JP2513773Y2 - 工作機械用カバ― - Google Patents

工作機械用カバ―

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JP2513773Y2
JP2513773Y2 JP2460791U JP2460791U JP2513773Y2 JP 2513773 Y2 JP2513773 Y2 JP 2513773Y2 JP 2460791 U JP2460791 U JP 2460791U JP 2460791 U JP2460791 U JP 2460791U JP 2513773 Y2 JP2513773 Y2 JP 2513773Y2
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JP
Japan
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opening
door
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cover
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啓一 清岡
良彦 西田
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械において、ワ
ーク加工時のクーラントや切粉の飛散防止並びに作業者
に対する安全性を確保するためのカバーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械において
は、ワーク加工時のクーラントや切粉の飛散防止並びに
作業者に対する安全性を確保するために前面壁に開閉扉
を備えた開口部を有し、天板と両側壁とによって軸頭前
方のワーク加工テーブル上を覆うカバーが設けられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のカバーの前
面壁の開口部を開閉する左右一対の扉は観音開き状のも
のである。従って、カバーの外側に開くため、扉がワー
ク加工テーブルの前方に突出し、所要のフロアスペース
が大きくなると共に、扉の内側に付着したクーラントや
切粉が落下して床面を汚損する不具合がある。
【0004】本考案の目的は、上記のような従来の不具
合を解消したカバーを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、前面に左右一対の扉によって開閉
される開口部を有し、天板と両側面壁とによって軸頭前
方のワーク加工テーブル上を覆う工作機械のカバーにお
いて、前記両側面壁の前方を上方から見てくの字状に屈
曲した壁面に形成し、前記屈曲面と略同角度で2面が屈
曲し、その1面が前記開口部の半分の面積を塞ぐ左右一
対の扉と、カバー本体の前記開口部から側面壁に渡る下
方または上方に設置され前記扉をカバー本体の屈曲面に
沿って案内するガイドレールと、カバー本体の前面の上
方または下方に設置され前記扉の上方または下方を支持
する支持レールとを備えたものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、屈曲した左右一対の扉はガ
イドレールと支持レールとによってカバー本体の側面壁
の屈曲面に沿って前後曲線運動して移動し、前面の開口
部を開閉する。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2において、1はカバー本体であり、前
面に開口幅Bの開口部2と、天板13、及び両側面壁3
とによって構成され、軸頭前方のワーク加工テーブル上
のワークWの周囲を覆うものである。このカバー本体1
の前記両側壁3は、その前方を前記開口部2に向かって
内側に傾斜して上方から見てくの字状に屈曲した壁面4
が形成されている。
【0008】5は前記開口部2を開閉する左右一対の扉
である。この左右一対の扉5は、前記側壁3の屈曲面と
略同角度で2面は屈曲した形状であり、その1面が互い
に接近して前記開口部2を塞ぐものである。
【0009】前記一対の扉5は前記側壁3の屈曲面に沿
って前後方向に案内して前記開口部2が開閉されるよう
になっている。その案内機構は、前記開口部2の下辺に
おいて、開口部2の中央から壁面4に向かってカバー本
体1の奥側に傾斜角度を有して固設された直線の下部前
方ガイドレール6aと、前記壁面4から側壁3に向かっ
てカバー本体1の奥側に傾斜角度を有して固設された直
線の下部後方ガイドレール6bと、前記壁面4と側壁3
との上辺において、壁面4から側壁3に向かって前記下
部後方ガイドレール6bと平行に固設した直線の支持レ
ール11とのレール構造からなり、前記下部前方ガイド
レール6aには扉5の前端下部に設けたガイドローラ7
aが案内され、前記下部後方ガイドレール6bには扉5
の後端下部に設けたガイドローラ7bが案内され、前記
上部の支持レール11には扉5の後端上部に設けたガイ
ドローラ8が案内された構成である。
【0010】前記各ガイドローラ7a,7bは図3で示
すように、扉5に固着した軸受けスリーブ9に鉛直軸線
回りに回転可能に軸承したロッド10に水平軸線回りに
回転自在に軸支されている。また、前記ロッド10には
前記下部前方ガイドレール6a、下部後方ガイドレール
6bに摺動可能に係合した脱落防止プレート14が固設
され、扉5には前記軸受けスリーブ9、ロッド10、ガ
イドローラ7aの周辺を覆うカバープレート12が固設
されている。また、ガイドローラ8は図4で示すよう
に、扉5に固着した軸受8aに上向きで鉛直軸線回りに
回転可能に軸支されている。このガイドローラ8が下向
き凹形状の支持レール11に係合することにより、扉5
の傾きを防止している。
【0011】本考案は上記の通りの構造であるから、左
右一対の屈曲した扉5は、その上方は支持レール11に
て支持され、下方は下部前方ガイドレール6aと下部後
方ガイドレール6bとによって屈曲した壁面4と側壁3
に沿って前進後退移動し、前進端では左右一対の扉5の
前端面が互いに当接してカバー本体1の開口部2を全閉
する。このとき、ガイドローラ7a下部前方ガイドレー
ル6aの前端部に位置し、また、ガイドローラ7bは下
部後方ガイドレール6bの前端部に位置され、ガイドロ
ーラ8は支持レール11の前端部に位置する。
【0012】さらに、扉5の後退端では前記カバー本体
1の開口部2は全開される。このとき扉5は、その屈曲
面は壁面4と側壁3との屈曲面と平行に位置され、ガイ
ドローラ7aは下部前方ガイドレール6aの後端部に位
置し、また、ガイドローラ7bは下部後方ガイドレール
6bの後端部に位置され、ガイドローラ8は支持レール
11の後端部に位置する。
【0013】前記扉5の開閉の際に、全て直線の下部前
方ガイドレール6a、下部後方ガイドレール6b及び支
持レール11で案内されるガイドローラ7a,7b及び
8は、ロッド10の回転動作によって吸収して曲線運動
で進退移動する。
【0014】前記の実施例ではガイドレール6a,6b
をカバー本体1の下方に、支持レール11を上方に設け
た構造であるが、ガイドレール6a、6bを上方に、支
持レール8を下方にもい設けても前記と同様な作用が得
られる。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案は、前面に開口部を
有するカバー本体の両側壁の前方をくの字状に屈曲し、
この屈曲面と略同形状の一対の扉を前記カバー本体の屈
曲側壁に沿って進退移動して前記開口部を開閉するよう
にした構成であるから、開口部の開閉において扉が開口
部より前方に飛び出すことがなく、すべてカバー本体内
で開閉動作を行うため、扉の開閉に要するフロアスペー
スを不要とし、また、扉に付着している切粉やクーラン
トが床面に落下することがなくなる。
【0016】さらに、扉を開閉する曲線運動を直線のガ
イドレールを角度を付けて配置した構成で案内している
ので、曲線のガイドレールに比較するとコストが低減さ
れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断面平面図
【図2】同正面図
【図3】図1のAーA線断面図
【図4】図1のCーC線断面図
【符号の説明】 1 カバー本体 2 開口部 3 側壁 4 壁面 5 扉 6a 下部前方ガイドレール 6b 下部後方ガイドレール 7a ガイドローラ 7b ガイドローラ 8 ガイドローラ 11 支持レール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に左右一対の扉によって開閉される
    開口部を有し、天板と両側面壁とによって軸頭前方のワ
    ーク加工テーブル上を覆う工作機械のカバーにおいて、
    前記両側面壁の前方を上方から見てくの字状に屈曲した
    壁面に形成し、前記屈曲面と略同角度で2面が屈曲し、
    その1面が前記開口部の半分の面積を塞ぐ左右一対の扉
    と、カバー本体の前記開口部から側面壁に渡る下方また
    は上方に設置され前記扉をカバー本体の屈曲面に沿って
    案内するガイドレールと、カバー本体の前面の上方また
    は下方設置され前記扉の上方または下方を支持する支持
    レールとを備えたことを特徴とする工作機械用カバー。
JP2460791U 1991-03-22 1991-03-22 工作機械用カバ― Expired - Fee Related JP2513773Y2 (ja)

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JPH04112754U JPH04112754U (ja) 1992-09-30
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011074788A3 (ko) * 2009-12-19 2011-10-20 두산인프라코어 주식회사 공작기계의 셋업 스테이션 도어 장치
JP2012139793A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Okamoto Machine Tool Works Ltd 工作機械用開閉扉の摺動案内装置
KR101235542B1 (ko) 2005-12-29 2013-02-21 두산인프라코어 주식회사 자동팰릿교환장치의 오토도어 구동장치

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JP2012139793A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Okamoto Machine Tool Works Ltd 工作機械用開閉扉の摺動案内装置

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