JP6228893B2 - 実装構造および実装方法 - Google Patents

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本発明は、実装構造および実装方法に関する。
電子部品を基板に実装する実装構造として、特許文献1の実装構造が知られている。特許文献1の実装構造は、トロイダルコアを有するコイル素子をケースの内部に収容し、ケースの外側に引き出されたコイル素子の外部端子を基板に接続するものである。
特開平11−97249号公報
コイル素子などの電子部品は、駆動時の熱によって電気特性が変化する。また、電子部品に樹脂が付着すると、電子部品の特性が劣化したり、樹脂の硬化収縮時の応力により、電子部品に断線が生じたりする惧れがある。そのため、電子部品をケースに収容した上で当該ケースの周囲に樹脂層を形成し、電子部品の熱を樹脂層を介して周囲に拡散させることが検討されている。
樹脂層は、粘度の低い材料で形成される場合があるが、このような樹脂は、ケースと外部端子との隙間からケースの内部に容易に侵入する。そのため、外部端子を外部に引き出すためのケースの挿通孔を小さくし、外部端子と挿通孔との間に隙間が生じないようにすることが必要である。しかし、挿通孔の加工精度や外部端子の位置精度などの制約により、挿通孔を小さくすることができず、ケースの内部への樹脂の侵入を十分に抑制することができなかった。
本発明の目的は、ケースの内部への樹脂の侵入を抑制することが可能な実装構造および実装方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る実装構造は、複数の外部端子を有する電子部品と、少なくとも底壁部が前記複数の外部端子を突き刺して貫通させることが可能な柔軟な材料で形成され、前記複数の外部端子を前記底壁部に突き刺して貫通させた状態で、前記底壁部と、前記底壁部から立設する側壁部と、で囲まれた空間に前記電子部品を収容するケースと、前記底壁部を貫通した前記複数の外部端子と電気的に接続された基板と、前記ケースの周囲の前記基板を覆って前記ケースと接する樹脂層と、を含む。
本発明の一態様に係る実装構造において、前記ケースは、シリコーン樹脂で形成することができる。
本発明の一態様に係る実装構造において、前記電子部品は、巻線が巻回されたコア部を有することができる。
本発明の一態様に係る実装方法は、複数の外部端子を有する電子部品を、少なくとも底壁部が前記複数の外部端子を突き刺して貫通させることが可能な柔軟な材料で形成されたケースに挿入し、前記複数の外部端子を前記底壁部に突き刺して貫通させる第一のステップと、前記底壁部を貫通した前記複数の外部端子を基板と電気的に接続する第二のステップと、前記ケースの周囲に樹脂を供給し、前記ケースの周囲の前記基板を覆って前記ケースと接する樹脂層を形成する第三のステップと、を含む。
本発明の一態様に係る実装方法において、前記第一のステップでは、前記ケースを、前記外部端子を突き刺すことが可能な柔軟な材料で形成された基台の上に載置し、前記複数の外部端子を前記基台に支持された前記底壁部に押し付けることにより、前記複数の外部端子を前記基台側に貫通させることができる。
本発明の一態様に係る実装方法において、前記第一のステップでは、前記ケースを、前記複数の外部端子を挿通可能な挿通部を有する基台の上に載置し、前記複数の外部端子を前記基台に支持された前記底壁部に突き刺して前記挿通部に挿通させることにより、前記複数の外部端子を前記基台側に貫通させることができる。
本発明の一態様に係る実装方法において、前記第一のステップでは、前記ケースに位置決め用の治具を挿入し、前記治具によって前記電子部品の前記ケース内の位置を位置決めすることができる。
本発明によれば、外部端子をケースの底壁部に突き刺して貫通させるため、挿通孔の加工精度や外部端子の位置精度などが高くなくても、外部端子とケースとの間に隙間が発生しにくい。よって、樹脂がケースの内部に侵入しにくくなる。
本発明の第一実施形態に係る実装構造の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る電子部品およびケースの斜視図である。 ケースに挿通孔が設けられた場合を説明する斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る実装方法の第一のステップを説明する図である。 第一のステップで用いられる基台を説明する図である。 第一のステップで用いられる治具を説明する図である。 本発明の第一実施形態に係る実装方法の第二のステップを説明する図である。 本発明の第二実施形態に係る実装方法の第一のステップで用いられる基台の斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る実装方法の第一のステップで用いられる基台の斜視図である。 本発明の第四実施形態に係る実装構造の斜視図およびヒューズの概略構成図である。
[第一の実施形態]
以下、図1および図2を参照して、本発明の第一の実施形態について説明する。
図1に示すように、実装構造100は、電子部品110と、ケース120と、基板130と、樹脂層140と、を含む。
電子部品110は、図2(a)に示すように、複数の外部端子111を有する。複数の外部端子111は、基板130(図1参照)と電気的に接続され、回路を形成する。電子部品110は、例えば、巻線113が巻回されたコア部112を有するトロイダルコイル素子である。複数の外部端子111は、巻線113の両端と電気的に接続される。複数の外部端子111の先端は、鉛直方向下側に向かって電子部品110から突出している。図1では、電子部品110のコア部112に2本の巻線113が巻回されている。電子部品110は、巻線113の各々につき2つ、合計4つの外部端子111を有している。
図1に戻って、樹脂層140は、熱伝導性に優れた材質の樹脂、例えばシリコーン樹脂で形成される。樹脂層140は、シリコーン樹脂に、シリカやアルミナなどよりなる無機フィラーが分散されたもので形成されていてもよい。
樹脂層140は、熱伝導性に優れた材質の樹脂で形成される。樹脂層140は、ケース120の周囲の基板130を覆ってケース120と接する。これにより、電子部品110を樹脂から保護するとともに、電子部品110で発生した熱をケース120および樹脂層140を介して周囲に放散させることができる。その結果、電子部品110が駆動時の熱によって電気特性が変化することを抑制し、電気特性を安定化させることができる。
ケース120は、図2(b)に示すように、底壁部121と、側壁部122と、を含む。側壁部122は、底壁部121から立設する。ケース120は、底壁部121と、側壁部122と、で囲まれた空間に電子部品110を収容する。ケース120は、例えば、電子部品110を収容するに足りる容積を有する直方体の箱であり、底壁部121と、側壁部122と、で囲まれた空間の上部は、電子部品110が挿入できるように開放されている。
複数の外部端子111をケース120の外部に引き出す方法としては、底壁部121に図3に示すように、複数の挿通孔123を設けることが考えられる。この場合、複数の挿通孔123の位置は、複数の外部端子111の位置に応じて位置決めする。
しかし、電子部品110の製造方法上の制約のために、複数の外部端子111の位置が精度よく決められない場合がある。例えば、電子部品110がトロイダルコイル素子である場合は、コア部112に巻線113をどのように巻回したかによって、複数の外部端子111の位置が異なってくる。
複数の外部端子111の位置が精度よく決められない電子部品110に対しては、ケース120の底壁部121に、予め複数の外部端子111のサイズよりも大きめに複数の挿通孔123を設けることが考えられる。
しかし、樹脂層140は、粘度の低い材料、例えばシリコーンゲルで形成されることがある。複数の外部端子111のサイズよりも大きめに複数の挿通孔123を設けた場合、粘度の低い材料は、挿通孔123と外部端子111との隙間からケースの内部に容易に侵入する。このため、樹脂層を形成する材料が電子部品110に付着し、電子部品110の劣化や断線が生じてしまう。
これに対し、図2(b)に示すように、本実施形態に係るケース120は、少なくとも底壁部121全体が、柔軟な材料で形成されている。このため、底壁部121に複数の外部端子111を突き刺して貫通させることが可能である。外部端子111をケース120の底壁部121に突き刺して貫通させるため、挿通孔の加工精度や外部端子111の位置精度などが高くなくても、外部端子111とケース120との間に隙間が発生しにくい。ケース120は、例えば、シリコーン樹脂で形成される。基板130は、底壁部121を貫通した複数の外部端子111と電気的に接続される。
本実施形態に係るケース120では、複数の外部端子111を底壁部121に突き刺して貫通させる。このため、電子部品110を実装する前に、底壁部121に複数の外部端子111の挿通孔を位置決めして設けなくてよい。これにより、底壁部121を精度よく加工する必要がなくなるため、ケース120を効率よく製造できるようになる。
また、電子部品110において複数の外部端子111の位置が精度よく定まっていない場合であっても、底壁部121に予め大きめの挿通孔を設ける必要がなくなる。さらに、底壁部121が柔軟な材料で形成されているため、複数の外部端子111が底壁部121を貫通していても、底壁部121を形成する材料は複数の外部端子111に密着する。このため、樹脂層140を形成する際に、底壁部121から樹脂がケース120の内部に侵入しない。これにより、電子部品110を樹脂から保護し、電子部品110の劣化や断線を防ぐことができる。
(実装方法)
以下、図1および図4から図7を参照して、本実施形態に係る実装方法について説明する。
(第一のステップ)
まず、図4に示すように、電子部品110から突出する複数の外部端子111を鉛直下側に向け、ケース120の底壁部121に対向させる。この向きを保ちながら、電子部品110をケース120に挿入する。複数の外部端子111の先端が底壁部121に接触したら、電子部品110をさらに底壁部121に押し付ける。底壁部121は柔軟な材料で形成されているため、複数の外部端子111は底壁部121に突き刺さって貫通する。
本ステップにおいては、図5に示すように、基台200を用いることができる。基台200は、複数の外部端子111を突き刺すことが可能な柔軟な材料、例えばポリウレタン等の樹脂材料で形成されている。基台200の載置面は、ケース120の底壁部121を載せられる程度に広くなっている。
本ステップにおいて、ケース120を基台200の上に載置し、複数の外部端子111を基台200に支持された底壁部121に押し付ける。複数の外部端子111を押し付ける間、複数の外部端子111と底壁部121との相対位置は変動しない。このため、複数の外部端子111を効率よく底壁部121に貫通させられる。
また、本ステップにおいては、図6(a)および図6(b)に示すような位置決め用の治具210を用いてもよい。
治具210は、ケース120に嵌め込み可能な筒状の部材である。治具210は、電子部品110が挿入される入口の部分(挿入口部211)が他の部分(本体部212)よりも広くなっている。本体部212の外法のサイズは、ケース120の内法のサイズと概ね等しい。治具210は、挿入口部211がケース120の上部からはみ出した状態で、ケース120に嵌め込まれる。本体部212は、電子部品110を挿入することで直ちに電子部品110の位置決めがされるように、内法のサイズが小さくなっている。
電子部品110は、挿入口部211を伝って本体部212に挿入される。これにより、電子部品110のケース120内の位置が位置決めされる。電子部品110がケース120に対して位置決めされた状態で、電子部品110の複数の外部端子111を、治具210の底部に露出した底壁部121に突き刺す。これにより、複数の外部端子111は、底壁部121を突き抜け、基台200側に貫通する。基台200は、柔軟な材料で形成されているので、底壁部121を貫通した外部端子111は、基台200に容易に突き刺さる。よって、外部端子111が基台200に突き当たって変形したり破損したりする惧れは少ない。複数の外部端子111を底壁部121に突き刺した後、治具210は、ケース120から取り外される。
(第二のステップ)
次に、図7に示すように、底壁部121を貫通した複数の外部端子111を、基板130と電気的に接続する。複数の外部端子111が、基板130の上に設けられた図示略の配線パターンと電気的に接続されることにより、電子部品110を含む回路が基板130上に形成される。
(第三のステップ)
次に、ケース120の周囲に樹脂を供給する。供給する樹脂としては、熱伝導性に優れた粘度の低い樹脂を用いる。具体的には、電子部品110が搭載された基板130を図示略の筐体に収容し、筐体の内部に樹脂を注入する。これにより、樹脂がケース120の周囲、およびケース120と基板130との隙間を充填する。この状態で樹脂を硬化させることにより、図1に示すように、ケース120の周囲の基板130を覆ってケース120と接する、熱伝導性に優れた樹脂層140を形成できる。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。本実施形態では、複数の外部端子111を底壁部121に突き刺して貫通させるため、底壁部121に複数の外部端子111の挿通孔を位置決めして設けなくてよい。これにより、底壁部121を精度よく加工する必要がなくなるため、ケース120を効率よく製造できる。
また、本実施形態では、複数の外部端子111を柔軟な材料で形成された底壁部121に突き刺して貫通させる。このため、底壁部121に大きめの挿通孔を設ける必要がなく、底壁部121を貫通した複数の外部端子111と底壁部121の間に隙間が生じることを抑制できる。このため、樹脂層140を形成する際に、底壁部121から樹脂がケース120の内部に侵入しない。その結果、樹脂が付着することによる電子部品110の劣化や断線を防ぐことができる。
また、本実施形態では、熱伝導性に優れた樹脂層140は、ケース120の周囲の基板130を覆ってケース120と接する。これにより、電子部品110を樹脂から保護するとともに、電子部品110で発生した熱をケース120および樹脂層140を介して周囲に放散させることができる。その結果、電子部品110が駆動時の熱によって電気特性が変化することを抑制し、電気特性を安定化させることができる。
[第二の実施形態]
以下、図8を参照して、第二の実施形態について説明する。以下、図1から図7までと共通する構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施形態では、基台200Aは挿通部201Aを有する。この点において、第一の実施形態と異なる。
図8(a)に示すように、本実施形態では、基台200Aの載置面には、複数の外部端子111を挿通可能な挿通部201Aが設けられている。挿通部201Aは、複数の外部端子111を基台200Aの裏面(載置面とは反対側の面)側に貫通させる貫通部であってもよく、複数の外部端子111を基台200Aの裏面側に貫通させない凹部であってもよい。基台200Aは、硬い材料、例えばプラスチックで形成されていてもよい。
挿通部201Aは、複数の外部端子111を挿通可能な、1または2以上の開口部を含む。本実施形態では、挿通部201Aは4つの開口部201a,201b,201c,201dを含む。開口部201a,201b,201c,201dは、4つの外部端子111の各々に対応して、それぞれ1つずつ設けられている。本実施形態の場合、開口部201a,201b,201c,201dは、基台200Aを貫通しない凹部であるが、開口部201a,201b,201c,201dは、基台200Aを貫通する貫通孔であってもよい。開口部201a,201b,201c,201dの内法は、外部端子111の各々の太さよりも大きい。
図8(b)に示すように、実装方法の第一のステップにおいて、ケース120を基台200Aの上に載置する。このとき、底壁部121が開口部201a,201b,201c,201dを覆うように、ケース120を載置する。電子部品110の複数の外部端子111を、治具210の底部に露出した底壁部121に突き刺す。これにより、複数の外部端子111は底壁部121を突き抜ける。
開口部201a,201b,201c,201dの内法は外部端子111の各々の太さよりも大きいので、外部端子111は基台200Aに突き当たることなく、挿通部210Aを挿通することができる。したがって、複数の外部端子111を、変形したり破損したりせずに、基台200A側に貫通させることができる。
以上のように、本実施形態では、ケース120を、複数の外部端子111を挿通可能な挿通部201Aを有する基台200Aの上に載置し、複数の外部端子111を基台200Aに支持された底壁部121に突き刺して挿通部201Aに挿通させることにより、複数の外部端子111を基台200A側に貫通させる。そのため、基台200Aに複数の外部端子111が突き刺さることにより、基台200Aが劣化する惧れがない。
[第三の実施形態]
以下、図9を参照して、第三の実施形態について説明する。以下、図1から図8までと共通する構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施形態では、挿通部201Bの形状は挿通部201Aと異なる。この点において、第二の実施形態と異なる。
図9(a)に示すように、本実施形態では、基台200Bの載置面には、複数の外部端子111を挿通可能な挿通部201Bが設けられている。挿通部201Bは、複数の外部端子111を基台200Bの裏面(載置面とは反対側の面)側に貫通させる貫通部であってもよく、複数の外部端子111を基台200Bの裏面側に貫通させない凹部であってもよい。基台200Bは、硬い材料、例えばプラスチックで形成されていてもよい。
本実施形態では、挿通部201Bは2つの開口部201e,201fを含む。開口部201e,201fは、互いに平行に設けられた溝である。開口部201e,201fの幅は、外部端子111の各々の太さよりも大きい。開口部201eは、4つの外部端子111のうち、2つを同時に挿通させることができるよう配置されている。開口部201fは、4つの外部端子111のうち、残りの2つを同時に挿通させることができるよう配置されている。本実施形態の場合、開口部201e,201fは、基台200Bを貫通しない凹部であるが、開口部201e,201fは、基台200Bを貫通する貫通孔であってもよい。
図9(b)に示すように、実装方法の第一のステップにおいて、ケース120を基台200Bの上に載置する。このとき、底壁部121が開口部201e,201fを覆うように、ケース120を載置する。基台200Bに支持された底壁部121に、4つの外部端子111を突き刺す。これにより、複数の外部端子111は底壁部121を突き抜ける。
開口部201e,201fの幅は外部端子111の各々の太さよりも大きいので、外部端子111は基台200Bに突き当たることなく、挿通部210Bを挿通することができる。したがって、複数の外部端子111を、変形したり破損したりせずに、基台200B側に貫通させることができる。
以上のように、本実施形態においても、基台200Bとして、複数の外部端子111を挿通可能な挿通部201Bを有する基台を用いている。そのため、基台200Bに複数の外部端子111が突き刺さることにより、基台200Bが劣化する惧れがない。
[第四の実施形態]
以下、図10を参照して、第四の実施形態について説明する。以下、図1から図9までと共通する構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施形態では、ケース120に収納される電子部品310は、温度ヒューズ素子である。この点において、第一から第三の実施形態と異なる。
図10(a)に示すように、本実施形態に係る実装構造300は、電子部品310と、ケース120と、基板130と、樹脂層140と、を含む。
図10(b)に示すように、電子部品310は、例えば、所定の温度以上になると溶融して断線する温度ヒューズ312と、電気抵抗313と、を含む。温度ヒューズ312は、所定の温度以上になると、溶融して断線する。温度ヒューズ312と電気抵抗313とは、導線314により直列に接続される。直列接続された温度ヒューズ312と電気抵抗313とは、複数の外部端子311により、基板130に電気的に接続される。
電子部品310が接続された基板130上に、放熱用の樹脂層140を形成する際に、樹脂層140の材料が温度ヒューズ312、電気抵抗313および導線314に付着すると、樹脂層140の硬化収縮時の応力によって温度ヒューズ312、電気抵抗313および導線314で、断線や劣化が生じるおそれがある。
本実施形態では、図10(a)に示すように、電子部品310をケース120に収納した状態で樹脂層140を形成することができる。これにより、樹脂層140の形成中に、樹脂層140の材料が電子部品310に付着するのを防ぐことができる。その結果、温度ヒューズ312、電気抵抗313および導線314で断線や劣化が生じることを防ぐことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
100…実装構造、110,310…電子部品、111,311…外部端子、112…コア部、113…巻線、120…ケース、121…底壁部、122…側壁部、130…基板、140…樹脂層、200,200A,200B…基台、201A,201B…挿通部、210…治具

Claims (7)

  1. 複数の外部端子を有する電子部品と、
    少なくとも底壁部が前記複数の外部端子を突き刺して貫通させることが可能な柔軟な材料で形成され、前記複数の外部端子を前記底壁部に突き刺して貫通させた状態で、前記底壁部と、前記底壁部から立設する側壁部と、で囲まれた空間に前記電子部品を収容するケースと、
    前記底壁部を貫通した前記複数の外部端子と電気的に接続された基板と、
    前記ケースの周囲の前記基板を覆って前記ケースと接する樹脂層と、
    を含む実装構造。
  2. 前記ケースは、シリコーン樹脂で形成されている
    請求項1に記載の実装構造。
  3. 前記電子部品は、巻線が巻回されたコア部を有する
    請求項1または2に記載の実装構造。
  4. 複数の外部端子を有する電子部品を、少なくとも底壁部が前記複数の外部端子を突き刺して貫通させることが可能な柔軟な材料で形成されたケースに挿入し、前記複数の外部端子を前記底壁部に突き刺して貫通させる第一のステップと、
    前記底壁部を貫通した前記複数の外部端子を基板と電気的に接続する第二のステップと、
    前記ケースの周囲に樹脂を供給し、前記ケースの周囲の前記基板を覆って前記ケースと接する樹脂層を形成する第三のステップと、
    を含む実装方法。
  5. 前記第一のステップでは、前記ケースを、前記外部端子を突き刺すことが可能な柔軟な材料で形成された基台の上に載置し、前記複数の外部端子を前記基台に支持された前記底壁部に押し付けることにより、前記複数の外部端子を前記基台側に貫通させる
    請求項4に記載の実装方法。
  6. 前記第一のステップでは、前記ケースを、前記複数の外部端子を挿通可能な挿通部を有する基台の上に載置し、前記複数の外部端子を前記基台に支持された前記底壁部に突き刺して前記挿通部に挿通させることにより、前記複数の外部端子を前記基台側に貫通させる
    請求項4に記載の実装方法。
  7. 前記第一のステップでは、前記ケースに位置決め用の治具を挿入し、前記治具によって前記電子部品の前記ケース内の位置を位置決めする
    請求項5または6に記載の実装方法。
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