JP2582342B2 - 解錠位置拘束型ラッチ装置 - Google Patents

解錠位置拘束型ラッチ装置

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JP2582342B2
JP2582342B2 JP6219477A JP21947794A JP2582342B2 JP 2582342 B2 JP2582342 B2 JP 2582342B2 JP 6219477 A JP6219477 A JP 6219477A JP 21947794 A JP21947794 A JP 21947794A JP 2582342 B2 JP2582342 B2 JP 2582342B2
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lever
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latch
split groove
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健一 山田
博之 伊藤
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気機器収納ボックス等
の固定枠体に対して扉を錠止するラッチ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】扉を固定枠体に対して錠止する従来のラ
ッチ装置では、扉側に固着したケースにラッチボルトを
摺動可能に収容し、固定枠体側にロック孔を設け、該ロ
ック孔に係合する方向にラッチボルトをバネによって摺
動付勢してあり、扉の前面側からレバーハンドルやノブ
を回転操作することによって、ラッチボルトが解錠位置
に後退摺動させられ、扉の開放操作は、ラッチボルトを
解錠位置に拘束した状態で行われる。
【0003】扉の高さ寸法が大きい場合には、扉を数箇
所で錠止する必要があるが、最後のラッチ装置を解錠操
作するまでの間、それまでに解錠操作した複数のラッチ
装置の全てにレバーハンドルやノブに手を掛けて、ラッ
チボルトを解錠位置に拘束して置くことは、一人では事
実上不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、ラッチボルトを解錠位置に拘束できる機能を備え
たラッチ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の解錠位置拘束型ラッ
チ装置では、扉1に固着されるケース2にラッチボルト
6を収容し、固定枠体4側のロック孔5に係合する方向
にラッチボルト6をバネ3によって摺動付勢し、操作レ
バー8をラッチボルト6の割溝7に収容して枢軸9によ
ってラッチボルト6に枢着し、操作レバー8の先端部が
ラッチボルト6のカム斜面10より突出する方向に操作
レバー8をバネ11によって回転付勢する。
【0006】ロックレバー12をラッチボルト6の割溝
7に収容し、枢軸13によってロックレバー12をラッ
チボルト6に枢着し、操作レバー8の駆動スロット15
に係合したロックレバー12の基端部の受動ピン14に
よってロックレバー12を操作レバー8の中間部に連結
する。操作レバー8が待機位置に回転したとき、ロック
レバー12の先端部が前記割溝7から突出してロック孔
5の孔縁部5aに当接可能な位置に来るように設定し、
ラッチボルト6に摺動操作部16を設ける。
【0007】
【作用】扉1が開放されているとき、図7に示したよう
にラッチボルト6は先端部のカム斜面10がケース2か
ら突出し、操作レバー8の先端部はラッチボルト6のカ
ム斜面10より突出し、ロックレバー12の先端部は割
溝7から突出している。この状態で扉1が閉鎖方向に回
転操作されると、回転終端部において最初に操作レバー
8の先端部が固定枠体4の開口縁部4aまたは開口縁部
4aに固着したガイド板に当接する。扉1の閉鎖回転が
更に続行されると、開口縁部4aまたはガイド板に押圧
された操作レバー8は枢軸9を中心に回転し、ラッチボ
ルト6の割溝7内に押し戻される。
【0008】この操作レバー8の回転に伴い、操作レバ
ー8の駆動スロット15の内壁面がロックレバー12の
受動ピン14の側面を押圧するため、ロックレバー12
は枢軸13を中心に回転し、先端部がラッチボルト6の
割溝7に引き戻される。操作レバー8に引き続いてラッ
チボルト6のカム斜面10が固定枠体4の開口縁部4a
またはガイド板に当接するため、ラッチボルト6は操作
レバー8とロックレバー12の双方が割溝7内に収納さ
れた状態でケース2内に一旦後退する。
【0009】扉1が全閉位置まで回転した瞬間にラッチ
ボルト6はバネ3の摺動付勢によってケース2から突出
し、図9に示したように固定枠体4のロック孔5に係合
して扉1を固定枠体4に錠止する。この施錠位置におい
ては、ロックレバー12がロック孔5の内壁面5bに当
接しているため、操作レバー8とロックレバー12はラ
ッチボルト6の割溝7に格納された状態を保つ。
【0010】この扉1を解錠開放するには、摺動操作部
16に指を掛けてラッチボルト6をバネ3の付勢に抗し
てケース2側に後退摺動させ、ラッチボルト6の先端部
を固定枠体4のロック孔5から脱出させる。このように
ラッチボルト6が後退摺動すると、ロックレバー12の
先端部とロック孔5の内壁面5bとの係合が解かれるた
め、操作レバー8とロックレバー12はバネ11の付勢
によって回転し、操作レバー8の先端部がラッチボルト
6のカム斜面10から突出する一方、ロックレバー12
の先端部がラッチボルト6の割溝7から突出する。
【0011】ここで摺動操作部16から指を離すと、バ
ネ3の付勢によってラッチボルト6が若干前進して、図
10に示したようにロックレバー12の先端面12aが
固定枠体4のロック孔5の孔縁部5aに当接する。この
当接によってラッチボルト6は先端部がロック孔5に再
係合しない位置、すなわち解錠位置に保持されることに
なる。
【0012】扉1に複数個のラッチ装置が使用された場
合、各ラッチ装置のラッチボルト6は順次このような拘
束状態に置かれ、最後のラッチ装置を解錠操作して扉1
を開放操作するまで、この拘束状態が確保される。扉1
を開放すると、ラッチボルト6は、先端部がラッチボル
ト6のカム斜面10から突出している操作レバー8と先
端部が割溝7から突出しているロックレバー12と一緒
に前進摺動し、カム斜面10がケース2から突出する。
【0013】
【実施例】図示の実施例では、カム斜面10を設けたラ
ッチボルト6の先端部は、箱形ケース2の左側面壁部1
7の開口部18から出没する。ラッチボルト6の付勢用
バネ3は圧縮コイルバネで構成され、バネ3の一端部は
ラッチボルト6のバネ受孔19の底面部に当接し、バネ
3の他端部はケース2の右側面壁部20に当接してい
る。ラッチボルト6の一体成形された板状摺動操作部1
6はケース2の前面壁部21の案内スロット22から突
出している。
【0014】ラッチボルト6が施錠位置に前進した時、
摺動操作部16の左側面16aが案内スロット22の左
内壁面22aに当接し、ラッチボルト6の先端側のスト
ッパー肩部23がケース2の左側面壁部17に当接す
る。ラッチボルト6が解錠位置に後退した時、摺動操作
部16の右側面16bが案内スロット22の右内壁面2
2bに当接する。ラッチボルト6の長手方向に設けられ
た割溝7の底面部は、ケース2の前面壁部21と平行で
あって枢軸9の右側にある底面部24aと、前面壁部2
1に対して傾斜しており、枢軸9より左側にある底面部
24bとで構成されている。
【0015】ラッチボルト6が図9に示した施錠位置に
ある時、操作レバー8は基端部において割溝7の右側底
面部24aに当接する。ラッチボルト6が図7に示した
解錠位置にある時、および、ラッチボルト6が図10に
示したようにロック孔5との再係合を阻止された拘束位
置にある時、操作レバー8は先端部側において割溝7の
左側底面部24bに当接している。
【0016】割溝7はラッチボルト6の先端部側におい
ては前面側に向かって開放されているが、それ以外の部
分はロックレバー12のストッパー用壁部25と操作レ
バー8のストッパー用壁部26によって閉塞され、当該
部分では角孔状になっている。ケース2の左側面壁部1
7と前面壁部21の左端部分21aは、ラッチボルト6
の組立の便宜上、その他の部分とは別ピースに作製さ
れ、ロックピン27によって連結されている。
【0017】操作レバー8の付勢用バネ11は圧縮コイ
ルバネで構成され、バネ11の一端部は操作レバー8の
基端部のバネ受孔28の底面部に当接し、バネ11の他
端部は割溝7の右側底面部24aに当接している。操作
レバー8に固着した駆動ピン15は枢軸9より左下側に
配置されており、ロックレバー12の枢軸13は操作レ
バー8の枢軸9と駆動ピン15のいずれよりも左上側に
配置されている。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のラッチ装置では、
割溝7に収容した操作レバー8とロックレバー12をそ
れぞれ枢軸9と枢軸13によってラッチボルト6に枢着
し、先端部がラッチボルト6のカム斜面10より突出す
る方向に操作レバー8をバネ11で回転付勢し、ロック
レバー12の基端部の受動スロット14に係合した駆動
ピン15でロックレバー12を操作レバー8の中間部に
連結し、操作レバー8が待機位置に回転したとき、ロッ
クレバー12の先端部が割溝7から突出してロック孔5
の孔縁部5aに当接可能な位置に来るように設定したの
で、ラッチボルト6を解錠位置に的確に拘束保持するこ
とができ、ラッチ装置を複数個並列使用する場合におけ
る扉の解錠開放操作が一人でも簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る解錠位置拘束型ラッチ
装置の解錠状態における正面図である。
【図2】該ラッチ装置の背面図である。
【図3】該ラッチ装置の平面図である。
【図4】該ラッチ装置の底面図である。
【図5】該ラッチ装置の左側面図である。
【図6】該ラッチ装置の右側面図である。
【図7】図1のA−A線断面図である。
【図8】図4のB−B線断面図である。
【図9】該ラッチ装置の施錠状態の断面図である。
【図10】該ラッチ装置のラッチボルトを解錠位置に拘
束した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 ケース 3 ラッチボルト付勢用バネ 4 固定枠体 5 固定枠体側のロック孔 5a 固定枠体のロック孔の孔縁部 5b 固定枠体のロック孔の内壁面 6 ラッチボルト 7 ラッチボルトの割溝 8 操作レバー 8a 操作レバーの先端面 9 操作レバーの枢軸 10 ラッチボルトのカム斜面 11 操作レバーの付勢用バネ 12 ロックレバー 13 ロックレバーの枢軸 14 ロックレバーの受動ピン 15 操作レバーの駆動スロット 16 ラッチボルトの摺動操作部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉1に固着されるケース2にラッチボル
    ト6を収容し、固定枠体4側のロック孔5に係合する錠
    止方向にラッチボルト6をバネ3によって摺動付勢し、
    ラッチボルト6の割溝7に収容した操作レバー8を枢軸
    9によってラッチボルト6に枢着し、操作レバー8の先
    端部がラッチボルト6のカム斜面10より突出する方向
    に操作レバー8をバネ11によって回転付勢し、ラッチ
    ボルト6の割溝7に収容したロックレバー12を枢軸1
    3によってラッチボルト6に枢着し、操作レバー8の駆
    動スロット15に係合したロックレバー12の基端部の
    受動ピン14によってロックレバー12を操作レバー8
    の中間部に連結し、操作レバー8が待機位置に回転した
    とき、ロックレバー12の先端部が割溝7から突出して
    ロック孔5の孔縁部5aに当接可能な位置に来るように
    設定し、ラッチボルト6に摺動操作部16を設けた解錠
    位置拘束型ラッチ装置。
JP6219477A 1994-08-22 1994-08-22 解錠位置拘束型ラッチ装置 Expired - Lifetime JP2582342B2 (ja)

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