JPH10530A - 並列２主軸旋盤の切削空間仕切装置 - Google Patents
並列２主軸旋盤の切削空間仕切装置Info
- Publication number
- JPH10530A JPH10530A JP14716896A JP14716896A JPH10530A JP H10530 A JPH10530 A JP H10530A JP 14716896 A JP14716896 A JP 14716896A JP 14716896 A JP14716896 A JP 14716896A JP H10530 A JPH10530 A JP H10530A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- cutting
- spindle
- parallel
- cutting space
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 段取り替えや工作物交換等に際し、左右の切
削空間の境界面を開放して作業性を改善し、両切削空間
への同時アクセスを可能にするとともに、閉め忘れによ
るカバーの干渉を回避する。 【手段】 旋盤の全体を外郭カバー１で覆い、その内側
に２本の主軸２，３を左右並列に設置する。外郭カバー
１の前面に主軸２，３の間隔よりも広い開口部４を形成
し、これを２枚のドア５，６で開閉可能に覆う。主軸２
の切削空間７と主軸３の切削空間８とを固定カバー９及
び仕切カバー１０で左右に仕切る。仕切カバー１０を主
軸軸線方向に広がる垂直平面内でスライド可能に設け、
両切削空間７，８の境界面を前後に開閉できるように構
成する。
削空間の境界面を開放して作業性を改善し、両切削空間
への同時アクセスを可能にするとともに、閉め忘れによ
るカバーの干渉を回避する。 【手段】 旋盤の全体を外郭カバー１で覆い、その内側
に２本の主軸２，３を左右並列に設置する。外郭カバー
１の前面に主軸２，３の間隔よりも広い開口部４を形成
し、これを２枚のドア５，６で開閉可能に覆う。主軸２
の切削空間７と主軸３の切削空間８とを固定カバー９及
び仕切カバー１０で左右に仕切る。仕切カバー１０を主
軸軸線方向に広がる垂直平面内でスライド可能に設け、
両切削空間７，８の境界面を前後に開閉できるように構
成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、２本の主軸が並列
に設置された並列２主軸旋盤において、両主軸の切削空
間を仕切る装置に関するものである。
に設置された並列２主軸旋盤において、両主軸の切削空
間を仕切る装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の仕切装置として、図５に
示すように、２本の主軸２，３の間に仕切カバー３１を
固定した技術が知られている。また、図６に示すよう
に、仕切カバー３２を後縁の縦軸３３により左右に回動
可能に設けた技術も公知である（実開平６−８５７５０
号公報）。
示すように、２本の主軸２，３の間に仕切カバー３１を
固定した技術が知られている。また、図６に示すよう
に、仕切カバー３２を後縁の縦軸３３により左右に回動
可能に設けた技術も公知である（実開平６−８５７５０
号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
装置によると、旋盤の前面開口部４が仕切カバー３１で
左右に分割されるため、段取り替えや工作物交換等に際
して作業性が悪くなるという問題点があった。後者の従
来装置の場合は、仕切カバー３２を回動することで開口
部４を広く開放できるが、片側の切削空間にしかアクセ
スできず、また、カバー３２を閉め忘れたときに、カバ
ー３２がチャック１１，１２又は刃物台１３，１４等に
干渉する危険があった。
装置によると、旋盤の前面開口部４が仕切カバー３１で
左右に分割されるため、段取り替えや工作物交換等に際
して作業性が悪くなるという問題点があった。後者の従
来装置の場合は、仕切カバー３２を回動することで開口
部４を広く開放できるが、片側の切削空間にしかアクセ
スできず、また、カバー３２を閉め忘れたときに、カバ
ー３２がチャック１１，１２又は刃物台１３，１４等に
干渉する危険があった。
【０００４】そこで、本発明の課題は、段取り替えや工
作物交換等に際し、両側の切削空間の境界面を開放して
作業性を改善でき、両切削空間への同時アクセスを可能
にするとともに、閉め忘れによるカバーの干渉を回避で
きる並列２主軸旋盤の切削空間仕切装置を提供すること
にある。
作物交換等に際し、両側の切削空間の境界面を開放して
作業性を改善でき、両切削空間への同時アクセスを可能
にするとともに、閉め忘れによるカバーの干渉を回避で
きる並列２主軸旋盤の切削空間仕切装置を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の切削空間仕切装置は、２本の主軸が並列
に設置された並列２主軸旋盤において、両主軸の切削空
間を仕切るカバーを主軸軸線方向に広がる平面内で開閉
可能に設けて構成される。
めに、本発明の切削空間仕切装置は、２本の主軸が並列
に設置された並列２主軸旋盤において、両主軸の切削空
間を仕切るカバーを主軸軸線方向に広がる平面内で開閉
可能に設けて構成される。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１及び図２は並列２主軸旋盤に
おける切削空間仕切装置の第一実施形態を示すものであ
る。旋盤の全体は外郭カバー１で覆われ、その内側に２
本の主軸２，３が左右並列に設置されている。外郭カバ
ー１の前面には主軸２，３の間隔よりも広い開口部４が
形成され、この開口部４は２枚のドア５，６で開閉可能
に覆われている。主軸２の切削空間７と主軸３の切削空
間８とは固定カバー９及び仕切カバー１０で左右に仕切
られている。そして、仕切カバー１０は上下に配設され
た直線ガイド（図示略）により主軸軸線方向に広がる垂
直平面内でスライド可能に設けられ、両切削空間７，８
の境界面を前後に開閉できるように構成されている。
に基づいて説明する。図１及び図２は並列２主軸旋盤に
おける切削空間仕切装置の第一実施形態を示すものであ
る。旋盤の全体は外郭カバー１で覆われ、その内側に２
本の主軸２，３が左右並列に設置されている。外郭カバ
ー１の前面には主軸２，３の間隔よりも広い開口部４が
形成され、この開口部４は２枚のドア５，６で開閉可能
に覆われている。主軸２の切削空間７と主軸３の切削空
間８とは固定カバー９及び仕切カバー１０で左右に仕切
られている。そして、仕切カバー１０は上下に配設され
た直線ガイド（図示略）により主軸軸線方向に広がる垂
直平面内でスライド可能に設けられ、両切削空間７，８
の境界面を前後に開閉できるように構成されている。
【０００７】この並列２主軸旋盤において、加工時に
は、図１に示すように、ドア５，６及び仕切カバー１０
が閉鎖され、切削空間７，８がそれぞれ分離した状態で
全閉される。このとき、仕切カバー１０は錠止部材（図
示略）によって閉鎖位置に保持される。一方、段取り替
えや工作物交換等に際し、図２に示すように、ドア５，
６及び仕切カバー１０を開くと、切削空間７，８の前面
が開口幅Ｗ１で、境界面が開口幅Ｗ２でそれぞれ大きく
開放される。従って、各種作業を容易に行うことができ
るとともに、両切削空間７，８への同時アクセスも可能
となる。作業終了後はドア５，６及び仕切カバー１０が
閉鎖されるが、万一、仕切カバー１０を閉め忘れた場合
でも、カバー１０がチャック１１，１２や刃物台１３，
１４に干渉するおそれはない。
は、図１に示すように、ドア５，６及び仕切カバー１０
が閉鎖され、切削空間７，８がそれぞれ分離した状態で
全閉される。このとき、仕切カバー１０は錠止部材（図
示略）によって閉鎖位置に保持される。一方、段取り替
えや工作物交換等に際し、図２に示すように、ドア５，
６及び仕切カバー１０を開くと、切削空間７，８の前面
が開口幅Ｗ１で、境界面が開口幅Ｗ２でそれぞれ大きく
開放される。従って、各種作業を容易に行うことができ
るとともに、両切削空間７，８への同時アクセスも可能
となる。作業終了後はドア５，６及び仕切カバー１０が
閉鎖されるが、万一、仕切カバー１０を閉め忘れた場合
でも、カバー１０がチャック１１，１２や刃物台１３，
１４に干渉するおそれはない。
【０００８】図３は切削空間仕切装置の第二実施形態を
示すものである。ここでは、仕切カバー１６が前後に配
設された直線ガイド（図示略）により主軸軸線方向に広
がる垂直平面内でスライド可能に設けられ、左右の切削
空間７，８の境界面を上下に開閉できるように構成され
ている。図中、Ｗ３は境界面の開口幅、つまり仕切カバ
ー１６の昇降ストロークを示す。
示すものである。ここでは、仕切カバー１６が前後に配
設された直線ガイド（図示略）により主軸軸線方向に広
がる垂直平面内でスライド可能に設けられ、左右の切削
空間７，８の境界面を上下に開閉できるように構成され
ている。図中、Ｗ３は境界面の開口幅、つまり仕切カバ
ー１６の昇降ストロークを示す。
【０００９】図４は切削空間仕切装置の第三実施形態を
示すものである。ここでは、仕切カバー１８が前縁下端
の軸１９により主軸軸線方向に広がる垂直平面内で回動
可能に設けられ、左右の切削空間７，８の境界面を所定
の角度で開閉できるように構成されている。図中、Ｗ４
は境界面の前後方向における開口幅を示す。
示すものである。ここでは、仕切カバー１８が前縁下端
の軸１９により主軸軸線方向に広がる垂直平面内で回動
可能に設けられ、左右の切削空間７，８の境界面を所定
の角度で開閉できるように構成されている。図中、Ｗ４
は境界面の前後方向における開口幅を示す。
【００１０】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、例えば、仕切カバーを主軸軸線方
向に広がる平面内で着脱可能に設けるなど、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変
更して具体化することも可能である。
されるものではなく、例えば、仕切カバーを主軸軸線方
向に広がる平面内で着脱可能に設けるなど、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変
更して具体化することも可能である。
【００１１】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
２本の主軸の切削空間を仕切るカバーを主軸軸線方向に
広がる平面内で開閉可能に設けたので、段取り替えや工
作物交換等に際し、両側の切削空間の境界面を開放して
作業性を改善でき、両切削空間への同時アクセスが可能
になるとともに、閉め忘れによるカバーの干渉を回避で
きるという優れた効果を奏する。
２本の主軸の切削空間を仕切るカバーを主軸軸線方向に
広がる平面内で開閉可能に設けたので、段取り替えや工
作物交換等に際し、両側の切削空間の境界面を開放して
作業性を改善でき、両切削空間への同時アクセスが可能
になるとともに、閉め忘れによるカバーの干渉を回避で
きるという優れた効果を奏する。
【図１】本発明の第一実施形態を示す並列２主軸旋盤の
平面図である。
平面図である。
【図２】同旋盤を仕切カバーの開放状態で示す平面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の第二実施形態を示す並列２主軸旋盤の
立面図である。
立面図である。
【図４】本発明の第三実施形態を示す並列２主軸旋盤の
立面図である。
立面図である。
【図５】従来技術を示す並列２主軸旋盤の平面図であ
る。
る。
【図６】別の従来技術を示す並列２主軸旋盤の平面図で
ある。
ある。
１・・外郭カバー、２，３・・主軸、４・・開口部、
５，６・・ドア、７，８・・切削空間、９・・固定カバ
ー、１０，１６，１８・・仕切カバー、１１，１２・・
チャック、１３，１４・・刃物台、１９・・軸。
５，６・・ドア、７，８・・切削空間、９・・固定カバ
ー、１０，１６，１８・・仕切カバー、１１，１２・・
チャック、１３，１４・・刃物台、１９・・軸。
Claims (1)
- 【請求項１】 ２本の主軸が並列に設置された並列２主
軸旋盤において、両主軸の切削空間を仕切るカバーを主
軸軸線方向に広がる平面内で開閉可能に設けてなる切削
空間仕切装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14716896A JPH10530A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 並列２主軸旋盤の切削空間仕切装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14716896A JPH10530A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 並列２主軸旋盤の切削空間仕切装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10530A true JPH10530A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15424129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14716896A Pending JPH10530A (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | 並列２主軸旋盤の切削空間仕切装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10530A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100384747B1 (ko) * | 2000-12-31 | 2003-05-22 | 대우종합기계 주식회사 | 대향형 2주축 선반의 스핀들 칸막이장치 |
| JP2016083734A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | Dmg森精機株式会社 | Ｎｃ旋盤 |
| JP2017514714A (ja) * | 2014-02-21 | 2017-06-08 | エスカー−テヒノロギーズ ウーゲーＳｋ−Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｕｇ | 同時平行処理時間で単一のステーションの機械加工ユニットを装填し取り出すためのロボット・セル |
| KR20210118510A (ko) * | 2020-03-23 | 2021-10-01 | 현대위아 주식회사 | 정면 선반 장치 |
| WO2023199416A1 (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-19 | 株式会社Fuji | 複合加工機 |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP14716896A patent/JPH10530A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100384747B1 (ko) * | 2000-12-31 | 2003-05-22 | 대우종합기계 주식회사 | 대향형 2주축 선반의 스핀들 칸막이장치 |
| JP2017514714A (ja) * | 2014-02-21 | 2017-06-08 | エスカー−テヒノロギーズ ウーゲーＳｋ−Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｕｇ | 同時平行処理時間で単一のステーションの機械加工ユニットを装填し取り出すためのロボット・セル |
| JP2016083734A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | Dmg森精機株式会社 | Ｎｃ旋盤 |
| KR20210118510A (ko) * | 2020-03-23 | 2021-10-01 | 현대위아 주식회사 | 정면 선반 장치 |
| WO2023199416A1 (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-19 | 株式会社Fuji | 複合加工機 |
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