JP6245231B2 - 車体骨格補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体骨格補強構造に関する。
クロスメンバをサイドメンバの内壁に溶接するための半裁状のラッパ形状を有するブレースを備えた車両のフレームのジョイント部構造は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−338161号公報
しかしながら、車体本体に取り付けられる結合部材にクロスメンバやサイドメンバ等の車体骨格部材を溶接する場合に、その溶接部分が少ないと、その車体骨格部材の剛性を確保し難い。
そこで、本発明は、車体本体に取り付けられる結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分を効果的に増加できる車体骨格補強構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車体骨格補強構造は、車体本体に取り付けられる有底筒状の結合部材と、前記結合部材に挿入され、前記結合部材の開口端部に外壁面が溶接された車体骨格部材と、前記車体骨格部材の端面の一部を露出させるために前記結合部材の底壁に設けられた複数のスリット部に沿って形成され、前記車体骨格部材の内壁面に接触した複数の起立部と、前記スリット部から露出された前記車体骨格部材の端面の一部と前記結合部材とが前記起立部を含んで溶接されてなる溶接部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、車体骨格部材の外壁面が結合部材の開口端部に溶接されるとともに、結合部材の底壁に設けられたスリット部から露出されている車体骨格部材の端面の一部と結合部材とが、結合部材の底壁に形成された起立部を含んで溶接されている。したがって、車体本体に取り付けられる結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分が効果的に増加される。
また、請求項2に記載の車体骨格補強構造は、請求項1に記載の車体骨格補強構造であって、前記起立部は、前記底壁から外方側へ向けて傾斜する傾斜面を有し、前記溶接部は、前記傾斜面を含んで溶接されてなる。
請求項2に記載の発明によれば、結合部材の底壁に設けられたスリット部から露出されている車体骨格部材の端面の一部と結合部材とが、結合部材の底壁に形成された起立部の傾斜面を含んで溶接されている。したがって、結合部材に対する車体骨格部材の溶接面積が増加される。つまり、結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分がより効果的に増加される。
また、請求項3に記載の車体骨格補強構造は、請求項2に記載の車体骨格補強構造であって、前記溶接部は、前記車体骨格部材の内壁面を含んで溶接されてなる。
請求項3に記載の発明によれば、結合部材の底壁に設けられたスリット部から露出されている車体骨格部材の端面の一部と結合部材とが、結合部材の底壁に形成された起立部(傾斜面)と共に車体骨格部材の内壁面を含んで溶接されている。したがって、結合部材に対する車体骨格部材の溶接面積が増加される。つまり、結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分がより効果的に増加される。
また、請求項4に記載の車体骨格補強構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車体骨格補強構造であって、前記起立部と対向する前記スリット部の辺縁部が面取部とされ、前記溶接部は、前記面取部を含んで溶接されてなる。
請求項4に記載の発明によれば、結合部材の底壁に設けられたスリット部から露出されている車体骨格部材の端面の一部と結合部材とが、結合部材の底壁に形成された起立部(傾斜面)と共に面取部を含んで溶接されている。したがって、結合部材に対する車体骨格部材の溶接面積が増加される。つまり、結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分がより効果的に増加される。
また、請求項5に記載の車体骨格補強構造は、請求項4に記載の車体骨格補強構造であって、前記溶接部は、前記車体骨格部材の外壁面を含んで溶接されてなる。
請求項5に記載の発明によれば、結合部材の底壁に設けられたスリット部から露出されている車体骨格部材の端面の一部と結合部材とが、結合部材の底壁に形成された起立部(傾斜面)と共に面取部及び車体骨格部材の外壁面を含んで溶接されている。したがって、結合部材に対する車体骨格部材の溶接面積が増加される。つまり、結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分がより効果的に増加される。
また、請求項6に記載の車体骨格補強構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車体骨格補強構造であって、前記車体骨格部材は、断面矩形状に形成され、前記スリット部は、少なくとも前記車体骨格部材の角部における端面を露出させる。
請求項6に記載の発明によれば、スリット部が、少なくとも断面矩形状に形成された車体骨格部材の角部における端面を露出させる。つまり、車体骨格部材の角部が結合部材に溶接される。したがって、結合部材に対する車体骨格部材の溶接強度が向上され、車体骨格部材の剛性が向上される。
請求項1に係る発明によれば、車体本体に取り付けられる結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分を効果的に増加させることができる。
請求項2〜請求項5に係る発明によれば、車体本体に取り付けられる結合部材に対する車体骨格部材の溶接部分をより効果的に増加させることができる。
請求項6に係る発明によれば、車体本体に取り付けられる結合部材に対する車体骨格部材の溶接強度を向上させることができ、車体骨格部材の剛性を向上させることができる。
本実施形態に係る車体骨格補強構造を備えた車両の一部を示す斜視図である。 図1のX−X線矢視断面図である。 本実施形態に係る車体骨格補強構造を構成する結合部材の底壁を示す背面図である。 第1実施形態に係る車体骨格補強構造を示す図2の一部拡大断面図である。 第1実施形態に係る車体骨格補強構造を構成する結合部材の底壁に形成されたスリット部を拡大して示す斜視図である。 第2実施形態に係る車体骨格補強構造を示す図4に相当する一部拡大断面図である。 第3実施形態に係る車体骨格補強構造を示す図4に相当する一部拡大断面図である。 第4実施形態に係る車体骨格補強構造を示す図4に相当する一部拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印RHを車体右方向とする。また、以下の説明で、特記することなく前後、上下、左右の方向を記載した場合は、車体前後方向の前後、車体上下方向の上下、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係る車体骨格補強構造10について説明する。なお、本実施形態に係る車体骨格補強構造10は、車両12の前部側や後部側、更には側部側にも適用することができるが、ここでは車両12の前部側を例に採って説明する。
図1に示されるように、車両12の前部側には、車体前後方向に沿って延在するアッパメンバ14が左右一対で配置されている。各アッパメンバ14は、一定断面とされたアルミニウム合金等の軽量金属材の押出成形によって矩形閉断面形状(中空状)に形成されている。
各アッパメンバ14の後端部には、それぞれキャップ部材16が装着されており、各キャップ部材16の車幅方向外側へ延在する外フランジ部18が、車室の前壁を構成する車体本体としてのフロントパネル20の車幅方向外側上端部に、それぞれボルト締結によって取り付けられている。
なお、フロントパネル20の車幅方向内側部分は、車体前方側へ一体に突出されており、車体の一部であるカウル22を構成するようになっている。また、フロントパネル20は、樹脂製とされており、例えば炭素繊維強化樹脂材(CFRP)にて成形されている。そして、その炭素繊維の配向は、水平方向に沿った配向とされている。これにより、フロントパネル20の水平方向の引張強度が向上される構成になっている。
各アッパメンバ14の車体下方側には、車体前後方向に沿って延在する車体骨格部材としてのフロントサイドメンバ24が左右一対で配置されている。各フロントサイドメンバ24は、一定断面とされたアルミニウム合金等の軽量金属材の押出成形によって矩形閉断面形状(中空状)に形成されている。
図1、図2に示されるように、各フロントサイドメンバ24の後端部25には、結合部材としてのキャップ部材26が装着されている。そして、各キャップ部材26の車幅方向外側へ延在する外フランジ部28等が、フロントパネル20に、それぞれボルト締結によって取り付けられている。なお、図2以降の図面では、各ボルト締結におけるボルト等の図示は省略する。
キャップ部材26は、アルミニウム合金等の軽量金属材のダイキャストによって有底四角筒状に形成されている。すなわち、キャップ部材26は、外壁、上壁、内壁、下壁及び底壁30を有している。したがって、キャップ部材26は、フロントサイドメンバ24の外壁、上壁、内壁及び下壁を、それぞれ外側から覆うとともに、その後端部25側の開口を底壁30によって閉塞するようになっている。
ここで、フロントサイドメンバ24とキャップ部材26との接合構造について説明する。フロントサイドメンバ24は、その後端部25が車体前方側からキャップ部材26の内部に挿入される。換言すれば、キャップ部材26は、フロントサイドメンバ24の後端部25の外側に車体後方側から嵌められる。
そして、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁の前端部となる開口端部27が、全周に亘って、フロントサイドメンバ24の外壁、上壁、内壁及び下壁の外面(外壁面)24Bにアーク溶接によって接合されるとともに、フロントサイドメンバ24の挿入方向側となる後端部25における端面24Aの一部が、キャップ部材26にアーク溶接によって接合されている。
詳細に説明すると、図2、図3に示されるように、フロントサイドメンバ24の後端部25における端面24Aと車体前後方向(フロントサイドメンバ24の長手方向)で対向する底壁30の一部には、そのフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部を露出させるスリット部32が複数形成されている。
スリット部32は、少なくとも断面矩形状とされたフロントサイドメンバ24の各角部(稜線部)における端面24Aを露出させるようになっており、フロントサイドメンバ24の各角部に対応するスリット部32は、車体後方側から見た背面視で、略「L」字状に形成されている(図3参照)。
なお、本実施形態に係るフロントサイドメンバ24は、上下方向の高さが高いため、左右両側の上下方向中央部にも、上下方向に延在する直線状のスリット部32が形成されている。つまり、スリット部32は、フロントサイドメンバ24の大きさに合わせて適宜追加可能とされている。
また、図2〜図5に示されるように、底壁30には、車体前方側(フロントサイドメンバ24の長手方向)へ突出する起立部34が、各スリット部32の内側の辺縁部に沿って一体に形成されている。各起立部34は、キャップ部材26にフロントサイドメンバ24が挿入された状態で、そのフロントサイドメンバ24の外壁、上壁、内壁及び下壁の内面(内壁面)24Cに平面で接触する平板状(各角部における起立部34は断面略「L」字となる平板状)に形成されている。
つまり、フロントサイドメンバ24の後端部25は、その内面24Cと外面24Bとをそれぞれ各起立部34の外面34Aとキャップ部材26の内面26Aとに接触させつつ、その外面34Aと内面26Aとの間に挿入されるようになっている。したがって、各起立部34の外面34Aとキャップ部材26の内面26Aとの間隔は、フロントサイドメンバ24の板厚とほぼ同じ大きさとなっている。
また、図4、図5に示されるように、各起立部34は、底壁30から外方側へ向けて傾斜する傾斜面35を有している。つまり、各起立部34は、傾斜面35よりも前方側(突出方向側)における外面34Aが、フロントサイドメンバ24の後端部25における内面24Cに面接触する構成とされている。なお、各起立部34における傾斜面35の底壁30に対する傾斜角度θは、45度とされている。
また、図4に示されるように、各スリット部32から露出されているフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部と、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁における内面26Aの一部とが、キャップ部材26に形成された各起立部34の傾斜面35を含んでアーク溶接によって接合されている。
この各スリット部32内に形成された複数の溶接部分が溶接部36とされており、キャップ部材26の開口端部27に外面24Bが溶接されるだけであったフロントサイドメンバ24とキャップ部材26との溶接部分が、その溶接部36の数量だけ増加されるようになっている。
以上のような構成とされた第1実施形態に係る車体骨格補強構造10において、次にその作用について説明する。
上記したように、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁の開口端部27が、全周に亘って、フロントサイドメンバ24の外壁、上壁、内壁及び下壁の外面24Bにアーク溶接によって接合されるだけでなく、フロントサイドメンバ24の後端部25における端面24Aの一部が、キャップ部材26の底壁30にアーク溶接によって接合されている。
詳細に説明すると、底壁30に設けられた複数のスリット部32から露出されているフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部と、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁の内面26Aの一部と、各起立部34の傾斜面35と、がアーク溶接によって接合されて、複数の溶接部36が形成されている。
したがって、キャップ部材26に対するフロントサイドメンバ24の溶接部分(溶接面積)が効果的に増加され、フロントサイドメンバ24とキャップ部材26との溶接強度を向上させることができる。よって、キャップ部材26を介したフロントパネル20に対するフロントサイドメンバ24の結合力を増加させることができ、その結合の信頼性を向上させることができる。
特に、フロントサイドメンバ24の稜線部となる各角部における端面24Aが、起立部34(傾斜面35)を含むキャップ部材26に溶接されているため、各角部における端面24Aがキャップ部材26に溶接されない構成に比べて、フロントサイドメンバ24とキャップ部材26との溶接強度を向上させることができる(キャップ部材26に対してフロントサイドメンバ24をより強固に結合することができる)。よって、フロントサイドメンバ24の剛性を向上させることができる。
また、各起立部34における傾斜面35の底壁30に対する傾斜角度θが45度とされているので、その傾斜角度θが45度とされていない構成に比べて、上下方向や左右方向から入力される荷重に対するフロントサイドメンバ24の強度を各起立部34によって高めることができる。なお、各起立部34における傾斜面35の底壁30に対する傾斜角度θが45度とされていると、その傾斜角度θが45度とされていない構成に比べて、溶接時の作業効率が向上される利点もある。
また、このように、キャップ部材26に対するフロントサイドメンバ24の溶接部分が増加される(複数の溶接部36が形成される)と、車両12の走行時にサスペンション(図示省略)からフロントサイドメンバ24に入力されていた荷重による応力や、車両12の衝突時にフロントサイドメンバ24に入力されていた荷重による応力を、キャップ部材26の底壁30側へ分散させることができる。
すなわち、フロントサイドメンバ24とキャップ部材26とが、その開口端部27側でしか溶接されていない場合には、上記荷重による応力は、その開口端部27側に集中していた。しかしながら、本実施形態では、複数の溶接部36により、上記荷重による応力を底壁30側へ分散させることができるため、開口端部27側への応力集中を緩和することができる。よって、車両12の衝突安全性能や操縦安定性能などに寄与するフロントサイドメンバ24の耐久強度(耐久寿命)及び剛性を向上させることができる。
なお、フロントサイドメンバ24及びキャップ部材26がアルミニウム合金で成形されている場合、高温となる溶接部分(溶接部36)の近傍で、フロントサイドメンバ24及びキャップ部材26の軟化による強度低下が懸念される。しかしながら、本実施形態では、上記したように、フロントサイドメンバ24に荷重が入力されても、それによる応力集中が分散されるため、フロントサイドメンバ24及びキャップ部材26の強度低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、キャップ部材26が、フロントサイドメンバ24の後端部25を外側から覆うようにして、その後端部25に嵌められている。したがって、キャップ部材26が、フロントサイドメンバ24の後端部25に外側から嵌められていない構成に比べて、フロントサイドメンバ24の後端部25における強度及び剛性を向上させることができる。
特に、フロントサイドメンバ24は、軽量金属材の押出成形によって形成され、キャップ部材26は、軽量金属材のダイキャストによって形成されており、ダイキャストによって形成されたキャップ部材26は、押出成形によって形成されたフロントサイドメンバ24よりも延性が低い。したがって、キャップ部材26により、フロントサイドメンバ24の後端部25における強度及び剛性を更に向上させることができる。
また、本実施形態では、キャップ部材26の底壁30にフロントサイドメンバ24の内面24Cに接触させる起立部34を複数形成して、キャップ部材26に対するフロントサイドメンバ24の溶接部分を増加させる(複数の溶接部36を形成する)ため、別途溶接部分を増加させるための補強部材等が不要となる。よって、車両12の軽量化が図れ、燃費性能の低下を抑制又は防止することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車体骨格補強構造10について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図6に示されるように、この第2実施形態では、各起立部34に傾斜面35を形成するのではなく、各起立部34と対向する各スリット部32の外側の辺縁部(キャップ部材26の内面26A)に傾斜面状の面取部38が形成されている。なお、各面取部38の底壁30に対する傾斜角度θも、45度とされている。
そして、各スリット部32から露出されているフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部と、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁における内面26Aに形成された各面取部38と、キャップ部材26に形成された各起立部34(外面34A)と、がアーク溶接によって接合されており、その溶接部分が溶接部36とされている。したがって、この第2実施形態に係る車体骨格補強構造10でも、上記第1実施形態と同等の作用効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る車体骨格補強構造10について説明する。なお、上記第1実施形態及び第2実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図7に示されるように、この第3実施形態では、上記第1実施形態と第2実施形態とが組み合わされた形状に構成されている。すなわち、各起立部34に傾斜面35が形成されるとともに、各起立部34と対向する各スリット部32の外側の辺縁部(キャップ部材26の内面26A)に傾斜面状の面取部38が形成されている。
そして、各スリット部32から露出されているフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部と、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁における内面26Aに形成された各面取部38と、キャップ部材26に形成された各起立部34の傾斜面35と、がアーク溶接によって接合されており、その溶接部分が溶接部36とされている。
このような第3実施形態では、上記第1実施形態や第2実施形態よりも溶接面積を増加させることができるため、上記第1実施形態及び第2実施形態よりもフロントサイドメンバ24とキャップ部材26との溶接強度を向上させることができる。
<第4実施形態>
最後に、第4実施形態に係る車体骨格補強構造10について説明する。なお、上記第1実施形態〜第3実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図8(A)に示されるように、この第4実施形態では、各起立部34に形成される傾斜面35の底壁30に対する傾斜角度θが大きくなるように変更されて、その傾斜面35の面積が第1実施形態及び第3実施形態よりも大きくされている。つまり、フロントサイドメンバ24の後端部25における内面24Cの一部(後部)が、傾斜面35によって露出されている。
そのため、各スリット部32から露出されているフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部及び内面24Cの一部と、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁の内面26Aの一部と、キャップ部材26に形成された各起立部34の傾斜面35と、がアーク溶接によって接合されており、その溶接部分が溶接部36とされている。
このような第4実施形態では、上記第1実施形態や第2実施形態よりも溶接面積を増加させることができるため、上記第1実施形態及び第2実施形態よりもフロントサイドメンバ24とキャップ部材26との溶接強度を向上させることができる。
なお、図8(B)に示されるように、各起立部34に形成される傾斜面35の面積ではなく、各起立部34と対向する各スリット部32の外側の辺縁部(キャップ部材26の内面26A)に形成される面取部38の傾斜角度θを大きくなるように変更し、その面取部38の面積が第2実施形態及び第3実施形態よりも大きくなるようにしてもよい。この場合、フロントサイドメンバ24の後端部25における外面24Bの一部(後部)が、面取部38によって露出される。
つまり、この場合には、各スリット部32から露出されているフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部及び外面24Bの一部と、キャップ部材26の外壁、上壁、内壁及び下壁の内面26Aに形成された各面取部38と、キャップ部材26に形成された各起立部34(外面34A)と、がアーク溶接によって接合されており、その溶接部分が溶接部36とされている。
このような第4実施形態でも、上記第1実施形態や第2実施形態よりも溶接面積を増加させることができるため、上記第1実施形態及び第2実施形態よりもフロントサイドメンバ24とキャップ部材26との溶接強度を向上させることができる。
なお、図示は省略するが、各起立部34に形成される傾斜面35の面積を大きくするとともに、各起立部34と対向する各スリット部32の外側の辺縁部に形成される面取部38の面積を大きくしてもよい。すなわち、図8(A)で示される態様と図8(B)で示される態様とを組み合わせた構成にしてもよい。この場合は、フロントサイドメンバ24の内面24Cの一部と外面24Bの一部とがそれぞれ露出される。
つまり、この場合には、各スリット部32から露出されているフロントサイドメンバ24の端面24Aの一部、内面24Cの一部及び外面24Bの一部と、キャップ部材26の内面26Aに形成された各面取部38と、キャップ部材26に形成された各起立部34の傾斜面35と、がアーク溶接によって接合されることになり、その溶接部分が溶接部36とされる。
このような構成にすれば、図8(A)や図8(B)で示される実施形態よりも溶接面積を増加させることができるため、図8(A)や図8(B)で示される実施形態よりもフロントサイドメンバ24とキャップ部材26との溶接強度を向上させることができる。
以上、本実施形態に係る車体骨格補強構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車体骨格補強構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、軽量金属材は、アルミニウム合金に限定されるものではない。
また、第1実施形態に係る車体骨格補強構造10において、各起立部34に傾斜面35が形成されていない構成とされていてもよい。また、底壁30に対する起立部34の傾斜面35の傾斜角度θ及び面取部38の傾斜角度θは、それぞれ45度に限定されるものでもない。
また、フロントサイドメンバ24は、それぞれ一定断面とされた軽量金属材の押出成形によって形成される構成に限定されるものではなく、例えば図示しないアウタパネルとインナパネルとを接合することで閉断面形状に形成される構成とされていてもよい。また、キャップ部材26も、ダイキャストによって形成される構成に限定されるものではない。
更に、本実施形態に係る車体骨格補強構造10は、フロントサイドメンバ24に適用される構成に限定されるものではなく、例えばアッパメンバ14にも適用が可能である。また、本実施形態に係る車体骨格補強構造10は、フロア下部に配置されるクロスメンバ(図示省略)やフロア側部に配置されるロッカ(図示省略)などにも適用が可能である。
10 車体骨格補強構造
20 フロントパネル(車体本体)
24 フロントサイドメンバ(車体骨格部材)
24A 端面
24B 外面(外壁面)
24C 内面(内壁面)
26 キャップ部材(結合部材)
27 開口端部
30 底壁
32 スリット部
34 起立部
35 傾斜面
36 溶接部
38 面取部

Claims (6)

  1. 車体本体に取り付けられる有底筒状の結合部材と、
    前記結合部材に挿入され、前記結合部材の開口端部に外壁面が溶接された車体骨格部材と、
    前記車体骨格部材の端面の一部を露出させるために前記結合部材の底壁に設けられた複数のスリット部に沿って形成され、前記車体骨格部材の内壁面に接触した複数の起立部と、
    前記スリット部から露出された前記車体骨格部材の端面の一部と前記結合部材とが前記起立部を含んで溶接されてなる溶接部と、
    を備えた車体骨格補強構造。
  2. 前記起立部は、前記底壁から外方側へ向けて傾斜する傾斜面を有し、前記溶接部は、前記傾斜面を含んで溶接されてなる請求項1に記載の車体骨格補強構造。
  3. 前記溶接部は、前記車体骨格部材の内壁面を含んで溶接されてなる請求項2に記載の車体骨格補強構造。
  4. 前記起立部と対向する前記スリット部の辺縁部が面取部とされ、前記溶接部は、前記面取部を含んで溶接されてなる請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車体骨格補強構造。
  5. 前記溶接部は、前記車体骨格部材の外壁面を含んで溶接されてなる請求項4に記載の車体骨格補強構造。
  6. 前記車体骨格部材は、断面矩形状に形成され、前記スリット部は、少なくとも前記車体骨格部材の角部における端面を露出させる請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車体骨格補強構造。
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