JP5483305B2 - 寸法測定装置、及びワーク製造方法 - Google Patents
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Description
図11(a)は、このような撮像装置の構成を示した図である。
ステージ22は、ワーク5を保持している。そして、ステージ22の鉛直上方には、撮像光軸35が鉛直下方に設定されているカメラ21が設置されている。更に、ステージ22の下方にはステージ22に光を照射するライト25が設置されている。
この画像65をコンピュータによって画像解析することによりワーク5の寸法を測定することができる。
そのため、ステージ22の表面に撮像光軸35が正確に直交するように、ステージ22とカメラ21の取り付け精度を高めるなどの対策が取られている。
なお、図11(a)では、撮像光軸35と長手方向が直交しないため、画像65のエッジが曲線となって現れている。
更には、次の特許文献1のように予め形状の分かっている治工具によりワーク5の撮像光軸35に対する傾きを測定し、それを元に数学的処理により実寸法を求める技術も提案されている。
また、ワーク5の複数箇所を測定する場合、その度に、治工具を取り替えながらワーク5の姿勢を設定し直さなければならず手間がかかっていた。
請求項2に記載の発明では、前記調節手段は、前記カメラが検知している前記ワークの像を解析することにより、前記ワークの測定箇所の長さ方向が前記カメラの撮像光軸に垂直となるように、前記ワーク設置台による前記ワークの保持姿勢を調節することを特徴とする請求項1に記載の寸法測定装置を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記調節手段は、前記ワークの像の測定箇所の長さ方向の2点のエッジの距離が最大となるように前記保持姿勢を調節することを特徴とする請求項2に記載の寸法測定装置を提供する。
請求項4に記載の発明では、前記調節手段は、前記ワークの像の測定箇所の長さ方向のエッジ上の点が最も鮮明となるように前記保持姿勢を調節することを特徴とする請求項2に記載の寸法測定装置を提供する。
請求項5に記載の発明では、前記調節手段は、前記ワークの像の面積が最大となるように前記保持姿勢を調節することを特徴とする請求項2に記載の寸法測定装置を提供する。
請求項6に記載の発明では、ワークを工作機械で機械加工する加工ステップと、前記機械加工したワークの寸法を請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の寸法測定装置で測定する測定ステップと、前記寸法測定装置による測定結果を用いて、ワークの加工寸法が所定の寸法となるように前記工作機械を調節する調節ステップと、を備え、前記加工ステップは、前記調節ステップによる調節後の工作機械でワークを機械加工することを特徴とするワーク製造方法を提供する。
図1は、本実施の形態に係る撮像装置2(図2)の概要を説明するための図である。
カメラ21は、ライト25の透過光によってできたワーク5の影を鉛直上方から撮影する。この撮影画像は寸法測定に用いられる。
ステージ22に、例えば、テーパを有するワーク5を設置し、ワーク5の軸方向長さを測定したい場合、図示しない制御装置がステージ22を駆動して、ワーク5の測定箇所の長手方向36が撮像光軸35と垂直になるようにワーク5の姿勢を自動的に調節する。
このため、例えば、ワーク5の軸方向の長さを測定した後、ワーク5のテーパ部分の母線の長さを測定したい場合、母線が撮像光軸35と垂直になるようにステージ22の傾斜角度を調節するだけでよく、治工具の取り替えなどを要さずに、連続して測定することができる。
図2は、本実施の形態に係る撮像装置2の外観の一例を示した図である。
これに、カメラ21、ステージ22の傾斜角度、ライト25の照明などを制御する制御系を加えて後述の寸法測定装置が構成される。
この取り付け機構は、ワークを安定的に載せておく凹部、ワークを把持して固定する固定機構、更には、ワークの形状と嵌合する治工具などを用いて構成することができる。
本実施の形態では、ワークの輪郭を影によって観察するので、ステージ22は、例えば、磨りガラスのようにライト25の光を適度に散乱するものを用いると、コントラストの明確なワークの画像を撮影することができる。
ステージ22は、矩形の枠部材26の内側に、y軸の周り(ロール方向に該当)に回転可能に軸支されており、更に、枠部材26は、撮像装置2の筐体27に、x軸の周り(ピッチ方向に該当)に回転可能に軸支されている。これによって、ステージ22は、x軸の周りとy軸の周りに回転することができる。
このように、ステージ22は、保持姿勢が変更可能にワークを保持する保持手段として機能、また、ワークを保持する傾斜可能なワーク設置台として機能している。
x軸モータ23、y軸モータ24は、例えば、ステッピングモータやACサーボモータなど、制御装置から指令によって回転角度や回転速度を制御できるモータであって、x軸モータ23、y軸モータ24を駆動することによりステージ22をそれぞれx軸、y軸の周りに所望の角度だけ所望の速度で傾斜させることができる。
ライト25は、ステージ22に保持したワークに対してカメラ21と対向する側から光を照射する照射手段として機能している。
カメラ21は、柱部材28に沿って鉛直方向(図示しないがz軸方向)に移動可能な梁部材29に設置されており、レンズ系の撮像光軸が鉛直下方(図示しないが−z軸方向)を向き、撮像光軸の直下にステージ22の中心が位置するようになっている。
カメラ21のz軸方向の位置は、制御装置からの指令によって梁部材29を移動することにより調節可能となっている。
カメラ21は、ステージ22上に保持されたワークの画像データを制御装置に送信する。
ここで一例として用いるワーク5は、図11(a)で示したものと同様であり、テーパ部分と、その両端に当該テーパ部分の中心軸と同軸に形成された軸部分を有している。
図3は、ワーク5の全長(長手方向36)を測定する場合を示しており、ワーク5は、ステージ22の中心に長手方向36がx軸と並行になるように保持されている。なお、図が煩雑になるためx軸y軸などを図示していない。
この状態でカメラ21がワーク5の像を撮影すると、撮像光軸35と長手方向36が垂直な状態でワーク5の画像を撮影することができ、この画像を解析することにより長手方向36の長さを測定することができる。
この状態でワーク5の像を撮影すると、その画像からテーパ部分の母線の長さを測定することができる。
このため、測定したい部分に応じた治工具を用意したり、また、治工具を設定する手間が省けるため、容易かつ迅速にワーク5の各部の寸法を計測することができる。
寸法測定装置1は、撮像装置2のほか、制御装置3、ディスプレイ6、及び入力装置4などを用いて構成されている。
入力装置4は、例えば、キーボードやマウスなどで構成され、ユーザが制御装置3を操作するためのコマンドなどが入力できるようになっている。
記憶装置は、例えば、ハードディスクなどの大容量の記憶媒体を備え、制御装置3を動作させるための基本的なプログラムであるOS(Operating System)や、撮像装置2を制御してワークの寸法測定を行う寸法測定プログラムなどが記憶されている。
なお、寸法測定は、例えば、画像を2値化してワークのエッジ(輪郭)を検出して、指定されたエッジ間の距離を計算することにより行い、このような画像処理による寸法測定は、従来の方法を用いることができる。
この方法は、撮像光軸35に対してワーク5を直交させたとき、撮像光軸35と垂直な同一平面内に存在することになるエッジを複数指定し、選択したエッジ間の距離が最大になる傾きにステージ22の傾斜角度を調節するものである。
ここでは、説明を簡単にするために、平板状のワーク5aを用いて説明する。ユーザは、ワーク5aの縦横の寸法を測定したいものとする。
ところで、2点間の寸法を測定したい場合は、2つ以上のエッジを用い、平面上の点の寸法を測定したい場合は同一直線上にない3つ以上のエッジを用いる。
ここでは、ワーク5aの縦横の寸法を測定したいので3つのエッジを用いることにする。
すると、制御装置3は、領域31、32、33において、ワーク5aのエッジ31a、32a、33aを画像処理にて認識する。
そして、制御装置3は、エッジ31a−32a間、エッジ32a−33a間、及びエッジ33a−31a間の距離が最大となるようにステージ22の傾斜角度を調節する。
このように、エッジの距離が最も大きくなるようにステージ22の傾きを調節するとワーク5aの縦横の長手方向が撮像光軸35と垂直になる。
この方法は、撮像光軸35に対してワーク5を直交させたとき、撮像光軸35と垂直な同一平面内に存在するエッジ上の点が最も鮮明になるようにステージ22の傾斜角度を調節するものである。
同様に、エッジ33aにカメラ21の焦点を合わせたままエッジ32aが最も鮮明になるようにステージ22の傾斜角度を調節すると、エッジ33a−32a間の辺と撮像光軸35が垂直になる。
例えば、ワーク5の全長を測定したい場合、制御装置3は、エッジ上の指定された点(例えば、点34a、以下a点と呼ぶ)にカメラ21の焦点を合わせたままステージ22を傾け、エッジ上の他の点(例えば、34bや34c、少なくとも1点あればよい、以下選択点と呼ぶ)の焦点が合うようにする(即ち、その点の画像が鮮明になるようにする)。
a点や選択点に焦点が合うと、ワーク5の全長と撮像光軸35が垂直になる。
このように、制御装置3の調節手段は、ワークの像の測定箇所の長さ方向のエッジ上の点が最も鮮明となるようにワークの保持姿勢を調節する。
この方法は、撮像側の逆方向からライト25によって光をあて、ワーク5が生ずる影の面積が最大になる傾きにステージ22の傾斜角度を調節するものである。
影に限らず、ワーク5とステージ22のコントラストに違いを与えて、撮像されたワーク5とステージ22の境界で囲まれた面積が最大になる傾きを探すことでも同様の効果を得ることができる。
このように、制御装置3の調節手段は、ワークの像の面積が最大となるようにワークの保持姿勢を調節する。
図6は、エッジ間の距離を用いてワーク5の寸法を測定する手順を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、制御装置3のCPUが寸法測定プログラムに従って行うものである。
まず、ユーザは、ワーク5をステージ22に設置し、カメラ21によるワーク5の画像をディスプレイ6で確認しながら、入力装置4を操作して、エッジを検出する箇所を複数(例えば2箇所)指定する。
次に、制御装置3は、x軸モータ23とy軸モータ24を高速回転させてステージ22の傾斜角度を粗調整する。
ステージ22の調整方法は各種存在するが、ここでは、ステージ22のx軸の周りの角度を調節した後、y軸の周りの角度を調節するものとする。なお、x軸の調節とy軸の調節を交互に行うように構成することもできる。
エッジ間の距離の変化が+方向(即ち、距離が増大する方向)であった場合(ステップ15;Y)、制御装置3は、ステップ10に戻ってステージ22の高速駆動を継続する。
制御装置3は、傾斜を開始してから経過した時間が所定時間未満である場合には、開始直後であると判断し、所定時間以上である場合は開始直後でないと判断する。
ここで、エッジ間距離のデータと傾斜角度の対応を一定時間分保存しておき、最もエッジ間距離が長くなる傾斜角度に戻す方法も可能である。
このようにして、y軸に関しての調整にて、エッジ間距離の変化が+方向でないと判断し(ステップ40;N)、ステージ22をエッジ間距離が最も長くなる傾斜角度に戻した場合(ステップ43)、ワーク5の長手方向が撮像光軸35と垂直になっているので、制御装置3は、ワーク5の像を撮像して寸法測定を行う(ステップ45)。
寸法箇所は、ステージ22の調整に用いたエッジ間の距離とすることもできるし、ユーザがエッジを指定するように構成することもできる。
以下の処理は、制御装置3のCPUが寸法測定プログラムに従って行うものである。
まず、ユーザは、ワーク5をステージ22に設置し、カメラ21によるワーク5の画像をディスプレイ6で確認しながら、入力装置4を操作して、ワーク5のエッジ上で任意の点をa点に指定する。
そして、制御装置3は、カメラ21のレンズ系を制御してa点に焦点を合わせる(ステップ110)。
更に、制御装置3は、a点が位置するエッジ上に選択点を設定する。選択点はユーザが指定してもよいし、自動的に選択するように構成してもよい。
次に、制御装置3は、x軸モータ23とy軸モータ24を高速回転させてステージ22の傾斜角度を粗調整する。
ステージ22の調整方法は各種存在するが、ここでは、ステージ22のx軸の周りの角度を調節した後、y軸の周りの角度を調節するものとする。
そして、制御装置3は、選択点が位置するエッジ画像が鮮明になるか否かを判断する(ステップ120)。
選択点のエッジが鮮明になる場合(ステップ120;Y)、制御装置3は、ステップ115に戻ってステージ22の高速駆動を継続する。
制御装置3は、開始直後であると判断した場合には(ステップ125;Y)、x軸モータ23の回転を逆転し、ステージ22の傾斜方向を反転する(ステップ130)。そして、制御装置3は、反転した方向についてステップ115〜ステップ125を行う。
ここで、エッジの鮮明度のデータと傾斜角度の対応を一定時間分保存しておき、最もエッジが鮮明となる傾斜角度に戻す方法も可能である。
このようにして、y軸に関しての調整が終了すると制御装置3は、ワーク5の像を撮像して寸法測定を行う(ステップ150)。
寸法箇所は、例えば、ユーザが指定したエッジ間の距離とすることができる。
以下の処理は、制御装置3のCPUが寸法測定プログラムに従って行うものである。
まず、ユーザは、ワーク5をステージ22に設置し、カメラ21によるワーク5の画像をディスプレイ6で確認しながら、入力装置4を操作して、カメラ21にワーク5の像を撮像させる。
そして、制御装置3は、ワーク5の画像を検出して監視を開始する。
ステージ22の調整方法は各種存在するが、ここでは、ステージ22のx軸の周りの角度を調節した後、y軸の周りの角度を調節するものとする。
面積が増加する場合(ステップ210;Y)、制御装置3は、ステップ205に戻ってステージ22の高速駆動を継続する。
制御装置3は、開始直後であると判断した場合には(ステップ215;Y)、x軸モータ23の回転を逆転し、ステージ22の傾斜方向を反転する(ステップ220)。そして、制御装置3は、反転した方向についてステップ205〜ステップ215を行う。
ここで、ワーク5の面積のデータと傾斜角度の対応を一定時間分保存しておき、最も面積が大きくなるときの傾斜角度に戻す方法も可能である。
このようにして、y軸に関しての調整が終了すると制御装置3は、ワーク5の像を撮像して寸法測定を行う(ステップ240)。
寸法箇所は、ステージ22の調整に用いたエッジ間の距離とすることもできるし、ユーザがエッジを指定するように構成することもできる。
図9は、寸法測定装置1を用いたワーク製造ライン50の構成の一例を示した図である。
切削加工機51は、例えば、棒材を切削加工してワーク5を製造する。切削加工機51は、NC旋盤などの工作機械によって構成されており、プログラムに従ってワーク5を自動的に製造する。
洗浄機53は、ワーク5に付着した切削液を洗浄する。洗浄機53が洗浄したワーク5は、自動搬送機により寸法測定装置1に搬送される。
寸法測定装置1は、搬送されてきたワーク5の寸法を測定し、その測定結果を制御部52に出力する。
ワーク回収かご55に回収されたワーク5は、製品に使用されるため、次の工程に送られる。
この寿命の判断は、ツールの送り量の補正(加工誤差により計算可能)が、補正を全く行わない場合に対して一定以上になった場合に寿命に達したと判断される。
また、切削加工機51がツール交換をしてからのワーク5の加工数を計数し、これが所定数に達した場合、ツール寿命に達したと判断するように構成することもできる。
なお、切削加工機51がツール交換機能を有していない場合は、制御部52に停止指令を送信して切削加工機51を停止させ、アラーム54を点灯させる。
制御部52は、寸法測定装置1から測定値を受信すると、これを用いて加工誤差を計算し、これによって切削加工機51のツール送り量を補正する。
また、寸法測定装置1からツール交換指令が送信されてきた場合、切削加工機51のツールを新しいものと交換する。
更に、寸法測定装置1から停止指令を受信すると、切削加工機51の動作を停止する。
以下の説明で寸法測定装置1が行う処理は、制御装置3が行うものである。
まず、切削加工機51が材料を切削加工し、ワーク5の加工を行う(ステップ305)。
加工されたワーク5は、自動搬送装置で洗浄機53に搬送され、洗浄機53がワーク5の洗浄を行う(ステップ310)。
寸法測定装置1は、ステージ22にワーク5が取り付けられると、ステージ22の傾きを設定し、ワーク5の画像を撮像してワーク5の寸法を測定する(ステップ315)。
制御部52は、測定値を受信すると、切削加工機51のツールの送り量を補正する(ステップ340)。
そして、切削加工機51は、補正済みのツール送り量にてワーク5の加工を継続する(ステップ305)。なお、寸法測定装置1で加工されたワーク5はワーク回収かご55に搬送される。
なお、この判断は、寸法測定装置1が切削加工機51に当該機能を有するか問い合わせてもよいし、あるいは、切削加工機51がツール交換機能を有しない旨を寸法測定装置1に設定しておいてもよい。
すると、制御部52がツール交換指令を受信し、切削加工機51のツール交換を行う(ステップ330)。
そして、上記製造工程により、ツールの摩耗度、寿命などについて補正量を通して検出することで、不良品の発生を抑制し、加工精度を向上させることができる。
また、これによって、作業者の測定スキルや切削加工機51の操作スキルなどによる加工精度のバラツキを抑制することも可能となる。
(1)ステージ22の傾きを調節することにより、ワーク5の測定箇所の長手方向を撮像光軸35に垂直にすることができる。
(2)ワーク5の像を画像処理することにより、ステージ22の傾きを自動調節することができる。
(3)ステージ22の傾斜角度が可変であるため、治工具でワーク5の角度を設定する必要がなく、治工具の交換、設置の手間を無くすことができる。
(4)治工具が必要ないため、治工具がワーク5の工作精度が測定結果に与える影響を抑制することができる。
(5)ワーク製造ライン50で、測定結果を解析・帰還させることにより、不良品の抑制、加工精度の向上を図ることができる。
(6)ワーク製造ライン50を用いることにより、作業者のスキルに依存せず、高い加工精度を維持することができる。
2 撮像装置
3 制御装置
4 入力装置
5 ワーク
6 ディスプレイ
21 カメラ
22 ステージ
23 x軸モータ
24 y軸モータ
25 ライト
26 枠部材
27 筐体
28 柱部材
29 梁部材
35 撮像光軸
36 長手方向
50 ワーク製造ライン
Claims (6)
- 光を透過する部材により構成された傾斜可能なワーク設置台により、ワークを保持姿勢が変更可能に保持する保持手段と、
前記ワーク設置台に保持したワークに光を照射する照射手段と、
前記照射した光による前記ワークの影を前記照射手段と対向する側からカメラで撮像する撮像手段と、
前記撮像したワークの画像に基づいて、前記ワーク設置台に保持したワークの測定箇所の長さ方向が前記カメラの撮像光軸に垂直になるように、前記ワーク設置台の傾斜角度を自動で調節することで、前記保持手段の保持姿勢を調節する調節手段と、
前記保持姿勢の調節後に撮像した画像によって前記ワークの寸法を測定する測定手段と、
を具備したことを特徴とする寸法測定装置。 - 前記調節手段は、前記カメラが検知している前記ワークの像を解析することにより、前記ワークの測定箇所の長さ方向が前記カメラの撮像光軸に垂直となるように、前記ワーク設置台による前記ワークの保持姿勢を調節することを特徴とする請求項1に記載の寸法測定装置。
- 前記調節手段は、前記ワークの像の測定箇所の長さ方向の2点のエッジの距離が最大となるように前記保持姿勢を調節することを特徴とする請求項2に記載の寸法測定装置。
- 前記調節手段は、前記ワークの像の測定箇所の長さ方向のエッジ上の点が最も鮮明となるように前記保持姿勢を調節することを特徴とする請求項2に記載の寸法測定装置。
- 前記調節手段は、前記ワークの像の面積が最大となるように前記保持姿勢を調節することを特徴とする請求項2に記載の寸法測定装置。
- ワークを工作機械で機械加工する加工ステップと、
前記機械加工したワークの寸法を請求項1から請求項5までのうちの何れか1の請求項に記載の寸法測定装置で測定する測定ステップと、
前記寸法測定装置による測定結果を用いて、ワークの加工寸法が所定の寸法となるように前記工作機械を調節する調節ステップと、
を備え、前記加工ステップは、前記調節ステップによる調節後の工作機械でワークを機械加工することを特徴とするワーク製造方法。
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