JP6247023B2 - 二軸旋盤 - Google Patents

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Description

本発明は、二つの主軸を有する二軸旋盤に関する。
特許文献1には、正面二軸旋盤が開示されている。正面二軸旋盤は、機体カバーと、仕切板と、二つの主軸と、二つの機内スペースと、を備えている。二つの機内スペースは、機体カバーの内部に区画されている。二つの機内スペースは、左右方向に並んでいる。二つの主軸は、各々、機内スペースに配置されている。二つの主軸は、共に前後方向に延在している。仕切板は、二つの機内スペース間に介在している。仕切板は、左右方向に揺動可能である。開閉扉は、機体カバーの前面部分に配置されている。
作業者は、開閉扉を介して、機内作業を行う。例えば、右側の機内スペースに対して作業(例えば、保守、点検、段取り替えなど)を行う場合、仕切板を左側に揺動させることにより、右側の加工スペースを拡張することができる。反対に、左側の機内スペースに対して作業を行う場合、仕切板を右側に揺動させることにより、左側の加工スペースを拡張することができる。このように、同文献記載の正面二軸旋盤によると、仕切板を揺動させることにより、作業対象となる機内スペースの位置に応じて、加工スペースを拡張することができる。
特開2003−39271号公報
ところで、生産時においては、左右二つの機内スペースの各々において、ワークの加工が行われる。また、左右二つの機内スペースの各々に対して、ワークの搬入、搬出などの作業が行われる。このため、生産時において、仕切板は、左右二つの機内スペースの中央位置にセットされている。
しかしながら、上述したように、機内作業を行う際、仕切板は、中央位置に対して、左右いずれかの方向に揺動している。このため、機内作業終了後に、仕切板を中央位置に復動させる必要がある。この点、特許文献1に記載の正面二軸旋盤の場合、仕切板が中央位置にあるか否かを検出することができない。
そこで、本発明は、仕切部材が基準位置にあるか否かを検出可能な二軸旋盤を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の二軸旋盤は、二つの主軸と、二つの該主軸間に配置され、所定の基準位置を経由して揺動可能な仕切部材と、該仕切部材が該基準位置にあるか否かを検出可能な位置センサと、を備え、該仕切部材が該基準位置にある場合だけ稼働可能であることを特徴とする。
本発明の二軸旋盤によると、基準位置に対する仕切部材の有無を、位置センサが検出することができる。このため、作業者が仕切部材の位置を確認することができる。また、本発明の二軸旋盤によると、仕切部材が基準位置にある場合(例えば、仕切部材が基準位置にあることを位置センサが検出する場合、仕切部材が基準位置以外の位置にあることを位置センサが検出しない場合など)に限って、二軸旋盤は稼働可能である。このため、生産時(二軸旋盤稼働時)において、確実に、仕切部材を基準位置にセットすることができる。また、仕切部材を基準位置にセットすることで、未然に二軸旋盤の各部品の破損を回避することができる。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記仕切部材が前記基準位置にないことを前記位置センサが検出した場合、異常である旨を報知する報知装置を備える構成とする方がよい。
本構成によると、仕切部材が基準位置にない場合(例えば、仕切部材が基準位置にあることを位置センサが検出しない場合、仕切部材が基準位置以外の位置にあることを位置センサが検出する場合など)、報知装置(表示装置、警報装置など)を介して、異常である旨を作業者に報知することができる。このため、報知を受けた作業者が、仕切部材を基準位置にセットすることができる。
(3)好ましくは、上記(1)または(2)の構成において、二つの前記主軸が収容され、開口部を有するカバーと、該開口部を閉じる全閉位置と、該開口部を開く全開位置と、の間で移動可能な開閉扉と、を備え、該全閉位置において、前記位置センサは、前記仕切部材が前記基準位置にあるか否かを検出する構成とする方がよい。
開閉扉が全閉位置にある場合、開閉扉に遮られて、作業者は、仕切部材の位置を視認しにくい。本構成によると、開閉扉が全閉位置にある場合であっても、位置センサからの情報を基に、作業者が仕切部材の位置を確認することができる。
(4)好ましくは、二軸旋盤は、二つの主軸と、二つの該主軸間に配置され、所定の基準位置を経由して揺動可能であると共に従動部材を有する仕切部材と、二つの該主軸が収容され、開口部を有するカバーと、該開口部を閉じる全閉位置と、該開口部を開く全開位置と、の間で移動可能であると共に駆動部材を有する開閉扉と、を備え、該全閉位置に該開閉扉を移動させる際に、該駆動部材が該従動部材を動かすことにより、該仕切部材を該基準位置に移動させる構成とする方がよい。
本構成の二軸旋盤によると、開閉扉を閉じる(手動でも自動でもよい)際の動力を利用して、自動的、強制的に仕切部材を基準位置に移動させることができる。このため、生産時(二軸旋盤稼働時)において、確実に、仕切部材を基準位置にセットすることができる。なお、本構成は、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成と共に用いてもよい。また、本構成は、上記(1)ないし(3)の構成から独立して用いてもよい。
本発明によると、仕切部材が基準位置にあるか否かを検出可能な二軸旋盤を提供することができる。
本発明の一実施形態となる二軸旋盤の全開位置における透過斜視図である。 同二軸旋盤の全開位置における透過上面図である。 同二軸旋盤の全閉位置における透過上面図である。 同二軸旋盤のベッド、カバーの分解斜視図である。 同二軸旋盤の開閉扉の左側のスライド扉の分解斜視図である。 同二軸旋盤の仕切部材の斜視図である。 図3の円VII内の拡大図である。 同二軸旋盤の位置センサに関するフローチャートである。
以下、本発明の二軸旋盤の実施の形態について説明する。
<二軸旋盤の構成>
まず、本実施形態の二軸旋盤の構成について説明する。図1に、本実施形態の二軸旋盤の全開位置における透過斜視図を示す。図2に、同二軸旋盤の全開位置における透過上面図を示す。図3に、同二軸旋盤の全閉位置における透過上面図を示す。図4に、同二軸旋盤のベッド、カバーの分解斜視図を示す。図5に、同二軸旋盤の開閉扉の左側のスライド扉の分解斜視図を示す。図6に、同二軸旋盤の仕切部材の斜視図を示す。図7に、図3の円VII内の拡大図を示す。なお、図1〜図3においては、カバー2を一点鎖線で示す。また、図1〜図3においては、左右一対の主軸台91を点線で示す。また、図7においては、左右一対の駆動部材402、従動部材31、位置センサ7にハッチングを施す。
図1〜図7に示すように、本実施形態の二軸旋盤1は、いわゆる正面二軸旋盤である。二軸旋盤1は、カバー2と、仕切部材3と、開閉扉4と、扉移動機構5と、表示装置6と、位置センサ7と、ベッド90と、左右一対の主軸台91と、仕切壁92と、を備えている。表示装置6は、本発明の「報知装置」の概念に含まれる。
[カバー2、ベッド90、主軸台91、仕切壁92、表示装置6、位置センサ7]
図1、図4に示すように、ベッド90は、工場の床面に配置されている。カバー2は、ベッド90の上側に配置されている。カバー2は、全体カバー20と、扉収容部21と、を備えている。全体カバー20は、前側開口部200と、上側第一開口部201と、左右一対の上側第二開口部202と、左右一対の上側第三開口部203と、を備えている。前側開口部200は、本発明の「開口部」の概念に含まれる。前側開口部200は、全体カバー20の前壁に配置されている。上側第一開口部201は、全体カバー20の上壁に配置されている。左右一対の上側第二開口部202は、全体カバー20の上壁に配置されている。左右一対の上側第二開口部202は、上側第一開口部201の左右両側に配置されている。左右一対の上側第三開口部203は、全体カバー20の上壁に配置されている。左右一対の上側第三開口部203は、左右一対の上側第二開口部202の前側に配置されている。扉収容部21は、全体カバー20の前縁の上側に配置されている。扉収容部21は、左右一対の上側第三開口部203を上側から覆っている。
表示装置6は、カバー2の前面に配置されている。表示装置6は、モニタ60を備えている。モニタ60を介して、作業者は、二軸旋盤1の状態を視認可能である。位置センサ7は、近接スイッチである。位置センサ7は、全体カバー20の上壁上面の左右方向略中央に配置されている。位置センサ7は、後述する従動部材31を検出可能である。
左右一対の主軸台91は、ベッド90の上面に配置されている。左右一対の主軸台91は、カバー2の内部に収容されている。主軸台91は、主軸910を備えている。主軸910は、前後方向に延在している。すなわち、主軸910は、前面(正面)を向いている。仕切壁92は、ベッド90の上面に配置されている。仕切壁92は、カバー2の内部に収容されている。仕切壁92は、左右一対の主軸台91の間に配置されている。
カバー2の内部には、左右一対の機内スペースAが区画されている。左右一対の機内スペースAは、仕切壁92により仕切られている。機内スペースAには、主軸台91が配置されている。
カバー2の内部には、左右一対の加工スペースBが区画されている。左右一対の加工スペースBは、後述する仕切部材3により、拡縮可能に仕切られている。左右一対の加工スペースBは、左右一対の機内スペースAの前側に配置されている。
[開閉扉4]
図1に示すように、開閉扉4は、全体カバー20の前側開口部200に配置されている。開閉扉4の上側部分は、扉収容部21に収容されている。開閉扉4は、左右一対のスライド扉40を備えている。後述する扉移動機構5により、左右一対のスライド扉40は、カバー2、ベッド90に対して、左右方向にスライド可能である。スライド扉40は、ガントリーロボット(図略)が主軸台91のチャック(図略)に対してワーク(図略)を着脱するために、開閉扉4に対して、独立して開閉する。
図2に示す全開位置において、左右一対のスライド扉40は、左右方向両端側に配置されている。全開位置において、左右一対のスライド扉40は、図4に示す左右一対の上側第三開口部203に収容されている。全開位置において、前側開口部200は開いている。図3に示す全閉位置において、左右一対のスライド扉40は、左右方向中央側に配置されている。全閉位置において、前側開口部200は閉じている。
左右一対のスライド扉40の構成は同じである。また、左右一対のスライド扉40の配置は左右対称である。以下、代表して左側のスライド扉40について説明する。図5に示すように、スライド扉40は、前側扉部400と、上側扉部401と、駆動部材402と、可動部移動機構403と、を備えている。
前側扉部400は、全体カバー20の前壁に沿って配置されている。前側扉部400は、ハンドル400aと、二つの窓400bと、を備えている。作業者は、ハンドル400aを把持して、前側扉部400つまりスライド扉40を左右方向にスライドさせる。作業者は、二つの窓400bを介して、外部からカバー2の内部を視認する。
上側扉部401は、全体カバー20の上壁に沿って配置されている。上側扉部401は、前側扉部400の後面から、後側に突設されている。上側扉部401は、基部401aと、可動部401cと、を備えている。基部401aは、開口部401bを備えている。図1に示すように、全開位置において、開口部401bは、上側第二開口部202の真上に配置されている。このため、開口部401b、上側第二開口部202を介して、ワークの搬入、搬出を行うことができる。図5に示すように、可動部401cは、基部401aの上側に配置されている。後述する可動部移動機構403により、可動部401cは、基部401aに対して、左右方向にスライド可能である。可動部401cは、開口部401bを開閉可能である。駆動部材402は、基部401aの上面の右後隅(全閉位置側端)に配置されている。駆動部材402は、丸棒状を呈している。
可動部移動機構403は、下スライド403aと、スライド403bと、シリンダ(図略)と、を備えている。下スライド403a、シリンダは、基部401aの上面に配置されている。下スライド403aは、左右方向に延在している。スライド403bは、可動部401cの下面右後隅に配置されている。シリンダの駆動力により、スライド403bつまり可動部401cは、下スライド403aに対して、左右方向にスライド可能である。
[扉移動機構5]
図4、図5に示すように、扉移動機構5は、第一下スライド50と、第二下スライド51と、第三下スライド52と、左右一対の第一スライド53と、左右一対の第二スライド54と、左右一対の第三スライド55と、を備えている。
図4に示すように、第一下スライド50は、全体カバー20の上面に配置されている。第一下スライド50は、上側第一開口部201、左右一対の上側第二開口部202の後側に配置されている。第一下スライド50は、位置センサ7の前側に配置されている。第一下スライド50は、左右方向に延在している。図5に示すように、左右一対の第一スライド53は、基部401aの下面に配置されている。左右一対の第一スライド53は、第一下スライド50に沿って、左右方向にスライド可能である。
図4に示すように、第二下スライド51は、ベッド90の上面の前縁に沿って配置されている。第二下スライド51は、左右方向に延在している。図5に示すように、左右一対の第二スライド54は、前側扉部400の下面に配置されている。左右一対の第二スライド54は、第二下スライド51に沿って、左右方向にスライド可能である。
図4に示すように、第三下スライド52は、扉収容部21の上壁の下面に配置されている。第三下スライド52は、左右方向に延在している。図5に示すように、左右一対の第三スライド55は、前側扉部400の上面に配置されている。左右一対の第三スライド55は、第三下スライド52に沿って、左右方向にスライド可能である。
[仕切部材3]
仕切部材3は、仕切壁92の前側に配置されている。図2に示す全開位置において、仕切部材3は、左右一対の加工スペースBを拡縮可能に仕切っている。仕切部材3が右側に揺動すると、左側の加工スペースBが拡張する。一方、右側の加工スペースBが縮小する。仕切部材3が左側に揺動すると、右側の加工スペースBが拡張する。一方、左側の加工スペースBが縮小する。図3に示す全閉位置において、仕切部材3は、ガントリーロボットが主軸台91のチャックに対してワークを着脱するため、および加工スペースB内を刃物台(図略)が規定のストロークで動作しワークを加工するために、左右一対の加工スペースBの中央(左右一対の加工スペースBの体積が略同じになる位置)に配置されている。すなわち、全閉位置において、仕切部材3は、基準位置Cに配置されている。
図6に示すように、仕切部材3は、仕切本体30と、従動部材31と、揺動軸32と、左右一対の翼部33と、被把持部34と、を備えている。仕切本体30は、長方形板状を呈している。従動部材31は、仕切本体30の後面から、後側に突出している。従動部材31は、丸棒状を呈している。揺動軸32は、仕切本体30の後端に配置されている。揺動軸32は、ベッド90に、自身の軸周りに回転可能に取り付けられている。揺動軸32を中心に、仕切部材3は左右方向に揺動可能である。
左右一対の翼部33は、仕切本体30の左右両面に配置されている。図3に示す全閉位置において、翼部33は、上側扉部401の上側に重なっている。被把持部34は、仕切本体30の前面から、前側に突出している。
<二軸旋盤の動き>
次に、本実施形態の二軸旋盤の動きについて説明する。作業者が機内作業(例えば、保守、点検、段取り替えなど)を行う場合は、図1、図2に示すように、開閉扉4を全開位置にセットする。作業者は、前側開口部200、加工スペースBを介して、機内スペースAに接近する。
左側の機内スペースAにおいて作業を行う場合、作業者は、被把持部34を把持して、仕切部材3を右側に揺動させる。こうすると、左側の加工スペースBが大きくなる。このため、作業がしやすくなる。反対に、右側の機内スペースAにおいて作業を行う場合、作業者は、被把持部34を把持して、仕切部材3を左側に揺動させる。こうすると、右側の加工スペースBが大きくなる。このため、作業がしやすくなる。
機内作業が終了すると、作業者は、開閉扉4を、図2に示す全開位置から図3に示す全閉位置に切り替える。ここで、仕切部材3の従動部材31は、仕切部材3の揺動角度によらず、開閉扉4の駆動部材402の軌道上に配置されている。このため、図7に示すように、従動部材31は、駆動部材402により(具体的には駆動部材402を介して伝達される作業者の力により)、押圧される。
図3に示すように、開閉扉4の全閉位置と、基準位置Cと、は対応している。このため、作業者が開閉扉4を全閉位置に切り替えると、従動部材31つまり仕切部材3は、自動的に基準位置Cにセットされる。基準位置においては、従動部材31は、左右方向両側から駆動部材402により、挟持、固定されている。また、仕切部材3にはボールプランジャ(図略)が、ベッド90には凹部(図略)が、各々配置されている。基準位置においては、ボールプランジャが凹部に係合している。
図8に、本実施形態の二軸旋盤の位置センサに関するフローチャートを示す。上述したように、作業者が開閉扉4を全閉位置に切り替えると、従動部材31つまり仕切部材3は、自動的に基準位置Cにセットされる(図8のS1(ステップ1。以下同様)、S2)。図7に示すように、仕切部材3が基準位置Cにセットされると、位置センサ7と従動部材31とが前後方向に並ぶ。このため、位置センサ7が従動部材31を検出する。すなわち、位置センサ7がオンになる(図8のS3)。制御装置(図略)は、位置センサ7のオン信号を受けて、二軸旋盤1に稼働許可を出す(図8のS4、S5)。
一方、作業者が開閉扉4を全閉位置に切り替えても位置センサ7がオンにならない場合は(図8のS3)、制御装置は、二軸旋盤1に稼働許可を出さない(図8のS6)。制御装置は、図1に示す表示装置6のモニタ60に、異常である旨を表示する(図8のS7)。モニタ60を視認した作業者は、開閉扉4を図2に示す全開位置に切り替え、点検を行う(図8のS8)。その後、作業者が開閉扉4を図3に示す全閉位置に切り替え(図8のS2)、位置センサがオンになった場合は(図8のS3)、制御装置は、二軸旋盤1に稼働許可を出す(図8のS4、S5)。
このように、本実施形態の二軸旋盤1によると、開閉扉4が全閉位置にセットされており(図8のS2)、かつ仕切部材3が基準位置Cにセットされている場合に限って(図8のS3)、ワークの加工を開始することができる。
<作用効果>
次に、本実施形態の二軸旋盤の作用効果について説明する。本実施形態の二軸旋盤1によると、図7に示すように、基準位置Cに対する仕切部材3の有無を、位置センサ7が検出することができる。このため、作業者が仕切部材3の位置を確認することができる。また、本実施形態の二軸旋盤1によると、図8に示すように、仕切部材3が基準位置Cにある場合(仕切部材3が基準位置Cにあることを位置センサ7が検出する場合)に限って、二軸旋盤1は稼働可能である。このため、生産時(二軸旋盤1の稼働時)において、確実に、仕切部材3を基準位置Cにセットすることができる。また、仕切部材3を基準位置Cにセットすることで、未然に二軸旋盤1の各部品の破損を回避することができる。
また、本実施形態の二軸旋盤1によると、図8に示すように、仕切部材3が基準位置Cにない場合(仕切部材3が基準位置Cにあることを位置センサ7が検出しない場合)、表示装置6を介して、異常である旨を作業者に報知することができる。このため、報知を受けた作業者が、仕切部材3を基準位置Cにセットすることができる。
また、本実施形態の二軸旋盤1によると、図8に示すように、開閉扉4が閉じている場合(開閉扉4に遮られて、作業者が仕切部材3の位置を視認しにくい場合)であっても、位置センサ7からの情報を基に、作業者が仕切部材3の位置を確認することができる。
また、本実施形態の二軸旋盤1によると、図7に示すように、開閉扉4を閉じる際の動力を利用して、自動的、強制的に仕切部材3を基準位置Cに移動させることができる。このため、生産時(二軸旋盤1の稼働時)において、確実に、仕切部材3を基準位置Cにセットすることができる。
また、本実施形態の二軸旋盤1によると、図7に示すように、全閉位置において、従動部材31は、左右方向両側から駆動部材402により、挟持、固定されている。このため、全閉位置において、仕切部材3が基準位置Cからずれにくい。
また、本実施形態の二軸旋盤1によると、図3に示すように、全閉位置において、上側扉部401の上側に、翼部33が重なっている。また、全閉位置において、可動部401cは、基部401aの開口部401bを閉じている。このため、ワークの切屑等が、カバー2の外部に漏れにくい。
また、本実施形態の二軸旋盤1によると、図2に示すように、仕切部材3の揺動軸32が仕切部材3の後端に配置されている。このため、仕切部材3を揺動させることにより、加工スペースBの前縁(左右方向の開口幅)を広くすることができる。したがって、機内スペースAに対する作業者の接近が容易である。
<その他>
以上、本発明の二軸旋盤の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
上記実施形態においては、位置センサ7がオフ→オンに切り替わることにより、仕切部材3が基準位置Cにあることを検出した。しかしながら、位置センサ7がオン→オフに切り替わることにより、仕切部材3が基準位置Cにあることを検出してもよい。
上記実施形態においては、図7に示すように、位置センサ7の検出エリアを基準位置Cに設定した。そして、位置センサ7がオンになることから、仕切部材3が基準位置Cにあることを検出した。また、位置センサ7がオフになることから、仕切部材3が基準位置Cにないことを検出した。しかしながら、位置センサ7の検出エリアを基準位置C以外の位置に設定してもよい。そして、位置センサ7がオンになることから、仕切部材3が基準位置Cにないことを検出してもよい。また、位置センサ7がオフになることから、仕切部材3が基準位置にあることを検出してもよい。例えば、仕切部材3が、基準位置Cを中心に、左右方向に所定の角度(例えば60°)一段階だけしか動かない場合、仕切部材3の位置は、基準位置C、左揺動位置、右揺動位置の三位置だけになる。この場合、左揺動位置、右揺動位置に位置センサ7を配置すれば、基準位置Cに対する仕切部材3の有無を検出することができる。
上記実施形態においては、二軸旋盤1に、位置センサ7と、仕切部材移動機構(従動部材31、左右一対の駆動部材402)と、を並置した。しかしながら、二軸旋盤1に、位置センサ7、仕切部材移動機構を、各々、単独で配置してもよい。二軸旋盤1に位置センサ7を配置すると、基準位置Cに対する仕切部材3の有無を検出することができる。二軸旋盤1に仕切部材移動機構を配置すると、仕切部材3を、自動的、強制的に、基準位置Cに移動させることができる。
位置センサ7として用いる近接スイッチの種類は特に限定しない。例えば、誘導型近接スイッチ、静電容量型近接スイッチ、超音波型近接スイッチ、光電型近接スイッチ、磁気型近接スイッチなどを用いることができる。
また、位置センサ7として、接触式のリミットスイッチを用いてもよい。位置センサ7として用いるリミットスイッチの種類は、特に限定しない。例えば、プランジャタイプ、ヒンジレバータイプ、回転レバータイプなどのリミットスイッチを用いることができる。また、位置センサ7として、光電スイッチを用いてもよい。また、報知装置として、表示装置6の代わりに、警報装置、警告灯などを用いてもよい。
また、二軸旋盤1の種類は特に限定しない。例えば、二つの主軸910が互いに対向している対向二軸旋盤、二つの主軸910が上下方向に延在している縦型二軸旋盤などとして、本発明の二軸旋盤を具現化してもよい。
1:二軸旋盤。
2:カバー、20:全体カバー、200:前側開口部(開口部)、201:上側第一開口部、202:上側第二開口部、203:上側第三開口部、21:扉収容部。
3:仕切部材、30:仕切本体、31:従動部材、32:揺動軸、33:翼部、34:被把持部。
4:開閉扉、40:スライド扉、400:前側扉部、400a:ハンドル、400b:窓、401:上側扉部、401a:基部、401b:開口部、401c:可動部、402:駆動部材、403:可動部移動機構、403a:下スライド、403b:スライド。
5:扉移動機構、50:第一下スライド、51:第二下スライド、52:第三下スライド、53:第一スライド、54:第二スライド、55:第三スライド。
6:表示装置(報知装置)、60:モニタ。
7:位置センサ。
90:ベッド、91:主軸台、910:主軸、92:仕切壁。
A:機内スペース、B:加工スペース、C:基準位置。

Claims (3)

  1. 二つの主軸と、
    二つの該主軸間に配置され、所定の基準位置を経由して揺動可能であると共に従動部材を有する仕切部材と、
    二つの該主軸が収容され、開口部を有するカバーと、
    該開口部を閉じる全閉位置と、該開口部を開く全開位置と、の間で移動可能であると共に駆動部材を有する開閉扉と、
    該仕切部材が該基準位置にあるか否かを検出可能な位置センサと、
    該基準位置に対する該仕切部材の有無に関する信号が、該位置センサから伝送される制御装置と、
    を備え、
    該開閉扉が該全閉位置にあると共に該仕切部材が該基準位置にある場合だけ、該制御装置からの指示により稼働可能であり、
    該全閉位置に該開閉扉を移動させる際に、該駆動部材が該従動部材を動かすことにより、該仕切部材を該基準位置に移動させる二軸旋盤。
  2. 前記仕切部材が前記基準位置にないことを前記位置センサが検出した場合、異常である旨を報知する報知装置を備える請求項1に記載の二軸旋盤。
  3. 前記全閉位置において、前記位置センサは、前記仕切部材が前記基準位置にあるか否かを検出する請求項1または請求項2に記載の二軸旋盤。
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