JP5291738B2 - 扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電気機器格納用キャビネット等において、閉鎖状態の扉をキャビネット本体等の固定枠体に対して締付け錠止するクランプ式の扉用ロックハンドル装置に関する。
分電盤や配電盤等の電気機器収納用キャビネットの扉用ロックハンドル装置として、例えば、特許文献1に記載されダブルクランプ式の扉用ロックハンドル装置が知られている。このロックハンドル装置は、固定枠体側に相互間に距離を置いて設けられる第1ストライク及び第2ストライクと;扉を閉鎖したとき第1ストライク及び第2ストライクと対面する位置において扉に固着される本体ケースと;前記本体ケースに収容され、扉前面と平行な第1固定枢軸によって本体ケースに枢着され、第1固定枢軸よりも先端側の部位に駆動アームを設けたレバーハンドルと;第1固定枢軸と平行な第1可動軸によって前端部を前記駆動アームの先端部に枢着された連結リンクと;第1固定枢軸と平行であって第1固定枢軸よりも斜め後方に配置した第2固定枢軸によって基端部を本体ケースに枢着され、本体ケースの背面側に突出した先端フック部が第1ストライクに係脱する第1クランプ体と;第1固定枢軸と平行であって第1固定枢軸よりも斜め後方に配置した第3固定枢軸によって基端部を本体ケースに枢着され、本体ケースの背面側に突出した先端フック部が第2ストライクに係脱する第2クランプ体とからなり、扉前面に対して直角であって第1固定枢軸を通る動作基準線に関して第2固定枢軸と第3固定枢軸を対称位置に配置し、第1固定枢軸と平行であって前記動作基準線に沿って移動する第2可動枢軸によって第1クランプ体の受動肩部と第2クランプ体の受動肩部を前記連結リンクの後端部に連結し、第1クランプ体の先端フック部が第1ストライクに係合し、第2クランプ体の先端フック部が第2ストライクに係合した扉施錠状態において、第1可動枢軸が前記動作基準線を第2固定枢軸側に越えた位置に来る一方、第1クランプ体の先端フック部が第1ストライクから離脱し、第2クランプ体の先端フック部が第2ストライクから離脱した扉解錠状態において、第1可動枢軸が前記動作基準線を第3固定枢軸側に越えた位置に来るようにしたものである。この装置では、第2可動枢軸を動作基準線に沿って移動させるために、その両端部を本体ケースに形成されたガイド用スロットに挿入する構成である。また、第1クランプ体の受動肩部と第2クランプ体の受動肩部にはそれぞれ連動用スロットが形成され、これらの連動用スロットに第2可動枢軸を挿通させて両クランプ体を連結リンクの後端部に連結する構成である。
特開2006−63673号公報
この出願に係る発明は、ソレノイドユニットによる電気的な解錠操作を可能とし、かつ電気的障害による解錠不能時には、キーによる錠前操作で解錠を可能とする扉用ロックハンドル装置を提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、この出願に係る発明の扉用ロックハンドル装置は、固定枠体側に設けられるストライク1,2と、扉Dを閉鎖したときストライク1,2の前方に対面する位置において当該扉Dに固着されるハンドルベース3と、扉Dの前面と平行な第1固定枢軸4によって基端側においてハンドルベース3に起伏自在に枢着されるレバーハンドル5と、基端部が第1固定枢軸4と平行な第2固定枢軸7によってハンドルベース3に枢着されるクランプ体8,21と、倒伏したレバーハンドル5に対面する位置においてこれを拘束するためにハンドルベース3に設けられる施錠ユニット27とを具備する。レバーハンドル5は、倒伏したロック位置と起立した非ロック位置との間を回転自在で、ロック位置において基端から先端へ上下方向に延び、第1固定枢軸4よりも先端側の部位においてロック位置における後方へ延出する駆動アーム6を有する。クランプ体8,21は、基端部9,22と、基端部からハンドルベース3の背面側に突出するフック部10,23と、基端部9,22からフック部10,23と反対方向へ延出する受動肩部11,24とを有する。基端部9、22は、第2固定枢軸7によってハンドルベースに枢着される。受動肩部11,24は、連結リンク14を介してレバーハンドル5に連結され、レバーハンドル5に連動してロック位置と非ロック位置との間を正逆回転する。ロック位置においてフック部10,23がストライク1,2に係合し、非ロック位置においてフック部10,23がストライク1,2から離脱する。さらに、レバーハンドル5は、ロック位置において施錠ユニット27に拘束される係合部26を具備する。施錠ユニット27は、ラッチレバー28と、錠前ユニット29と、ソレノイドユニット30とを具備する。ラッチレバー28は、第1固定枢軸4と平行なラッチ軸33によりハンドルベース3に枢支され、ロック位置にあるレバーハンドル5の係合部26に係合する係合位置と、それから離脱する非係合位置との間を正逆回転自在であり、常時は係合位置に回転付勢される。錠前ユニット29は、ハンドルベース3に固着され、キー操作によりラッチレバー28を非係合位置へ回転操作可能である。ラッチレバー28は、ロック位置へ倒伏回動するレバーハンドル5の係合部26に押されていったん非係合位置へ回転した後、係合位置へ回転復元する。ソレノイドユニット30は、ハンドルベース3に固着され、通電時にラッチレバー28を非係合位置に保持し、常時はラッチレバー28を解放する。
この出願に係る発明によれば、ソレノイドユニットによる電気的な解錠操作を可能とし、かつ電気的障害による解錠不能時には、キーによる錠前操作で解錠を可能とする扉用ロックハンドル装置を提供することができる。
本発明に係る扉用ロックハンドル装置の非ロック状態の縦断面図である。 図1の扉用ロックハンドル装置の操作途上における縦断面図である。 図1の扉用ロックハンドル装置の錠止状態の縦断面図である。 図1の扉用ロックハンドル装置のソレノイドによる解錠状態の一部の縦断面図である。 図1の扉用ロックハンドル装置の錠前よる解錠状態の一部の縦断面図である。 図1の扉用ロックハンドル装置を扉の裏側から見た背面図である。 図1の扉用ロックハンドル装置の平面図である。
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図3は、本発明のロックハンドル装置を扉Dに取り付けた状態を示す縦断側面図であって、図1は非ロック状態、図2は操作途上状態、図3は錠止状態を示している。図において1は第1ストライク、2は第2ストライクであり、上下方向に所要間隔を置いて、キャビネット等の本体である固定枠体Bにおける開口部の周囲フランジ部B1に固着される。
ロックハンドル装置のハンドルベース3は、閉扉時にストライク1,2に対向するように、扉Dの自由端部側の前面に配置され、扉Dの裏(後面)側からねじで扉Dに締め付け固着される。
第1固定枢軸4は、扉Dの前面と平行で、両端においてハンドルベース3の左右側壁部に支持され、中間部がレバーハンドル5の上端(基端)部を水平方向に貫通している。レバーハンドル5は、第1固定枢軸4を中心に、ハンドルベース3に対して起立した非ロック位置(図1)と、倒伏したロック位置(図3)との間を、途上位置(図2)を経て回転自在で、ロック位置において、扉Dの前面に沿って上下方向に延びるように配置される。レバーハンドル5は、ロック位置において第1固定枢軸4よりも後方(扉の背面側)へ延出する駆動アーム6を上端側有すると共に、ロック位置においてハンドルベース3側へ突出する係合部26を下端側に有し、また中間部には、ランプ表示用開口44、スイッチ押圧用突起45、キー挿通用開口46を有する。係合部26は、ハンドルベース3側に設けられる施錠ユニット27の施錠操作により拘束される。
第2固定枢軸7は、第1固定枢軸4と平行で、第1固定枢軸の斜め下後方位置において、両端がハンドルベース3の左右側壁部に支持され、中間部が第1クランプ体8の基端部9を水平方向に貫通している。第1クランプ体8は、基端部9と、基端部9からハンドルベース3の背面側に突出するフック部10と、基端部からフック部10と反対方向へ延出する受動肩部11とを有する。また、基端部9からばね受け突起12が突出している。
第1可動枢軸13は、第1固定枢軸4と平行で、両端においてレバーハンドル5における駆動アーム6の先端部に支持される。第1可動枢軸13の中間部は、第1連結リンク14の第1枢支点を貫通する。第1連結リンク14は、ほぼL字形の板状で、一端側に第1枢支点、中間に第2枢支点、他端側に第3枢支点を有し、また第1枢支点付近にばね受け突起15を有する。
第2可動枢軸16は、第1固定枢軸4と平行で、第1連結リンク14の第2枢支点と第2連結リンク17の一端部とを枢支する。第3可動枢軸18は、第1固定枢軸4と平行で、第1連結リンク14の第3枢支点と第1クランプ体8の受動肩部11とを枢支する。第1クランプ体8のばね受け突起12と第1連結リンク14のばね受け突起15との間(実質的には、第2固定枢軸9と第1可動枢軸13との間)には、反転ばね19が挿入される。
第3固定枢軸20は、第1固定枢軸4と平行で、第1固定枢軸の斜め上後方位置において、両端がハンドルベース3の左右側壁部に支持され、中間部が第2クランプ体21の基端部22を水平方向に貫通している。第2クランプ体21は、第1クランプ体8と同形で、それと上下反転した状態に設けられ、基端部22と、基端部22からハンドルベース3の背面側に突出するフック部23と、基端部からフック部23と反対方向へ延出する受動肩部24とを有する。第4可動枢軸25は、第1固定枢軸4と平行で、第2連結リンク17の他端部と第2クランプ体21の受動肩部24とを枢支する。
したがって、第1、第2クランプ体8,21は、レバーハンドル5の起伏回転に連動して、非ロック位置(図1)とロック位置(図3)との間を正逆回転し、ロック位置においてフック部10,23が、それぞれ第1、第2ストライク1,2に対して上方又は下方から背面に係合し、非ロック位置においてフック部10,23が第1、第2ストライク1,2から離脱する。
反転ばね19は、実質的に、一端側が第1可動枢軸13に係止され、他端側が第2固定枢軸7に係止されているので、非ロック位置にあるレバーハンドル5を起立状態(図1)に保持(図1において固定枢軸4を中心に反時計方向の回転力を付与)し、非ロック位置からロック位置への回転途上(図2)で圧死点を越え、ロック位置(図3)にあるレバーハンドル5を倒伏状態に保持(図3において軸4を中心に時計方向の回転力を付与)する。
ロックハンドル装置の本体は、図1に示すように、クランプ体8,21のフック部10,23がストライク1,2から離脱した非ロック位置において、第1可動枢軸(第1枢支点)13と第2可動枢軸(第2枢支点)16とを結ぶ直線L1が、第2可動枢軸(第2枢支点)16から扉前面に対して直角に延びる基準直線Lより下方にある一方、図3に示すように、クランプ体8,21のフック部10,23がストライク1,2に係合したロック位置において、直線L1が、基準直線Lを上方へ越えた位置に来るように各部が配置される。
レバーハンドル5をロック位置に錠止するための施錠ユニット27は、レバーハンドル5の下端側に対応する位置においてハンドルベース3上に設けられる。施錠ユニット27は、ラッチレバー28と、錠前ユニット29と、ソレノイドユニット30と、リミットスイッチ42と、LEDランプ43とを具備する。
ハンドルベース3には、レバーハンドル5の係合部26に対応する位置に、ラッチ収納空間31が設けられ、また、開口46に対応する位置に、錠前収納空間32が設けられる。ラッチ収納空間31内には、第1固定枢軸4と平行なラッチ軸33によりラッチレバー28が枢支され、錠前収納空間32内には、錠前のシリンダケース34が固着される。
ラッチレバー28は、ラッチ軸33より前方へ延出するフック部40と、後方へ延出する操作部41とを具備し、ロック位置にあるレバーハンドル5の係合部26に係合する係合位置(図3)と、それから離脱する非係合位置(図1)との間を回動自在であり、常時はばね35で係合位置に回転付勢される。したがって、ラッチレバー28は、ロック位置へ倒伏回動するレバーハンドル5の係合部26にフック部40が押されていったん非係合位置へ回転した後、係合位置へ復帰して図3に示すように、フック部40を係合部26に係合させる。この状態で、レバーハンドル5は錠止され、起立させることができず、したがって、扉を開くことができない。
錠前ユニット29は、開口46を通して挿入されるキーの操作により、スライドプレート36を摺動させ、図5に示すように、ラッチレバー28を非係合位置へ回動操作することができる。この操作は、ソレノイドユニット30が電気的障害で動作不能のときにのみ、緊急的に行われる。
ソレノイドユニット30は、扉Dの背面側に位置して、ハンドルベース3の下端部に固着される支持板37上に設けられる。ソレノイドユニット30は、ソレノイド本体38と、それの鉄心に連結される接続金具39とからなる。ソレノイド本体38は、支持板37に固定され、接続金具39は、ラッチレバー28の操作部41に接続される。ソレノイド本体38に通電すると、図4に示すように、ラッチレバー28を引き下ろして非係合位置に保持し、常時は図1ないし図3に示すように、ラッチレバー28を解放して係合可能状態におく。ラッチレバー28が解放されているとき、フック部40が係合部26に係合して、レバーハンドル5が錠止される。
リミットスイッチ42は、ハンドルベース3の裏側に固着され、それのヒンジレバーが、ハンドルベース3の開口47を介して、レバーハンドル5の押圧突起45に対面するように配置される。レバーハンドル5がロック位置にあるとき、リミットスイッチ42はソレノイドユニット30への給電回路を閉じているが、レバーハンドル5が起立すると、給電回路を開いてソレノイドユニット30への給電を停止する。
LEDランプは、ハンドルベース3上の、レバーハンドル5の開口44に対応する位置に取り付けられ、ソレノイドユニット30への通電時に点灯し、それによって、ロックハンドル装置が解錠状態にあることを表示する。
すなわち、レバーハンドル5がロック位置で錠止されている図3の状態で、解錠指令信号により、ソレノイドユニット30へ給電されると、図4に示すように、ラッチレバー28が引かれて、レバーハンドル5の係合部26が解放される。ソレノイドユニット30へは給電状態が維持される。係合部26が解放されても、レバーハンドル5は、ばね19によりロック位置に保持される。この間、LEDランプ43が点灯し解錠状態を表示する。この状態で、レバーハンドル5を引き上げると、リミットスイッチ42が切れてソレノイドユニット30への給電が絶たれ、ラッチレバー28が係合位置へ復帰する。レバーハンドル5を起立させて扉Dを開き、所要の作業終了後、再び扉Dを閉じる際に、レバーハンドル5を倒伏させると、自動的にラッチレバー28がレバーハンドル5の係合部26に係合してレバーハンドル5がロック位置に錠止される。
今、図1に示す非ロック状態において、レバーハンドル5は、ハンドルベース3から起立し、反転ばね19により、起立状態に保持されている。第1、第2クランプ体8,21のフック部10,23は、それぞれ第1、第2ストライク1,2から離脱している。直線L1は、基準直線Lの右下側にある。ソレノイドユニット30は通電されておらず、ラッチレバー28は係合位置にある。
この状態から、反転ばね19に抗してレバーハンドル5を倒伏方向(時計方向)へ回転させると、図2に示す中間位置において反転ばね19が圧死点に達し、これを越えると、レバーハンドル5は倒伏方向へ付勢され、図3に示すロック位置に至り、自動的にラッチレバー28により錠止される。この間に、直線L1は、基準直線Lを上方へ越えて右上側に配置される。この状態でラッチレバー28が掛かっていない場合に、外部の衝撃や振動、扉の自重、固定枠体の内部圧力等によりフック部10,23が離脱方向(フック部10が図において時計方向、フック部23が図において反時計方向)への回転力を受けても、連結リンク14が回転できないので、フック部10,23がストライク1,2から離脱することはない。扉Dは2点でロックされるので良好な密閉状態が確保される。再び扉Dを開くには、ソレノイドユニット30に通電する必要がある。ソレノイドユニット30に通電するとLED43ランプが点灯する。ソレノイドユニット30が何らかの障害により動作しない場合には、キーにより錠前ユニット29を操作して、ラッチレバー28をレバーハンドル5の係合部26から外すことにより、レバーハンドル5を引き上げて、扉Dを開くことができる。
1 第1ストライク
2 第2ストライク
3 ハンドルベース
4 第1固定枢軸
5 レバーハンドル
6 駆動アーム
7 第2固定枢軸
8 第1クランプ体
9 基端部
10 フック部
11 受動肩部
12 ばね受け突起
13 第1可動枢軸
14 連結リンク
15 ばね受け突起
16 第2可動枢軸
17 第2連結リンク
18 第3可動枢軸
19 反転ばね
20 第3固定枢軸
21 第2クランプ体
22 基端部
23 フック部
24 受動肩部
25 第3可動枢軸
26 係合部
27 施錠ユニット
28 ラッチレバー
29 錠前ユニット
30 ソレノイドユニット
31 ラッチ収納空間
32 錠前収納空間
33 ラッチ軸
34 シリンダケース
35 ばね
36 スライドプレート
37 支持板
38 ソレノイド本体
39 接続金具
40 フック部
41 操作部
42 リミットスイッチ
43 LEDランプ
44 ランプ表示用開口
45 スイッチ押圧用突起
46 キー挿通用開口
B 固定枠体
B1 囲壁部
D 扉
L 基準直線
L1 第1、第2枢支点間を結ぶ直線

Claims (3)

  1. 固定枠体側に設けられるストライクと;固定枠体側に枢支される扉を閉鎖したとき前記ストライクの前方に対面する位置において当該扉に固着されるハンドルベースと;扉の前面と平行な第1固定枢軸によって基端側においてハンドルベースに起伏自在に枢着されることによって、倒伏したロック位置と起立した非ロック位置との間を回転自在で、ロック位置において基端から先端へ上下方向に延びるように配置されると共に、前記第1固定枢軸よりも先端側の部位においてロック位置における後方へ延出する駆動アームを有するレバーハンドルと、
    基端部と;基端部から前記ハンドルベースの背面側に突出するフック部と;基端部からフック部と反対方向へ延出する受動肩部とを有し;基端部が前記第1固定枢軸と平行な第2固定枢軸によってハンドルベースに枢着されると共に、受動肩部が連結リンクを介して前記レバーハンドルに連結されことによって当該レバーハンドル連動してロック位置と非ロック位置との間を正逆回転し、ロック位置においてフック部が前記ストライクに係合し、非ロック位置においてフック部がストライクから離脱するクランプ体と、
    ロック位置における前記レバーハンドルに対面する位置において前記ハンドルベースに設けられる施錠ユニットと、を具備し、
    前記レバーハンドルは、ロック位置において前記施錠ユニットに拘束される係合部を具備し、
    前記施錠ユニットは、前記第1固定枢軸と平行なラッチ軸により前記ハンドルベースに枢支されることによりロック位置にある前記レバーハンドルの係合部に係合する係合位置と離脱する非係合位置との間を正逆回転自在で、常時は係合位置に回転付勢され、ロック位置へ倒伏回動する前記レバーハンドルの係合部に押されていったん非係合位置へ回転した後係合位置へ回転復元するラッチレバーと;前記ハンドルベースに固着され、キー操作により前記ラッチレバーを非係合位置へ回転操作可能な錠前ユニットと;前記ハンドルベースに固着され、通電時に前記ラッチレバーを非係合位置に保持し、常時はラッチレバーを解放するソレノイドユニットとを具備することを特徴とする扉用ロックハンドル装置。
  2. 前記施錠ユニットは、前記ハンドルベース上に前方へ露出するように固着され、前記ソレノイドユニットの通電時に点灯するLEDランプと;前記ハンドルベースに固着され、前記レバーハンドルがロック位置にあることを検知して前記LEDランプへの通電を絶つリミットスイッチと;をさらに具備し、
    前記レバーハンドルは、ロック位置における前記LEDランプに対面する位置に、当該LEDランプを前方へ露出させる表示窓をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の扉用ロックハンドル装置。
  3. 前記ラッチレバーは、基端側に前記ハンドルベースの後方へ延出する操作部を有し、先端側には、ロック位置へ倒伏回動する前記レバーハンドルの係合部に摺接してラッチレバーをいったん非係合位置へ回転させた後、ロック位置において当該係合部に係合するフック部を具備し、
    前記施錠ユニットは、前記ラッチレバーの操作部に連結される接続部を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の扉用ロックハンドル装置。
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