JP2016040531A - 加工工具の測定方法及び測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の軸まわりに回転させて使用される加工工具の刃先の輪郭形状を正確に計測する加工工具の測定方法及び当該測定方法に用いる測定装置を提供すること。
【解決手段】静止状態における加工工具31の先端刃部31bの輪郭形状を、比較的安価な構成により短時間で高精度に測定することができる。このような静止状態における計測条件を流用するならば、先端刃部31bが加工回転数で回転する場合の輪郭形状の計測が比較的容易になる。
【選択図】図1
【解決手段】静止状態における加工工具31の先端刃部31bの輪郭形状を、比較的安価な構成により短時間で高精度に測定することができる。このような静止状態における計測条件を流用するならば、先端刃部31bが加工回転数で回転する場合の輪郭形状の計測が比較的容易になる。
【選択図】図1
Description
本発明は、樹脂その他の材料を成形するための転写型における転写面等の加工に適する加工工具の測定方法及び測定装置に関する。
マシニングセンタ等のNC工作機械を用いて高精度加工する上で、加工工具の設置状態(例えば工具スピンドル回転軸に対する工具取付け軸の位置及び角度ズレ)、挙動(例えば工具刃先位置の変動)、及び工具刃先状態(例えば刃先形状)は、加工形状への誤差として現れるため、これらを把握することが重要である。このような加工工具の測定のため、様々な方式の公知の測定機が存在する。また、加工機上で測定することによって加工状態をより正確に測定することを可能にする機上計測という方法も知られている。ワークに対する加工精度を向上させるためには、加工機自体の動作及び位置決め精度を上げる方法もあるが、上記のような機上計測を用いて加工工具の動作について修正又は補正を行う方法が非常に有効である。
特許文献1には、工具ホルダーに設けた平面取りからなる基準面及び円柱面の半径方向の寸法から、基準面と円柱面との境界位置の角度を推定し、工具ホルダー(工具)の回転方向の位置決めを行うものが提案されている。
また、特許文献2には、予め撮像カメラを工具と正対したときに焦点が合うように配置し、工具を回転させながら連続撮影し、焦点が合った画像を正対位置の画像として合焦画像を合成し、工具の刃先の最外周部分を正確に取得し解析するものが提案されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、高精度な測定機と高精度な回転駆動機構とにより位置決めを行うため、比較的高価な構成となるという問題がある。また、接触式の測定機を使用した場合は、通常測定時間が長くなるという問題がある。
また、特許文献2の方法では、回転状態で測定するため、高倍率のレンズで刃先を分割撮像する場合には、画像毎に回転方向の位置を合わせることが困難である。また、正対したか否かの判断基準がコントラストであるため、刃先の観察面がテーパー状の場合には、その形状の影響を受けて測定誤差が生じやすくなるという問題がある。
本発明は、上記背景技術の問題に鑑みてなされたものであり、所定の軸まわりに回転させて使用される加工工具の先端刃部の輪郭形状を正確に計測する加工工具の測定方法及び当該測定方法に用いる測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る加工工具の測定方法は、所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、上記所定の軸の側方の一方から撮影した画像を解析することにより、先端刃部の輪郭形状を計測する加工工具の測定方法であって、先端刃部を上記所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して先端刃部の輪郭形状を取得する際に、静止状態で加工工具のシャンク部に設けた先端刃部との角度関係が既知の平面取り部に位置決め用の治具を当接させ、当該位置決め用の治具を所定の軸のまわりに回転させる回転機構により先端刃部を投影面積が最大となる正対位置へ回転させる。
上記測定方法では、静止状態における加工工具の先端刃部の輪郭形状を、比較的安価な構成で、短時間で高精度に測定することができる。このような静止状態における計測条件を流用するならば、先端刃部が加工回転数で回転する場合の輪郭形状の計測が比較的容易になる。なお、静止状態における加工工具の計測に際しては、平面取り部と加工工具のシャンク部に設けた先端刃部との角度が既知であり、かつ位置決め用の治具の回転機構により正対位置を予め設定可能であるため、当該平面取り部に位置決め用の治具を当接させるだけで正対位置における先端刃部の輪郭形状を簡単かつ正確に測定することができる。
本発明の具体的な側面によれば、上記測定方法において、位置決め用の治具は、バネに支持されて所定の軸に垂直な方向に付勢するようにシャンク部に当接する当接部を有する。この場合、静止状態で上記所定の軸に垂直な方向への安定した微小な付勢力を付与することができる。また、上記所定の軸に対する回転力を効率良く発生させることができる。
本発明の別の側面によれば、治具に変位検出器を設け、当該変位検出器の出力に基づいて当接部による付勢力を調節する。この場合、変位検出器の出力をフィードバックすることにより、安定した微小な付勢力を設定することができる。
本発明のさらに別の側面によれば、先端刃部の表裏の一方が他方に対して傾斜したテーパー状である。この場合、上述の測定方法を用いることにより、加工工具が正対したか否かの判断に際してコントラストを用いる必要がなくなるので、刃先要素の表裏の一方がテーパー状であっても誤差を低減できる。
本発明のさらに別の側面によれば、静止状態における先端刃部の輪郭形状を基準として加工回転数で回転する工具先端部の輪郭形状を測定する。この場合、加工回転数での工具軸振れ量等に起因する測定誤差を低減することができ、高精度の加工が可能になる。
上記目的を達成するため、本発明に係る加工工具の測定装置は、所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、上記所定の軸の側方の一方から撮影した画像を解析することにより、先端刃部の輪郭形状を取得する輪郭取得部と、先端刃部を上記所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して先端刃部の輪郭形状を取得する際に、静止状態で加工工具のシャンク部に設けた先端刃部との角度が既知の平面取り部に当接させる位置決め用の治具と、当該位置決め用の治具を介して、先端刃部の投影面積が最大となる正対位置へ回転させる回転機構とを備える。
上記測定装置では、静止状態における加工工具の先端刃部の輪郭形状を、比較的安価な構成で、短時間で高精度に測定することができる。このような静止状態における計測条件を流用するならば、先端刃部が加工回転数で回転する場合の輪郭形状の計測が比較的容易になる。
本発明の具体的な側面によれば、上記測定装置において、輪郭取得部は、静止状態における先端刃部の輪郭形状を基準として加工回転数で回転する先端刃部の輪郭形状を取得する。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る測定装置及び方法等について具体的に説明する。
図1に示すように、実施形態に係る測定方法を実施するための加工装置100は、定盤10と、X軸ステージ20と、YZ軸ステージ30と、加工部駆動制御装置40と、測定装置本体50と、位置決め装置61,62と、演算処理装置90とを備える。ここで、定盤10上には、ワークWを固定するワーク取付部11と、YZ軸ステージ30に組み付けられた加工工具31の刃先を測定するための測定装置本体50と、測定に際して加工工具31の刃先を位置決めする位置決め装置61,62とが載置され固定されている(図2参照)。なお、ワークWは、例えば成形型であり、加工装置100によって形状転写面Waが加工される。
X軸ステージ20は、定盤10上に固定されてYZ軸ステージ30を支持している。X軸ステージ20は、YZ軸ステージ30をX軸方向に進退移動させる案内機構を有し、加工部駆動制御装置40の制御下で動作している。
YZ軸ステージ30は、加工部駆動制御装置40の制御下で動作しており、加工工具31を固定して鉛直のZ軸に平行な軸AXのまわりに回転させるスピンドル部32を有する。YZ軸ステージ30は、X軸ステージ20と協働してスピンドル部32すなわち加工工具31をXYZ軸に沿って3次元的に移動させることができる。YZ軸ステージ30は、スピンドル部32の姿勢又は傾斜を調整することもできる。
なお、X軸ステージ20は、YZ軸ステージ30を例えばY方向に大きく変位させる機能も有し、加工中は、加工工具31をワーク取付部11の上方の加工位置に配置することができ、測定中は、加工工具31を測定装置本体50内の計測位置に配置することができる。
なお、X軸ステージ20は、YZ軸ステージ30を例えばY方向に大きく変位させる機能も有し、加工中は、加工工具31をワーク取付部11の上方の加工位置に配置することができ、測定中は、加工工具31を測定装置本体50内の計測位置に配置することができる。
加工部駆動制御装置40は、高精度の数値制御を可能にするものであり、X軸ステージ20及びYZ軸ステージ30に内蔵されたモーターや位置センサー等を演算処理装置90の制御下で駆動することによって、スピンドル部32や加工工具31を目的とする位置に適宜移動させる。
図2に示すように、測定装置本体50は、カメラ51と照明装置52とを備え、カメラ51と照明装置52とは、X軸方向に離間して配置され、これらの間に測定空間SMが形成されている。カメラ51と照明装置52とは、共通の台座50a上に固定され、この台座50a上には、一対の位置決め装置61,62も固定されている。両位置決め装置61,62は、上記測定空間SMを挟んで対向し、Y軸方向に互いに離間して配置されている。
図2及び図4に示すカメラ51は、画像取得用のセンサーであり、演算処理装置90の指示に従って所定のタイミングで動作し、工具先端部31aの撮影を行う。カメラ51による撮影又は観察は、工具先端部31aをその回転軸である軸AXに垂直な一方向(具体的には水平方向)から見たものとなっている。つまり、カメラ51による観察軸MXは、工具先端部31aを通ってX方向に平行に延び、軸AXに直交するものとなっている。カメラ51は、詳細を省略するが、レンズとイメージセンサーとを組み合わせたものであり、イメージセンサーとしては、CCDやCMOSが用いられ、可視光での撮影が行われる。カメラ51は、ズーミングによって所望の拡大率で対象を撮影することができ、撮影箇所をシフトさせることもできる。照明装置52は、工具先端部31aを照明することで、カメラ51によって取り込む画像が適度のコントラストを有し、取り込んだ画像に対するエッジ処理その他の画像処理が再現性を有して適切なものとなるようにしている。なお、照明装置52は、工具先端部31aを挟んでカメラ51の反対側に配置されるものに限らず、工具先端部31aに対してカメラ51側に配置されるものであってもよい。
図2及び図3に示す第1位置決め装置61は、静止状態の工具先端部31a(又は後述する先端刃部31b)を位置決めするための治具63と、治具63を支持して静止状態の工具先端部31aの姿勢を調整するための駆動機構64とを有する。治具63は、板状の本体部分63aと、加工工具31のシャンク部31cに設けた平面取り部31kに当接する当接部63bと、本体部分63aに支持されて当接部63bをシャンク部31c側に付勢する一対のバネ63cとを有する。本体部分63aと当接部63bとバネ63cとは、金属製の一体品である。当接部63bは、平板状の部材であり、外力が加えられない場合、本体部分63aに対して一定の間隔だけ離間した状態に保たれるが、Y軸方向に外力が加えられた場合、±Y方向に平行に微小変位する。当接部63bの表側の当接面63fは平坦であり、鉛直方向に平行に延びている。当接部63bがシャンク部31c側に付勢されると、当接面63fは平面取り部31kに密着する。なお、バネ63cは、本体部分63aに沿って往復するように延びており、適度な弾性が確保されるようになっている。これにより、スピンドル部32が加工工具31の回転を許容する状態に設定されている場合、当接部63bにならって加工工具31が回転する。つまり、治具63の回転姿勢に加工工具31の回転姿勢を追従させることができる。
駆動機構64は、位置決め駆動部70に駆動されて、治具63をY軸方向に進退させることができ、治具63のZ軸方向の高さ位置を調整することもできる。さらに、駆動機構64は、位置決め駆動部70(図1参照)に駆動されて、鉛直のZ軸のまわりの治具63の回転姿勢を調整することができ、当接部63bを工具先端部31aのシャンク部31cに当接させた状態で微小な揺動が可能になっている。これにより、工具先端部31aの回転姿勢の微調整が可能になる。つまり、駆動機構64は、工具先端部31aを回転させる軸AXのまわりに治具63を回転させる回転機構として機能する。
治具63に設けた当接部63bの近傍には、変位検出器である静電容量センサー66が取り付けられている。静電容量センサー(変位検出器)66は、位置決め駆動部70に駆動されて、当接部63bの位置を検出する。静電容量センサー66は、本体部分63aから例えば当接部63bまでの距離に応じた信号を出力する。位置決め駆動部70は、静電容量センサー66の出力を利用して駆動機構64の動作(つまり治具63の配置)を制御する。これにより、バネ63cによる当接部63bの平面取り部31kに対する付勢力が過度にならないように制御でき、当接部63bの平面取り部31kに対する付勢力が略一定に保たれるような制御も可能になる。
第2位置決め装置62は、第1位置決め装置61と同様の構造を有し、静止状態の工具先端部31a(又は後述する先端刃部31b)を位置決めするための治具63と、治具63を支持して静止状態の工具先端部31aの姿勢を調整するための駆動機構64とを有し、駆動機構64は回転機構を内蔵している。第2位置決め装置62の治具63及び駆動機構64の構造、機能等は、第1位置決め装置61のものと同様であるので説明を省略する。第2位置決め装置62を用いることで、工具先端部31aを正確に反転させることができる。つまり、第1位置決め装置61によって工具先端部31aを位置決めした場合、工具先端部31aの表側を計測でき、第2位置決め装置62によって工具先端部31aを位置決めした場合、工具先端部31aの裏側を計測できる。
図5(A)に示すように、加工工具31は一枚刃のボールエンドミルである。工具先端部31aの先端刃部31bは、三角板状の外形を有し、刃先31fと峰31gとを有する。刃先31fは、正面又は裏面から見て先端が湾曲したテーパー形状を有し、直線部31hと切れ刃31iとを含む。図5(A)では、先端刃部31bの回転角が0°で表側になっている場合が示され、図5(B)では、先端刃部31bの回転角が180°で裏側になっている場合が示されている。図からも明らかなように、先端刃部31bは、軸AXのまわりに反転させた表裏でその輪郭形状が軸AXを挟んで非対称となっている。したがって、本実施形態では、図5(A)に示す表側の刃先画像と、図5(B)に示す裏側の刃先画像とを取り込んで輪郭形状の計測や解析を行う。図5(C)に示すように、加工工具31を主軸である軸AXのまわりに回転させた輪郭は半球状ではなく端部が平坦なものとなっている。これは、刃先31fのR中心が軸AXから距離dだけ外れて配置されていることに起因する。本実施形態では、刃先31fのR中心が軸AXから外れて配置されることを許容しつつ、先端刃部31bを回転させた輪郭形状(回転形状とも呼ぶ)を正確に把握することで、目標とする形状の加工を可能にする。ただし、図5(A)及び5(B)に示す画像を検出しても、加工工具31を実際に回転動作させた場合、主軸である軸AXの振れや傾きが生じる場合があり、このような場合、先端刃部31bを回転させた輪郭形状を正確に把握できなくなる。図5(D)は、先端刃部31bが目標とする基準の加工回転数で回転している状態を想定している。この場合、主軸は、静止状態の軸AXから振れが生じて軸AX'にシフトしており、先端刃部31bも傾いている。図面では、変動後の軸AXの振れをaで示し、先端刃部31bの傾きによる幅増加をbで示している。この場合、先端刃部31bを回転させた輪郭形状は広がっており、これを基準として、回転する加工工具31を移動させて切削加工を行う際の軌跡を設定することが望ましい。
以上の測定装置本体50と位置決め装置61,62とは、演算処理装置90、加工部駆動制御装置40、及び位置決め駆動部70と組み合わされて、工具先端部31aの形状を測定するための測定装置150として機能する。
図6(A)は、工具先端部31aの先端刃部31bがカメラ51に対して軸AXのまわりに若干回転して傾いた静止状態を示しており、図6(B)は、工具先端部31aの先端刃部31bがカメラ51に対して正対した静止状態を示している。このように、先端刃部31bの面積(投影面積ともいう)は、カメラ51に正対した状態で最も大きくなり、この状態で先端刃部31bを撮影するならば、先端刃部31bの回転角が0°で表側になっている状態(図5(A))をより正確に撮影することができ、同様にして、先端刃部31bの回転角が180°で裏側になっている状態(図5(B))もより正確に撮影することができる。
図6(C)は、先端刃部31bを横方向から見た図であり、表面31sが上方に対応するZ軸に平行な鉛直方向に延びるのに対し、裏面31rが上方に対応するZ軸に平行な鉛直方向に対して僅かに傾斜した方向に延びている。つまり、先端刃部31bの表裏の一方が他方に対して傾斜したテーパー状となっている。この場合、表面31sで輪郭形状の測定や判断が容易であっても、裏面31rについては、輪郭形状の計測や判別が容易でなくなる事態も生じやすい。
図6(D)は、加工工具31を工具先端部31a側から観察した状態を説明する図である。先端刃部31bの表面31sや裏面31rは、シャンク部31cの平面取り部31kに対して直交する方向に延びており、表面31sの平面取り部31kに対する角度θは、略90°となっている。角度θは、既知であればよく、治具63の回転可能な角度範囲にもよるが、正確に90°である必要はない。
図6(C)は、先端刃部31bを横方向から見た図であり、表面31sが上方に対応するZ軸に平行な鉛直方向に延びるのに対し、裏面31rが上方に対応するZ軸に平行な鉛直方向に対して僅かに傾斜した方向に延びている。つまり、先端刃部31bの表裏の一方が他方に対して傾斜したテーパー状となっている。この場合、表面31sで輪郭形状の測定や判断が容易であっても、裏面31rについては、輪郭形状の計測や判別が容易でなくなる事態も生じやすい。
図6(D)は、加工工具31を工具先端部31a側から観察した状態を説明する図である。先端刃部31bの表面31sや裏面31rは、シャンク部31cの平面取り部31kに対して直交する方向に延びており、表面31sの平面取り部31kに対する角度θは、略90°となっている。角度θは、既知であればよく、治具63の回転可能な角度範囲にもよるが、正確に90°である必要はない。
図1に戻って、演算処理装置90は、コンピューターであり、加工部駆動制御装置40を介してYZ軸ステージ30等による加工動作を制御するとともに、測定装置本体50や位置決め装置61,62を利用した加工工具31の刃先形状の測定を可能にする。演算処理装置90は、YZ軸ステージ30等による加工動作を制御する場合、加工工具31の先端に設けられている先端刃部31bの形状を把握して、加工工具31を移動させる軌跡を設定する。つまり、演算処理装置90は、予め静止状態の先端刃部31bを計測して計測条件を適正化し、その後に先端刃部31bを実際に回転させた輪郭形状(回転形状)を計測する。このようにして得た回転体として先端刃部31bの輪郭形状に基づいて、先端刃部31bを移動させるべき軌跡を決定し、ワーク取付部11に固定されたワークW上に所望の形状転写面Waを形成することができる。
図7等を参照して、先端刃部31bの形状測定について説明する。なお、図1等に示す測定対象の加工工具31は、予めスピンドル部32に取り付けられて加工セッティング状態となっているが、加工装置100での形状測定、すなわち機上測定が可能になっている。
最初に、図8(A)及び図9(A)に示すように、先端刃部31bの第1面側(表側)がカメラ51に向くように、加工工具31を大まかに配置する(ステップS11)。すなわち、YZ軸ステージ30(又はスピンドル部32)を+Y方向に移動させることにより加工工具31を測定装置本体50内の計測位置に配置する。そして、加工工具31を適宜回転させ、先端刃部31bの表面31sが概ねカメラ51に向くように仮決めする。この際、演算処理装置90のディスプレイに表示されるカメラ51によるモニタ画像を利用して先端刃部31bの回転位置を確認し、修正することができる。
次に、図9(B)に示すように、図1の演算処理装置90は、位置決め駆動部70を介して第1位置決め装置61を動作させ、治具63を測定空間SM側つまり−Y側に前進させることにより、治具63の当接部63bを加工工具31のシャンク部31cに弾性的に当接させ、図8(B)及び図9(C)に示すように、先端刃部31bの表面31sがカメラ51に向くように暫定的な位置決めを行う(ステップS12)。この際、当接部63bのシャンク部31cに対する付勢力又は押圧力が過度にならないように、静電容量センサー66よって治具63の突出量を監視する。
次に、演算処理装置90は、カメラ51によって撮影した静止状態の先端刃部31bの画像を演算処理装置90に取り込んでメモリー91に保存するとともに、所定の画像処理を行ってエッジデータを抽出する(ステップS13)。エッジ抽出に際しては、公知の画像処理技術を用いることができ、所定の基準で輪郭エッジの抽出が行われ、或いは所定の閾値で2値化処理が行われる。以上の処理により、工具先端部31a又は先端刃部31bの画像と、この画像を輪郭化した線データその他の輪郭情報とが得られ、この情報はメモリー91に保管される。この際、カメラ51のフォーカシング状態もチェックされ、計測条件の一部としてメモリー91に保管される。
次に、演算処理装置90は、ステップS13で得た輪郭情報に基づいて静止状態の先端刃部31bの面積を評価する(ステップS14)。輪郭情報に例えば線データが含まれる場合、線データに囲まれた領域の面積で判断することが考えられる。この際、先端刃部31bの先端から軸AX方向に一定距離の端部のみを面積評価の対象とすることができる。さらに、先端刃部31bの先端から軸AX方向に一定距離の線分の長さ(横幅)をもって面積に相当する値として評価に利用することもできる。
次に、演算処理装置90は、ステップS14で得た先端刃部31bの面積が最大と認められるか否かを判断する(ステップS15)。この場合、直前のステップS13で得た先端刃部31bの面積が最大と認められる場合に限らず、これまでに評価した面積から最大値が得られているか否かを判断する。例えば、これまでに評価した面積が徐々に増加してピークを越えたと判断した場合、カメラ51で観察される先端刃部31bの面積が最大となって、先端刃部31bが表側でカメラ51に正対したと考える。この場合、先端刃部31bの表面31sは、観察軸MX又はX軸に直交した状態となっている。
次に、図9(D)に示すように、演算処理装置90は、位置決め駆動部70を介して駆動機構64を動作させ、治具63のZ軸のまわりの角度を修正する(ステップS16)。この際、治具63を回転させる方向及び角度は、特定の方向に一定の微小角度単位とする。なお、直前のループのステップS13で得た先端刃部31bの面積がその前のループのステップS13で得た先端刃部31bの面積よりも小さい場合、治具63を微小角度回転させる方向を反転させるといった処理も可能である。
以上のステップS13〜S16は、先端刃部31bの面積が最大となる条件が見つかるまで繰り返される。その際、ステップS13で得た表面31sの画像は、メモリー91に徐々に蓄積される。面積が最大の画像や輪郭情報にはタグが付される。ステップS15で先端刃部31bの最大面積を確認してステップS13〜S16のループから出る際には、第1位置決め装置61の治具63を測定空間SMから後退させる。
なお、以上では、先端刃部31bの表側の面積が最大となるような探索を行うことが前提であったが、予め治具63の回転角度範囲を定め、その範囲内で所定の微小角度刻みで治具63を回転させるといった手法も可能である。
先端刃部31bの面積が最大となるような探索は、手動で行うこともでき、この場合、カメラ51で取得した画像を目視しつつ面積が最大となったと思われる状態で画像を取り込むこともできる。
なお、以上では、先端刃部31bの表側の面積が最大となるような探索を行うことが前提であったが、予め治具63の回転角度範囲を定め、その範囲内で所定の微小角度刻みで治具63を回転させるといった手法も可能である。
先端刃部31bの面積が最大となるような探索は、手動で行うこともでき、この場合、カメラ51で取得した画像を目視しつつ面積が最大となったと思われる状態で画像を取り込むこともできる。
次に、図8(C)に示すように、先端刃部31bの第2面側(裏側)がカメラ51に向くように、加工工具31を大まかに配置する(ステップS21)。つまり、加工工具31を適宜回転させ、先端刃部31bの裏面31rが概ねカメラ51に向くように仮決めする。
次に、演算処理装置90は、位置決め駆動部70を介して第2位置決め装置62を動作させ、治具63を測定空間SM側つまり+Y側に前進させることにより、治具63の当接部63bを加工工具31のシャンク部31cに弾性的に当接させ、図8(D)に示すように、先端刃部31bの裏面31rがカメラ51に向くように角度の調整を行(ステップS22〜S26)。つまり、裏面31rがカメラ51に向くように角度の暫定的な調整を行う。
次に、カメラ51によって静止状態の先端刃部31bの画像を撮影しメモリー91に保存するとともに、所定の画像処理を行ってエッジデータを抽出する(ステップS23)。その後、ステップS23で得た輪郭情報に基づいて静止状態の先端刃部31bの面積を評価し(ステップS24)、ステップS24で得た先端刃部31bの面積が最大と認められるか否かを判断する(ステップS25)。次に、治具63のZ軸のまわりの角度を修正する(ステップS26)。
以上のステップS23〜S26は、先端刃部31bの面積が最大となる条件が見つかるまで繰り返される。その際、ステップS23で得た裏面31rの画像は、メモリー91に徐々に蓄積される。面積が最大の画像や輪郭情報にはタグが付される。ステップS25で先端刃部31bの最大面積を確認してステップS23〜S26のループから出る際には、第2位置決め装置62の治具63を測定空間SMから後退させる。
なお、以上では、先端刃部31bの裏側の面積が最大となるような探索を行っているが、予め治具63の回転角度範囲を定め、その範囲内で所定の微小角度刻みで治具63を回転させるといった手法も可能である。
以上のステップS23〜S26は、先端刃部31bの面積が最大となる条件が見つかるまで繰り返される。その際、ステップS23で得た裏面31rの画像は、メモリー91に徐々に蓄積される。面積が最大の画像や輪郭情報にはタグが付される。ステップS25で先端刃部31bの最大面積を確認してステップS23〜S26のループから出る際には、第2位置決め装置62の治具63を測定空間SMから後退させる。
なお、以上では、先端刃部31bの裏側の面積が最大となるような探索を行っているが、予め治具63の回転角度範囲を定め、その範囲内で所定の微小角度刻みで治具63を回転させるといった手法も可能である。
次に、演算処理装置90は、繰り返されるステップS13,S23のいずれかで得た正対状態での輪郭情報や計測条件に基づいて、先端刃部31bを回転させながら輪郭形状を計測するための計測条件の設定を行う(ステップS31)。この際、画像を取得するエリアやズーミングの程度設定され、エッジ検出の閾値等が調整される。これにより、回転体としての工具先端部31a又は先端刃部31bの画像や輪郭形状の取得が容易でより正確なものとなる。
その後、演算処理装置90は、加工部駆動制御装置40を介してYZ軸ステージ30等に支持されたスピンドル部32を動作させ、加工工具31を加工時と同様の回転速度(つまり加工回転数)で回転させる(ステップS32)。
次に、演算処理装置90は、カメラ51によって回転する刃先要素31bの連続画像を撮影し、この画像を演算処理装置90に取り込んでメモリー91に保存するとともに、所定の画像処理を行ってエッジデータを抽出する(ステップS33)。エッジ抽出に際しては、制止撮影の場合(ステップS13)と同様に、公知の画像処理技術を用いることができる。回転する刃先要素31bの輪郭を計測する所謂残像方式は、計測条件の設定が容易でないが、ステップS13,S23で得た正対状態での輪郭情報や計測条件を活用することで、高い信頼性と精度を有する計測が可能になる。
最後に、演算処理装置90は、ステップS33で取得した加工工具31の輪郭形状をメモリー91に保管するとともに出力する。
以上では、加工工具31に対する初回の測定を前提としたが、加工工具31に対する2回目以降の測定では、位置決め装置61,62の動作を位置決め駆動部70、演算処理装置90等に記憶させておき、ステップS13〜S16やS23〜S26を簡潔化できる。つまり、先端刃部31bについて最大面積を得た治具63の姿勢を記憶して再現させ当接させればよい。治具63による先端刃部31bの回転位置の調整精度の再現性は高いと考えられることによる。
なお、以上では、エッジ抽出ついて詳細な説明を省略したが、エッジ抽出に際して予め解析領域を設定して処理の確実性や精度を向上させることができる。エッジ抽出の解析領域については、解析領域毎に解析条件を設定することもできる。ここで、解析条件には、エッジ検出閾値の上限値及び又は下限値を含むグレースケール閾値が含まれる。その他のものとして、データフィルター、異常点除去パラメーター等が含まれる。グレースケール閾値については、エッジ検出閾値の上限値及び又は下限値を設定し、データフィルターでは、平滑化フィルターによってノイズ除去を行い、併せて勾配の強度検出を行うこともできる。
図10を参照して、加工方法の概要について説明する。まず、目標とする面形状の読み込みを行う(ステップS1)。この面形状は、ワークWから光学素子の成形型を作製する場合、光学素子の光学面形状に相当するものとなる。次に、加工工具31をYZ軸ステージ30のスピンドル部32にセットする(ステップS2)。その後、スピンドル部32をYZ軸ステージ30とともにX軸ステージ20に沿って+Y方向に大きく移動させることにより加工工具31を測定装置本体50内の計測位置に配置し、工具先端部31aの形状測定を行う(ステップS3)。この際、図5で説明したように、工具先端部31aを加工回転数で回転させた輪郭形状(回転形状)が測定される。次に、加工工具31又は工具先端部31aを移動させる軌跡のデータを作成する(ステップS4)。この際、工具先端部31aを回転させた輪郭形状を移動させた軌跡の最外縁が目標とする転写面形状になるようにする。次に、ワークWを定盤10のワーク取付部11にセットする(ステップS5)。その後、スピンドル部32をYZ軸ステージ30とともに−Y方向に適宜動作させることにより、加工工具31を測定装置本体50内の加工位置に戻し、加工工具31によってワークWに対する実加工を行う(ステップS6)。この際、スピンドル部32に固定された加工工具31を軸AXのまわりに高速で回転させつつ、ステップS4で得た軌跡のデータに従ってX軸ステージ20及びYZ軸ステージ30を動作させ、スピンドル部32とともに加工工具31を既定の軌跡に従って移動させる。これにより、ワークW上に形状転写面Waが形成される。その後、ワークWの形状転写面Waの面形状を計測し誤差を評価する(ステップS7)。次に、ステップS4で作成した加工工具31を移動させる軌跡データを修正する(ステップS8)。次に、ワークWを定盤10のワーク取付部11に再度セットする(ステップS9)。最後に、ステップS8で修正された軌跡データに基づいてYZ軸ステージ30を適宜動作させ、ワークWに対する実加工を再度行う(ステップS10)。
以上では、形状転写面Waの計測やワークWの再加工を一度で終えているが、これらを複数回繰り返すこともできる。また、加工工具31の計測は、ワークWの加工毎に行うこともできるが、所定枚数のワークWの加工毎に行う設定とすることもできる。
本実施形態の測定装置150では、静止状態における加工工具31の先端刃部31bの輪郭形状を、比較的安価な構成により短時間で高精度に測定することができる。このような静止状態における計測条件を流用するならば、先端刃部31bが加工回転数で回転する場合の輪郭形状の計測が比較的容易になる。
以上、実施形態に係る測定装置や測定方法について説明したが、本発明に係る測定装置又は方法は、上記のものには限られない。
上記実施形態では、工具先端部31aを加工回転数で回転させた輪郭形状(回転形状)を測定して加工工具31の軌跡を決定しているが、上記輪郭形状に基づいて軸AXの振れや工具先端部31aの傾きを算出し、工具先端部31aの姿勢修正にフィードバックすることもできる。
上記実施形態では、工具先端部31aを加工回転数で回転させた輪郭形状(回転形状)を測定して加工工具31の軌跡を決定しているが、ステップS13,23で得たエッジデータに基づいて輪郭形状(回転形状)を計算することもできる。
10…定盤、 11…ワーク取付部、 20…X軸ステージ、 30…YZステージ、 31…加工工具、 31a…工具先端部、 31b…先端刃部、 31c…シャンク部、 31k…平面取り部、 31r…裏面、 31s…表面、 32…スピンドル部、 40…加工部駆動制御装置、 50…測定装置本体、 51…カメラ、 52…照明装置、 61,62…位置決め装置、 63…治具、 63a…本体部分、 63b…当接部、 63c…バネ、 63f…当接面、 64…駆動機構、 66…静電容量センサー、 70…駆動部、 90…演算処理装置、 91…メモリー、 100…加工装置、 150…測定装置、 AX…軸、 MX…観察軸、 SM…測定空間、 W…ワーク、 Wa…形状転写面
Claims (7)
- 所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、前記所定の軸の側方の一方から撮影した画像を解析することにより、先端刃部の輪郭形状を計測する加工工具の測定方法であって、
前記先端刃部を前記所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して前記先端刃部の輪郭形状を取得する際に、静止状態で加工工具のシャンク部に設けた前記先端刃部との角度関係が既知の平面取り部に位置決め用の治具を当接させ、当該位置決め用の治具を前記所定の軸のまわりに回転させる回転機構により前記先端刃部を投影面積が最大となる正対位置へ回転させることを特徴とする加工工具の測定方法。 - 前記位置決め用の治具は、バネに支持されて前記所定の軸に垂直な方向に付勢するように前記シャンク部に当接する当接部を有することを特徴とする請求項1に記載の加工工具の測定方法。
- 前記治具に変位検出器を設け、当該変位検出器の出力に基づいて前記当接部による付勢力を調節することを特徴とする請求項2に記載の加工工具の測定方法。
- 前記先端刃部の表裏の一方が他方に対して傾斜したテーパー状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の加工工具の測定方法。
- 前記静止状態における前記先端刃部の輪郭形状を基準として加工回転数で回転する先端刃部の輪郭形状を測定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の加工工具の測定方法。
- 所定の軸のまわりに回転させて使用される加工工具について、前記所定の軸の側方の一方から撮影した画像を解析することにより、先端刃部の輪郭形状を取得する輪郭取得部と、
前記先端刃部を前記所定の軸のまわりに反転させた表裏に関して前記先端刃部の輪郭形状を取得する際に、静止状態で加工工具のシャンク部に設けた前記先端刃部との角度関係が既知の平面取り部に当接させる位置決め用の治具と、
前記位置決め用の治具を介して、前記先端刃部を投影面積が最大となる正対位置へ回転させる回転機構とを
備える加工工具の測定装置。 - 前記輪郭取得部は、前記静止状態における前記先端刃部の輪郭形状を基準として加工回転数で回転する先端刃部の輪郭形状を取得することを特徴とする請求項6に記載の加工工具の測定装置。
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