JP6230692B2 - 成形金型及び成形金型を用いる製造方法 - Google Patents

成形金型及び成形金型を用いる製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、成形品を成形する成形金型及び成形金型を用いる製造方法に関する。
例えば特許文献1と特許文献2とは、偏芯精度が高い成形品を成形する成形金型を開示している。成形品は、例えば、レンズなどの光学素子を有している。
この成形金型の可動側金型は、可動側スリーブと、可動側スリーブに配設され、固定側金型と共に成形品を成形する可動側成形型とを有している。可動側成形型は可動側スリーブと高精度で嵌合しているため、可動側成形型と可動側スリーブの内周面との間のクリアランスは限りなく小さくなっている。
この状態で、可動側成形型は、可動側成形型の基端面において、軸状の突き出し部材の先端部と嵌合している。この場合、例えば、突き出し部材の先端部の外周面は、可動側成形型の基端面に配設されている溝部の内周面に密着している。また突き出し部材の基端部はエジェクタ板に支持されている。つまり、可動側成形型と突き出し部材とエジェクタ板とは、互いに一体となっている。
エジェクタ板が押圧されることによって、エジェクタ板は可動側金型の軸方向に沿って突き出し部材を押し出すこととなる。これにより突き出し部材は、可動側スリーブに対して可動側成形型を固定側金型に向かって突き出すこととなる。よって可動側成形型の先端面は可動側スリーブの先端面から突き出され、成形品は取り出される。
このように突き出し部材とエジェクタ板とは、成形品を押し出す、言い換えると成形品を突き出す突き出し機構として機能する。
特開平9−267362号公報 特開2013−78869号公報
可動側金型が組み立てられる際に、前記したように、可動側成形型と突き出し部材とエジェクタ板とが互いに一体となる。この場合、例えば複数の部品の加工誤差の積み重ね及び組立精度によって、例えば、突き出し部材の軸方向がエジェクタ板の平面方向に対して直交して配設されていない虞が生じる。言い換えると、突き出し部材の軸方向がエジェクタ板の押し出し方向に対して斜めにずれる虞が生じる。なおエジェクタ板の押し出し方向は、前記したように、可動側金型の軸方向に沿っている。
このような場合、可動側成形型は、可動側成形型の軸方向に沿ってまっすぐに突き出し力を受けることができず、可動側成形型の軸方向に対して斜めの突き出し力を受けることとなる。このため、可動側成形型は、可動側成形型の軸方向に沿って移動せず、可動側成形型の軸方向に対して斜めに移動する虞が生じる。前記したように可動側成形型と可動側スリーブの内周面との間のクリアランスは、限りなく小さくなっている。このため、前記したように可動側成形型が斜めに移動してしまうと、可動側成形型は、可動側スリーブの内周面に当接してしまう虞が生じる。また可動側成形型は、当接した後において可動側スリーブの内周面を摺動する虞が生じる。これにより、可動側成形型は摺動によってこすれてしまう、つまり、かじりが発生してしまう虞が生じる。場合によっては、可動側成形型は突き出されず、成形品が取り出されない虞が生じる。またかじりの発生は、成形品の精度低下につながる。
また前記したように、可動側成形型と突き出し部材とエジェクタ板とが互いに一体である場合、組立精度によって、例えば、突き出し部材の軸方向がエジェクタ板の平面方向に対して直交して配設されていない虞が生じる。言い換えると、突き出し部材の軸方向が可動側金型の軸方向に対して斜めにずれる虞が生じる。これにより、可動側成形型も可動側金型の軸方向に対して言い換えると可動側スリーブの軸方向に対して斜めにずれた状態で可動側スリーブに収納される虞が生じる。この状態で可動側成形型が突き出されると、前記したように、可動側成形型は、可動側スリーブの内周面に当接してしまう虞が生じる。よって、前記したように、摺動及びかじりが発生する虞が生じる。場合によっては、可動側成形型は突き出されず、成形品が取り出されない虞が生じる。またかじりの発生は、成形品の精度低下につながる。
なお一度に複数の成形品が取り出される場合、突き出し部材は、成形品ごとに配設される。このため、組立精度が突き出し部材毎に異なると、可動側成形型ユニット毎にかじりが発生し、各成形品の精度にばらつきが生じる。このように一度に複数の成形品が取り出されるほど、かじりの影響は顕著となる。またこの場合、前記したようなかじりの発生は、成形品の精度低下につながる。
このため、組立精度に影響されることなく、かじりの発生を抑制でき、高精度の成形品を成形でき、成形品を確実に取り出すことが要望されている。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、組立精度に影響されることなく、かじりの発生を抑制でき、高精度の成形品を成形でき、成形品を確実に取り出すことができる成形金型及び成形金型を用いる製造方法を提供することを目的とする。
本発明の成形金型の一態様は、固定側金型と、前記固定側金型に対向して配設され、前記固定側金型に対して閉じるまたは開くように可動する可動側金型とを有する成形金型であって、前記可動側金型は、可動側スリーブと、前記可動側スリーブに収納され、前記固定側金型の固定側成形型と共に成形品を成形する可動側成形型ユニットと、前記可動側成形型ユニットの先端面が前記可動側スリーブの先端面から前記固定側成形型に向かって突き出されるように、前記可動側成形型ユニットの基端面の一部に分離可能な関係で点接触にて当接し、点接触にて当接した状態から前記可動側スリーブに対して前記可動側成形型ユニットを前記固定側成形型に向かって突き出す突き出し機構と、を具備する。
本発明の製造方法の一態様は、前記に記載の成形金型を用い、前記可動側スリーブに収納され、前記成形品を成形する前記可動側成形型ユニットにおいて、前記可動側成形型ユニットの先端面が前記可動側スリーブの先端面から前記固定側成形型に向かって突き出されるように、前記突き出し機構を前記可動側成形型ユニットの基端面の一部に点接触にて当接させた状態から前記突き出し機構によって前記可動側スリーブに対して前記可動側成形型ユニットを前記固定側成形型に向かって突き出す突き出し工程を具備する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る成形品の概略図である。 図2は、成形品の取り数が1個である場合における第1の実施形態に係る成形金型の可動側金型の正面図である。 図3Aは、図2に示す3A−3A線における断面であり、可動側金型が固定側金型に対して閉じられ、成形品が成形された状態を示す図である。 図3Bは、図3Aに示す状態から可動側金型が固定側金型に対して開いた状態を示す図である。 図3Cは、図3Bに示す状態から成形品が突き出し機構によって突き出された状態を示す図である。 図4は、成形品の取り数が4個である場合における第1の実施形態に係る成形金型の可動側金型の正面図である。 図5Aは、図2に示す3A−3A線における断面であり、第1の実施形態の第1の変形例であり、可動側金型が固定側金型に対して閉じられ、成形品が成形された状態を示す図である。 図5Bは、図2に示す3A−3A線における断面であり、第1の実施形態の第2の変形例であり、可動側金型が固定側金型に対して閉じられ、成形品が成形された状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[構成]
図1と図2と図3Aと図3Bと図3Cと図4とを参照して第1の実施形態について説明する。なお一部の図面では、図示の明瞭化のために、一部の部材の図示を省略している。
[成形品10]
図1に示すような成形品10は、図2と図3Aと図3Bと図3Cと図4とに示すような成形金型30(成形装置)によって射出成形される。このような成形品10は、例えばカメラに搭載される樹脂製のレンズといった、光学部品を含む。成形品10は、光が透過可能な透明な樹脂材料によって成形される。このような材料は、例えばポリカーボネートなどを含む。
図1に示すように、成形品10は、2つの光学機能面として機能する第1の光学機能面11と第2の光学機能面13とを有している。また図1に示すように、成形品10は、第1の光学機能面11の外周部位に形成されるフランジ状の第1の縁部11aと、第2の光学機能面13の外周部位に形成されるフランジ状の第2の縁部13aとをさらに有している。第1の光学機能面11と第1の縁部11aとは成形品10の例えば可動側金型70によって形成される裏面として機能し、第2の光学機能面13と第2の縁部13aとは成形品10の例えば固定側金型50によって形成される表面として機能する。
図1に示すように、第1の光学機能面11は、成形品10の裏面の平面方向に対して、第2の光学機能面13に向かって窪んでいる。第2の光学機能面13は、成形品10の表面の平面方向に対して、第1の光学機能面11に向かって窪んでいる。
[成形金型30]
図2と図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、成形金型30は、固定側金型50と、固定側金型50に対向して配設され、固定側金型50に対して閉じる(近づく)または開く(離れる)ように可動する可動側金型70とを有している。固定側金型50は図示しない射出成形機の図示しない第1のプラテン部に取付けられ、可動側金型70は射出成形機の図示しない第2のプラテン部に取付けられている。固定側金型50と可動側金型70とは、パーティングライン(PL)を挟んで互いに対向して配設されている。この状態で、可動側金型70は、可動側金型70が固定側金型50に対し開閉方向(図3A中で左右方向)に移動可能となるように、第2のプラテン部に支持されている。
図3Aに示すように、本実施形態では、可動側金型70が固定側金型50に対して閉じられるように固定側金型50と可動側金型70とが組合された際に、例えば1つの成形キャビティ部15と1つの流路部17とが形成される。流路部17は、成形キャビティ部15と連通し、成形キャビティ部15に成形品10の材料を流す。この成形キャビティ部15は、成形品10の形状を規定する空間部として形成される。成形キャビティ部15は、固定側金型50に配設される固定側キャビティ部と、可動側金型70に配設される可動側キャビティ部とを有している。固定側キャビティ部と可動側キャビティ部とは、互いに対向している。流路部17は、固定側金型50に配設される固定側スリーブ51の先端面51aと、先端面51aに対向し、可動側金型70に配設される可動側スリーブ71の先端面71aとによって規定される。成形キャビティ部15と流路部17との詳細については、後述する。
成形金型30は、成形品10の材料が成形キャビティ部15に注入されることで成形品10の形状を規定することとなる。
成形金型30において、成形品10の取り数は、図2と図3Aと図3Bと図3Cとに示すように例えば1個であるが、この数は限定される必要はなく、図4に示すように4個でもよいし、複数であってもよい。
[固定側金型50]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、固定側金型50は、可動側金型70の可動側スリーブ71に対向している固定側スリーブ51と、固定側スリーブ51が載置される固定側受板53とを有している。固定側金型50は、固定側スリーブ51に収納される固定側成形型55と、スプルーブッシュ59とをさらに有している。
[固定側スリーブ51]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すような固定側スリーブ51は、図示しないボルトなどによって固定側受板53に固定されており、固定側受板53と一体化している。一体化している固定側スリーブ51及び固定側受板53は、図示しない第1のモールドベースに嵌挿されている図示しない固定側ガイドピン及びボルトなどによって、第1のモールドベースに位置決め固定されている。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、固定側スリーブ51の先端面51aは、可動側金型70の可動側スリーブ71に対向している。先端面51aは、前記した固定側キャビティ部を形成する。
固定側スリーブ51は、固定側成形型55を収納する固定側収納部51bを有している。固定側収納部51bは、例えば固定側スリーブ51の先端面51aが固定側成形型55の先端面55aと同一平面に配設されるように、固定側成形型55を収納している。固定側収納部51bは、固定側成形型55が嵌挿され、固定側スリーブ51の軸方向において固定側スリーブ51を貫通する孔部として機能する。固定側収納部51bは、固定側金型50の軸方向に沿って配設されている。
また固定側スリーブ51は、固定側金型50の軸方向に沿って配設され、スプルーブッシュ59が嵌挿されるスリーブ側挿入口部51cをさらに有している。
[固定側受板53]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、固定側受板53は、固定側金型50の軸方向に沿って配設され、スプルーブッシュ59が嵌挿される受板側挿入口部53cを有している。なお、固定側スリーブ51は、固定側金型50の軸方向においてスリーブ側挿入口部51cが受板側挿入口部53cと連通するように、固定側受板53に載置される。
[固定側成形型55]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、固定側成形型55は、入れ子として機能する。固定側成形型55は、固定側金型50の軸方向に沿って配設されている。固定側成形型55は、例えば、軸状の部材である。固定側成形型55の先端面55aは、後述する可動側成形型ユニット75の先端面75aに対向する。固定側成形型55の先端面55aは、成形品10を成形する材料に第2の光学機能面13を転写する転写面として機能する。なお固定側成形型55の先端面55aの周辺には、固定側スリーブ51の先端面51aが配設される。先端面51aは、成形品10を成形する材料に第2の縁部13aを転写する転写面として機能する。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、固定側成形型55は、固定側収納部51bに嵌挿されている。このため、固定側成形型55と、固定側収納部51bにおける固定側スリーブ51の内周面との間のクリアランスは、限りなく小さくなっている。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、固定側成形型55は、前記したように固定側成形型55が固定側収納部51bに収納された状態で、固定側スリーブ51の先端面51aが固定側成形型55の先端面55aと同一平面に配設されるように、固定部材57aによって固定されている。固定部材57aの先端部は、固定側受板53を挿通し、固定側成形型55の基端部に配設される溝部55bに嵌合している。溝部55bは、基端部の平面状の基端面に配設されている。なお、固定側スリーブ51の先端面51aが固定側成形型55の先端面55aと同一平面に配設されればよいため、固定側成形型55の基端部と固定側受板53との間にスペーサ部材57bが配設されてもよい。固定部材57aは、例えばねじなどを有している。
[スプルーブッシュ59]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、スプルーブッシュ59は、スリーブ側挿入口部51cと受板側挿入口部53cとに嵌挿される。スプルーブッシュ59は、スプルーブッシュ59の内部に配設され、成形品10を成形する材料が流れる内部流路部59aを有している。内部流路部59aは、例えば、固定側金型50の軸方向に沿って配設されている。内部流路部59aは、流路部17と連通している。なお、内部流路部59aを流れる材料は、溶融状態となっている。このようなスプルーブッシュ59は、筒形状、例えば円筒形状を有している。
[可動側金型70]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側金型70は、固定側スリーブ51に対向している可動側スリーブ71と、可動側スリーブ71が載置される可動側受板73とを有している。可動側金型70は、可動側スリーブ71に収納され、固定側金型50の固定側成形型55と共に成形品10を成形する可動側成形型ユニット(以下、ユニット75と称する)をさらに有している。
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側金型70は、ユニット75の基端面75bの一部に当接した状態から可動側スリーブ71に対して成形品10を含むユニット75を固定側成形型55に向かって突き出す突き出し機構80をさらに有している。可動側金型70は、突き出し機構80によって突き出されたユニット75を突き出し前の状態に戻す戻し機構90をさらに有している。
[可動側スリーブ71]
図2と図3Aと図3Bと図3Cとに示すような可動側スリーブ71は、ボルトなどによって可動側受板73に固定されており、可動側受板73と一体化している。一体化している可動側スリーブ71及び可動側受板73は、図示しない第2のモールドベースに嵌挿されている可動側ガイドピン70a及び図示しないボルトなどによって、第2のモールドベースに位置決め固定されている。また図2と図3Aと図3Bと図3Cとに示すような可動側スリーブ71は、可動側位置決めピン70bが可動側スリーブ71に嵌挿され、可動側位置決めピン70bが図示しない固定側位置決めピンと着脱自在に係合することによって、固定側スリーブ51に対して位置決めされる。固定側位置決めピンは、固定側金型50の軸方向に沿って配設され、固定側スリーブ51に嵌挿されている。可動側ガイドピン70aと可動側位置決めピン70bとは、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側スリーブ71の先端面71aは、固定側スリーブ51の先端面51aに対向している。図3Aに示すように、本実施形態では一例として、可動側金型70が固定側金型50に対して閉じられた際に成形キャビティ部15と流路部17とが形成されるために、可動側スリーブ71の先端面71aの一部711aは、固定側スリーブ51の先端面51aの一部に対して離れて配設され、可動側スリーブ71の先端面71aの他部711bに対して窪んでいる。
図3Aに示すように、流路部17は、スプルーブッシュ59の内部流路部59aと連通し、成形品10を成形する材料を成形キャビティ部15に流すために配設されている。流路部17は、可動側スリーブ71の先端面71aの一部711aと固定側スリーブ51の先端面51aの一部とによって規定される。本実施形態では、先端面71aの一部711aと流路部17と成形キャビティ部15とは、例えば、PLよりも図面上左側に配設される。
図3Aに示すように、可動側金型70が固定側金型50に対して閉じられた際に、先端面71aの他部711bは固定側スリーブ51の先端面51aの他部に当接する。本実施形態では、他部711bは、例えば、PL上に配設される。
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側スリーブ71は、可動側スリーブ71の先端面71aの一部711aに配設され、第1の縁部11aを形成するために配設される窪み部71dを有している。
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側スリーブ71は、ユニット75を収納し、窪み部71dに連通するスリーブ側収納部71bをさらに有している。図3Aに示すように、スリーブ側収納部71bは、可動側金型70が固定側金型50に対して閉じられた際に、例えばユニット75の先端面75aが窪み部71dの底面と同一平面に配設されるように、ユニット75を収納している。スリーブ側収納部71bは、ユニット75が嵌挿され、可動側スリーブ71の軸方向において可動側スリーブ71を貫通する孔部として機能する。スリーブ側収納部71bは、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。スリーブ側収納部71bは、ユニット75が固定側成形型55と同軸上に配設されるように、固定側収納部51bと同軸上に配設されている。スリーブ側収納部71bは、窪み部71dよりも細い。スリーブ側収納部71bは、例えば、ユニット75の後述する可動側成形型本体部751と略同一の長さを有している。
なお図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、スリーブ側収納部71bは、固定側金型50に向かって細くなっている凸形状を有している。この場合、スリーブ側収納部71bは、スリーブ側収納部71bの中心軸上にユニット75を収納している。そしてスリーブ側収納部71bは、突き出し機構80の後述する規定部材83と戻し機構90の後述する成形型側付勢部材91とがユニット75を全周に渡って囲うように、規定部材83と成形型側付勢部材91とをさらに収納している。
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側スリーブ71は、突き出し機構80の後述するエジェクタピン85が挿入されるスリーブ側エジェクタ挿入口部71eと、戻し機構90の後述するリターンピン93が挿入されるスリーブ側リターン挿入口部71fとを有している。スリーブ側エジェクタ挿入口部71eとスリーブ側リターン挿入口部71fとは、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。スリーブ側エジェクタ挿入口部71eは、例えば、流路部17と内部流路部59aと同軸上に配設される。スリーブ側エジェクタ挿入口部71eとスリーブ側リターン挿入口部71fとは、スリーブ側収納部71bの側方に配設される。
[可動側受板73]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側受板73は、ユニット75を収納する受板側収納部73bを有している。受板側収納部73bは、突き出し機構80の後述するエジェクタ板87に向かって先細な凸形状を有している。受板側収納部73bは、ユニット75が挿入され、可動側受板73の軸方向において可動側受板73を貫通する孔部として機能する。受板側収納部73bは、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。受板側収納部73bの先端部は、可動側金型70の軸方向においてスリーブ側収納部71bの基端部に連通する。受板側収納部73bの基端部は、外部と連通している。
なお図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、受板側収納部73bは、受板側収納部73bの中心軸上にユニット75を収納している。そして受板側収納部73bは、突き出し機構80の後述する突き出し部材81が受板側収納部73bに挿入され、突き出し機構80の規定部材83がユニット75を全周に渡って囲うように、突き出し部材81と規定部材83とをさらに収納する。
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側受板73は、エジェクタピン85が挿入される受板側エジェクタ挿入口部73eと、リターンピン93が挿入される受板側リターン挿入口部73fとを有している。受板側エジェクタ挿入口部73eと受板側リターン挿入口部73fとは、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。受板側エジェクタ挿入口部73eは、例えば、流路部17と内部流路部59aと同軸上に配設される。受板側エジェクタ挿入口部73eと受板側リターン挿入口部73fとは、スリーブ側収納部71bの側方に配設される。
なお図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、可動側スリーブ71は、可動側金型70の軸方向において、スリーブ側収納部71bが受板側収納部73bと連通し、スリーブ側エジェクタ挿入口部71eが受板側エジェクタ挿入口部73eと連通し、スリーブ側リターン挿入口部71fが受板側リターン挿入口部73fと連通するように、可動側受板73に載置されている。
[ユニット75]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、ユニット75は、入れ子として機能する。ユニット75は、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。ユニット75は、例えば、軸状の部材である。ユニット75は、固定側成形型55と同軸上に配設されており、固定側成形型55と対向している。ユニット75の先端面75aは、固定側成形型55の先端面55aに対向する。ユニット75の先端面75aは、成形品10を成形する材料に第1の光学機能面11を転写する転写面として機能する。なおユニット75の先端面75aの周辺には、可動側スリーブ71の先端面71aの一部711aである窪み部71dが配設される。窪み部71dは、成形品10を成形する材料に第1の縁部11aを転写する転写面として機能する。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、ユニット75は、スリーブ側収納部71bに嵌挿されている。このため、ユニット75と、スリーブ側収納部71bにおける可動側スリーブ71の内周面との間のクリアランスは、限りなく小さくなっている。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、ユニット75は、ユニット75が突き出し機構80によって突き出され、ユニット75が戻し機構90によって突き出し前の状態に戻されように、スリーブ側収納部71bと受板側収納部73bとに収納されている。ユニット75は、突き出し機構80とは別体であり、突き出し機構80とは例えば締結及び嵌合等によって連結していない。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、このようなユニット75は、成形品10を成形する可動側成形型本体部(以下、本体部751と称する)と、本体部751と突き出し機構80との間に介在する介在部753とを有している。本体部751はユニット75の先端部として機能し、介在部753はユニット75の基端部として機能する。介在部753は、本体部751と別体であり、本体部751に対して交換可能となっている。
[本体部751]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、本体部751は、本体部751の先端部に配設されているユニット75の先端面75aを有している。本体部751は、例えば、軸状の部材である。
[介在部753]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、介在部753は、本体部751に嵌合する先端部753aと、ユニット75の基端面75bを有する基端部753bとを有している。先端部753aは、本体部751の基端部に配設される溝部751cに着脱自在に嵌合している。そして、先端部753aの外周面は、溝部751cの内周面に密着している。この嵌合によって、介在部753は、本体部751と同軸上に配設され、本体部751と一体となる。また本実施形態では、介在部753の基端面は、ユニット75の基端面75bとして機能する。ユニット75の基端面75bは、平板形状を有している。介在部753は、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。介在部753は、例えば凸形状を有している。
図3Aに示すように、このような介在部753は、可動側金型70が固定側金型50に対して閉じられた際に、介在部753の基端部753bが受板側収納部73bからエジェクタ板87側に向かって突き出し、介在部753の先端部753aが受板側収納部73bに挿入されているように、配設される。また可動側金型70が固定側金型50に対して開き、介在部753が突き出し部材81によって突き出された際に、介在部753の基端部753bがスリーブ側収納部71bと受板側収納部73bとに挿入されるように、介在部753は配設される。
そして図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、介在部753は、突き出し機構80の突き出しによって受板側収納部73bとスリーブ側収納部71bとを挿通するように、可動側金型70の軸方向に沿って移動可能である。介在部753は、この移動によって、ユニット75の先端面75aが窪み部71dの底面から固定側金型50に向かって移動するように、ユニット75を突き出す。突き出しは、例えば、成形品10を取り出すために、実施される。
[突き出し機構80]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、突き出し機構80は、例えば、ユニット75の先端面75aが可動側スリーブ71の先端面71a、例えば窪み部71dの底面から固定側成形型55に向かって突き出されるように、ユニット75の基端面75bの一部に当接し、当接した状態から可動側スリーブ71に対してユニット75を固定側成形型55に向かって突き出す。このため、本実施形態では、突き出し機構80は、当接時にユニット75の基端面75bの一部に点接触し、点接触によって可動側スリーブ71に対してユニット75を突き出す。
[突き出し部材81]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、本実施形態では、突き出し機構80は突き出しのために突き出し部材81を有しており、突き出し部材81はユニット75の基端面75bに点接触する凸状の突き出し側曲面部81aを有している。突き出し側曲面部81aは、突き出し部材81の先端部に配設されている。突き出し側曲面部81aは、ユニット75の基端面75bである介在部753の基端面に点接触のみし、基端面75bに嵌合及び締結しない。このため、突き出し部材81は、戻し機構90によって介在部753から離れることが可能である。言い換えると、突き出し側曲面部81aは、後述する規定部材83の厚みと戻し機構90とによって基端面75bから離れることが可能である。このように突き出し部材81は、介在部753とは別体である。つまり、突き出し部材81は、介在部753を含むユニット75とは例えば締結及び嵌合等によって連結していない。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、突き出し部材81は、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。突き出し部材81は、介在部753と同軸上に配設されている。本実施形態では、突き出し部材81は、介在部753を突き出すこととなる。突き出し部材81はユニット75と同数配設されており、突き出し部材81はユニット75毎に配設される。つまり1つの突き出し部材81が1つのユニット75を突き出すこととなる。
[規定部材83]
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、突き出し機構80は、ユニット75の介在部753に配設され、可動側スリーブ71に対するユニット75の位置及び突き出し量を規定する規定部材83をさらに有している。ユニット75の突き出し量は、介在部753の移動量、言い換えると突き出し部材81の移動量をいう。本実施形態では、例えば規定部材83の厚みがユニット75の突き出し量を規定するように、規定部材83はスペーサ部材として機能する。規定部材83は、例えばリング形状を有している。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、介在部753の先端部753aは、規定部材83を挿通している。このため規定部材83は、介在部753と共に前記したように可動側金型70の軸方向に沿って移動可能となっている。よって図3Cに示すように、規定部材83は、突き出し時において、スリーブ側収納部71bに収納されて、スリーブ側収納部71bにおける可動側スリーブ71の窪み部71gに当接する。規定部材83が当接することによって、規定部材83は、突き出し量を規定することとなる。規定部材83は、窪み部71gに対向し、窪み部71gに面当接する平面部83aを有している。
図3Aと図3Bとに示すように、規定部材83は、成形品10が成形される際、受板側収納部73bに収納されて、受板側収納部73bにおける可動側受板73の窪み部73gに当接する。規定部材83が当接することによって、規定部材83は、成形品10が成形される際における可動側スリーブ71に対するユニット75の位置を規定することとなる。この位置は、突き出し機構80の突き出しが実施される前における位置であり、ユニット75の基準位置である。規定部材83は、窪み部73gに対向し、窪み部73gに面当接する平面部83bを有している。
図3Aと図3Bとに示すように、ユニット75が基準位置に位置している際、平面部83aは窪み部71gから離れる。図3Cに示す突き出し時において、平面部83bは窪み部73gから離れる。
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、突き出し機構80は、受板側エジェクタ挿入口部73eとスリーブ側エジェクタ挿入口部71eとに挿入されるエジェクタピン85と、可動側受板73に対向して配設され、突き出し部材81とエジェクタピン85とリターンピン93とを支持するエジェクタ板87とをさらに有している。
[エジェクタピン85]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、エジェクタピン85は、例えば、棒状の部材であり、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。
[エジェクタ板87]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、エジェクタ板87は、第1の板部材87aと、可動側金型70の軸方向において可動側受板73と第1の板部材87aとの間に配設され、第1の板部材87aに載置される第2の板部材87bとを有している。第1の板部材87aには、突き出し部材81の基端部とエジェクタピン85の基端部とリターンピン93の基端部とが載置される。第2の板部材87bは、突き出し部材81が嵌合する嵌合口部87cと、エジェクタピン85が挿通する挿通口部87dと、リターンピン93が挿通する挿通口部87eとを有している。突き出し部材81が嵌合口部87cを嵌合し、エジェクタピン85が挿通口部87dを挿通し第1の板部材87aに載置され、リターンピン93が挿通口部87eを挿通し第1の板部材87aに載置される。この状態で、第2の板部材87bは、突き出し部材81の基端部とエジェクタピン85の基端部とリターンピン93の基端部とを第1の板部材87aと共に挟持することによって、突き出し部材81とエジェクタピン85とリターンピン93とを第1の板部材87aと共に支持する。
図3Aに示すように、エジェクタ板87は、可動側金型70が固定側金型50に対して閉じる際に図示しない機構によって押圧される。エジェクタ板87は、押圧によって可動側金型70の軸方向に沿って移動し、可動側受板73に近づく。これにより、エジェクタ板87は、可動側金型70の軸方向に沿って突き出し部材81とエジェクタピン85とリターンピン93とを固定側金型50に向かって押し出す。エジェクタ板87が可動側金型70の軸方向に沿って移動するため、エジェクタ板87の押し出し方向は可動側金型70の軸方向に沿っていることとなる。
また図3Bに示すように、エジェクタ板87は、可動側金型70が固定側金型50に対して開いた際に、戻し機構90の後述するエジェクタ側付勢部材95によって可動側金型70の軸方向に沿って可動側受板73から離れる。
[戻し機構90]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、戻し機構90は、ユニット75の先端面75aが可動側スリーブ71の先端面71aと同一平面上に配設されるように、突き出し機構80によって突き出されたユニット75を突き出し前の状態に戻す。突き出し前の状態とは、例えば、ユニット75の先端面75aが、PLよりも左側、詳細には、窪み部71dの底面と同一平面上に配設される位置を示す。なお突き出し前の状態は、成形品10の形状等によって所望に設定される。
[成形型側付勢部材91]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、戻し機構90は、ユニット75が突き出し前の状態に戻るように、規定部材83を介してユニット75を可動側金型70の軸方向において付勢する付勢力を有する成形型側付勢部材91を有している。詳細には、成形型側付勢部材91は、本体部751の基端部を巻回するように配設されている。成形型側付勢部材91は、スリーブ側収納部71bと受板側収納部73bに配設されている。成形型側付勢部材91の先端部は、可動側スリーブ71に固定されている。成形型側付勢部材91の基端部は、規定部材83に固定されている。このような成形型側付勢部材91は、規定部材83と介在部753とを介してユニット75をエジェクタ板87に向かって付勢する。そして、成形型側付勢部材91は、突き出し前の状態である例えばユニット75の先端面75aが窪み部71dの底面と同一平面に配設されるように、ユニット75を付勢する。成形型側付勢部材91は、成形品10が取り出された後に、前記したようにユニット75を付勢する。なお、付勢時において、規定部材83は、受板側収納部73bに収納されて、受板側収納部73bにおける可動側受板73の窪み部73gに当接する。規定部材83が当接することによって、規定部材83と成形型側付勢部材91とは、突き出し前の状態を規定することとなる。つまり、成形型側付勢部材91は、規定部材83が可動側受板73の窪み部73gに当接するように、可動側金型70の軸方向において規定部材83を付勢する。
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、成形型側付勢部材91は、成形型側付勢部材91の軸方向に伸縮する例えば巻きばねを有している。例えば、成形型側付勢部材91は、後述するエジェクタ側付勢部材95と同時に作用する。
また図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、戻し機構90は、エジェクタ板87によって支持され、受板側リターン挿入口部73fとスリーブ側リターン挿入口部71fとに挿入されるリターンピン93をさらに有している。また戻し機構90は、リターンピン93を巻回するように配設されるエジェクタ側付勢部材95をさらに有している。エジェクタ側付勢部材95は、リターンピン93とエジェクタピン85と突き出し部材81とを含むエジェクタ板87を可動側金型70の軸方向において可動側受板73から引き離す付勢力を有する。
[リターンピン93]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、リターンピン93は、例えば、棒状の部材であり、可動側金型70の軸方向に沿って配設されている。
[エジェクタ側付勢部材95]
図3Aと図3Bと図3Cとに示すように、エジェクタ側付勢部材95は、受板側リターン挿入口部73fに挿入される先端部と、エジェクタ板87に取り付けられている基端部とをしている。エジェクタ側付勢部材95は、エジェクタ側付勢部材95の軸方向に伸縮する例えば巻きばねを有している。
[作用]
図3Aに示すように、可動側金型70は、可動側スリーブ71の先端面71aの他部711bが固定側スリーブ51の先端面51aの他部に当接するように、固定側金型50に対して閉じられる。
前記において、図3Aに示すように、エジェクタ側付勢部材95は、エジェクタ側付勢部材95の軸方向に伸び、可動側金型70の軸方向においてエジェクタ板87が可動側受板73から引き離されるようにエジェクタ板87を付勢する。これにより、リターンピン93とエジェクタピン85と突き出し部材81とを含むエジェクタ板87は、可動側受板73から離れる。
そして図3Aに示すように、成形型側付勢部材91は、成形型側付勢部材91の軸方向に伸び、規定部材83を受板側収納部73bにおける可動側受板73の窪み部73gに向かって付勢する。規定部材83の平面部83bが可動側受板73の窪み部73gに当接することによって、規定部材83を含むユニット75は突き出し前の状態を再現性良く安定的に規定される。これにより、ユニット75の先端面75aは、窪み部71dの底面と同一平面上に位置決めされる。ユニット75は、突き出し前の状態に戻る。
前記によって、流路部17と成形キャビティ部15とが規定される。
成形品10を成形する材料は、溶融状態で、内部流路部59aから流路部17を介して成形キャビティ部15に充填される。充填時、規定部材83の平面部83bが窪み部73gに当接するため、ユニット75は突き出し前の状態を再現性良く安定的に規定されている。このため、規定状態で充填が実施され、成形品10の精度は均一となる。所望する時間経過すると、または冷却されると、材料は固化する。
図3Bに示すように可動側金型70は、可動側スリーブ71の先端面71aが固定側スリーブ51の先端面51aから離れるように、固定側金型50に対して開く。
そして図3Cに示すように、エジェクタ板87は、図示しない機構によって押圧され、押圧によって可動側金型70の軸方向に沿って移動し、可動側受板73に近づく。これにより、突き出し部材81とエジェクタピン85とリターンピン93とは、可動側金型70の軸方向に沿って固定側金型50に向かって押し出される。
図3Cに示すように、この押し出しによって、突き出し工程が実施される。この突き出し工程では、ユニット75の先端面75aが可動側スリーブ71の先端面71aから固定側金型50に向かって突き出されるように、突き出し機構80をユニット75の基端面75bの一部に当接させた状態から突き出し機構80によって可動側スリーブ71に対してユニット75を固定側金型50に向かって突き出す。このとき突き出し部材81は、介在部753に当接する。詳細には、突き出し部材81において、突き出し側曲面部81aは、ユニット75の基端面75bに点接触する。そして、突き出し部材81は、この状態から可動側スリーブ71に対してユニット75を固定側金型50に向かって突き出す。
可動側金型70が組み立てられる際に、本実施形態とは異なり、ユニット75と突き出し部材81とエジェクタ板87とが互いに一体となっていると、例えばこれら部材の加工誤差の積み重ね及び組立精度によって、突き出し部材81の軸方向がエジェクタ板87の平面方向に対して直交して配設されていない虞が生じる、言い換えると、突き出し部材81の軸方向がエジェクタ板87の押し出し方向に対して斜めにずれる虞が生じる。なおエジェクタ板87の押し出し方向は、前記したように、可動側金型70の軸方向に沿っている。
このような場合、ユニット75は、ユニット75の軸方向に沿って突き出し力をまっすぐに受けることができず、ユニット75の軸方向に対して斜めの突き出し力を受けることとなる。このため、ユニット75は、ユニット75の軸方向に沿って移動せず、ユニット75の軸方向に対して斜めに移動する虞が生じる。ユニット75と可動側スリーブ71(例えばスリーブ側収納部71b)の内周面との間のクリアランスが限りなく小さくなっている状態で、ユニット75が斜めに移動してしまうと、ユニット75は、可動側スリーブ71の内周面に当接してしまう虞が生じる。またユニット75は、当接した後において可動側スリーブ71の内周面を摺動する虞が生じる。これによりユニット75は、摺動によってこすれてしまう、つまり、かじりが発生してしまう虞が生じる。場合によっては、ユニット75は突き出されず、成形品10が取り出されない虞が生じる。またかじりの発生は、成形品10の精度低下につながる。
また前記したように、本実施形態とは異なり、ユニット75と突き出し部材81とエジェクタ板87とが互いに一体となっていると、組立精度によって、例えば、突き出し部材81の軸方向がエジェクタ板87の平面方向に対して直交して配設されていない虞が生じる。言い換えると、突き出し部材81の軸方向が可動側金型70の軸方向に対して斜めにずれる虞が生じる。これにより、ユニット75も可動側金型70の軸方向に対して言い換えると可動側スリーブ71の軸方向に対して斜めにずれた状態で可動側スリーブ71に収納される虞が生じる。この状態でユニット75が突き出されると、前記したように、ユニット75は、可動側スリーブ71の内周面に当接してしまう虞が生じる。よって、前記したように、かじりが発生する虞が生じる。場合によっては、ユニット75は突き出されず、成形品10が取り出されない虞が生じる。またかじりの発生は、成形品10の精度低下につながる。
しかしながら、本実施形態では、可動側金型70が組み立てられる際に、ユニット75の介在部753は突き出し部材81と連結していないため、組立精度に影響されることなく、前記した点接触が実施される。点接触における突き出しは、ユニット75の軸方向に沿って実施され、ユニット75の軸方向に対して斜めに実施されるものではない。このため、ユニット75は、ユニット75の軸方向に沿って移動し、ユニット75の軸方向に対して斜めに移動することが防止される。よって、ユニット75は、ユニット75と可動側スリーブ71の内周面との間のクリアランスが限りなく小さくなっている状態であっても、スリーブ側収納部71bにおいて、可動側スリーブ71の内周面に当接することが防止される。またユニット75は、当接によって可動側スリーブ71の内周面を摺動することが防止される。そしてユニット75は、摺動によってこすれてしまうことが防止され、かじりが発生してしまうことが抑制される。結果として、ユニット75は確実に突き出され、成形品10は確実に取り出される。またかじりの発生が抑制されるため、成形品10は高精度に成形される。
なお一度に複数の成形品10が取り出される場合、突き出し部材81は、ユニット75ごとに配設される。このため、組立精度が突き出し部材81毎に異なると、ユニット75毎にかじりが発生し、各成形品10の精度にばらつきが生じる。このように一度に複数の成形品10が取り出されるほど、かじりの影響は顕著となる。またこの場合、前記したようなかじりの発生は、成形品10の精度低下につながる。
このような場合であっても、本実施形態では、前記した点接触が突き出し部材81毎に確実に実施される。このため、複数の成形品10が取り出される場合であっても、かじりが発生してしまうことが抑制され、ユニット75は確実に突き出され、成形品10は確実に取り出され、成形品10は高精度に成形される。
なお前記突き出しにおいて、ユニット75が成形品10を突き出すタイミングと同時に、エジェクタピン85は成形品10の材料を突き出すこととなる。この材料は、成形品10と一体であり、内部流路部59aに配設されている。
また前記突き出しにおいて、規定部材83は、ユニット75と共に可動側金型70の軸方向に沿って移動する。そして成形型側付勢部材91は、規定部材83によって押されて縮む。また規定部材83は、スリーブ側収納部71bにおける可動側スリーブ71の窪み部71gに当接する。規定部材83が当接することによって、規定部材83は、突き出し量を規定することとなる。
また前記突き出しにおいて、エジェクタ側付勢部材95は縮む。
なお成形品10が可動側金型70から取り外されると、エジェクタ板87は図示しない機構の押圧を解放される。これにより、エジェクタ側付勢部材95は伸びて、エジェクタ側付勢部材95はエジェクタ板87を可動側金型70の軸方向に沿って可動側受板73から引き離す。突き出し部材81とエジェクタピン85とリターンピン93とは、エジェクタ板87と共に可動側金型70の軸方向に沿って移動する。
そして、成形型側付勢部材91は、成形型側付勢部材91の軸方向に伸び、規定部材83を受板側収納部73bにおける可動側受板73の窪み部73gに向かって付勢する。規定部材83の平面部83bが可動側受板73の窪み部73gに当接することによって、規定部材83を含むユニット75は突き出し前の状態に再現性良く安定的に規定される。これにより、ユニット75の先端面75aは、窪み部71dの底面と同一平面上に位置決めされる。つまりユニット75は、突き出し前の状態に再現性良く安定的に戻る。
なお、突き出し側曲面部81aは、規定部材83の厚み及び成形型側付勢部材91の付勢量によって、ユニット75の基端面75bから離れてもよい。
[効果]
このように本実施形態では、突き出し機構80は、ユニット75の基端面75bの一部に当接し、当接した状態から可動側スリーブ71に対してユニット75を固定側金型50に向かって突き出す。特に本実施形態では、当接において、点接触が実施される。
点接触における突き出しは、ユニット75の軸方向に沿って実施される。このため本実施形態では、ユニット75を、ユニット75の軸方向に沿って移動でき、ユニット75の軸方向に対して斜めに移動させることを防止できる。よって本実施形態では、ユニット75と可動側スリーブ71の内周面との間のクリアランスが限りなく小さくなっている状態であっても、ユニット75が可動側スリーブ71の内周面に当接することを防止できる。また本実施形態では、ユニット75が当接によって可動側スリーブ71の内周面を摺動することを防止できる。そして本実施形態では、ユニット75が摺動によってこすれてしまうことを防止でき、かじりが発生してしまうことを抑制できる。本実施形態では、結果として、ユニット75を確実に突き出すことができ、成形品10を確実に取り出すことができる。また本実施形態では、かじりの発生が抑制されるため、成形品10を高精度に成形できる。
なお一度に複数の成形品10が取り出される場合、本実施形態では、突き出し部材81は、ユニット75毎に配設される。このような場合であっても、本実施形態では、前記した点接触は、突き出し部材81毎に確実に実施される。このため本実施形態では、複数の成形品10が取り出される場合であっても、かじりが発生してしまうことを抑制でき、ユニット75を確実に突き出すことができ、成形品10を確実に取り出すことができ、成形品10を高精度に成形できる。
このように本実施形態では、組立精度に影響されることなく、かじりの発生を抑制でき、高精度の成形品10を成形でき、成形品10を確実に取り出すことができる。
また本実施形態では、ユニット75の基端面75bは平板形状を有しており、突き出し部材81は凸状の突き出し側曲面部81aを有している。これにより、本実施形態では、確実に点接触を実施できる。
また本実施形態では、突き出し部材81は、ユニット75毎に配設される。このため、本実施形態では、一度に複数の成形品10が取り出される場合であっても、有効となる。
また本実施形態では、本体部751と介在部753とが配設され、介在部753は本体部751と別体であり本体部751に対して交換可能である。このため、本実施形態では、介在部753を交換することによって、点接触のためのユニット75の基端面75bの形状及びサイズを自在に調整できる。なお介在部753は、本体部751と一体であってもよい。これにより、ユニット75の構成を簡素にできる。
また本実施形態では、規定部材83の厚みによってユニット75の突き出し量を成形品10の形状に応じて自在に規定できる。
また本実施形態では、ユニット75と可動側スリーブ71の内周面との間のクリアランスが限りなく小さくても、成形型側付勢部材91と規定部材83とによって、ユニット75を突き出し前の状態に戻すことができる。これにより、成形品10の材料が成形キャビティ部15に充填された際に、ユニット75が材料の圧力によって後退することを抑制でき、後退することに伴って生じる成形不良を抑制できる。また本実施形態では、規定部材83の厚みによってユニット75の突き出し前の状態を成形品10の形状に応じて自在に規定できる。
[第1の変形例]
[構成]
以下に図5Aを参照して、本実施形態の第1の変形例について説明する。本変形例では第1の実施形態とは異なる点のみ記載する。
ユニット75の介在部753は、ユニット75の基端面75bに配設される凸状の成形型側曲面部75cを有している。
この場合、突き出し機構80は、第1の実施形態と同様に、突き出しのために突き出し部材81を有しており、突き出し部材81は成形型側曲面部75cに点接触する凸状の突き出し側曲面部81aを有している。突き出し部材81は、第1の実施形態と同様に、ユニット75毎に配設されている。
[効果]
本変形例では、点接触を確実に実施でき、かじりが発生してしまうことを抑制でき、ユニット75を確実に突き出しでき、成形品10を確実に取り出すことができる。また本変形例では、成形品10を高精度に成形できる。
[第2の変形例]
以下に図5Bを参照して、本実施形態の第2の変形例について説明する。本変形例では第1の実施形態とは異なる点のみ記載する。
[構成]
ユニット75の介在部753は、ユニット75の基端面75bに配設される凸状の成形型側曲面部75cを有している。
この場合、突き出し機構80は、成形型側曲面部75cに点接触する平板部として機能するエジェクタ板87を有している。エジェクタ板87は、突き出し部材として1つ配設され、全てのユニット75の成形型側曲面部75cに対して接触する。
[効果]
本変形例では、一度に複数の成形品10が取り出される場合、突き出し部材として機能するエジェクタ板87をユニット75毎に配設する必要はなく、エジェクタ板87をユニット75毎に共有できる。よって本変形例では、突き出し機構80の構成を簡素にでき、成形金型30をコンパクト且つ小型にできる。また本実施形態では、突き出し部材81を不要にでき、成形金型30をコンパクトにできる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。

Claims (12)

  1. 固定側金型と、前記固定側金型に対向して配設され、前記固定側金型に対して閉じるまたは開くように可動する可動側金型とを有する成形金型であって、
    前記可動側金型は、
    可動側スリーブと、
    前記可動側スリーブに収納され、前記固定側金型の固定側成形型と共に成形品を成形する可動側成形型ユニットと、
    前記可動側成形型ユニットの先端面が前記可動側スリーブの先端面から前記固定側成形型に向かって突き出されるように、前記可動側成形型ユニットの基端面の一部に分離可能な関係で点接触にて当接し、点接触にて当接した状態から前記可動側スリーブに対して前記可動側成形型ユニットを前記固定側成形型に向かって突き出す突き出し機構と、
    を具備する成形金型。
  2. 前記可動側成形型ユニットの前記基端面は、平板形状を有し、
    前記突き出し機構は、突き出しのために、前記可動側成形型ユニットの前記基端面に点接触する凸状の突き出し側曲面部を有する突き出し部材を含む請求項に記載の成形金型。
  3. 前記可動側成形型ユニットは、前記可動側成形型ユニットの前記基端面に配設される凸状の成形型側曲面部を有し、
    前記突き出し機構は、突き出しのために、前記成形型側曲面部に点接触する凸状の突き出し側曲面部を有する突き出し部材を含む請求項に記載の成形金型。
  4. 前記突き出し部材は、前記可動側成形型ユニット毎に配設されている請求項または請求項に記載の成形金型。
  5. 前記可動側成形型ユニットは、
    前記成形品を成形する可動側成形型本体部と、
    前記可動側成形型本体部に嵌合する先端部と、前記可動側成形型ユニットの前記基端面を有する基端部とを有し、前記可動側成形型本体部と前記突き出し機構との間に介在する介在部と、
    を有する請求項に記載の成形金型。
  6. 前記可動側成形型ユニットは、前記可動側成形型ユニットの前記基端面に配設される凸状の成形型側曲面部を有し、
    前記突き出し機構は、前記成形型側曲面部に点接触する平板部を有する請求項に記載の成形金型。
  7. 前記平板部は、1つ配設され、全ての前記成形型側曲面部に対して接触する請求項に記載の成形金型。
  8. 前記可動側成形型ユニットは、
    前記成形品を成形する可動側成形型本体部と、
    前記可動側成形型本体部に嵌合する先端部と、前記可動側成形型ユニットの前記基端面を有する基端部とを有し、前記可動側成形型本体部と前記突き出し機構との間に介在する介在部と、
    を有する請求項に記載の成形金型。
  9. 前記突き出し機構は、前記可動側成形型ユニットに配設され、前記可動側スリーブに対する前記可動側成形型ユニットの位置及び突き出し量を規定する規定部材を有する請求項に記載の成形金型。
  10. 前記可動側成形型ユニットの前記先端面が前記可動側スリーブの前記先端面と同一平面上に配設されるように、前記突き出し機構によって突き出された前記可動側成形型ユニットを突き出し前の状態に戻す戻し機構をさらに有する請求項に記載の成形金型。
  11. 前記戻し機構は、前記可動側成形型ユニットが突き出し前の状態に戻るように、前記規定部材を介して前記可動側成形型ユニットを付勢する付勢力を有する成形型側付勢部材を有する請求項10に記載の成形金型。
  12. 請求項1に記載の成形金型を用いる製造方法であって、
    前記可動側スリーブに収納され、前記成形品を成形する前記可動側成形型ユニットにおいて、前記可動側成形型ユニットの先端面が前記可動側スリーブの先端面から前記固定側成形型に向かって突き出されるように、前記突き出し機構を前記可動側成形型ユニットの基端面の一部に点接触にて当接させた状態から前記突き出し機構によって前記可動側スリーブに対して前記可動側成形型ユニットを前記固定側成形型に向かって突き出す突き出し工程を具備する製造方法。
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