JP6255580B2 - 電気電子機器収納用箱のハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、取手を引き起こすための押しボタンを備えた電気電子機器収納用箱のハンドル装置に関するものである。
電気電子機器収納用箱のハンドル装置としては、定常状態(施錠状態)では取手がハンドル本体の内部に収納されており、押しボタンを押すことによって取手をばね力で起立させ、起立した取手を回動することによって係止板を回転させ、開錠操作を行う起立回転タイプのハンドル装置(特許文献1)がある。
また、取手を引き起こすだけでリンク機構により開錠操作を行う、跳ね上げタイプのハンドル装置(特許文献2)もある。このハンドル装置は、鎖錠状態においては係止爪が箱本体の係止部に噛み込んでおり、取手も収納方向にばね付勢されている。しかし取手を強制的に引き起こしてリンク機構の中立線を越えると、反転ばねが取手を起立方向に付勢して跳ね上げ、係止爪が箱本体の係止部から外れて開錠状態となる。
上記した起立回転タイプのハンドル装置は、押しボタンを操作することで操作方法が誰にも分かり易い利点がある。また押しボタンを押しても取手が起立するだけで係止板の係合が外れず鎖錠状態にあり、その後に取手を回動させて始めて係止板を外すことができるので、風が強いときなどに押ボタンを押すと同時に急に扉が開いてしまう危険がないという利点もある。
しかしながら、取手に錆や砂などの異物が入り込んだときや、パッキンの圧力が高く取手が片側に押し付けられるときなど、押ボタンを押しても取手が起立しにくいという問題があった。このような場合には、取手を強制的に引き起こすことは容易ではない。
一方、上記した跳ね上げタイプのハンドル装置は、取手を引き起こすというワンタッチの動作で開錠することができるので、操作が簡単であるという利点がある。その反面、風が強い時や誤って人の体にあたった時など、取手を引く1つ動作と同時に開くこととなり不意に扉が開いてしまう恐れがあった。
特開平8−023173号公報 特開2009−191569号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、錆や砂などの異物が入り込んだ場合にも取手を起立させ易いうえ、ワンタッチの動作で扉が開いてしまうことのない電気電子機器収納用箱のハンドル装置を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、電気電子機器収納用箱の扉に取付けられるハンドル本体と、このハンドル本体に起伏可能に設けられ扉を鎖錠する係止爪を動作させる取手と、取手の操作を可能とする操作部と、この操作部を操作したときに取手をばね力によって所定位置まで引き起こす引き起こし部とを備え、前記取手をばね力によって引き起こされた所定位置からさらに引き起こすことにより係止爪を回転させ、鎖錠状態を解除することができ、かつ、操作部を更に操作すると、操作部に加わる荷重が引き起こし部に伝わり、取手を強制的に引き起こす構造としたことを特徴とするものである。
なお請求項2のように、取手が反転ばねによって、引き起こし状態と定常状態の何れかの方向に付勢されているものであることが好ましい。
また請求項3のように、引き起こし部のばね力による取手の引き起こし量を、取手が反転ばねによって定常状態に付勢されている範囲内とすることが好ましい。さらに請求項4のように、操作部は常時取手端部に係合する方向へばね付勢されたものとすることができる。
請求項1の発明によれば、操作部と連動して取手をばね力によって引き起こす引き起こし部により、錆や砂などの異物が入り込んだ場合にも取手を起立させ易い利点がある。
また本発明によれば、操作部にかかる荷重をそのまま引き起こし部に加え、引き起こし部が強制的に取手を引き起こすので、さらに強力に取手を引き起こすことができる。
請求項2の発明によれば、反転ばねを用いたハンドルであっても、操作部の操作によって取手を引き起こすことができる。
請求項3の発明によれば、操作部を操作しても取手が起立状態までは起き上がらないので、ワンタッチで扉のロックが外れて開錠状態となることがない。
請求項4の発明によれば、適切に取手の閉状態を維持できる。
定常状態(閉鎖状態)を示す断面図である。 操作部を操作した状態を示す断面図である。 取手が所定位置まで引き起こされた状態を示す断面図である。 操作部を更に操作した状態を示す断面図である。 取手を完全に引き起こした状態を示す断面図である。 定常状態(閉鎖状態)を示す斜視図である。 操作部を更に操作した状態を示す斜視図である。 取手を完全に引き起こした状態を示す斜視図である。 操作部の裏面斜視図である。 トグル機構の説明図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1〜図5は本発明の第1の実施形態の各作動状態を示す断面図であり、図6は図1に対応する斜視図、図7は図4に対応する斜視図、図8は図5に対応する斜視図である。図1において、10は電気電子機器収納用箱の扉に取付けられるハンドル本体である。このハンドル本体10は角枠状のもので、取手11が第1軸12によって、引き起こし可能に枢着されている。またハンドル本体10の中央付近の裏面側には、第4軸14によって係止爪13が枢着されている。係止爪13は電気電子機器収納用箱の箱本体側と係合して、扉を鎖錠するものである。
取手11の裏面と係止爪13とは、リンクプレート15によって連結されている。すなわち、取手11とリンクプレート15とは第3軸17により連結され、リンクプレート15と係止爪13とは第2軸18により連結されている。取手11が開いた状態から閉じる方向に動かされると、第3軸17は第1軸12を中心として時計方向に円弧運動を行い、それに連れて係止爪13が第4軸14を中心として反時計方向に揺動してロック動作を行なうこととなる。このリンク機構は、第1軸12と第2軸18とを結ぶ直線が中立線となり、第3軸がこの中立線を越えて下側(ハンドル本体10から遠い側)に移動すると、係止爪13を時計方向に戻す力を加えても取手11を動かすことができない、いわゆるトグル機構を構成している。図10にこの機構の説明図を示す。
このため取手11をハンドル本体10に密着させた図1の状態では、確実なロック状態となる。このロック状態を解除するには、中立線を越えて取手11を引き起こす必要がある。なお従来と同様、取手11とハンドル本体10との間には反転ばね(図示せず)が設けられており、常時は取手11を閉じる方向にばね力を作用させているが、中立線を越えて取手11をさらに引き上げると、取手11を跳ね上げる方向にばね力を作用させる構造となっている。
ハンドル本体10の取手11の先端側の端部には、取手11の操作を可能とする操作部20と、この操作部20を操作したときに取手11を所定位置まで引き起こす引き起こし部21とが、第5軸22によって枢着されている。操作部20は図1に示されるように押ボタン状のものであるが、その取手11側の下面に取手11の先端の突起23を抑える係合部24を備えている。
引き起こし部21は第5軸22を挟んで、操作部20により押下げられる押圧部25と、取手11の先端部の下方に延びるアーム部26とを備えている。この実施形態では操作部20は引き起こし部21とは別部材であり、図3に示すつるまきばね28のばね力によって常時は図1の上方位置、即ち取手端部に係合する方向へ付勢されているが、図4に示すように操作部20を押し込めば、引き起こし部21の押圧部25と密着して引き起こし部21を時計方向に搖動させることができるようになっている。
この引き起こし部21の第5軸22には、つる巻ばね28(図3参照)が設けられている。このつる巻ばね28は引き起こし部21を時計方向、すなわち取手11の先端部を押し上げる方向に付勢している。しかし図1の定常状態においては、操作部20の係合部24が取手11の先端の突起23を抑えているため、取手11が押し上げられることはなく、図1の状態が保持される。
図1に示す定常状態から操作部20を図2のように押圧すると、操作部20の係合部24は取手11の先端の突起23から外れる。するとつる巻ばね28のばね力により引き起こし部21が時計方向に回転し、取手11の先端を図3のように所定位置まで押し上げる。しかしつる巻ばね28による押し上げストロークは小さいため、この所定位置は前記したトグル機構の中立線を越えないようになっている。すなわち、引き起こし部21のばね力による取手11の引き起こし量は、取手11が反転ばねによって定常状態(閉じる方向)に付勢されている範囲内とした。
取手11の反転ばねよりもつる巻ばね28を強く設定しておけば、取手11は図3の位置で停止する。この状態から取手11を指先で引き上げれば、トグル機構はその中立線を越えて動き、図5に示すように従来と同様に係止爪13は時計方向に回転して鎖錠状態が解除される。以上に説明したように本発明のハンドル装置は、ワンタッチで取手11が開いてしまうことがない。
また本発明のハンドル装置は、操作部20を操作して取手11を所定位置まで上昇させ、その後は人手によって取手11を引き上げる構造としたため操作が分かり易いが、この方式は従来技術の項において記したように、錆や砂などの異物が入り込んだ場合には操作部20を操作しても取手11が図2の状態のまま動かなくなるおそれがある。しかし図4に示すようにこの状態から更に深く操作部20を押し込めば、操作部20に加わる荷重が引き起こし部21に伝わり、引き起こし部21のアーム部26が取手11を強制的に引き起こすことができる。このため錆や砂などの異物が入り込んだ場合にも取手11を強制的に起立させることができる。
なお、上記した実施形態では操作部20と引き起こし部21とを別部材としたが、これらを一体化することもできる。また操作部20は実施例のような押ボタン式とするほか、後方にスライドさせて取手11の先端部との係合を解除するスライド方式とすることもできる。
以上に説明したように、本発明の電気電子機器収納用箱のハンドル装置は、錆や砂などの異物が入り込んだ場合にも取手11を起立させることができるうえ、ワンタッチの動作で扉が開いてしまうことのない利点がある。
10 ハンドル本体
11 取手
12 第1軸
13 係止爪
14 第4軸
15 リンクプレート
17 第3軸
18 第2軸
20 操作部
21 引き起こし部
22 第5軸
23 突起
24 係合部
25 押圧部
26 アーム部
28 つる巻ばね

Claims (4)

  1. 電気電子機器収納用箱の扉に取付けられるハンドル本体と、このハンドル本体に起伏可能に設けられ扉を鎖錠する係止爪を動作させる取手と、取手の操作を可能とする操作部と、この操作部を操作したときに取手をばね力によって所定位置まで引き起こす引き起こし部とを備え、前記取手をばね力によって引き起こされた所定位置からさらに引き起こすことにより係止爪を回転させ、鎖錠状態を解除することができ、かつ、操作部を更に操作すると、操作部に加わる荷重が引き起こし部に伝わり、取手を強制的に引き起こす構造としたことを特徴とする電気電子機器収納用箱のハンドル装置。
  2. 取手は反転ばねによって、引き起こし状態と定常状態の何れかの方向に付勢されていることを特徴とする請求項1記載の電気電子機器収納用箱のハンドル装置。
  3. 引き起こし部のばね力による取手の引き起こし量を、取手が反転ばねによって定常状態に付勢されている範囲内としたことを特徴とする請求項2記載の電気電子機器収納用箱のハンドル装置。
  4. 操作部は常時取手端部に係合する方向へばね付勢されたものであることを特徴とする請求項2記載の電気電子機器収納用箱のハンドル装置。
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