JP6256621B2 - 制御回路、制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、制御回路、制御方法に関し、特に、抵抗値を調整する制御回路、制御方法に関する。
一般的に、LSI(Large Scale Integration)に入力される高周波信号は、その立ち上がり時間や立ち下がり時間がLSI製造者規定の時間範囲内(例えば、100〜500ns)である必要がある。なぜなら、LSIが誤動作する可能性があるからである。高周波信号は、高周波信号を発生させる信号源とLSIを接続する配線の長さよりも短い波長の信号である。
立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定の時間範囲内である高周波信号がLSIに入力されるよう、LSIを用いて基板設計を行うハードウエア技術者は、LSI前段にテブナン終端回路やプルダウン抵抗を設置し、その抵抗値を手動で調整する。その際、ハードウエア技術者は、LSIへ入力される高周波信号の波形をオシロスコープ等により確認し、その立ち上がり時間、立ち下がり時間が規定の時間範囲内でなければ、抵抗値を変更し、規定の時間範囲内になったかどうか確認する作業を繰り返す。ハードウエア技術者は、電子基板上に実装するLSI全てについて、抵抗値の調整を手動で行うので、多くの開発工数を要してしまうという課題があった。
上述の課題に関連する技術が、以下の特許文献1に開示されている。
特許文献1の制御回路は、判定手段と制御手段を備える。判定手段は、入力信号がオーバーシュート、又は、アンダーシュートしているか否かを判定する。すなわち、判定手段は、入力信号の振幅が第1の閾値(電圧値)を超えている(オーバーシュート)か、又は、入力信号の振幅が第2の閾値(電圧値)を下回っている(アンダーシュート)か、を判定する。制御手段は、入力信号がオーバーシュート又はアンダーシュートしている場合には、メモリ内部の終端抵抗の抵抗値を大きい値に切り替え、入力信号の振幅を小さくする。特許文献1の制御回路は、入力信号のオーバーシュート又はアンダーシュートを抑えられることができる。
上述の構成や動作の通り、特許文献1の制御回路は、オーバーシュートやアンダーシュートを抑える為の抵抗値を自動的に求めるので、ハードウエア技術者が抵抗値を調整する為の開発工数を不要とすることができる。
特許文献2には、複数の抵抗素子を徐々にオンさせることにより、オンにより発生する急激な電流変化を抑える回路が記載されている。特許文献3には、温度による変動に応じてトランジスタをオンして、出力信号の波形を一定に保つ回路が記載されている。
特開2011−81733号公報 特開2009−152865号公報 特開2008−182516号公報
しかし、ハードウエア技術者は、LSIへ入力される高周波信号(以下、「入力信号」という)の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定の範囲内になるよう抵抗値を調整するのに、多くの開発工数を要してしまうという課題が依然としてあった。
なぜなら、特許文献1の制御回路は、オーバーシュート等を抑えるように抵抗値を調整するものの、入力信号の立ち上がり、立ち下がり時間が規定の範囲内となるよう抵抗値を調整せず、規定の範囲内となったか否かもハードウエア技術者に通知しないからである。その為、ハードウエア技術者は、特許文献1の制御回路を用いたとしても、入力信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定の範囲内となることを期待できず、また、偶然に規定の範囲内になっていたとしても、それを判別できない。その結果、ハードウエア技術者は、電子基板に実装した全てのLSIについて、依然として手動で抵抗値を調整しなければならず、多くの開発工数を要してしまっていた。
また、特許文献2、3の回路は、抵抗素子を徐々にオンしたり、温度の変動に応じてトランジスタをオンするが、LSIへの入力信号の立ち上がり時間等が規定の範囲内となるよう調整するよう制御するものではない。その結果、ハードウエア技術者は、特許文献2、3の回路を用いたとしても、入力信号の立ち上がり時間等が規定の範囲内となることを期待できず、また、偶然に規定の範囲内になっていたとしても、それを判別できない。ハードウエア技術者は、電子基板上の全てのLSIについて、手動で抵抗値を調整しなければならず、多くの開発工数を要してしまっていた。
本発明は、上記課題を解決する制御回路、制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御回路は、入力される電気信号を、接続される集積回路に伝える導線と、前記導線に接続され、且つ、接地された、抵抗値が変更可能な抵抗回路と、前記抵抗回路と前記集積回路間の前記導線を伝わる前記電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から、前記第1の電圧値よりも大きな所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間、所定の第3の電圧値から、前記第3の電圧値よりも小さい所定の第4の電圧値になるまでの立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記計測手段が計測した時間の少なくともいずれかが前記所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記抵抗値を所定回数変更したことに応じて所定の信号を出力する。
上記目的を達成するために、本発明の制御方法は、集積回路に接続する導線に接続され、且つ、接地された、抵抗値が変更可能な抵抗回路と、前記集積回路と、の間の前記導線を伝わる電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から、前記第1の電圧値よりも大きな所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間、所定の第3の電圧値から、前記第3の電圧値よりも小さい所定の第4の電圧値に前記電圧値がなるまでの立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測し、計測された前記時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、計測された前記時間の少なくともいずれかが前記所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更し、前記抵抗値を所定回数変更したことに応じて所定の信号を出力する。
本発明によれば、ハードウエア技術者は、LSIに入力される高周波信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定の範囲内になるように抵抗値を調整する手間を減らせ、開発工数を削減することができる。
本発明の第1の実施の形態における制御回路を含むLSIの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における制御回路に備わるプルダウン抵抗回路の機能を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態における制御回路で制御する立ち上がり時間と立ち下がり時間を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態における制御回路で用いる反射係数を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態における制御回路の動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における制御回路の動作(図5Aからの続きの動作)を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における制御回路の構成例を示す図である。
次に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
≪第1の実施の形態≫
[概要]
本実施形態の制御回路は、LSI(Large Scale Integration)に含まれ、抵抗値が変更可能なプルダウン抵抗回路を備える。プルダウン抵抗回路は、入力される高周波信号がLSI本体に伝わる導線に接続され、且つ、接地されている。本実施形態の制御回路は、LSI本体に入力される信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定される範囲内となるようにプルダウン抵抗回路の抵抗値を変更する。本実施形態の制御回路は、所定回数、プルダウン抵抗回路の抵抗値を変更しても、上述の立ち上がり時間と立ち下がり時間が規定される範囲にならない場合には、ALM(Alarm)信号をLSI外に出力する。
ハードウエア技術者は、本実施形態の制御回路を含むLSIを電子基板に実装したとき、ALM信号が出力されるLSIだけ、抵抗値を調整すればよい。ハードウエア技術者は、電子基板に実装したLSI全てについて、必ずしも抵抗値を調整する必要がなく、その分、開発工数を削減することができる。
以下に、プルダウン抵抗回路の抵抗値の具体的な変更方法も含め、本実施形態の制御回路を含むLSIの構成や機能、動作について説明する。
[構成の説明]
まず、本発明の第1の実施の形態における制御回路を含むLSIの構成と機能について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における制御回路を含むLSIの構成例を示す図である。
(1)本発明の第1の実施の形態における制御回路を含むLSIの構成
本実施形態の制御回路を含むLSI(以下、「本実施形態のLSI」という)は、図1に示されるように、受信端子10と、プルダウン抵抗回路11と、電圧検出回路12と、制御部13と、ALM端子14と、LSI本体15と、を備える。LSI本体15以外の回路(すなわち、受信端子10、プルダウン抵抗回路11、電圧検出回路12、制御部13、及びALM端子14)が、本実施形態の制御回路である。
受信端子10は、LSI本体15と導線により接続される。当該導線には、プルダウン抵抗回路11と電圧検出回路12も接続される。電圧検出回路12は、制御部13と接続される。制御部13は、ALM端子14とプルダウン抵抗回路11に接続される。プルダウン抵抗回路11は、接地される。
受信端子10は、高周波信号を発生させるIC(Integrated Circuit)16と配線され、接続される。高周波信号は、ごく短い波長(正確には、IC16と受信端子10を接続する配線の長さよりも短い波長)の信号である。IC16は、発振器であってもよい。
(2)本実施形態における制御回路に備わるプルダウン抵抗回路11の構成
プルダウン抵抗回路11は、複数の抵抗100_1〜100_n(nは、プルダウン抵抗回路11に実装される抵抗の数)と、FET(Field Effect Transistor)101_1〜101_(n−1)を備える。また、プルダウン抵抗回路11は、FET102_1〜102_(n−1)と、FET103_1〜103_(n−1)と、を備える。
抵抗100_1〜100_nのうち、隣り合う抵抗100_kと抵抗100_k+1(kは、1〜(n−1)の任意の整数)は、図1に示されるように、FET101_k、FET102_k、及びFET103_kを介して接続される。
制御部13は、全てのFET(以下、「FET101_1〜103_(n−1)」という)と接続される。図1では、1本の同じ配線で制御部13と各FETが接続されているように記載されているが、実際は異なる配線で接続されている。
(3)制御回路の各部位の機能
(3−1)受信端子10の機能
受信端子10は、一般的な入力端子である。受信端子10は、IC16から高周波信号である電気信号を受信する。受信端子10は、電気信号を受信すると、受信した電気信号を、プルダウン抵抗回路11、電圧検出回路12、及びLSI本体15に出力する。
(3−2)プルダウン抵抗回路11の機能
図2は、本発明の第1の実施の形態における制御回路に備わるプルダウン抵抗回路11の機能を説明する為の図である。
各FET101_1〜103_(n−1)は、一般的なFETであり、制御部13からゲートに一定量の電圧が印加されることで、スイッチング動作を行う。具体的には、各FET101_1〜103_(n−1)は、制御部13からゲートに電圧が印加されたとき、ソース―ドレイン間を接続する。図1のFET101_1に記載している「G」「S」「G」は、ゲート、ソース、ドレインを示している。FET101_1〜103_(n−1)各々は、ゲートに制御部13から電圧が印加されないときには、ソース―ドレイン間を開放する。
なお、FET102_k(kは、1〜(n−1)の任意の整数)は、制御部13からゲートに電圧が印加され、ソース―ドレイン間を接続したとき、抵抗100_kと抵抗100_(k+1)を直列に接続する。例えば、図2の下図に示されるように、FET102_1は、制御部13からゲートに電圧が印加され、ソース―ドレイン間を接続したとき、抵抗100_1と抵抗100_2を直列に接続する。FET102_1〜FET102_(n−1)は、直列接続用のFETである。
同様に、FET101_kと103_k(kは、1〜(n−1)の任意の整数)は、制御部13からゲートに電圧が印加され、ソース―ドレイン間を接続したとき、抵抗100_kと抵抗100_(k+1)を並列に接続する。例えば、図2の上図に示されるように、FET101_1とFET103_1は、制御部13によってゲートに電圧が印加され、ソース―ドレイン間を接続したときは、抵抗100_1と抵抗100_2を並列に接続する。FET101_1〜FET101_(n−1)、FET103_1〜FET103_(n−1)は、並列接続用のFETである。
上述のように、プルダウン抵抗回路11は、制御部13からFET101_1〜103_(n−1)各々に電圧が印加されることで、抵抗100_1〜抵抗100_nを直列、又は並列に接続する。プルダウン抵抗回路11は、並列に接続していた抵抗100_kと抵抗100_k+1を直列に接続することで、自身の抵抗値(合成抵抗値)を並列接続時に比べて一定量増加させる。プルダウン抵抗回路11は、直列に接続していた抵抗100_kと抵抗100_k+1(kは、1〜(n−1)の任意の整数)を並列に接続することで、自身の抵抗値(合成抵抗値)を直列接続時に比べて一定量減少させる。プルダウン抵抗回路11は、制御部13から各FET101_1〜103_(n−1)に電圧が印加されることで、抵抗100_1〜抵抗100_nを直列、又は並列に接続し、自身の抵抗値(合成抵抗値)を変更する機能を有する。
(3−3)電圧検出回路12の機能
電圧検出回路12は、所定のタイミングになると、入力される電気信号の電圧値を検出し、検出した電圧値を電気信号として制御部13に出力する。
上述の所定のタイミングは、一定間隔のタイミングであり、LSI製造者によって電圧検出回路12に設定される。なお、電気信号が高周波信号であるので、LSI製造者は、高周波信号の1周期より短い時間間隔(例えば、数百μs毎)を所定のタイミングとして電圧検出回路12に設定する。電圧検出回路12は、一般的な電圧計、又はコンパレータ回路を備え、それらによって、入力される電気信号の電圧値を検出してもよい。
(3−4)LSI本体15について
LSI本体15は、一般的な集積回路であり、電気信号(高周波信号)が入力される。
LSI本体15は、入力される電気信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が、本実施形態のLSI製造者によって、以下のように規定される。
・立ち上がり時間=入力される電気信号の電圧がVILからVIHになるまでの時間。
・立ち下がり時間=入力される電気信号の電圧がVIHからVILになるまでの時間。
VIL=LSI本体15の動作電圧値×一定の割合A(例えば20%)
VIH=LSI本体15の動作電圧値×一定の割合B(例えば80%)
動作電圧値は、LSI本体15を動作させるために必要な電圧値であり、例えば3.
3Vである。上述の割合Aは割合Bより小さい値である。
上述の立ち上がり時間は、例えば、図3に示すように、電圧値VIL(0.66V)からVIH(2.64V)になるまでの時間であってもよい。上述の立ち下がり時間は、図3に示すように、電圧値VIH(2.64V)からVIL(0.66V)になるまでの時間であってもよい。図3は、本発明の第1の実施の形態における制御回路で規定される立ち上がり時間と立ち下がり時間を説明する為の図である。なお、LSI製造者は、規定したVIL、VIH、立ち上がり時間等の各値を、LSI本体15のデータシートに纏めてもよい。
さらに、LSI本体15は、LSI製造者によって、上述の立ち上がり時間の範囲(具体的には、立ち上がり時間の最大時間MAX_Aと立ち上がり時間の最小時間MIN_A)が規定される。同様に、LSI本体15は、上述の立ち下がり時間の範囲(具体的には、立ち下がり時間の最大時間MAX_Bと立ち下がり時間の最小時間MIN_B)がLSI製造者によって規定される。最大時間MAX_Aと最小時間MIN_Aは、立ち上がり時間の最長時間と最短時間である。最大時間MAX_Bと最小時間MIN_Bは、立ち下がり時間の最長時間と最短時間である。LSI製造者は、最大時間MAX_A、最小時間MIN_A、最大時間MAX_B、及び最小時間MIN_BをLSI本体15のデータシートに纏めてもよい。
(3−5)制御部13の機能
(3−5−1)制御部13に事前に設定される値
制御部13には、上述のVIL、VIHが本実施形態のLSI製造者によって設定される。
また、制御部13には、立ち上がり時間の範囲(最大時間MAX_A、最小時間MIN_A)と、立ち下がり時間の範囲(最大時間MAX_B、及び最小時間MIN_B)と、が本実施形態のLSI製造者によって設定される。
(3−5−2)立ち上がり時間、立ち下がり時間測定機能
制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号の)電圧値をもとに、LSIに入力される電気信号の立ち上がり時間と立ち下がり時間を計測する。
具体的には、制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号の)電圧値がVIL以上になると、自身に備わる計時機能(以下、「タイマ」という)を起動し、時間の計測を開始する。タイマは、ピコ秒の精度を持つ高精度タイマHPET(High Precision Event Timer)であってもよい。制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号の)電圧値がVIH以上になると、タイマを停止する。このとき、タイマで計測された時間は、立ち上がり時間である。制御部13は、立ち上がり時間を計測することができる。
制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号が示す)電圧値がVIH以下になると、タイマを起動し、時間の計測を開始する。制御部13は、電圧検出回路12から入力される信号が示す電圧値がVIL以下になると、タイマを停止する。このとき、タイマで計測された時間は立ち下がり時間である。制御部13は、立ち下がり時間を計測することができる。
(3−5−3)立ち上がり時間、立ち下がり時間が規定の時間範囲内かを判別する機能
制御部13は、計測した立ち上がり時間と立ち下がり時間が規定の時間範囲内か否かを判定する。具体的には、制御部13は、計測した立ち上がり時間が上述の最小時間MIN_A〜最大時間MAX_Aの間の時間か否かを判定する。同様に、制御部13は、計測した立ち下がり時間が上述の最小時間MIN_B〜最大時間MAX_Bの間の時間か否かを判定する。
制御部13は、立ち上がり時間が、上述の最小時間MIN_A〜最大時間MAX_Aの間の時間でないと判定したとき、その立ち上がり時間は最大時間MAX_Aより長いのか、最小時間MIN_Aより短いのかを判定する。同様に、制御部13は、立ち下がり時間が最小時間MIN_B〜最大時間MAX_Bの間の時間でないと判定したとき、その立ち下がり時間は最大時間MAX_Bより長いのか、最小時間MIN_Bより短いのかを判定する。
(3−5−4)抵抗値調整機能
制御部13は、立ち上がり時間が最大時間MAX_Aよりも長いときには、立ち上がり時間が短くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を大きくする制御を行う。同様に、制御部13は、立ち下がり時間が最大時間MAX_Bよりも長いときには、立ち下がり時間が短くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を大きくする制御を行う。プルダウン抵抗回路の抵抗値を大きくすると、立ち上がり時間や立ち下がり時間が短くなる理由については、後述「(3−7)立ち上がり時間、立ち下がり時間について」にて説明をする。
上述のプルダウン抵抗回路11の抵抗値を大きくする制御は、制御部13が、直列接続用FET102_1のゲートに対して一定量の電圧を印加することで実現される。その際、制御部13は、並列接続用のFET101_1とFET103_1のゲートには電圧を印加しない。制御部13は、すでにFET102_1のゲートに電圧を印加していた場合には、その他の直列接続用FET102_y(yは、2〜nまでのいずれかの数値)のゲートに電圧を印加する。このとき、制御部13は、並列接続用のFET101_yとFET103_yのゲートには電圧を印加しない。
さらに、制御部13は、立ち上がり時間が最小時間MIN_Aよりも短いときには、立ち上がり時間が長くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を小さくする制御を行う。同様に、制御部13は、立ち下がり時間が最小時間MIN_Bよりも短いときには、立ち下がり時間が長くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を小さくする制御を行う。プルダウン抵抗回路の抵抗値を小さくすると、立ち上がり時間や立ち下がり時間が長くなる理由については、後述「(3−7)立ち上がり時間、立ち下がり時間について」にて説明をする。
上述のプルダウン抵抗回路11の抵抗値を小さくする制御は、制御部13が、並列接続用FET101_1とFET103_1のゲートに対して一定量の電圧を印加することで実現される。その際、制御部13は、直列接続用のFET102_1のゲートには電圧を印加しない。制御部13は、すでにFET101_1とFET103_1のゲートに一定量の電圧を印加していた場合には、その他の並列接続用FET101_yとFET103_y(yは、2〜nまでのいずれかの数値)のゲートに電圧を印加する。このとき、制御部13は、直列接続用のFET102_yのゲートには電圧を印加しない。
(3−5−5)調整回数カウント機能
制御部13は、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を大きく、又は小さくする制御(すなわち、抵抗値の調整)を行うと、自身に備わるカウンタの値を1つインクリメントする。このカウンタは、プルダウン抵抗回路の抵抗値を調整した回数を数える為のカウンタであり、デフォルト値は0である。
制御部13は、カウンタ値、すなわちプルダウン抵抗回路11の抵抗値を調整した回数が所定の最大試行回数となっているか否かを判別する。所定の最大試行回数は、本実施形態のLSI製造者によって予め制御部13に設定される値である。
制御部13は、カウンタ値(抵抗値を調整した回数)が所定の最大試行回数であった場合、アラームを示す電気信号(以下、「ALM信号」という)をALM端子14に出力する。繰り返し抵抗値を調整しても入力信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が、規定される範囲にならなかったことを、本実施形態のLSIを用いてハード設計を行うハードウエア技術者に知らせる為である。
制御部13は、カウンタ値(抵抗値を変更した回数)が所定の最大試行回数でない場合には、上述の(3−5−2)〜(3−5−4)の機能を実施する。なお、制御部13は、立ち上がり時間が最小時間MIN_A〜最大時間MAX_Aの間の時間であり、且つ、立ち下がり時間が最小時間MIN_B〜最大時間MAX_Bの間の時間となった場合には、処理を終了する。
制御部13は、電子回路やRAM(Random Access Memory)等のメモリ、及び一般的なマイコンを用いて実現することができる。
(3−6)ALM端子14の機能
ALM端子14は、一般的な出力端子であり、制御部13から入力されたALM信号を本実施形態のLSI外部に出力する。
ALM端子14には、赤色のLED(Light Emitting Diode)が接続されていてもよい。その場合、ALM端子14は、ALM信号が入力されると、電流をLEDに出力する。赤いLEDは、電流がALM端子14から供給される間、赤く発光し、抵抗値がうまく調整できなかったことを、LSIを用いて設計を行うハードウエア技術者に知らせる。
(3−7)立ち上がり時間、立ち下がり時間について
(3−7−1)立ち上がり時間、立ち下がり時間が短くなる理由
図4は、本発明の第1の実施の形態における制御回路で用いる反射係数を説明する為の図である。一般的な話ではあるが、プルダウン抵抗回路の抵抗値を大きくすると、立ち上がり時間や立ち下がり時間が短くなる理由を以下に説明する。
まず、LSI本体15に入力される電気信号は高周波信号(波)なので、一般的にLSI本体15から反射波が発生し、LSI本体15に入力される信号(以下、「LSI入力信号」という)の波形は、反射波を合成したものとなる。どの程度、LSI本体15が反射するのかは、反射係数によって表わされる。一般的に、反射係数が大きい程、大きな反射波が存在し、その大きな反射波が合成されるLSI入力信号の波形は、より大きな振幅(電圧値)の波となり、その立ち上がり時間や立ち下がり時間もより早い(短い)ものとなる。
ここで、図4に示す回路の場合、反射係数(Γ)は、一般的に、以下の式1の通りであることが知られている。
反射係数(Γ)=(Rt − Z0)/(Rt + Z0) …(式1)
上述の式1は、プルダウン抵抗の抵抗値Rtが大きくなるほど、反射係数(Γ)も大きくなることを示している。
本実施形態のLSIは、図4に示す回路と同じ構成を備える回路である。プルダウン抵抗回路11が図4に示される抵抗に対応し、LSI本体15が図4に示される回路Aに対応する。
その為、本実施形態のLSIは、プルダウン抵抗の抵抗値Rtを大きくするほど、その反射係数(Γ)が大きくなる。すなわち、本実施形態のLSIでは、プルダウン抵抗の抵抗値Rtを大きくするほど、大きな反射波が存在し、LSI入力信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間は短くなる。
(3−7−2)立ち上がり時間、立ち下がり時間が長くなる理由
プルダウン抵抗回路の抵抗値を小さくすると、立ち上がり時間や立ち下がり時間が長くなる理由を以下に説明する。
まず、繰り返しとなるが、LSI本体15に入力されるLSI入力信号の波形は、反射波を合成したものとなる。どの程度、反射するのかは、反射係数によって表わされる。一般的に、反射係数が小さい程、反射波は小さくなり、その反射波が合成されるLSI入力信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間は遅い(長い)。
本実施形態のLSIは、図4に示す回路と同じ構成を備える回路なので、プルダウン抵抗の抵抗値Rtを小さくするほど、反射係数(Γ)も小さくなる。すなわち、本実施形態のLSIでは、プルダウン抵抗の抵抗値Rtを小さくするほど、LSI入力信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間は、より遅く(長く)なる。
[動作の説明]
図5A、図5Bは、本発明の第1の実施の形態における制御回路の動作を示す図である。図5A、図5Bを用いて、本実施形態のシステムの詳細な動作を以下に説明する。
(1)事前設定について
まず、本実施形態の制御回路の制御部13には、図5Aに示されるように、本実施形態のLSI製造者によって、上述の電圧値(VIL、VIH)、立ち上がり時間の範囲(最大時間MAX_Aと最小時間MIN_A)が設定される(S1)。また、制御部13には、本実施形態のLSI製造者によって、立ち下がり時間の範囲(最大時間MAX_Bと最小時間MIN_B)も設定される。
制御部13が一般的なマイコンによって実現されている場合には、ハードウエア技術者は、一般的な開発統合環境ソフトウエアを用いて上述の各種値をマイコン(制御部13)に設定してもよい。
ハードウエア技術者は、LSI本体15のデータシートを確認し、工場出荷時等に上述のVIL等の各種値をマイコンに設定してもよい。
(2)抵抗値設定動作
次に、制御部13は、FET101_1〜103_(n−1)の任意のゲートに対して電圧を印加し、プルダウン抵抗回路11に任意の抵抗値を設定する(S2)。
具体的には、制御部13は、直列接続用FET102_1〜102_(n−1)のうちFET102_k(kは、1〜(n−1)のいずれか)を任意に選択し、そのゲートに電圧を印加する。このとき、制御部13は、並列接続用FET101_k、103_kのゲートには電圧は印加しない。さらに、制御部13は、プルダウン抵抗回路11をグラウンドに接続する為、並列接続用FET101_k、103_k以外の全ての並列接続用FET101_z、103_z(zは、k以外の1〜(n−1))のゲートに電圧を印加する。
(3)立ち上がり時間測定動作
次に、図示していないが、本実施形態のLSIに、IC16から高周波信号である電気信号が入力されたとする。
そのとき、本実施形態のLSIの受信端子10は、IC16から入力され、受信した電気信号(高周波信号)を電圧検出回路12に出力する(S3)。
ここで、電圧検出回路12は、所定のタイミング毎に、入力される電気信号の電圧値を検出し、検出した電圧値を制御部13に出力している(S4)。
所定のタイミングは、ごく短い一定間隔(例えば、数十ps毎)のタイミングである。上述のS4により、制御部13には、電気信号(高周波信号)の電圧値が電圧検出回路12から入力される。
次に、制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号の)電圧値がVIL以上になると、自身に備わる計時機能(すなわち、タイマ)を起動し、時間の計測を開始する(S5)。
タイマは、ピコ秒の精度を持つ高精度タイマHPET(High Precision Event Timer)であってもよい。
次に、制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号の)電圧値がVIH以上になると、タイマを停止する(S6)。
このとき、タイマにて計測された時間は、立ち上がり時間である。制御部13は、立ち上がり時間を計測することができる。
(4)立ち上がり時間が規定の範囲内か否かの判定
次に、制御部13は、タイマで計測された時間(すなわち、立ち上がり時間)が規定の時間範囲内か否かを判定する(S7)。
具体的には、制御部13は、タイマで計測された立ち上がり時間が所定の最小時間MIN_A〜最大時間MAX_Aの間の時間か否かを判定する。
(5)立ち上がり時間が規定の範囲内でないときの抵抗値変更処理等
(5−1)抵抗値を所定の回数、調整したか否かの判別
次に、制御部13は、立ち上がり時間が規定の時間範囲内でない場合(S7でNoの場合)、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を調整した回数(後述のS10、S11、S30、S31で動作するカウンタの値)が最大試行回数となっているか否かを判別する(S8)。
最大試行回数は、本実施形態のLSI製造者によって、予め制御部13に設定される値である。
次に、制御部13は、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を調整した回数が最大試行回数でない場合(S8でNoの場合)、上述のS6で求めた立ち上がり時間が最大時間MAX_Aより長いのか、若しくは、最小時間MIN_Aよりも短いのかを判別する(S9)。
例えば、最大時間MAX_Aが500psで、最小時間MIN_Aが100psであり、上述のS5、S6で求めた立ち上がり時間が700psであるとき、制御部13は、立ち上がり時間が最大時間MAX_Aより長いと判別する。上述のS6で求めた立ち上がり時間が80psだとすると、制御部13は、立ち上がり時間が最小時間MIN_Aより短いと判別する。
(5−2)立ち上がり時間が最大時間MAX_Aより長いときの抵抗値変更処理
次に、制御部13は、上述のS9において、立ち上がり時間が最大時間MAX_Aより長いと判別した場合(S9でNoの場合)、立ち上がり時間が短くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を大きくする制御を行う(S10)。
具体的には、制御部13は、立ち上がり時間が最大時間MAX_Aより長いと判別した場合、直列接続用FET102_1のゲートに対して一定量の電圧を印加する。制御部13は、すでにFET102_1のゲートに電圧を印加していた場合には、その他の直列接続用FET102_y(yは、2〜(n−1)の任意の整数)のゲートのいずれかに電圧を印加する。このとき、制御部13は、並列接続用のFET101_yとFET103_yのゲートには電圧を印加しない。その結果、制御部13は、抵抗100_yと抵抗100_(y+1)を直列に接続し、プルダウン抵抗回路11の抵抗値(合成抵抗値)を一定量大きくすることができる。制御部13は、プルダウン抵抗回路11の抵抗値(合成抵抗値)を一定量大きくすることで、電気信号(高周波信号)の立ち上がり時間を短くする。プルダウン抵抗回路11の抵抗値を大きくすると、電気信号(高周波信号)の立ち上がり時間を短くできることは、上述の「(3−7)立ち上がり時間、立ち下がり時間について」で説明した通りである。
なお、制御部13は、上述のS10を実施した後、図示していないが、自身に備わるカウンタの値を1つインクリメントして処理を一旦、終了する。上述のカウンタによって、プルダウン抵抗回路の抵抗値を調整した回数がカウントされる。上述のカウンタのデフォルト値は0である。
その後、本実施形態の制御回路は、接続されたIC16から電気信号が入力されると、再度上述のS3以降の処理を行う。
(5−3)立ち上がり時間が最小時間MIN_Aより短いときの抵抗値変更処理
なお、制御部13は、上述のS9において、立ち上がり時間が最小時間MIN_Aより短いと判別した場合(S9でYesの場合)には、立ち上がり時間が長くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を小さくする制御を行う(S11)。
具体的には、制御部13は、立ち上がり時間が最小時間MIN_Aより短いと判別した場合、並列接続用FET101_1とFET103_1のゲートに対して一定量の電圧を印加する。制御部13は、FET101_1とFET103_1のゲートにすでに電圧を印加していた場合には、その他の並列接続用FET101_yとFET103_y(yは、2〜(n−1)の任意の整数)のゲートのいずれかに電圧を印加する。このとき、制御部13は、直列接続用のFET102_yのゲートには電圧を印加しない。その結果、制御部13は、抵抗100_yと抵抗100_(y+1)を並列に接続し、プルダウン抵抗回路11の抵抗値(合成抵抗値)を一定量小さくすることができる。制御部13は、プルダウン抵抗回路11の抵抗値(合成抵抗値)を一定量小さくすることで、電気信号(高周波信号)の立ち上がり時間を長くする。プルダウン抵抗回路11の抵抗値を小さくすると、電気信号(高周波信号)の立ち上がり時間を長くできることは、上述の「(3−7)立ち上がり時間、立ち下がり時間について」で説明した通りである。
なお、制御部13は、上述のS11を実施すると、自身に備わるカウンタの値を1つインクリメントした上で、処理を一旦終了する。このカウンタは、プルダウン抵抗回路の抵抗値を調整した回数を数える為のカウンタである。
その後、本実施形態の制御回路は、接続されたIC16から電気信号が入力されると、再度、上述のS3〜S11を繰り返す。
(5−4)上述のS8で最大試行回数に達した時の処理
上述のS3〜S11を繰り返した結果、制御部13は、上述のS8において、カウンタ値(すなわち、抵抗値を調整した回数)が所定の最大試行回数となった場合(S8でYesの場合)には、アラームを示す電気信号をALM端子14に出力する(S32)。S32は、図5Bに示される。
上述のALM端子14は、制御部13から入力されたアラームを示す電気信号(すなわち、ALM信号)をLSI外部に出力し、LSIを用いて設計を行うハードウエア技術者に対して抵抗値がうまく調整できなかったことを知らせる。ALM端子14は、ALM信号(電気信号)が入力されると赤色のLEDを点灯させる点灯部を備えてもよい。ALM信号が入力された点灯部は、赤色のLEDを点灯させ、抵抗値がうまく調整できなかったことをハードウエア技術者に知らせる。点灯部は、電池と、LEDと、電気信号が入力されると電池とLEDを繋ぐスイッチを備えた回路であってもよい。
(6)立ち下がり時間を計測する処理
上述のS7の判別において、立ち上がり時間が規定の時間範囲内である場合(S7でYesの場合)には、図示していないが、制御部13は、処理を一旦終了する。
その後、本実施形態の制御回路の受信端子10に、IC16から継続して電気信号(高周波信号)が入力されているものとする。
そのとき、受信端子10は、上述のS3と同様、図5Bに示されるように、入力された信号を電圧検出回路12に出力する(S23)。
電圧検出回路12は、上述のS4と同様、所定のタイミング毎に、入力される電気信号の電圧値を検出し、検出した電圧値を制御部13に出力している(S24)。
所定のタイミングは、ごく短い一定間隔のタイミング(例えば、数十ps毎)である。上述のS24により、制御部13には、電気信号(高周波信号)の電圧値が電圧検出回路12から入力される。
次に、制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号の)電圧値がVIH以下になると、自身に備わる計時機能(すなわち、タイマ)を起動し、時間の計測を開始する(S25)。
次に、制御部13は、電圧検出回路12から入力される(電気信号の)電圧値がVIL以下になると、タイマを停止する(S26)。
このとき、タイマにて計測された時間は、立ち下がり時間である。制御部13は、立ち下がり時間を計測することができる。
(7)立ち上がり時間が規定の範囲内か否かの判定
次に、制御部13は、上述のS7と同様、タイマで計測された時間(すなわち、立ち下がり時間)が規定の時間範囲内か否かを判定する(S27)。
具体的には、制御部13は、タイマで計測された立ち下がり時間が最小時間MIN_B〜最大時間MAX_Bの間の時間か否かを判定する。
(8)立ち下がり時間が規定の範囲内でないときの抵抗値変更処理等
(8−1)抵抗値を所定の回数、調整したか否かの判別
次に、制御部13は、立ち下がり時間が規定の時間範囲内でない場合(S27でNoの場合)、上述のS8と同様、プルダウン抵抗回路の抵抗値を調整した回数(上述のS10、S11で動作したカウンタの値)が最大試行回数となっているか否かを判別する(S28)。
次に、制御部13は、上述の抵抗値を調整した回数が最大試行回数となっていない場合(S28でNoの場合)、上述のS25、S26で求めた立ち下がり時間が最大時間MAX_Bより長いのか、若しくは、最小時間MIN_Bよりも短いのかを判別する(S29)。
(8−2)立ち下がり時間が最大時間MAX_Bより長いときの抵抗値変更処理
次に、制御部13は、上述のS29において、立ち下がり時間が最大時間MAX_Bより長いと判別した場合(S29でNoの場合)、立ち下がり時間が短くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を大きくする制御を行う(S30)。
具体的には、制御部13は、上述のS10と同じ処理を行う。また、制御部13は、上述のS10と同じ処理を行うと、自身に備わるカウンタの値を1つインクリメントする。プルダウン抵抗回路の抵抗値を調整した回数をカウントする為である。
(8−3)立ち上がり時間は最小時間MIN_Bより短いときの抵抗値変更処理
次に、制御部13は、上述のS29において、立ち下がり時間は最小時間MIN_Bより短いと判別した場合(S29でYesの場合)、立ち下がり時間が長くなるよう、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を小さくする制御を行う(S31)。
具体的には、制御部13は、上述のS11と同じ処理を行う。また、制御部13は、上述のS11と同じ処理を行うと、自身に備わるカウンタの値を1つインクリメントする。プルダウン抵抗回路の抵抗値を調整した回数をカウントする為である。
その後、本実施形態の制御回路は、接続されたIC16から入力される電気信号について、再度、上述のS3〜S31を繰り返し、立ち上がり時間と立ち下がり時間の両方が規定の時間範囲内か否かを再度判定する。
(8−4)上述のS28で最大試行回数に達した時の処理
上述のS3〜S31を繰り返した結果、制御部13は、上述のS28において、カウンタ値(すなわち、抵抗値を調整した回数)が最大試行回数となった判別した場合(S28でYesの場合)、上述のS8と同様、ALM信号をALM端子14に出力する(S32)。
ALM端子14は、図示していないが、制御部13から入力されたアラームを示す電気信号(すなわち、ALM信号)をLSI外部に出力し、LSIを用いて設計を行うハードウエア技術者に対して抵抗値がうまく調整できなかったことを知らせる。ALM端子14は、ALM信号(電気信号)が入力されると赤色のLEDを点灯させる点灯部を備えてもよい。ALM信号が入力された点灯部は、赤色のLEDを点灯させ、抵抗値がうまく調整できなかったことをハードウエア技術者に知らせる。
(9)立ち上がり時間と立ち下がり時間を規定の範囲内に収めた後に実施してもよい処理
(9−1)処理終了の有無を判別する処理とパラメータを変更する処理
制御部13は、上述のS27において、立ち下がり時間が規定の時間範囲内である場合(S27でYesの場合)には、上述のS2〜S32の処理を再実行するか否か、判別する(S33)。
具体的には、制御部13は、所定の時間、LEDを点滅させる信号(以下、「点滅信号」という)を一定間隔毎にALM端子14に出力し、所定の時間が経過するまでに、処理再実行を示す信号が入力されるか否かを判別する。
ここで、ALM端子14は、点滅信号が制御部13から一定間隔毎に繰り返し入力される間は、接続する赤色のLEDを点滅させ、本実施形態のLSIを用いて設計を行うハードウエア技術者に対し、上述のS2〜S32を再度実施するか判断を促してもよい。制御部13は、図示していないが、押下されると、処理再実行を示す信号を制御部13に出力する再開ボタンに接続されている。ハードウエア技術者は、上述のS2〜S32を再度実施したい場合には、赤色のLEDが点滅している間に、再開ボタンを押下し、処理再実行を示す信号を制御部13に入力する。所定の時間は、LSI製造者によって制御部13に予め設定される。所定の時間は、十分に長い時間が好ましい。
次に、制御部13は、上述のS33において、所定の時間が経過するまでに、処理再実行を示す信号が入力されない場合(S33でNoの場合)には、処理を終了する。
一方、制御部13は、所定の時間が経過するまでに、処理再実行を示す信号が入力された場合(S33でYesの場合)、点滅信号を出力することを止め、S2に戻り、各FETに対して電圧を印加した上で再度S2〜S33を実施する。
なお、制御部13がマイコンによって動作している場合、制御部13(マイコン)は、S2に戻る前に、パラメータ値(すなわち、VIL、VIH、最大時間MAX_A、最小時間MIN_A、最大時間MAX_B、最小時間MIN_B)を変更してもよい(S34)。
具体的には、制御部13(マイコン)は、上述のS33を実施した後、上述のパラメータ値が入力されるのを一定時間待つ。一定時間の間にハードウエア技術者は、一般的な開発統合環境ソフトウエアを用いて上記パラメータ値を制御部13(マイコン)に入力する。制御部13(マイコン)は、上記パラメータ値が入力されると、入力されたパラメータ値を自身に設定し、再度S2〜S33を実施する。制御部13(マイコン)は、一定時間待っても、何も入力されなければ、それまでパラメータ値を変更することなく、再度S2〜S33を実施する。
上述のS34は、制御部13がマイコンによって機能を実現される場合に実施可能である。その為、制御部13は、S34を省略してもよい。
なお、制御部13は、S34において、パラメータ値入力を一定時間待つ間、ハードウエア技術者により再開ボタンが押下されたときには、S3〜S34の処理を実施してもよい。その場合、制御部13は、S2を実施しないので、プルダウン抵抗回路11の抵抗値を初期化せず、それまでと同じ抵抗値でS3〜S34の処理を実施する。
(9−2)S33について
制御部13は、立ち下がり時間が規定の時間範囲内である場合(S27でYesの場合)には、上述のS33を実施せず、そのまま処理を終了してもよい。
(9−3)S3〜S11とS23〜S31について
さらに、LSI本体15が、立ち上がり時間、立ち下がり時間の一方のみを規定内に収めればよいものであった場合、本実施形態の制御回路は、S3〜S11、又は、S23〜S31のいずれかを繰り返し実施してもよい。その場合、本実施形態の制御回路には、LSI製造者によって、S3〜S11を示す情報、若しくはS23〜S31を示す情報が設定される。本実施形態の制御回路は、S3〜S11を示す情報が設定されている場合には、S3〜S11を実施し、S23〜S31を示す情報が設定されている場合には、S23〜S31を実施する。
(9−4)本実施形態の制御回路について
上記では、本実施形態の制御回路は、LSIの中に備わる場合を記載したが、LSIの外に備わっていてもよい。
[効果の説明]
本実施形態によれば、ハードウエア技術者は、LSIに入力される高周波信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定の範囲内になるように抵抗値を調整する手間を減らし、開発工数を削減することができる。
なぜならば、本実施形態のLSIに含まれる制御回路が、LSI本体に入力される高周波信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定される範囲内となるよう抵抗値を調整し、調整できない場合には、ALM信号を出力するからである。ハードウエア技術者は、電子基板に実装した本実施形態のLSIのうち、ALM信号を出力しているLSIについてだけ、抵抗値を調整すればよい。その為、ハードウエア技術者は、電子基板に実装したLSI全てについて、必ずしも抵抗値を調整する必要がなく、その分、抵抗値を調整する手間を減らせ、開発工数を削減できる。
≪第2の実施の形態≫
図6は、本発明の第2の実施の形態における制御回路の構成例を示す図である。以下に、第2の実施の形態の制御回路の構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第2の実施形態の制御回路の構成
本実施形態の制御回路20は、図6に示されるように、集積回路21に接続される。集積回路21は、一般的なLSI(Large Scale Integration)であってもよい。
また、本実施形態の制御回路20には、図6に示されるように、電気信号が入力される。上述の電気信号は、一般的な信号源から出力される高周波信号であってもよい。
本実施形態の制御回路20は、図6に示されるように、導線200と、抵抗回路201と、計測部202と、制御部203と、を備える。
(2)本実施形態の制御回路の各部位の機能
導線200は、入力される電気信号を、接続される集積回路21に伝える導線である。
抵抗回路201は、導線200に接続され、且つ、接地された、抵抗値が変更可能な回路である。
計測部202は、抵抗回路201と集積回路21間の導線200を伝わる電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間、所定の第3の電圧値から所定の第4の電圧値になるまでの立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測する。
上述の第2の電圧値は、上述の第1の電圧値よりも大きな電圧値である。また、上述の第4の電圧値は、上述の前記第3の電圧値よりも小さい電圧値である。第1〜第4の各電圧値は、本実施形態の制御回路20を用いるハードウエア技術者によって、予め計測部202に設定される。
ハードウエア技術者は、集積回路21のデータシートを確認し、立ち上がり時間を規定する電圧値(例えば、上述の「(3−4)LSI本体15の機能」で上述したVIL、VIH)を第1、2の電圧値として計測部202に設定する。また、ハードウエア技術者は、集積回路21のデータシートを確認し、立ち下がり時間を規定する電圧値(例えば、VIH、VIL)を第3、第4の電圧値として計測部202に設定する。
制御部203は、計測部202が計測した時間の少なくともいずれか(例えば、立ち上がり時間)が所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量小さな値に変更する。また、制御部203は、計測部202が計測した時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量大きな値に変更する。
ハードウエア技術者は、集積回路21のデータシートを確認し、規定される立ち上がり時間の時間範囲と、規定される立ち下がり時間の時間範囲と、に共通する時間範囲を、所定の時間範囲として制御部203に設定する。具体的には、ハードウエア技術者は、共通する時間範囲の最小時間と最大時間を、所定の時間範囲の最小時間と最大時間として制御部203に設定する。時間範囲が、100ns〜500nsである場合、その最小時間は100nsで、最大時間は500nsである。
制御部203は、抵抗回路201の抵抗値を所定回数変更したことに応じて所定の信号を出力する。例えば、制御部203は、抵抗回路201の抵抗値を所定回数変更したときには、調整不可を示す信号を出力してもよい。所定回数は、ハードウエア技術者によって、予め制御部203に設定される。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。
まず、本実施形態の制御回路20に、接続される信号源(図示せず)から電気信号(高周波信号)が入力されたとする。
(I)そのとき、本実施形態の制御回路20の計測部202は、抵抗回路201と集積回路22間の導線200を伝わる電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間を計測する。
(II)次に、本実施形態の制御回路20の制御部203は、計測部202が計測した立ち上がり時間が所定の時間範囲の最小時間(例えば100ns)よりも短いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量小さな値に変更する。立ち上がり時間を長くする為である。また、制御部203は、計測部202が計測した立ち上がり時間が所定の時間範囲の最大時間(例えば500ns)よりも長いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量大きな値に変更する。立ち上がり時間を短くする為である。
計測部202と制御部203は、上述の(I)、(II)の処理を繰り返す。
(III)制御部203は、上述の(I)、(II)の処理を繰り返し、抵抗回路201の抵抗値を所定回数変更しても、立ち上がり時間が所定の時間範囲内にならない場合には、調整不可を示す信号を出力する。
調整不可を示す信号により、集積回路21を用いて設計を行うハードウエア技術者は、本実施形態の制御回路20が抵抗値をうまく調整できなかったことを知ることができる。ハードウエア技術者は、基板上の複数の集積回路21のうち、調整不可を示す信号を出力した本実施形態の制御回路20に接続されている集積回路21についてのみ、抵抗値を調整すればよい。ハードウエア技術者は、基板上の全ての集積回路21について必ずしも抵抗値を調整する必要がない。
なお、計測部202は、上述の(I)において、立ち上がり時間を計測する代わりに、電気信号の電圧値が、所定の第3の電圧値から所定の第4の電圧値になるまでの立ち下がり時間を計測してもよい。その場合、制御部203は、上述の(II)において、計測した立ち下がり時間が所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量小さな値に変更する。制御部203は、(計測部202が計測した)立ち下がり時間が所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量大きな値に変更する。
また、計測部202は、上述の(I)において、上述の立ち上がり時間と立ち下がり時間の両方を計測してよい。その場合、立ち上がり時間と立ち下がり時間の両方を計測した場合には、制御部203は、上述の(II)において、以下の処理を実施する。
・制御部203は、(計測部202が計測した)立ち上がり時間と立ち下がり時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量小さな値に変更する。また、制御部203は、(計測部202が計測した)立ち上がり時間と立ち下がり時間の少なくともいずれかがが所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、抵抗回路201の抵抗値を一定量大きな値に変更する。
なお、上述の集積回路21が、立ち上がり時間のみを規定するものであった場合、ハードウエア技術者は、規定される立ち上がり時間の時間範囲を所定の時間範囲として制御部203に設定してもよい。具体的には、ハードウエア技術者は、規定される立ち上がり時間の時間範囲の最大時間と最小時間を、制御部203に設定する。
同様に、上述の集積回路21が、立ち下がり時間のみを規定するものであった場合、ハードウエア技術者は、規定される立ち下がり時間の時間範囲を所定の時間範囲として制御部203に設定してもよい。具体的には、ハードウエア技術者は、規定される立ち下がり時間の時間範囲の最大時間と最小時間を、制御部203に設定する。
[効果の説明]
本実施形態によれば、ハードウエア技術者は、集積回路に入力される高周波信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定の範囲内になるように抵抗値を調整する手間を減らし、開発工数を削減することができる。
なぜならば、本実施形態の制御回路が、集積回路に入力される高周波信号の立ち上がり時間や立ち下がり時間が規定される範囲内となるよう抵抗値を調整し、調整できない場合には、ALM信号を出力するからである。ハードウエア技術者は、電子基板に実装した集積回路のうち、ALM信号を出力した制御回路に接続されている集積回路についてだけ、抵抗値を調整すればよい。その為、ハードウエア技術者は、電子基板に実装した集積回路全てについて、必ずしも抵抗値を調整する必要がなく、その分、抵抗値を調整する手間を減らせ、開発工数を削減できる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2014年9月9日に出願された日本出願特願2014−182836を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
さらに、上記の各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
入力される電気信号を、接続される集積回路に伝える導線と、
前記導線に接続され、且つ、接地された、抵抗値が変更可能な抵抗回路と、
前記抵抗回路と前記集積回路間の前記導線を伝わる前記電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から、前記第1の電圧値よりも大きな所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間、所定の第3の電圧値から、前記第3の電圧値よりも小さい所定の第4の電圧値になるまでの立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記計測手段が計測した時間の少なくともいずれかが前記所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記抵抗値を所定回数変更したことに応じて所定の信号を出力する、
ことを特徴とする制御回路。
(付記2)
前記第1の電圧値は、前記集積回路を動作させる所定の動作電圧値の第1の割合に対応する電圧値であり、
前記第2の電圧値は、前記動作電圧値の第2の割合に対応する電圧値であり、
前記第2の割合は、前記第1の割合よりも大きく、
前記第3の電圧値は、前記動作電圧値の第3の割合に対応する電圧値であり、
前記第4の電圧値は、前記動作電圧値の第4の割合に対応する電圧値であり、
前記第4の割合は、前記第3の割合よりも小さい、
ことを特徴とする付記1に記載の制御回路。
(付記3)
前記計測手段は、前記立ち上がり時間と前記立ち下がり時間の両方を計測し、
前記制御手段は、前記立ち上がり時間が前記立ち上がり時間に係る所定の第1種時間範囲の最小時間よりも短いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記立ち下がり時間に係る所定の第2種時間範囲の最小時間よりも短いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記立ち上がり時間が前記第1種時間範囲の最大時間よりも長いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記第2種時間範囲の最大時間よりも長いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
ことを特徴とする付記1乃至2のいずれか1項に記載の制御回路。
(付記4)
前記抵抗回路は、複数の抵抗と、第1の前記抵抗の第1端と第2の前記抵抗の第1端を接続する第1種スイッチと、第1の前記抵抗の第2端と第2の前記抵抗の第2端を接続する第1種スイッチと、第1の前記抵抗の第2端と第2の前記抵抗の第1端を接続する第2種スイッチと、を備え、
前記制御手段は、前記第1種スイッチを接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記第2種スイッチを接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の制御回路。
(付記5)
前記所定の信号は、抵抗値の調整ができなかったことを示す信号である、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の制御回路。
(付記6)
前記抵抗回路と前記集積回路間の前記導線を伝わる前記電気信号の電圧値を測定する電圧検出手段を備え、
前記計測手段は、前記電圧検出手段により測定される測定電圧値が前記第1の電圧値から前記第2の電圧値になるまでの前記立ち上がり時間、前記測定電圧値が前記第3の電圧値から前記第4の電圧値になるまでの前記立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測する、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の制御回路。
(付記7)
集積回路に接続する導線に接続され、且つ、接地された、抵抗値が変更可能な抵抗回路と、前記集積回路と、の間の前記導線を伝わる電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から、前記第1の電圧値よりも大きな所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間、所定の第3の電圧値から、前記第3の電圧値よりも小さい所定の第4の電圧値に前記電圧値がなるまでの立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測し、
計測された前記時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、計測された前記時間の少なくともいずれかが前記所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更し、
前記抵抗値を所定回数変更したことに応じて所定の信号を出力する、
ことを特徴とする制御方法。
(付記8)
前記第1の電圧値は、前記集積回路を動作させる所定の動作電圧値の第1の割合に対応する電圧値であり、
前記第2の電圧値は、前記動作電圧値の第2の割合に対応する電圧値であり、
前記第2の割合は、前記第1の割合よりも大きく、
前記第3の電圧値は、前記動作電圧値の第3の割合に対応する電圧値であり、
前記第4の電圧値は、前記動作電圧値の第4の割合に対応する電圧値であり、
前記第4の割合は、前記第3の割合よりも小さい、
ことを特徴とする付記7に記載の制御方法。
(付記9)
前記立ち上がり時間と前記立ち下がり時間の両方を計測し、
前記立ち上がり時間が前記立ち上がり時間に係る所定の第1種時間範囲の最小時間よりも短いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記立ち下がり時間に係る所定の第2種時間範囲の最小時間よりも短いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記立ち上がり時間が前記第1種時間範囲の最大時間よりも長いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記第2種時間範囲の最大時間よりも長いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
ことを特徴とする付記7乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記10)
前記抵抗回路に備わる第1の抵抗の第1端と第2の抵抗の第1端を接続し、さらに前記第1の抵抗の第2端と前記第2の前記抵抗の第2端を接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記第1の抵抗の第2端と前記第2の抵抗の第1端を接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
ことを特徴とする付記7乃至9のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記11)
前記所定の信号は、抵抗値の調整ができなかったことを示す信号である、
ことを特徴とする付記7乃至10のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記12)
前記スイッチは、FET(Field Effect Transistor)を備える、
ことを特徴とする付記4乃至5のいずれか1項に記載の制御回路。
10 受信端子
11 プルダウン抵抗回路
12 電圧検出回路
13、203 制御部
14 ALM端子
15 LSI(Large Scale Integration)本体
16 IC(Integrated Circuit)
20 制御回路
21 集積回路
100_1〜100_n 抵抗
101_1〜101_(n−1)、102_1〜102_(n−1)、103_1〜103_(n−1) FET(Field Effect Transistor)
200 導線
201 抵抗回路
202 計測部

Claims (10)

  1. 入力される電気信号を、接続される集積回路に伝える導線と、
    前記導線に接続され、且つ、接地された、抵抗値が変更可能な抵抗回路と、
    前記抵抗回路と前記集積回路間の前記導線を伝わる前記電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から、前記第1の電圧値よりも大きな所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間、所定の第3の電圧値から、前記第3の電圧値よりも小さい所定の第4の電圧値になるまでの立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記計測手段が計測した時間の少なくともいずれかが前記所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記抵抗値を所定回数変更したことに応じて所定の信号を出力する、
    ことを特徴とする制御回路。
  2. 前記第1の電圧値は、前記集積回路を動作させる所定の動作電圧値の第1の割合に対応する電圧値であり、
    前記第2の電圧値は、前記動作電圧値の第2の割合に対応する電圧値であり、
    前記第2の割合は、前記第1の割合よりも大きく、
    前記第3の電圧値は、前記動作電圧値の第3の割合に対応する電圧値であり、
    前記第4の電圧値は、前記動作電圧値の第4の割合に対応する電圧値であり、
    前記第4の割合は、前記第3の割合よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記計測手段は、前記立ち上がり時間と前記立ち下がり時間の両方を計測し、
    前記制御手段は、前記立ち上がり時間が前記立ち上がり時間に係る所定の第1種時間範囲の最小時間よりも短いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記立ち下がり時間に係る所定の第2種時間範囲の最小時間よりも短いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記立ち上がり時間が前記第1種時間範囲の最大時間よりも長いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記第2種時間範囲の最大時間よりも長いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の制御回路。
  4. 前記抵抗回路は、複数の抵抗と、第1の前記抵抗の第1端と第2の前記抵抗の第1端を接続する第1種スイッチと、第1の前記抵抗の第2端と第2の前記抵抗の第2端を接続する第1種スイッチと、第1の前記抵抗の第2端と第2の前記抵抗の第1端を接続する第2種スイッチと、を備え、
    前記制御手段は、前記第1種スイッチを接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記第2種スイッチを接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御回路。
  5. 前記所定の信号は、抵抗値の調整ができなかったことを示す信号である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御回路。
  6. 前記抵抗回路と前記集積回路間の前記導線を伝わる前記電気信号の電圧値を測定する電圧検出手段を備え、
    前記計測手段は、前記電圧検出手段により測定される測定電圧値が前記第1の電圧値から前記第2の電圧値になるまでの前記立ち上がり時間、前記測定電圧値が前記第3の電圧値から前記第4の電圧値になるまでの前記立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御回路。
  7. 集積回路に接続する導線に接続され、且つ、接地された、抵抗値が変更可能な抵抗回路と、前記集積回路と、の間の前記導線を伝わる電気信号の電圧値が、所定の第1の電圧値から、前記第1の電圧値よりも大きな所定の第2の電圧値になるまでの立ち上がり時間、所定の第3の電圧値から、前記第3の電圧値よりも小さい所定の第4の電圧値に前記電圧値がなるまでの立ち下がり時間のいずれか、又は両方を計測し、
    計測された前記時間の少なくともいずれかが所定の時間範囲の最小時間よりも短いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、計測された前記時間の少なくともいずれかが前記所定の時間範囲の最大時間よりも長いときには、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更し、
    前記抵抗値を所定回数変更したことに応じて所定の信号を出力する、
    ことを特徴とする制御方法。
  8. 前記第1の電圧値は、前記集積回路を動作させる所定の動作電圧値の第1の割合に対応する電圧値であり、
    前記第2の電圧値は、前記動作電圧値の第2の割合に対応する電圧値であり、
    前記第2の割合は、前記第1の割合よりも大きく、
    前記第3の電圧値は、前記動作電圧値の第3の割合に対応する電圧値であり、
    前記第4の電圧値は、前記動作電圧値の第4の割合に対応する電圧値であり、
    前記第4の割合は、前記第3の割合よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記立ち上がり時間と前記立ち下がり時間の両方を計測し、
    前記立ち上がり時間が前記立ち上がり時間に係る所定の第1種時間範囲の最小時間よりも短いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記立ち下がり時間に係る所定の第2種時間範囲の最小時間よりも短いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記立ち上がり時間が前記第1種時間範囲の最大時間よりも長いとき、若しくは、前記立ち下がり時間が前記第2種時間範囲の最大時間よりも長いときに、前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
    ことを特徴とする請求項7乃至8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 前記抵抗回路に備わる第1の抵抗の第1端と第2の抵抗の第1端を接続し、さらに前記第1の抵抗の第2端と前記第2の前記抵抗の第2端を接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量小さな値に変更し、前記第1の抵抗の第2端と前記第2の抵抗の第1端を接続することで前記抵抗回路の前記抵抗値を一定量大きな値に変更する、
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の制御方法。
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