JP6526957B2 - Nc旋盤 - Google Patents

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Description

本発明は、軸線が相互に平行になるように複数の主軸が間隔をあけて並設されたNC旋盤に関する。
上記NC旋盤として、従来、特開平6−114602号公報(特許文献1)に開示されたものが知られている。このNC旋盤は、ベッド上に、軸線が相互に平行になるように3つの主軸が間隔をあけて並設され、かつ各主軸に対応してそれぞれ一つの刃物台が配設されて、各主軸とこれに対応した刃物台との相対運動によって、各主軸に装着された各ワークを並行して、即ち、時間的に同時に加工することができるように構成されている。
そして、前記各主軸及び刃物台の相対運動によって加工が行われる各加工領域は、2つのカバーによって相互に独立するように仕切られており、1つの加工領域における切削屑やクーラント等によって、他の加工領域における加工が影響を受けないようになっている。
所望の生産能力を確保するために、例えば、3つの主軸を用いた同時加工が必要な場合には、3台の独立したNC旋盤を並設して生産するのが一般的であるが、この場合、3台分のNC旋盤の設置スペースが必要になる。
これに対し、上述した特許文献1記載のNC旋盤のように、3つの主軸をベッド上に集約し、それぞれの主軸で独立した加工が可能な1台のNC旋盤とすることで、必要な生産能力を確保しながら、1主軸のNC旋盤の設置面積に比べれば大きくなるものの、これを3台並設した場合の設置面積に比べれば、その設置面積を小さくすることができる、即ち、省スペース化を図ることができる。
特開平6−114602号公報
ところで、NC旋盤の分野では、近年、搬送やハンドリング時間等の短縮による、更なる生産効率の改善、並びに、ひいてはこれによる生産コストの削減が探求されており、その実現のために、更なる省スペース化が求められている。
NC旋盤の大きさは、加工対象物の寸法に応じて設定されるものであり、一般的には、汎用性を持たせるために、所定範囲の寸法のワークを加工できる大きさに設定され、従来、例えば、大型旋盤、中型旋盤及び小型旋盤といった大まかなサイズ分けがなされているが、近年では、上記目的のために、加工対象物が小物である場合には、加工可能なワークの寸法範囲をより狭く設定して特化し、旋盤全体の大きさをよりコンパクトにしたNC旋盤が開発されている。
ところが、複数の主軸を並設し、その全体的な大きさを極限までコンパクト化したNC旋盤において、上記特許文献1に開示されたカバーによって、各加工領域を仕切るようにすると、当該カバーで仕切られた加工領域が、極めて狭小となるため、例えば、オペレータが、刃物台に装着された工具を交換する作業や、チャックの爪を交換する作業などの段取り作業を各加工領域内で行う際に、当該作業を行うための十分な領域が確保されず、このため、オペレータが、当該段取り作業を行い得ないか、行い得たとしも、作業がやり難いために時間を要する、或いは、作業に誤りを生じるといった問題があった。
一方、段取り作業の作業性を重視して、加工領域を仕切るためのカバーを設けなければ、1つの加工領域における切削屑やクーラント等が他の加工領域に飛散し、これら切削屑やクーラント等によって、当該他の加工領域における加工精度が悪化するという問題を生じる。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、複数の主軸が並設されたNC旋盤において、各加工領域がカバーによって仕切られ、しかもオペレータが加工領域内で作業をする際には、十分な作業領域を確保することが可能なNC旋盤の提供を、その目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、軸線が相互に平行になるように複数の主軸が間隔をあけて並設され、かつ各主軸に対応してそれぞれ少なくとも一つの刃物台が配設されて、各主軸とこれに対応した刃物台との相対運動により、各主軸に装着された各ワークを並行して加工可能に構成されるとともに、少なくとも前記各主軸と対向する前方に、開閉可能な前扉がそれぞれ配設されたNC旋盤であって、
前記各主軸とこれに対応した刃物台とが前記相対運動によってワークを加工する各加工領域に、隣接する他の加工領域と区画するための、その上部に配設されるカバー板、又は主軸軸線と平行な、その側部に配設されるカバー板の、少なくとも一方をそれぞれ備えるとともに、
各加工領域に配設される前記カバー板を、対応する主軸の軸線に沿って進退させる進退駆動機構を、前記加工領域ごとにそれぞれ備えたNC旋盤に係る。
上記構成のNC旋盤によれば、前記各主軸の加工領域に、隣接する他の加工領域と区画するための、その上部に配設されるカバー板、又は主軸軸線と平行な、その側部に配設されるカバー板の、少なくとも一方が備えられ、このカバー板によって、各加工領域と隣接する他の加工領域とが仕切られる。したがって、各主軸において並行して同時にワークを加工したとしても、一の加工領域における切屑やクーラントが他の加工領域に飛散するのが、当該カバー板によって抑制されるため、各加工領域において良好な加工精度を維持することができる。
そして、オペレータが、例えば、或る加工領域内で段取り作業などの作業を行う場合には、前記進退駆動機構を駆動して、当該作業を行うために必要な領域を確保すべく、当該加工領域の前記カバー板、並びに必要に応じて関連する他の加工領域のカバー板を後方に後退させる。これにより、オペレータは、作業を行うために必要な十分な領域を確保することができ、領域上の制約を受けることなく、作業性の良い作業を行うことができる。
斯くして、本発明に係るNC旋盤によれば、旋盤全体の大きさがコンパクトに構成されたものでも、各加工領域における良好な加工精度の維持と、オペレータが行う作業における良好な作業性との双方を、満足させることができる。
尚、本発明では、前記各加工領域に、その上部に配設されたカバー板、及び主軸軸線と平行な、その両側部に配設されたカバー板をそれぞれ備えるとともに、前記各進退駆動機構は、対応する加工領域の上部に配設されたカバー板、及び側部に配設されたカバー板のうち、少なくとも上部の前記カバー板と、他の加工領域に隣接する側部の前記カバー板とを、対応する主軸の軸線に沿って進退させるように構成され、
各加工領域に設けられた前記上部のカバー板及び側部のカバー板が前方に進出したとき、該上部のカバー板及び側部のカバー板によって前記各加工領域が仕切られ、該上部のカバー板及び側部のカバー板が後方に後退したとき、前記各加工領域が隣接する他の加工領域と連通するように構成されているのが好ましい。
このような構成によれば、各加工領域の上部及び両側部にカバー板が配設される、言い換えれば、各加工領域が上部及び両側部に配設されたカバー板によって仕切られるので、一の加工領域における切屑やクーラントが他の加工領域に飛散するのを、より確実に防止することができる。また、各進退駆動機構により、各上部カバー板及び他の加工領域に隣接する各側部カバー板が、対応する主軸の軸線に沿って進退するように構成されているので、これら上部カバー板及び側部カバー板を後退させることで、オペレータは、作業を行うために必要な、より十分な領域を確保することができ、作業性の良い作業を行うことができる。
また、本発明に係る上記NC旋盤において、前記各カバー板が前方に進出したとき、それぞれその前端部が、対応する前記前扉に係合するように構成されているのが好ましい。前記カバー板と前扉との間に、主軸の軸方向に沿った隙間がある場合、この隙間を介して、他の加工領域から切屑やクーラントが進入する虞があるが、上記構成とすることで、各カバー板と前扉との間の、主軸の軸方向に沿った隙間が無くなり、各加工領域の独立性を一層高めることができる。
尚、上記係合の意味は、前記カバー板と前扉との間に、主軸の軸方向に沿った隙間が無い状態で、前扉とカバー板とが係り合っている状態を意味し、前扉とカバー板とが接触した状態で係り合っている態様の他、前扉と上カバー板とが非接触状態で係り合っている態様を含む。
また、上記NC旋盤は、前記各前扉に対応してそれぞれ設けられ、前記各前扉の開動作をそれぞれロックする各ロック機構と、
前記各進退駆動機構及び前記各ロック機構の作動を制御する制御装置とを更に備え、
前記制御装置は、前記各前扉に対応するロック解除信号を外部から受信して、対応するロック機構によるロックを解除するとともに、対応する進退駆動機構を駆動して、対応する前記カバー板を後方に後退させるように構成されていても良い。
この構成のNC旋盤によれば、前記各前扉の開動作が、制御装置による制御の下で、各ロック機構によってそれぞれロックされる。そして、例えば、オペレータの操作によって、外部から、前記各前扉に対応するロック解除信号が入力されると、制御装置は、受信したロック解除信号に対応したロック機構のロックを解除するとともに、当該前扉に対応した進退駆動機構を駆動して、当該前扉に対応した前記カバー板を後方に後退させる。
このNC旋盤では、より良好な安全確保のため、各前扉の開動作が各ロック機構によってそれぞれロックされるが、オペレータによって、このロックが解除される前扉については、オペレータがこの前扉を開いて、対応する加工領域内で作業することが意図されている。したがって、ロックの解除とともに、対応するカバー板を自動的に後方に後退させれば、オペレータは、そのための操作を行う必要がなく、ロック解除信号を入力した後、前扉を開くだけで、対応する加工領域内での作業を行うことができ、作業性の良いものとなる。
また、上記構成のNC旋盤において、前記制御装置は、前記各前扉に対応するロック信号を外部から受信して、対応するロック機構によって前記前扉の開動作をロックするとともに、対応する進退駆動機構を駆動して、対応する前記カバー板を前方に前進させるように構成されていても良い。
オペレータが、意図する前扉について、その開動作をロックする信号を外部から入力する場合には、対応する前扉を開く意図がなく、続く操作によって、対応する加工領域での加工を開始する可能性が高い。したがって、この場合には、自動的に、対応するカバー板を前方に前進させるのが、操作上好ましい。
尚、上記いずれの態様においても、前記前扉と協働し、一台のNC旋盤として構造全体を一体的に覆うカバー体を設けるのが好ましい。
以上のように、本発明によれば、各主軸において並行して同時にワークを加工したとしても、一の加工領域における切屑やクーラントが、他の加工領域に飛散するのが、カバー板によって抑制され、各加工領域において良好な加工精度を維持することができる。
また、オペレータは、或る加工領域内で段取り作業などの作業を行う場合には、前記進退駆動機構を駆動して、当該作業を行うために必要な領域を確保すべく、当該加工領域の前記カバー板、並びに必要に応じて関連する他の加工領域のカバー板を後方に後退させることで、作業を行うために必要な十分な領域を確保することができ、領域上の制約を受けることなく、作業性の良い作業を行うことができる。
このように、本発明に係るNC旋盤によれば、旋盤全体の大きさがコンパクトに構成されたものでも、各加工領域における良好な加工精度の維持と、オペレータが行う作業における良好な作業性との双方を、満足させることができる。
本発明の一実施形態に係るNC旋盤であって、その全体を示した斜視図である。 本実施形態に係るNC旋盤であって、カバーを取り外した全体構成を示す斜視図である。 図2における矢視A方向の側面概略図である。 本実施形態に係る上部カバー板及び側部カバー板を示した斜視図である。 図1における矢視B−B断面図であって、本実施形態に係るカバー体の平断面図である。 図1における矢視C−C断面図であって、本実施形態に係るカバー体の正断面図である。 図1における矢視D−D断面図であって、本実施形態に係るカバー体の側断面図である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1乃至図3に示すように、本例のNC旋盤1は、一台のNC旋盤と観念されるものであって、ベッド3、及びベッド3上に並設した左加工機構10及び右加工機構20からなる機械本体部2と、数値制御装置80と、これら機械本体部2及び数値制御装置80を覆うカバー体30とからなる。以下、各部の詳細について説明する。尚、図2及び図3におけるZ軸マイナス方向が前方で、Z軸プラス方向が後方であり、NC旋盤1の前方でオペレータが操作を行う。また、本例において、左右を言うときは、オペレータからNC旋盤1を見たときの左右である。
前記ベッド3は、下部ベッド3aと、下部ベッド3a上に配設される上部ベッド3bとからなり、この上部ベッド3b上に、前記左加工機構10及び右加工機構20が平行に並設される。
前記左加工機構10は、図2及び図3に示すように、サドル11、主軸頭13、主軸14、チャック15、刃物台17、Z軸送り機構12、X軸送り機構16及び刃物台駆動機構18などから構成される。前記サドル11は、Z軸方向に移動可能に前記上部ベッド3b上に配設され、前記主軸頭13は、板状をした基部13a及びこの基部13aから前方に突出するように設けられた円筒部13bからなり、X軸方向に移動可能に前記サドル11の前面に配設されている。また、前記主軸14は、その中心軸がZ軸と平行になり、且つ前記中心軸回りに回転自在に、前記主軸頭13によって保持され、前記チャック15は、この主軸13の前端部に固設され、更に、前記刃物台17は、前記主軸14の前方に、これと対峙し、且つ前記主軸14の中心軸と平行な中心軸回りに回転自在に、前記上部ベッド3bに配設されている。
そして、前記X軸送り機構16及びZ軸送り機構12は、それぞれサーボモータ及びボールねじなどから構成され、X軸送り機構16は前記主軸頭13をX軸方向に移動させ、Z軸送り機構12は前記サドル11をZ軸方向に移動させる。また、刃物台駆動機構18は、駆動モータ及び減速機などから構成され、前記刃物台17をその中心軸回りに回転させて、当該刃物台17に保持された工具Tを加工位置に割り出す。
前記右加工機構20も、前記左加工機構10と同様の構成を備えており、サドル21、主軸頭23、主軸24、チャック25、刃物台27、Z軸送り機構22、X軸送り機構26及び刃物台駆動機構28などから構成される。前記サドル21は、Z軸方向に移動可能に前記上部ベッド3b上に配設され、前記主軸頭23は、板状をした基部23a及びこの基部23aから前方に突出するように設けられた円筒部23bからなり、X軸方向に移動可能に前記サドル21の前面に配設されている。また、前記主軸24は、その中心軸がZ軸と平行になり、且つ前記中心軸回りに回転自在に、前記主軸頭23によって保持され、前記チャック25は、この主軸23の前端部に固設され、更に、前記刃物台27は、前記主軸24の前方に、これと対峙し、且つ前記主軸24の中心軸と平行な中心軸回りに回転自在に、前記上部ベッド3bに配設されている。
そして、前記X軸送り機構26及びZ軸送り機構22は、それぞれサーボモータ及びボールねじなどから構成され、X軸送り機構26は前記主軸頭23をX軸方向に移動させ、Z軸送り機構22は前記サドル21をZ軸方向に移動させる。また、刃物台駆動機構28は、駆動モータ及び減速機などから構成され、前記刃物台27をその中心軸回りに回転させて、当該刃物台27に保持された工具Tを加工位置に割り出す。
斯くして、前記左加工機構10では、チャック15にワークWを保持し、且つこれを回転させた状態で、前記Z軸送り機構12及びX軸送り機構16によって、当該ワークWと工具TとをX軸−Z軸平面内で相対的に移動させることで、刃物台17に保持された工具Tによって、当該ワークWが加工される。
同様に、右加工機構20では、チャック25にワークWを保持し、且つこれを回転させた状態で、前記Z軸送り機構22及びX軸送り機構26によって、当該ワークWと工具TとをX軸−Z軸平面内で相対的に移動させることで、刃物台27に保持された工具Tによって、当該ワークWが加工される。
前記カバー体30は、図1に示した外部カバー31と、図4乃至図7に示した内部カバー機構40,60などから構成される。
前記外部カバー31は、前記機械本体部2の上方を覆う上面カバー32、同機械本体部2の左側方を覆う左側面カバー33、同機械本体部2の右側方を覆う右側面カバー34、同機械本体部2の後方を覆う後面カバー35、並びに同機械本体部2の前方を覆う前面カバー36、左前扉37及び右前扉38からなる。左前扉37及び右前扉38は、それぞれ主軸頭13及び主軸頭23の前方に配設され、それぞれ左右にスライドして、内部の空間を開閉する。
前記左内部カバー機構40は、前記左加工機構10の加工領域19を覆うカバー機構であり、中央仕切板41、後部カバー42、左側部カバー板43、上部カバー板45,53、右側部カバー板46,54、前部カバー板44、進退駆動機構47からなる。
前記中央仕切板41は、図6に示すように、後述する中央仕切板61と共に、主軸14,24の軸線に対し平行となるように、一体的に前記上部ベッド3bに保持されるもので、その正面から視た形状が山形形状を有する。また、前記後部カバー42は、主軸14の軸線に対して直交するように、適宜フレーム構造などによって保持されるもので、複数の板材を上下にスライド可能に連結したスライド構造部42aを有し、このスライド構造部42aのスライド動作によって、前記主軸頭13の前記X軸方向の移動を許容しつつ、その前記基部13aの前面をカバーする。
また、左側部カバー板43は、主軸14の軸線に対し平行となるように、同じく適宜フレーム構造などによって保持され、前記加工領域19の左側面をカバーする。また、前記前部カバー板44は、前記前面カバー36及び上部ベッド3bに保持されて、前記刃物台17の背面側をカバーする。
前記上部カバー板53及び右側部カバー板54は、正面から視た形状が鉤状をなすように相互に連結され、主軸14の軸線に対し平行となるように配設されて、その後端部が、前記後部カバー42の前記スライド構造部42a以外の部位に保持される。また、前記上部カバー板45及び右側部カバー板46は、前記上部カバー板53及び右側部カバー板54と同様に、正面から視た形状が鉤状をなすように相互に連結され、主軸14の軸線に対し平行となり、且つ前記上部カバー板53及び右側部カバー板54の上に重なるように配設されている。
前記進退駆動機構47は、ガイドレール48,51、スライダ49,52、及びエアシリンダ50から構成される。前記ガイドレール48は、前記左側部カバー板43の加工領域19側の面に、主軸14の軸線に対して平行となるように、Z軸に沿って配設され、このガイドレール48に、これに沿って移動可能に前記スライダ49が係合している。一方、前記ガイドレール51は、前記中央仕切板41の頂部斜面に、同じく主軸14の軸線に対して平行となるように、Z軸に沿って配設され、このガイドレール51に、これに沿って移動可能に前記スライダ52が係合している。
また、前記スライダ49には、前記上部カバー板45が連結される一方、前記スライダ52には、前記右側部カバー板46が連結され、更に、前記左側部カバー板43の、前記加工領域19側とは反対側の面に、軸線がZ軸方向に沿うように、前記エアシリンダ50が配設され、そのピストン軸の軸端が上部カバー板45に連結されている。
斯くして、前記エアシリンダ50のピストン軸がZ軸プラス方向に進出すると、上部カバー板45及び右側部カバー板46が、前記ガイドレール48とスライダ49との係合関係、並びに前記ガイドレール51とスライダ52との係合関係によって、同方向に後退し、前記ピストン軸がZ軸マイナス方向に後退すると、前記上部カバー板45及び右側部カバー板46が前方に前進する。
尚、前記上部カバー板45及び右側部カバー板46が前進端に位置したとき、その前端部が、左前扉37に設けられた係合部37a,37bに対して、ラビリンス構造によって係合するようになっている。また、前記上部カバー板45及び右側部カバー板46、並びに前記上部カバー板53及び右側部カバー板54がカバーする領域は適宜設定可能であるが、本例では、上部カバー板53及び右側部カバー板54が主軸頭13の円筒部13b及び主軸14の前端部に対応する領域をカバーし、上部カバー板45及び右側部カバー板46がチャック15及びその前方の領域をカバーしている。
前記右内部カバー機構60は、前記右加工機構20の加工領域29を覆うカバー機構で、前記左内部カバー機構40と同様の構成を備えており、中央仕切板61、後部カバー62、右側部カバー板63、上部カバー板65,73、左側部カバー板66,74、前部カバー板64、進退駆動機構67からなる。
前記中央仕切板61は、上述したように、前記中央仕切板41と共に、主軸14,24の軸線に対し平行となるように、一体的に前記上部ベッド3bに保持されるもので、その正面から視た形状が山形形状を有する。また、前記後部カバー62は、主軸24の軸線に対して直交するように、適宜フレーム構造などによって保持されるもので、複数の板材を上下にスライド可能に連結したスライド構造部62aを有し、このスライド構造部62aのスライド動作によって、前記主軸頭23の前記X軸方向の移動を許容しつつ、その前記基部23aの前面をカバーする。
また、右側部カバー板63は、主軸24の軸線に対し平行となるように、同じく適宜フレーム構造などによって保持され、前記加工領域29の右側面をカバーする。また、前記前部カバー板64は、前記前面カバー36及び上部ベッド3bに保持されて、前記刃物台27の背面側をカバーする。
前記上部カバー板73及び左側部カバー板74は、正面から視た形状が鉤状をなすように相互に連結され、主軸24の軸線に対し平行となるように配設されて、その後端部が、前記後部カバー62の前記スライド構造部62a以外の部位に保持される。また、前記上部カバー板65及び左側部カバー板66は、前記上部カバー板73及び左側部カバー板74と同様に、正面から視た形状が鉤状をなすように相互に連結され、主軸24の軸線に対し平行となり、且つ前記上部カバー板73及び左側部カバー板74の上に重なるように配設されている。
前記進退駆動機構67は、ガイドレール68,71、スライダ69,72、及びエアシリンダ70から構成される。前記ガイドレール68は、前記右側部カバー板63の加工領域29側の面に、主軸24の軸線に対して平行となるように、Z軸に沿って配設され、このガイドレール68に、これに沿って移動可能に前記スライダ69が係合している。一方、前記ガイドレール71は、前記中央仕切板61の頂部斜面に、同じく主軸24の軸線に対して平行となるように、Z軸に沿って配設され、このガイドレール71に、これに沿って移動可能に前記スライダ72が係合している。
また、前記スライダ69には、前記上部カバー板65が連結される一方、前記スライダ72には、前記左側部カバー板66が連結され、更に、前記右側部カバー板63の、前記加工領域29側とは反対側の面に、軸線がZ軸方向に沿うように、前記エアシリンダ70が配設され、そのピストン軸の軸端が上部カバー板65に連結されている。
斯くして、前記エアシリンダ70のピストン軸がZ軸プラス方向に進出すると、上部カバー板65及び左側部カバー板66が、前記ガイドレール68とスライダ69との係合関係、並びに前記ガイドレール71とスライダ72との係合関係によって、同方向に後退し、前記ピストン軸がZ軸マイナス方向に後退すると、前記上部カバー板65及び左側部カバー板66が前方に前進する。
尚、前記上部カバー板65及び左側部カバー板66が前進端に位置したとき、その前端部が、右前扉38に設けられた係合部38a,38bに対し、ラビリンス構造によって係合するようになっている。また、前記上部カバー板65及び左側部カバー板66、並びに前記上部カバー板73及び左側部カバー板74がカバーする領域は適宜設定可能であるが、本例では、上部カバー板73及び左側部カバー板74が主軸頭23の円筒部23b及び主軸24の前端部に対応する領域をカバーし、上部カバー板65及び左側部カバー板66がチャック25及びその前方の領域をカバーしている。
前記数値制御装置80は、前記X軸送り機構16,26、Z軸送り機構12,22及び前記刃物台駆動機構18,28、並びに前記主軸14,24を回転させる図示しない回転駆動機構を数値制御する。
また、本例のNC旋盤1では、左前扉37及び右前扉38の開動作を、それぞれ機械的にロックする左ロック機構89及び右ロック機構90が設けられており、このロック機構89,90の動作は、前記数値制御装置80によって制御され、数値制御装置80は、前記前面カバー36に設けられた左ロックキー85から入力されるロック信号を受信したとき、左ロック機構89を駆動して、左前扉37の開動作をロックするとともに、エアシリンダ50を駆動して、前記上部カバー板45及び右側部カバー板46をZ軸マイナス方向に前進させ、右ロックキー87から入力されるロック信号を受信したとき、右ロック機構90を駆動して、右前扉38の開動作をロックするとともに、エアシリンダ70を駆動して、上部カバー板65及び左側部カバー板66をZ軸マイナス方向に前進させる。
一方、数値制御装置80は、前記前面カバー36に設けられた左ロック解除キー86から入力されるロック解除信号を受信したとき、左ロック機構89を駆動して、左前扉37のロックを解除するとともに、エアシリンダ50を駆動して、前記上部カバー板45及び右側部カバー板46をZ軸プラス方向に後退させ、右ロック解除キー88から入力されるロック解除信号を受信したとき、右ロック機構90を駆動して、右前扉38のロックを解除するとともに、エアシリンダ70を駆動して、上部カバー板65及び左側部カバー板66をZ軸プラス方向に後退させる。
更に、数値制御装置80は、NCプログラムによる自動運転を開始する前に、前記ロック機構89,90を駆動して、前記左前扉37及び右前扉38の開動作をロックするとともに、上部カバー板45及び右側部カバー板46、上部カバー板65及び左側部カバー板66が後退しているときには、エアシリンダ50,70を駆動して、これらを前進させ、加工領域19,29を完全にカバーする。尚、ロック機構89,90としては、ピストン軸を左前扉37及び右前扉38の動作軌道上に突没させるエアシリンダを挙げることができるが、これに限られるものではない。
以上の構成を備えた本例のNC旋盤1によれば、機械本体部2の全体が外部カバー31によって覆われるとともに、左側に配設された左加工機構10の加工領域19が、左内部カバー機構40及び左前扉37によってカバーされ、右側に配設された右加工機構20の加工領域29が、右内部カバー機構60及び右前扉38によってカバーされる。
左加工機構10及び右加工機構20は、それぞれ数値制御装置80によって個別に制御され、それぞれ独立した加工を行うことができる。左加工機構10によって加工が行われる場合、適宜ワークWがチャック15に装着され、刃物台17に適宜工具が装着されるとともに、左前扉37が閉じられた状態で、数値制御装置80による制御の下で、左ロック機構89が駆動されて左前扉37の開動作がロックされるとともに、前記エアシリンダ50が駆動されて上部カバー板45及び右側部カバー板46が前進して左前扉37に係合した後、即ち、加工領域19を左内部カバー機構40及び左前扉37によってカバーした後、前記X軸送り機構16、Z軸送り機構12及び刃物台駆動機構18が適宜駆動されて、ワークWが加工される。
その際、サドル11がZ軸方向に進退すると、サドル11とともに後部カバー42、上部カバー板53及び右側部カバー板54が進退するが、上部カバー板53及び右側部カバー板54は、上部カバー板45及び右側部カバー板46の下方に位置しているので、これら上部カバー板45及び右側部カバー板46が障害となることなく、進退する。
ついで、所定の加工が終了し、オペレータが左ロック解除キー86を押下して、この左ロック解除キー86から数値制御装置80にロック解除信号が入力されると、数値制御装置80は左ロック機構89を駆動し、そのロックを解除して、左前扉37の開動作を可能にするとともに、エアシリンダ50を駆動して、上部カバー板45及び右側部カバー板46をZ軸プラス方向に後退させる。これにより、オペレータは、左前扉37を開くことで、加工領域19内での作業が可能となる。
一方、右加工機構20による加工も同様であり、重複した説明にはなるが、この右加工機構20における加工についても説明すると、まず、適宜ワークWがチャック25に装着され、刃物台27に適宜工具が装着されるとともに、右前扉38が閉じられた状態で、数値制御装置80による制御の下で、右ロック機構90が駆動されて左前扉38の開動作がロックされるとともに、前記エアシリンダ70が駆動されて上部カバー板65及び左側部カバー板66が前進して右前扉38に係合した後、即ち、加工領域29を右内部カバー機構60及び右前扉38によってカバーした後、前記X軸送り機構26、Z軸送り機構22及び刃物台駆動機構28が適宜駆動されて、ワークWが加工される。
その際、サドル21がZ軸方向に進退すると、サドル21とともに後部カバー62、上部カバー板73及び左側部カバー板74が進退するが、上部カバー板73及び左側部カバー板74は、上部カバー板65及び左側部カバー板66の下方に位置しているので、これら上部カバー板65及び左側部カバー板66が障害となることなく、進退する。
ついで、所定の加工が終了し、オペレータが右ロック解除キー88を押下して、この右ロック解除キー88から数値制御装置80にロック解除信号が入力されると、数値制御装置80は右ロック機構90を駆動し、そのロックを解除して、右前扉38の開動作を可能にするとともに、エアシリンダ70を駆動して、上部カバー板65及び左側部カバー板66をZ軸プラス方向に後退させる。これにより、オペレータは、右前扉38を開くことで、加工領域29内での作業が可能となる。
このように、本例のNC旋盤1によれば、加工領域19を左内部カバー機構40及び左前扉37によってカバーするとともに、加工領域29を右内部カバー機構60及び右前扉38によってカバーするようにしているので、左加工機構部10及び右加工機構部20において、同時に並行してワークWを加工したとしても、加工領域19,29の相互間で、一方の切屑やクーラントが他方に飛散するのが防止され、各加工領域19,29において良好な加工精度を維持することができる。
そして、オペレータが、加工領域19内で作業を行う場合には、左ロック解除キー86を押下することで、数値制御装置80により、上部カバー板45及び右側部カバー板46がZ軸プラス方向に後退して、加工領域19とその上方の空間がつながった十分な作業領域が確保された状態となり、他方、加工領域29内で作業を行う場合には、右ロック解除キー88を押下することで、数値制御装置80により、上部カバー板65及び左側部カバー板66がZ軸プラス方向に後退して、加工領域29とその上方の空間がつながった十分な作業領域が確保された状態となるので、オペレータは、十分な作業領域が確保された中で、作業性の良い作業を行うことができ、また、そのための操作を簡単に行うことができる。
上述したように、NC旋盤の分野では、近年、複数の主軸を並設し、その全体的な大きさを極限までコンパクト化する試みがなされているが、本例のNC旋盤1の構成によれば、その全体的な大きさがコンパクトに構成されていても、各加工領域19,20における良好な加工精度の維持と、オペレータが行う作業の良好な作業性との双方を、満足させることができる。
また、本例のNC旋盤1では、上部カバー板45及び右側部カバー板46が前進端に位置したとき、その前端部が、左前扉37に設けられた係合部37a,37bに対して、ラビリンス構造によって係合し、同様に、上部カバー板65及び左側部カバー板66が前進端に位置したとき、その前端部が、右前扉38に設けられた係合部38a,38bに対し、ラビリンス構造によって係合するようになっているので、上部カバー板45及び右側部カバー板46と左前扉37との間、並びに上部カバー板65及び左側部カバー板66と右前扉38との間に、主軸14,24の軸方向に沿った隙間が無く、各加工領域19,29の独立性が一層高められている。
また、本例のNC旋盤1では、オペレータが左前扉37を閉じて、左ロックキー85を押下するだけで、自動的に上部カバー板45及び右側部カバー板46が前進して、加工領域19が完全にカバーされ、同様に、右前扉38を閉じて、右ロックキー87を押下するだけで、加工領域29が完全にカバーされるので、オペレータは、加工領域19,29での加工を開始する際に、上部カバー板45及び右側部カバー板46、並びに上部カバー板65及び左側部カバー板66によって、加工領域19,29をカバーする操作を行う必要がなく、操作性が良い。
同様に、数値制御装置80は、NCプログラムによる自動運転を開始する前に、前記ロック機構89,90を駆動して、前記左前扉37及び右前扉38の開動作をロックするとともに、上部カバー板45及び右側部カバー板46、上部カバー板65及び左側部カバー板66が後退しているときには、エアシリンダ50,70を駆動して、これらを前進させ、加工領域19,29を完全にカバーするので、オペレータの操作が、簡易化され、操作性及び安全性が高いものとなっている
以上、本発明の一具体的な実施の形態について説明したが、本発明が採り得る態様は、何らこれに限定されるものではない。
例えば、上例では、上部カバー板45及び右側部カバー板46、並びに上部カバー板65及び左側部カバー板66の双方を進退させるように構成したが、これに限られるものではなく、上部カバー板45,65、又は右側部カバー板46及び左側部カバー板66の一方を進退させるように構成されてものでも良い。
また、上例では、左加工機構10及び右加工機構20の2つの加工機構をベッド3上に並設した構成を例示したが、これに限られるものではなく、3つ以上の加工機構を並設したものでも良い。この場合、各加工機構に対して、内部カバー機構が設けられる。
また、上例では、ベッド3を、下部ベッド3a及び上部ベッド3bからなる積層構造体としたが、これに限られるものではなく、当然に1つの構造体からなるものでも良く、逆に3つ以上の構造体を積層したものでも良い。或いは、各加工機構部(上例では、左加工機構10及び右加工機構20)を、それぞれ独立した各ベッド上に配設して、これらを並設した構成としても良い。
また、上部カバー板45,65の上方の空間には、ローダ等のワークの移送と、チャック15,25へのワークの着脱を行う装置を配設することができる。
1 NC旋盤
2 機械本体部
3 ベッド
10 左加工機構部
20 右加工機構部
11,21 サドル
12,22 Z軸送り機構
13,23 主軸頭
14,24 主軸
15,25 チャック
16,26 X軸送り機構
17,27 刃物台
18,28 刃物台駆動機構
19,29 加工領域
30 カバー体
31 外部カバー
37 左前扉
38 右前扉
40 左内部カバー機構
41 中央仕切板
42 後部カバー
43 左側部カバー板
44 前部カバー板
45,53 上部カバー板
46,54 右側部カバー板
47 進退駆動機構
60 右内部カバー機構
61 中央仕切板
62 後部カバー
63 左側部カバー板
64 前部カバー板
65,73 上部カバー板
66,74 右側部カバー板
67 進退駆動機構
80 数値制御装置
85 左ロックキー
86 左ロック解除キー
87 右ロックキー
88 右ロック解除キー
89,90 ロック機構

Claims (5)

  1. 軸線が相互に平行になるように複数の主軸が間隔をあけて並設され、かつ各主軸に対応してそれぞれ少なくとも一つの刃物台が配設されて、各主軸とこれに対応した刃物台との相対運動により、各主軸に装着された各ワークを並行して加工可能に構成されるとともに、少なくとも前記各主軸と対向する前方に、開閉可能な前扉がそれぞれ配設されたNC旋盤であって、
    前記各主軸とこれに対応した刃物台とが前記相対運動によってワークを加工する各加工領域に、隣接する他の加工領域と区画するための、その上部に配設されるカバー板、及び主軸軸線と平行な、その側部に配設されるカバー板をそれぞれ備えるとともに、
    各加工領域の上部に配設される前記カバー板、及び側部に配設される前記カバー板を、対応する主軸の軸線に沿って進退させる進退駆動機構を、前記加工領域ごとにそれぞれ備えてなることを特徴とするNC旋盤。

  2. 前記各加工領域に、その上部に配設されたカバー板、及び主軸軸線と平行な、その両側部に配設されたカバー板をそれぞれ備えるとともに、
    前記各進退駆動機構は、対応する加工領域の上部に配設されたカバー板、及び側部に配設されたカバー板のうち、少なくとも上部の前記カバー板と、他の加工領域に隣接する側部の前記カバー板とを、対応する主軸の軸線に沿って進退させるように構成され、
    各加工領域に設けられた前記上部のカバー板及び側部のカバー板が前方に進出したとき、該上部のカバー板及び側部のカバー板によって前記各加工領域が仕切られ、該上部のカバー板及び側部のカバー板が後方に後退したとき、前記各加工領域が隣接する他の加工領域と連通するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のNC旋盤。
  3. 前記各カバー板が前方に進出したとき、それぞれその前端部が対応する前記前扉に係合するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のNC旋盤。
  4. 前記各前扉に対応してそれぞれ設けられ、前記各前扉の開動作をそれぞれロックする各ロック機構と、
    前記各進退駆動機構及び前記各ロック機構の作動を制御する制御装置とを更に備えてなり、
    前記制御装置は、前記各前扉に対応するロック解除信号を外部から受信して、対応するロック機構によるロックを解除するとともに、対応する進退駆動機構を駆動して、対応する前記カバー板を後方に後退させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかのNC旋盤。
  5. 前記制御装置は、前記各前扉に対応するロック信号を外部から受信して、対応するロック機構によって前記前扉の開動作をロックするとともに、対応する進退駆動機構を駆動して、対応する前記カバー板を前方に前進させるように構成されていることを特徴とする請求項4記載のNC旋盤。
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