JP2898588B2 - 引出し回転型扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

引出し回転型扉用ロックハンドル装置

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JP2898588B2
JP2898588B2 JP7291996A JP29199695A JP2898588B2 JP 2898588 B2 JP2898588 B2 JP 2898588B2 JP 7291996 A JP7291996 A JP 7291996A JP 29199695 A JP29199695 A JP 29199695A JP 2898588 B2 JP2898588 B2 JP 2898588B2
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handle
push button
casing
tip
shaft
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JP7291996A
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健一 山田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、配電盤収容ボッ
クス等に使用され、ハンドルをケーシングから引き出し
た後、所定角度回転させることによって止め金板が固定
枠体の受部から離脱する、引出し回転型扉用ロックハン
ドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 特開平6−257334公報に開示さ
れた引き出し回転型扉用ロックハンドル装置では、扉に
固着されるケーシングと;ケーシングの基端部の軸筒部
に回転可能かつ軸方向に移動不能に嵌挿され、後端部に
止め金板を固着する施錠軸と;ケーシングの正面凹部に
出没自在に収容され、基端部が横断枢軸によって施錠軸
の前端部に枢着されたハンドルと;施錠軸とハンドルの
間に装備され、前記枢軸を中心にハンドルを突出方向に
回転付勢する駆動用バネと;背面側に脚部を突設し、脚
部の中間部に突出部を設け、該突出部に軸孔を設け、突
出部の基端部側に波状の面を設け、脚部の先端部に係止
爪部を設け、軸孔に横断枢軸を挿通してハンドルの先端
部に枢着される押ボタンと;ハンドルの先端部の背面側
に固着される波状の板バネと;ハンドルの先端部に設け
られた錠前収容部に埋め込み固着され、鍵によるロータ
の回転に連動してロックプレートが進退し、押ボタンの
脚部に当接して押ボタンの回転を拘束する錠前ユニット
から成り、ケーシングの正面凹部の先端部に設けられた
突出部の底面に受部を設け、該受部に押ボタンの係止爪
部が係合してハンドルを没入位置に保持し、押ボタンの
波状面が波状の板バネに係合して、ハンドルが没入位置
にある時は、押ボタンをハンドルの延長上に整列させ、
押ボタンを押し込んだ時には、押ボタンが当該押し込み
位置に保持されるようにする。
【0003】しかしながら、この従来装置では、係止用
屈折部が押ボタン側の停止凹部に係合して、押ボタンを
錠止位置に保持しているが、この係合動作に難点があ
り、錠止が不完全となることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、ハンドル駆動用バネのバネ反力の作用によって
押ボタンに回転力が生じることがなく、ハンドルが没入
位置に的確に保持される、引出し回転型扉用ロックハン
ドル装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照番号を用いて説明すると、ケーシング2を扉1に固着
し、後端部に止め金板を固着した施錠軸5をケーシング
2の基端部に設けた軸筒部3に回転可能且つ軸方向に移
動不能に嵌挿し、ハンドル8を施錠軸5の前端部に横断
枢軸7によって枢着し、ケーシング2の正面凹部6に出
没自在に収容する。
【0006】施錠軸5とハンドル8の間には、前記枢軸
7を中心にハンドル8を突出方向に回転付勢する駆動用
バネ9を設け、背面側に脚部10を突設し、脚部10の
先端部に係止爪部11を設けた押ボタン14を軸孔12
に横断枢軸13を挿通してハンドル8の先端部に枢着
し、圧縮コイルバネ15をハンドル8の先端部の背面側
に固着する。この圧縮コイルバネ15は、ハンドル8が
没入位置にあるとき、押ボタン14をハンドル8の延長
線上に整列させる。
【0007】ハンドル8の先端部に設けた錠前収容部1
6には、押ボタン14の脚部10に当接して押ボタン1
4の回転を拘束するロックプレート17を備えた錠前ユ
ニット18を備え、ケーシング2の正面凹部6の先端部
に設けられた突出部19の底面には、押ボタン14の係
止爪部11が係合する受部20を、前記横断枢軸13を
通る水平線上に突出形成し、該受部20に押ボタン14
の係止爪部11を係合させてハンドル8を没入位置に保
持する
【0008】錠前ユニット18のロータが施錠位置にあ
る時には、ロックプレート17は最大限に前進した位置
にあり、ロックプレート17の先端部は押ボタン14の
脚部10に係合している。そのため、ハンドル8はケー
シング2の正面凹部6に没入した位置に保持され、施錠
軸5に固着した止め金板4は、固定枠体21側の受部2
2と係合した位置に保持され、扉1は固定枠体21に対
して錠止されている。
【0009】この装置ではハンドル8をケーシング2か
ら突出回転させる為の操作は2段階階操作によってなさ
れる。第一段階での操作では、錠前ユニット18に鍵を
挿入してロータを解錠方向に回すと、ロータに連動した
ロックプレート17が後退付勢し、ロックプレート17
の先端部が脚部10から離脱する。この段階では、脚部
10の先端部に設けた係止爪部11が正面凹部6の先端
部の突出部19に設けた受部20に係合している為、依
然としてハンドル8はケーシング2の正面凹部6に没入
した位置に保持されている。
【0010】第2段階の操作において、図4に示したよ
うに操作者が押ボタン14を指先で押して、圧縮コイル
バネ15の付勢に抗して押ボタン14を横断枢軸13を
中心に回転させると、脚部10が基端部側に回転移動す
る為、係止爪部11と受部20の先端部との係合が解か
れる。
【0011】押ボタン14の押圧が解かれると、ハンド
ル8と施錠軸5の間に装備された駆動用バネ9の回転付
勢力が、ハンドル8と押ボタン11の間に装備された圧
縮コイルバネ15の保持力よりも強い為、ハンドル8は
瞬時に横断枢軸7を中心に急速回転し、図5に示したよ
うにケーシング2の正面凹部6から突出する。ハンドル
8が突出した時には、押ボタン14は圧縮コイルバネ1
5の保持力によって逆回転し、ハンドル8の延長上に整
列した位置に復帰している。
【0012】この突出したハンドル8を握って所定方向
に回すと、横断枢軸7でハンドル8に連結された施錠軸
5が軸筒部に支持されて一体回転し、止め金板4が固定
枠体21の受部22から離脱する。その為固定枠体21
に対する施錠を解除された扉1は、ハンドル8を手前に
引くことによって開放される。
【0013】扉1を閉鎖し、ハンドル8を逆回転して止
め金板4を固定枠体21側の受部22に再度係合させた
後、ハンドル8をケーシング2の正面凹部6に押し込む
と、押ボタン14の係止爪部11が突出部19の先端斜
面19aを押す。この押圧によって押ボタン14は圧縮
コイルバネ15の付勢に抗して一旦後退摺動する。
【0014】ハンドル8の押し込みが進行して係止爪部
11が受部20の先端部の背面側を越えた時、押ボタン
14は圧縮コイルバネ15の付勢によって瞬時に全身摺
動し、係止爪部11と受部20の先端部が係合する。こ
の時、係止爪部11は横断枢軸13を通る水平線上に位
置しているので、ハンドル8と施錠軸5の間に装備され
た駆動用バネ9によって生じる該係止爪部11に係る反
作用の方向は横断枢軸13を通る水平方向に働く。その
為、バネ反力による押ボタン14の回転力は生じず、ハ
ンドル8はケーシング2の正面凹部6内の没入位置に的
確に錠止めされる。
【0015】
【発明の実施の形態】 図示の実施形態では、扉1の
縦長開口23に正面側から嵌挿した細長いケーシング2
は、外周鍔部24を扉1の正面側に突当て、軸筒部3と
錠前収容部16の間の中間部に跨がらせたU字型座板2
5を扉1の背面側に突当て、該座板25の透孔26から
ビス27を該中間部の背面壁の盲孔28に螺子込むこと
によって、扉1に締め付け固定されている。
【0016】施錠軸5の中間部の環状溝29には防水用
のO−リング30が挿入され、軸筒部3の背面壁部31
の軸孔32には施錠軸5の縮径軸部5aが嵌挿され、縮
径軸部5aに連接された角軸部5bには、回転角度規制
板33と止め金板4が角軸部5bに対して回転不能に嵌
合されている。この回転角度規制板33と止め金板4を
角軸部bの螺子孔34に螺子込んだボルト35で固定す
ることによって、施錠軸5は軸筒部3から抜脱不能に取
り付けられている。前記背面壁部31には回転角度規制
用突起31aを設けてある。
【0017】ハンドル8の基端部8aは傾斜面となって
おり、施錠軸5に当接して、ハンドル8のケーシング2
に対する突出角度を決定する。駆動用バネ9は捩りバネ
で構成され、コイル部分が横断枢軸7に嵌合されてい
る。
【0018】姿勢保持用の圧縮コイルバネ15は、ハン
ドル8の先端部に設けた割溝36の盲孔37に、圧縮コ
イルバネ15の一端部を挿入し、他端部は押ボタン14
の脚部10の付け根部分に当接している。駆動用バネ9
のバネ反力は、姿勢保持用バネのバネ反力よりも強く設
定されている。
【0019】
【発明の効果】 以上のように本発明の引出し回転型扉
用ロックハンドル装置では、ハンドル8の先端部に横断
枢軸13によって押ボタン14を連結し、押ボタン14
の背面側に突設した脚部10の先端部に係止爪部11を
設け、該係止爪部11が係合する受部20を横断枢軸1
3を通る水平線上に突出形成することで、ハンドル8と
施錠軸5の間に装備された駆動用バネ9のバネ反力によ
る作用により係止爪部11に生じる反作用の方向は横断
枢軸13を通る水平方向に働く。その為、バネ反力によ
る押ボタン14の回転力は生じず、ハンドル8はケーシ
ング2の正面凹部6内の没入位置に的確に保持される
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る引出し回転型扉用
ロックハンドル装置のハンドル収容時における正面図で
ある。
【図2】 該ロックハンドル装置の背面図である。
【図3】 ロックプレート後退時の該ロックハンドル装
置の縦断面図である。
【図4】 押ボタン押し込み時の該ロックハンドル装置
の縦断面図である。
【図5】 ハンドル突出時の該ロックハンドル装置の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 ケーシング 3 軸筒部 4 止め金板 5 施錠軸 6 正面凹部 7 横断枢軸 8 ハンドル 9 駆動用バネ 10 脚部 11 係止爪部 12 軸孔 13 横断枢軸 14 押ボタン 15 圧縮コイルバネ 16 錠前収容部 17 ロックプレート 18 錠前ユニット 19 突出部 20 受部 21 固定枠体 22 受部 23 縦長開口 24 外周鍔部 25 U字形座板 26 透孔 27 ビス 28 盲孔 29 環状溝 30 O−リング 31 壁面壁部 32 軸孔 33 回転角度規制板 34 螺子孔 35 ボルト 36 割溝 37 盲孔 38 傾斜内面部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉1に固着されるケーシング2と;ケー
    シング2の基端部の軸筒部3に回転可能かつ軸方向に移
    動不能に嵌挿され、後端部に止め金板4を固着する施錠
    軸5と;ケーシング2の正面凹部6に出没自在に収容さ
    れ、基端部が横断枢軸7によって施錠軸5の前端部に枢
    着されたハンドル8と;施錠軸5とハンドル8の間に装
    備され、前記枢軸7を中心にハンドル8を突出方向に回
    転付勢する駆動用バネ9と;背面側に脚部10を突設
    し、脚部10の先端部に係止爪部11を設け、軸孔12
    に横断枢軸13を挿通してハンドル8の先端部に枢着さ
    れる押ボタン14と;ハンドル8の先端部の背面側に固
    着され、ハンドル8が没入位置にあるとき、押ボタン1
    4をハンドル8の延長線上に整列させる圧縮コイルバネ
    15と;ハンドル8の先端部に設けられた錠前収容部1
    6に埋め込み固着され、鍵によるロータの回転に連動し
    てロックプレート17が進退し、押ボタン14の脚部1
    0に当接して押ボタン14の回転を拘束する錠前ユニッ
    ト18から成り、ケーシング2の正面凹部6の先端部に
    設けられた突出部19の底面に、押ボタン14の係止爪
    部11が係合する受部20を、前記横断枢軸13を通る
    水平線上に突出形成したことを特徴とする引出し回転型
    扉用ロックハンドル装置。
JP7291996A 1995-10-13 1995-10-13 引出し回転型扉用ロックハンドル装置 Expired - Lifetime JP2898588B2 (ja)

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JPH08232512A JPH08232512A (ja) 1996-09-10
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