JP6253281B2 - エレベータの解体方法 - Google Patents
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Description
[1]オモリを最下層(即ち、カゴを最上層)に移動する。
[2]カゴをウインチで吊った状態でオモリの一部を解体撤去する。
[3]ウインチでカゴを最下層に吊り降ろすと共に、最上層に移動してきたオモリ(一部解体済)にウインチを着け替える。
[4]オモリをウインチで吊った状態でカゴの一部を解体撤去する。
[5]ウインチでオモリを最下層に吊り降ろすと共に、最上層に移動してきたカゴ(一部解体済)にウインチを着け替える。
[6]以下、前記[2]〜[5]の繰り返しによって、オモリとカゴとを少しずつ解体し、それぞれの解体片を最下層からその都度撤去する。
また、このような問題点は、最下層と最上層とにわたる距離が大きい超高層ビルでのエレベータ解体においては、より顕著なものとなる。
また、エレベータシャフト内に受け架台を設けることで、その受け架台の上にカゴやオモリを支持させた状態で解体・撤去作業を連続して実施することができ、それらの作業を効率的に実施できる。
その結果、エレベータシャフト内でのカゴやオモリの解体・撤去作業を迅速に実施でき、エレベータシャフト内の空間を、早期に解放できるようになる。従って、例えば、建物
の解体全般における他の工程でエレベータシャフト内の空間を使用することができ、建物全体とした解体作業の工期短縮を図ることが可能となる。
その結果、受け架台の組立・解体の手間を軽減したり、受け架台としての部材のコストダウンを図ることができ、より経済的にエレベータの解体を実施できるようになる。
エレベータEは、建物Bの下層階と上層階とにわたる連続縦穴状に形成されたエレベータシャフトS内に設置されており、カゴ1とオモリ2とをワイヤー3を介して上下相対移動自在に連結して構成されている。
また、隔壁4には、各階層毎に開閉駆動自在な扉を備えた出入口6が設けてある。
そして、ワイヤーの一方の端部が、このカゴ1に連結されている。
また、レール5に対して上下移動自在に嵌合する嵌合部(不図示)が設けてあり、レール5をガイドとして上下移動できるように構成されている。
また、レール5に対して上下移動自在に嵌合する嵌合部(不図示)が設けてあり、レール5をガイドとして上下移動できるように構成されている。
[1]図1(a)、図1(b)に示すように、カゴ1とオモリ2とを同一階層に位置させた状態で、エレベータシャフトS内におけるカゴ1とオモリ2との直ぐ下方に受け架台10を設ける。
受け架台10は、例えば、エレベータシャフトSを構成する隔壁4の対向する部分にわたって、H形鋼等の支保工を架設し、その支保工の上に作業ステージとなる仮設床版を敷設する等の方法が一例として挙げられる。
オモリ2の仮固定は、図には示さないが、例えば、レール5を隔壁4に固定する固定枠に反力を確保する状態にチェーンブロック等の揚重装置を設置して、その揚重装置でオモリ2を支持する等の方法が一例として挙げられる。
滑車装置8の両側に下がっているワイヤー3は、長さがほぼ同じあるから重量的に釣り合っており、滑落を防止できる。尚、切断したワイヤー3は、バランスを保ったまま、機械室7に引き上げて、別途用意された搬出経路で下層階に降ろしてもよい。
また、受け架台10には、カゴ1とオモリ2とを一度に載せるのではなく、片方ずつ載せて解体を行うから、受け架台10への載荷重の低減を図れ、受け架台10そのものの構造の簡単化と共に、設置撤去作業の迅速化を図れ、より経済的にエレベータの解体を実施できるようになる。
また、エレベータEの解体撤去を、上述のように短期間で実施できるようになるから、エレベータシャフトSを早期に解放できる。その結果、エレベータシャフトS内の空間を使用する他の解体工程に場所を譲ることができ、建物全体の解体作業の工期短縮をも図ることが可能となる。
前記耐火被覆の除去工程においては、例えば、エレベータシャフトS内を、複数の作業ブロックに分けて、順次除去作業を実施していく方法が一例として挙げられる。
各作業ブロック毎に、例えば、遮蔽シート等を設けて密閉を図り、作業ブロック内の減圧環境を形成して除去作業を実施することで、被覆材の他部への飛散を防止しながら除去を行うことができる。また、上方の作業ブロックでの除去作業にあたっては、エレベータシャフトS内に、図2に示すような足場11を設置して実施するのが好ましい。
当該エレベータ解体方法における受け架台10の設置の際に、上述の足場11を、受け架台10の設置の補助手段として兼用化することができれば、より効率的にエレベータEの解体作業を実施することができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈2〉 受け架台10の設置手法は、先の実施形態で説明したものに限るものではなく、対象となるエレベータシャフトの構造や状況に対応した設置手法を、適宜選択して実施することができる。
〈3〉 エレベータEの解体において、先の実施形態で説明したように、受け架台10に、カゴ1とオモリ2とを片方ずつ載せて解体を行うことに限らず、カゴ1とオモリ2との両方を載せて支持した状態で解体を行うものであってもよい。
2 オモリ
3 ワイヤー
10 受け架台
S エレベータシャフト
Claims (2)
- カゴとオモリとをワイヤーを介して上下相対移動自在に連結されたエレベータの解体方法であって、
前記カゴと前記オモリとを同一階層に位置させた状態で、エレベータシャフト内に受け架台を設け、
前記受け架台上で、前記カゴと前記オモリとを解体して、該当階から撤去するエレベータの解体方法。 - 前記カゴと前記オモリとを同一階層に位置させた後、
前記カゴと前記オモリとの何れか一方を前記エレベータシャフト内に仮固定すると共に、
前記カゴと前記オモリとの何れか他方を前記受け架台に支持させて解体と撤去とを行い、
前記カゴと前記オモリとの何れか一方を前記受け架台に支持させて解体と撤去とを行う請求項1に記載のエレベータの解体方法。
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JP2013141980A JP6253281B2 (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | エレベータの解体方法 |
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JP2015013733A JP2015013733A (ja) | 2015-01-22 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3035099B2 (ja) * | 1992-12-24 | 2000-04-17 | 株式会社日立ビルシステム | エレベータの主索交換方法 |
JP3844944B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2006-11-15 | 株式会社日立ビルシステム | 工事用エレベータの解体方法 |
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2013
- 2013-07-05 JP JP2013141980A patent/JP6253281B2/ja active Active
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