JP6227393B2 - パイプの止着構造 - Google Patents
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Description
そして、このスプール4に整合するスリット7を有するクランプ17を介し、図3(B)のごとく、固定パイプ2にクランプ17を被嵌し、そのクランプ17の取付け部のボルト孔10にボルトを挿通してラジエータのサージタンク等に固定していた。
ところが、一例として、図3に示す如く、L字状のパイプ2を固定する場合、軸方向のみならず周方向の固定も必要である。そのため、パイプおよびクランプを保持しつつ、クランプのボルト孔にボルトを挿通し、ボルトの締結力によってパイプの周方向の位置決めを行う必要があった。そして、パイプの取り付け作業が面倒であり、その調整に時間を要する欠点があった。
そこで、本発明は、クランプとパイプとが相対回転しないようにして、組み付け作業が容易にできる止着構造を提供することを課題とする。
そのパイプ(1)は、その外周の周方向に凸条からなるスプール(4)が形成され、そのスプール(4)の長手方向の中間に凸条のない凹部(5)が形成され、
そのクランプ(1)は、その内周が前記パイプ(2)の外周に整合する把持部(6)を有すると共に、その把持部(6)の幅方向の中間に前記スプール(4)に整合する幅のスリット(7)が形成され且つ、前記凹部(5)に整合する位置で、スリット(7)間を跨ぐ架橋部(8)が形成され、
そのクランプ(1)のスリット(7)の内縁が、パイプ(2)のスプール(4)の両側に位置されると共に、スプール(4)の凹部(5)にクランプ(1)の架橋部(8)が嵌着された状態で、そのクランプ(1)が固定部材(3)に取付けられ、
そのクランプ(1)は、板バネ材からなり、その把持部(6)の端部に取付け部(9)が延在し、その取付け部(9)にボルト孔(10)が穿設されると共に、その把持部(6)の両側に一対の舌片(11)が取付け部(9)に直交する方向に一体に延在し、
前記固定部材(3)には、前記一対の舌片(11)間の距離に略整合する幅の門形部(12)が突設され、その頂部にボルトの螺着部(13)が設けられ、
前記一対の舌片(11)が門形部(12)の両側を挟持するように構成されたパイプの止着構造である。
一対の舌片(11)は取付け部(9)の延在方向で、その取付け部(9)の根元(15)から異なるように千鳥に配置されたパイプの止着構造である。
さらに、固定部材3の門形部12の頂部にボルトの螺着部13が設けられ、クランプ1の一対の舌片11が門形部12の両側を挟持するように構成したので、クランプ1を固定部材3に取り付ける際の位置決めが容易となり、その取付けを迅速に行える。
しかも、そのクランプ1は、板バネ材からなり、その把持部6の端部に一対の舌片11が取付け部9に直交する方向に一体に延在しているので、クランプ1は一部材で、回り止めと、軸線方向の移動防止と、門形部12への位置決めとを、同時に且つ一体的に行うことができる複合的効果がある。
図1は本発明のパイプの止着構造の要部分解斜視図であり、図2はその取付け説明図である。
この止着構造において、パイプ2はその軸線がL字状に形成され、その先端にバルジ加工16が膨出し、そこに図示しないホースが止着される。パイプ2の中間部には、周方向に凸条からなるスプール4が形成され、そのスプール4の長手方向の中間に凸条のない凹部5が形成されている。このような凹部5つきのスプール4は、一例として、パイプをバルジ加工することにより形成できる。
なお、この舌片11の数は2つ以上にしてもよく、その場合も、根元15から異なるように千鳥に配置される。また、その大きさ(奥行長さ・高さ方向長さ)は、図面に記されたものに限らず、門型部12の側壁の高さ方向長さと一致させてもよい。
次に、本発明のパイプの止着構造の取り付け方法について説明する。
パイプ2の外周にクランプ1を被嵌する。この時、クランプ1のスリット7の両縁が、パイプ2のスプール4の両側に位置されるともに、クランプ1の架橋部8が、パイプ2の凹部5に位置する。
そこで、クランプ1の一対の舌片11を門形部12の両側に嵌着する。このとき、一対の舌片11のばね性により、クランプ1は門形部12に保持される。そこで、ボルト14をクランプ1のボルト孔10に挿通し、門形部12内のナットにそれを締結固定する。
2 パイプ
3 固定部材
4 スプール
5 凹部
6 把持部
7 スリット
8 架橋部
9 取付け部
11 舌片
12 門形部
13 螺着部
14 ボルト
15 根元
16 バルジ加工
17 クランプ
18 タンク
Claims (2)
- クランプ(1)を介して、パイプ(2)を固定部材(3)に取付けるパイプの止着構造において、
そのパイプ(1)は、その外周の周方向に凸条からなるスプール(4)が形成され、そのスプール(4)の長手方向の中間に凸条のない凹部(5)が形成され、
そのクランプ(1)は、その内周が前記パイプ(2)の外周に整合する把持部(6)を有すると共に、その把持部(6)の幅方向の中間に前記スプール(4)に整合する幅のスリット(7)が形成され且つ、前記凹部(5)に整合する位置で、スリット(7)間を跨ぐ架橋部(8)が形成され、
そのクランプ(1)のスリット(7)の内縁が、パイプ(2)のスプール(4)の両側に位置されると共に、スプール(4)の凹部(5)にクランプ(1)の架橋部(8)が嵌着された状態で、そのクランプ(1)が固定部材(3)に取付けられ、
そのクランプ(1)は、板バネ材からなり、その把持部(6)の端部に取付け部(9)が延在し、その取付け部(9)にボルト孔(10)が穿設されると共に、その把持部(6)の両側に一対の舌片(11)が取付け部(9)に直交する方向に一体に延在し、
前記固定部材(3)には、前記一対の舌片(11)間の距離に略整合する幅の門形部(12)が突設され、その頂部にボルトの螺着部(13)が設けられ、
前記一対の舌片(11)が門形部(12)の両側を挟持するように構成されたパイプの止着構造 。 - 請求項1に記載のパイプの止着構造において、
一対の舌片(11)は取付け部(9)の延在方向で、その取付け部(9)の根元(15)から異なるように千鳥に配置されたパイプの止着構造。
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