JP6259416B2 - 包装袋の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、包装袋の製造方法に関する。
従来、開封後も密封して使用できるように、開口予定箇所にファスナーを設けた包装袋が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−244112号公報
しかし、特許文献1記載の包装袋は、製造工程に於て、一枚のシート材を複数箇所で折り畳んで断面M字状に形成した後、折畳んだシート材の内側にファスナーを挿入して、ファスナーと4枚のシート材とを同じ位置で一体に溶着しなければならず、ファスナーを精度よく高品質に取着するのが至難であった。また、ファスナーにスライダーを取付ける場合には、シート材の周縁部の一部を切り取る必要があり、切断面に凹凸が生じ非直線状になることが多く、開封後にファスナーで密閉して使用するとしても、体裁が悪いという欠点があった。また、周縁部の切れ端が捨て材となり、無駄なゴミが発生していた。
そこで、本発明は、開口予定箇所のシート材にファスナーを容易かつ美しく高品質に取着できる包装袋の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る包装袋の製造方法は、文字と図形と記号と模様と色彩の内の少なくとも1つが一面に予め印刷されたシート材を連続的に繰出し、該シート材の一面にチャックテープ雄部とチャックテープ雌部を長手方向に沿って平行状に並べて融着し、次に、上記チャックテープ雄部と上記チャックテープ雌部間に於ける幅方向中心線上に、上記シート材に凹溝状の破断予定線部を形成し、次に、上記シート材を、上記一面が外側を向くように、上記破断予定線部に沿って折り曲げて折り返し部を形成し、次に、上記シート材の上記折り返し部の上記一面側から、反折用ガイドローラを当てると共に、該ガイドローラが差込まれるように配設した一対の反折ガイド部材を上記シート材の他面側から当て、上記シート材を2箇所の山折線部と1箇所の谷折線部に沿って折畳み、第1シート部・第2シート部・第3シート部・第4シート部を順次有する断面M字状の折畳部を形成し、上記折畳部にて、上記チャックテープ雄部と上記チャックテープ雌部が嵌合可能に対向して上記第2シート部と上記第3シート部を相互に密封可能なファスナーを形成し、かつ、上記ファスナーより袋内方寄りに上記破断予定線部を配設する方法である。
また、上記折畳部を形成した後、上記シート材を間欠的に送りつつ、上記第1シート部と上記第2シート部とを相互に、かつ、上記第3シート部と上記第4シート部とを相互に、上記谷折線部の近傍にて溶着して長手方向に沿って帯状の第1溶着部・第2溶着部を形成する方法である。
また、上記シート材の一面に上記印刷をする工程で、上記折畳部の上記谷折線部を形成すると見込まれる帯状領域に、上記破断予定線部を破ることを指示するための表示部を設ける方法である。
本発明の包装袋の製造方法によれば、シート材を折畳む前の状態で、シート材の一面に、チャックテープ雄部とチャックテープ雌部を、容易に、かつ、美しく高品質に取着することができる。折畳む前の状態のシート材を連続して送りながら、シート材の一面にチャックテープ雄部とチャックテープ雌部だけを能率よく融着でき、次に、シート材に破断予定線部を美しく高精度に形成でき、製造上の作業能率を向上できる。シート材に原反の状態で既に連続して印刷できる。無駄な捨て材を発生させることなく、容易にスライダーを取付けることができ、開封後も体裁良く使用できる。
本発明の実施の一形態を説明する図であり、(A)は第1次工程及び第2次工程を示す斜視図であり、(B)はチャックテープ雄部とチャックテープ雌部の拡大斜視図であり、(C)はシート材の拡大断面図である。 第2次工程の拡大断面図である。 第3次工程を示す斜視図である。 第3次工程前のシート材の状態を示す拡大断面図である。 第3次工程後のシート材の状態を示す拡大断面図である。 第4次工程を示す斜視図である。 第4次工程の拡大断面図である。 第4次工程後のシート材の状態を示す拡大断面図である。 第5次工程を示す斜視図である。 第5次工程の要部断面図である。 第6次工程を示す斜視図である。 第7次工程を示す斜視図である。 本発明により製造される包装袋の正面図である。 包装袋の断面側面図である。 表示部を説明する使用状態の平面図である。 要部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明により製造される他の包装袋の正面図である。 他の包装袋の要部断面図である。 開封する前の使用状態を示す要部断面図である。 開封した後の使用状態を示す要部断面図である。 本発明の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1(A)に示すように、本発明の包装袋の製造方法は、第1次工程に於て、シート材1を連続的に繰出し、シート材1の一面1aにチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を長手方向に沿って平行状に並べて融着する。
チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3は、合成樹脂から成り、凸部2Aを有するチャックテープ雄部2と、凸部2Aが嵌合可能な凹部3Aを有するチャックテープ雌部3(図1(B)参照)とを、連続して送りながら、シート材1(の一面1a)とドラム4の間に挿入する。ドラム4には、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3に少なくとも対応して複数の凹周溝4Aが設けられ、この凹周溝4Aにチャックテープ雄部2・チャックテープ雌部3を嵌め込んで、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3に熱を加えて、シート材1の一面1aに融着する。なお、「融着」とは、接着剤を用いることなく、シート材1樹脂とチャックテープ雄部2・チャックテープ雌部3を相互に接合する加工であり、「溶着」あるいは「熱溶着」と言い換えることもできる。
第1次工程の前工程(第0次工程)に於て、シート材1の一面1aには、文字、図形、記号、模様、色彩の少なくとも1つが予め印刷されている。
図1(C)に示すように、シート材1は、三層構造であって、ポリアミド系合成樹脂又はPET樹脂から成る中間層24と、中間層24の表裏に被覆形成されるPP(CPP)又はPEから成る保護層25,25とを、有している。中間層24と、一面1a側の保護層25との間に、文字、図形、記号、模様、色彩等を示すインク26が介在する。保護層25に着色して、模様や色彩を表現しても良い。また、図示省略するが、シート材1は、中間層24の一面1a側にのみ保護層25を有する二層構造であって良く、他面1b側の保護層25を省略しても良い。
なお、図2,図4,図5,図7,図8,図10,図14,図19,図20,図21では、シート材1の断面構造を簡略化して図示している。
図1と図2に示すように、第2次工程では、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3間に於ける幅方向中心線上に、シート材1の一面1a側から、加熱した刃9によって、凹溝状の破断予定線部5を形成する。
破断予定線部5は、非貫通状のV字溝をもって形成されている。V字溝の深さ寸法が、シート材1の厚さ寸法の60%〜30%に設定されるのが好ましい。破断予定線部5は、シート材1の他の箇所よりも破れ易くなっている。破断予定線部5をミシン目としても良い。なお、破断予定線部5をシート材1の一面1aに形成する工程を第1次工程とし、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3をシート材1の一面1aに融着する工程を第2次工程として、順番を入れ替えても良い。また、図示省略するが、シート材1の他面1b側から破断予定線部5を形成しても良い。
次に、図3に示すように、第3次工程に於て、シート材1を、一面1aが外側を向くように、破断予定線部5に沿って折り曲げて、折り返し部17を形成する。
図3では、シート材1を連続して送りつつ三角ガイド板15に摺接させ、図4から図5に示すように、シート材1を1箇所の折り返し部17で折り返して2つ折りにする。この際、折り返し部17の外側に破断予定線部5が配設され、かつ、チャックテープ雄部2の凸部2Aとチャックテープ雌部3の凹部3Aが相互に反対方向を向いて配設される。
次に、図6と図7に示すように、第4次工程で、シート材1の折り返し部17の一面1a側から、反折用ガイドローラ6を当てると共に、ガイドローラ6が差込まれるように配設した一対の反折ガイド部材7,7をシート材1の他面1b側から当て、シート材1を2箇所の山折線部18,18と1箇所の谷折線部19に沿って折畳み、断面M字状の折畳部10を形成する。
第4次工程後のシート材1は、図8に示すように、第1シート部11・第2シート部12・第3シート部13・第4シート部14を順次積層した状態となる。折畳部10の山折線部18,18から谷折線部19までの深さ寸法Lは、ガイドローラ6と反折ガイド部材7,7の差込み深さを調節する調節手段20,20(図6参照)によって自由に設定変更することができる。
図8に於て、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3が嵌合可能に対向して、第2シート部12と第3シート部13を相互に密封可能なファスナー8を形成する。なおかつ、ファスナー8より袋内方寄りに、(谷折線部19に沿って)破断予定線部5を配設する。
なお、シート材1に折畳部10を形成した後、送り速度調整装置(図示省略)によって、シート材1を連続送りから間欠送りに変換する。
次に、図9と図10に示すように、第5次工程に於て、シート材1を間欠的に送りつつ、第1シート部11と第2シート部12とを相互に溶着し、かつ、第3シート部13と第4シート部14とを相互に溶着する。
図10では、折畳部10の第2シート部12・第3シート部13間に間隔保持部材23を挿入すると共に、折畳部10の上下から熱溶着部材27,27を圧接して、熱と押圧力を付与することにより、第1シート部11と第2シート部12とを相互に、かつ、第3シート部13と第4シート部14とを相互に溶着する。第1シート部11と第2シート部12との接合箇所を第1溶着部21とし、第3シート部13と第4シート部14との接合箇所を第2溶着部22とする。第1溶着部21・第2溶着部22は、シート材1の長手方向に沿って連続して帯状に形成する。第1溶着部21・第2溶着部22の下端縁と谷折線部19との距離が、第1溶着部21・第2溶着部22の帯幅より短くなるように、第1溶着部21・第2溶着部22を谷折線部19の近傍に形成する。
次に、図11に示すように、第6次工程で、シート材1の幅方向全長にわたって幅方向溶着部28を、所定等ピッチで次々と形成し、切断手段29によって、幅方向溶着部28の中央位置でシート材1を切断する。
そして、図12に示す第7次工程に於て、折畳部10に、ファスナー8を開閉するためのスライダー30を取付ける。スライダー30は、2つのプラスチック製部品31,32から成り、一方の部品31がファスナー8を開くための役割であり、他方の部品32がファスナー8を閉じるための役割である。スライダー30は、2つの部品31,32を組み合わせた構造としたことで、折畳部10に容易に取り付けられる。
図1〜図12に示す製造方法により製造される包装袋Zは、図13と図14に示すように、シート材1が、2箇所の山折線部18,18及び1箇所の谷折線部19で折り曲げられ、縦断面M字状を成す折畳部10を備え、折畳部10の反対側の端部には、被包装物を入れるための開口部33を有している。チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3(ファスナー8)が山折線部18,18の近傍にて第2シート部12と第3シート部13の内面に溶着され、第1シート部11と第2シート部12が、チャックテープ雄部2とは異なる位置にて、谷折線部19の近傍で溶着されて第1溶着部21が形成され、かつ、第3シート部13と第4シート部14が、チャックテープ雌部3とは異なる位置にて、谷折線部19の近傍で溶着されて第2溶着部22が形成されている。第1溶着部21・第2溶着部22は、包装袋Zの左右方向(幅方向)全長にわたって細長い帯状に形成されている。包装袋Zの左右両端縁部34,34は、全長にわたって溶着され、その一端部34a,34aをもってスライダー30の離脱を防止するストッパーを形成している。
図15に示すように、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3の嵌合を解除して、ファスナー8を開き、さらに、開封する際には、2箇所の山折線部18,18付近を指で掴んで引っ張って、破断予定線部5を破り、第2シート部12と第3シート部13を切り離して開封する。
シート材1の一面1aに印刷をする工程で、折畳部10の谷折線部19を形成すると見込まれる帯状領域に、破断予定線部5を破ることを指示するための表示部16を設ける。
表示部16は、具体的には、破断予定線部5を示す矢印と、「ここを破って下さい」という文字と、から成る。なお、表示部16は、図例に限定されることはなく、文字や記号を変更し、その他の文字、図形、記号、模様、色彩を追加するも自由である。なお、本発明に於て、谷折線部19を形成すると見込まれる帯状領域とは、図2に於て、シート材1の一面1aのチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3の間の帯状領域の全部又は一部であり、さらに言い換えると、折畳部10の第2シート部12と第3シート部13の内面の全部又は一部である(図14参照)。
図16に示すように、シート材1は、(原反の状態で)その一面1aにのみ、文字や記号等の印刷が予め施されており、シート材1を折り畳むことで、折畳部10の内側(第2シート部12と第3シート部13の内面)に印刷面を形成できる。即ち、シート材1への両面印刷は必要なく、一面1aにだけ容易に、かつ、低コストで印刷をすることができ、さらに、折畳部10の内側に表示部16を設けることも簡単である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
図17に示すように、シート材1に折畳部10を形成した後、シート材1を間欠的に送りつつ、折畳部10の上下から横断面門形の熱溶着部材35,35によって熱と押圧力を付与することで、第1シート部11と第2シート部12とを相互に溶着し、かつ、第3シート部13と第4シート部14とを相互に溶着する。図17では、第1シート部11と第2シート部12が、谷折線部19の近傍の溶着部36と山折線部18の近傍の溶着部37の2箇所で相互に溶着され、かつ、第3シート部13と第4シート部14が、谷折線部19の近傍の溶着部36と山折線部18の近傍の溶着部37の2箇所で相互に溶着されている。チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3は、山折線部18近傍の溶着部37の下端縁より僅かに袋内方よりに配設されている。
次に、シート材1の幅方向全長にわたって幅方向溶着部38を、所定等ピッチで次々と形成すると共に、穿孔手段39によって、山折線部18近傍の溶着部37に貫通孔40を形成する。そして、切断手段29によって、幅方向溶着部38の中央位置でシート材1を切断する。
図17の製造方法により製造される包装袋Zは、図18に示すように、折畳部10に、吊下用の貫通孔40が設けられている。貫通孔40は、第1シート部11・第2シート部12・第3シート部13・第4シート部14を貫通する丸い孔であって、ファスナー8より上部の位置(山折線部18寄りの位置)に配設されている。折畳部10が、4つのシート部11,12,13,14の重ね合わせにより十分な強度を確保しており、貫通孔40にフックを挿入して吊下げても、折畳部10が型崩れすることなく荷重を支持できる利点があり、吊下ディスプレイに好適である。また、開封した後でも、貫通孔40にフックを挿入して吊下げることが可能である。特に、食料品や薬品を収容している場合に衛生的に保管し易い。
上述した本発明の包装袋Zの使用方法(作用)について説明する。
図19のように、包装袋Zに、開口部33から被包装物Xを差し入れて収容し、開口部33を溶着して閉鎖する。包装袋Zの内部は、密封状態となり、収容した被包装物Xを湿気から守り、若しくは、乾燥を防止し、衛生的に保護する。
図20に示すように、2箇所の山折線部18,18付近を指で掴んで引っ張って、ファスナー8を開き、折畳部10を大きく拡開する。第1シート部11と第2シート部12が2枚重ねて溶着され、かつ、第3シート部13と第4シート部14が2枚重ねて溶着されている為、2箇所の山折線部18,18を成す周端縁部が十分な強度を確保し、ファスナー8を容易に開くことができる。
次に、図21に示すように、さらに折畳部10を拡開する方向に引張力を付与すると、破断予定線部5が破れて、谷折線部19に沿って第2シート部12と第3シート部13が切り離される。このようにして、開封状態となり、被包装物Xの取り出しが可能となる。第1シート部11と第2シート部12が谷折線部19近傍にて相互に溶着され、かつ、第3シート部13と第4シート部14が谷折線部19近傍にて相互に溶着されている為、被包装物Xの取り出しの際、第1シート部11と第2シート部12の間や、第3シート部13と第4シート部14の間に、被包装物Xが浸入するのを防止でき、また、被包装物Xが第2シート部12と第3シート部13に引っ掛かって取り出し辛くなることもない。一旦、開封状態とした後は、気密性は開封前ほど高くはないが、ファスナー8を閉じて準密封状態とすることができる。
図22と図23に示すように、1枚のシート材1から包装袋を2丁取りすることも可能である。
図22に於て、一面1aに文字や記号等が予め印刷されたシート材1を連続的に繰出し、シート材1の一面1aに、2本1組のチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を、幅方向に所定の間隔を開けて2組融着する。ドラム4には、2組のチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3の取着位置に対応して複数の凹周溝4Aが設けられ、凹周溝4Aにチャックテープ雄部2・チャックテープ雌部3を挿入し、シート材1の一面1aに融着する。
次に、2組のチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3の幅方向中心線上の各々に、シート材1の一面1a側又は他面1b側から、加熱した刃9によって、凹溝状の破断予定線部5を形成する。即ち、シート材1には、2本の破断予定線部5,5が形成される。
図23では、シート材1を、一面1aが外側を向くように、2本の破断予定線部5,5に沿って折り曲げて、幅方向両端部に折り返し部17,17を形成し、次に、折り返し部17の各々に、一面1a側から反折用ガイドローラ6を当て、かつ、ガイドローラ6が差込まれるように配設した一対の反折ガイド部材7,7をシート材1の他面1b側から当て、シート材1の幅方向両端部を各々に2箇所の山折線部18,18と1箇所の谷折線部19に沿って折畳み、断面M字状の折畳部10,10を、シート材1の2箇所に形成する。そして、シート材1を幅方向中心線に沿って、切断刃41によって切り離す。このようにして、製造能率を2倍に向上することができる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、スライダー30は、上述の構成に限定されるものではなく、変更が可能である。
以上のように、本発明に係る包装袋の製造方法は、文字と図形と記号と模様と色彩の内の少なくとも1つが一面1aに予め印刷されたシート材1を連続的に繰出し、シート材1の一面1aにチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を長手方向に沿って平行状に並べて融着し、次に、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3間に於ける幅方向中心線上に、シート材1に凹溝状の破断予定線部5を形成し、次に、シート材1を、一面1aが外側を向くように、破断予定線部5に沿って折り曲げて折り返し部17を形成し、次に、シート材1の折り返し部17の一面1a側から、反折用ガイドローラ6を当てると共に、ガイドローラ6が差込まれるように配設した一対の反折ガイド部材7,7をシート材1の他面1b側から当て、シート材1を2箇所の山折線部18,18と1箇所の谷折線部19に沿って折畳み、第1シート部11・第2シート部12・第3シート部13・第4シート部14を順次有する断面M字状の折畳部10を形成し、折畳部10にて、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3が嵌合可能に対向して第2シート部12と第3シート部13を相互に密封可能なファスナー8を形成し、かつ、ファスナー8より袋内方寄りに破断予定線部5を配設するので、シート材1を折畳む前の状態で、シート材1の一面1aに、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を、容易に、かつ、美しく高品質に取着することができる。折畳む前の状態のシート材1を連続して送りながら、シート材1の一面1aにチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を能率よく融着でき、次に、シート材1に破断予定線部5を美しく高精度に形成でき、製造上の作業能率を向上できる。シート材1に原反の状態で既に連続して印刷できる。無駄な捨て材を発生させることなく、容易にスライダー30を取付けることができ、開封後も体裁良く使用できる。同一厚さ寸法の第1シート部11・第2シート部12・第3シート部13・第4シート部14によって、縦断面M字状を成す折畳部10が、その強度と適度の剛性を確保しつつ薄く形成できる。
また、折畳部10を形成した後、シート材1を間欠的に送りつつ、第1シート部11と第2シート部12とを相互に、かつ、第3シート部13と第4シート部14とを相互に、谷折線部19の近傍にて溶着して長手方向に沿って帯状の第1溶着部21・第2溶着部22を形成するので、折畳部10の谷折線部19近傍にて厚み寸法を増大させることなく第1溶着部21・第2溶着部22を形成でき、被包装物Xの取り出しの際、第1シート部11と第2シート部12の間や、第3シート部13と第4シート部14の間に、被包装物Xが浸入するのを防止できる。被包装物Xが、切り離された第2シート部12と第3シート部13に引っ掛からず、容易に取り出すことができる。チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3をシート材1の一面1aに融着する工程と、折畳部10に第1溶着部21・第2溶着部22を形成する工程とを、別々に行うことができ、折畳部10の第2シート部12と第3シート部13にのみ、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3(ファスナー8)を美しく高品質に取着することができる。しかも、第1溶着部21・第2溶着部22では、第1シート部11と第2シート部12を相互に、かつ、第3シート部13と第4シート部14を相互に、確実に接合できる。ファスナー8の位置と、第1溶着部21・第2溶着部22の位置が相違することにより、製造上の作業能率を向上する点で大きな利点があり、しかも、シート材1の厚さ寸法、及び、サイズの寸法変更が容易となり、多種多様な種類とサイズに柔軟に対応できる。
また、シート材1の一面1aに印刷をする工程で、折畳部10の谷折線部19を形成すると見込まれる帯状領域に、破断予定線部5を破ることを指示するための表示部16を設けるので、開封の際、破断予定線部5を確実に破って、第2シート部12と第3シート部13を切り離して開封できる。シート材1の一面1aにだけ容易に、かつ、低コストで印刷をすることができ、折畳部10の内側の第2シート部12と第3シート部13の内面に表示部16を容易に形成できる。
1 シート材
1a 一面
1b 他面
2 チャックテープ雄部
3 チャックテープ雌部
5 破断予定線部
6 ガイドローラ
7 反折ガイド部材
8 ファスナー
10 折畳部
11 第1シート部
12 第2シート部
13 第3シート部
14 第4シート部
16 表示部
17 折り返し部
18 山折線部
19 谷折線部
21 第1溶着部
22 第2溶着部

Claims (3)

  1. 文字と図形と記号と模様と色彩の内の少なくとも1つが一面(1a)に予め印刷されたシート材(1)を連続的に繰出し、該シート材(1)の一面(1a)にチャックテープ雄部(2)とチャックテープ雌部(3)を長手方向に沿って平行状に並べて融着し、
    次に、上記チャックテープ雄部(2)と上記チャックテープ雌部(3)間に於ける幅方向中心線上に、上記シート材(1)に凹溝状の破断予定線部(5)を形成し、
    次に、上記シート材(1)を、上記一面(1a)が外側を向くように、上記破断予定線部(5)に沿って折り曲げて折り返し部(17)を形成し、
    次に、上記シート材(1)の上記折り返し部(17)の上記一面(1a)側から、反折用ガイドローラ(6)を当てると共に、該ガイドローラ(6)が差込まれるように配設した一対の反折ガイド部材(7)(7)を上記シート材(1)の他面(1b)側から当て、上記シート材(1)を2箇所の山折線部(18)(18)と1箇所の谷折線部(19)に沿って折畳み、第1シート部(11)・第2シート部(12)・第3シート部(13)・第4シート部(14)を順次有する断面M字状の折畳部(10)を形成し、
    上記折畳部(10)にて、上記チャックテープ雄部(2)と上記チャックテープ雌部(3)が嵌合可能に対向して上記第2シート部(12)と上記第3シート部(13)を相互に密封可能なファスナー(8)を形成し、かつ、上記ファスナー(8)より袋内方寄りに上記破断予定線部(5)を配設することを特徴とする包装袋の製造方法。
  2. 上記折畳部(10)を形成した後、上記シート材(1)を間欠的に送りつつ、上記第1シート部(11)と上記第2シート部(12)とを相互に、かつ、上記第3シート部(13)と上記第4シート部(14)とを相互に、上記谷折線部(19)の近傍にて溶着して長手方向に沿って帯状の第1溶着部(21)・第2溶着部(22)を形成する請求項1記載の包装袋の製造方法。
  3. 上記シート材(1)の一面(1a)に上記印刷をする工程で、上記折畳部(10)の上記谷折線部(19)を形成すると見込まれる帯状領域に、上記破断予定線部(5)を破ることを指示するための表示部(16)を設ける請求項1又は2記載の包装袋の製造方法。
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