンピュータ111はステップS421に進む。
(ステップS420)
コンピュータ111は、分析待ち一般検体の「次」の位置に、追加検体を分析予約する。
(ステップS421)
コンピュータ111は、分析待ち一般検体の「前」の位置に、追加検体を分析予約する。
(小括)
以上の機能により、消耗品が不足する場合でも、分析待ち一般検体の分析を選択的にキャンセルして消耗品の消費量を抑制し、消耗品不足による分析の失敗を防止しながら緊急検体を優先的に分析することが可能となる。
(まとめ)
以上のように、本形態例に係る自動分析装置では、分析が依頼された検体について設定されている分析項目に対して消耗品の残量及び廃液タンク143の空き容量が足りることが確認された後でしか分析動作を開始することできないので、分析動作の開始後に消耗品不足により分析が失敗するのを防止できる。
また、本形態例に係る自動分析装置では、分析中も、分析待ち検体が消費する消耗品の量と消耗品の残量とに基づいて追加設置できる検体数を分析項目毎に逐次計算し、分析の進行に合わせて分析可能な検体数をリアルタイムに更新する機能を有している。このため、操作者は、追加検体の分析を依頼する前に、その分析が可能か否かを確認することができる。これにより、追加検体の分析依頼により、消耗品が不足して分析が失敗するのを防止できる。
また、本形態例に係る自動分析装置では、急患などの緊急を要する追加検体の分析に対応するために、分析待ち検体の分析を選択的にキャンセルして消耗品の消費量を抑える機能を有している。このため、緊急検体の分析を優先的に行うことができる。
[他の形態例]
本発明は、上述した形態例の構成に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば上述した形態例は、本発明を分かりやすく説明するために、一部の機能について詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての機能を備える必要は無い。また、前述した形態例の一部を他の機能に置き換えることが可能であり、前述した形態例の機能に他の機能を加えることも可能である。また、前述の形態例の一部機能を削除することも可能である。
また、前述した自動分析装置の構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路その他のハードウェアとして実現しても良い。また、上記の各構成、機能等は、それぞれの機能を実現するプログラムをプロセッサが解釈して実行することにより実現しても良い。すなわち、各構成等をソフトウェアにより実現しても良い。この場合、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、ICカード、SDカード、DVD等の記憶媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示すものであり、製品上必要な全ての制御線や情報線を表すものでない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
100…自動分析装置
110…操作部
120…分析部
200…操作ナビゲーション
201…消耗品スキャンボタン
602…検体スキャンボタン
203…スタートボタン
204…追加検体ボタン
205…分析待ち検体数
206…残時間
207…追加可能検体数
208…セット項目リスト
209…分析項目リスト
210…セット項目
211…待ち数
212…可能数
213…分析項目
214…待ち数
215…可能数
216…キャンセルボタン(セット項目キャンセル用)
217…キャンセルボタン(分析項目キャンセル用)
218…消耗品使用可能時間
219…セル洗剤の使用可能時間
220…ハイタージェントの使用可能時間
221…純水の使用可能時間
222…廃液タンクが満杯になるまでの時間
227…外来の分析待ち数と分析可能数
228…腎機能の分析待ち数と分析可能数
229…UN項目の分析待ち数と分析可能数
1001…検体種類欄
1003…追加検体を設置するポジション番号
1004…セット項目を依頼するためのボタン
1005…分析項目を選択するためのボタン
1006…登録ボタン
1007…閉じるボタン
1008…外来の選択例
1009…選択不可状態の説明
1101…キャンセルするセット項目
1102…分析待ち一般検体リスト
1103…実行ボタン
1104…閉じるボタン

Claims (8)

  1. 検体を分析する分析部であり、複数の試薬及び洗剤を設置する試薬ディスクと、複数の検体容器を設置する検体設置ディスクと、反応容器を設置する反応ディスクと、分析に必要となる純水を供給する純水タンクと、廃液を溜める廃液タンクとを含む分析部と、
    分析に関する情報及び分析結果を表示する表示部と、
    前記試薬、前記洗剤及び前記純水の残量及び前記廃液タンクの空き容量を検出する消耗品スキャン機能部と、
    前記検体設置ディスク上に設置されている前記検体容器のIDを読み取ることにより得られる分析項目に基づいて、当該分析項目の実行により消費される前記試薬、前記洗剤及び前記純水の量及び前記廃液タンクの量を算出する検体スキャン機能部と、
    前記消耗品スキャン機能部及び前記検体スキャン機能部によるスキャン結果を前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記スキャン結果に基づいて、前記検体の分析を開始する前に前記試薬、前記洗剤及び前記純水の残量の過不足と廃液タンクの空き容量の過不足を判定する第1の制御部と、
    前記判定の結果より、前記試薬、前記洗剤及び前記純水の量及び前記廃液タンクの空き容量の不足が検出されない場合にのみ、前記検体の分析の開始を前記分析部に指示する第2の制御部と
    を有し、
    前記表示制御部は、前記スキャン結果として、項目別の分析待ちの検体の数と項目別の追加受け付け可能な検体の数を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記第2の制御部は、前記判定の結果より、前記試薬、前記洗剤及び前記純水の量及び前記廃液タンクの空き容量の不足が検出されない場合にのみ、前記検体の分析開始を受け付けるスタートボタンを前記表示部に表示し、前記スタートボタンが操作されたとき、前記検体の分析開始を前記分析部に指示する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項に記載の自動分析装置において、
    前記表示制御部は、項目別に表示された前記分析待ちの検体の数と前記追加受け付け可能な検体の数を、分析動作の進行に伴ってリアルタイムで更新する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記表示制御部は、前記スキャン結果として、前記試薬、前記洗剤、前記純水及び前記廃液タンクのそれぞれについて使用可能時間を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項に記載の自動分析装置において、
    前記表示制御部は、前記使用可能時間を、分析動作の進行に伴ってリアルタイムで更新する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記表示制御部は、分析動作の開始後に、検体の追加設定を受け付ける画面を表示させるためのボタンを前記表示部に表示する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項に記載の自動分析装置において、
    前記表示制御部は、追加設定された検体について依頼のあった項目、依頼のない項目、前記残量及び/又は前記空き容量の不足により選択できない項目を区別可能に表示する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項に記載の自動分析装置において、
    前記表示制御部は、選択的に指定された項目に対する分析の予約をキャンセルするためのボタンを前記表示部に表示する
    ことを特徴とする自動分析装置。
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