JP6252544B2 - 製品の誤搬送検出方法および誤搬送検出装置 - Google Patents

製品の誤搬送検出方法および誤搬送検出装置 Download PDF

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本開示は、鉄鋼製品等の製品の誤搬送検出方法および誤搬送検出装置に関する。
厚鋼板等の鉄鋼製品を、出荷または集荷のために運搬する場合、搬送テーブル上に配された複数の厚鋼板をクレーン等の運搬装置を用いて運搬する作業が行われる。この際、搬送テーブル上にある厚鋼板については、個々の厚鋼板の位置管理が行われていなかったため、運搬される厚鋼板の最終的な確認は、作業者の目視に頼らざるを得なかった。このような場合、作業者の誤操作や認識間違いが生じてしまうと、この状態を異常として検出する機構がないため、対象とする厚鋼板と異なる厚鋼板を運搬する誤搬送が生じることとなる。
例えば、特許文献1には、クレーンを用いて精度よく積み荷を運搬する方法として、パレット上のターゲットを用いてクレーンの位置を制御する方法が開示されている。しかし、特許文献1に記載の方法では、厚鋼板における上記の場合のように、作業者の誤操作やパレット自体の認識間違いが生じた場合、この状態を異常として検出する機構がないため、誤搬送が生じることとなる。
特開平1−176795号公報
そこで、本発明は、上記の課題に着目してなされたものであり、鉄鋼製品等の製品の誤搬送を検出することができる製品の誤搬送検出方法および誤搬送検出装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、搬送トラバース装置にて搬送される製品の上記搬送トラバース装置上の推定位置である第1の製品位置、および上記搬送トラバース装置から上記製品を運搬する運搬装置の位置である第2の製品位置を検出する位置検出工程と、位置検出工程の後、上記第1の製品位置と上記第2の製品位置との偏差を算出する偏差算出工程と、上記偏差算出工程の後、上記偏差が閾値より大きい場合に、上記製品の誤搬送が生じたと判断する誤搬送判断工程とを有することを特徴とする製品の誤搬送検出方法が提供される。
また、本発明の一態様によれば、搬送トラバース装置にて搬送される製品の上記搬送トラバース装置上の推定位置である第1の製品位置、および上記搬送トラバース装置から上記製品を運搬する運搬装置の位置である第2の製品位置を測定する位置検出部と、上記第1の製品位置と上記第2の製品位置とから、上記第1の製品位置に対する上記第2の製品位置の偏差を算出し、上記偏差が閾値より大きい場合に、上記製品の誤搬送が生じたと判断する判断部とを有することを特徴とする製品の誤搬送検出装置が提供される。
本発明の一態様によれば、鉄鋼製品等の製品の誤搬送を検出することができる。
本発明の一実施形態に係る製品の搬出設備を示す平面図である。 誤搬送検出装置を示すシステム構成図である。 誤搬送検出方法を示すフローチャートである。 搬送テーブル上の隣接する2枚の製品の配置を示す平面図である。 搬送テーブル上の隣接する2枚の製品およびトラッキング誤差を示す平面図である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
<製品の搬出設備の構成>
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態における製品Sの搬出設備の構成について説明する。本実施形態において、製品Sは、鉄鋼製品である厚鋼板であり、圧延や熱処理、切断、検査等の種々の製造工程を経て製造される。また、搬出部設備では、製造された製品S(厚鋼板)が製造工程の設備から搬送され、出荷のための搬出位置まで搬送された製品Sを搬出する搬出動作が行われる。
製品Sの搬出設備は、図1および図2に示すように、ラインテーブル1と、搬送トラバース装置2と、運搬装置3と、走行レール4a,4bと、誤搬送検出装置5と、プロセスコンピュータ6と、運搬装置制御部7とを有する。
ラインテーブル1は、y軸方向に並んで設けられた複数の搬送ロール11からなる搬送設備であり、搬送ロール11が回転することで、搬送ロール11上に配された製品Sをy軸負方向側へと搬送する。また、ラインテーブル1には、搬送ロール11上の製品Sを、x軸負方向側へと搬送させることで、製品Sをラインテーブル1上から搬送テーブル上へと移動させる、不図示の抽出機構が設けられる。
搬送トラバース装置2は、無端コンベアであり、不図示の一対の回転軸がx軸方向両端側にそれぞれ設けられる。搬送トラバース装置2は、回転軸に接続されたモータ21を有し、モータ21が回転することにより、コンベアのベルトが回転(「トラバース」ともいう)し、搬送トラバース装置2上の製品Sをx軸負方向側へと搬送させる。また、モータ21には、後述する算出部511Aが接続される。
運搬装置3は、天井クレーン等のクレーンであり、x軸方向に延在する一対の走行レール4a,4bに架設される。運搬装置3は、一対のガーダ31a,31bと、クラブトロリ32と、運転室33とを有する。一対のガーダ31a,31bは、x軸方向に対向して設けられ、その上にクラブトロリ32が架設される。クラブトロリ32は、一対のガーダ31a,31b上をy軸方向に移動可能に構成され、z軸方向である鉛直方向(図1の紙面に対する直行方向)に昇降可能なリフマグ式吊り具を有する。また、クラブトロリ32には、後述する第2の製品位置検出部512が設けられる。運転室33は、運搬装置3のy軸負方向側端部に設けられる。また、運転室33内には、搬送トラバース装置2から運搬する製品Sの製品情報、および製品Sの第1の製品位置を示す端末が設けられる。本実施形態の運搬装置3は、y軸方向に対向して設けられた一対の走行レール4a,4b上をx軸方向に移動可能に設けられる。また、運搬装置3は、搬送トラバース装置2上の製品Sをリフマグ式吊り具で吊り上げ、搬送トラバース装置2よりもx軸方向負方向側に設けられた搬出場所まで製品Sを運搬する。さらに、このような運搬作業では、作業者が運転室33に乗り込み、運搬装置3の移動動作および製品Sの吊り上げ・吊り降ろし動作を操作する。
誤搬送検出装置5は、位置検出部51と、判断部52とを有する。
位置検出部51は、第1の製品位置検出部511と、第2の製品位置検出部512とを有し、第1および第2の製品位置を検出する。第1の製品位置は、搬送トラバース装置2上の製品Sの推定位置であり、トラッキングされる製品Sの中心のx−y平面におけるx座標である。第2の製品位置は、運搬装置3の位置であり、具体的にはクラブトロリ32のリフマグ式吊り具の中心のx−y平面におけるx座標である。
第1の製品位置検出部511は、算出部511Aと、回転量検出器511Bとを有する。算出部511Aは、回転量検出器511Bから後述するトラバース量の検出結果を取得・記憶し、記憶されたトラバース量に基づいて、第1の製品位置を算出する自動計算機である。第1の製品位置の算出方法については、後述する。また、算出部511Aは、判断部52およびプロセスコンピュータ6にそれぞれ接続され、算出結果を判断部52に送信し、ラインテーブル1から搬送トラバース装置2上に搬送される製品Sの製品情報をプロセスコンピュータ6から取得する。製品情報には、製品Sの製品番号や寸法、搬送トラバース装置2に抽出される際の製品Sのy軸方向の位置等のデータが含まれる。回転量検出器511Bは、搬送トラバース装置2のモータ21の回転量を検出する回転センサ等である。本実施形態では、回転量検出器511Bの検出精度によってトラバース量の測定精度が決定するため、回転量検出器511Bには検出精度の高いものが用いられることが好ましい。
第2の製品位置検出部512は、レーザ距離計等の距離測定器であり、クラブトロリ32に設けられる。第2の製品位置検出部512は、クラブトロリ32のx軸方向側にある壁等の反射面からの距離を測定し、測定結果からx−y平面上の座標を算出することで、第2の製品位置を検出する。
判断部52は、プロセスコンピュータ6、第1の製品位置検出部511および第2の製品位置検出部512に接続され、製品Sの製品情報、第1の製品位置および第2の製品位置をそれぞれ取得する。そして、判断部52は、取得した製品Sの製品情報、第1の製品位置および第2の製品位置に基づいて、後述する方法を用いて製品Sの誤搬送を判断する。また、判断部52は、運搬装置制御部7に接続され、判断の結果、製品Sの誤搬送が検出された場合には判断結果を運搬装置制御部53に送信する。判断部52は、自動計算機等であり、運搬装置3の運転室33や搬出設備が設けられた建屋内等の場所に適宜設けられる。
プロセスコンピュータ6は、製品Sの搬出設備を制御する上位の自動計算機であり、搬送される製品Sの製品情報を記憶する。
運搬装置制御部7は、作業者の操作に基づいて運搬装置3の動作を制御する装置であり、運搬装置3の移動動作や製品Sの吊り上げ・吊り降ろし動作等を制御する。運搬装置制御部7は、判断部52から誤送信が検出された判断結果を受信した場合、製品Sの吊り上げ動作を停止させる。
<製品の搬出動作>
次に、本実施形態の搬出設備による製品Sの搬出動作について説明する。まず、種々の処理工程を経て製造された製品Sは、ラインテーブル1上を搬送される。
次いで、搬送トラバース装置2に対応した所定の位置まで製品Sが搬送されると搬送動作が停止し、抽出装置によって製品Sがラインテーブル1から搬送トラバース装置2上に搬送される。この際、ラインテーブル1上をy軸方向に並んで搬送される2枚の製品Sが、2枚同時にラインテーブル1から搬送トラバース装置2に搬送されてもよい。また、このとき、第1の製品位置検出部511は、ラインテーブル1から搬送トラバース装置2上に搬送される製品Sの製品情報をプロセスコンピュータ6から取得し、記憶する。
さらに、所定の回転量(トラバース量)となるまで搬送トラバース装置2のベルトが回転し、製品Sが搬送トラバース装置2上を搬送される。この際、所定のトラバース量とは、製品Sが所定の位置まで搬送されるのに必要なトラバース量である。例えば、製品Sは、ラインテーブル1から搬送された後、図1に示す製品S2,S4の位置となるまで搬送される。また、このとき、第1の製品位置検出部511の算出部511Aは、各製品Sについて、回転量検出器511Bからトラバース量を取得し、記憶する。
その後、上述の一連の搬送動作が繰り返されることで、搬送トラバース装置2上に、少なくともx軸方向に並んだ複数の製品Sが配された状態となる。図1に図示した例では、上述の搬出動作によって、搬送トラバース装置2上に、4枚の製品S1〜S4が搬送され、停止した状態を示す。なお、第1の製品位置検出部511による各製品Sのトラバース量の取得は、各製品Sが搬送トラバース装置2上にある間、連続して行われる。そして、算出部511Aは、各製品Sについて取得したトラバース量を累積加算して記憶する。つまり、例えば図1に図示した状態では、算出部511Aには、4枚の製品S1〜S4について、各製品S1〜S4の搬送トラバース装置2のx軸正方向端から図1に示す停止位置までの移動距離に相当するトラバース量が記憶されている。
次いで、運搬装置3を用いて、搬送トラバース装置2よりもx軸方向負方向側に設けられた搬出位置まで搬送トラバース装置2上の複数の製品Sを一枚ずつ運搬する。この際、プロセスコンピュータ6は、運転室33の端末に運搬する製品Sの製品情報を表示させることで、複数の製品Sのうち直後に運搬しなければならない製品Sを作業者に指示する。そして、作業者は、クラブトロリ32の吊り具の位置が端末に表示された製品Sの中心位置にくるまで、運搬装置3自体およびクラブトロリ32を移動させ、吊り上げ開始の操作を行うことで、製品Sの吊り上げ動作が開始される。このとき、運搬装置3による吊り上げ動作と並行して、後述する誤搬送検出方法を用いて、製品Sの誤搬送が生じたか否かが判断される。判断の結果、誤搬送が生じたと判断された場合、運搬装置3による吊り上げ動作が停止される。一方、誤搬送が生じたと判断されなかった場合、運搬装置3による吊り上げ動作が継続して行われ、その後、製品Sが所定の搬出位置まで運搬され、その位置に吊り降ろされる。上述の一連の動作が繰り返し行われることで、搬送トラバース装置2上の複数の製品Sが全て運搬される。
<製品の誤搬送検出方法>
次に、図3〜図5を参照して、本実施形態に係る製品Sの誤搬送検出方法を説明する。
まず、図3に示すように、判断部52は、プロセスコンピュータ6から、少なくとも運搬される対象の製品Sおよび対象の製品Sとx軸方向に隣接する製品Sの製品情報を取得する(S100)。この際、製品情報には、図4に示すように、運搬する対象の製品S1およびそれとx軸方向に隣接する製品S2について、x軸方向の長さである幅w1,w2および製品S1,S2間の距離hが含まれる。ステップS100の処理は、プロセスコンピュータ6から運転室33内の端末に、運搬する製品Sの製品情報が表示される際に行われる。
次いで、判断部52は、ステップS100で取得した製品情報に基づいて、下記(1)式の関係を満たす閾値ρ(mm)を算出する(S102)。(1)式において、Lは、隣接する2枚の製品S1,S2の中心間の距離(mm)であり、製品S1,S2の幅wおよび製品S1,S2間の距離hを用いて下記(2)式で算出される。また、δは、搬送トラバース装置2で定常的に生じるトラッキング誤差(mm)であり、実績や計算から設定される値である。閾値ρについての詳細は、後述する。
δ≦ρ<L−δ ・・・(1)
L=h+w1/2+w2/2 ・・・(2)
さらに、吊り上げ動作が開始される操作が作業者によって行われると、運搬装置制御部53は、運搬装置3による製品Sの吊り上げ動作を行う(S104)。
ステップS104にて吊り上げ動作が開始されると、第1の製品位置検出部511および第2の製品位置検出部512は、第1の製品位置および第2の製品位置をそれぞれ検出する(S106)。この際、第1の製品位置検出部511の算出部511Aは、記憶されたトラバース量から、運搬する対象の製品Sの第1の製品位置を算出し、算出結果を判断部52に送信する。また、第2の製品位置検出部512は、クラブトロリ32のx軸方向の反射面からの距離を測定し、測定結果から第2の製品位置を算出し、算出結果を判断部52に送信する。
ステップS106の後、判断部52は、取得した第1の製品位置と第2の製品位置との偏差Dを算出する(ステップS108)。偏差Dは、第1の製品位置と第2の製品位置との差分(距離)である。ステップS108での処理を、図5を参照して詳細に説明する。図5には、搬送トラバース装置12上にx軸方向に並んで配され、停止した状態の2枚の製品S1,S2を示す。なお、図5に図示した例では、運搬装置3が運搬する対象の製品Sを、製品S1とする。また、図5において、位置a1は製品S1の第1の製品位置、位置a2は製品S2の第1の製品位置をそれぞれ示す。さらに、位置b1は運搬装置3で製品S1を吊り上げようとした場合における第2の製品位置、位置b2は運搬装置3で誤って製品S2を吊り上げようとした場合における第2の製品位置をそれぞれ示す。なお、本実施形態では、製品S1,S2の中心の実際の位置と、第2の製品位置b1,b2とがそれぞれ同じ位置であるとする。図5に図示したように、搬送トラバース装置2では、機械または制御的な理由から、トラッキング誤差δが定常的に生じる。このため、第1の製品位置a1,a2は、実際の製品S1,S2の中心位置に対して、x軸正方向側へそれぞれδ(mm)ずれた状態となる。このように配された製品S1,S2に対して、運搬装置3を用いて運搬対象となる製品S1を吊り上げようとする場合、ステップS108では、偏差Dとして製品S1の第1の製品位置a1と第2の製品位置b1とのx軸方向の距離D1を算出する。一方、運搬対象となる製品S1ではなく誤って製品S2を吊り上げようとする場合、ステップS108では、偏差Dとして製品S1の第1の製品位置a1と第2の製品位置b2とのx軸方向の距離D2を算出する。
ステップS108の後、判断部52は、ステップS108で算出される偏差Dが、ステップS102で算出される閾値ρより大きいか否かを判断することで、誤搬送が生じたか否かを判断する(S110)。このとき、判断部52は、偏差Dが閾値ρよりも大きい場合には、誤搬送が発生したと判断し、偏差Dが閾値ρ以下である場合には、誤搬送が発生していないと判断する。ここで、ステップS106で算出される閾値ρは、許容誤差であり、偏差Dについてどこまでを、搬送対象として正しい製品Sにおける誤差として許容するかを示すものである。つまり、例えば図5において、誤って運搬対象ではない製品S2を吊り上げようとした場合、偏差Dは第1の位置a1と第2の位置b2と距離であるL−δとなる。この際、(1)式に示すように、閾値ρをL−δ未満とすることで、これを誤搬送として検出することができる。一方、図5において運搬対象である製品S1を吊り上げようとした場合には、偏差Dは第1の位置a1と第2の位置b1との距離であるδとなる。この際、偏差Dは(1)式を満たす閾値ρよりも小さくなるため、これが誤搬送として検出されることはない。このため、本実施形態では、(1)式の条件とした閾値ρを用いることで、誤搬送を精度よく検出することができる。
ステップS110の判断にて、トラッキング誤差が閾値よりも大きく誤搬送が発生したと判断された場合、判断部52は、判断結果を運搬装置制御部7へ送信する。そして、運搬装置制御部7は、誤搬送が発生したという判断結果を取得すると、運搬装置3の吊り上げ動作を停止する(S112)。これにより、作業者は、運搬装置3による吊り上げ動作が停止することで、誤搬送が発生したこと認識する。また、このとき、運転室33内の端末に誤搬送の発生を示す警告を表示させてもよい。
一方、ステップS110の判断にて、偏差Dが閾値ρ以下であり誤搬送が発生していないと判断された場合、運搬装置3は製品Sの吊り上げ動作を継続して行う(S114)。なお、ステップS106〜S110の処理は、運搬装置3による製品S1の吊り上げ動作が完了するまでに行われる。
以上のステップS100〜S114の一連の工程を経ることで、搬送トラバース装置2から誤った製品Sが吊り上げられ、運搬されることを防止することができる。
<変形例>
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例または実施形態も網羅すると解すべきである。
例えば、上記実施形態では、製品Sが厚鋼板としたが、本発明はかかる例に限定されない。本発明における製品Sは、出荷や集荷のために運搬処理が発生し、その際個々の認識が必要なものであればさまざまな製品に適用することができる。例えば、製品Sは、熱延コイルや冷延コイル等の鉄鋼製品でもよく、鉄鋼製品以外の製品であってもよい。その際、運搬装置3は、上記実施形態のリフマグ式のクレーンだけでなく、運搬する装置の位置(座標)が確認できるものであれば、他の方式のクレーンやフォークリフト等の他の装置が用いられてもよい。
また、上記実施形態では、第1の製品位置検出部511の算出部511Aは、回転量検出器511Bで測定されるトラバース量を連続的に取得し、その累積加算値を記憶するとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、上記実施形態のように製品Sを搬送トラバース装置2から運搬する際に、搬送トラバース装置2が回転せずに停止した状態で運搬動作が行われる設備であれば、算出部511Aは、回転量検出器511Bからトラバース量を断続的に取得する構成であってもよい。この場合、算出部511Aは、搬送トラバース装置2の回転速度の実績が予め設定された閾値となり、且つ回転速度が閾値以下の状態が一定時間保持された場合に、回転量検出器511Bからその時点におけるトラバース量を取得する。そして、算出部511Aは、取得したトラバース量と直前に取得したトラバース量との差分を、2つのトラバース量を取得した間に製品Sが搬送されたトラバース量として、製品Sのトラバース量に累積加算して記憶する。これにより、算出部511Aと回転量検出器511Bとの間で転送されるデータ量を大幅に減じることができるため、算出部511Aや回転量検出器511Bに処理能力が低く安価な装置を適用したとしても、操業に支障をきたすようなシステムの動作遅延を防止することができる。特に、図1に示すような搬送トラバース装置2や運搬装置3が複数設けられ、上記実施形態の搬送動作が複数の搬送トラバース装置2や運搬装置3でそれぞれ平行して行われるような大規模な搬出設備の場合、処理に掛かる負荷が大きくなるため、一般的な自動計算機を用いることが困難であった。しかし、算出部511Aがトラバース量を断続的に取得する構成の場合、一般的な自動計算機を用いて搬送トラバース装置2上の製品Sを識別することができ、さらに製品Sを運搬する際の誤搬送を検出することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、第1の製品位置および第2の製品位置として、x−y平面におけるx軸方向の座標のみを用いる構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、第1の製品位置および第2の製品位置として、x軸方向およびy軸方向の2つの座標を用いてもよい。この場合、第1の製品位置のy軸方向の座標は、ラインテーブル1から搬送トラバース装置2へと搬出される際の座標であり、予め製品情報に含まれるものとする。第2の製品位置のy軸方向の座標は、第2の製品位置検出部512にてx軸方向と同様にして測定される。そして、上記実施形態と同様に、第1の製品位置のy軸方向の座標と、第2の製品位置のy軸方向の座標とから、y軸方向における偏差を算出し、さらに算出された偏差と予め設定されたy軸方向の閾値とを比較することで誤搬送が検出される。この際、y軸方向の閾値には、ラインテーブル1のトラッキング誤差が考慮される。製品Sが厚鋼板等である場合、搬送トラバース装置2上には、x軸方向およびy軸方向に複数の製品Sが並んで配されることがある。このような場合、作業者の誤操作や認識間違いが生じ易くなるが、x座標およびy座標を考慮することで、誤った製品Sの出荷を確実に防止することができる。
さらに、上記実施形態では、ステップS102において、閾値ρは(1)式を満たすとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、上記(1)式にさらに、搬送トラバース装置2のトラッキング誤差のバラツキや、運搬装置3での誤差がさらに考慮された下記(3)式を条件として閾値ρが設定されてもよい。なお、(3)式において、δは、トラッキング誤差のバラツキに応じて許容量(mm)であり、トラッキング誤差の実績等から算出される。また、δは、運搬装置3により生じる誤差のバラツキに応じた許容量(mm)であり、例えば、図5における製品S1の中心位置と、第2の製品位置b1とに生じる誤差である。δは、運搬装置3の仕様や作業者の技量等に応じて計算または実績から予め設定される。さらに、(3)式において、許容量δ,δのうち一方のみが考慮されたものが用いられてもよい。
δ+δ+δ≦ρ<L−δ−δ−δ ・・・(3)
さらに、本発明では、中心間の距離Lが所定の長さ以上となるように、隣接する2枚の製品S1,S2が配されてもよい。厚鋼板のようにトラッキング誤差δに対して製品Sの幅wが大きいものが製品Sである場合、隣接した製品S同士が重畳せずに離間していれば、上記実施形態のように誤搬送を検出することができる。しかし、トラッキング誤差δに対して製品Sの幅wが小さい製品Sの場合、製品同士が所定間隔以上離間していないと、誤搬送を精度よく検出できない場合がある。この場合、例えば、中心間の距離Lが下記(4)式を満たすようにすることで誤搬送の検出精度を高めることができる。
L>2δ ・・・(4)
さらに、上記実施形態では、製品Sを搬出する際に、搬出対象の製品Sを含むx軸方向に並んだ2枚の製品Sについて考慮することで、搬送誤差を検出するとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、搬送トラバース装置2上にx軸方向に3枚以上の製品Sが配され、搬出対象の製品Sのx軸方向の両端側に他の製品Sがそれぞれ在る場合についても誤搬送を検出することができる。この場合、搬送対象の製品S、および搬出対象の製品Sのx軸方向の両端側に配される2枚の他の製品Sが考慮され、上記実施形態と同様の方法が用いられることで、誤搬送が検出される。なお、搬送対象の製品Sに対して、他の2枚の製品Sとの距離Lがそれぞれ異なる場合、短い方の距離Lを用いて閾値ρを設定することで、誤搬送を精度よく検出することができる。
さらに上記実施形態では、ステップS102を有する構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、x軸方向への搬送間隔および製品Sの幅wが一定である等、一定の閾値ρを用いても問題ない条件の搬出設備であれば、ステップS102が行われなくてもよい。この場合、ステップS110で用いられる閾値ρは、ステップS102と同様の考え方で、搬出処理の前に予め設定される。
<実施形態の効果>
(1)本発明の一態様に係る製品Sの誤搬送検出方法は、搬送トラバース装置2にて搬送される製品Sの搬送トラバース装置2上の推定位置である第1の製品位置、および搬送トラバース装置2から製品Sを運搬する運搬装置3の位置である第2の製品位置を検出する位置検出工程(ステップS106)と、位置検出工程の後、第1の製品位置と第2の製品位置と偏差Dを算出する偏差算出工程(ステップS108)と、偏差算出工程の後、偏差Dが閾値ρより大きい場合に、製品Sの誤搬送が生じたと判断する誤搬送判断工程(ステップS110)とを有する。
上記構成によれば、搬送トラバース装置2上の製品Sの位置を個々に識別することが可能となり、製品Sの識別管理レベルを向上させることができる。また、製品Sを運搬する際に、運搬対象となる製品Sのトラッキング上の推定位置(第1の製品位置)と、運搬が実際に行われる製品Sの位置(第2の製品位置)とを比較することにより、作業者の誤操作や認識間違いによる生じる誤搬送を検出することができ、誤った製品Sの集荷を防止することができる。さらに、運搬装置3の位置である第2の製品位置に基づいて誤搬送が検出されるため、運搬装置3による製品Sの運搬が行われる前に(運搬装置3が運搬を行う位置まで移動した時点で)、誤搬送を検出することができる。このため、例えば運搬対象でない製品Sを運搬対象として誤認識した場合において、誤搬送が検出されることでこの誤認識が検出され、誤搬送を未然に防ぐことができる。さらに、搬送トラバース装置2で生じる搬送誤差が考慮されることにより、精度良く誤搬送を検出できるようになる。
(2)誤搬送判断工程(ステップS110)の前に、搬送トラバース装置2にて生じるトラッキング誤差δと製品Sの配置とに基づいて、閾値ρを算出する閾値算出工程(ステップS102)をさらに有する。
上記構成によれば、例えば、様々な寸法の製品Sを扱う搬出設備において、精度良く誤搬送を検出することができる。
(3)位置検出工程(ステップS106)では、搬送トラバース装置2に設けられた回転量検出器511Bからトラバース量を取得し、トラバース量の累積加算値に基づいて第1の製品位置を算出する。
上記構成によれば、簡便なシステム構成で、誤搬送を検出することができるようになる。
(4)運搬装置3にて搬送トラバース装置2から製品Sを運搬する際には、搬送トラバース装置2が停止した状態で搬送トラバース装置2から製品Sが運搬され、位置検出工程(ステップS106)では、搬送トラバース装置2が停止した際に、搬送トラバース装置2に設けられた回転量検出器511Bからトラバース量を取得し、取得したトラバース量と搬送トラバース装置2の前回停止時に取得しているトラバース量との差分に基づいて第1の製品位置を算出する。
上記構成によれば、(3)の構成に比べ、トラバース量の取得に掛かるデータ量を大幅に減じることができ、処理能力が低く安価な装置を適用することができる。
(5)本発明の一態様に係る製品Sの誤搬送検出装置5は、搬送トラバース装置2にて搬送される製品Sの搬送トラバース装置2上の推定位置である第1の製品位置、および搬送トラバース装置2から製品Sを運搬する運搬装置3の位置である第2の製品位置を測定する位置検出部51と、第1の製品位置と第2の製品位置と偏差Dを算出し、偏差Dが閾値ρより大きい場合に、製品Sの誤搬送が生じたと判断する判断部(52)とを有する。
上記構成によれば、(1)と同様な効果を得ることができる。
1 ラインテーブル
2 搬送トラバース装置
21 モータ
3 運搬装置
31a,31b ガーダ
32 クラブトロリ
33 運転室
4a,4b 走行レール
5 誤搬送検出装置
51 位置検出部
511 第1の製品位置検出部
511A 算出部
511B 回転量検出器
512 第2の製品位置検出部
52 判断部
53 運搬装置制御部
6 プロセスコンピュータ
S,S1〜S4 製品
a1,a2 第1の製品位置
b1,b2 第2の製品位置

Claims (5)

  1. 搬送トラバース装置にて搬送される製品の前記搬送トラバース装置上の推定位置である第1の製品位置、および前記搬送トラバース装置から前記製品を運搬する運搬装置の位置である第2の製品位置を検出する位置検出工程と、
    位置検出工程の後、前記第1の製品位置と前記第2の製品位置との偏差を算出する偏差算出工程と、
    前記偏差算出工程の後、前記偏差が閾値より大きい場合に、前記製品の誤搬送が生じたと判断する誤搬送判断工程と
    を有することを特徴とする製品の誤搬送検出方法。
  2. 前記誤搬送判断工程の前に、前記搬送トラバース装置にて生じるトラッキング誤差と前記製品の配置とに基づいて、前記閾値を算出する閾値算出工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の製品の誤搬送検出方法。
  3. 前記位置検出工程では、前記搬送トラバース装置に設けられた回転量検出器からトラバース量を取得し、前記トラバース量を累積加算値に基づいて前記第1の製品位置を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の製品の誤搬送検出方法。
  4. 前記運搬装置にて前記搬送トラバース装置から前記製品を運搬する際には、前記搬送トラバース装置が停止した状態で前記搬送トラバース装置から前記製品が運搬され、
    前記位置検出工程では、前記搬送トラバース装置が停止した際に、前記搬送トラバース装置に設けられた回転量検出器からトラバース量を取得し、取得した前記トラバース量と前記搬送トラバース装置の前回停止時に取得しているトラバース量との差分に基づいて前記第1の製品位置を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の製品の誤搬送検出方法。
  5. 搬送トラバース装置にて搬送される製品の前記搬送トラバース装置上の推定位置である第1の製品位置、および前記搬送トラバース装置から前記製品を運搬する運搬装置の位置である第2の製品位置を測定する位置検出部と、
    前記第1の製品位置と前記第2の製品位置とから、前記第1の製品位置に対する前記第2の製品位置の偏差を算出し、前記偏差が閾値より大きい場合に、前記製品の誤搬送が生じたと判断する判断部と
    を有することを特徴とする製品の誤搬送検出装置。
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