JP3047050U - 引出し回転型扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

引出し回転型扉用ロックハンドル装置

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JP3047050U
JP3047050U JP1997008630U JP863097U JP3047050U JP 3047050 U JP3047050 U JP 3047050U JP 1997008630 U JP1997008630 U JP 1997008630U JP 863097 U JP863097 U JP 863097U JP 3047050 U JP3047050 U JP 3047050U
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JP
Japan
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handle
lock
push button
casing
shaft
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JP1997008630U
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Inventor
健一 山田
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックプレ−トの先端部を押ボタンの延長部
に当接させて押ボタン自体を錠止でき、特別の切削工程
が必要ない引出し回転型扉用ロックハンドル装置を提供
する。 【解決手段】 ケ−シング1に引出し回転可能に設けた
ハンドル18の先端部に錠前ユニット41を収容し、錠
前ユニット41のロ−タ42の回転に連動してハンドル
18と平行して進退するロックプレ−ト45を、押ボタ
ン30の延長部31に当接させることによって、ハンド
ル18の拘束を解く方向への押ボタン30の回転動作を
阻止し、間接的にハンドル18をケーシング1に対して
錠止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】 本考案は配電盤収容ボックス等に使用され、ハ ンドルをケーシングから引出した後、所定角度回転させることによって止め金板 が固定枠体側の受部から離脱する、引出し回転型扉用ロックハンドル装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の引出し回転型扉用ロックハンドル装置では、ハンド ル本体に錠前ユニットを設け、この錠前ユニットのロ−タに連動するロックプレ −トを、ケ−ス本体の底壁の隆起部に設けた受溝に係脱させることによって、ハ ンドル本体をケ−ス本体に直接錠止している。
【0003】 しかしながら、この従来装置では、この受溝を形成するには、ケーシングをダ イカスト成型した後、別途の切削工具で切削しているが、このような加工法では 切削の加工手間がかってしまい、コストが嵩んでしまっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従って本考案の目的は、ケ−ス本体には 係脱用の受溝を設けず、ロックプレ−トの先端部を押ボタンの延長部に当接させ ることによって、押ボタン自体を錠止し、間接的にハンドル本体を錠止すること ができるため、特別の切削工程が必要でなく、製作コストが節減できる引出し回 転型扉用ロックハンドル装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明 すると、本考案の引出し回転側扉用ロックハンドル装置では、ケーシング1を扉 53に固着し、施錠軸11をケーシング1の基端部の軸筒部2に回転可能かつ軸 方向に移動不能に嵌挿し、施錠軸11の後端部に止め金板36を固着する。
【0006】 ハンドル18の基端部を横断枢軸37によって施錠軸11の前端部に枢着し、 ケーシング1の正面凹部3に出没自在に収容する。施錠軸11とハンドル18の 間には、駆動用バネ38を装備し、前記枢軸37を中心にハンドル18を突出方 向に回転付勢する。
【0007】 押ボタン30を横断枢軸39によって、ケ−シング1の正面凹部3の先端部2 4に枢着する。押ボタン30の基端部には係止爪部25を設け、先端部24の隆 起部28と押ボタン30の間に姿勢保持用バネ40を装備して、横断枢軸39を 中心に係止爪部25と係止突起26が係合する方向に押ボタン30を回転付勢す る。
【0008】 ハンドル18の先端部に、係止爪部20を設け、押ボタン30の基端部側の背 面32に係止爪部20が係合して、ハンドル18を没入位置に保持する。
【0009】 ハンドル18の先端部に錠前収容部19を設け、錠前ユニット41を錠前収容 部19に埋め込み固着し、錠前ユニット41のロータ42の回転に連動して進退 するロックプレート45を取付ける。押ボタン30の延長部31にロックプレー ト45が当接して、押ボタン30が錠止され、間接的にハンドル18が没入位置 に錠止される。
【0010】 図3に示されるように、施錠軸11の後端部に固着されている止め金板36が 、固定枠体54側の受部55に係合し、ハンドル18がケーシング1の正面凹部 3に没入状態にあるときには、押ボタン30は姿勢保持用バネ39によって、先 端部が正面凹部3の先端部24から突出する方向に回転付勢されるが、係止爪部 25と係止突起26が係合して、押ボタン30はハンドル18の延長上に整列す る。ハンドル18の先端部の係止爪部20が、押ボタン30の基端部側の背面3 2に係合してハンドル18は没入位置に保持される。 また、ロックプレート45は最大限に前進した位置にあり、押ボタン30の延 長部31に当接して押ボタン30が錠止され、間接的にハンドル18はケーシン グ1内の没入位置に錠止されている。
【0011】 ハンドル18を突出させる場合には、錠前ユニット41の鍵孔43に鍵44を 挿入して、ロータ42を回転させて、ロックプレート45を後退させて、延長部 31とロックプレート45の当接を解除する。この段階では、ハンドル18の先 端部の係止爪部20が押ボタン30の基端部側の背面32に係合しているため、 依然としてハンドル18は没入位置に保持されたままである。操作者が押ボタン 30の正面先端部33を押すと、姿勢保持用バネ40の付勢に抗して、押ボタン 30が横断枢軸39を中心に回転し、押ボタン30の基端部側の背面32と係止 爪部20の係合が解除され、ハンドル18は駆動用バネ38の作用によって瞬時 にケーシング1の正面凹部3から突出する。
【0012】 ハンドル18が突出し、押ボタン30の押圧が解かれると、姿勢保持用バネ4 0の付勢力によって、押ボタン30は横断枢軸39を中心に回転して、係止爪部 25が係止突起26に係合し、押ボタン30はハンドル18の延長上に整列する 。突出したハンドル18を握って所定方向に回すと、横断枢軸37でハンドル1 8に連結された施錠軸11が軸筒部2に支持されて一体回転し、止め金板36が 固定枠体54側の受部55から離脱する。そのため、固定枠体54に対する施錠 を解除された扉53は、ハンドル18を手前に引くことによって開放される。こ の開放操作に当って、ハンドル18の先端部の錠前収容部19は、格好の指掛け 部として利用される。
【0013】 扉53を閉鎖し、ハンドル18を逆回転して止め金板36を固定枠体54側の 受部55に再度係合させた後、ハンドル18をケーシング1の正面凹部3に押込 むときには、ハンドル18の先端部の係止爪部20が押ボタン30の基端部34 を押す。この押圧によって押ボタン30は、一旦、姿勢保持用バネ40の付勢に 抗して回転する。ハンドル18の押込みが進行し、ハンドル18の先端部の係止 爪部20が押ボタン30の基端部側の背面32に越えたとき、押ボタン30は姿 勢保持用バネ40の付勢によって瞬時に回転し、係止爪部25と係止突起26が 係合して、押ボタン30はハンドル18の延長上に整列する。ハンドル18の先 端部の係止爪部20は、押ボタン30の基端部側の背面32に係合してハンドル 18は没入位置に保持される。この状態で、鍵孔43に鍵44を差し込みロータ 42を回転させてロックプレート45を前進させて、ロックプレート45の先端 部を押ボタン30の延長部31に当接させれば、再び図3に示されるようにハン ドル18が的確に没入位置に錠止され、固定枠体54に対して扉53が施錠され る。
【0014】
【考案の実施の形態】
図示の実施例では、図1に示されるように、扉53の縦長開口53aに正面側 から嵌挿した細長いケーシング1は、外周鍔部4を扉53の正面に突当て、ケー シング1の中間部に跨がらせたU字型座板51を扉53の背面に突当て、該座板 51の透孔52からタッピングビス10を該中間部の背面壁5の盲孔6に螺子込 むことによって、扉53に締付け固着されている。扉53の正面とケーシング1 の間には、パッキン47が挿入されている。
【0015】 施錠軸11の中間部の環状溝12には防水用のO−リング48が挿入され、ケ ーシング1の軸筒部2の背面壁部7の軸孔8には施錠軸11の縮径軸部13が嵌 挿され、縮径軸部13に連設された角軸部14には、回転角度規制板49と止め 金板36が角軸部14に対して回転不能に嵌合されている。縮径軸部13の環状 溝15には、抜止め防止用のCリング50が嵌挿され、また、回転角度規制板4 9と止め金板36を角軸部14の螺子孔16に螺子込んだボルト46で固定する ことによって、施錠軸11は軸筒部2から抜脱不能に取付けられている。前記背 面壁部7には回転角度規制用突起9を設けてあり、前記回転角度規制板49が、 該突起9に圧接することによって回転角度が規制される。
【0016】 施錠軸11の前端部には切欠17が設けられており、該切欠17内に側面視半 円形状に形成されたハンドル18の基端部が横断枢軸37によって枢着される。 これによって、斜めに突出したハンドル18は軸筒部2に支持されて施錠軸11 と一体に回転可能となっている。ハンドル18の側面にはリブ21が設けられて おり、ハンドル18の基端部の平面部22が、切欠17の傾斜面17aに当接す ることによってハンドル18のケーシング1に対する突出角度が決定する。駆動 用バネ38は捩りコイルバネで構成され、コイル部分38aが横断枢軸37に挿 通され、一方の直線部分38cが施錠軸11の切欠17の底面部17bに当接し 、他方の直線部分38bがハンドル18の背面部23に当接している。
【0017】 ケ−シング1の正面凹部3の先端部24には切欠27が設けられており、切欠 27内に押ボタン30が横断枢軸39によって枢着される。姿勢保持用バネ40 は、捩りコイルバネで構成され、コイル部分40aが横断枢軸39に挿通され、 一方の直線部分40cが先端部24の隆起部28の底面部29に当接し、他方の 直線部分40bが押ボタン30の背面部35に当接している。
【0018】 本実施例では、錠前ユニット41のロータ42をユニット本体41に錠止する 錠機構としてディスクタンブラ錠機構を使用しているが、この錠機構としては、 半径方向ピンタンブラ錠機構や軸方向ピンタンブラ錠機構等といった任意の錠機 構を組込むことができる。
【0019】
【考案の効果】 以上のように本考案の引出し回転型扉用ロックハンドル装 置では、ハンドル18の基端部を横断枢軸37によって施錠軸11の前端部に枢 着し、ケーシング1の正面凹部3に出没自在に収容し、施錠軸11とハンドル1 8の間には、駆動用バネ38を装備し、前記枢軸37を中心にハンドル18を突 出方向に回転付勢させ、押ボタン30を横断枢軸39によって、正面凹部3の先 端部24に枢着し、先端部24の前端部の先端部側には係止突起26を設け、押 ボタン30の先端部には係止爪部25を設け、先端部24の隆起部28と押ボタ ン30の間に姿勢保持用バネ40を装備して、横断枢軸39を中心に係止突起2 6と係止爪部26が係合する方向に押ボタン30を回転付勢させ、ハンドル18 の先端部に、係止爪部20を設け、押ボタン30の基端部側の背面32に係止爪 部20を係合させ、ハンドル18を没入位置に保持し、ハンドル18の先端部に 錠前収容部19を設け、錠前ユニット41を錠前収容部19に埋め込み固着し、 錠前ユニット41のロータ42の回転に連動して進退するロックプレート45を 取付け、押ボタン30の延長部31にロックプレート45が当接して、押ボタン 30が錠止され、間接的にハンドル18が没入位置に錠止されるようにしたもの であり、ケーシング1にロックプレ−ト45の係脱用の受溝を設ける必要がない ので、特別な切削工程の必要もなく、製作コストを節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る引出し回転型扉用ロ
ックハンドル装置のハンドル錠止時における正面図であ
る。
【図2】 該扉用ロックハンドル装置の背面図である。
【図3】 図1のAーA線断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 軸筒部 3 正面凹部 4 外周鍔部 5 背面壁 6 盲孔 7 軸筒部の背面壁 8 軸孔 9 回転角度規制突起 10 ビス 11 施錠軸 12 環状溝 13 縮径軸部 14 角軸部 15 環状溝 16 螺子孔 17 切欠 18 ハンドル 19 錠前収容部 20 係止爪部 21 リブ 22 平面部 23 ハンドル背面部 24 ボタンケース 25 係止爪部 26 係止突起 27 切欠 28 隆起部 29 底面部 30 押ボタン 31 延長部 32 基端部背面 33 正面先端部 34 押ボタン基端部 35 押ボタン背面部 36 止め金板 37 横断枢軸 38 駆動用バネ 39 横断枢軸 40 姿勢保持用バネ 41 錠前ユニット 42 ロータ 43 鍵孔 44 鍵 45 ロックプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉53に固着されるケーシング1と、ケ
    ーシング1の基端部の軸筒部2に回転可能かつ軸方向に
    移動不能に嵌挿され、後端部に止め金板36を固着する
    施錠軸11と、ケーシング1の正面凹部3に出没自在に
    収容され、基端部が横断枢軸37によって施錠軸11の
    前端部に枢着され、先端部に錠前収容部19及び係止爪
    部20が設けられたハンドル18と、施錠軸11とハン
    ドル18の間に装備され、前記枢軸37を中心にハンド
    ル18を突出方向に回転付勢する駆動用バネ38と、ケ
    −シング1の先端部に横断枢軸39によって枢着された
    押ボタン30と、先端部の隆起部28の内面壁29と押
    ボタン30の間に装備され、横断枢軸39を中心に係止
    突起25と係止突起26が係合する方向に押ボタン30
    を回転付勢する姿勢保持用バネ40と、錠前収容部19
    に埋め込み固着される錠前ユニット41と、錠前ユニッ
    ト41のロータ42の回転に連動してハンドル18と平
    行して進退するロックプレート45からなり、ハンドル
    18の先端部の係止爪部20が、押ボタン30の基端部
    側の背面32に係合して、ハンドル18が没入位置に保
    持され、ロックプレート45が押しボタン30の延長部
    31に当接して押ボタン自体を錠止し、間接的にハンド
    ル18が錠止される引出し回転型扉用ロックハンドル装
    置。
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