JPH0236673Y2 - - Google Patents

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JPH0236673Y2
JPH0236673Y2 JP5206785U JP5206785U JPH0236673Y2 JP H0236673 Y2 JPH0236673 Y2 JP H0236673Y2 JP 5206785 U JP5206785 U JP 5206785U JP 5206785 U JP5206785 U JP 5206785U JP H0236673 Y2 JPH0236673 Y2 JP H0236673Y2
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door
opening
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machine
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は工作機械の機体開口部にはねよけとし
て設けられる開閉自在のスプラツシユガードに関
し、特に付着した切粉や切削液の飛沫が開閉作動
時に機外へ落下、飛散しないように改良形成され
たスプラツシユガードに関する。
〔従来技術〕
工作機械の機械加工部の周囲をカバーで被い、
該カバーの一部に開口を設けてワークや工具の着
脱を行う場合に、該開口から加工作業時に切粉や
切削液が飛散することから従来よりスプラツシユ
ガード又は開閉扉が設けられている。従来のスプ
ラツシユガード又は開閉扉の例は実開昭59−
55651号や実開昭59−120544号に開示された幕体
格納形の構成のもの又は横レールに沿つて扉を左
右に開閉動作させる構成のものがある。
〔解決すべき問題点〕
然しながら、前者のものでは幕体内面に付着し
た切粉や切削液飛沫の払拭除去を良好に行うこと
が困難であり、また後者の横レールに沿つて扉を
開閉するものでは扉の収納空間を機械の内部に確
保しなければならず不経済であるという不具合が
ある。
依つて、本考案の目的は、上述した従来の不具
合点を解消し、スプラツシユガードの扉内面の払
拭手段を有すると共に切粉等の付着物が扉の開動
時に機外に落下飛散することのない又機枠内側の
空間を利用して扉の格納を図るようにした工作機
械のスプラツシユガードを提供せんとするもので
ある。
〔解決手段と作用〕
本考案は、上述した目的の達成に当つて、スプ
ラツシユガードにより被われる工作機械の機体開
口の左右横側内縁に該開口の下縁から上縁に向け
て機枠形状に沿つて取付けた左右1対のローラ案
内用ガイドレールと、上記左右のローラ案内用ガ
イドレールに摺動嵌合した扉ローラを下端両側に
有すると共に機枠の半体形状と略同形に形成され
た扉と、前記機体開口の上縁部の左右横側より開
口内部に突出させた1対の固定ブラケツトに枢着
された各可動ブラケツトに取付けたガイドローラ
によつて前記扉フレームの左右両側から側方に突
出したスライド板を滑走案内して前記扉を上げ下
ろし式に開閉作動できるようにした扉スライド機
構と、前記扉スライド機構の左右可動ブラケツト
に取付けたブラシ固定ブラケツトに保持されると
共に前記扉の開閉動によつて前記扉板内面を払拭
する払拭ブラシとを具備して構成され、機体外へ
の切粉飛散を防止できるようにすると共に扉の開
閉動作により扉板の内面を自動的に払拭せしめる
ようにしたものである。以下、本考案を添付図面
に示す実施例に基いて更に詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案によるスプラツシユガードの実
施例を示すために工作機械の主軸軸線に垂直な平
面によつて切断した縦断面図であり、第2図は同
工作機械の正面側からスプラツシユガードを見た
正面図である。
第1図、第2図において、工作機械は機体上半
部10と機体下半部12を有し、機体上半部10
には工具主軸14を有した主軸頭16と水平軸線
方向に対向したワーク保持具18とを有し、ワー
ク保持具18にはワークWが取付けられて工具主
軸14に装着された加工工具によつて機械加工さ
れるようになつている。これら主軸頭16と、ワ
ーク保持具18が設けられた機体上半部10の内
部空間20は機械加工空間としてドーム状の機枠
22によつて被われ、この機枠22の正面側に設
けられた開口24を、本考案によるスプラツシユ
ガード30によつて開閉自在に被覆されている。
他方、工作機械の機体下半部12の内部には後
述のように切粉受箱26が設けられ、この切粉受
箱26は漏斗状に形成された切粉受皿28の中央
開口から落下する切粉を収集し、図示のようにキ
ヤスターを有することによつて適宜時に機外へ集
めて切粉を搬出できるようにしている。
スプラツシユガード30は機体上半部10側の
開口24における両横側の内縁に設けられるロー
ラ案内用の1対のガイドレール32と、開口24
の上縁部における両横側内縁に配設される1対の
扉スライド機構34と、上記ガイドレール32及
び扉スライド機構34による案内作用によつて上
記開口24を開閉する扉36と、上記の1対の扉
スライド機構34の間に配設された扉板の内面を
払拭する払拭ブラシ60とを基本的な構成要素と
して形成され、第1図に実線で示された扉36は
閉じられた位置にあることを示している。扉36
は第2図に示されるように工作機械の機械加工部
における加工作業状況を外部から透視できるよう
に透明な扉板を有し、扉36を引き上げると開口
24から内部のワーク保持具18に対してワーク
Wの着脱を行つたり、また工具主軸14に加工工
具を着脱することができるようになつている。
第1図において点線で図示された扉36は一部
引き上げられて開口24が部分的にのぞき出した
位置を示し、また破線で図示された扉36は開口
24の上縁まで扉36の下端36aを引き上げ、
このとき機体上半部10の内部空間内に扉36が
収納された位置を示している。このように扉36
は引き上げ、引き下ろしによつて開口24の開閉
を行うが、このために扉36の下端36aの両横
側には既述した1対のローラ案内用ガイドレール
32に嵌合して扉36の上げ下げに際して該ガイ
ドレール32内を転動する左.右1対の扉ローラ
38が取付けられ、機枠外形に沿つて延設されて
いる上記ローラ案内用ガイドレール32を走行路
としている。また、扉36は断面形状が機体上半
部10のドーム状機枠22の半体形状と略同形を
有した扉フレーム42を有し、この扉フレーム4
2に既述した透明扉板(透明樹脂の成形板又は硬
質ガラスの成形板によつて構成される)が装着さ
れているもので、上述のようにドーム状機枠22
と略同形の断面形状を有することによつて扉の閉
鎖位置では機枠22に整合し、機外への突出構造
を有しないようになつている。
次に第3図を参照すると、同図は上述した扉3
6の扉ローラ38と機体側のローラ案内用ガイド
レール32との嵌合状態を詳示した部分側面図で
あり、扉ローラ38は扉下端36aに枢着され、
他方ローラ案内用ガイドレール32は機枠22に
ブラケツト31を介して適宜のねじ固定手段によ
り取付けられ、ガイドレール32内には扉ローラ
38の横ぶれを防止するローラガイド32aが取
付けられている。
第4図から第6図は扉スライド機構34と払拭
ブラシ60との構造を詳示した機構図である。先
ず、扉スライド機構34に就いて詳述する。
第4図から第6図を参照すると、扉スライド機
構34は機枠22から機体上半部10の内部空間
20に下垂したL字形の固定ブラケツト44と、
この固定ブラケツト44の内面にねじ46によつ
て該ねじ46の軸線まわりに枢動可能に取付けら
れた板状の可動ブラケツト48と、この可動ブラ
ケツト48の内面側にねじ係合により枢動可能に
上記ねじ46の軸心に対して上、下配置で取付け
られた1対のガイドローラ50a,50bと、こ
の1対のガイドローラ50a,50bの間に挟持
されるように扉フレーム42からL字形に内部空
間20内へ突出したスライド板54等によつて構
成されている。このような扉スライド機構34は
機体の開口24の上縁部における両横側にそれぞ
れ設けられていることは既述のとおりであり、扉
36が上げ下ろしによる開閉動作をする際には、
上述した扉フレーム42のスライド板54がガイ
ドローラ50a,50bの間で滑動し、扉36を
円滑に案内すると共に扉36の開閉度によつて上
記ガイドローラ50a,50bを担持した可動ブ
ラケツト48がねじ46の軸心を中心にして固定
ブラケツト44に対して旋回し、スライド板54
は常に両ガイドローラ50a,50bの中心を結
ぶ直線に対して垂直に交る方向に滑動を行う構造
になつている。すなわち、第5図に実線で図示さ
れた固定ブラケツト44、可動ブラケツト48、
上,下ガイドローラ50a,50b、スライド板
54は、扉36が開口24を閉鎖している位置に
おいて、上記ガイドローラ50a,50b間に垂
直にスライド板54が挟持された状態を示してい
る。他方、扉36が開動過程に在る状態が同第5
図に点線で上記諸要素を示すことによつて図示さ
れており、このときには可動ブラケツト48が固
定ブラケツト44に対して旋回することにより、
傾斜した扉36のスライド板54に対して依然と
して上,下ガイドローラ50a,50bの中心を
結ぶ直線が直交していることを示している。第6
図は扉36の開度が更に増加した位置における扉
36と可動ブラケツト48及び上,下ガイドロー
ラ50a,50bとの関係を示したものである。
なお、第4図に示すように扉36は機枠22の溝
枠22a中に嵌入され、機械加工時に閉鎖された
扉36と機枠22との細隙から切粉や切削液飛沫
が機外に飛散しないように封止構造を形成してい
る。
次に払拭ブラシ60は第4図に示すように可動
ブラケツト48にねじ56によつて固着されたブ
ラシ保持ブラケツト58と、このブラシ保持ブラ
ケツト58にねじ止め等の適宜の固定手段によつ
て係止されている。このとき、払拭ブラシ60は
その払拭作用端である先端が扉36の内面40に
接触し、扉36の開閉動作時に該内面40に付着
した切粉や切削液飛沫を内部空間20内に払い落
とすようにしている。つまり、扉36の上げ下ろ
し開閉動を利用して切粉等を払拭し、しかも内部
空間20に落下させることにより、機外へ切粉、
切削液沫が落下して工作機械の周囲を汚すことを
確実に防止するようにしているのである。また、
ブラシ保持ブラケツト58は上述した可動ブラケ
ツト48と共に固定ブラケツト44に対して扉3
6の開閉度に応じて旋回する構造となつているの
で、払拭ブラシ60の先端と扉36の内面40と
の間の略垂直な接触関係は扉36の全閉位置から
全開位置まで常に略一定に維持されるのである。
機体の内部空間20に落下した切粉は、第1図に
示した切粉受皿28を経て切粉受箱26内に収集
される。
上述した本考案によるスプラツシユガードの構
成、作用から得られる効果は次のとおりである。
〔考案の効果〕
Γ 工作機械の機体内部の空間を扉の収納空間と
して有効的に利用しているので機械の設計に当
り、機械自体の構造空間内にスプラツシユガー
ドを配し、工作機械のコンパクト性を確保でき
る。
Γ はねよけ用のスプラツシユガードに必然的に
付着する切粉や切削液飛沫を機体内部に落下さ
せ、これを機体下部に設けた切粉受箱内に収集
するようにして扉の開閉に伴う機外への落下、
飛散を防止することができる。
Γ 扉スライド機構が扉の開閉度に従つて常に円
滑な摺動作用を保証するから、スプラツシユガ
ードの扉の開閉操作性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるスプラツシユガードの実
施例を示すために工作機械の主軸軸線に垂直な平
面によつて切断した縦断面図、第2図は同工作機
械の正面側からスプラツシユガードを見た正面
図、第3図は第1図の矢視−によるローラ案
内用ガイドレールと扉ローラとの構造を示す図、
第4図は扉スライド機構と払拭ブラシの構造を示
す部分正面図、第5図は扉スライド機構の扉開閉
各位置における作用状態を示した図、第6図は同
扉開位置における扉スライド機構の作用状態を示
した図。 10……機体上半部、12……機体下半部、1
4……工具主軸、22……機枠、24……開口、
32……ローラ案内用ガイドレール、34……扉
スライド機構、36……扉、38……扉ローラ、
42……扉フレーム、44……固定ブラケツト、
48……可動ブラケツト、50a,50b……
上,下ローラ、54……スライド板、58……ブ
ラシ保持ブラケツト、60……払拭ブラシ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 工作機械の機体開口に開閉自在に配設される
    スプラツシユガードにおいて、前記開口の左右
    横側内縁に該開口の下縁から上縁に向けて機枠
    形状に沿つて取付けた左右1対のローラ案内用
    ガイドレールと、前記左右のローラ案内用ガイ
    ドレールに転動嵌合する扉ローラを下端両側に
    有すると共に機枠の半体形状と略同形に形成さ
    れた扉と、前記機体開口の上縁部の左右横側よ
    り開口内部に突出させた1対の固定ブラケツト
    の各内側に枢着された各可動ブラケツトに取付
    けたガイドローラによつて前記扉フレームの左
    右両側から側方に突出したスライド板を滑走案
    内して前記扉を上げ下ろし式に開閉作動できる
    ようにした扉スライド機構と、前記扉スライド
    機構の左右可動ブラケツトに取付けたブラシ固
    定ブラケツトに保持されると共に前記扉の開閉
    動によつて前記扉板内面を払拭する払拭ブラシ
    とを具備して構成され、機体外への切粉飛散を
    防止できるようにしたことを特徴とするスプラ
    ツシユガード。 2 前記扉スライド機構は前記左右の各可動ブラ
    ケツトの内側に枢着した上、下1対のガイドロ
    ーラの間隙に前記扉フレームのスライド板を挟
    持し、該可動ブラケツトが前記固定ブラケツト
    に対して旋回することにより、前記扉の開閉時
    に前記上、下1対のガイドローラの間隙を前記
    スライド板が常に垂直方向に滑走するように案
    内することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載のスプラツシユガード。 3 前記扉は前記扉スライド機構の案内によつて
    前記機体開口の内奥に向けて開動するように設
    けられている実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項に記載のスプラツシユガード。 4 前記扉の透明扉板は透明樹脂成形板又は硬質
    ガラス成形板によつて形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項から第3項の何れか1項
    に記載のスプラツシユガード。
JP5206785U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0236673Y2 (ja)

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