JPH0236675Y2 - - Google Patents

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JPH0236675Y2
JPH0236675Y2 JP12652985U JP12652985U JPH0236675Y2 JP H0236675 Y2 JPH0236675 Y2 JP H0236675Y2 JP 12652985 U JP12652985 U JP 12652985U JP 12652985 U JP12652985 U JP 12652985U JP H0236675 Y2 JPH0236675 Y2 JP H0236675Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は工作機械のスプラツシユガードに関
し、特にそのスプラツシユガードに具備されてい
る開閉扉の機構に関する。
〔従来技術と問題点〕
工作機械の機械加工部において機械加工時には
切削液が供給され、これが周囲に飛散し、また切
粉の飛散も生ずる。このために従来から機械加工
部を包囲するスプラツシユガードを機械機枠に設
け、該切削液や切粉の飛散の防止を図り、また機
械加工時に加工の進捗状況を目視、点検するため
にそのスプラツシユガードに一部に窓や扉を設け
ている。大型の工作機械では必然的に機械加工部
の規模も大型になるから扉を開けて機械加工部に
接近できることも必要となる。故に扉の開閉機構
が設けられるが、このため開閉扉隙間から霧状の
飛散切削液が漏れでることとなり、これを防止す
るためシール機構が種々工夫されてはいるが、扉
の開閉操作の簡便性とシール作用との両者を兼備
するスプラツシユガードの扉開閉機構としては不
完全なものが多い。
依つて、本考案は操作性がよく、かつシール効
果も良好な工作機械のスプラツシユガードの扉開
閉機構を実現、提供しようとするものである。
〔解決手段と作用〕
本考案は上述の目的達成に当たつて、工作機械
の機械加工部を包囲して、切粉、切削液の飛散防
止用に設けられると共に機械側面がわに開閉扉を
有した工作機械のスプラツシユガードにおいて、
前記開閉扉は、その上縁部にガイドレールとロー
ラとで構成された引戸式開閉機構を有すると共に
下縁部に前記機械加工部から機械外部に向けての
漏れ止め用封止部材を下向きに取着して対向した
固定の封止面に圧接せしめ、かつ前記ガイドレー
ルには開閉直後に前記開閉扉を一旦上向き変位さ
せて前記漏れ止め用封止部材を前記封止面から遊
離せしめる扉の迫り上げ案内部と、該迫り上げ案
内部に連続した水平走行案内部とを形成したこと
を特徴とする工作機械のスプラツシユガードを提
供し、扉の閉扉時には充分なシール効果を有し、
扉の開扉操作時には円滑な扉の動きを得るように
シール部材の圧接、遊離を行うようにしたもので
ある。
以下、本考案を添付図面に示す実施例に基いて
詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案による工作機械のスプラツシユ
ガードにおける扉の開閉機構の要部構造を示した
縦断面図、第2図は同スプラツシユガード扉開閉
に用いられるガイドレールとローラとを取り出し
表示した図、第3図は同スプラツシユガードの扉
開閉と機械加工部との位置関係を示した平面図、
第4図はスプラツシユガードを有したパレツトチ
エンジヤ付工作機械の側面外観図である。
先ず、第4図を参照すると、パレツトチエンジ
ヤ付工作機械はベツト10を有し、このベツト1
0上にコラム12が立設され、このコラム12に
主軸頭14が取りつけられ、主軸頭12には工具
主軸16が備えられている。主軸頭14はコラム
12に沿つて上下に移動し、モータ18を駆動源
にしてコラム12の頂部に近い工具交換位置と下
方の機械加工位置との間を移動する。工具主軸1
6には周知のように加工工具(図示せず)が装着
され、その前方に在るワークテーブル(図に現れ
ていない)上の被加工物に機械加工を施す。ワー
クテーブル上の被加工物はパレツトを介して取り
つけられ、該パレツトは機械の最前方に設けられ
たパレツトチエンジヤ20に依つて機械加工部外
に設けられたパレツト台22上に準備された他の
パレツト24と自動交換される。なお、上記ワー
クテーブルは機械加工部に在つてしかもベツト1
0上に設けられた送り機構に依つて第4図の紙面
に垂直な方向に移動可能であり、その送り機構の
駆動源26が部分的に示されている。コラム12
の背後には機械の制御装置28が設けられてい
る。さて、スプラツシユガード30は上記主軸頭
14、ワークテーブル、切削液の供給装置等が設
けられた上記機械加工部を前方、両側方、上方の
四方から包囲するように設けられ、前面32、天
井34、側面36を有している。そして、側面3
6の一部に開閉扉38が窓40、把手42を有
し、開閉可能に設けられている。
こゝで第4図と共に第3図を参照すると、同第
3図は上述したスプラツシユガード30の開閉扉
38と機械加工部との配置関係も明示しており、
開閉扉38が機械加工部の主軸頭14やワークテ
ーブル19に作業者が近ずき易い位置に設けられ
ていることがわかる。
さて、第3図、第4図において、スプラツシユ
ガード30の開閉扉38は扉本体44を有し、こ
の扉本体44に窓40や把手42が具備されてい
る。また、扉本体44は扉支持部材46によつて
垂直方向に支持され、この扉支持部材46に扉開
閉機構の前ローラ48,48と後ローラ50とが
取付けられ、前ローラ48,48は前レール52
に係合され、後ローラ50は後レール54に係合
されている。そして両前、後レール52,54は
レール取付枠56に前、後に平行して配置されて
いる。開閉扉38は故に上記ローラ48,48、
後ローラ50、前レール52、後レール54を具
備した扉開閉機構によつて両レール52,54に
沿つて開閉されるもので作業者が前述した把手4
2を持つて開閉操作することにより、第3図に実
線で示した右側の閉扉位置と、二点鎖線で扉支持
部材46と前後ローラ48,48,50とを示し
た左側の開扉位置との間で開閉走行可能になつて
いるのである。
次に第1図、第2図は開閉扉38の扉開閉機構
における詳細な構造を示し、第1図から明らかな
ように、開閉扉38の扉本体44はスプラツシユ
ガード30の天井部34から下方のスプラツシユ
ガード枠体60に向けて下垂し、その下縁はスプ
ラツシユガード本体60の前面に取付けられたL
字形のガード部材62によつて防護されている。
また、扉本体44の内面、つまり機械加工部に面
した平面の下縁にはブラケツト66にねじ等の適
宜固定手段で固定されたシール部材68が取付け
られ、このシール部材68の下端は開閉扉38が
閉扉位置にあるときにはスプラツシユガード枠体
60の上面64に圧接されることによつて封止作
用を発揮し得るようになつている。つまり、スプ
ラツシユガード枠体60の上面64は固定封止面
を形成している。なお、シール部材68として適
宜の弾性を有した例えばゴム材料、合成樹脂材料
を採用して形成すればよい。
他方、扉本体44の上縁は、扉支持部材46に
形成された下顎部70に図示のようなねじじ固定
手段又は溶接手段等の適宜の取付手段によつて取
付けられ、扉支持部材46の上記下顎部70から
上方に延びた下垂面72には前ローラ48が軸8
0aのまわりに回転可能に取付けられている。8
2aは前ローラ48の回転を円滑にする受けであ
り、軸80a自体はボルト、ナツト構造部材によ
つて形成されている。扉支持部材46の背部には
同じく下垂面を有したローラブラケツト74がね
じ、リベツト等の固定手段で固定され、このロー
ラブラケツト74に後ローラ50が前ローラ48
と同様にボルト、ナツト構造部材によつて形成さ
れた軸80bのまわりに回転可能に取付けられ、
受け82bが設けられている。前ローラ48,4
8と後ローラ50は既述のように前レール52、
後レール54にそれぞれ係合しており、これらの
前レール52、後レール54を保持したレール取
付枠56はスプラツシユガード骨材76に適宜の
固定手段で堅固に保持された天井板78に取付け
保持されている。天井板78とレール取付枠56
との間には適宜のシヨツクマウント等が配設して
開閉扉38の開閉作動を円滑にすることが望まし
い。
さて、上述した前レール52、後レール54は
第2図に示すように開閉扉38の扉本体44を走
行案内するために走行方向に延設されるが、この
前レール52と後レール54の両者には、開閉扉
38がスプラツシユガード30の機械側面がわで
閉扉位置に在る際には前ローラ48,48及び後
ローラ50がレール走行面52a及び54aから
下位に下るように窪み部52b,52b及び54
bが設けられている。そして、これらの窪み部5
2b,52bと54bとはそれぞれ円滑な曲面を
経てそれぞれの水平なレール走行面52a,54
aに連続するように設けられている。従つて開閉
扉38を開扉動作させると、前ローラ48,48
及び後ローラ50が前レール52の窪み部52
b,52bから迫り上り、また後ローラ50が後
レール54の窪み部54bから迫り上つて夫々の
水平なレール走行面52a,54aに乗る。これ
らのレール走行面52a,54aを前ローラ4
8,48及び後ローラ50が走行するときは開閉
扉38が円滑に水平走行することは言うまでもな
い。
他方、上述のように前ローラ48,48及び後
ローラ50が迫り上り動作するとき、開閉扉38
の扉本体部44も上方に迫り上り動作を生ずる。
この結果、該扉本体部44の下縁にブラケツト6
6を介して取付けられたシール部材68は固定の
シール面64との圧接状態から解放遊離させれ
る。つまり、開閉扉38の開扉動作の開始に伴つ
てシール部材68はスプラツシユブラケツト枠体
60の固定シール面64から離れ、故に上記レー
ル走行面52a,54aを水平走行する開扉作用
中にはシール部材68と固定シール面64との擦
れ動作は生じないようになつているのである。従
つてシール部材68の摩減が発生する危惧は無
く、故に閉扉時のシール効果が常に安定に維持さ
れるのである。
以上、本考案を実施例に就いて説明したが、必
要に応じて例えば、前レール52、後レール54
を開閉扉38の扉本体44に取付け、前ローラ4
8,48及び後ローラ50をスプラツシユガード
30の固定部に保持させる実施例として、夫々前
後レールに開閉扉38の迫り上り動作が開扉動作
の開始直後に生ずるような構成としても良いこと
は言うまでもない。また、図示の実施例ではスプ
ラツシユガード30の天井部34によつて扉開閉
機構を囲繞してこれらの部分からの切削液や切粉
の漏れを防止する構造としたが、天井部34と扉
本体44の上縁との間には開閉扉38の迫り上り
に応じて遊離するシール部材を設けるようにして
おいてもよい。
〔考案の効果〕 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば工作機械のスプラツシユガードに設けられる開
閉扉が閉扉状態では機械加工部から発生する切削
液や切粉の飛散を防止すると共に開閉機構部を通
つて外部への漏洩を生ずることのないような封止
構造を保証し、かつ開扉動作に伴つて封止構造部
のシール部材をスプラツシユガードの固定シール
面から遊離させて扉の開動作を作業者が容易に行
い得るようにすると共にシール部材の摩減をも防
止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による工作機械のスプラツシユ
ガードにおける扉の開閉機構の要部構造を示した
縦断面図、第2図は同スプラツシユガード扉の開
閉に用いられるガイドレールとローラとを取り出
し表示した図、第3図は同スプラツシユガードの
扉開閉と機械加工部との位置関係を示した平面
図、第4図は同スプラツシユガードを有したパレ
ツトチエンジヤ付工作機械の側面外観図。 14……主軸頭、19……ワークテーブル、3
0……スプラツシユガード、38……開閉扉、4
4……扉本体、46……扉支持部材、48……前
ローラ、50……後ローラ、52……前レール、
54……後レール、60……スプラツシユガード
枠体、68……シール部材、52a,54a……
水平レール走行面、52b,54b……窪み部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 工作機械の機械加工部を包囲して切粉、切削
    液の飛散防止用に設けられると共に機械側面が
    わに開閉扉を有した工作機械のスプラツシユガ
    ードにおいて、前記開閉扉は、その上縁部にガ
    イドレールとローラとで構成された引戸式開閉
    機構を有すると共に下縁部に前記機械加工部か
    ら機械外部に向けての漏れ止め用封止部材を下
    向きに取着して対向した固定の封止面に圧接せ
    しめ、かつ前記ガイドレールには開扉直後に前
    記開閉扉を一旦上向き変位させて前記漏れ止め
    用封止部材を前記封止面から遊離せしめる扉の
    迫り上げ案内部と、該迫り上げ案内部に連続し
    た水平走行案内部とを形成したことを特徴とす
    る工作機械のスプラツシユガード。 2 前記引戸式開閉機構のガイドレールは、スプ
    ラツシユガードの固定枠に取りつけられ、ロー
    ラは前記開閉扉の本体上縁に支持部材を介して
    設けられて該ガイドレールに乗り、前記ガイド
    レールの迫り上げ案内部は前記開閉扉の閉扉位
    置に整合して形成した窪み部から前記水平走行
    案内部に続く曲面から成る実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の工作機械のスプラツシユガ
    ード。 3 前記漏れ止め封止部材は、ゴム板からなり、
    その下縁をスプラツシユガードの固定枠に形成
    した前記固定封止面に圧接、遊離せしめるよう
    にした実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の工作機械のスプラツシユガード。
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