JP6252423B2 - レーザ加工ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ファンを備えたレーザ加工ヘッドに関するものである。
従来より、レーザ加工ヘッドには、例えば、下記特許文献1に記載の技術がある。この技術では、レーザ光源ユニットとスキャナユニットとがパッキンを介して着脱可能に構成される。この構成により、レーザ光源ユニットが有するビームエキスパンダのレンズへの塵埃等の付着、及びスキャナユニット内への塵埃等の侵入が回避される。
特開平2012−222242号公報
このような技術において、レーザ光源ユニット自体への塵埃等の進入を防止するためには、例えば、レーザ光源ユニットを防水・防塵状態に保つ筐体を備えることが考えられる。
レーザ光源ユニットは、駆動に伴い熱を発生する。発生した熱を冷却するために、ファンを設けることが考えられる。このファンの電源を、レーザ光源ユニット内部から取得することが考えられる。
この点、経年に伴いファンが故障する可能性を考えると、ファンは交換可能に設けられることが望ましい。また、ファンを交換するためには、筐体からファンに接続する配線中に、着脱可能な接続端子を設けることが考えられる。
しかしながら、仮にコネクタがレーザ光源ユニットの筐体内に配置されると、ファンを交換するために、レーザ光源ユニットの筐体を開く必要がある。その結果、筐体の密閉状態が破られ、ファン交換時に粉塵等が筐体内に進入する可能性がある。一方、接続端子がレーザ光源ユニットの筐体外に配置された場合、筐体の密閉状態は保たれるが、接続端子は密閉状態に置かれない。そのため、接続端子に粉塵等が付着する可能性がある。接続端子には電気的な接点があるため、粉塵等の付着する可能性は低減されるのが望ましい。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、レーザ光源部の密閉状態を維持しつつ、レーザ光源部からの熱を冷却するファンを交換する際に、接続端子への粉塵等が付着する可能性を低減することが可能なレーザ加工ヘッドを提供することを目的とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、レーザマーカに備えられるレーザ加工ヘッドであって、密閉状態を保つ第1筐体と、前記第1筐体に隣接し、密閉状態を保つ第2筐体と、前記第1筐体に内蔵されるレーザ光源部と、前記第1筐体及び前記第2筐体の外側に設けられ、前記レーザ光源部からの熱を冷却するファンと、前記第1筐体から前記第2筐体を介して前記ファンに電気的に接続され、前記第2筐体の内部に着脱可能な接続端子を有するケーブルと、を備えたこと、を特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のレーザ加工ヘッドであって、前記第1筐体の内側と前記第2筐体の内側とに渡って設けられ、前記ケーブルを前記第1筐体から前記第2筐体に案内する第1防水キャップと、前記第2筐体の内側と前記第2筐体の外側に渡って設けられ、前記ケーブルを前記第2筐体の内側から前記第2筐体の外側に案内する第2防水キャップと、を備えたこと、を特徴とする。
防水キャップとは、防水性、防塵性、気密性など、隣り合う領域を連通しない機能を有するキャップをいう。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載のレーザ加工ヘッドであって、前記第1防水キャップを貫通する貫通孔に挿入され、前記ケーブルの外周を保持する第1パッキン部分と、前記第2防水キャップを貫通する貫通孔に挿入され、前記ケーブルの外周を保持する第2パッキン部分と、を備え、前記第1パッキン部分、前記第2筐体の内部に位置し、前記第2パッキン部分、前記第2筐体の外部に位置する、又は前記第2パッキン部分が、前記第2筐体の内部に位置し、前記第1パッキン部分が、前記第1筐体の内部に位置すること、を特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載のレーザ加工ヘッドであって、前記第1パッキン部分が前記第2筐体の内部に位置し、前記第2パッキン部分が前記第2筐体の外部に位置すること、を特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載のレーザ加工ヘッドであって、前記レーザ光源部が一方の面に取り付けられたベース板と、前記ベース板の他方の面に配置され、前記第1筐体及び前記第2筐体の外側に設けられるヒートシンクと、を備え、前記ファンが前記ヒートシンクの周囲に取り付けられたこと、を特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項5に記載のレーザ加工ヘッドであって、前記第1防水キャップは前記ベース板の板厚方向に前記ケーブルを案内し、前記第2防水キャップは前記板厚方向に交差する方向に前記ケーブルを案内すること、を特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載のレーザ加工ヘッドであって、前記第1防水キャップの下側の端面が前記第2防水キャップの左右方向に延びる中心軸よりも上側に位置すること、を特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項2乃至請求項7のいずれか一つに記載のレーザ加工ヘッドであって、前記レーザ光源部に対して離間して光路の下流に設けられる走査ユニットと、前記光路において前記レーザ光源部と前記走査ユニットとの間に設けられたミラーと、を備え、前記レーザ光源部は、前記ミラーへ向けて延びるビームエキスパンダを備え、前記第1防水キャップは、前記ビームエキスパンダの側方、且つ、前記ミラーと前記レーザ光源部との間に設けられたこと、を特徴とする。
請求項1に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、レーザ光源部の密閉状態を保つ第1密閉部に隣接した第2密閉部内に、ファンに電気的に接続されるケーブルが有する着脱可能な接続端子が配置される。つまり、第2密閉部内に配置された接続端子を利用してファンを交換すれば、ファン交換時でも、第1密閉部におけるレーザ光源部の密閉状態が保たれる。従って、レーザ光源部の密閉状態を維持しつつレーザ光源部からの熱を冷却するファンを交換することが可能である。また、接続端子が第2密閉部内に設けられるため、接続端子への粉塵等の付着する可能性を低減できる。
また、請求項2に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、第1防水キャップと第2防水キャップとによって、第1密閉部の内側から第2密閉部の内側を介して第2密閉部の外側にケーブルを案内している。そのため、第1筐体及び第2筐体の密閉性を保ちつつ、ファン交換時は、第2防水キャップに対してケーブルを着脱することで、簡単に交換が可能となる。
また、請求項3に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、第1防水キャップの第1パッキン部分と第2防水キャップの第2パッキン部分のうち、一方のパッキン部分のみが第2密閉部の内部に位置する。パッキン部分は、一般に、それ以外の部分と比較して、ケーブルの外周を保持するための構成により、外形が大きくなる傾向にある。そのため、このような構成により、両方のパッキン部分が第2筐体内に存在する場合と比較して、第2密閉部の体積を小さくすることができる。
また、請求項4に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、第1防水キャップの第1パッキン部分が第2密閉部の内部に位置し、第2防水キャップの第2パッキン部分が第2密閉部の外部に位置する。上記したように、第1パッキン部分は、それ以外の部分と比較して、外形が大きくなる傾向にある。第1防水キャップのパッキン部分が第1筐体の外側にあるため、第1筐体内において、レーザ光源部から出射されたレーザ光が通る路を第1パッキン部分に妨げられずに、第1筐体内の光学部品の配置自由度が増す。
また、請求項5に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、ヒートシンクは、レーザ光源部が一方の面に取り付けられたベース板の他方の面に配置され、第1密閉部及び第2密閉部の外側に設けられる。ヒートシンクの周囲には、ファンが取り付けられる。このような構成により、レーザ光源部からの熱に対するファンの冷却効率が向上する。
また、請求項6に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、第1筐体と第2筐体とは、ベース板を挟んで板厚方向に配置されている。ファンは、第2筐体に対して、板厚方向に交差する方向に配置されている。第1防水キャップはベースの板厚方向にケーブルを案内し、第2防水キャップは板厚方向に交差する方向にケーブルを案内する。このような構成により、ケーブルを第1筐体、第2筐体、及びファンの位置関係に合わせて、短い長さでケーブルをファンまで案内することができる。
また、請求項7に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、第1防水キャップの下側の端面が第2防水キャップの左右方向に延びる中心軸よりも上側に位置する。接続端子は、ケーブルに対してサイズが大きくなる。そのため、このような構成により、第2密閉部内の接続端子の配置スペースを確保することができる。
また、請求項8に係る発明のレーザ加工ヘッドでは、レーザ光源部に対して離間して光路の下流に設けられる走査ユニットと、光路においてレーザ光源部と走査ユニットとの間に設けられたミラーと、を備える。また、レーザ光源部は、ミラーへ向けて延びるビームエキスパンダを備える。さらに、第1防水キャップは、ビームエキスパンダの側方、且つ、ミラーとレーザ光源部との間に設けられる。このような構成により、第1防水キャップが光路を遮ることなく、第1密閉部の大型化を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るレーザ加工ヘッド1を表した斜視図である。 同レーザ加工ヘッド1を表した平面図である。 同レーザ加工ヘッド1を表した側面図である。 同レーザ加工ヘッド1を表した底面図である。 同レーザ加工ヘッド1を第1筐体11とファンカバー22が外された状態で表した斜視図である。 同レーザ加工ヘッド1を第1筐体11が外された状態で表した平面図である。 同レーザ加工ヘッド1を第1筐体11とファンカバー22が外された状態で表した側面図である。 同レーザ加工ヘッド1を図3の線A−Aで切断した断面を表した図である。
[1.本発明の構成]
以下、本発明に係るレーザ加工ヘッドについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図面の中には、上下方向又は左右方向が表された図面がある。上下方向及び左右方向は、重力方向を下と定義した場合の上下左右でなく、レーザ加工ヘッドに対して規定される上下左右である。
図1の斜視図、図2の平面図、図3の側面図、又は図4の底面図に表すように、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1は、レーザマーカに備えられる。本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1は、第1筐体11、第2筐体12、及び管13を備える。
第1筐体11は、第2筐体12の上側に、着脱可能に設けられる。図1の斜視図では、第1筐体11は、第2筐体12に対して、上方向に僅かに外された状態にある。図3の側面図では、第1筐体11は、第2筐体12に対して嵌め合わされた状態にある。図3に表すように、第1筐体11が第2筐体12に対して嵌め合わされた状態にあると、第1筐体11の内部及び第2筐体12の内部は密閉状態にある。
第2筐体12には、2個のファン21及び第2防水キャップC2が並べて設けられる。第2防水キャップC2は、第2板金B2を介して、第2筐体12を貫いて設けられる。2個のファン21には、第2防水キャップC2から差し出されたケーブルCAが電気的に接続される。2個のファン21、第2防水キャップC2、及びケーブルCAは、ファンカバー22によって覆われる。ファンカバー22は、4個の取付ネジ23によって、第2筐体12に固定される。図1の斜視図では、ファンカバー22の4個の取付ネジ23は、分解斜視図の書き方で表される。一方、図3の側面図及び図4の底面図では、ファンカバー22の4個の取付ネジ23は、表されていない。
管13は、防水性を有し、第1筐体11と、レーザ加工ヘッド1の外部に配置された不図示の制御ボックスとの間に設けられる。
図4の底面図に表すように、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1は、ヒートシンク24及びfθレンズ25を備える。
ヒートシンク24は、第1筐体(図1乃至図3参照)と第2筐体12の外側に設けられる。また、ヒートシンク24の側方には、2個のファン21が位置する。尚、ヒートシンク24は、第2筐体12に固定される不図示のヒートシンクカバーによって覆われる。
次に、第1筐体11の内部を説明する。図5の斜視図、図6の平面図、及び図7の側面図に表すように、ベース板31上において、レーザ光源部32、ビームエキスパンダ33、2個のミラー34、ガルバノスキャナ35、上述したfθレンズ25、及び第1防水キャップC1が設けられる。
レーザ光源部32は、例えば、パッシブQスイッチレーザである。レーザ光源部32は、パッシブQスイッチとして機能する媒質を含む。媒質は、反転分布を達成可能な所定のエネルギー順位構造を有し、且つ、パッシブQスイッチとしてパルスレーザを出力可能な物質(例えば、クロムをドープしたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(Cr:YAG)結晶や、Cr:YAG結晶とネオジムをドープしたYAG(Nd:YAG)結晶との複合材料)で構成される。レーザ光源部32は、例えば、レーザ加工ヘッド1の外部に配置された不図示の制御ボックスから管13の内部に設けられた不図示の光ファイバを介して入射する連続レーザによって励起され、所定のパルス間隔で加工用のレーザ光を射出する。
レーザ光源部32の下側には、ベース板31を挟んで、上述したヒートシンク24(図4参照)が配置される。上述したヒートシンク24(図4参照)は、レーザ光源部32の放熱を促す放熱板である。
ビームエキスパンダ33は、レーザ光源部32から2個のミラー34の一方に向けてレーザ光源部32に設けられる。ビームエキスパンダ33は、レーザ光源部32からのレーザ光を一定の倍率の平行光束に広げる光学系である。
2個のミラー34は、ビームエキスパンダ33から出射されたレーザ光の光軸を調整する機構である。2個のミラー34によって、ビームエキスパンダ33から出射されたレーザ光の光路Lが形成される。よって、ガルバノスキャナ35は、レーザ光源部32に対して離間して光路Lの下流に設けられる。光路Lにおいて、レーザ光源部32とガルバノスキャナ35との間に2個のミラー34が設けられる。なお、2個のミラー34は、レーザ光を反射する反射面と、反射面をベース板31に取り付けるホルダとを含む。
第1筐体11内に、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1の動作を制御する不図示の制御部が設けられる。レーザ加工ヘッド1の外部に配置された不図示の制御ボックスから、印字データと印字指令を、管13の内部に設けられた不図示の信号線を介して不図示の制御部が受信する。不図示の制御部は、印字指令を受信すると、受信した印字データに基づき、レーザ光源部32に加工のためのレーザ光を射出させる。不図示の制御部は、受信した印字データに基づき、ガルバノスキャナ35のモータを動作させることによって、射出されたレーザ光を二次元走査する。2次元走査されたレーザ光は、fθレンズ25によって、不図示の加工対象物の加工面に集光され、不図示の加工対象物の加工面上において、所望の印字パターンをレーザ加工する。
第1防水キャップC1は、第1板金B1を介して、ベース板31を貫いて設けられる。ケーブルCAは、第1防水キャップC1から第1筐体11の内側に差し出される。ケーブルCAは、管13に挿入され、不図示の制御ボックスに電気的に接続される。第1防水キャップC1は、図6の平面図に表すように、ビームエキスパンダ33の側方(左右方向)、且つ、ミラー34とレーザ光源部32との間(前後方向の間)に設けられる。
次に、第1筐体11の内部と第2筐体12の内部を説明する。図8の断面図に表すように、第1筐体11が第2筐体12に対して嵌め合わされた状態にある。これにより、第1筐体11の内部11Sと第2筐体12の内部12Sは隣接した状態にある。
第1筐体11の内部11Sには、管13から差し出されたケーブルCA、レーザ光源部32、ビームエキスパンダ33、及び第1防水キャップC1等が内蔵される。
第1防水キャップC1は、第1板金B1を介して、第2筐体12の内部12Sにも内蔵される。第1板金B1は、第1OリングO1を介して、第2筐体12に密接される。さらに、第1防水キャップC1の内部には、第1防水キャップC1を貫通する貫通孔K1が設けられる。貫通孔K1には、第1パッキンP1が挿入・充填される。第1パッキンP1は、貫通孔K1内のケーブルCAの外周を保持し、ケーブルCAの外周を締め付けることで、上側と下側との気密を保つ。第1防水キャップC1内の第1パッキンP1を介して、第1筐体11の内部11Sから第2筐体12の内部12SにケーブルCAが上下方向に案内される。これらの構成により、第1筐体11の内部11S内の密閉状態が維持される。第1パッキンP1は、第2筐体12の内部12Sに位置する。
一方、第2防水キャップC2は、第2板金B2を介して、第2筐体12の外側から第2筐体12の内部12Sに渡って設けられる。第2板金B2は、第2OリングO2を介して、第2筐体12に密接される。さらに、第2防水キャップC2の内部には、第2防水キャップC2を貫通する貫通孔K2が設けられる。貫通孔K2には、第2パッキンP2が挿入・充填される。第2パッキンP2は、貫通孔K2内のケーブルCAの外周を保持し、ケーブルCAの外周を締め付けることで、外側から内側の気密を保つ。第2防水キャップC2内の第2パッキンP2を介して、第2筐体12の内部12Sから第2筐体12の外側にケーブルCAが左右方向に案内される。これらの構成により、第2筐体12の内部12S内の密閉状態が維持される。第2パッキンP2は、第2筐体12の外側に位置する。
従って、管13から差し出されたケーブルCAは、第1筐体11の内部11Sから第2筐体12の内部12Sを介してファン21に電気的に接続される。また、本実施形態では、第1防水キャップC1の下側の端面CP1が第2防水キャップC2の左右方向に延びる中心軸Zよりも上側に位置する。さらに、第2筐体12の内部12Sに位置するケーブルCAには、着脱可能な接続端子41が設けられる。接続端子41は、例えば、着脱可能なオス端子とメス端子とを含む。例えば、制御ボックス側のケーブルCAの端が、メス端子に接続される。ファン21側のケーブルCAの端が、オス端子に接続される。オス端子とメス端子とが接続されることで、制御ボックス側のケーブルCAと、ファン21側のケーブルCAとの間で、電気的接続が確保される。
[2.ファン交換]
ファン21を交換する際には、第2板金B2及び第2防水キャップC2を第2筐体12から外す。さらに、第2筐体12の内部12Sに位置する接続端子41のオスメスの端子同士を分離する。これにより、不図示の制御ボックス側のケーブルCAからファン21側のケーブルCAを分離することができる。この分離状態において、ファン21を交換する。
交換されたファン21側のケーブルCAは、第2防水キャップC2に通される。さらに、交換されたファン21側のケーブルCAの先端にある接続端子41のオス端子は、第2筐体12の内部12Sに位置する接続端子41のメス端子に接続されることによって、不図示の制御ボックス側のケーブルCAに電気的に接続される。その後は、第2板金B2及び第2防水キャップC2を第2筐体12に取り付ける。これにより、第2筐体12の内部12Sを密閉状態にすることで、ファン交換が終了する。
ファン交換時は、第1防水キャップC1はそのままなので、第1筐体11の内部11Sの内部状態が維持される。
[3.まとめ]
すなわち、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1では、レーザ光源部32の密閉状態を保つ第1筐体11の内部11Sに隣接した第2筐体12の内部12S内に、ファン21に電気的に接続されるケーブルCAが有する着脱可能な接続端子41が配置される。つまり、第2筐体12の内部12S内に配置された接続端子41を利用してファン21を交換すれば、ファン交換時でも、第1筐体11の内部11Sにおけるレーザ光源部32の密閉状態が保たれる。従って、レーザ光源部32の密閉状態を維持しつつレーザ光源部32からの熱を冷却するファン21を交換することが可能である。また、接続端子41は、通常時は密閉状態を保った第2筐体12の内部12S内に配置されている。第2筐体12の密閉状態が破られるのは、ファン21を交換する僅かな間だけであるため、接続端子41に粉塵等の付着する可能性が低減される。
また、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1では、第1防水キャップC1と第2防水キャップC2とによって、第1筐体11の内部11Sから第2筐体12の内部12Sを介して第2筐体12の外側にケーブルCAを案内している。そのため、第1筐体11及び第2筐体12の密閉性を保ちつつ、ファン21の交換時は、第2防水キャップC2に対してケーブルCAを着脱することで、簡単にファン21の交換が可能となる。
また、本実施形態に係るレーザ加工ヘッドでは、第1防水キャップC1の第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位、と第2防水キャップC2の第2パッキンP2及び第2パッキンP2を保持する第2防水キャップC2の部位のうち、一方の第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位のみが第2筐体12の内部12Sに位置する。第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位は、一般に、それ以外の部分と比較して、ケーブルCAの外周を保持するための構成により、外形が大きくなる傾向にある。そのため、このような構成により、第1防水キャップC1の第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位、と第2防水キャップC2の第2パッキンP2及び第2パッキンP2を保持する第2防水キャップC2の部位の両方が第2筐体12の内部12Sに存在する場合と比較して、第2筐体12の内部12Sの体積を小さくすることができる。
また、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1では、第1防水キャップC1の第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位が第2筐体12の内部12Sに位置し、第2防水キャップC2の第2パッキンP2及び第2パッキンP2を保持する第2防水キャップC2の部位が第2筐体12の外側に位置する。上記したように、第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位は、それ以外の部分と比較して、外形が大きくなる傾向にある。第1防水キャップC1の第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位が第1筐体11の外側にあるため、第1筐体11の内部11Sにおいて、レーザ光源部32から出射されたレーザ光が通る路(光路L)を第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位に妨げられずに、第1筐体11の内部12Sで光学部品(例えば、2個のミラー34、ガルバノスキャナ35等)の配置自由度が増す。
第1防水キャップC1の第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位は、「第1パッキン部分」に相当する。第2防水キャップC2の第2パッキンP2及び第2パッキンP2を保持する第2防水キャップC2の部位は、「第2パッキン部分」に相当する。
また、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1では、ヒートシンク24は、レーザ光源部32が上面に取り付けられたベース板31を挟んでレーザ光源部32の下側(つまり、ベース板31の下面)に配置され、第1筐体11の内部11S及び第2筐体12の外側に設けられる。ヒートシンク24の側方には、ファン21が取り付けられる。このような構成により、レーザ光源部32からの熱に対するファン21の冷却効率が向上する。
また、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1では、第1筐体11と第2筐体12とは、ベース板31を挟んでベース板31の板厚方向に配置されている。ファン21は、第2筐体12に対して、ベース板31の板厚方向に交差する方向に配置されている。第1防水キャップC1は上下方向にケーブルCAを案内し、第2防水キャップC2は左右方向にケーブルCAを案内する。このような構成により、ケーブルCAを第1筐体11、第2筐体12、及びファン21の位置関係に合わせて、短い長さでケーブルCAをファン21まで案内することができる。
また、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1では、第1防水キャップC1の下側の端面CP1が第2防水キャップC2の左右方向に延びる中心軸Zよりも上側に位置する。接続端子41は、ケーブルCAに対してサイズが大きくなる。そのため、このような構成により、第2筐体12の内部12S内の接続端子41の配置スペースを確保することができる。
また、本実施形態に係るレーザ加工ヘッド1では、レーザ光源部32に対して離間して光路Lの下流に設けられるガルバノスキャナ35と、光路Lにおいてレーザ光源部32とガルバノスキャナ35との間に設けられたミラー34と、を備える。また、レーザ光源部32は、ミラー34へ向けて延びるビームエキスパンダ33を備える。さらに、第1防水キャップC1は、ビームエキスパンダ33の側方(左右方向)、且つ、ミラー34とレーザ光源部32との間(前後方向の間)に設けられる。このような構成により、第1防水キャップC1が光路Lを遮ることなく、第1筐体11の内部11Sの大型化を防ぐことができる。
[4.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、ファン21は、ヒートシンク24の下方に取り付けてもよい。
また、第1防水キャップC1の第1パッキンP1及び第1パッキンP1を保持する第1防水キャップC1の部位と、第2防水キャップC2の第2パッキンP2及び第2パッキンP2を保持する第2防水キャップC2の部位のうち、一方の第2パッキンP2及び第2パッキンP2を保持する第2防水キャップC2の部位のみが第2筐体12の内部12Sに位置させてもよい。
また、第1筐体11と第2筐体12とにおいて、密閉状態に保つ構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、第1板金B1及び第1OリングO1は、ベース板31に対して取り付けられてもよい。或いは、板金とOリングとの代わりに、一体成形されたエラストマーで構成されたガスケットが用いられてもよい。
1 レーザ加工ヘッド
11S 第1筐体の内部
12S 第2筐体の内部
21 ファン
24 ヒートシンク
31 ベース板
32 レーザ光源部
33 ビームエキスパンダ
34 ミラー
35 ガルバノスキャナ
41 接続端子
CA ケーブル
C1 第1防水キャップ
CP1 第1防水キャップの下側の端面
C2 第2防水キャップ
K1 第1防水キャップの貫通孔
K2 第2防水キャップの貫通孔
P1 第1防水キャップの第1パッキン
P2 第2防水キャップの第2パッキン
L 光路
Z 第2防水キャップの左右方向に延びる中心軸

Claims (8)

  1. レーザマーカに備えられるレーザ加工ヘッドであって、
    密閉状態を保つ第1筐体と、
    前記第1筐体に隣接し、密閉状態を保つ第2筐体と、
    前記第1筐体に内蔵されるレーザ光源部と、
    前記第1筐体及び前記第2筐体の外側に設けられ、前記レーザ光源部からの熱を冷却するファンと、
    前記第1筐体から前記第2筐体を介して前記ファンに電気的に接続され、前記第2筐体の内部に着脱可能な接続端子を有するケーブルと、を備えたこと、を特徴とするレーザ加工ヘッド。
  2. 前記第1筐体の内側と前記第2筐体の内側とに渡って設けられ、前記ケーブルを前記第1筐体から前記第2筐体に案内する第1防水キャップと、
    前記第2筐体の内側と前記第2筐体の外側に渡って設けられ、前記ケーブルを前記第2筐体の内側から前記第2筐体の外側に案内する第2防水キャップと、を備えたこと、を特徴とする請求項1に記載のレーザ加工ヘッド。
  3. 前記第1防水キャップを貫通する貫通孔に挿入され、前記ケーブルの外周を保持する第1パッキン部分と、
    前記第2防水キャップを貫通する貫通孔に挿入され、前記ケーブルの外周を保持する第2パッキン部分と、を備え、
    前記第1パッキン部分、前記第2筐体の内部に位置し、前記第2パッキン部分、前記第2筐体の外部に位置する
    又は前記第2パッキン部分が、前記第2筐体の内部に位置し、前記第1パッキン部分が、前記第1筐体の内部に位置すること、を特徴とする請求項2に記載のレーザ加工ヘッド。
  4. 前記第1パッキン部分が前記第2筐体の内部に位置し、前記第2パッキン部分が前記第2筐体の外部に位置すること、を特徴とする請求項3に記載のレーザ加工ヘッド。
  5. 前記レーザ光源部が一方の面に取り付けられたベース板と、
    前記ベース板の他方の面に配置され、前記第1筐体及び前記第2筐体の外側に設けられるヒートシンクと、を備え、
    前記ファンが前記ヒートシンクの周囲に取り付けられたこと、を特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載のレーザ加工ヘッド。
  6. 前記第1防水キャップは前記ベース板の板厚方向に前記ケーブルを案内し、
    前記第2防水キャップは前記板厚方向に交差する方向に前記ケーブルを案内すること、を特徴とする請求項5に記載のレーザ加工ヘッド。
  7. 前記第1防水キャップの下側の端面が前記第2防水キャップの左右方向に延びる中心軸よりも上側に位置すること、を特徴とする請求項6に記載のレーザ加工ヘッド。
  8. 前記レーザ光源部に対して離間して光路の下流に設けられる走査ユニットと、
    前記光路において前記レーザ光源部と前記走査ユニットとの間に設けられたミラーと、を備え、
    前記レーザ光源部は、前記ミラーへ向けて延びるビームエキスパンダを備え、
    前記第1防水キャップは、前記ビームエキスパンダの側方、且つ、前記ミラーと前記レーザ光源部との間に設けられたこと、を特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか一つに記載のレーザ加工ヘッド。
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