JP6237072B2 - 周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法 - Google Patents

周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6237072B2
JP6237072B2 JP2013206791A JP2013206791A JP6237072B2 JP 6237072 B2 JP6237072 B2 JP 6237072B2 JP 2013206791 A JP2013206791 A JP 2013206791A JP 2013206791 A JP2013206791 A JP 2013206791A JP 6237072 B2 JP6237072 B2 JP 6237072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
count value
frequency
signal
oscillation signal
frequency calculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013206791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015072309A (ja
Inventor
廣田 哲郎
哲郎 廣田
西崎 伸吾
伸吾 西崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013206791A priority Critical patent/JP6237072B2/ja
Priority to US14/256,141 priority patent/US9170233B2/en
Priority to CN201410163099.7A priority patent/CN104122767B/zh
Priority to EP14165558.9A priority patent/EP2813898B1/en
Publication of JP2015072309A publication Critical patent/JP2015072309A/ja
Priority to US14/887,025 priority patent/US9507291B2/en
Priority to US14/886,986 priority patent/US9507290B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6237072B2 publication Critical patent/JP6237072B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法に関し、特に、所定期間における発振信号の周波数の求め方に関する。
平面上に形成されたコイルを用いたLC発振回路から出力される信号の周波数に基づき、コイルが形成された平面に対向する空間の透磁率を検知するセンサが用いられることが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、透磁率センサを用いて、電子写真方式による画像形成装置において静電潜像を現像する現像装置内部のトナー濃度を検知する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に示すようなLC発振回路を用いる場合、透磁率センサの出力は、検知対象の空間における透磁率に応じた周波数の発振信号となる。従って、そのようなセンサ出力に基づいて検知対象の空間における透磁率の認識はセンサ出力である発振信号の周波数に基づいて行う必要があり、センサ出力である発振信号を所定期間カウントする必要がある。
従って、上述したような画像形成装置の現像装置におけるトナー濃度の検知をCPU(Central Processing Unit)等の演算装置によって行う場合、センサ出力をカウントするカウンタのカウント値を、所定間隔で出力される割込み信号に応じて読み出し、そのようにして読み出された値に基づいてトナー濃度を算出することとなる。
しかしながら、CPU等の演算装置が、割込み信号に応じてカウンタにアクセスする際に他の処理を実行中である場合、割込み信号からカウンタ値の読み出しまでにタイムラグが生じることとなる。その結果、タイムラグの間にセンサ出力の信号が余計にカウントされてしまい、正確な周波数を算出することが出来なくなってしまう。
例えば、割込み信号に基づくカウント値の読出し処理の優先度を最上位に設定することにより、このような課題は解決できる可能性があるが、その場合、他の装置制御に関する処理が後回しになるため、装置の動作が不安定になる可能性がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、所定期間における発振信号の周波数を正確に求めることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、発振信号の周波数を算出する周波数算出装置であって、前記発振信号の信号数をカウントする対象信号カウンタと、基準クロックのクロック数をカウントする基準クロックカウンタと、前記発振信号の周波数を算出する所定の隔毎に発生する割込み信号に応じて前記発振信号の信号数のカウント値及び前記基準クロックのクロック数のカウント値を遅れて取得できるカウント値取得部と、記基準クロックのカウント値の取得タイミングに基づいて前記発振信号の周波数を算出する間隔を認識し、前記発振信号の信号数のカウント値を用いて、認識した前記間隔における前記発振信号の周波数を算出する周波数算出部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、感光体上に形成された静電潜像を現像することにより画像を形成する画像形成装置であって、前記静電潜像を現像するための顕色剤を収容する顕色剤収容部と、前記顕色剤収容部における顕色剤の濃度を検知する顕色剤濃度検知部とを含み、前記顕色剤濃度検知部は、前記顕色剤収容部における顕色剤の濃度に応じた周波数の発振信号を出力するセンサと、前記発振信号の信号数をカウントする対象信号カウンタと、基準クロックのクロック数をカウントする基準クロックカウンタと、前記発振信号の周波数を算出する所定の隔毎に発生する割込み信号に応じて前記発振信号の信号数のカウント値及び前記基準クロックのクロック数のカウント値を遅れて取得できるカウント値取得部と、記基準クロックのカウント値の取得タイミングに基づいて前記発振信号の周波数を算出する間隔を認識し、前記発振信号の信号数のカウント値を用いて前記発振信号の周波数を算出する周波数算出部とを含むことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、発振信号の周波数を算出する周波数算出方法であって、前記発振信号の周波数を算出する所定の隔毎に割込み信号を生成し、前記発振信号の信号数のカウント値及び基準クロックのクロック数のカウント値を、前記割込み信号に応じて遅れて取得でき記基準クロックのカウント値の取得タイミングに基づいて前記発振信号の周波数を算出する間隔を認識し、前記発振信号の信号数のカウント値を用いて、認識した前記間隔における前記発振信号の周波数を算出することを特徴とする。
本発明によれば、所定期間における発振信号の周波数を正確に求めることが可能となる。
本発明の実施形態に係る透磁率センサを含む装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサの出力信号を処理するインタフェースの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサの回路構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサの出力信号のカウント態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサの出力信号のカウント態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るCPUによる処理とカウント値のリードタイミングとの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るカウント値の増加とリードタイミングとの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る周波数算出動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る透磁率センサの出力信号を処理するインタフェースの構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る透磁率センサの出力信号を処理するインタフェースの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサが搭載される現像器を含む画像形成装置の機械的構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサが搭載される現像器を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサの概観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る透磁率センサの現像器への搭載態様を示す図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、平面上に形成されたコイルを含むLC発振回路を用いた透磁率センサの出力信号周波数を、割込み信号に応じて正確に求めるための構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る透磁率センサ100を含む装置のコントローラ1の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るコントローラ1は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係るコントローラ1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)20、RAM(Random Access Memory)30、DMAC(Direct Memory Access Controller)40、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)50、入出力制御ASIC60及び水晶発振回路70を含む。
CPU10は演算手段であり、コントローラ1全体の動作を制御する。ROM20は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM30は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。DMAC40は、CPU10を介しないRAM30への直接のアクセスを制御する。
ASIC50は、CPU10やRAM30が接続されたシステムバスと他の機器との接続インタフェースとして機能する。入出力制御ASIC60は、透磁率センサ100が出力する検知信号を取得して、コントローラ1内部において処理可能な情報に変換する。即ち、透磁率センサ100が透磁率検知器として用いられる。水晶発振回路70は、コントローラ1内部の各デバイスを動作させるための基準クロックを発振する。
図2は、本実施形態に係るコントローラ1において、入出力制御ASIC60の機能構成を詳細に示すブロック図である。図2に示すように本実施形態に係る入出力制御ASIC60は、透磁率カウンタ61、フリーランカウンタ62、リード信号取得部63及びカウント値出力部64を含む。本実施形態に係る透磁率センサ100は、検知対象の空間における透磁率に応じた周波数の矩形波を出力する発振回路である。
透磁率カウンタ61は、そのような透磁率センサ100が出力する矩形波に応じて値をインクリメントするカウンタである。即ち、透磁率カウンタ61が、周波数を算出する対象の信号の信号数をカウントする対象信号カウンタとして機能する。尚、図2に示すように、本実施形態に係る透磁率センサ100は複数設けられており、それに伴って透磁率カウンタ61も複数設けられている。
フリーランカウンタ62は、水晶発振回路70から入力される基準クロックに応じて値をインクリメントするカウンタである。即ち、フリーランカウンタ62が、基準クロックのクロック数をカウントする基準クロックカウンタとして機能する。このフリーランカウンタを設けたことが本実施形態に係る要旨の1つである。
リード信号取得部63は、CPU10からの透磁率カウンタ61及びフリーランカウンタ62のカウント値の取得命令であるリード信号を、ASIC50を介して取得する。リード信号取得部63は、CPU10からのリード信号を取得すると、カウント値出力部64にカウント値を出力させるための信号を入力する。カウント値出力部64は、リード信号取得部63からの信号に応じて、透磁率カウンタ61及びフリーランカウンタ62のカウント値を出力する。即ち、リード信号取得部及びカウント値出力部64が連動して、カウント値取得部として機能する。
図2に示すように、コントローラ1はタイマ11を含む。タイマ11は、水晶発振回路70から入力される基準クロックのカウント値が所定の値になる度に割込み信号を生成してCPU10に対して出力する。CPU10は、タイマ11から入力される割込み信号に応じて、上述したリード信号を出力する。
尚、入出力制御ASIC60へのCPU10からのアクセスは、例えばレジスタを介して行われる。そのため、上述したリード信号は、入出力制御ASIC60に含まれる所定のレジスタにCPU10によって値が書き込まれることによって行われる。また、カウント値出力部64によるカウント値の出力は、入出力制御ASIC60に含まれる所定のレジスタにカウント値が格納され、その値をCPU10が取得することによって行われる。
周波数算出用のソフトウェア・プログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と、入出力制御ASIC60等のハードウェアとが連動することにより、本実施形態に係る周波数算出装置が構成される。
次に、本実施形態に係る透磁率センサ100の内部構成について図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係る透磁率センサ100は、コルピッツ型のLC発振回路を基本とする発振回路であり、平面パターンコイル101、パターン抵抗102、第一コンデンサ103、第二コンデンサ104、フィードバック抵抗105、アンバッファIC106、107及び出力端子108を含む。
平面パターンコイル101は、透磁率センサ100を構成する基板上に平面上にパターニングされた信号線によって構成される平面上のコイルである。図3に示すように、平面パターンコイル101は、コイルによって得られるインダクタンスLを有する。平面パターンコイル101は、コイルが形成された平面に対抗する空間の透磁率によってインダクタンスLの値が変化する。その結果、本実施形態に係る透磁率センサ100は、平面パターンコイル101のコイル面が対向する空間の透磁率に応じた周波数の信号を発振する。
パターン抵抗102は、平面パターンコイル101と同様に基板上に形成された信号線のパターンによって構成される抵抗である。本実施形態に係るパターン抵抗102は、つづら折り状に形成されたパターンであり、これによって直線状のパターンよりも電流の流れにくい状態を作り出している。このパターン抵抗102を設けることが本実施形態に係る要旨の1つである。図3に示すように、パターン抵抗102は、抵抗値Rを有する。図3に示すように、平面パターンコイル101とパターン抵抗102とは直列に接続されている。
第一コンデンサ103及び第二コンデンサ104は、平面パターンコイル101と共にコルピッツ型LC発振回路を構成する容量である。従って、第一コンデンサ103及び第二コンデンサ104は、平面パターンコイル101及びパターン抵抗102と直列に接続されている。平面パターンコイル101、パターン抵抗102、第一コンデンサ103及び第二コンデンサ104によって構成されるループによって共振電流ループが構成される。
フィードバック抵抗105は、バイアス電圧を安定化させるために挿入される。アンバッファIC106及びアンバッファIC107の機能により、共振電流ループの一部の電位の変動が、共振周波数に応じた矩形波として出力端子108から出力される。このような構成により、本実施形態に係る透磁率センサ100は、インダクタンスL、抵抗値R、第一コンデンサ103及び第二コンデンサ104の静電容量Cに応じた周波数で発振する。
そして、インダクタンスLは、平面パターンコイル101の近傍における磁性体の存在やその濃度によっても変化する。従って、透磁率センサ100の発振周波数により、平面パターンコイル101近傍の空間における透磁率を判断することが可能となる。また、図3に示すように、透磁率センサ100の発振周波数を高精度に設計する上では、回路を構成する信号線等によって生じる回路抵抗Rを無視することが出来ない。透磁率センサ100を構成する各部のパラメータ値に応じた周波数については後に詳述する。
図4は、本実施形態に係る入出力制御ASIC60の機能によってカウントされる透磁率センサ100のカウント値の態様を示す図である。透磁率センサ100周辺に存在する磁性体の濃度に変化がなければ、原則として透磁率センサ100は同一の周波数で発振を続ける。その結果、図4に示すように、時間経過に応じて透磁率カウンタ61のカウント値は一様に増加する。
また、CPU10に対してタイマ11から割込み信号が入力されると、CPU10が入出力制御ASIC60に対してリード信号を出力し、そのタイミングに応じた透磁率カウンタ61及びフリーランカウンタ62のカウント値がCPU10によって取得される。図4に示すように、t、t、t、t、t夫々のタイミングにおいて、aaaah、bbbbh、cccch、ddddh、AAAAhといったカウント値が取得される。
CPU10は、夫々のタイミングにおいてカウント値を取得すると、図4に示すT、T、T、T夫々の期間における周波数を計算する。本実施形態に係るタイマ11は、2(msec)に相当する基準クロックをカウントすると割込み信号を出力する。従って、原則的には、夫々の期間における透磁率カウンタ61のカウント値を2(msec)で割ることにより、図4に示すT、T、T、T夫々の期間における透磁率センサ100の発振周波数f(Hz)を算出することが出来る。即ち、本実施形態においては、2(msec)が、透磁率センサ100の発振信号の周波数を算出する間隔である周波数算出間隔である。
また、図4に示すように、本実施形態に係る透磁率カウンタ61のカウント値の上限はFFFFhである。従って、期間Tにおける周波数の算出に際しては、原則として、FFFFhからddddhを引いた値と、AAAAhとの値の合計値を2(msec)で割ることにより発振周波数f(Hz)を算出することができる。
図5は、本実施形態に係る入出力制御ASIC60の機能によってカウントされる透磁率センサ100のカウント値の他の態様を示す図である。図5の場合、入出力制御ASIC60において、透磁率カウンタ61はカウント値出力部64によってカウント値を読み出された後、カウント値をリセットする。このリセット処理は、カウント値出力部64がカウント値の読み出し後に透磁率カウンタ61にリセット信号を入力しても良いし、透磁率カウンタ61の仕様として、カウント値が一度読み出されるたびにリセットされるような機能を設けても良い。
図5の態様の場合、夫々のタイミングにおいて取得されるカウント値は、原則として夫々の期間T、T、T、T内にカウントされた値である。従って、CPU10は、夫々のタイミングにおいて取得したカウント値を2(msec)で割ることにより、発振周波数f(Hz)を算出することができる。
このような構成において、本実施形態に係る要旨は、透磁率カウンタ61のカウント値に基づいてトナー濃度を求める際の期間の基準値として、2(msec)といった固定値ではなく、フリーランカウンタ62のカウント値を用いることにある。まず、本実施形態に係る課題について詳細に説明する。
図6は、CPU10によるソフトウェア処理、透磁率カウンタ61のカウント値、タイマ11により割込み信号及びCPU10によるリード信号のタイミングを示す図である。図6に“ジョブA”、“ジョブB”、“ジョブC”・・・と示すように、CPU10は、装置の動作に応じて順次ソフトウェア処理を実行する。これに対して、図6に示すように“ジョブB”を実行中のタイミングt2ms−1において割込み信号が発生すると、CPU10は“ジョブB”を完了した後のタイミングt´2ms−1に“リード”の処理を実行する。
そのため、割込み信号が発生してからリード処理が開始されるまでの間にタイムラグTlagが発生する。透磁率カウンタ61のカウント値は、このタイムラグTlagの間にも透磁率センサ100の出力信号に応じてインクリメントされている。即ち、割込み信号によって読み出されるべきカウント値は、タイミングt2ms−1におけるカウント値であるのに対し、実際に読み出されるカウント値は、タイミングt´2ms−1におけるカウント値となってしまう。
その結果、読み出されたカウント値に基づき、上述したような2(msec)という固定値を基準として透磁率センサ100の周波数を算出すると、2(msec)よりもタイムラグTlag分長い期間のカウント値に基づいて周波数を算出することとなってしまい、正確な周波数を算出することが出来ない。
CPU10は、割込み信号の時点で実行中の“ジョブB”を中断し、即座にリード処理を開始することもできる。しかしながら、その場合、“ジョブB”の処理が中断されることにより、装置の動作に不具合が発生する可能性がある。また、ジョブの中断に要する期間により、やはり上述したようなタイムラグが発生してしまう。
このような課題に対して、本実施形態に係る透磁率センサのコントローラ1においては、上述したフリーランカウンタ62のカウント値を用いることにより、タイムラグTlagを考慮に入れて周波数の算出を行う。図7は、本実施形態に係る透磁率センサ100の発振周波数の判断処理における原理を示す図である。
図中Aは、透磁率カウンタ61のカウント値であり、図中Bは、フリーランカウンタ62のカウント値を示す。透磁率カウンタ61のカウント値は、透磁率センサ100から出力される発振信号の周波数に応じてインクリメントされていくが、透磁率センサ100の発振周波数は、検知対象の空間における透磁率によって変動するため、透磁率カウンタ61のカウント値の時系列線は図7に示すように曲線となる。対して、フリーランカウンタ62のカウント値は、水晶発振回路70が出力する基準クロックに応じてインクリメントされていくため、フリーランカウンタ62のカウント値の時系列線は図7に示すように直線となる。
このような透磁率カウンタ61及びフリーランカウンタ62のカウント値が、2(msec)毎の割込み信号のタイミング毎に読み出される。しかしながら、CPU10によるカウント値の読み出しタイミングは、割込み信号のタイミングにおけるCPU10の処理状態により、図7の“Read”で示すように割込み信号のタイミングから多少遅れる場合がある。
これに対して、本実施形態に係るCPU10は、透磁率カウンタ61のカウント値と同時に読み出したフリーランカウンタ62のカウント値を用いて、透磁率センサ100の周波数を算出する。ここで、i番目の読み出しタイミングにおける透磁率カウンタ61のカウント値をN、フリーランカウンタ62のカウント値をM、基準クロックの周波数をfとすると、i−1番目の読出しタイミングからi番目の読出しタイミングまでの期間の透磁率センサ100の周波数算出値fは以下の式(1)により算出することが出来る。
上記式(1)によれば、(N−Ni−1)/(M−Mi−1)の部分、即ち、透磁率カウンタのカウント値とフリーランカウンタのカウント値との比率により、基準クロックの1クロックの期間における透磁率カウンタ61のカウント数が求められる。その値に、基準クロックの周波数fを乗ずることにより、単位時間当たりの透磁率カウンタ61のカウント数が求められる。この値が、対象期間における透磁率センサ100の周波数となる。
このように、本実施形態に係るコントローラ1においては、透磁率センサ100の出力信号のカウント値に基づいて透磁率センサ100の周波数を算出する際、周波数を計算するための期間として、2(msec)のような固定値ではなく、フリーランカウンタ62のカウント値を用いる。
このフリーランカウンタ62のカウント値は、周波数の判断対象となる透磁率カウンタ61のカウント値と同一のタイミングでCPU10のリード信号により取得される。従って、図6において説明したように、CPU10における処理待ちによってリードタイミングが遅れたとしても、実際にカウント値を読み出したタイミングに基づいて透磁率センサ100の出力信号のカウント値及び周波数を計算するための期間が判断されるため、周波数を正確に算出することが出来る。
次に、本実施形態に係る透磁率センサ100の出力信号の周波数算出動作について図8のフローチャートを参照して説明する。図8に示すように、CPU10は、タイマ11から割込み信号が入力されるまで通常の動作を継続し(S801/NO)、タイマ11が2(msec)をカウントすることにより割込み信号を出力すると(S801/YES)、割込み処理の禁止フラグ(以降、「割込み禁止フラグ」とする)を設定する(S802)。これにより、透磁率センサ100が出力する信号の周波数算出が完了するまで、他の割込み処理が禁止される。即ち、CPU10が割込み禁止部として機能する。
割込み禁止フラグを設定すると、CPU10はリード信号を出力する(S803)。これにより、リード信号取得部63が、カウント値出力部64に対してカウント値の出力命令を入力し、カウント値出力部64が、その時点における透磁率カウンタ61及びフリーランカウンタ62のカウント値を出力する。尚、上述したように、透磁率カウンタ61は複数設けられているため、カウント値も複数取得される。これにより、CPU10は、リード信号に応じて夫々のカウント値を取得する。
CPU10は、リード信号に応じて取得した夫々のカウント値をRAM等の図示しない記憶媒体に格納すると(S804)、S802において設定した割込み禁止フラグを解除する(S805)。これにより、以降の割込み処理が許可される。このように、割込み信号に応じてカウント値を取得する際に他の割込み処理を禁止することにより、2(msec)毎のカウント値の取得が失敗しないように制御し、精度をより向上することが出来る。
カウント値を記憶媒体に格納すると、CPU10は、上述した式(1)の(N−Ni−1)や、(M−Mi−1)の部分に相当する計算、即ち、前回取得した夫々のカウント値と今回取得した夫々のカウント値との差分値を算出する計算を行う(S806)。換言すると、周波数算出間隔毎に連続して取得された発振信号の信号数のカウント値の差分値を算出する。そして、式(1)のように、複数の透磁率カウンタ61のカウント値夫々について、フリーランカウンタのカウント値の差分値との除算及び基準クロックの周波数fとの乗算を行うことにより、複数の透磁率センサ100夫々の出力信号の周波数を算出する(S807)。即ち、専用のプログラムに従って演算を行うCPU10が、周波数算出部として機能する。このような処理を2(msec)毎に繰り返すことにより、本実施形態に係るコントローラ1による周波数の算出動作が実行される。
以上、説明したように、本実施形態に係るコントローラ1においては、所定期間毎に発生する割込み信号に応じて透磁率センサ100が発振する信号のカウント値を取得すると共に、常に一定の周波数でカウントされるフリーランカウンタ62のカウント値を取得する。そして、透磁率センサ100が発振する信号の周波数を計算する際には、割込み信号の発生間隔ではなく、フリーランカウンタ62のカウント値に応じた期間に基づいて周波数を計算する。
これにより、CPU10の動作状態によって割込み信号からカウント値の取得までにタイムラグが発生したとしても、そのタイムラグの期間、フリーランカウンタ62のカウント値も一定の周波数でインクリメントされるため、タイムラグによる周波数の算出誤差が発生しない。従って、本実施形態によれば、所定期間における発振信号の周波数を正確に求めることが出来る。
尚、上記実施形態においては、フリーランカウンタ62が、水晶発振回路70が発振する基準クロックを常にカウントしている場合を例として説明した。しかしながら、これは一例であり、本実施形態の要旨は、タイマ11による割込み信号が発生した後、リード信号によって透磁率カウンタ61のカウント値が取得されるまでのタイムラグを認識して周波数の計算に加味することである。
従って、フリーランカウンタ62は、常に基準クロックをカウントしている必要は無く、例えば、割込み信号の発生と同時にカウントを開始するようにしても良い。この場合、CPU10のリード信号によって取得される透磁率カウンタ61のカウント値は、割込み発生間隔及びリードまでのタイムラグの期間におけるカウント値であるのに対し、フリーランカウンタ62のカウント値は、割込み発生からリードまでのタイムラグの期間におけるカウント値である。
この場合、透磁率センサ100の出力信号の周波数fは、割込み発生間隔をT(sec)、フリーランカウンタ62のカウント値をM´とすると、以下の式(2)によって求められる。
また、上記実施形態においては、図4において説明したように、透磁率カウンタ61が、透磁率センサ100の出力信号を累積してカウントしていく場合を例とし、そのために、図8のS806において前回取得されたカウント値との差分値を算出する場合を例として説明した。しかしながら、図5において説明したように、リード信号に応じてカウント値がリードされる度にカウント値がリセットされる場合もあり得る。
この場合、リード信号毎に取得されるカウント値は、前回のリード時にカウントスタートしたカウント値であるため、図8のS806の処理、即ち、前回取得されたカウント値との差分値の算出処理が不要であり、下記の式(3)によって透磁率センサ100の出力信号の周波数fを求めることが出来る。
また、上記実施形態においては、フリーランカウンタ62が入出力制御ASIC60内部に設けられ、カウント値出力部64によって透磁率カウンタ61のカウント値と同時にフリーランカウンタ62のカウント値が取得される場合を例として説明した。これにより、透磁率カウンタ61の読出しタイミングとフリーランカウンタ62の読出しタイミングとが同時になり、上述した透磁率センサ100の出力信号の周波数をより正確に算出することが可能である。
しかしながら、これは一例であり、フリーランカウンタ62の役割は、割込み信号のタイミングからカウント値が実際にリードされるタイミングまでのタイムラグを認識することにある。そのため、透磁率カウンタ61のリードタイミングと同時にカウント値が取得される構成であれば、入出力制御ASIC60の外部に設けられていても良い。
この場合、CPU10は、入出力制御ASIC60に対するリード信号とは別に、フリーランカウンタ62に対するリード信号を出力する。この場合、CPU10は、入出力制御ASIC60に対するリード信号とフリーランカウンタ62に対するリード信号とを同時に行うことが好ましい。これにより、透磁率カウンタ61のカウント期間と、フリーランカウンタ62のカウント期間とを同等にすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、CPU10がタイマ11から出力される割込み信号に応じてリード信号を出力して透磁率カウンタ61及びフリーランカウンタ62のカウント値を取得する場合を例として説明した。これに対して、図9に示すように、タイマ11が出力する割込み信号に応じて透磁率カウンタ61のカウント値をラッチするラッチ回路65を設けておけば、ラッチ回路65によってラッチされるカウント値は、タイマ11が出力する割込み信号のタイミングにおけるカウント値になるため、上述したようなフリーランカウンタは不要となる。即ち、ラッチ回路65がラッチ部として機能する。
図9の例の場合、CPU10は、タイマ11が出力する割込み信号に応じてリード信号を出力し、ラッチ回路65によってラッチされているカウント値を取得する。このように取得したカウント値を、タイマ11による割込み信号の発生間隔で除算することにより、透磁率センサ100の出力信号の周波数を求めることが出来る。
但し、このような構成は、タイマ11による割込み信号の発生間隔の判断が正確であることが前提となる。これに対して、図10に示すように、水晶発振回路70の出力信号をカウントするフリーランカウンタ62を設けた上で、図9のようにラッチ回路65を設け、ラッチ回路65が、タイマ11が出力する割込み信号に応じて透磁率カウンタ61のカウント値及びフリーランカウンタ62のカウント値をラッチするようにしても良い。
図10に示すような構成により、タイマ11による割込み信号の発生間隔がばらついたとしても、周波数の計算は、リード信号によってカウント値が読み出された実際の間隔に基づいて判断されるため、透磁率センサ100の周波数の算出処理を正確に行うことが可能となる。
実施の形態3.
本実施形態においては、実施の形態1、2において説明した透磁率センサ100を、電子写真方式の画像形成装置において、静電潜像を現像する現像器に充填される顕色剤であるトナーの容器内の濃度を測定するためのセンサとして用いる場合を例として説明する。この場合、実施の形態1において説明した周波数算出装置は、顕色剤濃度検知部として機能する。図11は、本実施形態に係る画像形成装置200に含まれる画像形成出力のための機構を示す側面図である。
図11に示すように、本実施形態に係る画像形成装置200は、無端状移動手段である搬送ベルト205に沿って各色の画像形成部206K〜206Yが並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ201から給紙ローラ202により分離給紙される用紙(記録媒体の一例)204に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト205に沿って、この搬送ベルト205の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)206Y、206M、206C、206K(以降、総じて画像形成部206とする)が配列されている。
また、給紙トレイ201から給紙された用紙204は、レジストローラ203によって一度止められ、画像形成部206における画像形成のタイミングに応じて搬送ベルト205からの画像の転写位置に送り出される。
複数の画像形成部206Y、206M、206C、206Kは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部206Kはブラックの画像を、画像形成部206Mはマゼンタの画像を、画像形成部206Cはシアンの画像を、画像形成部206Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。尚、以下の説明においては、画像形成部206Yについて具体的に説明するが、他の画像形成部206M、206C、206Kは画像形成部206Yと同様であるので、その画像形成部206M、206C、206Kの各構成要素については、画像形成部206Yの各構成要素に付したYに替えて、M、C、Kによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト205は、回転駆動される駆動ローラ207と従動ローラ208とに架け渡されたエンドレスのベルト、即ち無端状ベルトである。この駆動ローラ207は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ207と、従動ローラ208とが、無端状移動手段である搬送ベルト205を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際しては、回転駆動される搬送ベルト205に対して、最初の画像形成部206Yが、ブラックのトナー画像を転写する。画像形成部206Yは、感光体としての感光体ドラム209Y、この感光体ドラム209Yの周囲に配置された帯電器210Y、光書き込み装置211、現像器212Y、感光体クリーナ213Y、除電器(図示せず)等から構成されている。光書き込み装置211は、夫々の感光体ドラム209Y、209M、209C、209K(以降、総じて「感光体ドラム209」という)に対して光を照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム209Yの外周面は、暗中にて帯電器210Yにより一様に帯電された後、光書き込み装置211からのイエロー画像に対応した光源からの光により書き込みが行われ、静電潜像が形成される。現像器212Yは、この静電潜像をイエロートナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム209Y上にイエローのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム209Yと搬送ベルト205とが当接若しくは最も接近する位置(転写位置)で、転写器215Yの働きにより搬送ベルト205上に転写される。この転写により、搬送ベルト205上にイエローのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム209Yは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナ213Yにより払拭された後、除電器により除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部206Yにより搬送ベルト205上に転写されたイエローのトナー画像は、搬送ベルト205のローラ駆動により次の画像形成部206Mに搬送される。画像形成部206Mでは、画像形成部206Yでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム209M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が既に形成されたイエローの画像に重畳されて転写される。
搬送ベルト205上に転写されたイエロー、マゼンタのトナー画像は、さらに次の画像形成部206C、206Kに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム209C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム209K上に形成されたブラックのトナー画像とが、既に転写されている画像上に重畳されて転写される。こうして、搬送ベルト205上にフルカラーの中間転写画像が形成される。
給紙トレイ201に収納された用紙204は最も上のものから順に送り出され、その搬送経路が搬送ベルト205と接触する位置若しくは最も接近する位置において、搬送ベルト205上に形成された中間転写画像がその紙面上に転写される。これにより、用紙204の紙面上に画像が形成される。紙面上に画像が形成された用紙204は更に搬送され、定着器216にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
また、搬送ベルト205に対してベルトクリーナ218が設けられている。ベルトクリーナ218は、図11に示すように、搬送ベルト205から用紙204への画像の転写位置の下流側であって、感光体ドラム209よりも上流側において搬送ベルト205に押し当てられたクリーニングブレードであり、搬送ベルト205の表面に付着したトナーを掻きとる顕色剤除去部である。
このような構成の画像形成装置200は、図1において説明したコントローラ1により制御されて駆動される。そして、図11に示す構成のうち、現像器212に本実施形態に係る透磁率センサ100が設けられている。現像器212の構成について図13に示す。
図12は、現像器212の概観を示す斜視図である。図12に示す現像器212の長手方向は、図11の図面に垂直な方向、即ち、搬送ベルト205のベルト面と並行であってベルトの搬送方向と垂直な主走査方向である。現像器212には、内部に充填された顕色剤であるトナーを搬送する搬送スクリュー212b、212cが設けられている。この搬送スクリュー212b、212cが夫々反対の方向に回転することにより、内部に充填されたトナーが、現像器212の内部において上述した主走査方向の全体に行き渡るように構成されている。即ち、現像器212内部の全体が顕色剤収容部として用いらえる。
現像器212内部において搬送スクリュー212b、212cにより搬送されるトナーは、主走査方向の端部において搬送スクリュー212bによる搬送経路から搬送スクリュー212cによる搬送経路に受け渡される。従って、現像器212の主走査方向端部において夫々の搬送経路間をトナーが移動する空間(以降、「トナー移動空間」とする)が、もっともトナーの充填範囲が広い空間となる。本実施形態に係る透磁率センサ100は、このトナー移動空間におけるトナー濃度を検知するため、図12に示すセンサ取り付け位置212aに取り付けられる。これにより、透磁率センサ100が顕色剤濃度検知器として用いられる。
次に、本実施形態に係る透磁率センサ100の概観について説明する。図13は、本実施形態に係る透磁率センサ100の概観を示す斜視図である。図13においては、図3において説明した平面パターンコイル101及びパターン抵抗102が形成されている面、即ち、透磁率を検知するべき空間に対向させる検知面が上面に向けられている。
図13に示すように、平面パターンコイル101が形成された検知面においては、平面パターンコイル101と直列に接続されるパターン抵抗102がパターニングされている。図3において説明したように、平面パターンコイル101は平面上に螺旋状に形成された信号線のパターンである。また、パターン抵抗102は、平面上につづら折状に形成された信号のパターンであり、これらのパターンによって上述したような透磁率センサ100の機能が実現される。
この平面パターンコイル101及びパターン抵抗102によって形成される部分が、本実施形態に係る透磁率センサ100における透磁率の検知部である。透磁率センサ100を現像器212に取り付ける際には、この検知部が上述したトナー移動空間に対向するように取り付けられる。
図14は、現像器212への透磁率センサ100の取り付け態様を示す図である。図14においては、現像器212を側断面図で示している。図14に示すように、現像器212内部には搬送スクリュー212b、212cが配置されており、これにより主走査方向にトナーが搬送される。
センサ取り付け位置212aは、平面基板を基礎として構成されている透磁率センサ100の取り付けが容易なように平面状に形成されており、この平面に対して検知面を対向させて取り付けることにより、透磁率センサ100が現像器212に取り付けられる。図14に示すように、現像器212の筐体は2つの搬送スクリュー212b、212cの形状に応じて形成されており、センサ取り付け位置212aを含む部分は搬送スクリュー212bの断面形状である円に合わせて弧状に形成されている。
そして、センサ取り付け位置212aは、弧状に形成された筐体の一部が平面上に成形されて構成されるため、現像器212におけるセンサ取り付け位置212aの表面と現像器212内部の空間との間隔は狭くなっている。これにより、センサ取り付け位置212aに取り付けられた透磁率センサ100によって、現像器212内部の空間の透磁率をより好適に検知することが可能となる。
このような構成において、電子写真方式の画像形成装置において用いられる顕色剤であるトナーは、現像器212内部でのトナーの搬送や、現像器212から感光体ドラム209へのトナーの塗布のために、発色用の粉末と、その粉末を搬送するための粒状の磁性体とが混合されて構成される。従って、現像器212内部におけるトナーの濃度が変動すると、センサ取り付け位置212aに対向する空間における透磁率が変化することとなる。その変化を透磁率センサ100によって検知することにより、現像器212内部のトナー濃度を検知することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、透磁率センサ100を用いて現像器212内部のトナー濃度の検知機構を構成することが可能となる。
1 コントローラ
10 CPU
11 タイマ
20 ROM
30 RAM
40 DMAC
50 ASIC
60 入出力ASIC
61 透磁率カウンタ
62 フリーランカウンタ
63 リード信号取得部
64 カウント値出力部
65 ラッチ回路
70 水晶発振回路
100 透磁率センサ
101 平面パターンコイル
102 パターン抵抗
103 第一コンデンサ
104 第二コンデンサ
105 フィードバック抵抗
106、107 アンバッファIC
108 出力端子
201 給紙トレイ
202 給紙ローラ
203 レジストローラ
204 用紙
205 搬送ベルト
206K、206C、206M、206Y 画像形成部
207 駆動ローラ
208 従動ローラ
209K、209C、209M、209Y 感光体ドラム
210K 帯電器
211光書き込み装置
212K、212C、212M、212Y 現像器
212a センサ取り付け位置
212b、212c 搬送スクリュー
213K、213C、213M、213Y 感光体クリーナ
215K、215C、215M、215Y 転写器
216 定着器
特開平11−223620号公報 特開2000−112221号公報

Claims (8)

  1. 発振信号の周波数を算出する周波数算出装置であって、
    前記発振信号の信号数をカウントする対象信号カウンタと、
    基準クロックのクロック数をカウントする基準クロックカウンタと、
    前記発振信号の周波数を算出する所定の隔毎に発生する割込み信号に応じて前記発振信号の信号数のカウント値及び前記基準クロックのクロック数のカウント値を遅れて取得できるカウント値取得部と、
    記基準クロックのカウント値の取得タイミングに基づいて前記発振信号の周波数を算出する間隔を認識し、前記発振信号の信号数のカウント値を用いて、認識した前記間隔における前記発振信号の周波数を算出する周波数算出部とを含むことを特徴とする周波数算出装置。
  2. 前記基準クロックカウンタは、前記割込み信号の発生に関わらず前記基準クロックのクロック数をカウントしており、
    前記周波数算出部は、前記発振信号の信号数のカウント値と前記基準クロックのクロック数のカウント値との比率に基づいて前記発振信号の周波数を算出する周波数算出部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の周波数算出装置。
  3. 前記周波数算出部は、前記周波数算出間隔毎に連続して取得された前記発振信号の信号数のカウント値の差分値を算出することにより前記周波数算出間隔における前記発振信号の信号数のカウント値を取得し、前記発振信号の周波数を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の周波数算出装置。
  4. 前記対象信号カウンタのカウント値は、前記割込み信号に応じて前記発振信号の信号数のカウント値が取得されるたびにリセットされ、
    前記周波数算出部は、前記割込み信号に応じて取得された前記発振信号の信号数のカウント値を、前記周波数算出間隔における前記発振信号の信号数のカウント値として取得し、前記発振信号の周波数を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の周波数算出装置。
  5. 前記周波数算出間隔毎に発生する割込み信号が発生した後、前記発振信号の信号数のカウント値及び前記基準クロックのクロック数のカウント値の取得が完了するまで、他の割込み信号による処理を禁止する割込み禁止部を含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の周波数算出装置。
  6. 前記周波数算出間隔毎に発生する割込み信号に応じて、前記対象信号カウンタ及び前記基準クロックカウンタのカウント値をラッチするラッチ部を含み、
    前記カウント値取得部は、前記ラッチ部によってラッチされたカウント値を取得することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の周波数算出装置。
  7. 感光体上に形成された静電潜像を現像することにより画像を形成する画像形成装置であって、
    前記静電潜像を現像するための顕色剤を収容する顕色剤収容部と、
    前記顕色剤収容部における顕色剤の濃度を検知する顕色剤濃度検知部とを含み、
    前記顕色剤濃度検知部は、
    前記顕色剤収容部における顕色剤の濃度に応じた周波数の発振信号を出力するセンサと、
    前記発振信号の信号数をカウントする対象信号カウンタと、
    基準クロックのクロック数をカウントする基準クロックカウンタと、
    前記発振信号の周波数を算出する所定の隔毎に発生する割込み信号に応じて前記発振信号の信号数のカウント値及び前記基準クロックのクロック数のカウント値を遅れて取得できるカウント値取得部と、
    記基準クロックのカウント値の取得タイミングに基づいて前記発振信号の周波数を算出する間隔を認識し、前記発振信号の信号数のカウント値を用いて前記発振信号の周波数を算出する周波数算出部とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  8. 発振信号の周波数を算出する周波数算出方法であって、
    前記発振信号の周波数を算出する所定の隔毎に割込み信号を生成し、
    前記発振信号の信号数のカウント値及び基準クロックのクロック数のカウント値を、前記割込み信号に応じて遅れて取得でき
    記基準クロックのカウント値の取得タイミングに基づいて前記発振信号の周波数を算出する間隔を認識し、
    前記発振信号の信号数のカウント値を用いて、認識した前記間隔における前記発振信号の周波数を算出することを特徴とする周波数算出方法。
JP2013206791A 2013-04-23 2013-10-01 周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法 Active JP6237072B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013206791A JP6237072B2 (ja) 2013-10-01 2013-10-01 周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法
US14/256,141 US9170233B2 (en) 2013-04-23 2014-04-18 Magnetic permeability detector, developing device, image forming apparatus, and oscillation signal frequency calculation method therefor
CN201410163099.7A CN104122767B (zh) 2013-04-23 2014-04-22 磁导率检测器、显影装置、图像形成装置、频率计算方法
EP14165558.9A EP2813898B1 (en) 2013-04-23 2014-04-23 Magnetic permeability detector, developing device, image forming apparatus, and oscillation signal frequency calculation method therefor
US14/887,025 US9507291B2 (en) 2013-04-23 2015-10-19 Magnetic permeability detector, developing device, image forming apparatus, and oscillation signal frequency calculation method therefor
US14/886,986 US9507290B2 (en) 2013-04-23 2015-10-19 Magnetic permeability detector, developing device, image forming apparatus, and oscillation signal frequency calculation method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013206791A JP6237072B2 (ja) 2013-10-01 2013-10-01 周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015072309A JP2015072309A (ja) 2015-04-16
JP6237072B2 true JP6237072B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=53014733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013206791A Active JP6237072B2 (ja) 2013-04-23 2013-10-01 周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6237072B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019074656A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51114169A (en) * 1975-03-31 1976-10-07 Nippon Denso Co Ltd Device for operating frequency
US4515292A (en) * 1983-05-19 1985-05-07 Burroughs Corporation Digital implementation of toner concentration sensing apparatus
JPH0327787A (ja) * 1989-06-22 1991-02-06 Toshiba Corp パルス周波数測定装置
JP3274210B2 (ja) * 1993-02-05 2002-04-15 コニカ株式会社 画像形成装置の光学走査系駆動用モータの速度制御回路
JPH0887170A (ja) * 1994-09-16 1996-04-02 Konica Corp 画像形成装置におけるトナー濃度異常検出装置及びフェールセーフ装置
US6597205B2 (en) * 2001-12-21 2003-07-22 Honeywell International Inc. High accuracy method for determining the frequency of a pulse input signal over a wide frequency range

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015072309A (ja) 2015-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9523664B2 (en) Powder detector, image forming apparatus including same, and powder detecting method
US9170233B2 (en) Magnetic permeability detector, developing device, image forming apparatus, and oscillation signal frequency calculation method therefor
JP2016065849A (ja) 媒体サイズ検知装置及び画像処理装置
JP6136614B2 (ja) 透磁率検知器、透磁率検知器の取り付け方法、現像装置
US10228632B2 (en) Powder detection device, image forming apparatus, powder detection method, and non-transitory recording medium
JP6237072B2 (ja) 周波数算出装置、画像形成装置及び周波数算出方法
JP6451205B2 (ja) 粉体検知装置、顕色剤残量検知装置及び粉体検知方法
JP6446999B2 (ja) 粉体検知装置、顕色剤残量検知装置及び粉体検知方法
JP6331269B2 (ja) 透磁率検知器、現像装置、画像形成装置
JP6205910B2 (ja) 現像装置、発振回路検知器、画像形成装置、発振回路知器の現像装置への取り付け方法
JP6488679B2 (ja) 粉体検知装置、顕色剤残量検知装置及び粉体検知方法
JP6561457B2 (ja) 粉体検知装置、顕色剤残量検知装置及び画像形成装置
JP2019194599A (ja) 透磁率検知器、現像装置及び画像形成装置
JP2014235386A (ja) 現像装置、画像形成装置、現像装置の製造方法
EP2813898B1 (en) Magnetic permeability detector, developing device, image forming apparatus, and oscillation signal frequency calculation method therefor
JP2017151433A (ja) 粉体検知装置、画像形成装置および粉体検知方法
JP2016053700A (ja) 顕色剤濃度検知装置、現像装置及び顕色剤濃度検知方法
JP2017134117A (ja) 粉体検知装置、画像形成装置および粉体検知方法
JP6701770B2 (ja) 粉体検知装置、粉体検知方法、およびプログラム
JP6544042B2 (ja) 粉体検知装置、顕色剤残量検知装置及び粉体検知方法
JP2016218397A (ja) 粉体検知装置、顕色剤残量検知装置及び粉体検知方法
JP2020046299A (ja) 検知装置及び画像形成装置
JP6864829B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP2017058459A (ja) 流動体検知装置、顕色剤残量検知装置及び流動体検知方法
JP2018116135A (ja) 異常検知装置、画像形成装置、検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6237072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151