JP6258881B2 - 小型油圧ショベル - Google Patents

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Description

走行体を走行させる操作レバーの回動を阻止する走行ロック装置を備えたミニショベル等の小型油圧ショベルに関する。
この種の従来技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された従来技術は、油圧ショベル等の建設機械であり、走行体と、この走行体上に配置される旋回体と、この旋回体上に形成される床上に設置した運転席と、この運転席の前方に前後方向の回動可能に設けられ、走行体を走行させる第1操作レバー及び第2操作レバーと、旋回体に
設けられ、第1操作レバー及び第2操作レバーの回動を阻止する走行ロック装置とを備えている。
非走行時には、走行ロック装置を作動させることにより、第1操作レバー及び第2操作レバーをロック状態に保持し、走行の停止状態を保つことができる。
前述した走行ロック装置は、旋回体に、すなわち前述した運転席が配置される床の下に、水平方向に沿って摺動可能に配置され、第1操作レバー及び第2操作レバーの回動を阻止する狭幅寸法の溝部と、第1操作レバー及び第2操作レバーの回動を許容する広幅寸法の溝部とを有するロックプレートを含んでいる。
また走行ロック装置は、第1操作レバー及び第2操作レバーに設けられ、ロックプレートの狭幅寸法の溝部、及び広幅寸法の溝部に挿入可能な溝部挿入部を含んでいる。この特許文献1に開示された従来技術は、第1操作レバー及び第2操作レバーの下方に向って延設された部分が、前述の溝部挿入部を形成している。
特開平4−203031号公報
前述した従来技術は、走行ロック装置のロックプレートが床の下に水平方向に沿って配置され、このロックプレートに形成された溝部が床に対向するように位置していることから、床等の上方位置から落下した土砂や異物が溝部に付着し、あるいは噛み込み、第1操作レバーあるいは第2操作レバーの回動操作に影響を与える可能性がある。このような事態を防ぐため、床の下方から狭い空間においてロックプレートの清掃、異物の除去を行うなどの煩雑な作業が必要となる。
また、前述した従来技術は、床下にロックプレートを水平方向に設置するための大きな設置スペースを要するので、旋回体の旋回半径が走行体の車幅内に略収まるように設定された超小旋回型の油圧ショベル、すなわちミニショベル等のように、床の下に方向制御弁等の多くの油圧機器が配置されたり、走行用方向制御弁を切り替え操作するリンク部、ロッドが配置されて、走行ロック装置の設置スペースの確保が基本的に困難な小型油圧ショベルに対しては、走行ロック装置の設置が難しくなる。すなわち、前述した従来技術は、走行ロック装置を設置可能な油圧ショベルの機種に制約を受ける問題がある。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、走行ロック装置に備えられるロックプレートの溝部への土砂や異物の付着や噛み込みを少なく抑えることができ、また、配置できる空間に制約がある機種に対して走行ロック装置の設置を容易に行うことができる小型油圧ショベルを提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、走行体と、この走行体上に配置される旋回体と、この旋回体に上下方向の回動可能に取り付けた作業装置と、前記旋回体上に形成される床上に設置した運転席と、この運転席の前方に前後方向の回動可能に設けられ、走行体を走行させる第1操作レバー及び第2操作レバーと、前記旋回体に設けられ、前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーの回動を阻止可能な走行ロック装置とを備え、前記走行ロック装置は、前記旋回体に摺動可能に配置され、前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーの回動を阻止する狭幅寸法の溝部と、前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーの回動を許容する広幅寸法の溝部とを有するロックプレートと、前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーに設けられ、前記ロックプレートの前記狭幅寸法の溝部、及び前記広幅寸法の溝部に挿入可能な溝部挿入部と、前記ロックプレートを摺動させるロックプレート駆動部とを有する小型油圧ショベルにおいて、前記走行ロック装置の前記ロックプレートを、前記運転席が設置される前記床が含まれる平面と略直交する面に沿うように立設させ、前記ロックプレートは、前記狭幅寸法の溝部を形成する第1溝部と、この第1溝部に連通し前記広幅寸法の溝部を形成する第2溝部と、この第2溝部に連通し前記狭幅寸法の溝部を形成する第3溝部と、この第3溝部に連通し前記広幅寸法の溝部を形成する第4溝部を有し、前記溝部挿入部は、前記第1操作レバーに当該第1操作レバーの立設方向と略直交する方向に突出するように設けられ、前記第1溝部と前記第2溝部に挿入可能な第1突出部と、前記第2操作レバーに当該第2操作レバーの立設方向と略直交する方向に突出するように設けられ、前記第3溝部と前記第4溝部に挿入可能な第2突出部とを含むことを特徴としている。
本発明に係る小型油圧ショベルは、走行ロック装置に備えられるロックプレートを、運転席が設置される床が含まれる平面と略直交する面に沿うように設置したことから、ロックプレートの上方から見たときに、ロックプレートの溝部が露出することがない。これにより、上方から落下する土砂や異物のロックプレートの溝部への侵入を防ぐことができる。すなわち本発明は、走行ロック装置に備えられるロックプレートの溝部への土砂や異物の溝部への付着や噛み込みを抑えることができる。これにより本発明は、当該小型油圧ショベルで実施される作業の能率を従来に比べて向上させることができ、また、ロックプレートの清掃、異物の除去に要する作業を少なくすることができる。
また本発明は、走行ロック装置のロックプレートの投影面積を小さくすることができる。これにより本発明は、従来技術におけるよりも走行ロック装置の設置スペースが小さくて済む。したがって、超小旋回型のミニショベル等の設置スペースが限られる機種にも適用させることができる。すなわち本発明は、走行ロック装置の設置に対して優れた汎用性を確保することができる。
本発明に係る小型油圧ショベルの一実施形態を構成するミニショベルの側面図である。 図1に示すミニショベルの要部拡大斜視図である。 図2に示す状態から運転席等を除いて示した要部拡大斜視図である。 図3の要部拡大斜視図である。 本実施形態に備えられる操作レバーと、走行用方向制御弁の接続形態を示す斜視図である。 本実施形態に備えられる走行ロック装置を設置する旋回フレーム部分を示す斜視図である。 本実施形態に備えられる操作レバーを示す斜視図である。 本実施形態に備えられるロックプレートを示す正面図である。 本実施形態に備えられるロックプレートと固定板との配設関係を示す平面図である。 本実施形態に備えられるロックプレートと固定板との配設関係を示す斜視図である。 本実施形態に備えられるロックプレートと固定板との配設関係を示す分解斜視図である。 本実施形態に備えられるロックプレートと油圧シリンダとの配設関係を示す正面図である。 本実施形態に備えられるロックプレートと油圧シリンダとの配設関係を示す分解斜視図であるである。 本実施形態に備えられる走行ロック装置の動作を示す図で、ロック解除時の動作を示す正面図である。 本実施形態に備えられる走行ロック装置の動作を示す図で、ロック時の動作を示す正面図である。
以下、本発明に係る小型油圧ショベルの実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る小型油圧ショベルの一実施形態は、例えば超小旋回型のミニショベルから成っている。このミニショベルは、図1〜4に示すように、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2に上下方向の回動可能に設けられる作業装置3とを備えている。
旋回体2上に形成される床4の上には運転席5を設置してあり、この運転席5を覆うようにキャノピ9を設けてある。運転席5の前方には、前後方向の回動可能に設けた第1操作レバー6と第2操作レバー7とを設けてある。第1操作レバー6は、走行体1の左側履帯の駆動を操作する左走行用操作レバーであり、第2操作レバー7は、右側履帯の駆動を操作する右走行用操作レバーである。
また旋回体2の旋回フレーム2a上には、第1操作レバー6及び第2操作レバー7の回動を阻止し、走行体1の不測の走行を防止する走行ロック装置10を配置してある。
走行ロック装置10は、図3,4,8〜11に示すように、旋回体2の旋回フレーム2a上に摺動可能に配置され、第1操作レバー6及び第2操作レバー7の回動を阻止する狭幅寸法の溝部と、第1操作レバー6及び第2操作レバー7の回動を許容する広幅寸法の溝部とを有するロックプレート16を含んでいる。
第1操作レバー6に関連させて設けた前述した狭幅寸法の溝部は第1溝部11であり、広幅寸法の溝部は第2溝部12である。第2操作レバー7に関連させて設けた前述した狭幅寸法の溝部は第3溝部13であり、広幅寸法の溝部は第4溝部14である。第1溝部11、第2溝部12、第3溝部13、及び第4溝部14のそれぞれは、互いに連通させてある。
また走行ロック装置10は、第1操作レバー6及び第2操作レバー7に設けられ、ロックプレート16の狭幅寸法の溝部、及び広幅寸法の溝部に挿入可能な溝部挿入部を含んでいる。
この溝部挿入部は、図6,7に示すように、第1操作レバー6に当該第1操作レバー6の立設方向と略直交する方向に突出するように設けられ、第1溝部11と第2溝部12に挿入可能な例えば丸棒から成る第1突出部20と、第2操作レバー7に当該第2操作レバー7の立設方向と略直交する方向に突出するように設けられ、第3溝部13と第4溝部14に挿入可能な例えば丸棒から成る第2突出部21とを含んでいる。
また走行ロック装置10は、ロックプレート16を摺動させるロックプレート駆動部を含んでいる。このロックプレート駆動部は、図3,4,12,13に示すように、例えば油圧シリンダ26から成っている。
本実施形態に係るミニショベルは、図1,2に示すように、旋回体2からの降車に際して、作業装置3の駆動を阻止するゲートロックレバー25を備えている。前述した油圧シリンダ26は、ゲートロックレバー25の操作に応じて作動するように構成してある。
図7に示すように、第1操作レバー6は、立設保持される第1操作軸6aと、この第1操作軸6aの下部に設けられ、前述した第1突出部20が固定され、当該第1操作レバー6の回動支点を形成する図4に示す支点軸8が挿入される第1筒部6bとを含んでいる。同様に同図7に示すように、第2操作レバー7は、立設保持される第2操作軸7aと、この第2操作軸7aの下部に設けられ、前述した第2突出部21が固定され、当該第2操作レバー7の回動支点を形成する支点軸8が挿入される第2筒部7bとを含んでいる。
図5に示すように、第1操作レバー6の第1筒部6bには、支点50aを中心に回動可能なリンク部52aを接続してあり、このリンク部52aには左走行用方向制御弁60を切り換え可能なロッド52aを連結してある。左走行用方向制御弁60の切り換え操作に応じて、図1に示す当該ミニショベルの左側履帯を駆動する図示しない左走行モータが作動して、左側履帯が駆動する。
同様に、第2操作レバー7の第2筒部7bには、支点50bを中心に回動可能なリンク部51bを接続してあり、このリンク部51bには右走行用方向制御弁61を切り換え可能なロッド52bを連結してある。右走行用方向制御弁61の切り換え操作に応じて、図1に示す当該ミニショベルの右側履帯を駆動する図示しない右走行モータが作動して、右側履帯が駆動する。
本実施形態に係るミニショベルは、図3,4,6等に示すように、走行ロック装置10のロックプレート16を、運転席5が設置される床4が含まれる平面と略直交する面に沿うように立設させてある。
また本実施形態は、図3,4,6に示すように、旋回体2の旋回フレーム2aに互いに対向するように立設固定される第1ブラケット30及び第2ブラケット31と、これらの第1ブラケット30及び第2ブラケット31に両端が固定され、ロックプレート16が摺接する固定板32と、ロックプレート16を固定板32に摺動可能に取り付けるロックプレート取り付け部とを備えている。
ロックプレート取付け部は、図9〜11に示すように、固定板32に形成した開口32a,32bと、ロックプレート16に形成したねじ部16a,16bとを含んでいる。また、このロックプレート取付け部は、開口32aの上下方向の寸法よりも小さい径の軸部と、開口32aの上下方向の寸法よりも大きい径の鍔部から成るカラー33aと、開口32bの上下方向の寸法よりも小さい径の軸部と、開口32bの上下方向の寸法よりも大きい径の鍔部から成るカラー33bと、カラー33aの穴及び固定板32の開口32aに挿入され、ロックプレート16のねじ部16aと螺合するボルト34aと、カラー33bの穴及び固定板32の開口32bに挿入され、ロックプレート16のねじ部16bと螺合するボルト34bとを含んでいる。
図10に示すように、第1ブラケット30には、前述した第1操作レバー6及び第2操作レバー7の回動支点を形成する支点軸8(図4に示す)が挿入される穴30aを形成してあり、第2ブラケット31には支点軸8が挿入される穴31aを形成してある。
また、本実施形態に備えられる走行ロック装置10は、図12,13に示すように、第1ブラケット30または第2ブラケット31、例えば第2ブラケット31に固定され、油圧シリンダ26を保持する保持ブラケット40を含んでいる。この保持ブラケット40には、油圧シリンダ26の先端部分が挿入される穴40aを形成してある。
また、走行ロック装置10は、油圧シリンダ26を保持ブラケット40に固定する保持ブラケット固定部を含んでいる。この保持ブラケット固定部は、油圧シリンダ26の先端部分に形成したねじ部26bと、保持ブラケット40の立設部分を挟んで油圧シリンダ26と対抗するように配置され、油圧シリンダ26のねじ部26bに螺合して、油圧シリンダ26を保持ブラケット40に締結するナット41とを備えている。
また走行ロック装置10は、ロックプレート16と油圧シリンダ26のロッド部26aとを連結する連結ピン42と、この連結ピン42が挿入される穴を有するワッシャ43と、連結ピン42にワッシャ43を装着させた状態で連結ピン43を抜け止めする係止ピン44とを備えている。
また、本実施形態に係るミニショベルは、図3に示すように、走行ロック装置10の前側に配置され、旋回フレーム2aに取り付けられる外装カバー53と、この外装カバー53を、旋回フレーム2aに着脱可能に取り付ける外装カバー取り付け部とを備えている。
この外装カバー取り付け部は、旋回フレーム2aに立設固定した支持ブラケット54,56と、外装カバー53の一端53aを支持ブラケット54に固定するボルト55と、外装カバー53の他端53bを支持ブラケット56に固定するボルト57とを含んでいる。
このように構成した本実施形態に係るミニショベルは、運転席5に着座したオペレータがゲートロックレバー25を引き下げると、図示しない電気系統及び油圧系統の制御により、図14に示すように油圧シリンダ26のロッド部26bが伸長する。
これにより第1操作レバー6の第1突出部20はロックプレート16の広幅溝部である第2溝部12に位置し、第2操作レバー7の第2突出部21はロックプレート16の広幅溝部である第4溝部14に位置する。この状態では、第1操作レバー6及び第2操作レバー7の回動操作が可能となる。
したがって、第1操作レバー6、第2操作レバー7を操作することにより、図5に示すリンク部51a,51bが回動し、これに伴ってロッド52a,52bが押引きされ、左走行用方向制御弁60、右走行用方向制御弁61が切り換えられる。これに応じて前述したように当該ミニショベルの左側履帯、右側履帯が駆動され、走行が行われる。
また、旋回体2からの降車に際し、オペレータが運転席5から地面に降りようとしてゲートロックレバー25を引き上げると、前述した電気系統及び油圧系統の制御により、図15に示すように油圧シリンダ26のロッド部26bが収縮する。
これによりロックプレート16が油圧シリンダ26に近づく方向に摺動し、第1操作レバー6の第1突出部20はロックプレート16の狭幅溝部である第1溝部11に位置し、第2操作レバー7の第2突出部21はロックプレート16の狭幅溝部である第3溝部13に位置する状態となる。この状態では、第1操作レバー6及び第2操作レバー7の回動が阻止される。
したがって、リンク部51a,51bの回動、及びロッド52a,52bの押引きを行うことができず、左走行用方向制御弁60及び右走行用方向制御弁61は中立位置に保持される。これにより図示しない左走行モータ、及び右走行モータに圧油が供給されることがなく、左側履帯及び右側履帯は停止保持され、走行を実施できない状態となる。
このように構成した本実施形態に係るミニショベルは、走行ロック装置10に備えられるロックプレート16を、運転席5が設置される床4が含まれる平面と略直交する面に沿うように設置したことから、ロックプレート16の上方から見たときに、ロックプレート16の第1溝部11、第2溝部12、第3溝部13、及び第4溝部14が露出することがない。これにより、上方から落下する土砂や異物のロックプレート16の第1溝部11、第2溝部12、第3溝部13、及び第4溝部14への侵入を防ぐことができる。すなわち本実施形態は、走行ロック装置10に備えられるロックプレート16の第1溝部11、第2溝部12、第3溝部13、及び第4溝部14への土砂や異物の付着や噛み込みを少なく抑えることができる。これにより本実施形態は、当該ミニショベルで実施される作業の能率を向上させることができ、また、ロックプレート16の清掃、異物の除去に要する作業を少なくすることができる。
また本実施形態は、走行ロック装置10のロックプレート16の投影面積を小さくすることができる。これにより本実施形態は、走行ロック装置10の設置スペースが小さくて済む。したがって、当該ミニショベルのように超小旋回型であって設置スペースが限られる機種にも適用させることができ、機種による走行ロック装置10の設置に対する制約を緩和させることができる。すなわち本実施形態は、走行ロック装置10の設置に対して優れた汎用性を確保することができる。
また本実施形態は、第1操作レバー6の立設方向と略直交する方向に突出する第1突出部20、及び第2操作レバー7の立設方向と略直交する方向に突出する第2突出部21を設けたことにより、運転席4が設置される床4が含まれる平面と略直交する面に沿うように設置したロックプレート16の第1溝部11及び第2溝部12に第1突出部20を確実に挿入させることができ、第3溝部13及び第4溝部14に第2突出部21を確実に挿入させることができる。これらによって本実施形態は、信頼性の高い走行ロック装置10を備えたミニショベルを実現させることができる。
また本実施形態は、回動支点を構成する支点軸8に挿入される第1操作レバー6の第1筒部6bを、第1突出部20を設ける部位として有効に活用でき、また支点軸8に挿入される第2操作レバー7の第2筒部7bを、第2突出部21を設ける部位として有効に活用することができる。
また本実施形態は、ゲートロックレバー25の引き上げ操作と連動して油圧シリンダ26を作動させ、これによってロックプレート16を摺動させて第1操作レバー6の第1突出部20をロックプレート16の第2溝部に位置させてその回動を阻止させ、また第2操作レバー7の第2突出部21をロックプレート16の第4溝部14に位置させてその回動を阻止させ、走行不能とすることができる。すなわち、ゲートロックレバー25を走行ロック装置10の駆動制御要素として活用させることができる。
また本実施形態は、第1,第2ブラケット30,31と、固定板32と、固定板32の開口32a,32b、ロックプレート16のねじ部16a,16b、カラー33a,33b、及びボルト34a,34bを含むロックプレート取り付け部とを介して、ロックプレート16を旋回フレーム2aに強固に支持させることができ、この点でも信頼性の高い走行ロック装置10を備えたミニショベルを実現させることができる。
また本実施形態は、保持ブラケット40、及び保持ブラケット40の穴40a、油圧シリンダ26のねじ部26b、及びナット41を含む保持ブラケット固定部を介して、油圧シリンダ26を第2ブラケット31に安定して取り付けることができる。また、連結ピン42を介して、油圧シリンダ26の伸縮に応じてロックプレート16を確実に摺動させることができる。この点でも信頼性の高い走行ロック装置10を備えたミニショベルを実現させることができる。
また本実施形態は、走行ロック装置10のロックプレート16の第1溝部11、第2溝部12、第3溝部13、及び第4溝部14の1つ、または複数に、土砂が付着したり、異物が噛み込んだときには、外装カバー53を取り外すことによって走行ロック装置10を露出させ、旋回体2の前側位置から、ロックプレート16の該当する溝部に付着した土砂や異物を容易に除去することができる。
1 走行体
2 旋回体
2a 旋回フレーム
3 作業装置
4 床
5 運転席
6 第1操作レバー
6a 第1操作軸
6b 第1筒部
7 第2操作レバー
7a 第2操作軸
7b 第2筒部
8 支点軸
9 キャノピ
10 走行ロック装置
11 第1溝部
12 第2溝部
13 第3溝部
14 第4溝部
16 ロックプレート
16a ねじ部
16b ねじ部
16c 穴
20 第1突出部(溝部挿入部)
21 第2突出部(溝部挿入部)
25 ゲートロックレバー
26 油圧シリンダ(ロックプレート駆動部)
26a ロッド部
26b ねじ部
30 第1ブラケット
30a 穴
31 第2ブラケット
31a 穴
32 固定板
32a 開口
32b 開口
33a カラー
33b カラー
34a ボルト
34b ボルト
40 保持ブラケット
40a 穴
41 ナット
42 連結ピン
43 ワッシャ
44 係止ピン
50a 支点
50b 支点
51a リンク部
51b リンク部
52a ロッド
52b ロッド
53 外装カバー
53a 一端
53b 他端
54 支持ブラケット
55 ボルト
56 支持ブラケット
57 ボルト
60 左走行用方向制御弁
61 右走行用方向制御弁

Claims (5)

  1. 走行体と、この走行体上に配置される旋回体と、この旋回体に上下方向の回動可能に取り付けた作業装置と、前記旋回体上に形成される床上に設置した運転席と、この運転席の前方に前後方向の回動可能に設けられ、走行体を走行させる第1操作レバー及び第2操作レバーと、前記旋回体に設けられ、前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーの回動を阻止可能な走行ロック装置とを備え、
    前記走行ロック装置は、
    前記旋回体に摺動可能に配置され、前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーの回動を阻止する狭幅寸法の溝部と、前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーの回動を許容する広幅寸法の溝部とを有するロックプレートと、
    前記第1操作レバー及び前記第2操作レバーに設けられ、前記ロックプレートの前記狭幅寸法の溝部、及び前記広幅寸法の溝部に挿入可能な溝部挿入部と、
    前記ロックプレートを摺動させるロックプレート駆動部とを有する小型油圧ショベルにおいて、
    前記走行ロック装置の前記ロックプレートを、前記運転席が設置される前記床が含まれる平面と略直交する面に沿うように立設させ
    前記ロックプレートは、前記狭幅寸法の溝部を形成する第1溝部と、この第1溝部に連通し前記広幅寸法の溝部を形成する第2溝部と、この第2溝部に連通し前記狭幅寸法の溝部を形成する第3溝部と、この第3溝部に連通し前記広幅寸法の溝部を形成する第4溝部を有し、
    前記溝部挿入部は、前記第1操作レバーに当該第1操作レバーの立設方向と略直交する方向に突出するように設けられ、前記第1溝部と前記第2溝部に挿入可能な第1突出部と、前記第2操作レバーに当該第2操作レバーの立設方向と略直交する方向に突出するように設けられ、前記第3溝部と前記第4溝部に挿入可能な第2突出部とを含むことを特徴とする小型油圧ショベル。
  2. 請求項に記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記第1操作レバーは、立設保持される第1操作軸と、この第1操作軸の下部に設けられ、前記第1突出部が固定され、当該第1操作レバーの回動支点を形成する支点軸が挿入される第1筒部とを含み、
    前記第2操作レバーは、立設保持される第2操作軸と、この第2操作軸の下部に設けられ、前記第2突出部が固定され、当該第2操作レバーの回動支点を形成する前記支点軸が挿入される第2筒部とを含むことを特徴とする小型油圧ショベル。
  3. 請求項に記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記旋回体からの降車に際して操作され、前記作業装置の駆動を阻止するゲートロックレバーを備え、
    前記ロックプレート駆動部は、前記ゲートロックレバーの操作に応じて作動する油圧シリンダから成ることを特徴とする小型油圧ショベル。
  4. 請求項に記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記旋回体の旋回フレームに互いに対向するように立設される第1ブラケット及び第2ブラケットと、
    前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットに固定され、前記ロックプレートが摺接する固定板と、
    前記ロックプレートを前記固定板に摺動可能に取り付けるロックプレート取り付け部とを備えたことを特徴とする小型油圧ショベル。
  5. 請求項に記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記第1ブラケットまたは前記第2ブラケットに固定され、前記油圧シリンダを保持する保持ブラケットと、
    前記油圧シリンダを前記保持ブラケットに固定する保持ブラケット固定部と、
    前記ロックプレートと前記油圧シリンダのロッド部とを連結する連結ピンとを備えたことを特徴とする小型油圧ショベル。

JP2015015855A 2015-01-29 2015-01-29 小型油圧ショベル Active JP6258881B2 (ja)

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