JP6225175B2 - 軸体の良否検査装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ねじ、釘、ボルト、リベットなど、頭部付き軸体の良否検査を行う軸体の良否検査装置、詳しくは、軸径の異なる軸体の搬送を1つの回転テーブルで行うことを可能にした軸体の良否検査装置に関する。
軸体の良否検査を行う軸体の良否検査装置の従来例として、例えば、下記特許文献1に示されるようなものがある。
同文献に開示された検査装置は、中心の支軸を支点にして回転させる回転テーブルの外周に、定ピッチで切欠き溝を設け、ワークフィーダから供給されるワーク(検査対象の頭部付き軸体)をその切欠き溝に導入する。
ワークは、首部を回転テーブル外周の切欠き溝に入り込ませ、頭部を円盤の上面に載せて吊り下げ状態に支える。
ワークフィーダ設置点の下流(搬送方向前方)には、回転テーブルの外周に沿って固定ガイドが設置される。
ワークフィーダから前記切欠き溝に移されたワークは、その固定ガイドによって切欠き溝からの抜け出しが防止される。そして、この状態で切欠き溝に保持されたワークが回転テーブルの回転に伴って搬送され、搬送路の途中に設けられた検査部を通過する際に軸部や頭部などの良否検査が実施される。
特開2010−142770号公報
頭部付き軸体の検査装置に用いられている軸体搬送用の回転テーブルは、回転テーブルの外周に設ける切欠き溝のサイズを、検査する軸体の軸径に合致させている。
回転テーブルで吊り下げた軸体が搬送中に動いたり傾いたりすると検査精度が低下することから、回転テーブルによる支持は安定した吊り下げ姿勢を保つことが重要であり、その要求を満たすために、切欠き溝のサイズを搬送する軸体の軸径に合致させる必要がある。
ところが、検査する軸体は多種多様であり、その中には軸径の異なるものも当然に存在する。その軸径の異なる軸体の検査を同一検査装置で行なうために、従来は、切欠き溝のサイズを異ならせた回転テーブルを何枚も用意し、その回転テーブルを軸体の軸径にあったものと交換する方法で軸径の変化に対応していた。
しかしながら、この方法では、数多くの回転テーブルを準備する必要があり、経済的でない。また、回転テーブルの交換に時間を費やすことから、検査装置の稼働率にも悪影響が出ている。
回転テーブルの交換は、検査装置に含まれるカメラなどが障害物となることから、そのカメラなども取り外して行う必要があり、そのために、熟練者でも40〜90分程度の時間を費やしているのが実情である。
この発明は、その交換作業を不要となすこと、即ち、軸径の異なる数種類の軸体を安定搬送の機能を維持してひとつの回転テーブルで搬送可能となし、さらに、軸体の全域の検査を可能となした軸体検査を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、外周に定ピッチで設けた切欠き溝にワークフィーダから供給される頭部付き軸体の首部を受け入れ、その頭部付き軸体を吊り下げて搬送する回転テーブルと、その回転テーブルによって作り出される搬送路の途中に設けられる検査部を有し、前記検査部に前記回転テーブルの径方向外側から搬送途中の頭部付き軸体を撮影するカメラを含ませた軸体の良否検査装置を改善の対象にしてその装置を以下の通りに構成した。
即ち、前記回転テーブルを、上下に相対回転可能に重ね合わせる上側円盤及び下側円盤と、前記切欠き溝と同数の、各々が前記上側円盤と同一厚みの板状部材を具備させて構成した。
また、前記上側円盤の外周に前記切欠き溝の各々を作り出す第1切欠き部を、前記下側円盤の外周に前記第1切欠き部に対応させた第2切欠き部をそれぞれ設け、前記板状部材は、前記上側円盤の外周の第1切欠き部に入り込ませて下側円盤の上面に固定した。
そしてさらに、前記切欠き溝のテーブル回転方向前後の溝縁の片側を前記第1切欠き部の側縁で、他側を前記板状部材の側縁でそれぞれ構成した。
また、前記第2切欠き部は、テーブル回転方向前後の平行な側縁とそれらの側縁に直交する端縁を備えた角溝として構成し、前記側縁間の距離がサイズ調整の可能な前記切欠き溝の最大溝幅よりも大に設定された形状にした。
かかる検査装置は、前記回転テーブルの外周の切欠き溝に搬送する軸体(検査対象の軸体)の首部を導入し、その軸体の頭部(鍔付き頭部を備える軸体は頭部と一体の鍔も頭部の一部と考える)を前記上側円盤と前記板状部材の2者で支えて軸体を吊り下げ、この状態で回転テーブルを前記支軸と共に回転させて吊り下げた軸体を搬送路に流す。
なお、前記第2切欠き部は、側縁と端縁を鏡面仕上げしたものが好ましい。また、前記切欠き溝は、溝底をV溝にすると好ましく、さらに、溝底から径方向内側に延びだすスリットを前記上側円盤と前記板状部材との間に備えさせるのも好ましい。
このほか、前記上側円盤と下側円盤を相対回転させるための操作部を付加するのも好ましい。
この発明の軸体の良否検査装置は、回転テーブルが2枚の円盤(上側円盤と下側円盤)を組み合わせて構成されており、その2枚の円盤を相対回転させるとテーブル外周に形成される切欠き溝の幅が変動する。
このために、切欠き溝の幅を軸体のサイズに合わせて変化させることができ、軸径の異なる多種類の軸体をひとつの回転テーブルで搬送することが可能になる。
また、下側円盤の上面に上側円盤と同一厚みの板状部材を取付けてその板状部材と上側円盤による軸体頭部の支持面の高さを揃えたので、軸体を傾けずに支持することができる。加えて、前記切欠き溝のテーブル回転方向前後の溝縁が同一高さ位置に揃うことから溝縁による軸体の振れ止めもバランスよくなされ、安定搬送の機能も確保される。なお、板状部材は下側円盤に一体に設けられたものであってもよい。
また、下側円盤に設ける第2切欠き部を、テーブル回転方向前後に平行な溝縁を有し、溝幅が前記切欠き溝の最大幅よりも大に設定された形状にしたことで、検査部のCCDカメラが撮影した画像(特に、軸体の首部の画像)が鮮明になり、検査の精度、信頼性が高まる。
前記切欠き溝の溝底をV溝にしたものは、V溝による求心作用を利用して軸体の位置決めを安定させることができる。
また、切欠き溝の溝底から径方向内側に延びだすスリットを備えさせたものは、切欠き溝に入りこんだ軸体の首部もカメラでより鮮明に撮影したり、センサで検出したりすることができる。
さらに、前記上側円盤と下側円盤を相対回転させるための操作部を付加したものは、上側円盤と下側円盤を簡単に相対回転させることができる。
この発明の軸体の良否検査装置の一例の概要を示す平面図である。 図1の軸体の良否検査装置の回転テーブルを、上下の円盤を切断して示す側面図である。 図1の軸体の良否検査装置に用いた回転テーブルの一部の斜視図である。 図1のIV−IV線に沿った位置の断面図である。 切欠き溝の幅を最大に広げた状態を示す平面図である。 切欠き溝の幅を最大に広げた回転テーブルにワークの軸体を吊り下げた状態を示す要部の側面図である。 切欠き溝の幅を最小に縮めた状態を示す平面図である。 切欠き溝の幅を最小に縮めた回転テーブルにワークの軸体を吊り下げた状態を示す要部の側面図である。 (a)〜(d)は切欠き溝の溝底を急斜面にして切欠き溝の溝幅を、軸径の異なる軸体用に変化させた状態を示す要部の平面図である。 図1のX−X線に沿った位置の断面図である。 実施例の検査装置のカメラで撮影した画像の一例を示す図である。 比較検査装置のカメラで撮影した画像の一例を示す図である。 比較検査装置の回転テーブルに設けた第2切欠き部の斜視図である。
以下、この発明の軸体の良否検査装置の実施の形態を添付図面の図1〜図10に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この発明の軸体の良否検査装置1は、回転テーブル2と、その回転テーブル2を中心の支軸3と共に回転させる回転駆動源4を有する。
また、頭部付き軸体を供給するワークフィーダ(図のそれは直進フィーダ)12と、ワークフィーダ設置点よりも搬送方向前方において回転テーブル2の外周に沿って設置されて頭部付き軸体の前記切欠き溝からの飛び出しを防止する位置固定のガイド13と、回転テーブルによる搬送路の途中に設ける検査部I、IIを有する。
検査部Iには、搬送途中の頭部付き軸体を上から撮影するカメラ14が設けられている。
また、検査部IIには、搬送途中の頭部付き軸体を横から撮影するカメラ15と、カメラ設置側に配置される照明器具19(図10参照)と、バックライト20(図10参照)が設置されている。カメラ15は、市販品のCCDカメラであるが、CCDカメラであることは必須ではない。メーカも問わない。カラーカメラであるか白黒カメラであるかも問わない。
図示の検査装置の検査部は、2箇所になっているが、検査部Iの無い装置や、検査部が3箇所以上設けられた装置にもこの発明は適用される。
回転テーブル2は、図1、図3に示すように、外周に周方向に定ピッチで切欠き溝5を有する。この回転テーブル2は、上面に板状部材6を取付けたリング状の下側円盤2b上にこれもリング状の上側円盤2aを重ね、この組み合わせ円盤に上側円盤2aと下側円盤2bを相対回転の各位置に固定するロック機構7と相対回転の操作部9を付加して構成している。
支軸3は、外周に鍔fを設けた円盤取付け部3a(図1参照)を有する。その円盤取付け部3aは、回転駆動源4に駆動されて回転する回転部3b上に芯出しして装着し、ノブ付きボルト3cで締付けて回転部に固定している。
上述した上側円盤2aと下側円盤2bは、ロック機構7によって互いに締結しており、下側円盤2bが円盤取付け部3aの外周に設けた鍔fに締結具8を使用して着脱自在に固定される。図示の締結具8はボルトであるが、これに限定されるものではない。回転駆動源4は、回転速度の制御が可能なモータである。
回転テーブル2の上側円盤2aと下側円盤2bは、支軸3を支点にした相対回転が許容されるように重ね合わせている。
その上側円盤2aと下側円盤2bの板厚t(図2参照)は特に制限されないが、薄い方が好ましく、例えば、外径200mm〜400mmの回転テーブルの場合、板厚t=3mmでも歪の無いものを作れた。上側円盤2bの厚みが薄いほど、検査のバリエーションを広げ易い。
板状部材6は、切欠き溝5と同一ピッチで同数設けている。上側円盤2aの外周には、切欠き溝5の設置ピッチと同一ピッチで第1切欠き部10を設けており、その第1切欠き部10に下側円盤2bの上面外周に固定した板状部材6を入り込ませている。
例示の検査装置は、単品の板状部材6を、下側円盤2bの上面外周に取付けたが、この板状部材6は下側円盤2bと一体に形成されていてもよい。
下側円盤2bの外周には、上側円盤の第1切欠き部10に対応させた第2切欠き部11を切欠き溝5と同一ピッチで同数設けている。
その第2切欠き部11は、回転テーブル2の回転方向前後に平行な側縁11a、11bを有し、それらの側縁の径方向内端間が側縁に対して直交する端縁11cを介して繋がり、なおかつ、側縁11a、11b間の距離がサイズ調整の可能な前記切欠き溝の最大溝幅よりも大となる形状に仕上られている。
第2切欠き部11の側縁11a、11bと端縁11cは、鏡面加工された面にするとCCDカメラ15で映した画像がより鮮明になって好ましかった。
CCDカメラ15は、回転テーブル2の径方向外側から回転中心に向けて配置されて搬送途中の頭部付き軸体Aを側方から撮影する。
照明器具19は、CCDカメラ15と同じ軸線上に置いた同軸照明19aと、ドーム照明19bを組み合わせたものを例示した。
図10に示すように、バックライト20は、搬送路を間にしてCCDカメラ15に対面する位置に配置されている。
切欠き溝5のテーブル回転方向前部の溝縁5aは、板状部材6のテーブル回転方向後部の側縁で構成し、切欠き溝5のテーブル回転方向後部の溝縁5bは、上側円盤2aに設けた第1切欠き部10のテーブル回転方向前部の側縁で構成している。
このように、切欠き溝5のテーブル回転方向前後の溝縁5a、5bを、上側円盤2aと下側円盤2b上の板状部材6に設けたことによって、図5及び図7に示すように、切欠き溝5の溝幅Wを上側円盤2aと下側円盤2bの相対回転によって変化させることが可能になっている。
その溝幅Wの調整により、例えば、軸径φ4mm〜φ10mmの軸体(頭部付きボルト)を同一回転テーブルを使用して搬送することが可能になった。この他に、径φ3mm〜φ6mmの頭部付きボルトに対応した回転テーブルも試作して軸径の異なる軸体を問題なく搬送できることを確認した。
なお、板状部材6を切欠き溝5よりもテーブル回転方向後方に配置して、切欠き溝5の溝縁5bをその板状部材6のテーブル回転方向前部の溝縁で、切欠き溝5の溝縁5aを第1切欠き部10のテーブル回転方向後方の側縁でそれぞれ構成することもでき、この形態でも図示の装置と同様の作用、効果が得られる。
ロック機構7は、上側円盤2aに設けた周方向長孔7aと、その周方向長孔7aに挿通して下側円盤2bにねじ込むロックねじ7bと、上側円盤2aの内周側上面に当てたリング状押さえ板7cとからなるものを示した。周方向長孔7aは、上側円盤2aと下側円盤2bの規定量の相対回転を許容する目的で設けられた孔である。
その周方向長孔7aは複数あり、その複数の周方向長孔を回転テーブルの回転中心と同心の円上に配置している。
図示のロック機構7は、ロックねじ7bを締め付けると押さえ板7cが締付けられて上側円盤2aと下側円盤2bが相対回転の各位置に固定される。このロック機構7は、上側円盤2aと下側円盤2bを相対回転の各位置に固定できるものであればよく、例示のものに限定されない。
上側円盤2aと下側円盤2bにボルトを貫通させてそのボルトの先端にナットを螺合させ、ボルトの頭部とナットとで上側円盤2aと下側円盤2bを挟みつけるものなどでもよい。この構造は、相対回転を許容する周方向長孔を下側円盤2bに設けることも可能である。
操作部9は、上側円盤2aと下側円盤2bの相対回転操作を行うものであって、図4に示すように、上側円盤2aと下側円盤2b上にそれぞれボルト9a、9bを立設し、そのボルト9a、9bをつまんで上側円盤2aと下側円盤2b粗相対的に回転させるようにしている。
押さえ板7cには、上側円盤2aと下側円盤2bの相対回転を阻害しないための遊びgをボルト9a、9bとの間に生じさせる干渉回避孔9cを設けてある。
また、上側円盤2aにも、上側円盤2aと下側円盤2bの相対回転を阻害しないための遊びgをボルト9bとの間に生じさせる干渉回避孔9dを設けてある。
また、ボルト9aは上側円盤2aに、ボルト9bは下側円盤2bにそれぞれねじ込み、各々の緩みをロックナット9eで防止している。
切欠き溝5は、溝底5cを図1、図3、図5、図7、図9に示したようなV溝にすると、そのV溝による求心作用を利用して軸体Aの位置決めを安定させることができる。
切欠き溝5の溝底5cをV溝にする場合、そのV溝の図9に示した開き角θは、搬送する軸体の軸径に適合した角度を求めて設定するのがよい。例えば、軸径がφ6mmを超える軸体を対象にした検査装置の場合、その角度θは77°程度が適していた。また、φ3mm〜φ6mm程度の軸径の軸体を対象にした検査装置については、溝底5cを急斜面にしてその角度θを46°程度にするのがよかった。
その切欠き溝5に、溝底5cから径方向内側に延びだすスリット5dを備えさせると、そのスリット5dを通して切欠き溝5に入りこんだ軸体Aの首部に照明光を当てることができ、軸体Aの首部もカメラで撮影することができる。ただし、図3に示したような形状の第2切欠き部11がなければ、首部の画像は不鮮明になる。
軸体の良否検査装置は、これ等の要素のほかに各種センサや、既述の特許文献1にも記載されているような要素、例えば、CCDカメラで撮影した画像を処理し、処理後の画像の面積変化などから撮影した軸体の軸径などを求めて良否判定を行う演算・判定部21や判定結果を表示する表示部22などを組み合わせて構成される。
その検査装置で検査された軸体は、選別機構16によって選別されて不良品が不良品排出口17に、良品が良品排出口18にそれぞれ送られる。選別機構16は、エアーで軸体を切欠き溝から吹き外すものや、良品通過時に退避する移動規制具で不良品を不良品排出口17に誘導し、良品はもうひとつの移動規制具で良品排出口18に誘導するものなどが周知である。
回転テーブル2は、同一径の単板の円盤で構成されるものと比較すると、外周の切欠き溝の設置数がスペース面での設置規制を受けるために少なくなる。このため、この発明の検査装置の回転テーブルに設ける切欠き溝は、その数を、既存の検査装置の同一径の回転テーブルに設けている切欠き溝の数に対して所定の割合で少なくするのがよい。
今、既存の検査装置の回転テーブルの切欠き溝数が60個あるとして、この発明で設ける切欠き溝の数を例えば半分の30個にする。この場合、回転テーブルを既存テーブルに比べて倍速で回転させることで、この発明の回転テーブルを既存の回転テーブルと入れ替えて、既存の検査装置をそのまま使用することができる。
図1〜図8に示した回転テーブル(第2切欠き部の表面を鏡面加工したテーブル)を備える軸体検査装置(発明品)と、図13に示した形状の第2切欠き部、即ち、径方向内側が狭くなってスリット状になっている第2切欠き部11を下側円盤に設けた軸体検査装置(比較品)(第2切欠き部11とカメラ、レンズ以外の部位は2者とも同一仕様)を試作して性能の違いを比較した。
発明品の検査部IIに設けたCCDカメラは、キーエンス社製、品番:CV−035M(30万画素モノクロカメラ)、使用レンズ:株式会社ヴィ・エス・テクノロジー社製、品番SV−2514Vである。
比較品の検査部IIに設けたCCDカメラは、キーエンス社製、品番:CV−035C(30万画素カラーカメラ)、使用レンズ:ヴィ・エス・テクノロジー社製、品番SV−F3516−YTFである。
同軸照明19aは、イマック社製、品番:IFV−C40DW DC12V,ドーム照明19bは、イマック社製、品番:IDDA−KH120DW DC12V,バックライト20は、イマック社製、品番:IDHM−32/62HRT DC12V,使用した照明電源は、イマック社製、品番:IDGA−30M4である。
検査点からCCDカメラ設置点までの距離はL1=180mm、検査点から照明器具19までの距離はL2=15mm、検査点からバックライト20までの距離はL3=45mm、撮像時のシャッタースピードは発明品:1/2000秒、比較品:1/5000秒、軸体(ワーク)の移動速度:およそ400mm/s(厳密には一定速ではない)である。
この比較試験で得られた画像を図11と図12に示す。図11は発明品の画像、図12は比較品の画像である。
この2つの画像からわかるように、回転テーブルの下側円盤2bに図12の形状の第2切欠き部11を設けた比較品は軸体Aの首下の画像がぼやけて不鮮明になっている。これに対し、第2切欠き部11を図3の形状にしたものは、軸体Aの首下の画像が鮮明である。
発明品と比較品は、使用したカメラ、レンズ及び撮像時のシャッタースピードが異なるが、軸体Aの首下以外の箇所の画像は発明品、比較品とも鮮明であるので、首下の画像が鮮明差の違いは、明らかに第2切欠き部11の形状の違いによるものと考えられる。
いずれにしろ、発明品は軸体の全域を鮮明に撮影して検査することができ、良否検査の精度と信頼性が高まる。
1 軸体搬送装置
2 回転テーブル
2a 上側円盤
2b 下側円盤
3 支軸
3a 円盤取付け部
3b 回転部
3c ノブ付きボルト
4 回転駆動源
5 切欠き溝
5a テーブル回転方向前部の溝縁
5b テーブル回転方向後部の溝縁
5c 溝底
5d スリット
6 板状部材
7 ロック機構
7a 周方向長孔
7b ロックねじ
7c 押さえ板
8 締結具
9 操作部
9a、9b ボルト
9c、9d 干渉回避孔
9e ロックナット
10 第1切欠き部
11 第2切欠き部
11a,11b 側縁
11c 側縁に直交する面(端縁)
12 ワークフィーダ
13 ガイド
14、15 カメラ
16 選別機構
17 不良品排出口
18 良品排出口
19 照明器具
19a 同軸照明
19b ドーム照明
20 バックライト
I, II 検査部
f 鍔
t 円盤の厚み
g 遊び
θ 切欠き溝のV溝にした溝底の開き角
A 軸体

Claims (5)

  1. 外周に定ピッチで設けた切欠き溝(5)にワークフィーダ(12)から供給される頭部付き軸体(A)の首部を受け入れ、その頭部付き軸体を吊り下げて搬送する回転テーブル(2)と、その回転テーブルによって作り出される搬送路の途中に設けられる検査部(II)を有し、前記検査部(II)に前記回転テーブル(2)の径方向外側から搬送途中の頭部付き軸体(A)を撮影するカメラを含ませた軸体の良否検査装置であって、
    前記回転テーブル(2)が、上下に相対回転可能に重ね合わせる上側円盤(2a)及び下側円盤(2b)と、前記切欠き溝(5)と同数の、各々が前記上側円盤(2a)と同一厚みの板状部材(6)を具備させて構成され、前記上側円盤(2a)の外周に前記切欠き溝(5)の各々を作り出す第1切欠き部(10)が、前記下側円盤(2b)の外周に前記第1切欠き部(10)に対応させた第2切欠き部(11)がそれぞれ設けられ、前記板状部材(6)は、前記上側円盤(2a)の第1切欠き部(10)に入り込ませて下側円盤(2b)の上面に固定され、
    前記切欠き溝(5)のテーブル回転方向前後の溝縁の片側が前記第1切欠き部(10)の側縁で、他側が前記板状部材(6)の側縁でそれぞれ構成され、
    前記第2切欠き部(11)は、テーブル回転方向前後の平行な側縁(11a,11b)とそれらの側縁に直交する端縁(11c)を備えた角溝として構成され、前記側縁(11a,11b)間の距離がサイズ調整の可能な前記切欠き溝(5)の最大溝幅よりも大に設定されている軸体の良否検査装置。
  2. 前記第2切欠き部(11)の側縁(11a,11b)と端縁(11c)を、鏡面加工された面にした請求項1に記載の軸体の良否検査装置。
  3. 前記切欠き溝(5)の溝底(5c)をV溝にした請求項1又は2に記載の軸体の良否検査装置。
  4. 前記切欠き溝(5)の溝底(5c)から径方向内側に延びだすスリット(5d)を備えさせた請求項1〜3のいずれかに記載の軸体の良否検査装置。
  5. 前記上側円盤(2a)と下側円盤(2b)を所定の相対回転させるための操作部(9)を備えた請求項1〜4のいずれかに記載の軸体の良否検査装置。
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