JP2640637B2 - 引出し回転型扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

引出し回転型扉用ロックハンドル装置

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JP2640637B2
JP2640637B2 JP7078233A JP7823395A JP2640637B2 JP 2640637 B2 JP2640637 B2 JP 2640637B2 JP 7078233 A JP7078233 A JP 7078233A JP 7823395 A JP7823395 A JP 7823395A JP 2640637 B2 JP2640637 B2 JP 2640637B2
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健一 山田
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B5/00Handles completely let into the surface of the wing
    • E05B5/003Pop-out handles, e.g. sliding outwardly before rotation
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B1/00Knobs or handles for wings; Knobs, handles, or press buttons for locks or latches on wings
    • E05B1/0092Moving otherwise than only rectilinearly or only rotatively

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電盤収容ボックス等
に利用され、ハンドルをケーシングから引き出した後、
所定角度回転させることによって止め金具が固定枠体の
受部から離脱する、引出し回転型扉用ロックハンドル装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特願平5−81289号に示された引出
し回転型扉用ロックハンドル装置では、扉に固着される
ケーシングと、ケーシングの基端部に固着する施錠軸
と、ケーシングの正面凹部に出没自在に収容され、基端
部が横断枢軸によって施錠軸の前端部に枢着され、先端
部に錠前収容部及び係止爪部が設けられたハンドルと、
施錠軸とハンドルの間に装備され、前記枢軸を中心にハ
ンドルを突出方向に回転付勢する駆動用バネと、ケーシ
ングの正面凹部の先端部に固着され、前端部の先端部側
に係止突起が設けられ、基端部側の中間部に係止突起が
設けられたボタンケースと、ボタンケースの前端部に横
断枢軸によって枢着され、先端部に係止爪部が設けられ
た押ボタンと、ボタンケースと押ボタンの間に装備さ
れ、横断枢軸を中心に係止突起と係止爪部が結合する方
向に押ボタンを回転付勢する姿勢保持用バネと、錠前収
容部に埋め込み固着される錠前ユニットと、錠前ユニッ
トのロータの回転に連動して進退するロックプレートか
らなり、ハンドルの先端部の係止爪部が押ボタンの基端
部側の背面に係合してハンドルが没入位置に保持され、
ロックプレートがボタンケースの係止突起に係合してハ
ンドルが錠止めされる。
【0003】しかしながら、この従来装置では、押ボタ
ンを押し込むことにより、押ボタンの基端部側の背面に
係合している係止爪部が解除されても、ハンドルが正面
凹部に引っかかったり、横断枢軸の摩擦抵抗等により、
ハンドルが正面凹部からスムーズに突出しない場合があ
る。
【0004】また、扉の内側に閉じ込められた時、自力
では脱出できなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、押ボタンを深く押し込むことにより、確実にハン
ドルを所定角度まで突出回転させることができ、また、
扉の内側に閉じ込められた時も、自力で解錠開放して脱
出できる引出し回転型扉用ロックハンドル装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、押ボタン17を押すとハンド
ル10がバネ11の回転付勢によって横断枢軸7を中心
にケーシング2から突出回転する引出し回転型扉用ロッ
クハンドル装置において、押ボタン17を押してもハン
ドル10が突出しない時、更に深く押し込まれた押ボタ
ン17に駆動されて、横断枢軸15を中心に回転してハ
ンドル10の先端部背面側を押圧し、ハンドル10を突
出回転させるアーム16を設ける。また、アーム16を
押圧操作するための開口54をケーシング2の背面壁部
に設ける。
【0007】
【実施例】図示の実施例の引出し回転型扉用ロックハン
ドル装置は、扉1に固着され、背面に開口54を設けた
ケーシング2と;ケーシング2の基端部の軸筒部3に回
転可能かつ軸方向に移動不能に嵌挿され、後端部に止め
金板4を固着する施錠軸5と;ケーシング2の正面凹部
6に出没自在に収容され、基端部が横断枢軸7によって
施錠軸5の前端部に枢着され、先端部に錠前収容部8及
び係止爪部9が設けられたハンドル10と;施錠軸5と
ハンドル10の間に装着され前記枢軸7を中心にハンド
ル10を突出方向に回転付勢する駆動用バネ11と;ケ
ーシング2の正面凹部6の先端部に固着され、前端部の
基端部側に軸孔12が設けられ、中間部の基端部側に係
止突起13が設けられたボタンケース14と;ボタンケ
ース14の前端部に横断枢軸15によって枢着され、基
端部27が錠止時にハンドル10の係止爪部9と係合す
る押ボタン17と;ボタンケース14の前端部に横断枢
軸15によって枢着され、押しボタン17を押し込み時
に基端部56がハンドル10の先端部の背面側に当接す
るアーム16と;ボタンケース14と押ボタン17の間
に装備され、横断枢軸15を中心に、アーム16が後端
部側に後退する方向に押ボタン17を回転付勢する姿勢
保持用バネ18と;錠前収容部8に埋め込み固着される
錠前ユニット19と;錠前ユニット19のロータ20の
回転に連動して進退するロックプレート21を備えてい
る。
【0008】図1に示されるように扉1の縦長開口28
に正面側から嵌挿した細長いケーシング2は、外周鍔部
29を扉1の正面に突当て、ケーシング2の中間部に跨
がらせたU字型座板30を扉1の背面に突当て、該座板
30の透孔31からビス32を該中間部の背面壁33の
盲孔34に螺子込むことによって、扉1に締め付け固着
されている。扉1の正面とケーシング2の間には、パッ
キン35が挿入されている。
【0009】施錠軸5の中間部の環状溝36には防水用
のO−リング37が挿入され、ケーシング2の軸筒部3
の背面壁部38の軸孔39には施錠軸5の縮径軸部40
が嵌挿され、縮径軸部40に連設された角軸部41に
は、回転角度規制盤と一体構造になっている止め金板4
が、角軸部41に対して回転不能に嵌合されている。
【0010】回転角度規制盤と一体構造になっている止
め金板4は、角軸部41の螺子孔42に螺子込んだビス
43で固定することによって、施錠軸5は軸筒部3から
抜脱不能に取り付けられている。前記背面壁部38には
回転角度規制用突起44を設けてあり、回転角度規制板
と一体構造になった止め金板4が、該突起44に圧接す
ることによって回転角度が規制される。
【0011】施錠軸5の前端部には切欠45が設けられ
ており、該切欠45内に側面視半円形状に形成されたハ
ンドル10の基端部が横断枢軸7によって枢着される。
これによって、斜めに突出したハンドル10は軸筒部3
に支持されて施錠軸5と一体に回転可能となっている。
ハンドル10の側面にはリブ46が設けられており、ハ
ンドル10の基端部の平面部47が、切欠45の傾斜面
45aに当接することによってハンドル10のケーシン
グ2に対する突出角度が決定する。
【0012】駆動用バネ11は、捩りコイルバネで構成
され、コイル部分11aが横断枢軸7に挿通され、一方
の直線部分11cが施錠軸5の切欠45の底面部45b
に当接し、他方の直線部分11bがハンドルの背面部4
8に当接している。
【0013】ボタンケース14の前端部の基端部側には
軸孔12が設けられ、中間部の基端部側には係止突起1
3が設けられており、前記軸孔12の両側面からはさま
れる様に押ボタン17が横断枢軸15によって枢着され
ており、姿勢保持用バネ18は、捩りコイルバネで構成
され、コイル部分18aが横断枢軸15に挿通され、一
方の直線部分18cがボタンケース14の後端部側に当
接し、他方の直線部分18bが押ボタン17の背面部4
9に当接している。
【0014】ボタンケース14の背面側には凹部50が
設けられており、ケーシング2の正面凹部6の底面部に
は突起が設けられている。この凹部50に突起を嵌合さ
せることにより、押ボタン17の配置位置の位置決めが
行われる。また、ボタンケース14の背面側に二か所の
螺子孔51が設けられており、ケーシング2の背面壁部
38に設けられた透孔52にビス53を挿通して、ケー
シング2の正面凹部6の先端部にねじ込み固定する。
【0015】ボタンケース14を省略して、押ボタン1
7とアーム16を共通の横断枢軸15によってケーシン
グ2の左右側壁部に枢着すること、また、ケーシング2
の背面壁部の開口54を縦長に大きく形成し、アーム1
6の後半部全体をケーシング2の背面側に突出配置する
こともできる。アーム16独自の姿勢保持用バネを設け
ることもできる。
【0016】図1に示されるように施錠軸5の後端部に
固着されている止め金板4が、固定枠体22側の受部2
3に係合し、ハンドル10がケーシング2の正面凹部6
に没入状態にある時には、押ボタン17は姿勢保持用バ
ネ18によって、横断枢軸15を中心に回転付勢され、
ハンドル10の延長上に整列する。ハンドル10の先端
部の係止爪部9が、押ボタン17の基端部側の背面24
に係合してハンドル10は没入位置に保持される。ま
た、ロックプレート21は最大限に前進した位置にあ
り、ボタンケース14の係止突起13に係合してハンド
ル10は没入位置に錠止めされ、固定枠体22に対し
て、扉1が的確に施錠される。
【0017】ハンドル10を突出させる場合には、図4
に示されるように、錠前ユニット19の鍵孔25に鍵を
挿入して、ロータ20を回転させて、ロックプレート2
1を後退させて、係止突起13とロックプレート21の
係合を解除する。この段階では、ハンドル10の先端部
の係止爪部9が押ボタン17の基端部側の背面24に係
合している為、依然としてハンドル10は没入位置に保
持されたままである。操作者が押ボタン17の正面先端
部26を押すと、姿勢保持用バネ18の付勢に抗して、
押ボタン17が横断枢軸15を中心に回転し、押ボタン
17の基端部側の背面24と係止爪部9の係合が解除さ
れ、ハンドル10は駆動用バネ11の作用によって瞬時
にケーシング2の正面凹部6から突出する。
【0018】バネ11が働かない非常時には、図5に示
されるように、押ボタン17の正面先端部26を更に深
く押し込み、背面部49がアーム16の末端部57を押
すため、押ボタン17と連動してアーム16がハンドル
10の背面側から強制的に突出方向に当接し後押しする
ことによって、ハンドル10はケーシング2の正面凹部
6から突出する。
【0019】ハンドル10が突出し、押ボタン17の押
圧が解かれると、姿勢保持用バネ18の付勢力によっ
て、押ボタン17は横断枢軸15を中心に回転して、没
入時のハンドル10の延長上に整列する。突出したハン
ドル10を握って所定方向に回すと、横断枢軸7でハン
ドル10に連結された施錠軸5が軸筒部3に支持されて
一体回転し、止め金板4が固定枠体22側の受部23か
ら離脱する。その為、固定枠体に対する施錠を解除され
た扉1は、ハンドル10を手前に引くことによって開放
される。
【0020】扉1を閉鎖し、ハンドル10を逆回転して
止め金板4を固定枠体22側の受部23に再度係合させ
た後、ハンドル10をケーシング2の正面凹部6に押込
む時には、図4に示されるように、ハンドル10の先端
部の係止爪部9が押ボタン17の基端部27を押す。こ
の押圧によって押ボタン17は、一旦、姿勢保持用バネ
18の付勢に抗して回転する。ハンドル10の押込みが
進行し、ハンドル10の先端部の係止爪部9が押ボタン
17の基端部側の背面24に越えた時、押ボタン17は
姿勢保持用バネ18の付勢によって瞬時に回転し、ハン
ドル17の延長上に整列する。ハンドル10の先端部の
係止爪部9は、押ボタン17の基端部側の背面24に係
合してハンドル10は没入位置に保持される。この状態
で、鍵孔25に鍵を差し込みロータ20を回転させてロ
ックプレート21を前進させて、ロックプレート21の
先端部をボタンケース14の係止突起13に係合すれ
ば、再び図3に示されるようにハンドル10が的確に没
入位置に錠止めされ、固定枠体22に対して扉1が施錠
される。
【0021】扉の内側に閉じ込められた時は、開口54
から直接アーム16を押し込めばよい。これによってア
ーム16がハンドル10を背面側から突出方向に押圧す
るため、自力で解錠開放して脱出する。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の引出し回転型扉用
ロックハンドル装置では、押ボタン17を押してもハン
ドル10が突出しない時、更に深く押し込まれた押ボタ
ン17に駆動されて、横断枢軸15を中心に回転してハ
ンドル10の先端部背面側を押圧し、ハンドル10を突
出回転させるアーム16を設けたので、確実にハンドル
を所定角度まで突出回転させることができる。
【0023】また、アーム16を押圧操作するための開
口54をケーシング2の背面壁部に設けたので、扉の内
側に閉じ込められた時も、自力で解錠開放して脱出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施例に係る引出し回転型扉用ロ
ックハンドル装置のハンドル錠止時における正面図であ
る。
【図2】該扉用ロックハンドル装置の背面図である。
【図3】ハンドル錠止時の該扉用ロックハンドル装置の
縦断面図である。
【図4】押しボタンを押し込み、横断枢軸を中心に15
°回転させた時の該扉用ロックハンドル装置の縦断面図
である。
【図5】押しボタンを押し込み、横断枢軸を中心に30
°回転させた時の該扉用ロックハンドル装置の縦断面図
である。
【図6】該扉用ロックハンドル装置に組み込んだ押ボタ
ンの側面図である。
【図7】該押ボタンの平面図である。
【図8】該押ボタンの正面図である。
【図9】該扉用ロックハンドル装置に組み込んだボタン
ケースの側面図である。
【図10】該ボタンケースの平面図である。
【図11】該ボタンケースの正面図である。
【図12】該扉用ロックハンドル装置に組み込んだアー
ムの側面図である。
【図13】該アームの平面図である。
【図14】該アームの正面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 ケーシング 3 軸筒部 4 止め金具 5 施錠軸 6 正面凹部 7 横断枢軸 8 錠前収容部 9 係止爪部 10 ハンドル 11 駆動用バネ 12 軸孔 13 係止突起 14 ボタンケース 15 横断枢軸 16 アーム 17 押ボタン 18 姿勢保持用バネ 19 錠前ユニット 20 ロータ 21 ロックプレート 22 固定枠体 23 受部 24 背面 25 鍵孔 26 正面先端部 27 基端部 28 縦長開口 29 外周鍔部 30 U字形座板 31 透孔 32 ビス 33 背面壁 34 盲孔 35 パッキン 36 環状溝 37 O−リング 38 背面壁部 39 軸孔 40 縮径軸部 41 角軸部 42 螺子孔 43 ビス 44 回転角度規制用突起 45 切欠 46 リブ 47 平面部 48 背面部 49 背面部 50 凹部 51 螺子孔 52 透孔 53 ビス 54 開口 55 軸孔 56 基端部 57 末端部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押ボタン17を押すとハンドル10がバ
    ネ11の回転付勢によって横断枢軸7を中心にケーシン
    グ2から突出回転する引出し回転型扉用ロックハンドル
    装置であって、押ボタン17を押してもハンドル10が
    突出しない時、更に深く押し込まれた押ボタン17に駆
    動されて、横断枢軸15を中心に回転してハンドル10
    の先端部背面側を押圧し、ハンドル10を突出回転させ
    るアーム16を設けた引出し回転型扉用ロックハンドル
    装置。
  2. 【請求項2】 アーム16を押圧操作するための開口5
    4をケーシング2の背面壁部に設けた請求項1に記載の
    引出し回転型扉用ロックハンドル装置。
JP7078233A 1995-03-09 1995-03-09 引出し回転型扉用ロックハンドル装置 Expired - Lifetime JP2640637B2 (ja)

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KR2019950038251U KR960031725U (ko) 1995-03-09 1995-12-05 인출회전형 도어용 록 핸들장치
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CN1074496C (zh) 2001-11-07
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