以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、実施の形態は多くの異なる態様で実施することが可能であり、趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。したがって、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する構成において、同様のものを指す符号は異なる図面間で共通の符号を用いて示し、同一部分又は同様な機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
なお、ある一つの実施の形態の中で述べる内容(一部の内容でもよい)は、その実施の形態で述べる別の内容(一部の内容でもよい)、及び/又は、一つ若しくは複数の別の実施の形態で述べる内容(一部の内容でもよい)に対して、適用、組み合わせ、又は置き換えなどを行うことができる。
なお、ある一つの実施の形態において述べる図(一部でもよい)の構成は、その図の別の部分の構成、その実施の形態において述べる別の図(一部でもよい)の構成、及び/又は、一つ若しくは複数の別の実施の形態において述べる図(一部でもよい)の構成と組み合わせることができる。
なお、XとYとが接続されている、と明示的に記載する場合は、XとYとが電気的に接続されている場合と、XとYとが機能的に接続されている場合と、XとYとが直接接続されている場合とを含むものとする。ここで、X、Yは、対象物(例えば、装置、素子、回路、配線、電極、端子、導電膜、層、など)であるとする。したがって、所定の接続関係、例えば、図または文章に示された接続関係に限定されず、図または文章に示された接続関係以外のものも含むものとする。
XとYとが電気的に接続されている場合の一例としては、XとYとの電気的な接続を可能とする素子(例えば、スイッチ、トランジスタ、容量素子、インダクタ、抵抗素子、ダイオード、表示素子、発光素子、負荷など)が、XとYとの間に1個以上接続されることが可能である。なお、スイッチは、オンオフが制御される機能を有している。つまり、スイッチは、導通状態(オン状態)、または、非導通状態(オフ状態)になり、電流を流すか流さないかを制御する機能を有している。または、スイッチは、電流を流す経路を選択して切り替える機能を有している。
XとYとが機能的に接続されている場合の一例としては、XとYとの機能的な接続を可能とする回路(例えば、論理回路(インバータ、NAND回路、NOR回路など)、信号変換回路(DA変換回路、AD変換回路、ガンマ補正回路など)、電位レベル変換回路(電源回路(昇圧回路、降圧回路など)、信号の電位レベルを変えるレベルシフタ回路など)、電圧源、電流源、切り替え回路、増幅回路(信号振幅または電流量などを大きく出来る回路、オペアンプ、差動増幅回路、ソースフォロワ回路、バッファ回路など)、信号生成回路、記憶回路、制御回路など)が、XとYとの間に1個以上接続されることが可能である。なお、一例として、XとYとの間に別の回路を挟んでいても、Xから出力された信号がYへ伝達される場合は、XとYとは機能的に接続されているものとする。
なお、XとYとが接続されている、と明示的に記載する場合は、XとYとが電気的に接続されている場合と、XとYとが機能的に接続されている場合と、XとYとが直接接続されている場合とを含むものとする。つまり、電気的に接続されている、と明示的に記載する場合は、単に、接続されている、とのみ明示的に記載されている場合と同じであるとする。
なお、回路図上は独立している構成要素同士が電気的に接続しているように図示されている場合であっても、実際には、例えば配線の一部が電極としても機能する場合など、一の導電層が、配線及び電極のような複数の構成要素の機能を併せ持っている場合もある。本明細書において電気的に接続とは、このような、一の導電層が、複数の構成要素の機能を併せ持っている場合も、その範疇に含める。
なお、本明細書等においては、能動素子(トランジスタ、ダイオードなど)、受動素子(容量素子、抵抗素子など)などが有するすべての端子について、その接続先を特定しなくても、当業者であれば、発明の一態様を構成することは可能な場合がある。特に、端子の接続先として複数のケースが想定される場合には、その端子の接続先を特定の箇所に限定する必要はない。したがって、能動素子(トランジスタ、ダイオードなど)、受動素子(容量素子、抵抗素子など)などが有する一部の端子についてのみ、その接続先を特定することによって、発明の一態様を構成することが可能な場合がある。
なお、本明細書等においては、ある回路について、少なくとも接続先を特定すれば、当業者であれば、発明を特定することが可能な場合がある。または、ある回路について、少なくとも機能を特定すれば、当業者であれば、発明を特定することが可能な場合がある。したがって、ある回路について、機能を特定しなくても、接続先を特定すれば、発明の一態様として開示されているものであり、発明の一態様を構成することが可能である。または、ある回路について、接続先を特定しなくても、機能を特定すれば、発明の一態様として開示されているものであり、発明の一態様を構成することが可能である。
なお、明細書の中の図面や文章において規定されていない内容について、その内容を除くことを規定した発明を構成することが出来る。または、ある値について、上限値と下限値などで示される数値範囲が記載されている場合、その範囲を任意に狭めることで、または、その範囲の中の一点を除くことで、その範囲を一部除いて発明を規定することができる。これらにより、例えば、従来技術が本発明の技術的範囲内に入らないことを規定することができる。
具体例としては、ある回路において、第1乃至第5のトランジスタを用いている回路図が記載されているとする。その場合、その回路が、第6のトランジスタを有していないことを発明として規定することが可能である。または、その回路が、容量素子を有していないことを規定することが可能である。さらに、その回路が、ある特定の接続構造を有している第6のトランジスタを有していない、と規定して発明を構成することができる。または、その回路が、ある特定の接続構造を有している容量素子を有していない、と規定して発明を構成することができる。例えば、ゲートが第3のトランジスタのゲートと接続されている第6のトランジスタを有していない、と発明を規定することが可能である。または、例えば、第1の電極が第3のトランジスタのゲートと接続されている容量素子を有していない、と発明を規定することが可能である。
別の具体例としては、ある値について、例えば、「ある電圧が、3V以上10V以下であることが好適である」と記載されているとする。その場合、例えば、ある電圧が、−2V以上1V以下である場合を除く、と発明を規定することが可能である。または、例えば、ある電圧が、13V以上である場合を除く、と発明を規定することが可能である。なお、例えば、その電圧が、5V以上8V以下であると発明を規定することも可能である。なお、例えば、その電圧が、概略9Vであると発明を規定することも可能である。なお、例えば、その電圧が、3V以上10V以下であるが、9Vである場合を除くと発明を規定することも可能である。
別の具体例としては、ある値について、例えば、「ある電圧が、10Vであることが好適である」と記載されているとする。その場合、例えば、ある電圧が、−2V以上1V以下である場合を除く、と発明を規定することが可能である。または、例えば、ある電圧が、13V以上である場合を除く、と発明を規定することが可能である。
別の具体例としては、ある物質の性質について、例えば、「ある膜は、絶縁膜である」と記載されているとする。その場合、例えば、その絶縁膜が、有機絶縁膜である場合を除く、と発明を規定することが可能である。または、例えば、その絶縁膜が、無機絶縁膜である場合を除く、と発明を規定することが可能である。
別の具体例としては、ある積層構造について、例えば、「AとBとの間に、ある膜が設けられている」と記載されているとする。その場合、例えば、その膜が、4層以上の積層膜である場合を除く、と発明を規定することが可能である。または、例えば、Aとその膜との間に、導電膜が設けられている場合を除く、と発明を規定することが可能である。
(実施の形態1)
本発明の一態様は、発光素子を有する画素だけでなく、様々な回路として用いることができる。例えば、アナログ回路として用いることができる。または、電流源としての機能を有する回路として用いることができる。そこで、本実施の形態では、一例として、本発明の一態様における半導体装置の画素の構成、及び動作方法について説明する。
図1は、本発明の一態様における半導体装置の画素構成の一例を示す回路図である。該画素は、配線101、配線102、配線103、配線104、スイッチ121、スイッチ122、スイッチ123、スイッチ124、スイッチ125、スイッチ126、容量素子141、容量素子142、トランジスタ150、及び発光素子160を有する。
なお、配線101は、映像信号を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。一例としては、Vsigは映像信号、及び/又は、アナログ信号である。ただし、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されず、Vsigは、一定の電位でもよい。または、配線101は、プリチャージ信号を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。配線101は、電圧V1を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。
なお、配線102は、電源電圧を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。または、配線102は、逆バイアス電圧を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。なお、配線102の電位は、一定の電位であることが望ましいが、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されず、パルス信号のように変動してもよい。例えば、配線102の電位は、負荷に、順バイアス電圧だけでなく、逆バイアス電圧を加えるような電位であってもよい。または、配線102は、トランジスタ150に電流を供給することが出来る機能を有している。または、配線102は、負荷や発光素子に電流を供給することが出来る機能を有している。または、配線102は、電源線としての機能を有している。または、配線102は、電流供給線としての機能を有している。
なお、配線103は、陰極電圧を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。または、配線103は、初期化電圧を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。または、配線103は、H信号、または、L信号を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。なお、配線103の電位は、一定の電位であることが望ましいが、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されず、パルス信号のように変動してもよい。
なお、配線104は、電源電圧を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。なお、トランジスタ150がNチャネル型である場合、配線104は、配線102よりも低い電位を有することができる。逆に、トランジスタ150がPチャネル型である場合、配線104は、配線102よりも高い電位を有することができる。なお、配線104の電位は、一定の電位であることが望ましいが、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されず、パルス信号のように変動してもよい。
なお、配線101、配線102、配線103、配線104は、図28に示すように、回路9101、回路9102、回路9103、回路9104と接続されていてもよい。
ここで、回路9101、回路9102、回路9103、回路9104は、信号や一定電圧を供給することができる機能を有する。なお、回路9101、回路9102、回路9103、回路9104は、一つの同じ回路であってもよいし、別々の回路であってもよい。回路9101、回路9102、回路9103、回路9104の例としては、電源回路、パルス出力回路、ゲートドライバ回路などがある。
なお、トランジスタ150は、一例としては、少なくとも電流源としての機能を有している。したがって、例えば、トランジスタ150は、トランジスタ150の両端(ソースとドレインの間)に加わる電圧の大きさが変化しても、概ね一定の電流を供給する機能を有している。または、例えば、トランジスタ150は、発光素子160の電位が変化しても、発光素子160に概ね一定の電流を供給する機能を有している。または、例えば、トランジスタ150は、配線102の電位が変化しても、概ね一定の電流を供給する機能を有している。
ただし、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されず、トランジスタ150は電流源としての機能を有さないことも可能である。例えば、トランジスタ150は、スイッチの機能を有することが可能である。
なお、電流源とは別の電源として、電圧源がある。電圧源は、それに接続された回路に流れる電流が変化しても、一定の電圧を供給する機能を有している。したがって、電圧源も電流源も、電圧と電流とを供給する機能を有しているが、何が変化しても、一定の何を供給する機能を有しているのか、という点で、異なった機能を有するものである。電流源は、両端の電圧が変化しても、一定の電流を供給する機能を有し、電圧源は、電流が変化しても、一定の電圧を供給する機能を有している。
なお、容量素子141、又は/及び、容量素子142の容量値は、トランジスタ150のゲートの寄生容量の容量値よりも、大きいことが望ましく、望ましくは2倍以上、より望ましくは5倍以上が好適である。または、容量素子141、又は/及び、容量素子142の電極の面積は、トランジスタ150のチャネルの面積よりも大きいことが望ましく、望ましくは2倍以上、より望ましくは5倍以上が好適である。または、容量素子141、又は/及び、容量素子142の電極の面積は、トランジスタ150のゲート電極の面積よりも大きいことが望ましく、望ましくは2倍以上、より望ましくは5倍以上が好適である。それらにより、Vsigが入力されて、容量素子141、又は/及び、容量素子142とトランジスタのゲート容量とで、電圧が容量分割されたときに、容量素子141、又は/及び、容量素子142の電圧の減少を低減することができる。ただし、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されない。
なお、容量素子142の容量値は、容量素子141の容量値と、同じ程度の大きさであるか、それよりも、大きいことが望ましい。容量素子142の容量値は、容量素子141の容量値と、±20%以下の違い、より好ましくは±10%以下の違いであることが好適である。または、容量素子142の電極の面積は、容量素子141の電極の面積と、同じ程度大きさであるか、それよりも、大きいことが望ましい。これらにより、同じレイアウト面積のなかで、最適な動作を行うことが出来る。ただし、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されない。
スイッチ121の一方の電極は、配線101と接続され、スイッチ121の他方の電極は、スイッチ122の一方の電極、容量素子142の一方の電極、及びトランジスタ150のゲート電極と接続され、スイッチ122の他方の電極は、スイッチ123の一方の電極、及び容量素子141の一方の電極と接続され、スイッチ123の他方の電極は、容量素子142の他方の電極、及びスイッチ124の一方の電極と接続され、スイッチ124の他方の電極は、トランジスタ150のソース電極、及びスイッチ125の一方の電極と接続され、スイッチ125の他方の電極は、容量素子141の他方の電極、発光素子160のアノード電極、及びスイッチ126の一方の電極と接続され、スイッチ126の他方の電極は、配線104と接続され、発光素子160のカソード電極は、配線103と接続され、トランジスタ150のドレイン電極は、配線102と接続されている。
なお、図8に示すように、図1の回路構成における配線104が配線103を兼ねる構成としても良い。これにより、配線の数を減らすことができる。
なお、図1などは、回路構成の一例であるため、さらに、トランジスタを追加して設けることが可能である。逆に、図1などの各ノードにおいて、追加してトランジスタ、スイッチ、受動素子などを設けないようにすることも可能である。例えば、各ノードにおいて、直接的に接続されたトランジスタを、これ以上は設けないようにすることが可能である。したがって、例えば、あるノードにおいて、直接的に接続されているトランジスタはトランジスタ150のみであり、他のトランジスタはそのノードと直接的に接続されていない、というような構成にすることが可能である。
本実施の形態において、トランジスタのゲート−ソース間電圧はVgs、ドレイン−ソース間電圧はVds、しきい値電圧はVth、容量素子141及び容量素子142に蓄積された電圧はそれぞれVc1、Vc2とする。トランジスタ150は、一例としては、nチャネル型トランジスタとし、そのVgsがVthを上回ったとき、導通状態になるものとする。なお、トランジスタは、エンハンスメント型(ノーマリオフ型)だけでなく、デプリーション型(ノーマリオン型)でもよい。したがって、nチャネル型トランジスタとして、Vthが負の値を持つ場合もある。
なお、トランジスタとして、Pチャネル型を用いることも可能である。その場合、各配線の電位の変更や、発光素子160のアノードとカソードとを逆にすることなどによって、対応させることが可能である。図1において、トランジスタ150がPチャネル型の場合の回路例を図17に示す。
また、発光素子160のアノード電極は画素電極、カソード電極は対向電極と呼ぶこともできる。なお、トランジスタ150がPチャネル型の場合には、発光素子160のアノード電極は対向電極、カソード電極は画素電極となる場合がある。なお、発光素子160を発光するために少なくとも必要とする電位差をVelthとする。
なお、スイッチ121、スイッチ122、スイッチ123、スイッチ124、スイッチ125、スイッチ126は、それぞれに接続される走査線などの制御線(図示無し)からの信号を入力することによりオンオフが制御される。例えば、該スイッチにはトランジスタを用いることができ、動作のタイミングに合わせて、それぞれのトランジスタに接続される走査線を共有させることができる。図29において、トランジスタ9121、トランジスタ9122、トランジスタ9123、トランジスタ9124、トランジスタ9125、トランジスタ9126を用いた場合の回路図を示す。トランジスタ9121、トランジスタ9122、トランジスタ9123、トランジスタ9124、トランジスタ9125、トランジスタ9126のゲートは、配線8121、配線8122、配線8123、配線8124、配線8125、配線8126と接続されている。配線8121、配線8122、配線8123、配線8124、配線8125、配線8126は、パルス信号を供給する機能を有する回路7121、回路7122、回路7123、回路7124、回路7125、回路7126と接続されている。なお、図1以外の回路図についても、図29と同様に、トランジスタを用いて回路を構成することが出来る。また、該トランジスタの極性を変えることにより、更に、走査線を共有させて、複数の配線を1本の配線にまとめることによって、配線の数を減らすことができる。
例えば、図29において、複数の配線を1本の配線にまとめた場合の例を示す。図38は、配線8124を配線8121にまとめた場合と、配線8126を配線8122にまとめた場合とを示す。図39は、図38において、さらに、配線8121にまとめた場合を示す。つまり、図29において、配線8121、配線8122、配線8124、配線8126は、少なくとも2本の配線を、互いに、1本の配線にまとめることができる。または、トランジスタ9123の極性が異なるようにすれば、配線8122は、配線8121、配線8123、配線8126の少なくとも1本と、配線をまとめることができる。図40は、配線8123を配線8122にまとめた場合を示す。そこで、図39と図40とを組み合わせて、配線をまとめた場合を図41に示す。
同様に、図29において、配線をまとめた場合の例を図42、図43に示す。
なお、配線8121、配線8122、配線8123、配線8124、配線8125、配線8126は、選択信号を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。または、配線8121、配線8122、配線8123、配線8124、配線8125、配線8126は、制御信号を供給することができる機能、または、伝えることができる機能を有する。一例としては、選択信号または制御信号は、デジタル信号である。ただし、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されず、選択信号または制御信号は、一定の電位でもよい。
また、回路7121、回路7122、回路7123、回路7124、回路7125、回路7126は、パルス信号や選択信号を供給することができる機能を有する。なお、回路7121、回路7122、回路7123、回路7124、回路7125、回路7126は、一つの同じ回路であってもよいし、別々の回路であってもよい。回路7121、回路7122、回路7123、回路7124、回路7125、回路7126の例としては、パルス出力回路、ゲートドライバ回路などがある。
なお、本明細書においてトランジスタとは、ゲートと、ドレインと、ソースとを含む少なくとも三つの端子を有する素子である。そして、ドレイン(ドレイン端子、ドレイン領域またはドレイン電極)とソース(ソース端子、ソース領域またはソース電極)の間にチャネル領域を有しており、ドレインとチャネル領域とソースとを介して電流を流すことができる。ここで、ソースとドレインとは、トランジスタの構造や動作条件等によって変わるため、いずれがソースまたはドレインであるかを限定することが困難である。そこで、本書類(明細書、特許請求の範囲又は図面など)においては、ソース及びドレインとして機能する領域を、ソースもしくはドレインと呼ばない場合がある。その場合、一例としては、それぞれを第1端子、第2端子と表記する場合がある。あるいは、それぞれを第1の電極、第2の電極と表記する場合がある。あるいは、それぞれを第1の領域、第2の領域と表記する場合がある。あるいは、ソース領域、ドレイン領域と表記する場合がある。
なお、トランジスタは、ベースとエミッタとコレクタとを含む少なくとも三つの端子を有する素子であってもよい。この場合も同様に、一例として、エミッタとコレクタとの一方を、第1端子、第1電極、又は第1領域と表記し、エミッタとコレクタとの他方を、第2端子、第2電極、又は第2領域と表記する場合がある。なお、トランジスタとしてバイポーラトランジスタが用いられる場合、ゲートという表記をベースと言い換えることが可能である。
なお、第1、第2、第3などの語句は、様々な要素、部材、領域、層、区域を他のものと区別して記述するために用いられる。よって、第1、第2、第3などの語句は、要素、部材、領域、層、区域などの数を限定するものではない。さらに、例えば、「第1の」を「第2の」又は「第3の」などと置き換えることが可能である。
本明細書等において、スイッチとしては、様々な形態のものを用いることができる。スイッチは、導通状態(オン状態)、または、非導通状態(オフ状態)になり、電流を流すか流さないかを制御する機能を有している。または、スイッチは、電流を流す経路を選択して切り替える機能を有し、例えば、経路1に電流を流すことができるようにするか、経路2に電流を流すことができるようにするかを選択して切り替える機能を有している。スイッチの一例としては、電気的スイッチ又は機械的なスイッチなどを用いることができる。つまり、スイッチは、電流を制御できるものであればよく、特定のものに限定されない。スイッチの一例としては、トランジスタ(例えば、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタなど)、ダイオード(例えば、PNダイオード、PINダイオード、ショットキーダイオード、MIM(Metal Insulator Metal)ダイオード、MIS(Metal Insulator Semiconductor)ダイオード、ダイオード接続のトランジスタなど)、又はこれらを組み合わせた論理回路などがある。機械的なスイッチの一例としては、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)のように、MEMS(マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)技術を用いたスイッチがある。そのスイッチは、機械的に動かすことが可能な電極を有し、その電極が動くことによって、導通と非導通とを制御して動作する。
なお、オフ電流が少ないトランジスタとしては、LDD領域を有するトランジスタ、マルチゲート構造を有するトランジスタ、または半導体層として酸化物半導体を用いるトランジスタ等がある。また、トランジスタを組み合わせてスイッチとして動作させる場合、nチャネル型とpチャネル型の両方を用いた相補型のスイッチにしてもよい。相補型のスイッチにすることで、スイッチに入力する電位が、出力電位と比べて相対的に変化しても、適切に動作させることが出来る。
なお、スイッチとしてトランジスタを用いる場合、スイッチとして動作させるトランジスタのソースの電位が、低電位側電源(Vss、GND、0Vなど)の電位に近い値で動作する場合は、スイッチとしてNチャネル型トランジスタを用いることが望ましい。反対に、ソースの電位が、高電位側電源(Vddなど)の電位に近い値で動作する場合は、スイッチとしてPチャネル型トランジスタを用いることが望ましい。なぜなら、Nチャネル型トランジスタではソースが低電位側電源の電位に近い値で動作するとき、Pチャネル型トランジスタではソースが高電位側電源の電位に近い値で動作するとき、ゲートとソースとの間の電圧の絶対値を大きくできるからである。そのため、スイッチとして、より正確な動作を行うことができるからである。または、トランジスタがソースフォロワ動作をしてしまうことが少ないため、出力電圧の大きさが小さくなってしまうことが少ないからである。
なお、スイッチとして、Nチャネル型トランジスタとPチャネル型トランジスタとの両方を用いて、CMOS型のスイッチを用いてもよい。CMOS型のスイッチにすると、Pチャネル型トランジスタとNチャネル型トランジスタとのどちらか一方が導通すれば、電流が流れるため、スイッチとして機能しやすくなる。よって、スイッチへの入力信号の電圧が高い場合でも、低い場合でも、適切に電圧を出力させることができる。または、スイッチをオン又はオフさせるための信号の電圧振幅値を小さくすることができるので、消費電力を小さくすることができる。
なお、スイッチとしてトランジスタを用いる場合、スイッチは、入力端子(ソースまたはドレインの一方)と、出力端子(ソースまたはドレインの他方)と、導通を制御する端子(ゲート)とを有している場合がある。一方、スイッチとしてダイオードを用いる場合、スイッチは、導通を制御する端子を有していない場合がある。したがって、トランジスタよりもダイオードをスイッチとして用いた方が、端子を制御するための配線を少なくすることが出来る。
なお、トランジスタの一例としては、チャネルの上下にゲート電極が配置されている構造のトランジスタを適用することができる。チャネルの上下にゲート電極が配置される構造にすることにより、複数のトランジスタが並列に接続されたような回路構成となる。よって、チャネル領域が増えるため、電流値の増加を図ることができる。または、チャネルの上下にゲート電極が配置されている構造にすることにより、空乏層ができやすくなるため、S値の改善を図ることができる。
なお、トランジスタの一例としては、チャネル領域(もしくはその一部)にソース電極やドレイン電極が重なっている構造のトランジスタを用いることができる。チャネル領域(もしくはその一部)にソース電極やドレイン電極が重なる構造にすることによって、チャネル領域の一部に電荷が溜まることにより動作が不安定になることを防ぐことができる。
なお、容量素子は、一例としては、配線、半導体層、または電極等で絶縁膜を挟んだ構成とすればよい。容量素子は、トランジスタの特性に応じた電圧(例えば、しきい値電圧に応じた電圧、移動度に応じた電圧など)を保持することが出来る機能を有している。または、容量素子は、発光素子などの負荷に供給される電流の大きさに応じた電圧(例えば、Vsig、映像信号など)を保持することが出来る機能を有している。
なお、負荷とは、例えば、整流性を有するものや、容量性を有するものや、抵抗性を有するもの、スイッチを有する回路、画素回路、電流源回路などがある。例えば、整流性を有するものは、印加するバイアス方向により抵抗値が異なる電流電圧特性を有し、一方向のみにほとんど電流が流れる電気的特性を有するものであるとする。具体的に、負荷として、表示素子(液晶素子、EL素子など)、発光素子(EL(エレクトロルミネッセンス)素子(有機物及び無機物を含むEL素子、有機EL素子、無機EL素子)、LED(白色LED、赤色LED、緑色LED、青色LEDなど)、トランジスタ(電流に応じて発光するトランジスタ)、電子放出素子など)、または、表示素子や発光素子の一部(例えば、画素電極、アノード、カソード)などが挙げられる。
なお、発光素子の一例としては、陽極と、陰極と、陽極と陰極との間に挟まれたEL層と、を有する素子などがある。EL層の一例としては、1重項励起子からの発光(蛍光)を利用するもの、3重項励起子からの発光(燐光)を利用するもの、1重項励起子からの発光(蛍光)を利用するものと3重項励起子からの発光(燐光)を利用するものとを含むもの、有機物によって形成されたもの、無機物によって形成されたもの、有機物によって形成されたものと無機物によって形成されたものとを含むもの、高分子の材料を含むもの、低分子の材料の材料を含むもの、又は高分子の材料と低分子の材料とを含むもの、などがある。ただし、これに限定されず、EL素子として様々なものを用いることができる。
次に、図1で示した画素回路の動作の一例について、図2乃至図6のスイッチの動作を説明する図、及び図7のタイミングチャートを用いて説明する。なお、図7のタイミングチャートにおいて、1画面分の画像を表示する期間に相当する1フレーム期間220は、初期化期間201、放電期間202、信号入力終了期間203、信号加算期間204、発光期間205に分割される。なお、1フレーム期間のうち、発光期間を除く期間をまとめてアドレス期間210と呼ぶ。また、1フレーム期間の長さは特に限定されないが、画像をみる人がちらつき(フリッカ)を感じないように少なくとも1/60秒以下、より望ましくは、1/120秒以下とすることが好ましい。
なお、初期化期間201、放電期間202、信号入力終了期間203、信号加算期間204について、いずれかの期間を設けないようにすることも可能である。例えば、信号入力終了期間203、または、信号加算期間204を省略することも可能である。または、さらに別の期間、例えば、移動度補正期間を追加して設けることも可能である。したがって、動作方法は、図2乃至図6、図7に限定されない。
なお、発光素子160のカソードには配線103が接続されており、カソードの電位は配線103の電位V2となる。したがって、配線102には、一例としては、V2+Velth+Vth+α(α:任意の正の数)以上の電位が入力されれば良い。なお、V2は、発光素子160が動作時に順バイアスとなりえる範囲で配線104の電位V1よりも高い電位であれば良い。または、配線104の電位V1と同じ電位であっても良い。
まず、図7のタイミングチャートの初期化期間201において、図2(A)に示すようにスイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオン、スイッチ126をオンの状態とする。
なお、一例としては、配線101には、ビデオ信号に相当する画素の階調に従った信号、即ち輝度データに応じた信号電位(Vsig)、配線102には電源電位(Vdd)、配線103には発光素子160を制御するための電位(V2)、配線104には回路の基準電位(V1)が入力される。ただし、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されず、各配線には、別の信号や電位が供給されることも可能である。
このとき、トランジスタ150は導通状態となるが、発光素子にはVelth以上の電圧がかからないため動作しない。また、容量素子141及び容量素子142には、Vsig−V1が保持される。なお、初期化期間201では、少なくとも容量素子142にVthよりも高い電圧が保持されれば良い。
なお、図2(A)の画素回路は初期化期間201の動作を説明するための一例を図示したものであり、スイッチの形態や、スイッチ、配線、容量素子、及びトランジスタなどの互いの接続形態も限られない。したがって、該画素回路は初期化期間201において、一例としては、図2(B)の回路図を満足する形態であれば良い。
なお、初期化期間201において、スイッチ122がオフでもよい。スイッチ122がオフの場合には、別の期間において、容量素子141に電圧を供給すればよい。
次に、図7のタイミングチャートの放電期間202において、図3(A)に示すようにスイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、トランジスタ150のソース側の電位が徐々に上昇し、やがてトランジスタ150は非導通状態となる。このときのVgsがVthとなることから、容量素子142にはVthが保持されるようになる。また、容量素子141は変化せず、Vsig−V1が保持されている。なお、容量素子141には、初期化期間201及び放電期間202を合わせた期間中に、または、いずれかの期間中に、Vsig−V1が保持されれば良い。
なお、図3(A)の画素回路は放電期間202の動作を説明するための一例を図示したものであり、スイッチの形態や、スイッチ、配線、容量素子、及びトランジスタなどの互いの接続形態も限られない。したがって、該画素回路は放電期間202において、一例としては、図3(B)の回路図を満足する形態であれば良い。
なお、Vgsが、トランジスタ150のしきい値電圧Vthに等しくなるまでには、非常に長い時間が必要となる場合がある。したがって、Vgsは、しきい値電圧Vthまで完全に低下させずに、動作させる場合も多い。つまり、Vgsは、しきい値電圧Vthよりも、わずかに大きい値となった状態で、放電期間202が終了する場合も多い。つまり、放電期間202が終了した時点では、Vgsは、しきい値電圧に応じた大きさの電圧になっている、ということも出来る。
なお、Vgsがトランジスタ150のしきい値電圧Vthに等しくなるまでの期間は、トランジスタ150の移動度に応じて異なる。つまり、移動度が高い場合は、より短い期間でしきい値電圧Vthに等しくなり、移動度が低い場合は、より長い期間でしきい値電圧Vthに等しくなる。逆に、同じ長さの期間で放電させた場合、Vgsは、移動度が高い場合は、よりVthに近い小さい値になり、移動度が低い場合は、よりVthに遠い大きい値になる。つまり、放電期間202を短めの期間にすることにより、移動度のばらつきに応じて、Vgsを取得することができる。つまり、移動度の違いによってトランジスタ間のオン電流に差が出ないようにVgsを調整することが可能である。
なお、放電期間202において、トランジスタ150のしきい値電圧Vthが正か負かということに関係なく、動作させることができる。これは、トランジスタ150がオフ状態となるまで、トランジスタ150のソース電位が上昇できるからである。つまり、トランジスタ150のゲート電位よりも、トランジスタ150のソース電位の方が高くなった状態で、ようやくトランジスタ150がオフし、VgsがVthとなる、ということが可能であるからである。したがって、トランジスタ150がエンハンスメント型(ノーマリオフ型)であっても、デプリーション型(ノーマリオン型)であっても、正常に動作させることができる。
したがって、トランジスタ150が、デプリーション型になりやすい、または、劣化やばらつきなどによって、デプリーション型になる可能性がある場合でも、正常に動作させることができる。よって、例えば、トランジスタ150として、酸化物半導体を有する活性層を用いたトランジスタを採用することが可能である。
なお、放電期間202において、スイッチ126がオフでもよい。同様に、スイッチ122がオフでもよい。スイッチ126またはスイッチ122がオフの場合、別の期間において、容量素子141に電圧を供給すればよい。
次に、図7のタイミングチャートの信号入力終了期間203において、図4(A)に示すようにスイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、容量素子141に保持される電圧(Vsig−V1)、及び容量素子142に保持される電圧(Vth、または、Vthに応じた電圧)が確定される。
なお、図4(A)の画素回路は信号入力終了期間203の動作を説明するための一例を図示したものであり、スイッチの形態や、スイッチ、配線、容量素子、及びトランジスタなどの互いの接続形態も限られない。したがって、該画素回路は信号入力終了期間203において、例えば、図4(B)の回路図を満足する形態であれば良い。
なお、信号入力終了期間203において、スイッチ126がオフでもよい。同様に、スイッチ124がオフでもよい。
このように、信号入力終了期間203を設けることにより、各スイッチのオンのオフの切り替え動作が重なってしまうことによって、信号が混ざってしまったり、ノイズが入ってしまったりすることを低減することができる。ただし、放電期間202の後、信号入力終了期間203を設けずに、信号加算期間204に入ってもよい。
次に、図7のタイミングチャートの信号加算期間204において、図5(A)に示すようにスイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、容量素子141、及び容量素子142のそれぞれの電圧が加算され、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vthの電圧がかかるようになる。
なお、図5(A)の画素回路は信号加算期間204の動作を説明するための一例を図示したものであり、スイッチの形態や、スイッチ、配線、容量素子、及びトランジスタなどの互いの接続形態も限られない。したがって、該画素回路は信号加算期間204において、例えば、図5(B)の回路図を満足する形態であれば良い。
なお、信号加算期間204において、スイッチ126がオフでもよい。同様に、スイッチ125がオンでもよい。なお、スイッチ126がオフで、かつ、スイッチ125がオンの場合、トランジスタ150から発光素子160に電流が供給される場合がある。
このように、信号加算期間204を設けることにより、各スイッチのオンのオフの切り替え動作が重なってしまうことによって、信号が混ざってしまったり、ノイズが入ってしまったりすることを低減することができる。ただし、放電期間202、または、信号入力終了期間203の後、信号加算期間204を設けずに、発光期間205に入ってもよい。
次に、図7のタイミングチャートの発光期間205において、図6(A)に示すようにスイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオン、スイッチ126をオフの状態とする。
スイッチ126をオフとすることで、発光素子160に電流が流れるようになり、トランジスタ150のソースの電位はV1+Velまで上昇する。ここで、Velは、発光素子160に加わる電圧である。この電圧は、発光素子160に流れる電流や、発光素子160の電流電圧特性、発光素子160の劣化状態、発光素子160の温度などに応じて、異なる値を持つ。そして、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vth+Velの電圧がかかるようになる。このときのトランジスタ150のVgsは、Vsig−V1+Vthとなる。
つまり、トランジスタ150のゲートにVthを含む電圧がかかるようになることから、画素間におけるVthのばらつき、及びトランジスタの劣化によるVthの変動による発光素子に対する影響を排除することができ、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
さらに、Vthが負の値を有する場合、つまり、デプリーション型(ノーマリオン型)の場合であっても、画素間におけるVthのばらつき、及びトランジスタの劣化によるVthの変動による発光素子に対する影響を排除することができ、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
また、発光素子が劣化するとVelが高くなる場合がある。または、発光素子の特性がばらついたり、発光色に応じて特性が異なったりして、Velが異なる場合がある。この発光素子の劣化は、その電流電圧特性が劣化前に比べ平行にシフトした場合に限られない。例えば、特性の傾きや特性が曲線で表される際にはその微分値が劣化前と比べ異なる場合も含まれる。駆動用トランジスタがnチャネル型の場合、図14などの従来の画素回路においては、Velが高くなるとソース電位が上がり、Vgsが低下するため発光素子に流れる電流が低下し、表示画像の輝度の低下が起こる。しかしながら、本発明の一態様における半導体装置の画素回路においては、トランジスタ150のゲートにVelを含む電圧がかかるようになり、Vgsは、Vsig−V1+Vthとなることから、発光素子160の劣化によるVelの上昇の影響や、Velの違いが排除され、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
なお、発光期間において、スイッチ125をオフにすることにより、発光素子160に電流が流れないようにして、発光素子160を非発光状態にすることも可能である。これにより、1フレーム期間中のほとんどの期間で発光するホールド駆動から、発光期間の短いインパルス駆動に近づけることも可能である。つまり、デューティー比(1フレーム期間中の発光期間の割合)を下げると、インパルス駆動に近づけることにより、動画の応答速度を早くすることが出来る。これにより、残像が残りにくくなる。
なお、トランジスタ150を飽和領域で動作させた場合、チャネル長Lが短いほど、ドレイン電圧を著しく増大させると、降伏現象により電流が大量に流れやすい。
また、ドレイン電圧をピンチオフ電圧より増大させるとピンチオフ点がソース側に移動し、実質チャネルとして機能する実効的なチャネル長は減少する。これにより、電流値が増大する。この現象をチャネル長変調と呼ぶ。なお、ピンチオフ点とはチャネルが消滅していきゲート下においてチャネルの厚さが0となる境界箇所であり、ピンチオフ電圧とはピンチオフ点がドレイン端となる時の電圧を指す。この現象も、チャネル長Lが短いほど起こり易い。例えば、チャネル長変調による電圧−電流特性のモデル図を図13に示す。なお、図13において、トランジスタのチャネル長Lは(a)>(b)>(c)である。
以上のことから、トランジスタ150を飽和領域で動作させる場合、ドレイン・ソース間電圧Vdsに対する電流Iはより一定に近い方が好ましい。よって、トランジスタ150のチャネル長Lは長い方がより好ましい。たとえば、トランジスタのチャネル長Lはチャネル幅Wより大きい方が好ましい。または、チャネル長Lは10μm以上50μm以下、より望ましくは15μm以上40μm以下が好ましい。または、スイッチ121乃至スイッチ126がトランジスタである場合、それらのチャネル長Lよりも、トランジスタ150のチャネル長Lの方が大きいことが好ましい。または、1つの画素回路において、トランジスタ150のチャネル長Lが、最も大きいことが好ましい。ただし、チャネル長L及びチャネル幅Wはこれに限定されない。
以上のようにトランジスタのしきい値電圧や移動度のばらつきに起因した電流値のばらつきを抑制することができるため、本発明の一態様においてそのトランジスタによって制御された電流の供給先は特に限定されない。そのため、図1に示した発光素子160は、代表的にはEL素子(有機EL素子、無機EL素子又は有機物及び無機物を含むEL素子)を適用することができる。また、発光素子160に換えて、電子放出素子、液晶素子、電子インク、抵抗素子などを適用することもできる。
または、トランジスタ150の電流の供給先は、電流源回路などの回路や、画素回路などでもよい。したがって、トランジスタ150やスイッチ121乃至スイッチ126で構成される回路は、画素回路以外の回路、例えば、アナログ回路、ソース線駆動回路、DA変換回路、または、それらの一部として用いることが出来る。よって、トランジスタ150の電流は、さまざまな負荷に供給することができる。
また、トランジスタ150は、発光素子160に供給する電流を制御する機能を有していれば良いため、特にトランジスタの種類は限定されず様々なものを用いることができる。例えば、結晶性半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(TFT)、非晶質シリコンや多結晶シリコンに代表される非単結晶半導体膜を用いた薄膜トランジスタ、半導体基板やSOI基板を用いて形成されるトランジスタ、MOS型トランジスタ、接合型トランジスタ、バイポーラトランジスタ、ZnOやInGaZnOなどの化合物半導体や酸化物半導体を用いたトランジスタ、有機半導体やカーボンナノチューブを用いたトランジスタ、その他のトランジスタをトランジスタ150に適用することができる。
特に、デプリーション型(ノーマリオン型)になりやすいトランジスタとして、酸化物半導体を活性層に用いたトランジスタを適用することは好適である。
TFTを用いる場合、様々なメリットがある。例えば、単結晶シリコンの場合よりも低い温度で製造できるため、製造コストの削減、又は製造装置の大型化を図ることができる。製造装置を大きくできるため、大型基板上に製造できる。そのため、同時に多くの個数の表示装置を製造できるため、低コストで製造できる。または、製造温度が低いため、耐熱性の弱い基板を用いることができる。そのため、透光性を有する基板上にトランジスタを製造できる。または、透光性を有する基板上のトランジスタを用いて表示素子での光の透過を制御することが出来る。または、トランジスタの膜厚が薄いため、トランジスタを形成する膜の一部は、光を透過させることが出来る。そのため、開口率が向上させることができる。
なお、多結晶シリコンを製造するときに、触媒(ニッケルなど)を用いることにより、結晶性をさらに向上させ、電気特性のよいトランジスタを製造することが可能となる。その結果、ゲートドライバ回路(走査線駆動回路)、ソースドライバ回路(信号線駆動回路)、及び信号処理回路(信号生成回路、ガンマ補正回路、DA変換回路など)を基板上に一体形成することが出来る。
なお、微結晶シリコンを製造するときに、触媒(ニッケルなど)を用いることにより、結晶性をさらに向上させ、電気特性のよいトランジスタを製造することが可能となる。このとき、レーザー照射を行うことなく、熱処理を加えるだけで、結晶性を向上させることも可能である。その結果、ソースドライバ回路の一部(アナログスイッチなど)及びゲートドライバ回路(走査線駆動回路)を基板上に一体形成することが出来る。なお、結晶化のためにレーザー照射を行わない場合は、シリコンの結晶性のムラを抑えることができる。そのため、画質の向上した画像を表示することが出来る。ただし、触媒(ニッケルなど)を用いずに、多結晶シリコン又は微結晶シリコンを製造することは可能である。
なお、シリコンの結晶性を、多結晶又は微結晶などへと向上させることは、パネル全体で行うことが望ましいが、それに限定されない。パネルの一部の領域のみにおいて、シリコンの結晶性を向上させてもよい。選択的に結晶性を向上させることは、レーザー光を選択的に照射することなどにより可能である。例えば、画素以外の領域である周辺回路領域にのみ、ゲートドライバ回路及びソースドライバ回路などの領域にのみ、又はソースドライバ回路の一部(例えば、アナログスイッチ)の領域にのみ、にレーザー光を照射してもよい。その結果、回路を高速に動作させる必要がある領域にのみ、シリコンの結晶化を向上させることができる。画素領域は、高速に動作させる必要性が低いため、結晶性が向上されなくても、問題なく画素回路を動作させることができる。こうすることによって、結晶性を向上させる領域が少なくて済むため、製造工程も短くすることができる。そのため、スループットが向上し、製造コストを低減させることができる。または、必要とされる製造装置の数も少ない数で製造できるため、製造コストを低減させることができる。
なお、トランジスタの一例としては、化合物半導体(例えば、SiGe、GaAsなど)、又は酸化物半導体(例えば、酸化亜鉛、インジウムガリウム亜鉛酸化物、インジウム亜鉛酸化物、インジウム錫酸化物、酸化スズ、酸化チタン、アルミ亜鉛スズ酸化物、インジウムスズ亜鉛酸化物など)を有するトランジスタ又は、これらの化合物半導体又は酸化物半導体を薄膜化した薄膜トランジスタなどを用いることが出来る。これらにより、製造温度を低くできるので、例えば、室温でトランジスタを製造することが可能となる。その結果、耐熱性の低い基板、例えばプラスチック基板又はフィルム基板などに直接トランジスタを形成することが出来る。なお、これらの化合物半導体又は酸化物半導体を、トランジスタのチャネル部分に用いるだけでなく、それ以外の用途で用いることもできる。例えば、これらの化合物半導体又は酸化物半導体を配線、抵抗素子、画素電極、又は透光性を有する電極などとして用いることができる。それらをトランジスタと同時に成膜又は形成することが可能なため、コストを低減できる。
なお、トランジスタの一例としては、インクジェット法又は印刷法を用いて形成したトランジスタなどを用いることができる。これらにより、室温で製造、低真空度で製造、又は大型基板上に製造することができる。よって、マスク(レチクル)を用いなくても製造することが可能となるため、トランジスタのレイアウトを容易に変更することができる。または、レジストを用いずに製造することが可能なので、材料費が安くなり、工程数を削減できる。または、必要な部分にのみ膜を付けることが可能なので、全面に成膜した後でエッチングする、という製法よりも、材料が無駄にならず、低コストにできる。
なお、トランジスタの一例としては、有機半導体やカーボンナノチューブを有するトランジスタ等を用いることができる。これらにより、曲げることが可能な基板上にトランジスタを形成することができる。有機半導体やカーボンナノチューブを有するトランジスタを用いた装置は、衝撃に強くすることができる。
なお、トランジスタとしては、他にも様々な構造のトランジスタを用いることができる。例えば、トランジスタとして、MOS型トランジスタ、接合型トランジスタ、バイポーラトランジスタなどを用いることができる。トランジスタとしてMOS型トランジスタを用いることにより、トランジスタのサイズを小さくすることができる。よって、複数のトランジスタを搭載することができる。トランジスタとしてバイポーラトランジスタを用いることにより、大きな電流を流すことができる。よって、高速に回路を動作させることができる。なお、MOS型トランジスタとバイポーラトランジスタとを1つの基板に混在させて形成してもよい。これにより、低消費電力、小型化、高速動作などを実現することができる。
例えば、本明細書等において、トランジスタの一例としては、ゲート電極が2個以上のマルチゲート構造のトランジスタを用いることができる。マルチゲート構造にすると、チャネル領域が直列に接続されるため、複数のトランジスタが直列に接続された構造となる。よって、マルチゲート構造により、オフ電流の低減、トランジスタの耐圧向上(信頼性の向上)を図ることができる。または、マルチゲート構造により、飽和領域で動作する時に、ドレインとソースとの間の電圧が変化しても、ドレインとソースとの間の電流があまり変化せず、傾きがフラットである電圧・電流特性を得ることができる。傾きがフラットである電圧・電流特性を利用すると、理想的な電流源回路、又は非常に高い抵抗値をもつ能動負荷を実現することができる。その結果、特性のよい差動回路又はカレントミラー回路などを実現することができる。
なお、トランジスタの一例としては、チャネル領域の上にゲート電極が配置されている構造、チャネル領域の下にゲート電極が配置されている構造、正スタガ構造、逆スタガ構造、チャネル領域を複数の領域に分けた構造、チャネル領域を並列に接続した構造、又はチャネル領域が直列に接続する構造などのトランジスタを用いることができる。
なお、トランジスタの一例としては、LDD領域を設けた構造を適用できる。LDD領域を設けることにより、オフ電流の低減、又はトランジスタの耐圧向上(信頼性の向上)を図ることができる。または、LDD領域を設けることにより、飽和領域で動作する時に、ドレインとソースとの間の電圧が変化しても、ドレイン電流があまり変化せず、傾きがフラットな電圧・電流特性を得ることができる。
例えば、本明細書等において、様々な基板を用いて、トランジスタを形成することができる。基板の種類は、特定のものに限定されることはない。その基板の一例としては、半導体基板(例えば単結晶基板又はシリコン基板)、SOI基板、ガラス基板、石英基板、プラスチック基板、金属基板、ステンレス・スチル基板、ステンレス・スチル・ホイルを有する基板、タングステン基板、タングステン・ホイルを有する基板、可撓性基板、貼り合わせフィルム、繊維状の材料を含む紙、又は基材フィルムなどがある。ガラス基板の一例としては、バリウムホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、又はソーダライムガラスなどがある。可撓性基板の一例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)に代表されるプラスチック、又はアクリル等の可撓性を有する合成樹脂などがある。貼り合わせフィルムの一例としては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリフッ化ビニル、又はポリ塩化ビニルなどがある。基材フィルムの一例としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、無機蒸着フィルム、又は紙類などがある。特に、半導体基板、単結晶基板、又はSOI基板などを用いてトランジスタを製造することによって、特性、サイズ、又は形状などのばらつきが少なく、電流能力が高く、サイズの小さいトランジスタを製造することができる。このようなトランジスタによって回路を構成すると、回路の低消費電力化、又は回路の高集積化を図ることができる。
なお、ある基板を用いてトランジスタを形成し、その後、別の基板にトランジスタを転置し、別の基板上にトランジスタを配置してもよい。トランジスタが転置される基板の一例としては、上述したトランジスタを形成することが可能な基板に加え、紙基板、セロファン基板、石材基板、木材基板、布基板(天然繊維(絹、綿、麻)、合成繊維(ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル)若しくは再生繊維(アセテート、キュプラ、レーヨン、再生ポリエステル)などを含む)、皮革基板、又はゴム基板などがある。これらの基板を用いることにより、特性のよいトランジスタの形成、消費電力の小さいトランジスタの形成、壊れにくい装置の製造、耐熱性の付与、軽量化、又は薄型化を図ることができる。
なお、所定の機能を実現させるために必要な回路の全てを、同一の基板(例えば、ガラス基板、プラスチック基板、単結晶基板、又はSOI基板など)に形成することが可能である。こうして、部品点数の削減によるコストの低減、又は回路部品との接続点数の低減による信頼性の向上を図ることができる。
なお、所定の機能を実現させるために必要な回路の全てを同じ基板に形成しないことが可能である。つまり、所定の機能を実現させるために必要な回路の一部は、ある基板に形成され、所定の機能を実現させるために必要な回路の別の一部は、別の基板に形成されていることが可能である。例えば、所定の機能を実現させるために必要な回路の一部は、ガラス基板に形成され、所定の機能を実現させるために必要な回路の別の一部は、単結晶基板(又はSOI基板)に形成されることが可能である。そして、所定の機能を実現させるために必要な回路の別の一部が形成される単結晶基板(ICチップともいう)を、COG(Chip On Glass)によって、ガラス基板に接続して、ガラス基板にそのICチップを配置することが可能である。または、ICチップを、TAB(Tape Automated Bonding)、COF(Chip On Film)、SMT(Surface Mount Technology)、又はプリント基板などを用いてガラス基板と接続することが可能である。このように、回路の一部が画素部と同じ基板に形成されていることにより、部品点数の削減によるコストの低減、又は回路部品との接続点数の低減による信頼性の向上を図ることができる。特に、駆動電圧が大きい部分の回路、又は駆動周波数が高い部分の回路などは、消費電力が大きくなってしまう場合が多い。そこで、このような回路を、画素部とは別の基板(例えば単結晶基板)に形成して、ICチップを構成する。このICチップを用いることによって、消費電力の増加を防ぐことができる。
例えば、本明細書等において、一画素とは、明るさを制御できる要素一つ分を示すものとする。例えば、一画素とは、一つの色要素を示すものとし、その色要素一つで明るさを表現する。したがって、そのときは、R(赤)G(緑)B(青)の色要素を有するカラー表示装置の場合には、画像の最小単位は、Rの画素とGの画素とBの画素との三画素から構成されるものとする。ただし、色要素は、三色に限定されず、三色以上を用いても良いし、RGB以外の色を用いても良い。例えば、白色を加えて、RGBW(Wは白)としても可能である。または、RGBに、例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、エメラルドグリーン、朱色などを一色以上追加することが可能である。または、RGBの中の少なくとも一色に類似した色を、RGBに追加することが可能である。例えば、R、G、B1、B2としてもよい。B1とB2とは、どちらも青色であるが、少し波長が異なっている。同様に、R1、R2、G、Bとすることも可能である。このような色要素を用いることにより、より実物に近い表示を行うことができる。このような色要素を用いることにより、消費電力を低減することが出来る。
なお、一つの色要素について、複数の領域を用いて明るさを制御する場合は、その領域一つ分を一画素とすることが可能である。例えば、面積階調を行う場合または副画素(サブ画素)を有している場合、一つの色要素につき、明るさを制御する領域が複数あり、その全体で階調を表現することがある。その場合、明るさを制御する領域の一つ分を一画素とすることが可能である。つまり、一つの色要素は、複数の画素で構成されることとなる。ただし、明るさを制御する領域が一つの色要素の中に複数あっても、それらをまとめて、一つの色要素を1画素としてもよい。その場合は、一つの色要素は、一つの画素で構成されることとなる。なお、一つの色要素について、複数の領域を用いて明るさを制御する場合、画素によって、表示に寄与する領域の大きさが異なっている場合がある。なお、一つの色要素につき複数ある、明るさを制御する領域において、各々に供給する信号を僅かに異ならせるようにして、視野角を広げるようにしてもよい。つまり、一つの色要素について、複数個ある領域が各々有する画素電極の電位が、各々異なっていることも可能である。その結果、液晶分子に加わる電圧が各画素電極によって各々異なる。よって、視野角を広くすることが出来る。
なお、一画素(三色分)と明示的に記載する場合は、RとGとBの三画素分を一画素と考える場合であるとする。一画素(一色分)と明示的に記載する場合は、一つの色要素につき、複数の領域がある場合、それらをまとめて一画素と考える場合であるとする。
例えば、本明細書等において、画素は、マトリクス状に配置(配列)されている場合がある。ここで、画素がマトリクスに配置(配列)されているとは、縦方向もしくは横方向において、画素が直線上に並んで配置されている場合、又はギザギザな線上に配置されている場合を含むものとする。よって、例えば三色の色要素(例えばRGB)でフルカラー表示を行うとすると、ストライプ配置されている場合、三つの色要素のドットがデルタ配置されている場合、ベイヤー配置されている場合、モザイク配列されている場合も含むものとする。なお、色要素のドット毎にその表示領域の大きさが異なっていてもよい。これにより、低消費電力化、又は表示素子の長寿命化を図ることができる。
また、本明細書等において、ゲートとは、ゲート電極とゲート配線(ゲート線、ゲート信号線、走査線、走査信号線等とも言う)とを含んだ全体、又は、それらの一部のことを言う。ゲート電極とは、チャネル領域を形成する半導体と、ゲート絶縁膜を介してオーバーラップしている部分の導電膜のことを言う。ただし、ゲート電極の一部は、LDD(Lightly Doped Drain)領域、又はソース領域(またはドレイン領域)と、ゲート絶縁膜を介してオーバーラップしていることが可能である。ゲート配線とは、各トランジスタのゲート電極の間を接続するための配線、各画素の有するゲート電極の間を接続するための配線、又はゲート電極と別の配線とを接続するための配線のことを言う。
ただし、ゲート電極としても機能し、且つゲート配線としても機能するような部分(領域、導電膜、配線など)も存在する。そのような部分(領域、導電膜、配線など)は、ゲート電極と呼んでも良いし、ゲート配線と呼んでも良い。つまり、ゲート電極とゲート配線とが、明確に区別できないような領域も存在する。例えば、延伸して配置されているゲート配線の一部とチャネル領域がオーバーラップしている場合、その部分(領域、導電膜、配線など)はゲート配線として機能しているが、ゲート電極としても機能していることになる。よって、そのような部分(領域、導電膜、配線など)は、ゲート電極と呼んでも良いし、ゲート配線と呼んでも良い。
なお、ゲート電極と同じ材料で形成され、ゲート電極と同じ島(アイランド)を形成してつながっている部分(領域、導電膜、配線など)も、ゲート電極と呼んでも良い。同様に、ゲート配線と同じ材料で形成され、ゲート配線と同じ島(アイランド)を形成してつながっている部分(領域、導電膜、配線など)も、ゲート配線と呼んでも良い。このような部分(領域、導電膜、配線など)は、厳密な意味では、チャネル領域とオーバーラップしていない場合、又は別のゲート電極と接続させる機能を有していない場合がある。しかし、製造時の仕様などの関係で、ゲート電極またはゲート配線と同じ材料で形成され、ゲート電極またはゲート配線と同じ島(アイランド)を形成してつながっている部分(領域、導電膜、配線など)がある。よって、そのような部分(領域、導電膜、配線など)もゲート電極またはゲート配線と呼んでも良い。
例えば、マルチゲート構造のトランジスタにおいて、1つのゲート電極と、別のゲート電極とは、ゲート電極と同じ材料で形成された導電膜で接続される場合が多い。そのような部分(領域、導電膜、配線など)は、あるゲート電極と別のゲート電極とを接続させるための部分(領域、導電膜、配線など)であるため、ゲート配線と呼んでも良いが、マルチゲート構造のトランジスタを1つのトランジスタと見なすことも出来るため、ゲート電極と呼んでも良い。つまり、ゲート電極またはゲート配線と同じ材料で形成され、ゲート電極またはゲート配線と同じ島(アイランド)を形成してつながっている部分(領域、導電膜、配線など)は、ゲート電極やゲート配線と呼んでも良い。別の例として、ゲート電極とゲート配線とを接続させている部分の導電膜であって、ゲート電極またはゲート配線とは異なる材料で形成された導電膜も、ゲート電極と呼んでも良いし、ゲート配線と呼んでも良い。
なお、ゲート端子とは、ゲート電極の部分(領域、導電膜、配線など)、又はゲート電極と接続されている部分(領域、導電膜、配線など)について、その一部分のことを言う。
なお、ある配線を、ゲート配線、ゲート線、ゲート信号線、走査線、又は走査信号線などと呼ぶ場合、その配線にトランジスタのゲートが接続されていない場合もある。この場合、ゲート配線、ゲート線、ゲート信号線、走査線、又は走査信号線は、トランジスタのゲートと同じ層で形成された配線、トランジスタのゲートと同じ材料で形成された配線、又はトランジスタのゲートと同時に成膜された配線などを意味している場合がある。その一例としては、保持容量用配線、電源線、基準電位供給配線などがある。
なお、ソースとは、ソース領域とソース電極とソース配線(ソース線、ソース信号線、データ線、データ信号線等とも言う)とを含んだ全体、もしくは、それらの一部のことを言う。ソース領域とは、P型不純物(ホウ素やガリウムなど)又はN型不純物(リンやヒ素など)が多く含まれる半導体領域のことを言う。したがって、少しだけP型不純物やN型不純物が含まれる領域、いわゆる、LDD(Lightly Doped Drain)領域は、ソース領域には含まれない場合が多い。ソース電極とは、ソース領域とは別の材料で形成され、ソース領域と接続されて配置されている部分の導電層のことを言う。ただし、ソース電極は、ソース領域も含んでソース電極と呼ぶこともある。ソース配線とは、各トランジスタのソース電極の間を接続するための配線、各画素の有するソース電極の間を接続するための配線、又はソース電極と別の配線とを接続するための配線のことを言う。
しかしながら、ソース電極としても機能し、ソース配線としても機能するような部分(領域、導電膜、配線など)も存在する。そのような部分(領域、導電膜、配線など)は、ソース電極と呼んでも良いし、ソース配線と呼んでも良い。つまり、ソース電極とソース配線とが、明確に区別できないような領域も存在する。例えば、延伸して配置されているソース配線の一部とソース領域とがオーバーラップしている場合、その部分(領域、導電膜、配線など)はソース配線として機能しているが、ソース電極としても機能していることになる。よって、そのような部分(領域、導電膜、配線など)は、ソース電極と呼んでも良いし、ソース配線と呼んでも良い。
なお、ソース電極と同じ材料で形成され、ソース電極と同じ島(アイランド)を形成してつながっている部分(領域、導電膜、配線など)、ソース電極とソース電極とを接続する部分(領域、導電膜、配線など)、又はソース領域とオーバーラップしている部分(領域、導電膜、配線など)も、ソース電極と呼んでも良い。同様に、ソース配線と同じ材料で形成され、ソース配線と同じ島(アイランド)を形成してつながっている領域も、ソース配線と呼んでも良い。このような部分(領域、導電膜、配線など)は、厳密な意味では、別のソース電極と接続させる機能を有していない場合がある。しかし、製造時の仕様などの関係で、ソース電極またはソース配線と同じ材料で形成され、ソース電極またはソース配線とつながっている部分(領域、導電膜、配線など)がある。よって、そのような部分(領域、導電膜、配線など)もソース電極またはソース配線と呼んでも良い。
なお、例えば、ソース電極とソース配線とを接続させている部分の導電膜であって、ソース電極またはソース配線とは異なる材料で形成された導電膜も、ソース電極と呼んでも良いし、ソース配線と呼んでも良い。
なお、ソース端子とは、ソース領域や、ソース電極や、ソース電極と接続されている部分(領域、導電膜、配線など)について、その一部分のことを言う。
なお、ある配線を、ソース配線、ソース線、ソース信号線、データ線、データ信号線などと呼ぶ場合、その配線にトランジスタのソース(ドレイン)が接続されていない場合もある。この場合、ソース配線、ソース線、ソース信号線、データ線、データ信号線は、トランジスタのソース(ドレイン)と同じ層で形成された配線、トランジスタのソース(ドレイン)と同じ材料で形成された配線またはトランジスタのソース(ドレイン)と同時に成膜された配線を意味している場合がある。例としては、保持容量用配線、電源線、基準電位供給配線などがある。
なお、ドレインについては、ソースと同様である。
また、本発明の一態様は、図1に示す回路構成に限定されない。例えば、本発明の一態様は、図9に示す回路構成であっても良い。図9の回路は、図1や図8の回路構成からスイッチ125を省いた構成となっている。つまり、スイッチ125がずっとオン状態になっているものと同等な構成となっている。以下に図9で示した画素回路の動作について説明する。なお、図1の画素回路の動作と共通する点の詳細な説明は省くこととする。
図9のように、スイッチを省くことにより、より少ないトランジスタ数で、回路を構成することが出来る。
まず、初期化期間において、図2(A)と同様、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ126をオンの状態とする。
このとき、容量素子141及び容量素子142には、Vsig−V1が保持される。
次に、放電期間において、スイッチ121をオン、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ126をオフの状態とする。このように、放電期間にスイッチ122がオフ状態であることにより、容量素子141に保持される映像信号を低減されないようにすることができる。この場合、図25に示すように、スイッチ122の一方の電極がトランジスタ150のゲートではなく、配線101に接続されていてもよい。
ここで、トランジスタ150のソース側の電位が徐々に上昇し、やがてトランジスタ150は非導通状態、または、それに近い状態となる。このときのVgsがVth、または、Vthに応じた電圧となることから、容量素子142にはVth、または、Vthに応じた電圧が保持されるようになる。また、容量素子141は変化せず、Vsig−V1が保持されている。
なお、このとき、トランジスタ150のソースの電位が高くなりすぎると、発光素子160の両端の電圧がVelthよりも大きくなってしまう場合がある。その場合、発光素子160に電流が流れ続ける場合がある。そのため、出来るだけ、発光素子160の両端の電圧がVelth以下の電圧になるよう、Vsigの電位を低めの電位になるように調整することが望ましい。特に、トランジスタ150がデプリーション型(ノーマリオン型)の場合、トランジスタ150のソースの電位が高くなりやすくなるため、Vsigの電位を低めの電位になるように調整することが望ましい。例えば、Vsigの最も大きな電位が、V2以下としてもよい。
また、Vsigの電位が下がると、それに合わせて、V1の電位も下げることが望ましい。これにより、発光期間におけるVgsを十分な電圧値になるように調整することが出来る。
次に、信号入力終了期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ126をオンまたはオフの状態とする。
ここで、容量素子141に保持される電圧(Vsig−V1)、及び容量素子142に保持される電圧(Vth、または、Vthに応じた電圧)が確定される。
なお、信号入力終了期間において、スイッチ124がオフでもよい。
このように、信号入力終了期間を設けることにより、各スイッチのオンのオフの切り替え動作が重なってしまうことによって、信号が混ざってしまったり、ノイズが入ってしまったりすることを低減することができる。ただし、放電期間の後、信号入力終了期間を設けずに、信号加算期間に入ってもよい。
次に、信号加算期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ126をオンまたはオフの状態とする。
ここで、容量素子141、及び容量素子142のそれぞれの電圧が加算され、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vthの電圧がかかるようになる。
このように、信号加算期間を設けることにより、各スイッチのオンのオフの切り替え動作が重なってしまうことによって、信号が混ざってしまったり、ノイズが入ってしまったりすることを低減することができる。ただし、放電期間、または、信号入力終了期間の後、信号加算期間を設けずに、発光期間に入ってもよい。
次に、発光期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ126をオフの状態とする。
ここで、スイッチ126がオフとなることで、発光素子160に電流が流れるようになり、トランジスタ150のソースの電位はV1+Velまで上昇する。そして、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vth+Velの電圧がかかるようになる。このときのトランジスタ150のVgsは、ゲートとソースとの電位差に相当するVsig−V1+Vthとなる。
以上により、図1の画素回路と同様に、トランジスタ150のVthの変動による発光素子に対する影響を排除することができる。また、発光素子160の劣化によるVelの上昇の影響を排除することもできる。したがって、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
また、本発明の一態様は、図10に示す回路構成であっても良い。図10の回路では、スイッチ125及びスイッチ126の位置が図1と異なり、スイッチ125の一方の電極及びスイッチ126の一方の電極が、容量素子141の他方の電極と接続されている。以下に図10で示した画素回路の動作について説明する。なお、図1、図9の画素回路の動作と共通する点の詳細な説明は省くこととする。
まず、初期化期間において、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオン、スイッチ126をオンの状態とする。
このとき、容量素子141及び容量素子142には、Vsig−V1が保持される。
なお、初期化期間において、スイッチ122がオフでもよい。スイッチ122がオフの場合には、別の期間において、容量素子141に電圧を供給すればよい。
次に、放電期間において、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、トランジスタ150のソース側の電位が徐々に上昇し、やがてトランジスタ150は非導通状態、または、それに近い状態となる。このときのVgsがVth、または、Vthに応じた電圧となることから、容量素子142にはVth、または、Vthに応じた電圧が保持されるようになる。また、容量素子141は変化せず、Vsig−V1が保持されている。
なお、放電期間において、スイッチ126がオフでもよい。同様に、スイッチ122がオフでもよい。または、スイッチ122がオフであれば、スイッチ125がオフでもよく、スイッチ125はオンでもよい。スイッチ125がオンの場合には、スイッチ126はオフであることが望ましい。
なお、このとき、トランジスタ150のソースの電位が高くなりすぎると、発光素子160の両端の電圧がVelthよりも大きくなってしまう場合がある。その場合、発光素子160に電流が流れ続ける場合がある。そのため、出来るだけ、発光素子160の両端の電圧がVelth以下の電圧になるよう、Vsigの電位を低めの電位になるように調整することが望ましい。特に、トランジスタ150がデプリーション型(ノーマリオン型)の場合、トランジスタ150のソースの電位が高くなりやすくなるため、Vsigの電位を低めの電位になるように調整することが望ましい。例えば、Vsigの最も大きな電位が、V2以下としてもよい。
また、Vsigの電位が下がると、それに合わせて、V1の電位も下げることが望ましい。これにより、発光期間におけるVgsを十分な電圧値になるように調整することが出来る。
次に、信号入力終了期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、容量素子141に保持される電圧(Vsig−V1)、及び容量素子142に保持される電圧(Vth、または、Vthに応じた電圧)が確定される。
なお、信号入力終了期間において、スイッチ126がオフでもよい。同様に、スイッチ124がオフでもよい。
このように、信号入力終了期間を設けることにより、各スイッチのオンのオフの切り替え動作が重なってしまうことによって、信号が混ざってしまったり、ノイズが入ってしまったりすることを低減することができる。ただし、放電期間の後、信号入力終了期間を設けずに、信号加算期間に入ってもよい。
次に、信号加算期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、容量素子141、及び容量素子142のそれぞれの電圧が加算され、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vthの電圧がかかるようになる。
なお、信号加算期間において、スイッチ126がオフでもよい。同様に、スイッチ125がオンでもよい。
このように、信号加算期間を設けることにより、各スイッチのオンのオフの切り替え動作が重なってしまうことによって、信号が混ざってしまったり、ノイズが入ってしまったりすることを低減することができる。ただし、放電期間、または、信号入力終了期間の後、信号加算期間を設けずに、発光期間に入ってもよい。
次に、発光期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオン、スイッチ126をオフの状態とする。
ここで、スイッチ126がオフとなることで、発光素子160に電流が流れるようになり、トランジスタ150のソースの電位はV1+Velまで上昇する。そして、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vth+Velの電圧がかかるようになる。このときのトランジスタ150のVgsは、ゲートとソースとの電位差に相当するVsig−V1+Vthとなる。
以上により、図1の画素回路と同様に、トランジスタ150のVthの変動による発光素子に対する影響を排除することができる。また、発光素子160の劣化によるVelの上昇の影響を排除することもできる。したがって、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
また、本発明の一態様は、図10に示す回路構成において、配線102の電位をパルス状とする構成であってもよい。その場合の回路図を図26に示す。以下に図26で示した画素回路において、配線102の電位をパルス状とした場合の動作について説明する。なお、図1、図9、または図10の画素回路の動作と共通する点の詳細な説明は省くこととする。
まず、第1の初期化期間において、配線102をLowレベルとし、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオンまたはオフ、スイッチ123をオンまたはオフ、スイッチ124をオンまたはオフ、スイッチ125をオンまたはオフ、スイッチ126をオンまたはオフの状態とする。
この動作によって、トランジスタ150と発光素子160とが接続されたノードの電位を事前に下げることが出来る。そのため、第2の初期化期間において、トランジスタ150と発光素子160とが接続されたノードの電位を、素早く、所定の電位にすることが出来る。
なお、第1の初期化期間において、スイッチ121がオンでもよい。
次に、第2の初期化期間において、配線102をHighレベルとし、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオン、スイッチ126をオンの状態とする。
このとき、容量素子141及び容量素子142には、Vsig−V1が保持される。
次に、放電期間において、配線102をHighレベルとし、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。なお、放電期間の前にスイッチ122をオフすることにより、容量素子141に保持された信号を低減しないようにすることができる。このような動作をさせる場合、図27に示すように、スイッチ125を省くことができる。
ここで、トランジスタ150のソース側の電位が徐々に上昇し、やがてトランジスタ150は非導通状態、または、それに近い状態となる。このときのVgsがVth、または、Vthに応じた電圧となることから、容量素子142にはVth、または、Vthに応じた電圧が保持されるようになる。また、容量素子141は変化せず、Vsig−V1が保持されている。
次に、信号入力終了期間において、配線102をHighレベルとし、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、容量素子141に保持される電圧(Vsig−V1)、及び容量素子142に保持される電圧(Vth、または、Vthに応じた電圧)が確定される。
次に、信号加算期間において、配線102をHighレベルとし、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、容量素子141、及び容量素子142のそれぞれの電圧が加算され、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vthの電圧がかかるようになる。
次に、発光期間において、配線102をHighレベルとし、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオン、スイッチ126をオフの状態とする。
ここで、スイッチ126がオフとなることで、発光素子160に電流が流れるようになり、トランジスタ150のソースの電位はV1+Velまで上昇する。そして、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vth+Velの電圧がかかるようになる。このときのトランジスタ150のVgsは、ゲートとソースとの電位差に相当するVsig−V1+Vthとなる。
以上により、図1の画素回路と同様に、トランジスタ150のVthの変動による発光素子に対する影響を排除することができる。また、発光素子160の劣化によるVelの上昇の影響を排除することもできる。したがって、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
また、本発明の一態様は、図10に示す回路構成において、配線103の電位をパルス状とする構成であってもよい。以下に図10で示した画素回路において、配線103の電位をパルス状とした場合の動作について説明する。なお、図1または図10の画素回路の動作と共通する点の詳細な説明は省くこととする。
まず、初期化期間において、配線103をLowレベルまたはHighレベルとし、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオン、スイッチ126をオンの状態とする。
このとき、容量素子141及び容量素子142には、Vsig−V1が保持される。
次に、放電期間において、配線103をHighレベルとし、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。なお、放電期間の前にスイッチ122をオフすることにより、容量素子141に保持された信号を低減しないようにすることができる。このような動作をさせる場合、図27に示すように、スイッチ125を省くことができる。
ここで、トランジスタ150のソース側の電位が徐々に上昇し、やがてトランジスタ150は非導通状態となる。このときのVgsがVthとなることから、容量素子142にはVthが保持されるようになる。また、容量素子141は変化せず、Vsig−V1が保持されている。
このように、配線103の電位を制御することによって、Vsigの電位を低くしなくても、トランジスタ150のソース側の電位を上昇させることが出来る。
次に、信号入力終了期間において、配線103をHighレベルとし、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、容量素子141に保持される電圧(Vsig−V1)、及び容量素子142に保持される電圧(Vth)が確定される。
次に、信号加算期間において、配線103をHighレベルとし、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオフ、スイッチ126をオンの状態とする。
ここで、配線104、容量素子141、及び容量素子142のそれぞれの電圧が加算され、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vthの電圧がかかるようになる。
次に、発光期間において、配線103をLowレベルとし、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオン、スイッチ126をオフの状態とする。
ここで、スイッチ126がオフとなることで、発光素子160に電流が流れるようになり、トランジスタ150のソースの電位はV1+Velまで上昇する。そして、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vth+Velの電圧がかかるようになる。このときのトランジスタ150のVgsは、ゲートとソースとの電位差に相当するVsig−V1+Vthとなる。
以上により、図1の画素回路と同様に、トランジスタ150のVthの変動による発光素子に対する影響を排除することができる。また、発光素子160の劣化によるVelの上昇の影響を排除することもできる。したがって、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
また、本発明の一態様は、図11に示す移動度補正機能を有する回路構成であってもよい。図11は、図1の回路に、スイッチ127を、トランジスタ150のゲートとドレインとの間に設けた構成である。したがって、図1以外の回路、例えば、図9、図10、図25、図26、図27などにおいても、同様に、スイッチ127を設けることが出来る。例えば、図9において、スイッチ127を設けた例を図30に示し、図10において、スイッチ127を設けた例を図31に示す。以下に図11で示した画素回路の動作について説明する。なお、図1の画素回路の動作と共通する点の詳細な説明は省くこととする。
信号加算期間の後、または、発光期間の前に、移動度補正期間を設ける。なお、移動度補正期間以外の期間においては、スイッチ127は、オフ状態であることが望ましい。ただし、本発明の一態様は、これに限定されない。
移動度補正期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオン、スイッチ126をオンまたはオフ、スイッチ127をオンの状態とする。
ここで、適切な移動度補正期間を設けることにより、容量素子142および容量素子141に保存された電荷を放電して、故意にトランジスタ150のゲート電位を小さくする方向に変化させることができる。この変化はトランジスタ150の電流―電圧特性に依存するものである。例えば、Vgsは、移動度が高い場合は、より小さい値になり、移動度が低い場合は、少しだけ小さい値になる。つまり、移動度のばらつきに応じて、Vgsを取得することができる。すなわち、各画素を構成するトランジスタ150の移動度のばらつきを補正することができる。
また、本発明の一態様は、図12に示す回路構成であってもよい。以下に図12で示した画素回路の動作について説明する。図12は、図1において、容量素子141と発光素子160との間、または、スイッチ125と発光素子160との間に、スイッチ128を設けた構成、および発光素子160のカソード電極が配線104と接続され、スイッチ126が省かれた構成に相当する。よって、図1以外の回路、例えば、図8、図9、図10、図11などにおいても、同様に、スイッチ128を設けることが出来る。例えば、図9において、スイッチ128を設けた例を図32、図33に示す。図10において、スイッチ128を設けた例を図34、図35に示す。なお、図1の画素回路の動作と共通する点の詳細な説明は省くこととする。
まず、初期化期間において、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオン、スイッチ124をオン、スイッチ125をオン、スイッチ128をオンの状態とする。そして、配線101には、V1を供給する。その結果、発光素子160とスイッチ128との間のノードの電位は、V1となる。つまり、図2(A)において、スイッチ126をオンした場合と同様な状態になる。
次に、放電期間において、スイッチ121をオン、スイッチ122をオンまたはオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフまたはオン、スイッチ128をオフの状態とする。そして、配線101には、Vsig、または、V1よりも高い電圧が供給される。
ここで、トランジスタ150のソース側の電位が徐々に上昇し、やがてトランジスタ150は非導通状態となる。このときのVgsがVth、または、Vthに応じた電圧となることから、容量素子142にはVthが保持されるようになる。
次に、信号入力期間を設ける。信号入力期間において、配線101には、Vsigが供給される。そして、スイッチ121をオン、スイッチ122をオン、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオフ、スイッチ128をオンの状態とする。すると、容量素子141には、Vsigに応じた電圧が供給される。
なお、スイッチ125をオンにして、トランジスタ150の電流特性に応じた電荷を、トランジスタ150から容量素子141へ供給してもよい。
次に、信号入力終了期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオフ、スイッチ124をオン、スイッチ125をオフ、スイッチ128をオフの状態とする。
ここで、容量素子141に保持される電圧(Vsig−V1、または、Vsig−V1に応じた電圧)、及び容量素子142に保持される電圧(Vth、または、Vthに応じた電圧)が確定される。
次に、信号加算期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオフ、スイッチ128をオフの状態とする。
ここで、容量素子141、及び容量素子142のそれぞれの電圧が加算され、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vthの電圧がかかるようになる。
次に、発光期間において、スイッチ121をオフ、スイッチ122をオフ、スイッチ123をオン、スイッチ124をオフ、スイッチ125をオン、スイッチ128をオンの状態とする。
ここで、スイッチ128がオンとなることで、発光素子160に電流が流れるようになり、トランジスタ150のソースの電位はV1+Velまで上昇する。そして、トランジスタ150のゲートには、Vsig+Vth+Velの電圧がかかるようになる。このときのトランジスタ150のVgsは、ゲートとソースとの電位差に相当するVsig−V1+Vthとなる。
以上により、図1の画素回路と同様に、トランジスタ150のVthの変動による発光素子に対する影響を排除することができる。また、発光素子160の劣化によるVelの上昇の影響を排除することもできる。したがって、画像を一定の輝度で表示することができるようになる。
なお、本発明の一態様における半導体装置の画素回路の構成は、上述した図1、図8乃至図12に示した構成に限らず、それらの回路構成の一部を任意に選択し、組み合わせた構成としてもよい。
なお、図1、図8乃至図12は、回路構成の一例であるため、さらに、トランジスタを追加して設けることが可能である。逆に、図1、図8乃至図12などの各ノードにおいて、追加してトランジスタ、スイッチ、受動素子などを設けないようにすることも可能である。
なお、本実施の形態において、トランジスタ150のしきい値電圧などのばらつきを補正するような動作を行ったが、本発明の実施形態の一態様は、これに限定されない。例えば、しきい値電圧のばらつきを補正するような動作を行わずに、負荷や発光素子に電流を供給させて動作させることも可能である。
本実施の形態は、基本原理の一例について述べたものである。したがって、本実施の形態の一部または全部については、他の実施の形態の一部また全部との自由な組み合わせや、置き換えを実施することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態では表示装置の画素を構成する各トランジスタをnチャネル型のトランジスタを用いるとして説明をしている。特に本実施の形態では、表示装置の画素の回路構成に酸化物半導体層にチャネル形成領域を形成されるトランジスタを用いる際の回路構成について述べる。
図1において画素回路のトランジスタ150は単にnチャネル型トランジスタとして説明したが、該トランジスタのチャネル形成領域には酸化物半導体層を用いることができる。
トランジスタ150として、酸化物半導体層にチャネル形成領域が形成されるトランジスタを用いるため、トランジスタのオフ電流を低減することできる。したがって、誤動作の少ない画素の回路構成とすることができる。
なお、画素回路を構成する各スイッチを酸化物半導体層にチャネル形成領域が形成されるトランジスタで構成することも可能である。具体的には図1に示すスイッチ121乃至スイッチ126に酸化物半導体を用いたトランジスタを適用することができる。
また、図1の画素回路に限らず、実施の形態1で説明した図8乃至図12の画素回路のトランジスタ及びスイッチにも酸化物半導体を用いたトランジスタを適用することができる。なお、画素回路内のすべてのトランジスタ及びスイッチを酸化物半導体を用いたトランジスタとしてもよく、一部のトランジスタ及びスイッチを酸化物半導体を用いたトランジスタとしてもよい。
なお、本明細書で説明するオフ電流とは、トランジスタが非導通状態のときに、ソースとドレインの間に流れる電流をいう。nチャネル型のトランジスタ(例えば、閾値電圧が0乃至2V程度)では、ゲートとソースとの間に印加される電圧が負の電圧の場合に、ソースとドレインとの間を流れる電流のことをいう。
次いで、トランジスタのチャネル形成領域が形成される酸化物半導体層の材料について以下に説明する。
酸化物半導体としては、例えば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、In−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、In−Ga−Zn系酸化物(IGZOとも表記する)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用いることができる。また、上記酸化物半導体は、珪素を含んでいてもよい。
例えば、In−Ga−Zn系酸化物とは、InとGaとZnを含む酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとGaとZn以外の金属元素を含んでいてもよい。In−Ga−Zn系酸化物は、無電界時の抵抗が十分に高くオフ電流を十分に小さくすることが可能であり、また、移動度も高いため、半導体装置に用いる半導体材料としては好適である。
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1(=1/3:1/3:1/3)あるいはIn:Ga:Zn=2:2:1(=2/5:2/5:1/5)の原子比のIn−Ga−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いることができる。あるいは、In:Sn:Zn=1:1:1(=1/3:1/3:1/3)、In:Sn:Zn=2:1:3(=1/3:1/6:1/2)あるいはIn:Sn:Zn=2:1:5(=1/4:1/8:5/8)の原子比のIn−Sn−Zn系酸化物やその組成の近傍の酸化物を用いるとよい。
しかし、これらに限られず、必要とする電気的特性(移動度、しきい値、ばらつき等)に応じて適切な組成のものを用いればよい。また、必要とする半導体特性を得るために、キャリア密度や不純物濃度、欠陥密度、金属元素と酸素の原子数比、原子間距離、密度等を適切なものとすることが好ましい。
なお、例えば、酸化物半導体膜は、In(インジウム)、Ga(ガリウム)、及びZn(亜鉛)を含むターゲットを用いたスパッタリング法により形成することができる。In−Ga−Zn系酸化物半導体膜をスパッタリング法で成膜する場合、好ましくは、原子数比がIn:Ga:Zn=1:1:1、4:2:3、3:1:2、1:1:2、2:1:3、または3:1:4で示されるIn−Ga−Zn系酸化物のターゲットを用いる。前述の原子数比を有するIn−Ga−Zn系酸化物のターゲットを用いて酸化物半導体膜を成膜することで、多結晶またはCAACが形成されやすくなる。また、In、Ga、及びZnを含むターゲットの充填率は90%以上、好ましくは95%以上である。充填率の高いターゲットを用いることにより、成膜した酸化物半導体膜は緻密な膜となる。
なお、酸化物半導体としてIn−Zn系酸化物の材料を用いる場合、用いるターゲットの組成は、原子数比で、In:Zn=50:1〜1:2(モル数比に換算するとIn2O3:ZnO=25:1〜1:4)、好ましくはIn:Zn=20:1〜1:1(モル数比に換算するとIn2O3:ZnO=10:1〜1:2)、さらに好ましくはIn:Zn=1.5:1〜15:1(モル数比に換算するとIn2O3:ZnO=3:4〜15:2)とする。例えば、In−Zn系酸化物である酸化物半導体膜の形成に用いるターゲットは、原子数比がIn:Zn:O=X:Y:Zのとき、Z>1.5X+Yとする。Znの比率を上記範囲に収めることで、移動度の向上を実現することができる。
また、酸化物半導体膜としてIn−Sn−Zn系酸化物半導体膜をスパッタリング法で成膜する場合、好ましくは、原子数比がIn:Sn:Zn=1:1:1、2:1:3、1:2:2、または20:45:35で示されるIn−Sn−Zn−Oターゲットを用いる。
そして、具体的に酸化物半導体膜は、減圧状態に保持された処理室内に基板を保持し、処理室内の残留水分を除去しつつ水素及び水分が除去されたスパッタガスを導入し、上記ターゲットを用いて形成すればよい。成膜時に、基板温度を100℃以上600℃以下、好ましくは200℃以上400℃以下としても良い。基板を加熱しながら成膜することにより、成膜した酸化物半導体膜に含まれる不純物濃度を低減することができる。また、スパッタリングによる損傷が軽減される。処理室内の残留水分を除去するためには、吸着型の真空ポンプを用いることが好ましい。例えば、クライオポンプ、イオンポンプ、チタンサブリメーションポンプを用いることが好ましい。また、排気手段としては、ターボポンプにコールドトラップを加えたものであってもよい。クライオポンプを用いて処理室を排気すると、例えば、水素原子、水(H2O)など水素原子を含む化合物(より好ましくは炭素原子を含む化合物も)等が排気されるため、当該処理室で成膜した酸化物半導体膜に含まれる不純物の濃度を低減できる。
なお、スパッタリング等で成膜された酸化物半導体膜中には、不純物としての水分または水素(水酸基を含む)が多量に含まれていることがある。水分または水素はドナー準位を形成しやすいため、酸化物半導体にとっては不純物である。そこで、酸化物半導体膜中の水分または水素などの不純物を低減(脱水化または脱水素化)するために、酸化物半導体膜に対して、減圧雰囲気下、窒素や希ガスなどの不活性ガス雰囲気下、酸素ガス雰囲気下、または超乾燥エア(CRDS(キャビティリングダウンレーザー分光法)方式の露点計を用いて測定した場合の水分量が20ppm(露点換算で−55℃)以下、好ましくは1ppm以下、好ましくは10ppb以下の空気)雰囲気下で、加熱処理を施す。
酸化物半導体膜に加熱処理を施すことで、酸化物半導体膜中の水分または水素を脱離させることができる。具体的には、250℃以上750℃以下、好ましくは400℃以上基板の歪み点未満の温度で加熱処理を行えば良い。例えば、500℃、3分間以上6分間以下程度で行えばよい。加熱処理にRTA法を用いれば、短時間に脱水化または脱水素化が行えるため、ガラス基板の歪点を超える温度でも処理することができる。
なお、上記加熱処理により、酸化物半導体膜から酸素が脱離し、酸化物半導体膜内に酸素欠損が形成される場合がある。そこで、上記加熱処理の後に、酸化物半導体膜に酸素を供給する処理を行い、酸素欠損を低減させることが望ましい。
例えば、酸素を含むガス雰囲気下において加熱処理を行うことで、酸化物半導体膜に酸素を供給することができる。酸素を供給するための加熱処理は、上述した、水分または水素の濃度を低減するための加熱処理と同様の条件で行えば良い。ただし、酸素を供給するための加熱処理は、酸素ガス、または超乾燥エア(CRDS(キャビティリングダウンレーザー分光法)方式の露点計を用いて測定した場合の水分量が20ppm(露点換算で−55℃)以下、好ましくは1ppm以下、好ましくは10ppb以下の空気)などの酸素を含むガス雰囲気下において行う。
上記酸素を含むガスには、水、水素などの濃度が低いことが好ましい。具体的には、酸素を含むガス内に含まれる不純物濃度を、1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下とすることが好ましい。
或いは、イオン注入法、イオンドーピング法、プラズマイマージョンイオンインプランテーション法、プラズマ処理などを用いて、酸化物半導体膜に酸素を供給することができる。上記方法を用いて酸素を酸化物半導体膜に供給した後、酸化物半導体膜に含まれる結晶部が損傷を受けた場合は、加熱処理を行い、損傷を受けた結晶部を修復するようにしても良い。
また、酸化物半導体膜と接するゲート絶縁膜などの絶縁膜として、酸素を含む絶縁膜を用い、上記絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素を供給するようにしても良い。酸素を含む絶縁膜は、酸素雰囲気下による熱処理や、酸素ドープなどにより、絶縁材料を化学量論的組成より酸素が多い状態とすることが好ましい。酸素ドープとは、酸素を半導体膜に添加することをいう。また、酸素ドープには、プラズマ化した酸素を半導体膜に添加する酸素プラズマドープが含まれる。また、酸素ドープは、イオン注入法またはイオンドーピング法を用いて行ってもよい。酸素ドープ処理を行うことにより、化学量論的組成より酸素が多い領域を有する絶縁膜を形成することができる。そして、酸素を含む絶縁膜を形成した後、加熱処理を施すことで、上記絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素が供与されるようにする。上記構成により、ドナーとなる酸素欠損を低減し、酸化物半導体膜に含まれる酸化物半導体の、化学量論的組成を満たすことができる。その結果、酸化物半導体膜をi型に近づけることができ、酸素欠損によるトランジスタの電気特性のばらつきを軽減し、電気特性の向上を実現することができる。
酸素を絶縁膜から酸化物半導体膜に供与するための加熱処理は、窒素、超乾燥空気、または希ガス(アルゴン、ヘリウムなど)の雰囲気下において、好ましくは200℃以上400℃以下、例えば250℃以上350℃以下で行う。上記ガスは、水の含有量が20ppm以下、好ましくは1ppm以下、より好ましくは10ppb以下であることが望ましい。
以下では、酸化物半導体膜の構造について説明する。
なお、本明細書において、「平行」とは、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「垂直」とは、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、85°以上95°以下の場合も含まれる。
また、本明細書において、結晶が三方晶または菱面体晶である場合、六方晶系として表す。
酸化物半導体膜は、単結晶酸化物半導体膜と非単結晶酸化物半導体膜とに大別される。非単結晶酸化物半導体膜とは、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、多結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)膜などをいう。
非晶質酸化物半導体膜は、膜中における原子配列が不規則であり、結晶成分を有さない酸化物半導体膜である。微小領域においても結晶部を有さず、膜全体が完全な非晶質構造の酸化物半導体膜が典型である。
微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満の大きさの微結晶(ナノ結晶ともいう。)を含む。従って、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも原子配列の規則性が高い。そのため、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−OS膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内に収まる大きさの場合も含まれる。CAAC−OS膜は、微結晶酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。以下、CAAC−OS膜について詳細な説明を行う。
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CAAC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列していることを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られない。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有していることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnO4の結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnO4の結晶の(009)面に帰属されることから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概略垂直な方向を向いていることが確認できる。
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−plane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnO4の結晶の(110)面に帰属される。InGaZnO4の単結晶酸化物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)として試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを56°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理などの結晶化処理を行った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形状をエッチングなどによって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAAC−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnO4の結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れる場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍にピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS膜のうち、二種以上を有する積層膜であってもよい。
CAAC−OS膜に含まれる結晶構造の一例について図18乃至図21を用いて詳細に説明する。なお、特に断りがない限り、図18乃至図21は上方向をc軸方向とし、c軸方向と直交する面をab面とする。なお、単に上半分、下半分という場合、ab面を境にした場合の上半分、下半分をいう。また、図18において、丸で囲まれたOは4配位のOを示し、二重丸で囲まれたOは3配位のOを示す。
図18(A)に、1個の6配位のInと、Inに近接の6個の4配位の酸素原子(以下4配位のO)と、を有する構造を示す。ここでは、金属原子が1個に対して、近接の酸素原子のみ示した構造を小グループと呼ぶ。図18(A)の構造は、八面体構造をとるが、簡単のため平面構造で示している。なお、図18(A)の上半分および下半分にはそれぞれ3個ずつ4配位のOがある。図18(A)に示す小グループは電荷が0である。
図18(B)に、1個の5配位のGaと、Gaに近接の3個の3配位の酸素原子(以下3配位のO)と、Gaに近接の2個の4配位のOと、を有する構造を示す。3配位のOは、いずれもab面に存在する。図18(B)の上半分および下半分にはそれぞれ1個ずつ4配位のOがある。また、Inも5配位をとるため、図18(B)に示す構造をとりうる。図18(B)に示す小グループは電荷が0である。
図18(C)に、1個の4配位のZnと、Znに近接の4個の4配位のOと、を有する構造を示す。図18(C)の上半分には1個の4配位のOがあり、下半分には3個の4配位のOがある。または、図18(C)の上半分に3個の4配位のOがあり、下半分に1個の4配位のOがあってもよい。図18(C)に示す小グループは電荷が0である。
図18(D)に、1個の6配位のSnと、Snに近接の6個の4配位のOと、を有する構造を示す。図18(D)の上半分には3個の4配位のOがあり、下半分には3個の4配位のOがある。図18(D)に示す小グループは電荷が+1となる。
図18(E)に、2個のZnを含む小グループを示す。図18(E)の上半分には1個の4配位のOがあり、下半分には1個の4配位のOがある。図18(E)に示す小グループは電荷が−1となる。
ここでは、複数の小グループの集合体を中グループと呼び、複数の中グループの集合体を大グループと呼ぶ。
ここで、これらの小グループ同士が結合する規則について説明する。図18(A)に示す6配位のInの上半分の3個のOは下方向にそれぞれ3個の近接Inを有し、下半分の3個のOは上方向にそれぞれ3個の近接Inを有する。図18(B)に示す5配位のGaの上半分の1個のOは下方向に1個の近接Gaを有し、下半分の1個のOは上方向に1個の近接Gaを有する。図18(C)に示す4配位のZnの上半分の1個のOは下方向に1個の近接Znを有し、下半分の3個のOは上方向にそれぞれ3個の近接Znを有する。この様に、金属原子の上方向の4配位のOの数と、そのOの下方向にある近接金属原子の数は等しく、同様に金属原子の下方向の4配位のOの数と、そのOの上方向にある近接金属原子の数は等しい。Oは4配位なので、下方向にある近接金属原子の数と、上方向にある近接金属原子の数の和は4になる。したがって、金属原子の上方向にある4配位のOの数と、別の金属原子の下方向にある4配位のOの数との和が4個のとき、金属原子を有する二種の小グループ同士は結合することができる。その理由を以下に示す。例えば、6配位の金属原子(InまたはSn)が下半分の4配位のOを介して結合する場合、4配位のOが3個であるため、5配位の金属原子(GaまたはIn)、または4配位の金属原子(Zn)のいずれかと結合することになる。
これらの配位数を有する金属原子は、c軸方向において、4配位のOを介して結合する。また、このほかにも、層構造の合計の電荷が0となるように複数の小グループが結合して中グループを構成する。
図19(A)に、In−Sn−Zn−O系の層構造を構成する中グループのモデル図を示す。図19(B)に、3つの中グループで構成される大グループを示す。なお、図19(C)は、図19(B)の層構造をc軸方向から観察した場合の原子配列を示す。
図19(A)においては、簡単のため、3配位のOは省略し、4配位のOは個数のみ示し、例えば、Snの上半分および下半分にはそれぞれ3個ずつ4配位のOがあることを丸枠の3として示している。同様に、図19(A)において、Inの上半分および下半分にはそれぞれ1個ずつ4配位のOがあり、丸枠の1として示している。また、同様に、図19(A)において、下半分には1個の4配位のOがあり、上半分には3個の4配位のOがあるZnと、上半分には1個の4配位のOがあり、下半分には3個の4配位のOがあるZnとを示している。
図19(A)において、In−Sn−Zn−O系の層構造を構成する中グループは、上から順に4配位のOが3個ずつ上半分および下半分にあるSnが、4配位のOが1個ずつ上半分および下半分にあるInと結合し、そのInが、上半分に3個の4配位のOがあるZnと結合し、そのZnの下半分の1個の4配位のOを介して4配位のOが3個ずつ上半分および下半分にあるInと結合し、そのInが、上半分に1個の4配位のOがあるZn2個からなる小グループと結合し、この小グループの下半分の1個の4配位のOを介して4配位のOが3個ずつ上半分および下半分にあるSnと結合している構成である。この中グループが複数結合して大グループを構成する。
ここで、3配位のOおよび4配位のOの場合、結合1本当たりの電荷はそれぞれ−0.667、−0.5と考えることができる。例えば、In(6配位または5配位)、Zn(4配位)、Sn(5配位または6配位)の電荷は、それぞれ+3、+2、+4である。したがって、Snを含む小グループは電荷が+1となる。そのため、Snを含む層構造を形成するためには、電荷+1を打ち消す電荷−1が必要となる。電荷−1をとる構造として、図18(E)に示すように、2個のZnを含む小グループが挙げられる。例えば、Snを含む小グループが1個に対し、2個のZnを含む小グループが1個あれば、電荷が打ち消されるため、層構造の合計の電荷を0とすることができる。
具体的には、図19(B)に示した大グループが繰り返されることで、In−Sn−Zn−O系の結晶(In2SnZn3O8)を得ることができる。なお、得られるIn−Sn−Zn−O系の層構造は、In2SnZn2O7(ZnO)m(mは0または自然数。)とする組成式で表すことができる。
また、このほかにも、In−Sn−Ga−Zn−O系酸化物や、In−Ga−Zn−O系酸化物(IGZOとも表記する。)、In−Al−Zn−O系酸化物、Sn−Ga−Zn−O系酸化物、Al−Ga−Zn−O系酸化物、Sn−Al−Zn−O系酸化物や、In−Hf−Zn−O系酸化物、In−La−Zn−O系酸化物、In−Ce−Zn−O系酸化物、In−Pr−Zn−O系酸化物、In−Nd−Zn−O系酸化物、In−Sm−Zn−O系酸化物、In−Eu−Zn−O系酸化物、In−Gd−Zn−O系酸化物、In−Tb−Zn−O系酸化物、In−Dy−Zn−O系酸化物、In−Ho−Zn−O系酸化物、In−Er−Zn−O系酸化物、In−Tm−Zn−O系酸化物、In−Yb−Zn−O系酸化物、In−Lu−Zn−O系酸化物や、In−Zn−O系酸化物、Sn−Zn−O系酸化物、Al−Zn−O系酸化物、Zn−Mg−O系酸化物、Sn−Mg−O系酸化物、In−Mg−O系酸化物や、In−Ga−O系酸化物、In−O系酸化物、Sn−O系酸化物、Zn−O系酸化物などを用いた場合も同様である。
例えば、図20(A)に、In−Ga−Zn−O系の層構造を構成する中グループのモデル図を示す。
図20(A)において、In−Ga−Zn−O系の層構造を構成する中グループは、上から順に4配位のOが3個ずつ上半分および下半分にあるInが、4配位のOが1個上半分にあるZnと結合し、そのZnの下半分の3個の4配位のOを介して、4配位のOが1個ずつ上半分および下半分にあるGaと結合し、そのGaの下半分の1個の4配位のOを介して、4配位のOが3個ずつ上半分および下半分にあるInと結合している構成である。この中グループが複数結合して大グループを構成する。
図20(B)に3つの中グループで構成される大グループを示す。なお、図20(C)は、図20(B)の層構造をc軸方向から観察した場合の原子配列を示している。
ここで、In(6配位または5配位)、Zn(4配位)、Ga(5配位)の電荷は、それぞれ+3、+2、+3であるため、In、ZnおよびGaのいずれかを含む小グループは、電荷が0となる。そのため、これらの小グループの組み合わせであれば中グループの合計の電荷は常に0となる。
また、In−Ga−Zn−O系の層構造を構成する中グループは、図20(A)に示した中グループに限定されず、In、Ga、Znの配列が異なる中グループを組み合わせた大グループも取りうる。
具体的には、図20(B)に示した大グループが繰り返されることで、In−Ga−Zn−O系の結晶を得ることができる。なお、得られるIn−Ga−Zn−O系の層構造は、InGaO3(ZnO)n(nは自然数。)とする組成式で表すことができる。
n=1(InGaZnO4)の場合は、例えば、図21(A)に示す結晶構造を取りうる。なお、図21(A)に示す結晶構造において、図18(B)で説明したように、Ga及びInは5配位をとるため、GaがInに置き換わった構造も取りうる。
また、n=2(InGaZn2O5)の場合は、例えば、図21(B)に示す結晶構造を取りうる。なお、図21(B)に示す結晶構造において、図18(B)で説明したように、Ga及びInは5配位をとるため、GaがInに置き換わった構造も取りうる。
CAAC−OS膜は、例えば、多結晶である酸化物半導体スパッタリング用ターゲットを用い、スパッタリング法によって成膜すことができる。当該スパッタリング用ターゲットにイオンが衝突すると、スパッタリング用ターゲットに含まれる結晶領域がa−b面から劈開し、a−b面に平行な面を有する平板状またはペレット状のスパッタリング粒子として剥離することがある。この場合、当該平板状のスパッタリング粒子が、結晶状態を維持したまま基板に到達することで、CAAC−OS膜を成膜することができる。
また、CAAC−OS膜を成膜するために、以下の条件を適用することが好ましい。
成膜時の不純物混入を低減することで、不純物によって結晶状態が崩れることを抑制できる。例えば、成膜室内に存在する不純物濃度(水素、水、二酸化炭素および窒素など)を低減すればよい。また、成膜ガス中の不純物濃度を低減すればよい。具体的には、露点が−80℃以下、好ましくは−100℃以下である成膜ガスを用いる。
また、成膜時の基板加熱温度を高めることで、基板付着後にスパッタリング粒子のマイグレーションが起こる。具体的には、基板加熱温度を100℃以上740℃以下、好ましくは200℃以上500℃以下として成膜する。成膜時の基板加熱温度を高めることで、平板状のスパッタリング粒子が基板に到達した場合、基板上でマイグレーションが起こり、スパッタリング粒子の平らな面が基板に付着する。
また、成膜ガス中の酸素割合を高め、電力を最適化することで成膜時のプラズマダメージを軽減すると好ましい。成膜ガス中の酸素割合は、30体積%以上、好ましくは100体積%とする。
スパッタリング用ターゲットの一例として、In−Ga−Zn−O化合物ターゲットについて以下に示す。
InOX粉末、GaOY粉末およびZnOZ粉末を所定のmol数で混合し、加圧処理後、1000℃以上1500℃以下の温度で加熱処理をすることで多結晶であるIn−Ga−Zn−O化合物ターゲットとする。なお、X、YおよびZは任意の正数である。ここで、所定のmol数比は、例えば、InOX粉末、GaOY粉末およびZnOZ粉末が、2:2:1、8:4:3、3:1:1、1:1:1、4:2:3または3:1:2である。なお、粉末の種類、およびその混合するmol数比は、作製するスパッタリング用ターゲットによって適宜変更すればよい。
本実施の形態は、他の実施の形態の一部または全部について、変更、追加、修正、削除、応用、上位概念化、又は、下位概念化したものに相当する。したがって、本実施の形態の一部または全部については、他の実施の形態の一部または全部との自由な組み合わせや、置き換えを実施することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、上記実施の形態1で示した画素回路を有する表示装置(表示パネルともいう)の構成について図22(A)、(B)を用いて説明する。
なお、表示装置とは、表示素子を有する装置のことを言う。なお、表示装置は、表示素子を含む複数の画素を含んでいても良い。なお、表示装置は、複数の画素を駆動させる周辺駆動回路を含んでいても良い。なお、複数の画素を駆動させる周辺駆動回路は、複数の画素と同一基板上に形成されてもよい。なお、表示装置は、ワイヤボンディングやバンプなどによって基板上に配置された周辺駆動回路、いわゆる、チップオングラス(COG)で接続されたICチップ、または、TABなどで接続されたICチップを含んでいても良い。なお、表示装置は、ICチップ、抵抗素子、容量素子、インダクタ、トランジスタなどが取り付けられたフレキシブルプリントサーキット(FPC)を含んでもよい。なお、表示装置は、フレキシブルプリントサーキット(FPC)などを介して接続され、ICチップ、抵抗素子、容量素子、インダクタ、トランジスタなどが取り付けられたプリント配線基板(PWB)を含んでいても良い。なお、表示装置は、偏光板または位相差板などの光学シートを含んでいても良い。なお、表示装置は、照明装置、筐体、音声入出力装置、光センサなどを含んでいても良い。
なお、照明装置は、バックライトユニット、導光板、プリズムシート、拡散シート、反射シート、光源(LED、冷陰極管など)、冷却装置(水冷式、空冷式)などを有していても良い。
なお、発光装置とは、発光素子などを有している装置のことをいう。表示素子として発光素子を有している場合は、発光装置は、表示装置の具体例の一つである。
なお、反射装置とは、光反射素子、光回折素子、光反射電極などを有している装置のことをいう。
なお、液晶表示装置とは、液晶素子を有している表示装置をいう。液晶表示装置には、直視型、投写型、透過型、反射型、半透過型などがある。
なお、駆動装置とは、半導体素子、電気回路、電子回路を有する装置のことを言う。例えば、ソース信号線から画素内への信号の入力を制御するトランジスタ(選択用トランジスタ、スイッチング用トランジスタなどと呼ぶことがある)、画素電極に電圧または電流を供給するトランジスタ、発光素子に電圧または電流を供給するトランジスタなどは、駆動装置の一例である。さらに、ゲート信号線に信号を供給する回路(ゲートドライバ、ゲート線駆動回路などと呼ぶことがある)、ソース信号線に信号を供給する回路(ソースドライバ、ソース線駆動回路などと呼ぶことがある)などは、駆動装置の一例である。
なお、表示装置、半導体装置、照明装置、冷却装置、発光装置、反射装置、駆動装置などは、互いに重複して有している場合がある。例えば、表示装置が、半導体装置および発光装置を有している場合がある。あるいは、半導体装置が、表示装置および駆動装置を有している場合がある。
なお、図22(A)は、表示パネルを示す上面図、図22(B)は図22(A)をA−A’で切断した断面図である。点線で示された信号線駆動回路6701、画素部6702、第1の走査線駆動回路6703、第2の走査線駆動回路6706を有する。また、封止基板6704、シール材6705を有し、シール材6705で囲まれた内側は、空間6707になっている。
なお、配線6708は第1の走査線駆動回路6703、第2の走査線駆動回路6706及び信号線駆動回路6701に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC6709(フレキシブルプリントサーキット)からビデオ信号、クロック信号、スタート信号等を受け取る。FPC6709と表示パネルとの接続部上にはICチップ6719(メモリ回路や、バッファ回路などが形成された半導体チップ)がCOG(Chip On Glass)等で実装されている。なお、ここではFPC6709しか図示されていないが、このFPC6709にはプリント配線基板(PWB)が取り付けられていても良い。本明細書における表示装置とは、表示パネル本体だけでなく、それにFPCもしくはPWBが取り付けられた状態をも含むものとする。また、ICチップなどが実装されたものを含むものとする。
次に、断面構造について図22(B)を用いて説明する。基板6710上には画素部6702とその周辺駆動回路(第1の走査線駆動回路6703、第2の走査線駆動回路6706及び信号線駆動回路6701)が形成されているが、ここでは、信号線駆動回路6701と、画素部6702が示されている。
なお、信号線駆動回路6701はnチャネル型トランジスタ6720やnチャネル型トランジスタ6721のように単極性のトランジスタで構成されている。なお、画素構成には図1、図8乃至図12の画素構成を適用することにより単極性のトランジスタで画素を構成することができる。よって、周辺駆動回路をnチャネル型トランジスタで構成すれば単極性表示パネルを作製することができる。もちろん、単極性のトランジスタだけでなくpチャネル型トランジスタも用いてCMOS回路を形成しても良い。また、本実施の形態では、基板上に周辺駆動回路を一体形成した表示パネルを示すが、必ずしもその必要はなく、周辺駆動回路の全部若しくは一部をICチップなどに形成し、COGなどで実装しても良い。その場合には駆動回路は単極性にする必要がなくpチャネル型トランジスタを組み合わせて用いることができる。
また、画素部6702はトランジスタ6711と、トランジスタ6712とを有している。なお、トランジスタ6712のソース電極は第1の電極6713(画素電極)と接続されている。また、第1の電極6713の端部を覆って絶縁物6714が形成されている。ここでは、ポジ型の感光性アクリル樹脂膜を用いることにより形成する。
また、カバレッジを良好なものとするため、絶縁物6714の上端部または下端部に曲率を有する曲面が形成されるように絶縁物6714を形成する。例えば、絶縁物6714の材料としてポジ型の感光性アクリルを用いた場合、絶縁物6714の上端部のみに曲率半径(0.2μm〜3μm)を有する曲面を持たせることが好ましい。また、絶縁物6714として、ネガ型の感光性樹脂、或いはポジ型の感光性樹脂のいずれも使用することができる。
第1の電極6713上には、有機化合物を含む層6716、および第2の電極6717(対向電極)がそれぞれ形成されている。ここで、陽極として機能する第1の電極6713に用いる材料としては、仕事関数の大きい材料を用いることが望ましい。例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)膜、インジウム亜鉛酸化物膜、窒化チタン膜、クロム膜、タングステン膜、Zn膜、Pt膜などの単層膜の他、窒化チタン膜とアルミニウムを主成分とする膜との積層、窒化チタン膜とアルミニウムを主成分とする膜と窒化チタン膜との3層構造等を用いることができる。なお、積層構造とすると、配線としての抵抗も低く、良好なオーミックコンタクトがとれ、さらに陽極として機能させることができる。
また、有機化合物を含む層6716は、蒸着マスクを用いた蒸着法、またはインクジェット法によって形成される。有機化合物を含む層6716には、元素周期表第4族金属錯体をその一部に用いることとし、その他、組み合わせて用いることのできる材料としては、低分子系材料であっても高分子系材料であっても良い。また、有機化合物を含む層に用いる材料としては、通常、有機化合物を単層もしくは積層で用いる場合が多いが、本実施の形態においては、有機化合物からなる膜の一部に無機化合物を用いる構成も含めることとする。さらに、公知の三重項材料を用いることも可能である。
さらに、有機化合物を含む層6716上に形成される、陰極として機能する第2の電極6717に用いる材料としては、仕事関数の小さい材料(Al、Ag、Li、Ca、またはこれらの合金MgAg、MgIn、AlLi、CaF2、またはCa3N2)を用いればよい。なお、有機化合物を含む層6716で生じた光が第2の電極6717を透過させる場合には、第2の電極6717(陰極)として、膜厚を薄くした金属薄膜と、透明導電膜(ITO(インジウムスズ酸化物)、インジウム亜鉛酸化物(In2O3―ZnO)、酸化亜鉛(ZnO)等)との積層を用いるのが良い。
さらにシール材6705で封止基板6704を基板6710と貼り合わせることにより、基板6710、封止基板6704、およびシール材6705で囲まれた空間6707に発光素子6718が備えられた構造になっている。なお、空間6707には、不活性気体(窒素やアルゴン等)が充填される場合の他、シール材6705で充填される構成も含むものとする。
なお、シール材6705にはエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。また、これらの材料はできるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。また、封止基板6704に用いる材料としてガラス基板や石英基板の他、FRP(Fiberglass−Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニルフロライド)、ポリエステルまたはアクリル等からなるプラスチック基板を用いることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態の一部または全部について、変更、追加、修正、削除、応用、上位概念化、又は、下位概念化したものに相当する。したがって、本実施の形態の一部または全部については、他の実施の形態の一部または全部との自由な組み合わせや、置き換えを実施することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、駆動回路を有する半導体装置の例について説明する。
本実施の形態における半導体装置の構成例について図36を用いて説明する。
図36(A)に示す半導体装置は、駆動回路901と、駆動回路902と、配線903と、配線904と、配線905と、単位回路910と、を有する。なお、単位回路910を複数設けてもよい。例えば、単位回路を、図1などの画素回路として複数設けることにより、表示装置を構成することができる。
駆動回路901は、配線903を介して単位回路910に電位又は信号を入力することにより単位回路910を制御する機能を有する。
駆動回路901は、例えばシフトレジスタなどを用いて構成される。
駆動回路902は、配線904を介して単位回路910に電位又は信号を入力することにより単位回路910を制御する機能を有する。
駆動回路902は、例えばシフトレジスタなどを用いて構成される。
なお、単位回路910と同一基板上に駆動回路901及び駆動回路902の一つを設けてもよい。
配線905としては、例えば電位を供給する配線又は信号を供給する配線などが挙げられる。配線905は、駆動回路901又は他の回路に接続される。なお、配線905の数は、複数でもよい。
図36(B)に示すように、単位回路910における異なる素子に接続された複数の配線を単位回路910が設けられる領域900の外で接続することにより配線905としてもよい。
図36を用いて説明したように、本実施の形態における半導体装置の一例では、単位回路及び駆動回路を同一基板上に設けることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態の一部または全部について、変更、追加、修正、削除、応用、上位概念化、又は、下位概念化したものに相当する。したがって、本実施の形態の一部または全部は、他の実施の形態の一部または全部との自由な組み合わせや、適用、置き換えなどを行うことができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、表示モジュールとしての機能を有する半導体装置の例について説明する。
本実施の形態における半導体装置の構成例について図37を用いて説明する。図37は、本実施の形態における半導体装置の構成例を説明するための図である。
図37に示す半導体装置は、表示パネル951と、端子953を介して表示パネル951に接続された回路基板952と、表示パネル951に重畳するタッチパネル954と、を有する。
表示パネル951としては、例えば上記実施の形態の半導体装置を適用できる。
回路基板952には、例えば表示パネル951又はタッチパネル954の駆動を制御する機能を有する回路などが設けられる。
タッチパネル954としては、例えば容量式タッチパネル、抵抗膜式タッチパネル、又は光学式タッチパネルなどを用いることができる。
タッチパネル954の代わりに放熱板、光学フィルム、偏光板、位相差板、プリズムシート、拡散板、バックライトなどを設けて、表示モジュールにしてもよい。
図37に示すように、本実施の形態の半導体装置は、上記実施の形態に示す半導体装置とタッチパネルなどの他の構成要素を用いて構成される。
なお、タッチパネルは、表示パネル951と一体形成されていてもよい。例えば、トランジスタや発光素子が形成された基板の上に、対向基板が設けられている場合、その対向基板の表面に、タッチパネル用の電極などを形成してもよい。対向基板は、発光素子を封止する機能を有している場合があるが、タッチパネルの機能も有していてもよい。または、素子基板に、タッチパネル機能が形成されていてもよい。
本実施の形態は、他の実施の形態の一部または全部について、変更、追加、修正、削除、応用、上位概念化、又は、下位概念化したものに相当する。したがって、本実施の形態の一部または全部は、他の実施の形態の一部または全部との自由な組み合わせや、適用、置き換えなどを行うことができる。
(実施の形態6)
本実施の形態においては、電子機器及び半導体装置の例について説明する。
図23(A)乃至図23(H)、図24(A)乃至図24(D)は、電子機器を示す図である。これらの電子機器は、筐体5000、表示部5001、スピーカ5003、LEDランプ5004、操作キー5005(電源スイッチ、又は操作スイッチを含む)、接続端子5006、センサ5007(力、変位、位置、速度、加速度、角速度、回転数、距離、光、液、磁気、温度、化学物質、音声、時間、硬度、電場、電流、電圧、電力、放射線、流量、湿度、傾度、振動、におい又は赤外線を測定する機能を含むもの)、マイクロフォン5008、等を有することができる。
図23(A)はモバイルコンピュータであり、上述したものの他に、スイッチ5009、赤外線ポート5010、等を有することができる。図23(B)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(たとえば、DVD再生装置)であり、上述したものの他に、第2表示部5002、記録媒体読込部5011、等を有することができる。図23(C)はゴーグル型ディスプレイであり、上述したものの他に、第2表示部5002、支持部5012、イヤホン5013、等を有することができる。図23(D)は携帯型遊技機であり、上述したものの他に、記録媒体読込部5011、等を有することができる。図23(E)はテレビ受像機能付きデジタルカメラであり、上述したものの他に、アンテナ5014、シャッターボタン5015、受像部5016、等を有することができる。図23(F)は携帯型遊技機であり、上述したものの他に、第2表示部5002、記録媒体読込部5011、等を有することができる。図23(G)はテレビ受像器であり、上述したものの他に、チューナ、画像処理部、等を有することができる。図23(H)は持ち運び型テレビ受像器であり、上述したものの他に、信号の送受信が可能な充電器5017、等を有することができる。図24(A)はディスプレイであり、上述したものの他に、支持台5018、等を有することができる。図24(B)はカメラであり、上述したものの他に、外部接続ポート5019、シャッターボタン5015、受像部5016、等を有することができる。図24(C)はコンピュータであり、上述したものの他に、ポインティングデバイス5020、外部接続ポート5019、リーダ/ライタ5021、等を有することができる。図24(D)は携帯電話機であり、上述したものの他に、送信部、受信部、携帯電話・移動端末向けの1セグメント部分受信サービス用チューナ、等を有することができる。
図23(A)乃至図23(H)、図24(A)乃至図24(D)に示す電子機器は、様々な機能を有することができる。例えば、様々な情報(静止画、動画、テキスト画像など)を表示部に表示する機能、タッチパネル機能、カレンダー、日付又は時刻などを表示する機能、様々なソフトウェア(プログラム)によって処理を制御する機能、無線通信機能、無線通信機能を用いて様々なコンピュータネットワークに接続する機能、無線通信機能を用いて様々なデータの送信又は受信を行う機能、記録媒体に記録されているプログラム又はデータを読み出して表示部に表示する機能、等を有することができる。さらに、複数の表示部を有する電子機器においては、一つの表示部を主として画像情報を表示し、別の一つの表示部を主として文字情報を表示する機能、または、複数の表示部に視差を考慮した画像を表示することで立体的な画像を表示する機能、等を有することができる。さらに、受像部を有する電子機器においては、静止画を撮影する機能、動画を撮影する機能、撮影した画像を自動または手動で補正する機能、撮影した画像を記録媒体(外部又はカメラに内蔵)に保存する機能、撮影した画像を表示部に表示する機能、等を有することができる。なお、図23(A)乃至図23(H)、図24(A)乃至図24(D)に示す電子機器が有することのできる機能はこれらに限定されず、様々な機能を有することができる。
本実施の形態において述べた電子機器は、何らかの情報を表示するための表示部を有することを特徴とする。
次に、半導体装置の応用例を説明する。
図24(E)に、半導体装置を、建造物と一体にして設けた例について示す。図24(E)は、筐体5022、表示部5023、操作部であるリモコン装置5024、スピーカ5025等を含む。半導体装置は、壁かけ型として建物と一体となっており、設置するスペースを広く必要とすることなく設置可能である。
図24(F)に、建造物内に半導体装置を、建造物と一体にして設けた別の例について示す。表示パネル5026は、ユニットバス5027と一体に取り付けられており、入浴者は表示パネル5026の視聴が可能になる。
なお、本実施の形態において、建造物として壁、ユニットバスを例としたが、本実施の形態はこれに限定されず、様々な建造物に半導体装置を設置することができる。
次に、半導体装置を、移動体と一体にして設けた例について示す。
図24(G)は、半導体装置を、自動車に設けた例について示した図である。表示パネル5028は、自動車の車体5029に取り付けられており、車体の動作又は車体内外から入力される情報をオンデマンドに表示することができる。なお、ナビゲーション機能を有していてもよい。
図24(H)は、半導体装置を、旅客用飛行機と一体にして設けた例について示した図である。図24(H)は、旅客用飛行機の座席上部の天井5030に表示パネル5031を設けたときの、使用時の形状について示した図である。表示パネル5031は、天井5030とヒンジ部5032を介して一体に取り付けられており、ヒンジ部5032の伸縮により乗客は表示パネル5031の視聴が可能になる。表示パネル5031は乗客が操作することで情報を表示する機能を有する。
なお、本実施の形態において、移動体としては自動車車体、飛行機機体について例示したがこれに限定されず、自動二輪車、自動四輪車(自動車、バス等を含む)、電車(モノレール、鉄道等を含む)、船舶等、様々なものに設置することができる。
なお、本明細書等においては、ある一つの実施の形態において述べる図または文章において、その一部分を取り出して、発明の一態様を構成することは可能である。したがって、ある部分を述べる図または文章が記載されている場合、その一部分の図または文章を取り出した内容も、発明の一態様として開示されているものであり、発明の一態様を構成することが可能であるものとする。そのため、例えば、能動素子(トランジスタ、ダイオードなど)、配線、受動素子(容量素子、抵抗素子など)、導電層、絶縁層、半導体層、有機材料、無機材料、部品、装置、動作方法、製造方法などが単数又は複数記載された図面または文章において、その一部分を取り出して、発明の一態様を構成することが可能であるものとする。例えば、N個(Nは整数)の回路素子(トランジスタ、容量素子等)を有して構成される回路図から、M個(Mは整数で、M<N)の回路素子(トランジスタ、容量素子等)を抜き出して、発明の一態様を構成することは可能である。別の例としては、N個(Nは整数)の層を有して構成される断面図から、M個(Mは整数で、M<N)の層を抜き出して、発明の一態様を構成することは可能である。さらに別の例としては、N個(Nは整数)の要素を有して構成されるフローチャートから、M個(Mは整数で、M<N)の要素を抜き出して、発明の一態様を構成することは可能である。
なお、本明細書等においては、ある一つの実施の形態において述べる図または文章において、少なくとも一つの具体例が記載される場合、その具体例の上位概念を導き出すことは、当業者であれば容易に理解される。したがって、ある一つの実施の形態において述べる図または文章において、少なくとも一つの具体例が記載される場合、その具体例の上位概念も、発明の一態様として開示されているものであり、発明の一態様を構成することが可能である。
なお、本明細書等においては、少なくとも図に記載した内容(図の中の一部でもよい)は、発明の一態様として開示されているものであり、発明の一態様を構成することが可能である。したがって、ある内容について、図に記載されていれば、文章を用いて述べていなくても、その内容は、発明の一態様として開示されているものであり、発明の一態様を構成することが可能である。同様に、図の一部を取り出した図についても、発明の一態様として開示されているものであり、発明の一態様を構成することが可能である。