JP2007247215A - ダクト施工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易かつ安全に縦シャフト内にダクトを設置できるダクト施工法を提供する。
【解決手段】1階フロアF1へダクトD1を搬入し、チェーンブロック11により吊上げる。吊上げられたダクトD1の下方に次のダクトD2を載置する。載置されたダクトD2の上に、吊上げられたダクトD1を降ろす。載置されたダクトD2と、当該ダクトD2上に降ろされたダクトD1とを接続する。続いて、連結されたダクト群D1,D2を吊上げ、当該ダクト群D1,D2の下方に次のダクトD3を載置する。載置されたダクトD3の上に、ダクト群D1,D2を降ろし、ダクトD3とダクト群D1,D2とを接続する。このような作業を順次繰り返し、ダクトを所定長分連結した後、当該連結されたダクト群を縦シャフトS内に固定する。固定作業を終える毎に上のフロアへ移動して、上記一連の作業を順次行い、縦シャフト内にダクトを設置していく。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数階層構造物の縦シャフト内にダクトを設置するダクト施工法に関するものである。
一般的に、ビル等の建物には、空調や換気設備等に使用されるダクトが縦シャフト内に設置される。従来工法としては、下部から順番にダクトを積み上げていく工法が採られている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで従来工法について図面を参照して詳しく説明する。図18に示すように、まず縦シャフトS内に足場101を設ける。続いて、図19に示すように3階フロアF3の高さ位置にチェーンブロック102を固定し、1階フロアF1に架台103を設置する。合わせてダクト104を搬入する作業者105と、チェーンブロック102の操作者106を2階フロアF2に配置し、ダクト104の設置作業を行う作業者107を1階フロアF1に配置する。
そして、2階フロアF2から搬入したダクト104をチェーンブロック102で吊るし、1階フロアF1に設置した架台103上へ降ろしていき、ダクト104を架台103に固定する。同様に、次のダクト104を先に降ろしたダクト104の上に降ろし、両ダクトを接続する。このようにしてダクト104を順次2階フロアF2から降ろし、下から順に積み上げ接続していく。この際、ダクト104の接続作業を行う位置が順次高くなっていくため、図20に示すように作業者107は足場101を上って適切な高さ位置に移動していく。
図21に示すように2階フロアF2の高さ位置までダクト104の設置作業が終わったら、2階フロアF2にC型鋼等の支持材109を固定するとともに、当該支持材109にダクト104をボルト等の締結具により固定する。この際、足下が悪い場合には足場板110を置き、作業者107の足下のスペースを確保する。
続いてチェーンブロック102の固定場所を4階フロアF4へ移動するとともに、ダクト104の搬入位置を3階フロアF3へ移動する。そして、上記同様に、ダクト104の吊下げ作業、ダクト104同士の接続作業、ダクト104と支持材109の固定作業、足場板110の移動作業等を繰り返し、屋上フロアRまでダクト104を積み上げていき、ダクト104の施工を完了する。
特開2000−154932号公報
ところが、上記従来工法では、足場の組立作業及び解体作業を要するため工期が長くなるとともに、多量の足場を必要とするため施工コストの増大が懸念される。また、足場に上がって高所作業を行うため、作業性が低下するとともに、作業者や工具の落下等に関し、多大な配慮の必要がある。
これに対し、例えば特開2003−56743号公報に記載の工法を応用して、チェーンブロック等の吊上げ手段によりダクトを吊上げた状態で、当該ダクトの下に次のダクトを接続する工程を繰り返し、最下階からダクトを押し上げていく工法も考えられる。しかしながら、一般的に空調や換気設備等に使用されるダクトは配管(パイプ)等に比べ大きく重いため、このような工法を採用することは極めて困難である。さらに、この工法では、ダクトを吊上げた状態で次のダクトの接続作業を行わなければならないため、作業性が悪いとともに、チェーンブロックのワイヤー切れ等が発生した場合にダクトが落下するおそれもある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易かつ安全に縦シャフト内にダクトを設置できるダクト施工法を提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.複数階層構造物の縦シャフト内にダクトを設置するダクト施工法であって、
所定の吊上げ手段によりダクトを吊上げる吊上げ工程と、
前記吊上げられたダクトの下方に次のダクトを載置する載置工程と、
前記載置されたダクトの上に、前記吊上げられたダクトを降ろす吊下げ工程と、
前記載置されたダクトと、当該ダクト上に降ろされたダクトとを接続する接続工程とを順次繰り返し行い、ダクトを所定長分連結し、
ダクトを所定長分連結した後、当該連結されたダクト群を縦シャフト内に固定する固定工程を行い、
前記固定工程を終える毎に上の階層に移動して、前記各工程を順次行い、縦シャフト内にダクトを設置していくことを特徴とするダクト施工法。
上記手段1によれば、下から順にダクトを積み上げていくのではなく、ダクトを吊上げ、その下に次のダクトを接続していく作業を繰り返すことでダクトを所定長分連結し、当該連結されたダクト群単位で縦シャフト内に固定し設置していく。このため、ダクトを所定長分連結するまでの間、ダクトの接続作業を行う作業者は足場に上らずとも所定階層の床面に近い比較的低い位置で作業を行うことができるとともに、複数回の接続作業を同じ高さ位置で繰り返し行うことができる。結果として、従来工法のように足場を必要としないため、足場の組立作業及び解体作業に起因する工期の長期化や、施工コストの増大を抑制することができる。また、足場に上がっての高所作業を要しないため、安全帯の使用頻度も減り、作業性や安全性の向上を図ることができる。加えて、連結されたダクト群単位で縦シャフト内に固定し設置していくため、縦シャフト全長分のダクトを連結した後にダクト群の固定作業を行う場合よりも、施工途中において安定性がよく、各種作業を行いやすい。さらに、ダクトが比較的大きく重い場合であっても、ダクトを載置した状態で接続作業を行うことができるため、ダクトを吊上げた状態で次のダクトの接続作業を行う場合に比べて、作業中におけるダクトの落下や振れなどの不具合もなく、より安全にダクト接続作業を行うことができる。
手段2.前記ダクト群の長さを、複数階層構造物の所定階数分の階高長に合わせたことを特徴とする手段1に記載のダクト施工法。
上記手段2によれば、作業を行うどの階層においても常に床面に近い比較的低い位置で各種作業を行うことができ、より確実に作業性や安全性の向上を図ることができる。なお、「ダクト群の長さを、複数階層構造物の所定階数分の階高長に合わせた」とは、「ダクト群の長さを、複数階層構造物のほぼ所定階数分の階高長とした」いった意味であり、上記各種工程が繰り返されていく間、作業を行うどの階層においても常に床面に近い比較的低い位置で各種作業を行うことができるような長さに、ダクト群の長さが設定されていればよく、必ずしもダクト群の長さと所定階数分の階高長とが厳密に一致しなくともよい。
手段3.前記固定工程において固定されるダクト群の最上部が所定階層の床面の高さ位置と同一位置又はそれより上方に突出した位置となるように設定したことを特徴とする手段1又は2に記載のダクト施工法。
上記手段3によれば、ダクト群上部の固定作業や、当該ダクト群の上方に設置されるダクト群との接続作業などを行いやすくなるとともに、所定階層の床面の高さ位置より下方に手を伸ばして作業を行わなくてもよいため、さらなる作業性や安全性の向上を図ることができる。
手段4.所定階層において前記縦シャフト内に足場板を敷き詰め、当該足場板上において作業を行えるようにしたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のダクト施工法。
上記手段4によれば、縦シャフト内(ダクト周囲)に敷き詰められた足場板上において、例えばダクト群と躯体との固定作業や、当該ダクト群の上方に設置されるダクト群の連結作業などを行うことができ、さらなる作業性や安全性の向上を図ることができる。
手段5.固定されたダクト群の最上部に、当該最上部に開口した開口部を塞ぐ封止板を載置することを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のダクト施工法。
上記手段5によれば、封止板によりダクト開口部への落下防止が図られるとともに、封止板上において上方に設置されるダクト群の連結作業等を行えるため、作業性や安全性がさらに向上する。
手段6.前記固定工程において、前記連結されたダクト群の上部を所定の支持材により複数階層構造物の躯体に固定する上部固定工程と、下部を最下階層に設置した架台又は既に下階層で固定されたダクト群の上部に連結する下部固定工程とを行うことを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載のダクト施工法。
手段7.前記ダクトは、空調又は換気用ダクトであることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載のダクト施工法。
以下に一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、ダクトを設置する前段階におけるビル等の複数階層構造物の躯体1、及び、当該躯体1に形成された縦シャフトSを示す図である。本実施形態において設置されるダクトは、空調又は換気用ダクトである。但し、他の用途に用いられるダクトの施工法にも本発明は適用できる。
縦シャフトS内にダクトを設置する際には、図2に示すように、まず縦シャフトS内においてC形鋼等の支持材10を3階フロアF3に架け渡し、当該支持材10に吊上げ手段としてのチェーンブロック11を固定する。そして、チェーンブロック11の操作者12を2階フロアF2に配置し、ダクトの搬入や接続作業等を行う作業者13を1階フロアF1に配置する。なお、本実施形態では、2階フロアF2において縦シャフトS内に支持材10を架け渡し、その上に足場板14,15を置き、操作者12の足下の作業スペースを確保している(図13等参照)。
作業手順としては、まず最下階層となる1階フロアF1へダクトD1を搬入し、縦シャフトS内に置く。次にダクトD1をチェーンブロック11のワイヤに引っ掛け、チェーンブロック11によりダクトD1を吊上げる(図3参照)。この工程及び以下の同種の工程が本実施形態における吊上げ工程に相当する。
続いて、吊上げられたダクトD1の下方に次のダクトD2を載置する(図4参照)。この工程及び以下の同種の工程が本実施形態における載置工程に相当する。そして、載置されたダクトD2の上に、吊上げられたダクトD1を降ろす(図5参照)。この工程及び以下の同種の工程が本実施形態における吊下げ工程に相当する。次に、載置されたダクトD2と、当該ダクトD2上に降ろされたダクトD1とをボルト等の締結具により接続する。この工程及び以下の同種の工程が本実施形態における接続工程に相当する。
さらに、連結されたダクト群D1,D2を吊上げ、当該ダクト群D1,D2の下方に次のダクトD3を載置する(図6参照)。そして、載置されたダクトD3の上に、ダクト群D1,D2を降ろし、ダクトD3とダクト群D1,D2とを接続する。1階フロアF1において、このような作業を繰り返し、所定長として設定したほぼ1階分の階高長分の4つのダクトD1〜D4を連結する。
ダクトD1〜D4を連結した後、当該連結されたダクト群D1〜D4を吊上げ、その下方に架台17を設置する(図7参照)。そして、ダクト群D1〜D4を架台17上へ降ろし、下部に位置するダクトD4を架台17に連結する(図8参照)。この工程及び以下の同種の工程が本実施形態における下部固定工程に相当する。合わせてダクト群D1〜D4の上部に位置するダクトD1と躯体1とを固定する。この工程及び以下の同種の工程が本実施形態における上部固定工程に相当する。従って、前記両工程により本実施形態における固定工程が構成される。
ここでダクトD1と躯体1との固定作業について図面を参照してより詳しく説明する。本実施形態ではダクトD1の固定作業を行う段階では既に、図13に示すように2階フロアF2において、チェーンブロック11の操作者12用に縦シャフトS内に支持材10が架け渡され、その上に足場板14,15が置かれている。支持材10は前後2本ずつ計4本が左右方向に掛け渡されており、それぞれアンカーボルト18により固定されている。また、その上には左右4枚ずつ計8枚の足場板14が前後方向(図13等の上下方向)に沿って置かれている。さらに、その上には前後4枚ずつ計8枚の足場板15が左右方向に沿って置かれている。これにより、2階フロアF2では、縦シャフトS内に足場板14,15が敷き詰められた状態となるとともに、中央部においてダクト群D1〜D4が上下動可能なように開口部19が開口した状態となる。この結果、上記チェーンブロック11の操作作業はもちろんのこと、ダクトD1と躯体1との固定作業が、2階フロアF2の床面に沿って敷き詰められた足場板14,15上において行える。なお、足場板14はゴムバンドなどの固定手段により支持材10等に固定される。同様に、足場板15は足場板14等に固定される。
ダクトD1と躯体1との固定作業を行う際には、作業者13を2階フロアF2へ移動させ、当該作業者13に作業を行わせる。但し、操作者12が行うようにしてもよい。作業手順としては、図14に示すように、まず足場板15の前後内側2枚ずつを取外し、ダクトD1の左右両側辺に沿って新に2本の支持材20を内側の支持材10間に掛け渡し、ボルト21により固定する。次に、図15に示すように、取外した足場板15を戻すとともに、ボルト22によりダクトD1を支持材20に固定する。その後、図16に示すようにダクトD1上に当該ダクトD1の開口部24を塞ぐ封止板25を載置する。なお、ダクトD1の固定作業を行う段階では、図18に示すようにダクトD1が2階フロアF2の床面の高さ位置より上方に突出した位置となる。
さて、1階フロアF1部分のダクトの設置作業(2階フロアF2の床面までのダクトの設置作業)が終わった後、又は、ダクトD1の固定作業に並行して、図8に示すようにチェーンブロック11の固定場所を4階フロアF4へ移動するとともに、操作者12を3階フロアF3へ移動させる。また、ダクトの搬入位置を2階フロアF2へ移動させる。
そして、2階フロアF2へダクトD5を搬入し、チェーンブロック11により吊上げる。続いて、吊上げられたダクトD5の下方に次のダクトD6を載置する。次に、載置されたダクトD6の上に、吊上げられたダクトD5を降ろす。載置されたダクトD6と、当該ダクトD6上に降ろされたダクトD5とを連結する。このような作業を繰り返し、2階フロアF2において4つのダクトD5〜D8を連結する。
図9に示すように、ダクトD5〜D8を連結した後、当該連結されたダクト群D5〜D8を吊上げ、封止板25を取外す。そして、ダクト群D5〜D8をダクト群D1〜D4上に降ろし、ダクト群D1〜D4の上部に位置するダクトD1と、ダクト群D5〜D8の下部に位置するダクトD8とを連結する(図10参照)。合わせて3階フロアF3においてダクト群D5〜D8の上部に位置するダクトD5と躯体1とを固定する。ダクトD5の固定作業も上記ダクトD1の固定作業と同様に行われる。
2階フロアF2部分のダクトの設置作業が終わると、図10に示すように3階フロアF3において上記同様の作業を繰り返して4つのダクトD9,D10,D11,D12を連結して設置する。なお、3階フロアF3の高さ位置までダクトの設置作業が終わると、2階フロアF2に敷かれていた足場板14,15等は4階フロアF4へ移動され、操作者12用の足場板としての4階フロアF4の縦シャフトS内に敷き詰められる。
3階フロアF3でのダクトの設置作業が終わると、上記同様に4階フロアF4において4つのダクトD13,D14,D15,D16を連結して設置する。図11に示すように屋上フロアRまでのダクトの設置が完了すると、図12に示すように屋上フロアRからダクトのルーフ部材27を搬入し取付ける。これにより、縦シャフトS内へのダクトの設置が完了する。
以上詳述したように、本実施形態では、下から順にダクトを積み上げていくのではなく、ダクトを吊上げ、その下に次のダクトを接続していく作業を繰り返すことでダクトを1階高長分連結し、当該連結されたダクト群単位で縦シャフトS内に固定し設置していく。このため、ダクトを1階高長分連結するまでの間、ダクトの接続作業を行う作業者13は足場に上らずとも所定フロアの床面に近い比較的低い位置で作業を行うことができるとともに、複数回の接続作業を同じ高さ位置で繰り返し行うことができる。結果として、従来工法のように足場を必要としないため、足場の組立作業及び解体作業に起因する工期の長期化や、施工コストの増大を抑制することができる。また、足場に上がっての高所作業を要しないため、安全帯の使用頻度も減り、作業性や安全性の向上を図ることができる。加えて、連結されたダクト群単位で縦シャフトS内に固定し設置していくため、縦シャフトS全長分のダクトを連結した後にダクト群の固定作業を行う場合よりも、施工途中において安定性がよく、各種作業を行いやすい。さらに、ダクトが比較的大きく重い場合であっても、ダクトを載置した状態で接続作業を行うことができるため、ダクトを吊上げた状態で次のダクトの接続作業を行う場合に比べて、作業中におけるダクトの落下や振れなどの不具合もなく、より安全にダクト接続作業を行うことができる。
また、連結されるダクト群D1〜D4等の長さを、複数階層構造物の1階数分の階高長に合わせて設定している。これにより、作業を行うどのフロアにおいても常に床面に近い比較的低い位置で各種作業を行うことができ、より確実に作業性や安全性の向上を図ることができる。
また、各フロアに固定されるダクト群D1〜D4等の最上部が各フロアの床面の高さ位置より上方に突出した位置となるように設定されている。これにより、ダクト群D1〜D4等の上部の固定作業や、当該ダクト群D1〜D4等の上方に設置されるダクト群D5〜D8等との接続作業などを行いやすくなるとともに、各フロアの床面の高さ位置より下方に手を伸ばして作業を行わなくてもよいため、さらなる作業性や安全性の向上を図ることができる。
また、随時、作業を行うフロアの縦シャフトS内に足場板14,15を敷き詰めるようにしているため、チェーンブロック11の操作作業はもちろんのこと、ダクトD1と躯体1との固定作業が足場板14,15上において行え、さらなる作業性や安全性の向上を図ることができる。加えて、チェーンブロック11の直下方位置までダクトを搬入することができるため、ダクトが大きく重い場合であっても、吊上げ作業等を比較的容易に行うことができる。
また、固定されたダクト群D1〜D4等の最上部に、当該ダクトD1等の開口部24を塞ぐ封止板25を載置するようにしている。これにより、ダクトD1等の開口部24への落下防止が図られるとともに、封止板25上において上方に設置されるダクトD5〜D8群等の連結作業などを行えるため、作業性や安全性がさらに向上する。
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記各実施形態では、連結するダクト群D1〜D4等の長さを1階数分の階高長に合わせて設定し、各フロア毎にダクトの固定作業を行っている。これに限らず、ダクト群D1〜D4等の長さを複数階数分の階高長に合わせて設定し、複数フロア毎にダクトの固定作業を行う構成としてもよい。もちろん、連結されるダクト数も上記実施形態の4つに限らず、3つや5つ等であってもよい。
(b)上記実施形態では、吊上げ手段としてチェーンブロック11を採用しているが、これに限らず、電動ウィンチ等を採用してもよい。但し、電動ウィンチ等は、搬入するのに時間がかかる、重量が重い、発電機が必要などの理由から、チェーンブロック11を採用するが効率もよく、コストの増大を抑えることができる。
(c)ダクト同士の接続方法は、上記実施形態のようにアングル同士を接続するタイプに限定されるものではなく、他の接続方法でもよい。
(d)上記支持材10,20は、上記実施形態のC形鋼に限られるものではなく、例えばH形鋼など他のものでもよい。
(e)上記実施形態では、各フロアに固定されるダクト群D1〜D4等の最上部が各フロアの床面の高さ位置より上方に突出した位置となるように設定されている。これに限らず、各フロアの床面の高さ位置と同一位置となるように設定してもよい。
複数階層構造物の躯体や縦シャフトSを示す模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を説明するための模式図である。 ダクトの設置作業を終えた状態の複数階層構造物の躯体や縦シャフトSを示す模式図である。 ダクトの設置作業を終えた状態の複数階層構造物の躯体や縦シャフトSを示す模式図である。 ダクトと躯体との固定作業を説明するための模式図である。 ダクトと躯体との固定作業を説明するための模式図である。 ダクトと躯体との固定作業を説明するための模式図である。 ダクトと躯体との固定作業を説明するための模式図である。 ダクトと躯体との固定作業を説明するための模式図である。 従来工法のダクトの設置作業を説明するための模式図である。 従来工法のダクトの設置作業を説明するための模式図である。 従来工法のダクトの設置作業を説明するための模式図である。 従来工法のダクトの設置作業を説明するための模式図である。
符号の説明
1…室外機、10…支持材、11…チェーンブロック、12…操作者、13…作業者、14,15…足場板、17…架台、20…支持材、25…封止板、D1〜D16…ダクト、S…縦シャフト。

Claims (5)

  1. 複数階層構造物の縦シャフト内にダクトを設置するダクト施工法であって、
    所定の吊上げ手段によりダクトを吊上げる吊上げ工程と、
    前記吊上げられたダクトの下方に次のダクトを載置する載置工程と、
    前記載置されたダクトの上に、前記吊上げられたダクトを降ろす吊下げ工程と、
    前記載置されたダクトと、当該ダクト上に降ろされたダクトとを接続する接続工程とを順次繰り返し行い、ダクトを所定長分連結し、
    ダクトを所定長分連結した後、当該連結されたダクト群を縦シャフト内に固定する固定工程を行い、
    前記固定工程を終える毎に上の階層に移動して、前記各工程を順次行い、縦シャフト内にダクトを設置していくことを特徴とするダクト施工法。
  2. 前記ダクト群の長さを、複数階層構造物の所定階数分の階高長に合わせたことを特徴とする請求項1に記載のダクト施工法。
  3. 前記固定工程において固定されるダクト群の最上部が所定階層の床面の高さ位置と同一位置又はそれより上方に突出した位置となるように設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のダクト施工法。
  4. 所定階層において前記縦シャフト内に足場板を敷き詰め、当該足場板上において作業を行えるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のダクト施工法。
  5. 固定されたダクト群の最上部に、当該最上部に開口した開口部を塞ぐ封止板を載置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のダクト施工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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