JP2004023865A - 配線・配管材固定具 - Google Patents

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JP2004023865A JP2002174162A JP2002174162A JP2004023865A JP 2004023865 A JP2004023865 A JP 2004023865A JP 2002174162 A JP2002174162 A JP 2002174162A JP 2002174162 A JP2002174162 A JP 2002174162A JP 2004023865 A JP2004023865 A JP 2004023865A
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池場 賢司
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Abstract

【課題】位置ずれを防止でき、しかも被取付面に対する配線・配管材の固定力の大きな固定具の提供である。
【解決手段】ケーブル(配線・配管材)Kを保持する保持板部10と、該保持板部10の長手方向の一端のみに一体に設けられて、被取付面Pに固定される固定板部20とを有し、前記固定板部20には、前記被取付面Pに喰い込む突起体22が設けられている構成とする。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル等の配線・配管材を、側壁面、天井面等の被取付面との間で挟持して固定するための配線・配管材固定具に関するものである。本発明に係る配線・配管材は、当業界では「サドル」と称されている。
【0002】
【従来の技術】
上記した配線・配管材を固定する固定具として、被取付面との間で挟持するようにして配線・配管材の外面を保持する保持部と、該保持部の長手方向の端部に一体に設けられて、被取付面に対して当接状態で固定される固定部とを有するものが知られている。そして、保持部に配線・配管材を保持させた状態で、固定部に設けられた貫通孔に小ねじ、釘等を用いて、前記固定具を被取付面に固定することにより、被取付面に配線・配管材を固定できる。
【0003】
しかし、従来の固定具は、その固定部が被取付面に対して単に当接しているのみの構造であったため、上記した小ねじ、釘等を使用して固定する際に、或いは固定後において、配線・配管材により引っ張られる等して、位置ずれ(配線・配管材の配設方向に対して固定具が直交していない配置状態をいう)することがあった。この位置ずれは、保持部の長手方向の一端のみに固定部が設けられた固定具(いわゆる「片サドル」)の場合に発生する頻度が高い。この固定具は、室内に露出されたままの場合が殆どであるので、その位置ずれによって、室内の美観が害される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記「位置ずれ」を防止でき、しかも被取付面に対する配線・配管材の固定力の大きな固定具の提供である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、配線・配管材を保持する保持部と、該保持部の長手方向の一端のみに一体に設けられて、被取付面に固定される固定部とを有し、前記固定部には、前記被取付面に喰い込む突起体が設けられていることを特徴としている。
【0006】
請求項1の発明によれば、前記固定部は、前記保持部の長手方向の一端のみに設けられていて、保持部が片持ち状となるために、「位置ずれ」し易いが、固定部に設けられた突起体が被取付面に喰い込むために、固定具の固定中又は固定後において、配線・配管材が引っ張られる等して固定具に回転力が作用しても、回動させられて「位置ずれ」することはない。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記固定部に対する突起体の形成位置は、該固定部に設けられた貫通孔の中心よりも前記保持部と反対の側であることを特徴としている。この構成によって、固定部と保持部との接続部は、常に被取付面に接するので、小ねじ類を用いて固定具を被取付面に固定する際に、突起体が被取付面にしっかりと喰い込んでいなくても、保持部が浮き上がらなくなって、被取付面に対して配線・配管材をしっかりと固定できる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記突起体は、固定時における固定具の連れ廻りを防止すべく、切り起こして形成されていることを特徴としている。この構成により、小ねじ類を使用して、固定具を被取付面に固定する際における「連れ廻り抵抗」が大きくなるので、固定中における固定具の「連れ廻り」が防止されて、「位置ずれ」することなく、固定具を正しい位置に固定できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る固定具Fを斜下方から見た斜視図であり、図2(イ),(ロ),(ハ)は、それぞれ固定具Fの平面図、正面図及び同(イ)のX矢視図であり、図3は、固定具Fの底面図である。この固定具Fは、当業界で「片サドル」と称されるものであって、建物の側壁面Wa、天井面Wb等の被取付面Pとの間でケーブルKを挟持するようにして、その外側を保持する半短円筒状をした保持板部10と、該保持板部10の長手方向の反自由端側に、そのわん曲方向と反対側にほぼ90°屈曲されて連続形成されて、前記被取付面に対して固定される平板状をした固定板部20とで構成される。固定具Fを構成する保持板部10と固定板部20とは、接続部30を介して接続されている。
【0010】
また、半短円筒状をした保持板部10は、その幅方向の中央部が外側に膨出されて補強リブ11となっていて、その自由端側の端部の両角部は、大きく面取りされている。また、平板状をした固定板部20は、その幅方向(取付状態におけるケーブルKの配設方向Qと同一方向)の中央部には、前記配設方向Qと直交する方向に沿って長孔状となった小ねじ類の貫通孔21が形成されている。固定板部20の自由端側の端部の両角部は、前記保持板部10の自由端側の端部と同様に大きく面取りされている。
【0011】
また、固定板部20の幅方向の対向両端部の前記貫通孔21に近くて、しかも前記貫通孔21の中心Cに関して保持板部10と反対側の部分に、一対の突起体22が下方に切り起こされて形成されている。即ち、前記突起体22は、図1ないし図3に示されるように、分離切起し辺23と接続切起し辺24で二辺を構成する平面視で三角形状の部分が下方に、90°よりも僅かに小さな角度だけ切り起こされて形成される。この接続切起し辺24とケーブルKの配設方向Qとは、比較的小さな角度(実施形態では、約25°)で交差している。図3に示されるように、突起体22における被取付面Pに喰い込む面は、切起し前において底面となっていた第1平面部22aと、同じく側端面となっていた第2平面部22bと、同じく分離切起し辺23と接続していた第3平面部22cとの3面で構成され、この3面の交点である最先端22dは、先鋭に形成されている。
【0012】
そして、例えば、図6に示されるように、室内の側壁面Waにおける天井面Wbとの入隅部に近い部分に配設されるケーブルKを側壁面Waに固定する際に、該ケーブルKは、その配設方向Qに沿って所定間隔をおいた多数の部分において前記固定具Fにより固定される。
【0013】
また、図4は、固定具Fを被取付面Pに固定している途中の側面図であり、図5(イ),(ロ) は、それぞれ固定具Fを介してケーブルKが被取付面Pに固定された状態の平面図及び側面図である。そして、固定具Fを側壁面Waに固定するには、従来の固定具と同様にして、その保持板部10によりケーブルKの外側を保持して、該保持板部10と側壁面Waとの間でケーブルKを挟持した状態で、その固定板部20の貫通孔21に小ねじSの先端部を挿入して、側壁面Waにねじ込んで行う。ここで、上記したように、一対の突起体22は、固定具Fの固定板部20における貫通孔21の中心Cに関して保持板部10と反対側の部分に形成されているので、図4に示されるように、保持板部10と側壁面Waとの間でケーブルKを挟持した状態で、保持板部10と固定板部20とを接続している接続部30が側壁面Waに当接して、固定板部20の自由端部は、側壁面Waに対して僅かに浮いた状態となる。
【0014】
よって、小ねじSを用いて固定具Fを側壁面Waに固定する際に、その突起体22が側壁面Waにしっかりと喰い込んでいなくても、保持板部10が浮き上がらなくなって、側壁面Waに対してケーブルKをしっかりと固定できる。即ち、固定具Fは、その接続部30が側壁面Waに常に当接して、ケーブルKに対する保持板部10の位置が殆ど変化しない状態で、一対の突起体22が徐々に側壁面Waに喰い込んで、図5に示されるように、固定板部20が側壁面Waに密着することにより、固定具FによってケーブルKが部分的に固定される。
【0015】
また、小ねじSを回転させて、側壁面Waにねじ込む際においても、一対の突起体22は、貫通孔21に近い部分に形成され、しかも各突起体22の接続切起し辺24とケーブルKの配設方向Qとの交差角度は、比較的小さい(実施形態では、約25°)ために、固定具Fの「連れ廻り抵抗」が大きくなる。よって、小ねじSの回転中における固定具Fに回転力T〔図5(イ)参照〕が作用しても、該固定具Fの「連れ廻り」がなくなって、固定具Fは、正しい位置(ケーブルKの配設方向Qと直交する方向)に固定される。なお、前記交差角度を上記実施形態の場合(約25°)よりも更に小さくしたり、或いは各突起体22の接続切起し辺24とケーブルKの配設方向Qとを平行にすると、固定具Fの「連れ廻り」を防止する効果は、一層高まる。
【0016】
このように、側壁面Waに小ねじSを介して固定具Fが固定された状態では、固定板部20に一体に形成された一対の突起体22が側壁面Waに喰い込んでいる。よって、固定具Fの固定途中、或いは固定後において、ケーブルKが引っ張られても、これに追随して固定具Fが回動されて「位置ずれ」しなくなる。特に、上記実施形態の固定具Fは、その保持板部10の長手方向の一端部のみに固定板部20が連設された構成の「片サドル」であるために、ケーブルKの上記引っ張りによって回動されて「位置ずれ」し易いが、固定板部20に一体に設けられた一対の突起体22の存在によって、上記「位置ずれ」が防止される。
【0017】
また、上記実施形態の固定具Fは、保持板部10の長手方向の一端のみに固定板部20が設けられた「片サドル」であって、配線時におけるケーブルKの引っ張りによって、回動され易い構造であるために、本発明の実施により奏される固定具の回動防止の効果が多大である。しかし、本発明は、保持板部の長手方向の両端にそれぞれ固定板部が設けられた「両サドル」に対して実施することも可能である。この「両サドル」においても、最初に固定板部を固定する際には、小ねじ類の回転力により固定具が「連れ廻り」される恐れがあるが、該固定板部に設けられた突起体が被取付面に喰い込んでいるために、上記「連れ廻り」が防止されることにより、「位置ずれ」が防止されて、固定具を正しい位置に固定可能となる。
【0018】
また、固定板部に設けられる突起体に関しても、上記実施形態では、固定板部における貫通孔の中心に対して保持板部と反対の側に設けることにより、上述したように、保持板部が浮き上がらなくなって、突起体が被取付面に十分に喰い込んでいなくても、保持板部の移動が少なくなって、被取付面に対して固定具をしっかりと固定できる利点がある。しかし、本発明においては、突起体は、固定板部に設けられていて、固定具の固定状態で被取付面に喰い込めば足りるので、固定板部に設ける位置は、必ずしも上記位置に限定されないと共に、その数に関しても、上記実施形態のように一対(2個)である必要はない。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る配線・配管材固定具は、その固定部に設けられた突起体が被取付面に喰い込むために、固定具の固定中又は固定後において、配線・配管材が引っ張られる等して固定具に回転力が作用しても、回動させられて「位置ずれ」しなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固定具Fを斜下方から見た斜視図である。
【図2】(イ),(ロ),(ハ)は、それぞれ固定具Fの平面図、正面図及び同(イ)のX矢視図である。
【図3】固定具Fの底面図である。
【図4】固定具Fを被取付面Pに固定している途中の側面図である。
【図5】(イ),(ロ) は、それぞれ固定具Fを介してケーブルKが被取付面Pに固定された状態の平面図及び側面図である。
【図6】室内の側壁面Waにおける天井面Wbとの入隅部に近い部分に配設されるケーブルKが固定具Fを介して側壁面Waに固定された状態の部分斜視図である。
【符号の説明】
C:貫通孔の中心
F:固定具
K:ケーブル(配線・配管材)
P:被取付面
Q:ケーブルの配設方向
Wa:側壁面(被取付面)
10:保持板部
20:固定板部
22:突起体

Claims (3)

  1. 配線・配管材を保持する保持部と、該保持部の長手方向の一端のみに一体に設けられて、被取付面に固定される固定部とを有し、
    前記固定部には、前記被取付面に喰い込む突起体が設けられていることを特徴とする配線・配管材固定具。
  2. 前記固定部に対する突起体の形成位置は、該固定部に設けられた貫通孔の中心よりも前記保持部と反対の側であることを特徴とする請求項1に記載の配線・配管材固定具。
  3. 前記突起体は、固定時における固定具の連れ廻りを防止すべく、切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の配線・配管材固定具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102003597A (zh) * 2010-10-08 2011-04-06 李文杰 北斗形真空保温板锚固托架
JP2013032636A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Mirai Ind Co Ltd 配線・配管材固定具
JP2013032634A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Mirai Ind Co Ltd 配線・配管材固定具
JP2015113947A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社ティラド パイプの止着構造

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