JP5519047B1 - 切削工具検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削工具をステージに正確にセットしなくても、切削工具を効率よく検査することができると共に、正確に検査することができる切削工具検査装置を提供する。
【解決手段】切削工具検査装置10は、切削工具が載置され、切削工具を水平回転させるステージ20と、切削工具の上面を撮像するための上方カメラ31と、切削工具の側面を撮像するための側方カメラ32と、上方カメラ31により撮像された上面画像に基づいて、ステージ20を水平回転させて撮像対象の側面を側方カメラ32へ向け、側方カメラ32に側面を撮像させる制御装置とを備えている。制御装置は、切削工具の側面を撮像するときに、撮像された上面撮像に基づいてステージを前後させ、側方カメラ32の被写界深度に切削工具の撮像対象の側面を位置させて、ピントのぼけが無い精度のよい側面画像を撮像する。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面視多角形状または異形状の切削工具の刃先を精度よく検査することができる切削工具検査装置に関するものである。
旋盤や平削盤にてワークを切削するバイトは、摩耗時に刃先のみを交換することができるように、切削工具が取り付けられている。この切削工具は、平面視して三角状や四角状、菱型状など、用途に応じて様々なものが用意されている。切削工具の刃先に欠けや歪み、荒れなどがあると、切削工具により切削される製品を高品質なものとすることができず、不良品を大量に発生させてしまうという問題が生じる。そのため、切削工具の刃先を検査する精度は重要である。
例えば、特許文献1の工具欠陥検査装置と工具欠陥検査方法には、ワークの固定位置の補正をソフト的に行い、更にワークの種類を判別する位置補正ポジションAと、スポット照明をカメラの光軸と同一の垂直面内に複数軸配置して、基準像参照の際に、位置基準とするための輪郭線と欠陥の影を明瞭に映し出す上面検査ポジションBと、ワークの側方に位置させたカメラにより、位置基準となる輪郭線を生成する側面検査ポジションCと、ワークの稜線の斜め上方にカメラを位置させた刃先検査ポジションDと、拡散照明光を照射し、ワークの輪郭及び表面像をカメラ22で撮影し、表面処理の色むらを判別する色むら検査ポジションEとを備えたことが記載されている。
特開2007−278915号公報
しかし、特許文献1に記載の従来の検査装置では、位置補正ポジションAにて、切削工具(ワーク)の上方に位置させたカメラにより上面画像を撮像して、切削工具の固定位置のソフト的な補正を行った後、側面検査ポジションCにて切削工具の側方に位置させたカメラにより撮像しているため、側面検査ポジションCでの切削工具の側面の向きがカメラ方向からずれると正確に側面画像が撮像できない。
従って、切削工具をいつも決まった方向に向けて配置する必要があり、最初から切削工具をステージに位置決めしておかなければならないため、切削工具のセットが煩雑である。また、切削工具は三角状や四角状、菱型状、異形状など様々であるため、対応が難しい。
そこで本発明は、切削工具をステージに正確にセットしなくても、切削工具を効率よく検査することができると共に、正確に検査することができる切削工具検査装置を提供することを目的とする。
本発明の切削工具検査装置は、切削工具が載置され、該切削工具を水平回転させるステージと、前記切削工具の上面を撮像するための上方カメラと、前記切削工具の側面を撮像するための側方カメラと、前記上方カメラにより撮像された上面画像に基づいて、前記ステージを水平回転させて撮像対象の側面を前記側方カメラへ向け、前記側方カメラに該側面を撮像させる制御装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の切削工具検査装置によれば、制御装置が、上方カメラにより撮像された上面画像に基づいて、ステージを水平回転させて、撮像対象の側面を側方カメラへ向けて、側方カメラに側面を撮像させるので、正確に切削工具の側面を側方カメラに向けることができる。
前記ステージは、前記側方カメラへの方向へ前後移動する機能を有し、前記制御装置は、前記側方カメラの被写界深度に前記切削工具の撮像対象の側面を位置させるために、前記ステージを前後させるのが望ましい。
制御装置がステージを前後させて、側方カメラの被写界深度に、切削工具の撮像対象の側面を位置させるので、精度を高めるために、被写界深度が浅い側方カメラであっても、側方カメラにより撮像された側面画像をピンぼけの画像とすることなく、撮像することができる。
前記ステージは、前記側方カメラへの方向と交差する方向へ左右移動する機能を有し、
前記制御装置は、前記側方カメラにより撮像対象の側面を撮像するときに、前記ステージを左右移動させて、側面画像における該側面の位置を調整するのが望ましい。
制御装置がステージを左右移動させて、側面画像における側面の位置を調整するので、側面画像の一定の位置に、撮像対象の側面を配置させることができる。
前記ステージに載置された切削工具を次の工程に搬送するために、前記ステージから前記側方カメラへの方向と交差する方向へ前記ステージを搬送する搬送装置を備え、前記制御装置は、前記ステージを左右移動させ、前記搬送装置による次の工程までの搬送の距離を一定とするのが望ましい。
制御装置が、ステージを左右移動させ、微調整を行うことで、搬送装置によりステージを搬送する際に、搬送装置は次の工程までの搬送の距離を一定とすることができるので、搬送精度が低い搬送装置であっても正確に次の工程までステージを搬送することができる。
前記制御装置は、前記側面の数に応じて前記ステージを水平回転させて、前記側方カメラへ順次向けて、前記側方カメラに撮像させるのが望ましい。
制御装置が、側面の数によって自動的にステージを水平回転させるので、高速にそれぞれの側面を検査することができる。
前記ステージは、複数の切削工具がそれぞれ載置される複数のテーブルを備えると共に、該複数のテーブルを公転させる機能を備え、前記制御装置は、一のテーブルに載置された切削工具の検査が終了すると、他のテーブルに載置された切削工具を検査するために、前記ステージに公転を指示して、該他のテーブルに載置された切削工具を前記上方カメラおよび前記側方カメラの撮像位置に位置させるのが望ましい。
制御装置が、ステージを公転させて複数のテーブルを切り替えながら、上方カメラおよび側方カメラの撮像位置に切削後部を位置させることで、次々に切削工具を検査することができるので、検査効率を更に向上させることができる。
本発明の切削工具検査装置は、撮像対象の側面を側方カメラへ向けて、側方カメラに側面を撮像させるので、正確に切削工具の側面を側方カメラに向けることができる。よって、本発明の切削工具検査装置によれば、切削工具をステージに正確にセットしなくても、切削工具を効率よく検査することができると共に、正確に検査することができる。
本発明の実施の形態に係る切削工具検査装置の右側面図である。 図1に示す切削工具検査装置の中央部から見た側面図である。 図1に示す切削工具検査装置の平面図である。 図1に示す切削工具検査装置のステージの動作を表した斜視図である。 図1に示す切削工具検査装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 (A)〜(D)は、ステージ制御手段による側方カメラに対するステージの位置合わせを説明するための図である。 ステージ制御手段による上方ラインセンサカメラに対するステージの位置合わせを説明するための図である。
本発明の実施の形態に係る切削工具検査装置を図面に基づいて説明する。なお、図1から図3においては筐体またはフレーム、および制御装置は省略している。
図1から図3に示すように切削工具検査装置10は、被検査体である研削工具が載置されるステージ20と、第1の位置P1に配置された2台のカメラ30と、第2の位置P2に配置された6台のカメラ40と、ステージ20を搬送する搬送装置50と、これらを制御する制御装置60とを備えている。
ステージ20には、切削工具を1個ずつ搭載するテーブル21が2台備えられている。ステージ20は、図4に示すように、水平回転(自転)、一方のテーブル21と他方のテーブル21との位置が入れ替わる回転(公転)、後述する側方カメラ32の方向への前後移動、側方カメラ32の方向と交差する方向への左右移動、テーブル21の揺動、テーブルの昇降の6通りの動作を制御装置60からの指示により行う。
図1および図3に示すように第1の位置P1に配置された2台のカメラ30は、研削工具の各面を撮像するエリアセンサカメラである。2台のカメラ30は、制御装置60からの指示により撮像し、撮像した画像は制御装置60へ出力される。
2台のカメラ30は、一方のテーブル21の上方に位置し、撮像方向を下方に向けた上方カメラ31と、ステージ20の側方に位置し、撮像方向を側方に向けた側方カメラ32とを備えている。上方カメラ31は、切削工具の上面を撮像するためのものであり、側方カメラ32は、切削工具の側面を撮像するためのものである。
第1の位置P1には、ステージ20上の切削工具を照らす照明装置33が2台設置されている。
図2および図3に示すように、第2の位置P2に配置された6台のカメラ40は、研削工具の刃先を検査するためのラインセンサカメラである。カメラ40は、制御装置60からの指示により撮像し、撮像した画像は制御装置60へ出力される。
カメラ40は、ステージ20に対して、上方に位置して撮像方向を下方に向けた一対の上方ラインセンサカメラ41と、側方に位置して撮像方向を側方に向けた一対の側方ラインセンサカメラ42と、斜めの方向に位置して撮像方向を斜め下方に向けた一対の傾斜ラインセンサカメラ43とが設置されている。
一対の上方ラインセンサカメラ41は、一方のテーブル21の仮想垂直面上に、焦点となる刃先の一点(以下、撮像位置と称す。)を中心とした円形の半径方向に光軸を合わせることで、前部から後部へと徐々に間隔が拡がるようにして、設置されている。
一対の側方ラインセンサカメラ42は、一方のテーブル21の仮想水平面上に、撮像位置を中心とした円形の半径方向に光軸を合わせることで、前部から後部へと徐々に間隔が拡がるようにして、設置されている。
一対の傾斜ラインセンサカメラ43は、一方のテーブル21の仮想傾斜面上に、撮像位置を中心とした円形の半径方向に光軸を合わせることで、前部から後部へと徐々に間隔が拡がるようにして、設置されている。
上方ラインセンサカメラ41と、側方ラインセンサカメラ42と、傾斜ラインセンサカメラ43とのそれぞれには、照明装置44が対応させて設置されている。
搬送装置50は、搬送路51の一端T1から他端T2の間で、搬送路51に沿ってステージ20を搬送する。搬送装置50は、制御装置に指示により動作する。
図5に示す制御装置60は、コンピュータに切削工具検査プログラムを動作させ、機能させたものである。制御装置60は、搬送装置制御手段61と、上方カメラ制御手段62と、側方カメラ制御手段63と、ステージ制御手段64と、ラインセンサカメラ制御手段65と、画像取込手段66と、画像検査手段67と、記憶手段68とを備えている。
搬送装置制御手段61は、搬送装置50を制御してステージ20を所定位置にまで搬送する。上方カメラ制御手段62は、上方カメラ31の撮像を指示するものである。側方カメラ制御手段63は、側方カメラ32の撮像を指示するものである。
ステージ制御手段64は、切削工具を、上方カメラ31が撮像した上面画像に基づいて側方カメラ32の撮像位置と、6台のカメラ40による撮像位置とのそれぞれに合わせるためにステージ20を制御するものである。
ラインセンサカメラ制御手段65は、カメラ40(上方ラインセンサカメラ41,側方ラインセンサカメラ42,傾斜ラインセンサカメラ43)の撮像を指示するものである。画像取込手段66は、2台のカメラ30と、6台のカメラ40とからの画像を取り込んで記憶手段68に格納する。
記憶手段68は、カメラ30およびカメラ40により撮像された画像(基準上面画像,側面基準画像,刃先基準画像)が格納される。また、記憶手段68は、被検査対象となる切削工具の検査の基準となる上面画像(以下、基準上面画像と称す。)や側面画像(以下、基準側面画像と称す。)などが格納されている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る切削工具検査装置10の動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
ステージ20の初期位置は、図3に示す搬送路51の一端T1側に位置している。図示しないオートフィーダにより切削工具がステージ20のテーブル21上に配置される。または検査者が手動により切削工具をテーブル上に載置する。
制御装置60の搬送装置制御手段61は、搬送装置50に、搬送路51の一端T1から、2台のカメラ30が位置する第1の位置P1まで、ステージ20の搬送を指示する。
このときは、搬送装置制御手段61は、ステージ20のテーブル21の中心を、上方カメラ31の撮像範囲の中心に、側方カメラ32の撮像方向の中心を合わせて移動させる。
搬送装置50によりステージ20が搬送されると、上方カメラ制御手段62が、上方カメラ31に、切削工具の上面画像の撮像を指示する。画像取込手段66は、上方カメラ31が撮像した上面画像(以下、撮像上面画像と称す。)を取り込み、記憶手段68に格納する。
制御装置60の画像検査手段67は、基準上面画像に基づいて、撮像上面画像での切削工具の上面を検査する。検査内容は、チッピング(欠け)や窪み、異物の付着などである。この検査により不良と判定された場合には、画像検査手段67は、図示しない表示手段に異常を表示すると共に、光や音声にて検査者に報知する。
次に、この撮像上面画像に基づいて、ステージ制御手段64が、側方カメラ32に対する位置合わせを行う。
ここで、ステージ制御手段64によるステージ20の側方カメラ32への位置合わせ方法について図6に基づいて説明する。位置合わせは、ステージ制御手段64が、上方カメラ31により撮像した上面画像の切削工具の位置を、基準上面画像の切削工具に重ね合わせるように、ステージ20を制御する。
(1)図6(A)に示すように、側方カメラ32の撮像対象となる撮像上面画像による側面S1と、側面S1と対応する基準上面画像の側面S2とのなす角度を回転角度θとして割り出す。
(2)図6(B)に示すように、回転角度θが0°となる位置まで、テーブル21を回転させ、切削工具Cの側面S1を側方カメラ32の撮像方向F1へ向ける。
(3)図6(C)に示すように、側方カメラ32に対して側面S1をピント合わせするために、側方カメラ32から基準上面画像の側面S2までの距離に基づいてテーブル21を前後させて(側方カメラ32側へ接近、または側方カメラ32から離間させて)、切削工具Cの側面S1の位置を側方カメラ32のピント位置に合わせる。これにより、切削工具Cの側面S1を側方カメラ32の被写界深度の範囲内に入れる。
(4)図6(D)に示すように、側方カメラ32の撮像方向F1と交差する方向へテーブル21を左右移動させて、側面S1を側面S2に重ねることで、撮像上面画像の切削工具Cと、基準上面画像の切削工具とを重ねる。これにより、側方カメラ32により撮像された側面画像(以下、撮像側面画像と称す。)における側面S1の位置を、例えば、画像中心に位置するように調整する。そうすることで、側面S1を撮像側面画像の一定の位置に配置することができる。
例えば、切削工具Cをステージ20のテーブル21にオートフィーダにより配置する場合には、ある程度正確に載置されるため、切削工具Cの位置合わせを確実に行うことができる。検査者が手動により切削工具Cをテーブル21に配置する場合には、切削工具Cがテーブル21から大きくはみ出して載置されることもある。ステージ制御手段64は、(1)から(4)までの制御によっても、切削工具の位置合わせが不可能である場合には、異常を表示手段に表示すると共に、光や音声にて検査者に報知する。
切削工具Cの位置合わせについては、(3)と(4)とを同時に行い、検査の時間短縮を図っているが、(1)から(4)を順番に行うようにしてもよい。
切削工具Cの位置合わせが終わると、側方カメラ制御手段63が側方カメラ32に撮像を指示する。画像取込手段66は、側方カメラ32による撮像側面画像を取り込み、記憶手段68に格納する。
画像検査手段67は、基準側面画像に基づいて、撮像側面画像での切削工具の側面を検査する。検査内容は、チッピング(欠け)や窪み、異物の付着、および、撮像上面画像と撮像側面画像とを合わせて見ることで判る刃先の丸み(ノーズR)などである。この検査により不良と判定された場合には、画像検査手段67は、図示しない表示手段に異常を表示すると共に、光や音声にて検査者に報知する。
このように、上方カメラ32による撮像上面により切削工具の上面を検査するだけでなく、画像ステージ制御手段64が、上方カメラ32による撮像上面画像に基づいて、ステージ20を水平回転させて、撮像対象の側面S1を側方カメラ32へ向けさせ、側方カメラ32に側面S1を撮像させるので、正確に切削工具Cの側面S1を側方カメラ32に向けることができる。従って、切削工具検査装置10は、切削工具をステージ20のテーブル21に正確にセットしなくても、切削工具を効率よく検査することができると共に、正確に切削工具の側面を検査することができる。
側方カメラ32の被写界深度が浅い場合では、切削工具のセットに精度が要求されるため、少しでも側方カメラ32との距離に誤差が生じればピントがぼけた側面画像が撮像されてしまい、画像検査に耐えられない画像となるおそれがある。
しかし、ステージ制御手段64が撮像上面画像に基づいて、ステージ20を側方カメラ32との距離を調整するので、側方カメラ32の被写界深度に切削工具Cの撮像対象の側面S1を位置させることができる。従って、側方カメラ32による撮像側面画像を、ピンぼけの画像とすることなく撮像することができる。
次に、搬送装置制御手段61は、ステージ20を、第1の位置P1から、6台のカメラ40の焦点が合った撮像位置となる第2の位置P2へ搬送するよう、搬送装置60へ指示する。
ステージ20は、側方カメラ32による撮像の際に、側方カメラ32に対して位置合わせされているため、第1の位置P1から第2の位置P2へ移動する際には、決まった距離を移動すればよい。例えば、図6(D)に示す側面S1の位置合わせを行わない場合では、第1の位置P1から第2の位置P2へ移動するときに、最終段階で6台のカメラ40(ラインセンサカメラ)の撮像位置に、正確に搬送装置60による位置合わせが必要となる。
しかし、搬送装置60は、第1の位置P1から第2の位置P2へステージ20を大きく、かつ高速に移動させる装置であるため、微小な位置制御が可能なステージ20と比較して、精度が低い。従って、スタートとなる第1の位置P1で予めステージ20を位置合わせすることで、第2の位置P2に到達したときに、微妙な位置合わせが不要なため、ステージ20を正確な位置に停止させることができる。よって、カメラ40にて正確な刃先画像を撮像することができる。
ステージ20が第2の位置P2に停止すると、切削工具の刃先の一端から他端まで、撮像側面画像による刃先の輪郭に沿って、ステージ制御手段64によりステージ20を制御させながら、ラインセンサカメラ制御手段65によりカメラ40に撮像を指示する。
ここで、ステージ20によるカメラ40への切削工具の刃先の位置合わせについて、図面に基づいて説明する。
ステージ制御手段64は、撮像上面画像および撮像側面画像に基づいて、ステージ20を移動させて、固定されている上方ラインセンサカメラ41、側方ラインセンサカメラ42、傾斜ラインセンサカメラ43の撮像ラインを切削工具の刃先の一端から他端に向けて相対的に移動させる。次に、ラインセンサカメラ制御手段65により刃先を順次撮像することで、カメラ40からのライン画像を画像取込手段66から取り込んで記憶手段68に1枚の刃先画像(以下、撮像刃先画像と称す。)として合成する。そして、画像検査手段67により、基準刃先画像に基づいて刃先を検査する。
このとき、ステージ制御手段64は、カメラ40と刃先との間の距離が一定となるように、ステージ20を制御している(図7参照)。そうすることで、カメラ40のそれぞれのピントを常に刃先の撮像位置に合わせることができる。例えば、ステージ制御手段64は、上方ラインセンサカメラ41に対して、刃先が窪んだ低位置では、ステージ20のテーブル21を上昇させ、刃先が出っ張った高位置では、テーブル21を下降させる。また、ステージ制御手段64は、側方ラインセンサカメラ42に対して刃先が側面から窪んだ位置では、テーブル21を側方ラインセンサカメラ42に接近させ、側面から出っ張った位置では、テーブル21を側方ラインセンサカメラ42から離間させる。
また、ステージ制御手段64は、照明装置43の照光方向とカメラ40の撮像方向との関係が一定となるように、ステージ20を制御している。本実施の形態では、ステージ制御手段64は、図7に示すように、撮像位置が刃先の円弧の仮想接線(図7においては一点鎖線にて示す。)に対して、上方ラインセンサカメラ41の撮像方向が垂線となるように、ステージ20を揺動させている。
そうすることで、照明装置43から出射し、刃先で反射してカメラ40に到達する光の角度を、一定とすることができるので、撮像刃先画像の明暗をばらつきなく撮像することができるため、カメラ40にて撮像される刃先の凹凸を正確に捉えることができる。
切削工具の刃先を、上方ラインセンサカメラ41と、側方ラインセンサカメラ42と、傾斜ラインセンサカメラ43とにより3方向から撮像しているため、上方ラインセンサカメラ41により、刃先上面の窪んだ欠け、側方に出っ張った刃先や付着物などを検出することができる。
また、側方ラインセンサカメラ42により、刃先側面の窪んだ欠けや上方に出っ張った付着物などを検出することができ、傾斜ラインセンサカメラ43により刃先の丸み(ノーズR)を検出することができる。従って、カメラ40により刃先を立体的に撮像することができるので、正確に刃先を検査することができる。
更に、上方ラインセンサカメラ41と、側方ラインセンサカメラ42と、傾斜ラインセンサカメラ43とは、それぞれ2台ずつ設けられ、同じ仮想平面上に沿って配置されており、撮像方向の向きを少し変えた位置に設置されているため、照明装置44からの光が刃先に反射して入射する際の角度が異なる。従って、撮像刃先画像は、刃先の微小な凹凸も明暗の差として撮像することができるため、微小な欠損や窪み、微小な異物の付着であっても検出することができる。
カメラ40による刃先の検査が終了すると、搬送装置制御手段61がステージ20を第2の位置P2から第1の位置P1へ戻す。そして、第1の位置P1に戻ったステージ20に対して、ステージ制御手段64がテーブル21を自転させ、次の側面を側方カメラ32に向ける制御を行って、次の側面の画像検査を行う。
これらを繰り返し、切削工具の上面および全て側面の検査が終わると、搬送装置制御手段61が、第2の位置P2に所在するステージ20を第1の位置P1へ戻しながら、ステージ制御手段64が、一方のテーブル21と他方のテーブル21とを入れ替える公転の動作をステージ20に指示する。
ステージ20が第1の位置P1に戻り、テーブル21が入れ替わると、入れ替わった他方のテーブル21上の切削工具の検査を開始する。
このように、ステージ制御手段64が、ステージ20を公転させて2つのテーブル21を切り替えながら、上方カメラ31および側方カメラ32の撮像位置に検査対象の切削工具を位置させることで、次々に切削工具を検査することができるので、検査効率を更に向上させることができる。
なお、本実施の形態では、テーブル21を2つ備えたステージ20としているが、3つ以上備えたものとしてもよい。そうすることで、切削工具をテーブルの数に応じて3個以上ずつ検査することが可能である。テーブルを3つ以上備えるときには、それぞれのテーブルの位置を正多角形の頂点に配置する。
本発明の切削工具検査装置は、切削工具を製造して出荷する製造会社の出荷検査、または製造会社から切削工具を購入し、切削装置に装着してワークを切削する加工会社の受け入れ検査や、ワークの加工の際の切削工具の定期検査に、好適である。
10 切削工具検査装置
20 ステージ
21 テーブル
30 カメラ
31 上方カメラ
32 側方カメラ
33 照明装置
40 カメラ
41 上方ラインセンサカメラ
42 側方ラインセンサカメラ
43 傾斜ラインセンサカメラ
44 照明装置
50 搬送装置
51 搬送路
60 制御装置
61 搬送装置制御手段
62 上方カメラ制御手段
63 側方カメラ制御手段
64 ステージ制御手段
65 ラインセンサカメラ制御手段
66 画像取込手段
67 画像検査手段
68 記憶手段
C 切削工具
S1,S2 側面
F1 側方カメラの撮像方向

Claims (5)

  1. 切削工具が載置され、該切削工具を水平回転させるステージと、
    前記切削工具の上面を撮像するための上方カメラと、
    前記切削工具の側面を撮像するための側方カメラと、
    前記上方カメラにより撮像された上面画像に基づいて、前記ステージを水平回転させて撮像対象の側面を前記側方カメラへ向け、前記側方カメラに該側面を撮像させる制御装置と
    前記ステージに載置された切削工具を次の工程に搬送するために、前記ステージから前記側方カメラへの方向と交差する方向へ前記ステージを搬送する搬送装置とを備え
    前記ステージは、前記側方カメラへの方向と交差する方向へ左右移動する機能を有し、
    前記制御装置は、前記ステージを左右移動させ、前記搬送装置による次の工程までの搬送の距離を一定とすることを特徴とする切削工具検査装置。
  2. 前記ステージは、前記側方カメラへの方向へ前後移動する機能を有し、
    前記制御装置は、前記側方カメラの被写界深度に前記切削工具の撮像対象の側面を位置させるために、前記ステージを前後させる請求項1記載の切削工具検査装置。
  3. 記制御装置は、前記側方カメラにより撮像対象の側面を撮像するときに、前記ステージを左右移動させて、側面画像における該側面の位置を調整する請求項1または2記載の切削工具検査装置。
  4. 前記制御装置は、前記側面の数に応じて前記ステージを水平回転させて、前記側方カメラへ順次向けて、前記側方カメラに撮像させる請求項1からのいずれかの項に記載の切削工具検査装置。
  5. 前記ステージは、複数の切削工具がそれぞれ載置される複数のテーブルを備えると共に、該複数のテーブルを公転させる機能を備え、
    前記制御装置は、一のテーブルに載置された切削工具の検査が終了すると、他のテーブルに載置された切削工具を検査するために、前記ステージに公転を指示して、該他のテーブルに載置された切削工具を前記上方カメラおよび前記側方カメラの撮像位置に位置させる請求項1からのいずれかの項に記載の切削工具検査装置。
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