JP6243807B2 - 耐熱スチレン系樹脂の製造方法、耐熱スチレン系樹脂組成物、押出シート及び成形品 - Google Patents
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該方法が、分子内に−O−O−結合を2個以下含有する有機過酸化物、及びアゾ系重合開始剤、からなる群から選択される重合開始剤を使用して、又は重合開始剤を使用せずに熱重合のみによって、スチレン、メタクリル酸、及びα−メチルスチレンを含む重合原料を共重合させることを含み、
該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位69〜92質量%、メタクリル酸単位5〜14質量%、及びα−メチルスチレン単位3〜17質量%を含み、且つ
該耐熱スチレン系樹脂のビカット軟化温度が110℃以上である、耐熱スチレン系樹脂の製造方法。
[2] 上記態様1に記載の製造方法によって得られる耐熱スチレン系樹脂を含む、耐熱スチレン系樹脂組成物。
[3] スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位を有する耐熱スチレン系樹脂を含む耐熱スチレン系樹脂組成物であって、
該耐熱スチレン系樹脂が、分子内に−O−O−結合を2個以下含有する有機過酸化物、及びアゾ系重合開始剤、からなる群から選択される重合開始剤を使用して、又は重合開始剤を使用せずに熱重合のみによって、得られた共重合物であり、
該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位69〜92質量%、メタクリル酸単位5〜14質量%、及びα−メチルスチレン単位3〜17質量%を含み、且つ
該耐熱スチレン系樹脂のビカット軟化温度が110℃以上である、耐熱スチレン系樹脂組成物。
[4] 前記耐熱スチレン系樹脂において、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単量体及びα−メチルスチレン単量体の合計残存量が700ppm以下である、上記態様2又は3に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
[5] 前記耐熱スチレン系樹脂が、重量平均分子量(Mw)10万〜35万、及びZ平均分子量(Mz)の重量平均分子量(Mw)に対する比(Mz/Mw)1.6〜3.5を有する、上記態様2〜4のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
[6] 該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位72〜87質量%、メタクリル酸単位7〜13質量%、及びα−メチルスチレン単位6〜15質量%を含み、且つ前記耐熱スチレン系樹脂のビカット軟化温度が113℃以上である、上記態様2〜5のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
[7] 前記耐熱スチレン系樹脂100質量部に対して、ヒンダートフェノール系酸化防止剤を0.02〜0.6質量部含有する、上記態様2〜6のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
[8] 前記ヒンダートフェノール系酸化防止剤がオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートである、上記態様7に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
[9] 上記態様2〜8のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物を用いて形成されてなる、非発泡押出シート。
[10] 上記態様2〜8のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物を用いて形成されてなる、発泡押出シート。
[11] 上記態様9に記載の非発泡押出シート又は上記態様10に記載の発泡押出シートを用いて形成されてなる、成形品。
本発明の一態様は、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位を有する耐熱スチレン系樹脂の製造方法であって、
該方法が、分子内に−O−O−結合を2個以下含有する有機過酸化物、及びアゾ系重合開始剤、からなる群から選択される重合開始剤を使用して、又は重合開始剤を使用せずに熱重合のみによって、スチレン、メタクリル酸、及びα−メチルスチレンを含む重合原料を共重合させることを含み、
該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位69〜92質量%、メタクリル酸単位5〜14質量%、及びα−メチルスチレン単位3〜17質量%を含み、且つ
該耐熱スチレン系樹脂のビカット軟化温度が110℃以上である、耐熱スチレン系樹脂の製造方法、及び該方法によって得られる耐熱スチレン系樹脂を含む耐熱スチレン系樹脂組成物を提供する。
本発明の別の態様は、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位を有する耐熱スチレン系樹脂を含む耐熱スチレン系樹脂組成物であって、
該耐熱スチレン系樹脂が、分子内に−O−O−結合を2個以下含有する有機過酸化物、及びアゾ系重合開始剤、からなる群から選択される重合開始剤を使用して、又は重合開始剤を使用せずに熱重合のみによって、得られた共重合物であり、
該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位69〜92質量%、メタクリル酸単位5〜14質量%、及びα−メチルスチレン単位3〜17質量%を含み、且つ
該耐熱スチレン系樹脂のビカット軟化温度が110℃以上である、耐熱スチレン系樹脂組成物を提供する。
本発明において、耐熱スチレン系樹脂(以下、単に樹脂ということもある)は、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計含有量を100質量%としたときに、スチレン単位の含有量が69〜92質量%であり、好ましくは70〜89質量%、更に好ましくは72〜87質量%である。この含有量が69質量%未満では、樹脂の流動性が低下し、92質量%を超えると、後述のメタクリル酸及びα−メチルスチレンを所望量存在させることができない。
耐熱スチレン系樹脂は、スチレン単位、メタクリル酸単位及びα−メチルスチレン単位以外の単量体単位を、本発明の効果を損なわない範囲で更に含有してもよいが、典型的には、スチレン単位、メタクリル酸単位及びα−メチルスチレン単位からなることができる。
本発明の別の態様は、上述した本発明の耐熱スチレン系樹脂組成物を用いて形成されてなる押出シートを提供する。押出シートは非発泡及び発泡のいずれでもよい。押出シートの製造方法としては、通常知られている方法を用いることができる。非発泡押出シートの製造方法としては、Tダイを取り付けた単軸又は二軸押出成形機で、一軸延伸機又は二軸延伸機でシートを引き取る装置を用いる方法等を用いることができ、発泡押出シートの製造方法としては、Tダイ又はサーキュラーダイを備え付けた押出発泡成形機を用いる方法等を用いることができる。
(1)ビカット軟化温度の測定
ISO306に準拠して測定した。荷重は49Nとした。
試料調製 :テトラヒドロフランに樹脂約0.05質量%を溶解
測定条件
機器 :TOSOH HLC−8220GPC
(ゲルパーミエイション・クロマトグラフィー)
カラム :super HZM−H
温度 :40℃
キャリア :THF 0.35ml/min
検出器 :RI 、UV:254nm
検量線 :TOSOH製の標準PS使用
核磁気共鳴(13C−NMR)装置で測定したスペクトルの積分比から樹脂組成を定量した。
試料調製:樹脂75mgをd6−DMSO 0.75mlに60℃で4〜6時間加熱溶解した。
測定機器:日本電子 JNM ECA−500
測定条件:測定温度 60℃、観測核 13C、積算回数 2万回、繰返し時間 45秒
試料調製 :樹脂1.0gを標準物質入りジメチルホルムアミド25mlに溶解
測定条件
機器 :島津製製作所製ガスクロマトグラフィー GC−14Bpf
カラム :SUS 3mmφ×3m(パックドカラム)
充填剤 :液相→PEG−20M 25%
担体→Chromosorb W(AW) 60〜80メッシュ
カラム温度 :110℃
注入口温度 :220℃
検出器温度 :220℃
キャリアガス :窒素
定量は、スチレンの2量体と3量体の標準物質で行った。
試料調整 :樹脂をメチルエチルケトンに溶解
測定条件
検出方法 :FID
機器 :島津製作所 GC17Apf
カラム :DB−1(100%ジメチルポリシロキサン)
30m、膜厚0.1m、0.25mmφ
カラム温度 :100℃−2分→5℃/分→260℃−5分
注入口温度 :200℃
検出器温度 :200℃
キャリアガス :窒素
(6)シャルピー衝撃強さの測定
ISO179に準拠して、ノッチ無しで測定した。
(7)引張降伏応力の測定
ISO527−1に準拠して、測定した。
射出成形で得た厚み1mmの透明な試験片を105℃の加熱したサラダ油に20分間浸漬させ、浸漬前と浸漬後の試験片のヘーズ(曇り度)を、ヘーズメーター(日本電色工業(株)製 NDH 2000)で、JIS K7136に準拠して測定した。浸漬前のヘーズに対し、浸漬後のヘーズが大きくなるほど、耐油性が悪い。
(9)非発泡押出シートの外観判定
30mmφ単軸シート押出機で連続3時間シートを押出した後、厚さ0.3mmのシートから10cm×20cmの大きさのシートを5枚切り出し、シート5枚の表面の(長径+短径)/2の平均径が0.5mm以上の異物であるゲル物の個数を数え、以下の方法で外観判定とした。
◎:ゲル物の個数が2点以下
○:ゲル物の個数が3〜9点
×:ゲル物の個数が10点以上
30mmφ単軸シート押出機でのシート押出時に、ダイス出口の臭気を確認し、以下の基準で判定した。
◎:臭いを感じない
○:臭いを微かに感じる
(11)トレー容器の腰強度測定
図1は、実施例におけるトレー容器の腰強度の測定方法を示す図である。7.3倍に発泡した発泡押出シートを図1に示すトレー容器に真空成形して腰強度(N)を測定した。トレー容器の大きさは縦10cm、横15cm、深さ2cmである。トレーの横側面より圧縮して極大荷重を腰強度とした。
発泡押出シートの表面肌荒れを目視で判定した。
◎:シート表面の肌荒れがない
○:シート表面の肌荒れが微かにある
×:シート表面の肌荒れが大
スチレン78.3質量部、メタクリル酸3.7質量部、α−メチルスチレン4.0質量部、エチルベンゼン14.0質量部、1,1−ジ(tーブチルパーオキシ)シクロヘキサン0.025質量部からなる重合原料組成液を、0.8リットル/時の速度で、容量が3.6リットルの完全混合型反応器、次いで0.5リットルの層流型反応器からなる重合装置に、更には未反応モノマー、重合溶媒等の揮発分を除去する単軸押出機を連結した脱揮装置に連続的に順次供給した。完全混合反応器の重合温度は124℃、層流型反応器の温度を128℃とした。脱揮された未反応ガスは−5℃の冷媒を通した凝縮器で凝縮し、未反応液として回収し、ポリマー分は樹脂ペレットとして回収した。反応器出の重合液中のポリマー分は、重合液を215℃、3kPaの減圧下で30分間乾燥後、(乾燥後の試料質量/乾燥前の試料質量×100%)により測定したところ、54.7質量%であった。表1の樹脂組成は、核磁気共鳴(13C−NMR)測定装置で測定した。
表1に示す樹脂性状(樹脂組成、樹脂中のスチレン単量体とα−メチルスチレン単量体の含有量、及び分子量)になるように、各単量体の比率、重合溶媒であるエチルベンゼンの量、重合温度、及び表1の有機過酸化物、アゾ系重合開始剤の種類と量を調整した。なお、実施例6はフェノール系酸化防止剤としてオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを、実施例5の重合時に樹脂100質量部に0.2質量部含有するように添加した。射出成形物、非発泡押出物及び発泡押出物の性状及び物性の評価結果を表1に示す。
表1に示す樹脂性状(樹脂組成、樹脂中のスチレン単量体とα−メチルスチレン単量体の含有量、及び分子量)になるように、各単量体の比率、重合溶媒であるエチルベンゼンの量、重合温度、及び表1の有機過酸化物の種類と量を調整した以外は、実施例1と同様に評価した。実施例1のメタクリル酸含有量5.9質量%に比し、比較例1は1.5質量%、比較例2は2.0質量%と少なく、サラダ油に浸漬した試験片の曇り度が大きくなり耐油性に劣る。射出成形物、非発泡押出物及び発泡押出物の性状及び物性の評価結果を表1に示す。
表1に示す樹脂性状(樹脂組成、樹脂中のスチレン単量体とα−メチルスチレン単量体の含有量、及び分子量)になるように、各単量体の比率、重合溶媒であるエチルベンゼンの量、重合温度を調整し、比較例3は有機過酸化物の種類を実施例4のb(1官能基)からc(4官能基)に変更した以外は実施例4と同様に評価した。非発泡シートのゲル物が多く、外観が劣る。射出成形物、非発泡押出物及び発泡押出物の性状及び物性の評価結果を表1に示す。
表1に示す樹脂性状(樹脂組成、樹脂中のスチレン単量体とα−メチルスチレン単量体の含有量、及び分子量)になるように、各単量体の比率、重合溶媒であるエチルベンゼンの量、重合温度、及び表1の有機過酸化物の種類と量を調整した以外は、実施例1と同様に評価した。実施例1のα−メチルスチレン含有量4.2質量%に比し、比較例4は25.0質量%と多く、樹脂押出後のスチレン、α−メチルスチレン単量体が増加し、熱安定性が劣る。射出成形物、非発泡押出物及び発泡押出物の性状及び物性の評価結果を表1に示す。
表1に示す樹脂性状(樹脂組成、樹脂中のスチレン単量体とα−メチルスチレン単量体の含有量、及び分子量)になるように、各単量体の比率、重合溶媒であるエチルベンゼンの量、表1の有機過酸化物の種類と量、及び重合温度を調整した以外は、実施例1と同様に評価した。実施例1のメタクリル酸含有量5.9質量%に比し、比較例5は16.0質量%と多く、非発泡シートと発泡シートの外観が劣る。射出成形物、非発泡押出物及び発泡押出物の性状及び物性の評価結果を表1に示す。
表1に示す樹脂性状(樹脂組成、樹脂中のスチレン単量体、メタクリル酸単量体及びα−メチルスチレン単量体の含有量、及び分子量)になるように、各単量体の比率、重合溶媒であるエチルベンゼンの量、表1の有機過酸化物の種類と量、及び重合温度を調整し、α−メチルスチレンを使用しなかった以外は、実施例7と同様に評価した。実施例7に比し、α−メチルスチレンを使用しない比較例5は非発泡シートと発泡シートの外観が劣る。射出成形物、非発泡押出物及び発泡押出物の性状及び物性の評価結果を表1に示す。
Claims (10)
- スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位を有する耐熱スチレン系樹脂の製造方法であって、
該方法が、分子内に−O−O−結合を2個以下含有する有機過酸化物、及びアゾ系重合開始剤、からなる群から選択される重合開始剤を使用して、又は重合開始剤を使用せずに熱重合のみによって、スチレン、メタクリル酸、及びα−メチルスチレンを含む重合原料を共重合させることを含み、
該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位72〜87質量%、メタクリル酸単位7〜13.1質量%、及びα−メチルスチレン単位5.9〜15質量%を含み、且つ
該耐熱スチレン系樹脂が、ビカット軟化温度110℃以上、重量平均分子量(Mw)10万〜35万、及びZ平均分子量(Mz)の重量平均分子量(Mw)に対する比(Mz/Mw)1.6〜3.5を有する、耐熱スチレン系樹脂の製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法によって得られる耐熱スチレン系樹脂を含む、耐熱スチレン系樹脂組成物。
- スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位を有する耐熱スチレン系樹脂を含む耐熱スチレン系樹脂組成物であって、
該耐熱スチレン系樹脂が、分子内に−O−O−結合を2個以下含有する有機過酸化物、及びアゾ系重合開始剤、からなる群から選択される重合開始剤を使用して、又は重合開始剤を使用せずに熱重合のみによって、得られた共重合物であり、
該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位72〜87質量%、メタクリル酸単位7〜13.1質量%、及びα−メチルスチレン単位5.9〜15質量%を含み、且つ
該耐熱スチレン系樹脂が、ビカット軟化温度110℃以上、重量平均分子量(Mw)10万〜35万、及びZ平均分子量(Mz)の重量平均分子量(Mw)に対する比(Mz/Mw)1.6〜3.5を有する、耐熱スチレン系樹脂組成物。 - 前記耐熱スチレン系樹脂において、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単量体及びα−メチルスチレン単量体の合計残存量が700ppm以下である、請求項2又は3に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
- 該耐熱スチレン系樹脂が、スチレン単位、メタクリル酸単位、及びα−メチルスチレン単位の合計量を100質量%としたときに、スチレン単位72〜87質量%、メタクリル酸単位7〜13質量%、及びα−メチルスチレン単位6〜15質量%を含み、且つ前記耐熱スチレン系樹脂のビカット軟化温度が113℃以上である、請求項2〜4のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
- 前記耐熱スチレン系樹脂100質量部に対して、ヒンダートフェノール系酸化防止剤を0.02〜0.6質量部含有する、請求項2〜5のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
- 前記ヒンダートフェノール系酸化防止剤がオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートである、請求項6に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物。
- 請求項2〜7のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物を用いて形成されてなる、非発泡押出シート。
- 請求項2〜7のいずれか一項に記載の耐熱スチレン系樹脂組成物を用いて形成されてなる、発泡押出シート。
- 請求項8に記載の非発泡押出シート又は請求項9に記載の発泡押出シートを用いて形成されてなる、成形品。
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