JP2007154495A - 振止連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の振止連結具によれば、45°連結しかできないので、上下間垂直距離が配設間隔より長いような場合に、振止材による振止効果を低下させてしまったり、上下間垂直距離が配設間隔より短いような場合に、振止材と吊ボルトとを連結できなくなってしまう。
【解決手段】天井コンクリートスラブより下方に突出する吊ボルト3に対して振止材7を交差させた状態で吊ボルトと振止材とを連結する振止連結具8であって、吊ボルトを収容するボルト収容溝15と、止着具によって振止材7と連結される平板状の連結部12とを備え、ボルト収容溝15が、ボルト収容溝内に収容された吊ボルトのねじ部に係止される係止手段(折曲片43;44)を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は天井下地における吊ボルトと振止材とを交差させた状態で連結する振止連結具に関する。
図8に示すように、天井コンクリートスラブ2に埋設した図外のインサートナットに吊ボルト3を締結することによって吊ボルト3を天井コンクリートスラブ2より下方に突出させて設け、吊ボルト3の下端部にハンガー4を取付け、ハンガー4に野縁受5を取付け、図外の野縁取付具により図外の野縁を野縁受5に取付けた天井下地において、吊ボルト3と振止材7とを連結する振止連結具80が知られている(例えば、特許文献1等参照)。天井コンクリートスラブ2より下方に突出する複数の吊ボルト3が所定の配設間隔Pで設けられている場合において、互いに隣り合う互いに最も近い位置にある2本の吊ボルト3a;3bのうちの一方の吊ボルト3aの上端部3tと他方の吊ボルト3bの下端部3eとに対して1本の振止材7を吊ボルト3a;3bの中心線dに対して45°の角度で交差させた状態とし、一方の吊ボルト3aの上端部3tと振止材7の上端部とを振止連結具80で連結するとともに他方の吊ボルト3bの下端部3eと振止材7の下端部とを振止連結具80で連結することによって天井振止構造を得ることができる。上記振止連結具80によれば、例えば、複数の吊ボルト3の配設間隔Pが900mmで、一方の吊ボルト3aの上端部3tと他方の吊ボルト3bの下端部3eとの間の上下間垂直距離Hを900mmとできる場合には、振止材7を吊ボルト3a;3bの中心線dに対して45°の角度で交差させた状態に連結(以下45°連結という)でき、効果的な天井振止構造を構築できる。
特開2003−227202号公報
しかしながら、上記振止連結具80によれば、45°連結しかできない。したがって、例えば、配設間隔Pが900mmであり、かつ、上下間垂直距離Hが900mmより大幅に長いような場合には、上記振止連結具80を用いて45°連結できるが、この場合、振止連結具80による連結箇所が、一方の吊ボルト3aの上端部3tよりも下方に位置されたり、他方の吊ボルト3bの下端部3eよりも上方に位置されたりする。すなわち、振止連結具80による連結箇所が、天井コンクリートスラブ2より離れた位置となったり、ハンガー4より離れた位置となってしまい、振止材7による振止効果が低下してしまうという課題があった。逆に、例えば、配設間隔Pが900mmであり、上下間垂直距離Hが900mmより短い場合には、振止材7を連結できなくなる可能性がある。つまり、この場合は、振止材7を45°連結の状態よりも寝かせた状態にして連結しなければならないので、45°連結しかできない振止連結具80では振止材7と吊ボルト3とを連結することができなくなってしまう可能性があるという課題があった。
本発明の振止連結具は、天井コンクリートスラブより下方に突出する吊ボルトに対して振止材を交差させた状態で吊ボルトと振止材とを連結する振止連結具であって、吊ボルトを収容するボルト収容溝と、止着具によって振止材と連結される平板状の連結部とを備え、ボルト収容溝が、ボルト収容溝内に収容された吊ボルトのねじ部に係止される係止手段を備えたことを特徴とする。
連結部が、第1ガイド部、第2ガイド部を備え、第1ガイド部が、溝の延長方向に沿った線に対して第1の角度をなして延長する連結部の第1の側縁により形成され、第2ガイド部が、溝の延長方向に沿った線に対して第2の角度をなして延長する連結部の第2の側縁により形成され、第1の角度と第2の角度とが異なることも特徴とする。
連結部の相対峙する両側縁部のそれぞれに、第1ガイド部と第2ガイド部との組合せを備えたことを特徴とする。
第1の角度が45°であり、第2の角度が30°であることも特徴とする。
係止手段が、ボルト収容溝に形成された切り込みによってボルト収容溝内に収容される吊ボルトの方向に折曲された折曲片により形成され、折曲片が、ボルト収容溝内に収容された吊ボルトの雄ねじ部の凹部に係止されたことも特徴とする。
係止手段が、ボルト収容溝の内面に形成された凹凸部により形成され、凹凸部が、ボルト収容溝内に収容された吊ボルトの雄ねじ部の反転形状である雌ねじ形状に形成されたことも特徴とする。
本発明の振止連結具によれば、ボルト収容溝と、振止材と連結される平板状の連結部と、係止手段とを備えたので、吊ボルトの中心線に対する振止材の交差角度を自由に設定でき、振止材を吊ボルトに対して所望の角度に交差させた状態で振止材と吊ボルトとを互いに連結できる。したがって、上下間垂直距離が配設間隔より長いような場合に、振止材による振止効果を低下させてしまったり、上下間垂直距離が配設間隔より短いような場合に、振止材と吊ボルトとを連結できなくなってしまうというようなことを解消できる。
連結部が、第1ガイド部、第2ガイド部を備えるので、振止材を吊ボルトの中心線に対して第1の角度で交差させた状態に連結する作業や振止材を吊ボルトの中心線に対して第2の角度で交差させた状態に連結する作業を容易とできる。また、振止材を吊ボルトの中心線に対して第1の角度から第2の角度までの間の角度で交差させた状態とする作業が容易となる。
連結部の相対峙する両側縁部のそれぞれに、第1ガイド部と第2ガイド部との組合せを備えたことで、上下の向きを気にすることなく使用できる作業性の良い振止連結具を提供できる。
第1の角度を45°とし、第2の角度を30°としたことで、振止材を吊ボルトの中心線に対して45°の角度で交差させた状態に連結する作業や振止材を吊ボルトの中心線に対して30°で交差させた状態に連結する作業を容易とできる。また、振止材を吊ボルトの中心線に対して45°から30°までの間の角度で交差させた状態とする作業が容易となる。さらに、振止材を吊ボルトの中心線に対して30°から45°までの間の角度で交差させた状態に容易に連結できるので、振止材による揺れ抑制効果を高くできる。
係止手段として、切り込みによって形成されてボルト収容溝内に収容された吊ボルトの雄ねじ部の凹部に係止される折曲片を備えたので、係止手段の製作が容易となり、振止連結具の製作コストを安くできる。
係止手段として、ボルト収容溝の内面に形成された凹凸部を備え、この凹凸部を、ボルト収容溝内に収容される吊ボルトの雄ねじ部の反転形状である雌ねじ形状に形成したことで、吊ボルトに対する振止連結具の係止作業を簡単にできる。
最良の形態1
図1乃至図5は最良の形態1を示し、図1は振止連結具と吊ボルトと振止材との関係を示し、図2は天井振止構造を正面から見て示し、図3は天井振止構造の構造を斜視図で示し、図4は振止連結具の係止手段と吊ボルトとの係合状態を縦断面で示し、図5は振止連結具の係止手段と吊ボルトとの係合状態を横断面で示す。
図2;3を参照し、天井振止構造を備えた天井下地を説明する。天井下地1は、天井コンクリートスラブ2、吊ボルト3、ハンガー4、野縁受5、野縁取付具9、野縁10、天井振止構造6により形成される。天井振止構造6は、吊ボルト3と、振止材7と、吊ボルト3に対して振止材7を交差させた状態で吊ボルト3と振止材7とを連結する振止連結具8とにより形成される。天井下地1の施工は、天井コンクリートスラブ2に埋設した図外のインサートナットに吊ボルト3を締結して吊ボルト3を天井コンクリートスラブ2より下方に突出させて設け、吊ボルト3の下端部にハンガー4を取付け、ハンガー4に野縁受5を取付け、野縁取付具9を用いて野縁10を野縁受5に取付ける。そして、互いに隣り合う互いに最も近い位置にある2本の吊ボルト3a;3bを振止材7と振止連結具8とによって連結することによって天井振止構造を備えた天井下地1が形成される。野縁10の下面には図外の止ビスによって天井ボード100が取付けられる。図3に示すように、振止材7は、長尺な方向と直交する方向に切断された断面がコ字形状である長尺金物よりなり、コ字形状は、縦板部90と縦板部90の上端及び下端より同方向に延長して互いに平行に相対峙する上板部91と下板部92とにより形成される。野縁受5も振止材7と同様の断面コ字形状の長尺金物により形成される。
図1に示すように振止連結具8は、ボルト受部11、連結部12、第1ガイド部13、第2ガイド部14を備える。ボルト受部11は、金属製の平板材をプレス加工して形成された一直線状に延長するボルト収容溝15を備える。ボルト収容溝15の断面形状は、吊ボルト3の断面円弧形状と対応した断面半円弧形状の溝底15aを備えたU字形状に形成される。連結部12は、ボルト収容溝15のU字の両端縁16;17のそれぞれからボルト収容溝15の相対峙する平行な面により形成される両側壁18;19に対して直交する方向に互いに離れるように延長する平板部12a;12bにより形成される。第1ガイド部13は、ボルト収容溝15の延長方向に沿った仮想線aに対して第1の角度αをなして延長する連結部12の第1の側縁21;22により形成される。第2ガイド部14は、ボルト収容溝15の延長方向に沿った仮想線aに対して第2の角度βをなして延長する連結部12の第2の側縁23;24により形成される。第1の角度αと第2の角度βとは互いに異なる角度に形成される。ここでは、第1の角度が45°に形成され、第2の角度が30°に形成された振止連結具8を例にして説明する。
第1の側縁21;22は互いに平行に位置する。第2の側縁23;24は互いに平行に位置する。すなわち、第1ガイド部13は、連結部12の互いに平行な一対の第1の側縁21;22により形成され、第2ガイド部14は、連結部12の互いに平行な一対の第2の側縁23;24により形成される。第1の側縁21の一端25と第2の側縁23の一端26とが繋がっており、第1の側縁22の一端27と第2の側縁24の一端28とが繋がっている。第1の側縁21の他端29と側縁24の他端30とが一端縁31によって繋がっている。第1の側縁22の他端33と側縁24の他端32とが他端縁34によって繋がっている。すなわち、振止連結具8は、長尺な方向の両端部に互いに相対峙する平行な一端縁31と他端縁34とを備えた長尺板により形成され、長尺板の両側縁部のうちの一方の側縁部50が互いに連続する第1の側縁21と第2の側縁23との組合せを備え、他方の側縁部51が互いに連続する第1の側縁22と第2の側縁24との組合せを備えた形態である。すなわち、振止連結具8は、両側縁部50;51のそれぞれに互いに連続する第1ガイド部13と第2ガイド部14との組合せを備えた2回回転対称な形状に形成される。
連結部12の平板部12a;12bは、平板を貫通するビス止用の貫通孔35を備える。平板部12aと平板部12bとがそれぞれ3個ずつ貫通穴35を備える。貫通穴35は、長尺な振止材7の長尺な方向に沿った側縁36;37が第1ガイド部13に合わされて配置された場合(つまり図1に示すように振止材7がAの状態に配置された場合)と、振止材7の側縁36;37が第2ガイド部14に合わされて配置された場合(つまり図1に示すように振止材7がBの状態に配置された場合)とのいずれにおいても、貫通穴35を通過した止着具としての止ビス38(図2:5参照)が振止材7に締結される位置にすべての貫通穴35が形成される。貫通穴35を通過した止ビス38が振止材7に締結される位置にすべての貫通穴35が形成された構成としたことで、連結部12の平板部12a;12bと振止材7との止ビス38による連結を強固にできる。止ビス38は図1の紙面の向こう側から手前側に向けて貫通孔35に挿入されて振止材7に締結される。
ボルト受部11におけるボルト収容溝15の溝底15aに相当する位置には、ボルト受部11の板部を貫通する切り込み41;42が形成される。この切り込み41;42の両端を繋ぐ折曲部81;82を基準にして、ボルト収容溝15内に収容される吊ボルト3の方向に折曲された折曲片43;44が形成される。図4に示すように、折曲片43;44が、ボルト収容溝15内に収容された吊ボルト3の雄ねじ部45の凹部46に係止されることによって、振止連結具8の上下移動を防止する係止手段として機能する。切り込み41;42は、ボルト収容溝15の溝の延長方向Hにおいて互いに離れた2箇所に形成される。ボルト収容溝15内に収容される吊ボルト3の上側に対応する切り込み41が上半円形状に形成されたことで下方に折曲された状態の折曲片43が吊ボルト3の雄ねじ部45の凹部46に係止される。ボルト収容溝15内に収容される吊ボルト3の下側に対応する切り込み42が下半円形状に形成されたことで上方に折曲された状態の折曲片44が吊ボルト3の雄ねじ部45の凹部46に係止される。よって、振止連結具8の折曲片43;44がボルト収容溝15内に収容された吊ボルト3の雄ねじ部45を上下から挟むように吊ボルト3の雄ねじ部45の凹部46;46に係止されることによって、振止連結具8が吊ボルト3に対して上下動しないように吊ボルト3の雄ねじ部45の凹部46;46に係止される。
振止連結具8を用いた振止材7の連結方法を説明する。図2に示すように、振止材7で連結しようとする2つの吊ボルト3a;3bのうちの一方の吊ボルト3aの天井コンクリートスラブ2に近い上端部3tを振止連結具8のボルト収容溝15内に収容し、ボルト収容溝15のU字の両端縁16;17側において両端縁16;17を跨ぐように振止材7を配置する。例えば、振止材7を吊ボルト3aの中心線dに対して45°の角度で交差させた状態に連結したい場合、すなわち、45°連結したい場合には、振止材7の側縁36;37と振止連結具8の第1ガイド部13である第1の側縁21;22とを合致させた状態で止ビス38を貫通孔35を経由させて振止材7に締結する。この場合、振止材7は、吊ボルト3aの上端部2tと吊ボルト3bの下端部3eとに対して45°で交差する長さのものを用いる。そして、折曲片43;44が、ボルト収容溝15内に収容された吊ボルト3aの雄ねじ部45の凹部46に係止される。これにより振止連結具8が吊ボルト3aに対して上下動しない。他方の吊ボルト3bの下端部3eにおいても同様に、他方の吊ボルト3bの下端部3eを振止連結具8のボルト収容溝15内に収容し、ボルト収容溝15のU字の両端縁16;17側において両端縁16;17を跨ぐように振止材7を配置した後に、振止材7の側縁36;37と振止連結具8の第1ガイド部13である第1の側縁21;22とを合致させた状態で止ビス38を貫通孔35を経由させて振止材7に締結する。以上によって、振止材7が振止連結具8によって一方の吊ボルト3aの上端部3tと他方の吊ボルト3bの下端部3eとに45°連結された天井下地振止構造が構築され、これにより、地震時などの際の天井の揺れを抑制できる。
振止材7を吊ボルト3a;3bの中心線dに対して30°の角度で交差させた状態で連結したい場合には、振止材7の側縁36;37と振止連結具8の第2ガイド部14である第2の側縁23;24とを合致させた状態で止ビス38を振止連結具8の貫通孔35を経由させて振止材7に締結すればよい。
最良の形態1の振止連結具8は、ボルト収容溝15と平板状の連結部12とを備えた構成なので、振止材7を吊ボルト3a;3bの中心線dに対する振止材7の交差角度を自由に設定でき、振止材7を吊ボルト3a;3bに対して所望の角度に交差させた状態で振止材7と吊ボルト3とを互いに連結できる。したがって、上下間垂直距離Hが配設間隔Pより長いような場合に、振止材7による振止効果を低下させてしまったり、上下間垂直距離Hが配設間隔Pより短いような場合に、振止材7と吊ボルト3とを連結できなくなってしまうというようなことを解消できる。
すなわち、最良の形態1の振止連結具8によれば、平板状の連結部12を備えた構成としたので、例えば、吊ボルト3a;3bの配設間隔Pが900mmであり、かつ、一方の吊ボルト3aの上端部3tと他方の吊ボルト3bの下端部3eとの間の上下間垂直距離Hが900mmより長いような場合であっても、例えば、図7に示すように振止材7をCの状態に配置することが可能となり、振止材7を一方の吊ボルト3aの上端部3tと他方の吊ボルト3bの下端部3eとに交差させた状態で吊ボルト3に連結できるので、揺れ抑制効果の高い効果的な天井振止構造を構築できる。逆に、例えば、配設間隔Pが900mmであり、上下間垂直距離Hが900mmより短い場合でも、例えば、図7に示すように振止材7をDの状態に配置することが可能となり、振止材7を45°連結の状態よりも寝かせた状態にして連結することが可能となるので、振止材7を一方の吊ボルト3aの上端部3tと他方の吊ボルト3bの下端部3eとに交差させた状態で吊ボルト3に連結できるので、揺れ抑制効果の高い効果的な天井振止構造を構築できる。振止連結具8は、ボルト収容溝15の延長方向に沿った仮想線aに対して45°の角度をなして延長する連結部12の第1の側縁21;22により形成された第1ガイド部13を備えるので、45°連結の作業が容易となる。振止連結具8は、ボルト収容溝15の延長方向に沿った仮想線aに対して30°の角度をなして延長する連結部12の第2の側縁23;24により形成された第2ガイド部14を備えるので、30°連結作業が容易となる。すなわち、振止材7を吊ボルト3の中心線dに対して45°で交差させた状態に連結する作業や振止材7を吊ボルト3の中心線dに対して30°で交差させた状態に連結する作業を容易とできる。さらに、第1ガイド部13と第2ガイド部14とを備えるので、振止材7を吊ボルト3a;3bの中心線dに対して30°から45°までの間の角度で交差させた状態とする作業が容易となる。振止材7を吊ボルト3a;3bの中心線dに対して30°から45°までの間の角度で交差させた状態に連結できるので、振止材7による揺れ抑制効果を高くできる。振止連結具8が、両側縁部50;51のそれぞれに互いに連続する第1ガイド部13と第2ガイド部14との組合せを備えたので、上下の向きを気にすることなく使用できる作業性の良い振止連結具8を提供できる。振止連結具8が、両側縁部50;51のそれぞれに互いに連続する第1ガイド部13と第2ガイド部14との組合せを備えた2回回転対称な形状に形成されたので、どちらの向きで使用したとしても同精度の性能を備えた振止連結具8を提供できる。係止手段として、切り込み41;42によって形成された折曲片43;44を備えたので、係止手段の製作が容易となり、振止連結具8の製作コストを安くできる。
最良の形態2
係止手段を、図6に示すように、ボルト収容溝15の内面61に形成された凹凸部62により形成してもよい。この凹凸部62は、ボルト収容溝15内に収容される吊ボルト3の雄ねじ部45の反転形状である雌ねじ形状に形成される。このような係止手段を設ければ、ボルト収容溝15内に吊ボルト3を嵌め込んで振止材7と振止連結具8とを止ビス38で締結することによって振止連結具の上下方向移動を規制でき、吊ボルト3に対する振止連結具8の係止作業を簡単にできる。尚、凹凸部62は、ボルト収容溝15内に収容された吊ボルト3の雄ねじ部45の凹部46に係止する凸部を備えた凹凸部であればよい。
第1ガイド部13として図1の第1ガイド部13を構成する第1の側縁21;22のうちのいずれか一方のみ、第2ガイド部14として図1の第2ガイド部14を構成する第2の側縁23;24のうちのいずれか一方のみを備えた構成の振止連結具8としてもよい。
振止材7の吊ボルト3に対する交差角度を30°から45°の間以外の角度に決めて連結するためのガイド部として、図7に示すように、振止材7をCの状態に配置するための第3のガイド部65や、振止材7をDの状態に配置するための第4のガイド部66を設けても良い。つまり、第1の角度は45°以外の角度でもよく、第2の角度は30°以外の角度でもよい。これらの場合も、貫通穴35を通過した止ビス38が振止材7に締結される位置に、すべての貫通穴35を形成することが好ましい。
平板部12aと平板部12bとにそれぞれ形成する貫通穴35は、1個以上であればよく、3個以上であってもよいし、3個以下であってもよい。
ボルト受部11に設けられる上下で1対の折曲片43;44を2対以上設けても良い。
振止連結具と吊ボルトと振止材との関係を説明した図(最良の形態1)。 振止連結具を用いた天井振止構造を示す正面図(最良の形態1)。 振止連結具を用いた天井振止構造を示す斜視図(最良の形態1)。 振止連結具の係止手段と吊ボルトとの係合状態を示す縦断面(最良の形態1)。 振止連結具の係止手段と吊ボルトとの係合状態を示す横断面(最良の形態1)。 振止連結具の係止手段と吊ボルトとの係合状態を示す縦断面(最良の形態2)。 振止連結具の他の例を示す説明図。 従来の振止連結具を用いた天井振止構造を示す正面図。
符号の説明
2 天井コンクリートスラブ、3 吊ボルト、7 振止材、8 振止連結具、
12 連結部、13 第1ガイド部、14 第2ガイド部、
21;22 第1の側縁、23;24 第2の側縁、41;42 切り込み、
43;44 折曲片、45 雄ねじ部(ねじ部)、50;51 両側縁部、
62 凹凸部、α 第1の角度、β 第2の角度。

Claims (6)

  1. 天井コンクリートスラブより下方に突出する吊ボルトに対して振止材を交差させた状態で吊ボルトと振止材とを連結する振止連結具であって、吊ボルトを収容するボルト収容溝と、止着具によって振止材と連結される平板状の連結部とを備え、ボルト収容溝が、ボルト収容溝内に収容された吊ボルトのねじ部に係止される係止手段を備えたことを特徴とする振止連結具。
  2. 連結部が、第1ガイド部、第2ガイド部を備え、第1ガイド部が、溝の延長方向に沿った線に対して第1の角度をなして延長する連結部の第1の側縁により形成され、第2ガイド部が、溝の延長方向に沿った線に対して第2の角度をなして延長する連結部の第2の側縁により形成され、第1の角度と第2の角度とが異なることを特徴とする請求項1に記載の振止連結具。
  3. 連結部の相対峙する両側縁部のそれぞれに、第1ガイド部と第2ガイド部との組合せを備えたことを特徴とする請求項2に記載の振止連結具。
  4. 第1の角度が45°であり、第2の角度が30°であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の振止連結具。
  5. 係止手段が、ボルト収容溝に形成された切り込みによってボルト収容溝内に収容される吊ボルトの方向に折曲された折曲片により形成され、折曲片が、ボルト収容溝内に収容された吊ボルトの雄ねじ部の凹部に係止されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の振止連結具。
  6. 係止手段が、ボルト収容溝の内面に形成された凹凸部により形成され、凹凸部が、ボルト収容溝内に収容された吊ボルトの雄ねじ部の反転形状である雌ねじ形状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の振止連結具。
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