JP6224962B2 - 断熱パネル - Google Patents

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Description

本発明は、真空断熱材の真空空間を傷付けることなく切断等が可能な断熱パネルに関する。
従来、パネル面に沿って配された真空断熱材と、真空断熱材を覆う被覆部とを含む断熱パネルが提案されている。真空断熱材は、例えば、断熱性を有する芯材と、芯材を真空状態で封止する一対のシート材とを含んで構成されている。このような真空断熱材は、小さな厚さで高い断熱性能を有している。従って、真空断熱材を含む断熱パネルは、小さな厚さで高い断熱性能を発揮しうる。
特開2006−194258号公報
芯材が封止された真空空間は、例えば、シート材の損傷等によって真空度を維持できなくなると、断熱性能が大幅に低下する。このため、断熱パネルにビスを打つ、又は、断熱パネルを切断するには、真空空間を傷付けずに、真空断熱材を切断する必要がある。
しかしながら、上述の断熱パネルでは、真空断熱材が被覆部で覆われているため、真空空間の位置を外部から特定することができない。このため、上記のような断熱パネルでは、例えば、施工現場等において、真空空間を傷付けることなく、必要な大きさに切断するのが難しいという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、真空空間を傷付けることなく、容易に切断等が可能な断熱パネルを提供することを主たる目的としている。
本発明は、断熱パネルであって、パネル面に沿って配された真空断熱材と、前記真空断熱材を覆う被覆部とを含み、前記真空断熱材は、互いに独立して複数の領域に配された真空空間と、前記複数の真空空間の間を互いに連ねる連結部とを含んでおり、前記被覆部の少なくとも一方の外面には、前記連結部の位置を示す目印部が設けられており、前記被覆部は、建物の壁に固着される側の外面に、上下方向にのびる縦凹溝と、パネル幅方向にのびる横凹溝とを含む凹溝が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る前記断熱パネルにおいて、前記目印部は、前記真空空間を傷付けずに前記連結部で断熱パネルを切断しうる位置に設けられた第1目印部を含んでいるのが望ましい。
本発明に係る前記断熱パネルにおいて、前記目印部は、前記真空空間を傷付けずに前記連結部上で断熱パネルにビス又は釘を含む固着具を打つことができる位置に設けられた第2目印部を含んでいるのが望ましい。
本発明に係る前記断熱パネルにおいて、前記被覆部は、前記真空断熱材の一方側に配された第1被覆パネルと、前記真空断熱材の他方側に配された第2被覆パネルとを有し、前記第1被覆パネル又は前記第2被覆パネルの少なくとも一方は、前記真空断熱材側を向く内側面に、パネル厚さ方向で突出する凸部と、パネル厚さ方向で凹む凹部とが交互に並べられた凹凸部が設けられているのが望ましい。
本発明に係る前記断熱パネルにおいて、前記凹凸部の横断面の輪郭線は、台形波状、三角波状、矩形波状、又は、正弦波状であるのが望ましい。
本発明に係る前記断熱パネルにおいて、前記第1被覆パネルは、発泡樹脂系断熱材であるのが望ましい。
本発明に係る前記断熱パネルにおいて、前記第2被覆パネルは、石膏ボードであるのが望ましい。
本発明に係る前記断熱パネルは、建物の室内側から既存の壁に固着される断熱リフォーム用であるのが望ましい。
本発明の断熱パネルは、パネル面に沿って配された真空断熱材と、真空断熱材を覆う被覆部とを含んでいる。真空断熱材は、互いに独立して複数の領域に配された真空空間と、複数の真空空間の間を互いに連ねる連結部とを含んでいる。このような真空断熱材は、例えば、一つの真空空間が損傷しても、他の真空空間の断熱性能には影響しない。このため、断熱パネルは、断熱性能の低下を最小限に抑えることができる。
被覆部の少なくとも一方の外面には、連結部の位置を示す目印部が設けられている。これにより、断熱パネルは、例えば、目印部に沿って切断されることにより、真空空間を傷付けることなく、真空断熱材が連結部に沿って切断される。従って、本発明の断熱パネルは、施工現場等において、必要な大きさに容易に切断することができる。
本実施形態の断熱パネルの一例を示す分解斜視図である。 断熱パネルの一方側から見た斜視図である。 断熱パネルの他方側から見た斜視図である。 真空断熱材を示す斜視図である。 図3の部分正面図である。 図3のA−A断面図 図6の断熱パネルの分解断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本実施形態の断熱パネルは、例えば、一般的な住宅やビル等の建物の断熱リフォームに用いられる。また、断熱パネルは、建物の室内側から既存の壁に固着される。図1は、本実施形態の断熱パネル1の一例を示す分解斜視図である。図2は、断熱パネル1の一方側から見た斜視図、図3は、断熱パネル1の他方側から見た斜視図である。
断熱パネル1は、パネル面に沿って配された真空断熱材2と、真空断熱材2を覆う被覆部3とを含んで構成されている。本実施形態の断熱パネル1には、2つの真空断熱材2、2が、左右に並べて配置されている。
図4は、真空断熱材2を示す斜視図である。本実施形態の各真空断熱材2は、断熱性を有する複数の芯材5と、該芯材5を密閉する一対のシート材6、6とを含んで構成されている。
本実施形態の各芯材5は、側面視において、略矩形の板状に形成されている。芯材5としては、断熱性及び耐久性の優れるものであれば、特に限定されないが、例えば、グラスウール、又は、シリカ粉末等から形成されるのが望ましい。
一対のシート材6、6は、例えば、保護層、ガスバリア層、及び、熱溶着層を有するラミネートフィルムから構成されている。これらの一対のシート材6、6の表面積は、全ての芯材5の表面積の合計よりも大に設定されている。
このようなシート材6、6は、等間隔に離間して配置された複数の芯材5を、両側面から挟み込んで真空包装する。これにより、真空断熱材2は、互いに独立して複数の領域に配された真空空間9と、複数の真空空間9の間を互いに連ねる連結部10とを含んで形成される。
本実施形態の真空空間9は、碁盤の目状に配置されている。また、連結部10は、真空空間9を囲むように、格子状に形成されている。なお、連結部10は、真空断熱材2の外周に形成される縁部10aが含まれている。
このような真空断熱材2は、真空空間9の真空度が維持されることにより、気体の熱伝導率を効果的に低下させることができる。従って、真空断熱材2は、小さな厚さで、高い断熱性能を発揮することができる。また、本実施形態の真空断熱材2には、複数の真空空間9が含まれている。このため、例えば、一つの真空空間9が損傷しても、他の真空空間9の断熱性能に影響しない。従って、本実施形態の真空断熱材2は、真空空間9の損傷による断熱性能の低下を、最小限に抑えることができる。また、連結部10では、シート材6、6が互いに密着している。このため、真空断熱材2は、例えば、連結部10が切断されても、真空空間9の真空度を維持することができる。
なお、真空空間9の一辺の長さL1、及び、隣り合う真空空間9の離間距離D1については、適宜設定することができる。本実施形態では、例えば、一辺の長さL1が50mm〜225mm程度、離間距離D1が10mm〜30mm程度に設定されている。
図1〜図3に示されるように、被覆部3は、真空断熱材2の一方側S1に配された第1被覆パネル11と、真空断熱材2の他方側S2に配された第2被覆パネル12とを含んで構成されている。これらの第1被覆パネル11及び第2被覆パネル12は、真空断熱材2を両側から挟み込んで、例えば、接着剤等で互いに固着されている。また、本実施形態では、図3に示されるように、第1被覆パネル11の外面11oが、接着剤7又は固着具8によって、既存の壁14に固着される。
図1〜図3に示されるように、第1被覆パネル11及び第2被覆パネル12は、側面視において、縦長矩形に形成された板状体として構成されている。また、第1被覆パネル11及び第2被覆パネル12は、それぞれのパネル面の表面積が、一対の真空断熱材2、2の表面積の合計よりも大に設定されている。このような第1被覆パネル11及び第2被覆パネル12は、一対の真空断熱材2、2を左右に並べた状態において、一対の真空断熱材2、2の一方側S1、及び、他方側S2を完全に覆うことができる。従って、第1被覆パネル11及び第2被覆パネル12は、真空断熱材2の真空空間9の損傷を防ぐことができる。
本実施形態の第1被覆パネル11は、発泡樹脂系断熱材で形成されている。このような第1被覆パネル11は、断熱パネル1の断熱性能を高めつつ、真空断熱材2を外部の衝撃から守ることができる。なお、発泡樹脂系断熱材としては、特に限定されないが、例えば、耐熱性及び耐衝撃性に優れるポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム、又は、フェノールフォーム等の板状体が採用されるのが望ましい。
本実施形態の第2被覆パネル12は、石膏ボードからなる。このような第2被覆パネル12は、断熱パネル1の変形を防ぐことができるため、真空断熱材2の真空空間9の損傷を効果的に防ぐことができる。また、第2被覆パネル12は、建物の室内側に配置される。さらに、第2被覆パネル12の外面12oには、壁紙等が貼り付けられる。
そして、図3に示されるように、被覆部3の少なくとも一方の外面3oには、連結部10(図4に示す)の位置を示す目印部15が設けられている。本実施形態の目印部15は、第2被覆パネル12の外面12oにのみ設けられている。また、目印部15は、第1目印部16と第2目印部17とを含んでいる。ここで、「連結部10の位置を示す」とは、目印部15のパネル厚さ方向内側に、連結部10が配置される位置を示すことを意味している。
図5は、図3の部分断面図である。図3及び図5に示されるように、本実施形態の第1目印部16は、真空断熱材2の連結部10に沿って格子状に印字されている。従って、断熱パネル1は、例えば、第1目印部16に沿って断熱パネル1が切断されることにより、真空空間9を傷付けることなく、連結部10に沿って、真空断熱材2を切断することができる。従って、本発明の断熱パネル1は、真空断熱材2の断熱性能の低下を防ぎつつ、施工現場等において、断熱パネル1を必要な大きさに、容易に切断することができる。これにより、本実施形態では、図3に示されるように、例えば、既存の壁14に設けられる窓18の高さに合わせて、断熱パネル1を容易に切断することができる。なお、断熱パネル1の切断面には、例えば、真空断熱材2(図1に示す)の露出を防ぐカバー部材19が配置されるのが望ましい。また、カバー部材19は、断熱性を有するのが望ましい。
第1目印部16は、真空断熱材2の全ての連結部10に沿って格子状に印字されるのが望ましい。これにより、本実施形態では、真空空間9を傷付けることなく、断熱パネル1を、第1目印部16に沿った任意の形状に切断することができる。従って、本実施形態の断熱パネル1は、施工性を向上しうる。
本実施形態では、第1目印部16が直線状に印字されているが、例えば、破線状に印字されてもよい。第1目印部16の線の太さについては、適宜設定することができるが、真空空間9の離間距離D1(図4に示す)、即ち、真空断熱材2の連結部10の太さよりも小さいのが望ましい。これにより、本実施形態では、第1目印部16に沿って断熱パネル1を切断する際に、真空空間9が傷つくのを抑制することができる。
第2目印部17は、断熱パネル1を既存の壁14に固着するためのビス又は釘を含む固着具8(図3に示す)を打つことができる位置を示すものである。本実施形態の第2目印部17は、固着具(本実施形態では、ビス)8が打たれる位置毎に、一つのドット(点)で印字されている。また、第2目印部17は、真空断熱材2の連結部10(本実施形態では、縁部10a)に沿って配置されている。これにより、断熱パネル1は、例えば、第2目印部17に固着具8が打たれることにより、真空空間9を傷付けることなく、連結部10上に固着具8を打つことができる。従って、断熱パネル1は、真空断熱材2の断熱性能の低下を防ぎつつ、既存の壁14に固着することができる。
第2目印部17は、既存の壁14に固着するのに必要な固着具8の本数に基づいて、隣り合う第2目印部17と、一定の距離L2(図3に示す)を隔てて配置されるのが望ましい。さらに、連結部10とは異なる位置に印字された固着具固定用の目印部20も、第2目印部17とともに、距離L2で印字されるのが望ましい。これにより、本実施形態では、断熱パネル1を固着するのに必要な固着具8のピッチを、標準化することができ、施工現場での採寸も不要となるため、施工を省力化することができる。
本実施形態の目印部15は、被覆部3の外面3oに、例えば、インク等を用いて印字されている。なお、目印部15は、インクで印字される他に、被覆部3の外面3oに刻印されてもよい。このような目印部15は、被覆部3の外面3oへの摩擦等によって、消滅するのを防ぐことができる。また、本実施形態の目印部15は、第2被覆パネル12の外面12oに貼り付けられる壁紙によって目隠しされるため、室内の美観を損ねることもない。
図6は、図3のA−A断面図、図7は、図6の分解断面図である。第1被覆パネル11又は第2被覆パネル12の少なくとも一方は、真空断熱材2側を向く内側面に、凸部26aと凹部26bとが交互に並べられた凹凸部26が設けられるのが望ましい。
本実施形態の凹凸部26は、第1被覆パネル11の内側面11iに設けられている。また、凹凸部26は、第1被覆パネル11の左右に距離を隔てて2つ設けられている。また、図1に示されるように、凹凸部26は、真空断熱材2を格納可能な大きさに形成されている。
図6及び図7に示されるように、凸部26aは、内側面11iにおいて、真空断熱材2に向かって、パネル厚さ方向で突出している。また、凹部26bは、凸部26aに対して、パネル厚さ方向で凹んでいる。これらの凸部26a及び凹部26bは、断熱パネル1の横方向又は/及び縦方向において、交互に設けられている。
このような凹凸部26は、凹部26bによって、真空断熱材2の真空空間9の一部を収納することができる。従って、凹凸部26は、真空断熱材2の真空空間9の厚さのバラツキを吸収することができる。さらに、凹凸部26は、凸部26aによって、真空断熱材2を、第2被覆パネル12側に押さえつけることができる。従って、凹凸部26は、第1被覆パネル11及び第2被覆パネル12との間で、真空断熱材2を安定して保持することができる。
また、凸部26aは、真空断熱材2の連結部10にのみ当接するように配置されてもよい。さらに、凹部26bは、真空断熱材2の真空空間9のみが割り当てられるように配置されてもよい。これにより、凹凸部26は、真空空間9を傷付けることなく、真空空間9の厚さのバラツキを効果的に吸収することができる。
凹凸部26の横断面の輪郭線26sは、適宜設定することができる。本実施形態の輪郭線26sは、台形波状に設定されている。これにより、凸部26aは、凹部26b側の剛性を維持しつつ、真空断熱材2に接触する端部において、真空断熱材2を安定して押さえることができる。また、凹凸部26の横断面の輪郭線26sは、台形波状の他に、例えば、三角波状、矩形波状、又は、正弦波状でもよい。このような凸部26aは、台形波状に比べて柔軟に変形することができるため、真空断熱材2の損傷等を防ぐのに役立つ。
また、凹凸部26の縦断面の輪郭線(図示省略)も、適宜設定することができる。本実施形態の輪郭線は、台形波状に設定されている。これにより、凸部26aは、断熱パネル1の縦方向においても、真空断熱材2を安定して押さえることができる。また、凹凸部26の縦断面の輪郭線は、横断面の輪郭線26sと同様に、三角波状、矩形波状、又は、正弦波状でもよい。
さらに、凸部26aは、凹凸部26の横断面及び縦断面の輪郭線26sが台形波状又は矩形波状に形成されることにより、真空断熱材2に接触する端部を平面状に形成することができる。従って、このような凸部26aは、真空断熱材2を安定して押さえつけることができる。
図1に示されるように、本実施形態の凹凸部26は、第1被覆パネル11の上端まで連続して形成されている。これにより、断熱パネル1の上端には、凹凸部26の凹部26b(図6に示す)によって形成された開口部22が設けられている。このような開口部22は、例えば、施工現場において、断熱パネル1が既存の壁14(図3に示す)に固着される前に、真空空間9の真空度が維持されているかを目視にて確認するのに役立つ。従って、本実施形態の断熱パネル1は、建物の断熱性を確実の向上させることができる。
さらに、断熱パネル1が既存の壁14に固着された後に、真空断熱材2を、開口部22から出し入れすることができる。これにより、断熱パネル1は、経年劣化した真空断熱材2を交換することができるため、長期間に亘って、建物の断熱性を高めることができる。
また、第1被覆パネル11には、各開口部22、22を塞ぐ一対の蓋部23が設けられるのが望ましい。本実施形態の蓋部23は、第1被覆パネル11と同様に、発泡樹脂系断熱材で形成されている。このような蓋部23は、例えば、開口部22に圧入されることにより、真空断熱材2を完全に覆うことができるため、断熱性の低下を防ぐことができる。
図2、図6及び図7に示されるように、被覆部3は、既存の壁14に固着される側の外面3o(本実施形態では、第1被覆パネル11の外面11o)に、少なくとも1本の凹溝31が設けられるのが望ましい。このような凹溝31は、第1被覆パネル11の外面11oにおいて、接着剤7の付着面積を増加させることができるため、断熱パネル1を既存の壁14に安定して固着することができる。
本実施形態の凹溝31は、上下方向にのびる縦凹溝33と、パネル幅方向にのびる横凹溝34とを含んで構成されている。
縦凹溝33は、パネル幅方向の両側に配される一対の第1縦凹溝33a、33aと、パネル幅方向の中央に配される第2縦凹溝33bとを含んで構成されている。このような第1縦凹溝33a及び第2縦凹溝33bは、パネル幅方向において、接着剤7の付着面積を満遍なく増加させることができる。
横凹溝34は、第1縦凹溝33aの下端及び第2縦凹溝33bの下端を継いで、パネル幅方向にのびている。このような横凹溝34は、断熱パネル1の下方において、接着面積を増加させることができる。さらに、横凹溝34は、第1縦凹溝33a及び第2縦凹溝33bの間で、T字状に交差する交差部36を形成することができる。このような交差部36は、接着剤7を交差させて配置されることにより、断熱パネル1の接着性を効果的に向上させることができる。
図6及び図7に示されるように、凹溝31のパネル厚さ方向内側には、凹凸部26の凹部26bが配置されないのが望ましい。これにより、第1被覆パネル11の厚さが小さくなるのを防ぐことができ、第1被覆パネル11の耐久性を向上しうる。
凹溝31の一部には、接着剤7に代えて、電源コード(図示省略)が配置されてもよい。これにより、断熱パネル1は、第1被覆パネル11と既存の壁14との間で、電源コードを収納することができ、施工性能を向上しうる。
なお、本実施形態では、第2被覆パネル12の外面12oに、目印部15が設けられる態様が例示されたが、これに限定されるわけではない。例えば、目印部15は、第1被覆パネル11の外面11oに設けられてもよい。また、本実施形態では、凹凸部26及び凹溝31が、第1被覆パネル11に設けられる場合が例示されたが、第2被覆パネル12に設けられてもよい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 断熱パネル
2 真空断熱材
3 被覆部
9 真空空間
10 連結部
15 目印部

Claims (8)

  1. 断熱パネルであって、
    パネル面に沿って配された真空断熱材と、前記真空断熱材を覆う被覆部とを含み、
    前記真空断熱材は、互いに独立して複数の領域に配された真空空間と、前記複数の真空空間の間を互いに連ねる連結部とを含んでおり、
    前記被覆部の少なくとも一方の外面には、前記連結部の位置を示す目印部が設けられており、
    前記被覆部は、建物の壁に固着される側の外面に、上下方向にのびる縦凹溝と、パネル幅方向にのびる横凹溝とを含む凹溝が設けられていることを特徴とする断熱パネル。
  2. 前記目印部は、前記真空空間を傷付けずに前記連結部で断熱パネルを切断しうる位置に設けられた第1目印部を含んでいる請求項1に記載の断熱パネル。
  3. 前記目印部は、前記真空空間を傷付けずに前記連結部上で断熱パネルにビス又は釘を含む固着具を打つことができる位置に設けられた第2目印部を含んでいる請求項1又は2に記載の断熱パネル。
  4. 前記被覆部は、前記真空断熱材の一方側に配された第1被覆パネルと、前記真空断熱材の他方側に配された第2被覆パネルとを有し、
    前記第1被覆パネル又は前記第2被覆パネルの少なくとも一方は、前記真空断熱材側を向く内側面に、パネル厚さ方向で突出する凸部と、パネル厚さ方向で凹む凹部とが交互に並べられた凹凸部が設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の断熱パネル。
  5. 前記凹凸部の横断面の輪郭線は、台形波状、三角波状、矩形波状、又は、正弦波状である請求項4に記載の断熱パネル。
  6. 前記第1被覆パネルは、発泡樹脂系断熱材である請求項4又は5に記載の断熱パネル。
  7. 前記第2被覆パネルは、石膏ボードである請求項4乃至のいずれかに記載の断熱パネル。
  8. 建物の室内側から既存の壁に固着される断熱リフォーム用の請求項1乃至7のいずれかに記載の断熱パネル。
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