JP2021043167A - 工具検査システム - Google Patents
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Abstract
【課題】工具を効率的に検査すること。【解決手段】工具検査システム100は、工具Tを保持する工具検査ステージ1と、工具検査ステージ1に保持された工具Tの画像を、工具Tの端面側から撮影する第1のカメラ2と、工具検査ステージ1に保持された工具Tの画像を、工具Tの側面側から撮影する第2のカメラ3と、工具Tを保持するロボットアーム72を有し、工作機械60から工具Tを工具検査ステージ1に搬送する無人搬送車70と、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された工具Tの画像に基づいて、工具の摩耗又はチッピングの少なくとも一方を評価する工具評価部5と、を備える。【選択図】図1
Description
本願は、工具検査システムに関する。
従来、工作機械で使用される工具を検査するための様々なシステムが提案されている。例えば、特許文献1は、工作機械と、工作機械に対してワークを供給しかつ工作機械からワークを取り出すロボットと、を有するシステムを開示している。ロボットの可動部(例えばアーム)には、工作機械に取り付けられた工具の画像を撮影するカメラが設けられている。ワークの加工が完了すると、ロボットは、未加工のワークを工作機械に供給し、かつ、加工済のワークを工作機械から取り出す。続いて、工作機械に取り付けられた工具の画像をカメラで撮影し、画像処理によって工具形状を画像から検出する。検出された工具形状に基づいて、工具の摩耗量が算出される。その後のワークの加工では、算出された工具の摩耗量に基づいて、工具の位置が補正される。
また、特許文献2は、工作機械で使用される工具のチップの摩耗及び欠けを検査するためのシステムを開示している。1つの例では、カメラ及び照明装置が、工作機械の主軸に取り付けられた工具を撮影するように、工作機械内に配置されている。カメラ及び照明装置は、主軸の回転軸線に対して垂直な方向から工具を撮影する。他の例では、カメラ及び照明装置が、工作機械外のチップ検査交換作業台の周りに配置されたロボットに設けられている。ロボットは、カメラが、チップ検査交換作業台に取り付けられた工具のチップの逃げ面と対向するように教示されている。これらのシステムでは、カメラによって撮影された画像に基づいて摩耗及び欠けの長さが求められ、求められた長さが基準値よりも大きい場合には、チップの交換が必要であると判定される。
一般的に、工具の摩耗又はチッピングは、加工精度の低下、または工作機械や被加工物の重大な損傷につながる。したがって、例えば特許文献1,2に開示されているように、工具は、定期的に又は必要に応じて検査される必要がある。また、工作機械は、様々な種類の工具をマガジンに格納している場合がある。工具の摩耗及びチッピングは、工具の種類に応じて、工具の端面、側面又は双方に発生し得る。したがって、工作機械の分野においては、様々な種類の工具を効率的に検査することが好ましい。本開示は、工作機械の分野におけるこのような要望に対処することを意図しており、工具を効率的に検査することができるシステムを提供することを目的とする。
本開示の一態様は、工具を回転させて被加工物を加工する工作機械に格納される工具を評価する工具検査システムにおいて、工具を保持する工具検査ステージと、工具検査ステージに保持された工具の画像を、工具の端面側から撮影する第1のカメラと、工具検査ステージに保持された工具の画像を、工具の側面側から撮影する第2のカメラと、工具を保持するロボットアームを有し、工作機械から工具を工具検査ステージに搬送する無人搬送車と、第1のカメラ及び第2のカメラによって撮影された工具の画像に基づいて、工具の摩耗又はチッピングの少なくとも一方を評価する工具評価部と、を備える工具検査システムである。
本開示の一態様に係る工具検査システムでは、工具の画像が、第1のカメラ及び第2のカメラによって、それぞれ工具の端面側(工具の端面の画像を撮像可能)及び側面側(工具の側面の画像を撮像可能)から撮影可能である。したがって、様々な種類の工具を、1つの工具検査システムで効率的に評価することが可能である。
工具検査ステージは、工具の回転軸線に対して垂直な方向に移動するためのスライド機構を有してもよく、工具検査ステージは、第1のカメラ及び第2のカメラが工具と対向する第1の位置と、第1の位置から離間した第2の位置と、の間を移動してもよい。この場合、ロボットアームは、第1のカメラ及び第2のカメラから離間した第2の位置において、工具検査ステージに対して工具を取り付けることができ、かつ、スライド機構によって、工具の画像を撮影するための第1の位置に工具検査ステージを戻すことができる。したがって、検査ステージに対して工具を取り付けるときに(及び、検査ステージから工具を取り外すときに)、ロボットアーム及び工具が第1のカメラ及び第2のカメラと接触することを防止することができる。
工具評価部は、第1のカメラ及び第2のカメラによって撮影された複数の過去の画像を用いた機械学習の結果に基づいて、第1のカメラ及び第2のカメラによって撮影された工具の画像に対して画像処理を行ってもよい。この場合、工具の摩耗及びチッピングが、機械学習に基づく画像処理によって検出される。したがって、一定の基準(例えば、熟練オペレータの判断)に基づいて評価された複数の画像を機械学習に用いることによって、バラつきの少ない評価が実行可能である。
本開示の一態様によれば、工具の磨耗及びチッピングを正確にかつ効率的に検査することができる。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る工具検査システムを説明する。同様な又は対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。理解を容易にするために、図の縮尺は変更されている場合がある。
図1は、実施形態に係る工具検査システム100が適用された生産システム200を示す概略図である。生産システム200では、工作機械60が被加工物を加工し、工作機械60によって使用された工具Tの摩耗又はチッピングの少なくとも一方が、工具検査システム100によって評価される。工具Tは、インサートチップやソリッドエンドミルなどの刃具をホルダに装着したものである。生産システム200は、例えば、1台又は複数台の工作機械60と、工具検査システム100と、キャビネット80と、集積ステーション90と、を具備することができる。また、生産システム200は、生産システム200の全体を制御するメイン制御装置(不図示)を備えてもよく、このメイン制御装置は、生産システム200の各構成要素の制御装置(ローカル制御装置)と通信してもよい。生産システム200は、他の構成要素を更に有してもよい。
工作機械60は、主軸61によって工具Tを回転させて被加工物を加工する、様々な種類の工作機械であることができる(例えば、マシニングセンタ)。工作機械60は、複数の工具Tを格納するためのマガジン62を有することができる。工作機械60の制御装置(例えば、NC装置及び機械制御装置)は、例えば、生産システム200のメイン制御装置、無人搬送車70の制御装置73、及び、工具検査システム100の制御装置5と相互に通信してもよい。
キャビネット80は、例えば、工作機械60で使用するための複数のホルダや刃具をそれぞれ個別で、あるいはオペレータによってホルダに刃具を装着し、工作機械60に導入できるよう準備された複数の工具Tを格納する。例えば、生産システム200に新たに導入される工具Tは、オペレータによってホルダに刃具が取り付けられ、キャビネット80に格納される。集積ステーション90には、工具検査システム100において刃具の交換が必要と判定された工具Tが集められる(詳しくは、後述)。
続いて、工具検査システム100について詳しく説明する。
工具検査システム100は、工作機械60に格納され使用される工具Tに装着された刃具の摩耗又はチッピングの少なくとも一方を検査する。工具検査システム100は、1台又は複数台の工作機械60に対して稼働することができる。工具検査システム100は、1台又は複数台の無人搬送車(AGV(Automated Guided Vehicle))70と、工具検査装置10と、を備えている。
無人搬送車70は、例えば、未検査の工具Tを工作機械60又はキャビネット80から工具検査装置10の工具検査ステージ1に搬送し、かつ、検査済みの工具Tを工具検査装置10から工作機械60、キャビネット80、又は、集積ステーション90に搬送するように構成されることができる。また、無人搬送車70は、その他の物品を生産システム200のなかで搬送するように構成されていてもよい。
無人搬送車70は、車両本体71と、ロボットアーム72と、制御装置(ローカル制御装置)73と、を有している。車両本体71は、工作機械60、工具検査装置10、キャビネット80、及び、集積ステーション90の間を移動するように構成されている。車両本体71は、例えば、無軌道車両であることができる。ロボットアーム72は、例えば、多軸多関節型ロボットであることができ、工具T(及びその他の物品)を保持するためのハンドを含むことができる。制御装置73は、車両本体71及びロボットアーム72を制御するように構成されている。制御装置73は、例えば、生産システム200のメイン制御装置、工作機械60のNC装置及び機械制御装置、並びに、工具検査装置10の制御装置5と相互に通信してもよい。
工具検査装置10は、例えば、テーブル20上に配置されている。例えば、テーブル20は、オペレータによって作業(例えば、工具Tを構成するホルダへの刃具の取付け)に使用されることができる。工具検査装置10は、工具検査ステージ(本開示において、単に「検査ステージ」とも称され得る)1と、第1のカメラ2と、第2のカメラ3と、筐体4と、制御装置5と、を有している。
図2は、図1中の工具検査装置10を示す概略的な斜視図であり、図3は、図2の工具検査装置10を示す概略的な側面図である。なお、図2,3では、制御装置5は示されていないことに留意されたい。図2を参照して、検査ステージ1は、工具Tを保持するように構成されている。検査ステージ1は、本体11と、位置決め機構12と、スライド機構13と、を含んでいる。本体11は、例えば、略平板であることができる。本体11は、ハンドル11aを含んでいる。ハンドル11aは、ロボットアーム72及びオペレータによって握られるように構成されている。
位置決め機構12は、工具Tの先端が上方を向く状態で、工具Tが位置決め機構12に載置されるように構成されている。いくつかの実施形態では、位置決め機構12は、本体11上に固定されていてもよい。他の実施形態では、位置決め機構12は、工具Tの回転方向位置を調整するために、本体11に対して、工具Tの回転軸線Otを中心に回転可能に取り付けられていてもよい。この場合、例えば、制御装置5に接続されたアクチュエータによって、回転方向位置が調整されてもよい。例えば、工具Tが複数の切れ刃を含む場合(例えば、工具Tに複数の刃具が取り付けられる場合)、位置決め機構12の回転方向位置を調整することによって、工具Tを位置決め機構12に載置し直す必要がない。位置決め機構12は、工具Tのホルダの切り欠きと係合する突起12aを含んでいる。位置決め機構12は、突起12aをホルダの切り欠きに係合させることによって、所定の向き(所定の回転方向位置)において工具Tを保持するように構成されている。また、突起12aは、突起12aに沿って工具Tが半径方向にスライドすることを防止するための更なる突起(不図示)を含んでいてもよい。したがって、工具Tは、検査ステージ1上において、所定の位置において所望の向きで配置されることができる。よって、第1のカメラ2及び第2のカメラ3は、検査ステージ1上において、所定の位置において所望の向きで工具Tの画像を撮影することができる。
スライド機構13は、本体11及びその上の位置決め機構12を、工具Tの回転軸線Otに対して垂直な方向(第3の方向)D3に移動させるように構成されている。スライド機構13は、例えば、一対のリニアガイドLを含むことができる。図3を参照して、例えば、リニアガイドLのレールLaは、筐体4の底壁に固定され、ブロックLbは、本体11に固定されることができる。図2を参照して、スライド機構13によって、検査ステージ1は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3が工具Tと対向する第1の位置(第1のカメラ2及び第2のカメラ3が工具Tの画像を撮影可能な位置)P1と、第1の位置から離間した第2の位置(不図示)と、の間を移動するように構成されている。図2では、検査ステージ1は、第1の位置P1に位置している。
第1のカメラ2は、検査ステージ1に保持された工具Tの画像(より詳細には、工具Tの切れ刃の画像)を、工具Tの端面側から撮像する。本実施形態では、第1のカメラ2は、工具Tの切れ刃の画像を、工具Tの回転軸線Otに対して平行な方向(第1の方向)D1から撮影する。いくつかの実施形態では、第1のカメラ2は、筐体4の上壁に対して固定されていてもよい。他の実施形態では、第1のカメラ2は、方向D1及び方向D2に沿ってスライドするように、筐体4の上壁に対して取り付けられていてもよい。この場合、例えば、制御装置5に接続されたアクチュエータによって、方向D1及び方向D2における位置が調整されてもよい。また、第1のカメラ2は、工具Tの切れ刃の画像を、方向D1に対して傾けられた方向から撮影できるように、撮影角度を調節可能に筐体4の上壁に対して取り付けられていてもよい。この場合、例えば、工具Tの端面側の切れ刃が工具Tの回転軸線Otに対して垂直でないときにも、切れ刃に対して垂直な方向から画像を撮影することができる(例えば、可変リード角を有するインサートカッター又はソリッドエンドミル)。但し、切れ刃に対して垂直な方向から画像を撮像できない場合でも、これはソフトウェアによって対処可能である(例えば、機械学習時と摩耗/チッピング評価時とで同じ方向から画像を撮影する、又は、撮影された画像を補正する 等)。第1のカメラ2は、例えば、CCD又はCMOSを含むことができる。また、第1のカメラ2は、例えば、レンズ及び偏光フィルタ等の光学素子を含むことができる。第1のカメラ2には、リング照明21が取り付けられている。リング照明21は、第1のカメラ2を中心とするリング状の光を、ターゲットの工具Tに向けて発するように構成されている。リング照明21によって、第1のカメラ2は、周囲の環境の明るさ及び周囲からの光の方向に依存せずに、一定の光条件の下で工具Tの画像を撮影することができる。リング照明21は、例えば、1つ又は複数のLEDを含むことができる。
第2のカメラ3は、検査ステージ1に保持された工具Tの画像(より詳細には、工具Tの切れ刃の画像)を、工具Tの側面側から撮像する。本実施形態では、第2のカメラ3は、工具Tの切れ刃の画像を、工具Tの回転軸線Otに対して垂直な方向(第2の方向)D2から撮影する。本実施形態では、方向D2は、方向D3に対して垂直である。他の実施形態では、方向D2は、方向D3に対して平行であってもよい。いくつかの実施形態では、第2のカメラ3は、筐体4の側壁に対して固定されていてもよい。他の実施形態では、第2のカメラ3は、方向D2及び方向D1に沿ってスライドするように、筐体4の側壁に対して取り付けられていてもよい。この場合、例えば、制御装置5に接続されたアクチュエータによって、方向D2及び方向D1における位置が調整されてもよい。また、第2のカメラ3は、工具Tの切れ刃の画像を、方向D2に対して傾けられた方向から撮影できるように、撮影角度を調節可能に筐体4の側壁に対して取り付けられていてもよい。この場合、例えば、工具Tの側面側の切れ刃が工具Tの回転軸線Otに対して平行でないときにも、切れ刃に対して垂直な方向から画像を撮影することができる。但し、切れ刃に対して垂直な方向から画像を撮像できない場合でも、上記のように、これはソフトウェアによって対処可能である。第2のカメラ3は、例えば、CCD又はCMOSを含むことができる。また、第2のカメラ3は、例えば、レンズ及び偏光フィルタ等の光学素子を含むことができる。第2のカメラ3には、リング照明31が取り付けられている。リング照明31は、第2のカメラ3を中心とするリング状の光を、ターゲットの工具Tに向けて発するように構成されている。リング照明31によって、第2のカメラ3は、周囲の環境の明るさ及び周囲からの光の方向に依存せずに、一定の光条件の下で工具Tの画像を撮影することができる。リング照明31は、例えば、1つ又は複数のLEDを含むことができる。
筐体4は、検査ステージ1、第1のカメラ2、及び、第2のカメラ3を支持し収容している。例えば、筐体4は、検査ステージ1が移動する方向には、開放していてもよい。筐体4は、例えば、フレームと、フレームに固定されたプレートと、を含むことができる。例えば、プレートは、オペレータが外部から工具Tを視認することができるように、透明であってもよい。
図1を参照して、制御装置(工具評価部)5は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された工具Tの画像に基づいて、工具Tの(より詳細には、工具Tの切れ刃の)摩耗又はチッピングの少なくとも一方を評価する。制御装置5には、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって得られた画像が入力される。制御装置5は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3と有線又は無線で通信可能であってもよい。また、制御装置5は、工具検査装置10の各構成要素を制御するように構成されていてもよい。制御装置5は、例えば、生産システム200のメイン制御装置、工作機械60のNC装置及び機械制御装置、並びに、無人搬送車70の制御装置73と相互に通信してもよい。
制御装置5は、例えば、記憶装置51と、プロセッサ52と、を有することができる。また、制御装置5は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、入力装置(例えば、マウス、キーボード及び/又タッチパネル)、及び/又は、表示装置(例えば、液晶ディスプレイ及び/又タッチパネル)等の他の構成要素を更に備えることができ、制御装置5の構成要素は、バス(不図示)等を介して互いに接続されている。制御装置5は、他の構成要素を更に備えていてもよい。制御装置5は、例えば、コンピュータ、サーバー、又は、タブレット等であることができる。
記憶装置51は、例えば、1つ又は複数のハードディスクドライブであることができる。記憶装置51は、制御装置5の筐体の中でなくネットワークで接続された遠方に存在してもよい。記憶装置51は、第1のカメラ2によって方向D1から撮影された、及び、第2のカメラ3によって方向D2から撮影された、複数の過去の画像(教師データ)を記憶することができる。記憶装置51は、その他の様々なデータを記憶してもよい。プロセッサ52は、例えば、1つ又は複数のCPU又はGPUであることができる。プロセッサ52は、記憶装置51に記憶された複数の教師データを用いて、機械学習を行うように構成されている。プロセッサ52は、機械学習の結果に基づいて、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された工具Tの新たな画像に対して画像処理を行い、それによって、新たな画像から工具Tの摩耗/チッピングを検出するように構成されている。他の実施形態では、例えば、機械学習は、工具検査システム100とは独立した他の不図示のプロセッサによって行われてもよく、プロセッサ52は、他のプロセッサによる機械学習の結果に基づいて、新たな画像に対して画像処理を行うように構成されていてもよい。機械学習には、例えば、ニューラルネットワーク(例えば、畳み込みニューラルネットワーク)を使用することができる。機械学習には、例えば、エンコーダ部分とデコーダ部分とを有するネットワーク(U−Net)を使用することができる。また、プロセッサ52は、工具検査装置10に関する様々な処理を実行するようにさらに構成されていてもよい。プロセッサ52において各処理を実行するためのプログラムは、例えば、記憶装置51に記憶されることができる。
図4(a)は、画像処理前の摩耗を含む工具Tの画像の一例を示し、図4(b)は、画像処理後の画像の一例を示す。図4(a)に示されるように、工具Tは、使用後に、摩耗領域Aを含む場合がある。本開示において、「摩耗」とは、工具Tが使用されるにつれて、工具Tの切れ刃が擦り減った状態を意味し得る。図4(b)に示されるように、このような摩耗領域Aを検出するための機械学習に基づく画像処理として、プロセッサ52は、例えば、セマンティックセグメンテーションを使用することができる。プロセッサ52は、摩耗の幅Wを、画像処理後の画像に基づいて決定することができる。幅Wは、切れ刃に対して垂直な方向における、切れ刃から摩耗領域の端までの距離であることができる。例えば、幅Wが所定の閾値(例えば、0.2mm)以上である場合に、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断することができる。
図5(a),図5(b),図5(c),図5(d)は、それぞれ、チッピングを含まない、小さなチッピングを含む、中程度のチッピングを含む、及び、大きなチッピングを含む、工具Tの画像の一例を示す。図5(b)〜(d)に示されるように、工具Tは、使用後に(又は、工具Tが不良品である場合に)、チッピングCを含む場合がある。本開示において、「チッピング」とは、工具Tの切れ刃の一部が欠落した状態を意味し得る。このようなチッピングを検出するための機械学習に基づく画像処理として、プロセッサ52は、例えば、画像認識を使用することができる。プロセッサ52は、チッピングCの有無、及び、チッピングCの大きさを、画像処理に基づいて決定することができる。例えば、チッピングCの大きさが中程度のサイズ以上である場合に、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断してもよい。他の実施形態では、工具TがチッピングCを含む場合には、プロセッサ52は、チッピングCのサイズによらずに、工具Tは刃具の交換が必要であると判断してもよい。
次に、工具検査システム100の動作について説明する。
工具検査システム100では、工具Tの評価に先立って、教師データを取得し、機械学習を実行する。具体的には、図2を参照して、摩耗を評価する場合、ハンドル11aを用いて、検査ステージ1を第1の位置P1から第2の位置まで移動させ、摩耗を含む工具Tを検査ステージ1の位置決め機構12上に載置する。続いて、ハンドル11aを用いて、検査ステージ1を第2の位置から第1の位置P1まで戻す。これらの動作は、オペレータによって実行されてもよいし、又は、ロボットアーム72によって実行されてもよい。第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって工具Tの画像を撮影し、制御装置5に入力する。撮影された各画像について、一定の基準(例えば、熟練オペレータの判断)に基づいて、摩耗領域Aを設定する。画像及び摩耗領域Aを、教師データとして記憶装置51に保存する。上記の動作を、摩耗を含む複数の工具Tについて繰り返す。また、摩耗を含まない教師データとして、摩耗を含まない1つ又は複数の工具Tについて上記の動作を実行してもよい。チッピングを評価する場合、チッピングを含む、及び、チッピングを含まない複数の工具Tについて、上記の動作を実行する。撮影された各画像には、一定の基準(例えば、熟練オペレータの判断)に基づいて、チッピングCの大きさ(「チッピング無」を含む)が設定される。異なる種類の工具について摩耗/チッピングを評価する場合には、それぞれの工具について上記の動作を実行する。
続いて、摩耗を評価する場合、プロセッサ52は、記憶装置51に記憶された複数の教師データを用いて、入力が画像であり、出力が摩耗領域Aである機械学習を行う。チッピングを評価する場合、プロセッサ52は、記憶装置51に記憶された複数の教師データを用いて、入力が画像であり、出力がチッピングCの大きさである機械学習を行う。
次に、工具Tの摩耗の評価について説明する。
図6は、工具の摩耗の評価を示すフローチャートである。工具検査システム100では、無人搬送車70が工具Tを検査ステージ1に載置する(ステップS100)。具体的には、図1を参照して、例えば、生産システム200では、各工具Tの使用時間が、生産システム200のメイン制御装置(又は、各工作機械60の機械制御装置)に記憶されることができる。例えば、工具Tの使用時間が所定の時間を超えた場合、又は、工具Tの検査が必要であると判断された場合、無人搬送車70は、生産システム200のメイン制御装置からの指令に基づいて、該当する工具Tを工作機械60のマガジン62から取り出し、工具検査装置10まで運ぶ。
図2を参照して、例えば、ロボットアーム72は、工具Tを車両本体71上に置いた後に(図2において不図示)、ハンドル11aを用いて、検査ステージ1を第1の位置P1から第2の位置まで移動させる。続いて、ロボットアーム72は、車両本体71から工具Tをピックアップした後に、検査ステージ1の位置決め機構12上に工具Tを載置し、再びハンドル11aを用いて、検査ステージ1を第2の位置から第1の位置P1に戻す。
図6を参照して、続いて、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって、工具Tの画像を撮影する(ステップS102)。工具Tが複数の切れ刃(例えば、チップ)を含む場合には、各切れ刃の画像を撮影してもよい。切れ刃の位置は、例えば、工具Tの種類に応じて、記憶装置51に予め記憶されていてもよく、プロセッサ52が、撮影される工具T毎に、切れ刃の位置を記憶装置51から読み込んでもよい。このような構成によって、例えば、不均一のピッチ又はリードの複数の切れ刃を有する工具Tについても、工具Tの切れ刃の画像を容易に撮影することができる。続いて、撮影された画像は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって制御装置5に入力される(ステップS104)。
続いて、プロセッサ52は、機械学習の結果に基づいて、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された各画像に対して、画像処理(例えば、セマンティックセグメンテーション)を実行する(ステップS106)。この画像処理によって、摩耗領域Aが検出される。
続いて、プロセッサ52は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された各画像において、検出された摩耗領域Aの幅Wを決定する(ステップS108)。続いて、プロセッサ52は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された各画像において、摩耗領域Aの幅Wが閾値以上であるか否かを判断する(ステップS110)。
ステップS110において、摩耗領域Aの幅Wが閾値以上であると判断された場合、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断し、無人搬送車70の制御装置73に対して、工具Tを集積ステーション90に運ぶように指令を送信する(ステップS112)。以上によって、一連の動作を終了する。第1のカメラ2又は第2のカメラ3によって撮影された少なくとも一方の画像において、摩耗領域Aの幅Wが閾値以上であると判断された場合には、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断することができる。また、工具Tが複数の切れ刃を含む場合には、プロセッサ52は、ステップS102〜S110を全ての切れ刃について実行し、複数の切れ刃の少なくとも1つの画像において、摩耗領域Aの幅Wが閾値以上であると判断された場合には、プロセッサ52は、工具Tは該当する一部の刃具のみの交換が必要であると判断することができる。これらの場合、例えば、プロセッサ52は、工具Tのどの切れ刃において及びどちらのカメラによって閾値以上の摩耗領域Aが検出されたかを、オペレータに報知してもよい。報知は、例えば、制御装置5の表示装置によって示されてもよいし、及び/又は、音声によって示されてもよい。集積ステーション90に運ばれた工具Tの刃具は、例えば、交換又は再研磨されることができる。また、プロセッサ52は、代わりの工具Tを、該当する工作機械60のマガジン62まで運ぶように、無人搬送車70に対して指令を送信してもよい。
対照的に、ステップS110において、例えば全ての画像において、摩耗領域Aの幅Wが閾値以上でないと判断された場合、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要でないと判断し、無人搬送車70の制御装置73に対して、工具Tを該当する工作機械60のマガジン62に戻すように指令を送信する(ステップS114)。以上によって、一連の動作は終了する。
上記の無人搬送車70の制御装置73に対する指令は、工具検査装置10の制御装置5から無人搬送車70の制御装置73に対して直接的に送信されてもよいし、又は、生産システム200のメイン制御装置を介して間接的に送信されてもよい。
次に、工具Tのチッピングの評価について説明する。
図7は、工具のチッピングの評価を示すフローチャートである。例えば、工具検査システム100では、工具Tの使用時間が所定の時間を超えた場合、又は、工具Tの検査が必要であると判断された場合、上記のステップS100及びステップS102と同様にして、無人搬送車70が工具Tを検査ステージ1に載置し(ステップS200)し、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって工具Tの画像を撮影する(ステップS202)。続いて、撮影された画像は、制御装置5に入力される(ステップS204)。なお、工具Tの摩耗及びチッピングの双方が評価される場合であって、上記のステップS100〜S104が既に実行されている場合には、ステップS200〜ステップ204は省略されることに留意されたい。つまり、摩耗の評価及びチッピングの評価は、同じ画像に基づいて行うことができる。
続いて、プロセッサ52は、機械学習の結果に基づいて、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された各画像に対して、画像処理(例えば、画像認識)を実行する(ステップS206)。この画像処理によって、チッピングCの大きさが判断される。
続いて、プロセッサ52は、チッピングCの大きさが中程度のサイズ以上であるか否かを判断する(ステップS208)。
ステップS208においてチッピングCの大きさが中程度のサイズ以上であると判断された場合、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断し、無人搬送車70の制御装置73に対して、工具Tを集積ステーション90に運ぶように指令を送信する(ステップS210)。以上によって、一連の動作を終了する。第1のカメラ2又は第2のカメラ3によって撮影された少なくとも一方の画像において、チッピングCの大きさが中程度のサイズ以上であると判断された場合には、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断することができる。また、工具Tが複数の切れ刃を含む場合には、プロセッサ52は、ステップS102〜S110を全ての切れ刃について実行し、複数の切れ刃の少なくとも1つの画像において、チッピングCの大きさが中程度のサイズ以上であると判断された場合には、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断することができる。これらの場合、例えば、プロセッサ52は、工具Tのどの切れ刃において及びどちらのカメラによって中程度のサイズ以上のチッピングCが検出されたかを、オペレータに報知してもよい。報知は、例えば、制御装置5の表示装置によって示されてもよいし、及び/又は、音声によって示されてもよい。集積ステーション90に運ばれた工具Tの刃具は、例えば、交換又は再研磨されることができる。また、プロセッサ52は、代わりの工具Tを、該当する工作機械60のマガジン62まで運ぶように、無人搬送車70に対して指令を送信してもよい。
対照的に、ステップS208において、例えば全ての画像において、チッピングCの大きさが中程度のサイズ以上でないと判断された場合、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要でないと判断し、無人搬送車70の制御装置73に対して、工具Tを該当する工作機械60のマガジン62に戻すように指令を送信する(ステップS212)。以上によって、一連の動作は終了する。
なお、上記の摩耗の評価(図6)及びチッピングの評価(図7)の双方が実行される場合、これらは、順番に実行されてもよいし、又は、並列に実行されてもよい。また、上記の実施形態では、摩耗領域の幅Wが閾値以上である場合、又は、チッピングの大きさが中程度のサイズ以上である場合の少なくとも一方において、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断する。他の実施形態では、プロセッサ52は、ある切れ刃の摩耗領域の幅Wが閾値以上であり、かつ、その切れ刃のチッピングの大きさが中程度のサイズ以上である場合にのみ、工具Tは刃具の交換が必要であると判断してもよい。すなわち、プロセッサ52は、工具Tのある切れ刃が、摩耗の大きさが所定の閾値以上である状態、又は、チッピングの大きさが所定の閾値以上である状態、の少なくとも一方に該当する場合に、工具Tは刃具の交換が必要であると判断することができる。
以上のような実施形態に係る工具検査システム100では、工具Tの画像が、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって、それぞれ工具Tの端面側(工具Tの端面の画像を撮影可能)及び工具Tの側面側(工具Tの側面の画像を撮影可能)から撮影可能である。上記のように、工具Tの摩耗及びチッピングは、工具Tの種類に応じて、工具Tの端面、側面又は双方に発生し得る。したがって、工具検査システム100では、様々な種類の工具を1つの工具検査システムで効率的に評価することが可能である。
また、工具検査システム100では、検査ステージ1は、工具Tの回転軸線Otに対して垂直な方向D3に移動するためのスライド機構13を有しており、検査ステージ1は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3が工具Tと対向する第1の位置P1と、第1の位置から離間した第2の位置と、の間を移動するように構成されている。したがって、ロボットアーム72は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3から離間した第2の位置において、検査ステージ1に対して工具Tを取り付けることができ、かつ、検査ステージ1から工具Tを取り外すことができる。よって、ロボットアーム72及び工具Tが第1のカメラ2及び第2のカメラ3と接触することを防止することができる。
また、工具検査システム100では、制御装置5は、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された複数の過去の画像を用いた機械学習の結果に基づいて、第1のカメラ2及び第2のカメラ3によって撮影された工具Tの新たな画像に対して画像処理を行うように構成されている。したがって、工具Tの摩耗及びチッピングが、機械学習に基づく画像処理によって検出される。よって、一定の基準(例えば、熟練オペレータの判断)に基づいて評価された複数の画像を機械学習に用いることによって、バラつきの少ない評価が実行可能である。
工具検査システムの実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。当業者であれば、上記の実施形態の様々な変形が可能であることを理解するだろう。また、当業者であれば、上記の動作は、上記の順番で実施される必要はなく、矛盾が生じない限り、他の順番で実施可能であることを理解するだろう。
例えば、上記の実施形態では、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断された場合(図6のステップS110、図7のステップS208又はその双方において「YES」と判断された場合)、無人搬送車70に対して工具Tを集積ステーション90に運ぶように指令を送信している。他の実施形態では、代替的に又は付加的に、プロセッサ52は、工具Tは刃具の交換が必要であると判断された場合、そのことをオペレータに報知してもよい。報知は、例えば、制御装置5の表示装置によって示されてもよいし、及び/又は、音声によって示されてもよい。
また、上記の実施形態では、工作機械60で使用済の工具Tの摩耗及びチッピングが評価されている。しかしながら、評価される工具Tは、例えば、キャビネット80に保管された新たに生産システム200に導入される未使用の工具であってもよい。この場合、工具Tが初期不良を有するか否かを評価することができる。したがって、初期不良を有する工具Tが生産システム200に導入されることを防止することができる。
1 工具検査ステージ
2 第1のカメラ
3 第2のカメラ
5 制御装置(工具評価部)
13 スライド機構
60 工作機械
61 主軸
70 無人搬送車
72 ロボットアーム
100 工具検査システム
A 摩耗
C チッピング
Ot 工具の回転軸線
T 工具
2 第1のカメラ
3 第2のカメラ
5 制御装置(工具評価部)
13 スライド機構
60 工作機械
61 主軸
70 無人搬送車
72 ロボットアーム
100 工具検査システム
A 摩耗
C チッピング
Ot 工具の回転軸線
T 工具
Claims (3)
- 工具を回転させて被加工物を加工する工作機械に格納される工具を評価する工具検査システムにおいて、
工具を保持する工具検査ステージと、
前記工具検査ステージに保持された前記工具の画像を、前記工具の端面側から撮影する第1のカメラと、
前記工具検査ステージに保持された前記工具の画像を、前記工具の側面側から撮影する第2のカメラと、
工具を保持するロボットアームを有し、工作機械から前記工具を前記工具検査ステージに搬送する無人搬送車と、
前記第1のカメラ及び前記第2のカメラによって撮影された前記工具の画像に基づいて、前記工具の摩耗又はチッピングの少なくとも一方を評価する工具評価部と、
を備えることを特徴とした工具検査システム。 - 前記工具検査ステージは、前記工具の回転軸線に対して垂直な方向に移動するためのスライド機構を有し、
前記工具検査ステージは、前記第1のカメラ及び前記第2のカメラが前記工具と対向する第1の位置と、前記第1の位置から離間した第2の位置と、の間を移動する、
請求項1に記載の工具検査システム。 - 前記工具評価部は、前記第1のカメラ及び前記第2のカメラによって撮影された複数の過去の画像を用いた機械学習の結果に基づいて、前記第1のカメラ及び前記第2のカメラによって撮影された前記工具の画像に対して画像処理を行う、請求項1に記載の工具検査システム。
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JP2014178150A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-25 | Aron Denki Co Ltd | 切削工具検査装置 |
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- 2020-07-22 WO PCT/JP2020/028549 patent/WO2021049186A1/ja active Application Filing
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