JP6224816B2 - 車両搭載機器の制御装置およびパワーステアリング装置 - Google Patents

車両搭載機器の制御装置およびパワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両搭載機器の制御装置およびパワーステアリング装置に関する。
近年、EPSの普及に伴い、更なる商品力の向上が望まれるようになってきている。その様な中で、万が一の故障時に、時間限定でも良いので操舵アシスト機能等のアクチュエータ機能を残存させたいとの要望がある。
EPSのアシスト機能を残存させる技術として特許文献1が開示されている。
特開2005−186759号公報
車両搭載機器の制御装置において、車両の運転状態を検出する運転状態検出部、または、運転状態信号に異常が発生した場合であっても、アクチュエータ機能を残存させることが課題となる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、少なくとも2系統の冗長性を有した運転状態検出センサを有し、2系統の運転状態検出部の内、通常はその1系統の運転状態信号に基づいてアクチュエータの制御を行う車両搭載機器の制御装置において、少なくとも2系統の運転状態検出部のうち一つの運転状態検出部の通信状態、データの状態、または、運転状態検出部自体の状態に異常が発生したことを認識した場合、異常が発生していないその他の運転状態検出部の運転状態検出信号に基づいて駆動制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、車両搭載機器の制御装置において、運転状態検出部、または運転状態を検出した操舵状態検出信号に異常が発生した場合であっても、アクチュエータ機能を残存させることが可能となる。
実施形態におけるパワーステアリング装置の概略図。 実施形態におけるパワーステアリング装置の電気システムブロック図。 操舵トルクセンサ,舵角センサの入出力を示す図。 実施形態1におけるパワーステアリング装置の制御ブロック図。 SPC方式の通信方式を示す概略図。 SPI方式の通信方式を示す概略図。 リミッタ処理後のトルク指令を示すグラフ。 実施形態における異常信号検出処理を示すフローチャート(操舵トルク)。 実施形態における異常信号検出処理を示すフローチャート(舵角)。 実施形態における異常信号検出処理を示すフローチャート(モータ回転角)。 実施形態2におけるパワーステアリング装置の制御ブロック図。 実施形態2における異常検出処理を示すフローチャート。 実施形態3におけるパワーステアリング装置の制御ブロック図。 実施形態3における異常検出処理を示すフローチャート。 実施形態4におけるパワーステアリング装置の制御ブロック図。 実施形態4における異常検出処理を示すフローチャート。
以下、本発明に係る車両搭載機器の制御装置の実施形態1〜4を図1〜図16に基づいて詳述する。
[実施形態1]
図1は、本実施形態1における車両搭載機器の制御装置であるパワーステアリング装置を示す概略図である。図1に示すパワーステアリング装置は、ステアリングホイール(図示省略),ステアリングシャフト(操舵軸)1,ピニオン軸2,ラック軸3によりアクチュエータである基本的な操舵機構が構成されている。この操舵機構は、運転者によってステアリングホイールが回転操作されると、そのステアリングホイールの操舵トルクがステアリングシャフト1を介してピニオン軸2に伝達されると共に、ピニオン軸2の回転運動がラック軸3の直線運動に変換され、ラック軸3の両端に連結された左右の転舵輪(図示省略)が転舵するようになっている。つまり、ラック軸3には、ピニオン軸2が噛み合いするラック歯が形成されており、そのラック歯とピニオン軸との噛合をもってステアリングシャフト1の回転を転舵動作に変換する変換機構が構成される。
また、ピニオン軸2のハウジングにはステアリングホイールの操舵角を検出する操舵状態検出部である操舵トルクセンサTS(例えば、レゾルバ等)が設けられている。操舵トルクセンサTSの出力信号および電動モータMのロータの回転角を検出した操舵状態検出部であるモータ回転角センサ(例えばレゾルバやIC等)の出力信号,車速情報に基づいて制御装置(以下、ECUと称する)4のモータ制御回路により電動モータMを駆動制御し、電動モータMから減速器5を介してラック軸3に対して操舵アシスト力を付与するように構成されている。
電動モータMには、その出力軸に減速器5が設けられ、電動モータMの回転が減速されながらラック軸3の直線運動に変換されるようになっている。
また、ステアリングシャフト1は、ステアリングホイール側の入力軸とラック軸3側の出力軸とに軸方向で分割されている。入力軸と出力軸はトーションバー(図示省略)を介して互いに同軸連結されている。これにより、入力軸と出力軸とがトーションバーの捻れ変形を持って相対回転可能になっている。操舵トルクセンサTSは、入力軸側の回転角を検出する第1角度センサと、出力軸側の回転角を検出する第2角度センサと、を備え、第1角度センサと第2角度センサの第1,第2操舵状態検出信号に基づき、前記トーションバーの捻れ量を演算することにより操舵トルクを演算する。
また、このトーションバーには、操舵状態検出部である舵角センサAS(例えば、MR素子やIC等)が設けられている。
図2は電気システムの構成ブロック図を示しており、図3は操舵トルクセンサTS、舵角センサAS、モータ回転角センサ6の入出力を表した図である。
前記ECU4には、図3に示すように、前記操舵状態検出部から出力される2つのシリアルデータ信号であって、互いに異なる検出素子から検出される検出信号、または共通の検出素子によって検出された後、互いに異なる電子回路を介して出力される検出信号である第1および第2操舵状態信号を受信する操舵状態検出信号受信部21a〜21dが設けられている。
具体的には、図2,図3に示すように、それぞれ前記第1,第2操舵状態検出部であるMainとSubの2つの操舵トルクセンサTS1,TS2、MainとSubの2つの舵角センサAS1,AS2、MainとSubの2つのモータ回転角センサ61,62により、操舵トルク,舵角,モータ回転角を検出し、それぞれ第1,第2操舵状態検出信号である操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)をECU4内の操舵状態検出受信部であるトルク信号受信部21b,21d,舵角信号受信部21a,21c,モータ回転角信号受信部(図示省略)に出力する。
また、操舵トルクセンサTS1,TS2,舵角センサAS1,AS2、モータ回転角センサ61,62は、それぞれ操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)、舵角検出信号θs(Main),θs(Sub)、モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)の異常の有無を検出すると共に、異常を示す情報を含む信号を出力する異常判断回路を有するものとする。
図2に示す電源回路7は、センサ類、MPU9,IC関係の電源を作成し、供給を行う。CAN通信回路8は車両とのデータ、その他情報を交換する。MPU9は、EPSのアシスト制御の演算、モータ電流のコントロール、機能構成要素の異常検出、安全状態への移行処理等を行う。フェイルセーフ部13は、MPU9で異常が検出され、システムを遮断しなくてはならないと判断された時、MPU9からの指令に基づき、モータ電流の電源を遮断する機能を持つ。
ドライブ回路10は、MPU9からの指令に基づいて、インバータ回路12の駆動素子を駆動する。インバータ回路12は駆動素子から構成され、ドライブ回路10からの指令に基づいて作動する。電動モータMは、インバータ回路12からの電流に応じて駆動し、操舵補助のためのモータトルクを出力する。インバータ回路12の下流側の電流は、電流検出素子としての電流センサ11a,11bによって検出される。
モータ制御を行う為に、高応答フィルタ処理を行ったMainとSubの電流検出回路14a,14bが設けられている。また、インバータ回路12の過電流を監視するために、平均的な電流を検出し、低応答のフィルタ処理を行ったMainとSubの電流検出回路15a,15bが設けられている。
図4は、本実施形態1におけるECU4を示すブロック図である。図4に示すように、ECU4には、前記第1および前記第2操舵状態信号(操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub))の異常を検出する信号異常検出回路16a〜16fと、前記信号異常検出回路16a〜16fの判断に基づいて、異常な操舵状態検出センサを選別し、バックアップ信号に切り換える異常センサ選別部17と、フェイルセーフ部13と、操舵状態信号に基づいてトルク指令を出力するEPS制御部18と、操舵状態信号に異常が発生した場合、トルク指令を制限するリミッタ19と、トルク指令に基づいてモータを制御するモータ制御部20と、を有する。
操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)は、例えば、通信の開始を示すトリガーパルスと通信の終了を示すエンドパルス間に操舵状態を示すデータが含まれるシリアルデータ信号が用いられる。
このシリアルデータ信号の通信方式としては、例えば、SPC(Short PWM Codes)方式と、SPI(Serial Peripheral Interface)方式等が挙げられる。
SPC方式は図5に示すように、マイコンからのトリガーパルスと、センサICの基準パルスと、センサICステータス情報と、データと、CRCデータと、エンドパルスと、からなる。
SPC方式では、センサICの基準パルスを基準にしてマイコンはデータを識別する。センサICステータス情報には、センサIC故障情報やセンサICの識別情報が含まれ、マイコンに送信される。センサIC故障情報の例としては、DSPUオーバーフローの周期検査,X,Yの生値の周期検査,利用できる磁界強度(磁石損失チェック)の周期検査,テストベクトルを備えた信号パスのチェック,内部・外部供給電圧の継続チェック等が挙げられる。
SPI方式は、図6に示すように、マイコンからのコマンドと、ステータスデータと、データと、セーフティワードと、からなる。SPI方式では、マイコンからのコマンドにより、センサICから送信されるデータを選択できる。ステータスデータによりセンサICの全診断レジスタ情報が送信される。セーフティワードにはステータスデータの一部とCRCのデータが含まれる。
操舵状態検出信号受信部21a〜21dを介して、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)を受信した信号異常検出回路16a〜16fは、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)に基づき、前記操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)の異常を検出する。
信号異常検出回路16a〜16fは、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)内に操舵状態検出センサに異常が発生したことを示すセンサ異常信号が含まれているとき、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)の異常を検出する。また、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)内に前記操舵状態を示すデータが含まれていない、または、操舵状態を示すデータの順序が異なることを検出することにより、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)の異常を検出する。
前記信号異常検出回路16a〜16fによって、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)の一方に異常が検出された場合、異常センサ選別部17により、異常が検出された操舵状態検出部を選別する。そして、その異常が検出された操舵状態検出部がMainのセンサ(トルクセンサTS1,操舵角センサAS1,モータ回転角センサ61)である場合には、モータ制御に用いる信号をSubの操舵状態検出センサ(トルクセンサTS2,操舵角センサAS2,モータ回転角センサ62)から出力された信号に切り換える。
また、異常センサ選別部17は、第1操舵状態信号と第2操舵状態信号と冗長監視により比較し、第1操舵状態信号と第2操舵状態信号の異常を検出する。
図7は、リミッタ19によりアシスト制限されたトルク指令の一例を示すグラフである。通常時、リミッタ19は入力されたトルク指令をそのまま出力する。信号異常検出回路16a〜16bにおいて、信号の異常が検出された場合は、図7に示すように、トルク指令の入力値が制限値以上に大きくなってもトルク指令の出力値は、予め設定された制限値に制限される。
次に、図8のフローチャートに基づいて、本実施形態におけるパワーステアリング装置の処理ステップを説明する。図8では、操舵トルクセンサTS1,TS2および操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の異常検出について示している。
図8に示すように、ステップS1aにおいて、信号異常検出回路16a,16bにより、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の通信状況を読み込む。
ステップS2aにおいて、信号異常検出回路16a,16bにより、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)から操舵トルクセンサTS1,TS2の状態を読み込む。
ステップS3において、信号異常検出回路16a,16bにより、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の通信状態が正常か否かを判定する。通信状態が正常な場合ステップS4へ移行し、通信状態が正常でない場合ステップS5へ移行する。
通信状態が正常な場合は、ステップS4において、信号異常検出回路16a,16bにより、操舵トルクセンサTS1,TS2の状態が正常か否か判定する。操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)には、操舵トルクセンサTS1,TS2の自己診断結果が含まれるため、この操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)により判断できる。操舵トルクセンサTS1,TS2の状態が正常な場合はこの制御周期における処理を終了し、操舵トルクセンサTS1,TS2の状態が正常でない場合はステップS5へ移行する。
通信状態、または、操舵トルクセンサTS1,TS2の状態が正常でない場合は、ステップS5において、異常センサ選別部17により、異常が発生しているのはMainの操舵トルクセンサTS1または操舵トルク検出信号Tt(Main)であるか否かを判定する。異常が発生しているのがMainの操舵トルクセンサTS1、または、操舵トルク検出信号Tt(Main)である場合はステップS6へ移行し、異常が発生しているのがSubの操舵トルクセンサTS2、または、操舵トルク検出信号Tt(Sub)の場合はステップS8へ移行する。
異常が発生しているのがMainの操舵トルクセンサTS1、または、操舵トルク検出信号Tt(Main)である場合は、ステップS6において、異常センサ選別部17により、制御に使用するセンサをSubの操舵トルクセンサTS2に切り換える。
ステップS7において、フェイルセーフ部13により、運転者に異常を知らせるため、ワーニングランプを点灯させる。
異常が発生しているのがSubの操舵トルクセンサTS2、または、操舵トルク検出信号Tt(Sub)である場合は、ステップS8において、操舵アシスト制御をそのまま継続させる。ただし、Sub側で異常が発生していることを運転者に知らせるため、S9においてフェイルセーフ部13により、ワーニングランプを点灯させる。
図9,図10は、舵角センサAS1,AS2およびモータ回転角センサ61,62と、その操舵状態信号の異常検出を示している。図9では、ステップS1b、S2bにおいて、舵角検出信号の通信状況,舵角センサAS1,AS2の状態の読み込み、図10では、S1c、S2cにおいて、モータ回転角検出信号の通信状況,モータ回転角センサ61,62の状態の読み込みに変更しているのみであるため、ここでの説明は省略する。
なお、図8〜図10のフローチャートでは、通信状態,センサ状態に異常がある場合、操舵アシスト力の出力トルクを制限していないが、S6,S8において、図4に示すように、リミッタ19により、操舵アシスト力の出力トルクを制限してもよい。
以上示したように、本実施形態1におけるパワーステアリング装置によれば、第1または第2操舵状態検出信号内に前記操舵状態検出センサに異常が発生したことを示すデータが含まれているとき、信号異常検出回路16a〜16fによりの異常を検出するため、センサ異常を検出することができる。
また、シリアルデータ信号は、所定のデータが所定の順序をもって伝達されるため、これらデータの有無や順序を監視することにより、信号異常検出回路16a〜16fにより、操舵状態検出センサや操舵状態信号、信号伝達回路(ピンやインターフェイス)の異常を検出することができる。
さらに、操舵状態検出センサや操舵状態信号の通信に何か異常が発生した場合、異常センサ選別部17により的確に異常が発生した操舵状態検出センサ,操舵状態信号を判別して、必要に応じて操舵アシスト制御に用いる信号を切り替え、異常発生時における運転者の負担を軽減することが可能となる。
さらに、それぞれの操舵状態信号の異常検出だけでなく、操舵状態信号同士の比較によって異常検出を することにより、異常検出精度を向上させることができる。
また、第1,第2操舵状態信号のうち、少なくとも一方の操舵状態信号に異常が生じた際は、冗長監視ができなくなるため、一方の操舵状態信号に異常が生じた場合はトルク指令の出力制限を行い、操舵の安全性の向上を図っている。また、アシスト力出力段で最大モータトルク値を規制する事で、全体的な操舵力を重くする事ができ、運転者に明確なシステム異常状態を知らせる事が可能となる。
また、EPSのアシスト機能を残存させるため、異常を検知した場合、その信号から代替信号に切り換えてアシスト制御を継続することが特許文献1に開示されている。しかしながら、特許文献1の方法の場合、代替信号は精度が悪く、補正等の信号調整が必要となり、コスト高になりやすい。それに対し、本実施形態1の場合、同等の2系統の第1,第2操舵状態信号にそれぞれ通信状態,送受信のデータの状態,センサ自体の状態を監視する機能を有し、一方が異常である場合は、他方の異常でない信号に切り換えるため、コストの削減を図ることが可能となる。
[実施形態2]
次に、本実施形態2におけるパワーステアリング装置について説明する。ECU4以外は実施形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。本実施形態2は、第1,第2操舵トルクセンサTS1,TS2および操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の異常検出を行うものである。
本実施形態2におけるECU4は、図11に示すように、実施形態1におけるECU4の信号異常検出回路16c〜16fを削除し、異常センサ選別部17の代わりに信号切替部17aと冗長監視回路21と異常発生判断部22と代替信号演算部23を設けたものである。その他の構成は実施形態1と同様である。
冗長監視回路21は、前記操舵トルクセンサTS1の操舵トルク検出信号Tt(Main)と操舵トルクセンサTS2の操舵トルク検出信号Tt(Sub)とを比較し、その偏差絶対値が閾値以上であるとき、操舵トルクセンサTS1,TS2の操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の異常を検出する。
異常発生判断部22は、冗長監視回路21の異常検出に基づいて操舵トルクセンサTS1,TS2の操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の異常発生を判断する。
代替信号演算部23は、舵角センサAS1の舵角検出信号θs(Main)とモータ回転角センサ61のモータ回転角検出信号θm(Main)に基づいて操舵トルク検出信号Ttの代替信号を演算する。
ここで、代替信号の演算例について説明する。トーションバーの上下流の相対角度にトーションバーの捻れ剛性値Ktbを乗算することにより代替信号である操舵トルク演算信号Ttsを算出する。トーションバーの上流の角度は舵角検出信号θs(Main)を用いる。他方、トーションバーの下流の角度(ピニオン軸2の回転角)は、モータ回転角検出信号θm(Main)にピニオン軸2からモータシャフト間の減速比Ngを乗算することにより算出する。すなわち、操舵トルク演算信号Tts(Main)は以下の(1)式となる。
Tts=Ktb×(θs−θp)…(1)
信号切替部17aは、通常時は操舵トルクセンサTS1の操舵トルク検出信号Tt(Main)をEPS制御部18に出力する。異常発生判断部22が異常発生を検出した場合、操舵トルクセンサTS1,TS2の操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の通信状態,センサ状態に異常があるか否かを判断し、異常がある場合は、異常が無いほうの操舵トルク検出信号をEPS制御部18に出力する。異常が無い場合は、操舵トルク演算信号TtsをEPS制御部に出力する。なお、信号切替部17aは、代替信号演算部23から出力された代替信号を受信する代替信号受信部を有するものとする。
次に、図12のフローチャートに基づいて、本実施形態2におけるパワーステアリング装置の処理ステップを説明する。
S1a,S2aは実施形態1(図8)と同様である。
S10aにおいて、CPU9で操舵トルクセンサTS1,TS2から操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)を読み込む。
S11において、CPU9で舵角センサAS1から舵角検出信号θs(Main)を読み込む。
S12において、CPU9でモータ回転角センサ61からモータ回転角検出信号θm(Main)を読み込む。
S13aにおいて、代替信号演算部23により、操舵トルク演算信号Ttsを演算する。
S14aにおいて、冗長監視回路21により、操舵トルク検出信号Tt(Main)と操舵トルク検出信号Tt(Sub)の差分絶対値が予め設定された所定値以上か否かを判定する。この差分絶対値が所定値以上の場合はS15aへ移行し、異常発生判断部22により、異常カウンタTtqをインクリメントし、S17へ移行する。差分絶対値が所定値未満の場合はS16aへ移行し、異常カウンタTtqをクリアする。
S17aにおいて、異常発生判断部22により、異常カウンタTtqが所定値以上か否かを判定する。異常カウンタTtqが所定値以上の場合はS3へ移行し、異常カウンタTtqが所定値未満の場合はその演算周期での処理は終了し、Startに戻る。
S3,S4は実施形態1と同様である。
S4でセンサ状態が正常と判断された場合は、S18へ移行する。S18では、信号切替部17aにより、代替信号がモータ制御に用いられる信号として切替られる。そして、S19で、フェイルセーフ部13により運転者に異常を知らせるため、ワーニングランプを点灯させる。
S5では、異常なセンサ(または信号)が操舵トルクセンサTS1(または、操舵トルク検出信号Tt(Main))であるか否かを判定し、操舵トルクセンサTS1(または操舵トルク検出信号Tt(Main))である場合はS6へ移行し、そうでない場合はS8へ移行する。
S6において、信号切替部17aにより、制御に使用する信号を操舵トルク検出信号Tt(Sub)に切り替え、S20においてモータ出力を制限し、S7において、ワーニングランプを点灯させ、処理を終了する。
S8において、信号切替部17aにより、制御に使用する信号を操舵トルク検出信号Tt(Main)のままとし、S21において、モータ出力を制限し、S9において、ワーニングランプを点灯させ、処理を終了する。
以上示したように、本実施形態2におけるパワーステアリング装置によれば、1対の操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)のうち一方に異常が検出された場合であっても、他方の信号に基づき継続して制御を継続することができる。また、操舵トルク検出信号Tt(Main)と操舵トルク検出信号Tt(Sub)は、同じ種類の車両の運転状態を示す信号であるため、一方の信号に異常が検出された場合であっても、他方の信号に基づき継続制御が可能となる。
また、冗長監視回路21により、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)同士の比較によって異常検出をすることにより、夫々の異常判断回路によって検出できなかった異常も検出可能となり、異常検出精度を向上させることができる。
操舵トルクセンサTS1,TS2の操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の偏差絶対値が所定値以上の場合、どちらの信号が異常であるか判断が困難である。本実施形態2では操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の偏差絶対値が所定値以上の場合、代替信号を用いるため、より安全に継続制御が可能となる。
さらに、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)のうち少なくとも一方の信号に異常が含まれる場合には、他方の信号を用いる場合であっても操舵アシスト力を低減するため、より安全性を向上させることが可能となる。
また、シリアルデータ信号は、所定のデータが所定の順序をもって伝達されるため、これらデータの有無や順序を監視することにより、センサや信号、信号伝達回路(ピンやインターフェイス)の異常を検出することができる。
また、操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の差分絶対値が所定値以上であり、信号異常検出回路16a,16bで操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub)の異常が検出されなかった場合、操舵アシストを停止すれば、より安全性を向上させることができる。
[実施形態3]
次に、本実施形態3におけるパワーステアリング装置について説明する。ECU4以外は実施形態1,2と同様であるためここでの説明は省略する。本実施形態3は、モータ回転角センサ61,62およびモータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)の異常検出を行うものである。また、本実施形態3における電動モータはブラシレスモータであるとする。
本実施形態3におけるECU4は、図13に示すように、モータ回転角センサ61,62からモータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)をCPU9で入力する。また、実施形態2のECU4に対し、代替信号演算部23がモータ回転角推定部24に変更され、切替スイッチ25,代替モータ制御部26が追加されている。その他の構成は実施形態2と同様である。
モータ回転角推定部24は、電動モータMの中性点電位、電動モータMの誘起電圧、電動モータMの磁気飽和起電圧、または電動モータMの突極性の差、またはこれらの組み合わせに基づき、所謂センサレス制御により、電動モータMの回転角を推定する。
切替スイッチ25は、信号切替部17aからの信号を入力し、モータ回転角推定部24で推定した電動モータMの回転角をモータ制御に使用する場合は、代替モータ制御部26側に切り換え、それ以外の時は、モータ制御部20側に切り換える。代替モータ制御部26は、モータ回転角推定部24で推定したモータ回転角に基づいて駆動制御信号を演算し出力する。
次に、図14のフローチャートに基づいて、本実施形態3におけるパワーステアリング装置の処理ステップを説明する。
S1c,S2cは実施形態1(図10)と同様である。
S10bにおいて、CPU9でモータ回転角センサ61,62からモータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub)を読み込む。
S22において、モータ回転角推定部24で、電動モータMのU,V,W相の端子電圧を読み込む。
S14b〜S17bは、実施形態2のS14a〜S17aの操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),操舵トルクセンサ異常カウンタTtqを、モータ回転角検出信号θm(Main),θm(Sub),モータ回転角異常カウンタTθに変更したものである。
S4〜S9,S19〜S21は実施形態2と同様である。
S4でセンサ状態が正常と判断された場合は、S23へ移行する。S23では、モータ回転角推定部24により、U,V,W相の端子電圧からモータ回転角演算値を演算する。
S24では、代替モータ制御部26により、モータ回転角推定部24で推定された電動モータMの回転角に基づきモータ制御を行い、S19でワーニングランプを点灯させ、処理を終了する。
以上示したように、本実施形態3におけるパワーステアリング装置によれば、センサレス制御を用いることにより、モータ回転角センサに異常が生じた場合においても継続制御が可能となる。また、実施形態2と同様の作用効果を奏する。
[実施形態4]
次に、本実施形態4におけるパワーステアリング装置について説明する。ECU4以外は実施形態1〜3と同様であるため、ここでの説明は省略する。本実施形態4は、舵角センサAS1,AS2および舵角検出信号θs(Main),θs(Sub)の異常検出を行うものである。
本実施形態4におけるECU4は、図15に示すように、舵角センサAS1,AS2から舵角検出信号θs(Main),θs(Sub)をCPU9で入力する。また、実施形態2のECU4に対し、代替信号演算部23が舵角推定部28に変更されている。その他の構成は実施形態2と同様である。
舵角推定部28は、舵角演算信号を演算する。ここで、舵角演算信号の演算例について説明する。舵角センサASがトーションバーよりも転舵輪側に設けられている場合は、モータ回転角検出信号θm(Main)に、ピニオン軸2からモータシャフト間の減速比Ngを乗算して舵角演算信号θss(=ピニオン軸2での回転角)を演算する。
舵角センサASがトーションバーよりもステアリングホイール側に設けられている場合は、操舵トルク検出信号Ttをトーションバーの捻れ剛性値Ktbで除算してトーションバーの捻れ角T/Ktbを算出する。トーションバーに捻れが発生している時、舵角とピニオン軸2における回転角θpとの間にはトーションバーの捻れ分だけ差が生じているため、このピニオン軸における回転角θpとトーションバーのねじれ角T/Ktbとを加算することにより、舵角演算信号θss(Main)を算出できる。
また、図15では、モータ回転角センサ61から出力されたモータ回転角検出信号θm(Main)に基づいて舵角演算信号θssを演算しているが、図13に示すように、電動モータMのU,V,W相の端子電圧に基づいてセンサレス制御により推定されたモータ回転角に基づいて舵角演算信号θssを算出してもよい。
次に、図16のフローチャートに基づいて、本実施形態4におけるパワーステアリング装置の処理ステップを説明する。
S1b,S2bは実施形態1(図9)と同様である。
S10cにおいて、CPU9で舵角センサAS1,AS2から舵角検出信号θs(Main),θs(Sub)を読み込む。
S12において、モータ回転角検出信号θm(Main)を読み込む。
S13bにおいて、舵角推定部28により、舵角演算信号θssを演算する。
S14c〜S17cは、実施形態2のS14a〜S17aの操舵トルク検出信号Tt(Main),Tt(Sub),操舵トルクセンサ異常カウンタTtqを、舵角検出信号θs(Main),θs(Sub),モータ回転角異常カウンタTθに変更したものである。
S3〜S9,S19〜S21は実施形態2と同様である。
S4でセンサ状態が正常と判断された場合は、S25へ移行する。S25では、信号切替部17aにより、代替信号がモータ制御に用いられる信号として切替られる。
以上示したように、本実施形態4におけるパワーステアリング装置によれば、センサレス制御を用いることにより、舵角センサAS1,AS2、舵角検出信号θs(Main),θs(Sub)に異常が生じた場合においても継続制御が可能となる。また、実施形態2,3と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
実施形態1〜4では、操舵状態検出センサ(トルクセンサ,舵角センサ,モータ回転角センサ)の異常検出について説明したが、車両搭載機器の運転状態(例えば、操舵トルク,舵角,モータ回転角の他、車速,ヨーモーメント等)を検出する運転状態検出部の異常検出に適用してもよい。

Claims (2)

  1. アクチュエータを備えた車両搭載機器の制御装置であって、
    車両の運転状態を検出する検出部であって、複数の検出素子の夫々から出力される第1運転状態検出信号と第2運転状態検出信号、または、共通の検出素子によって検出された後、互いに異なる電子回路を介して出力される第1運転状態検出信号と第2運転状態検出信号を出力する運転状態検出部と、
    前記第1運転状態検出信号の異常の有無を検出すると共に、前記第1運転状態検出信号に異常が検出された場合、異常を示す情報を含む信号を出力する第1異常判断回路と、
    前記第2運転状態検出信号の異常の有無を検出すると共に、前記第2運転状態検出信号に異常が検出された場合、異常を示す情報を含む信号を出力する第2異常判断回路と、
    前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号を入力し、前記アクチュエータを駆動制御するマイクロプロセッサと、
    前記マイクロプロセッサに設けられ、前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号とを比較することにより、前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号の異常を検出する冗長監視回路と、
    前記マイクロプロセッサに設けられ、前記第1異常判断回路の出力信号および前記第2異常判断回路の出力信号を受信し、前記第1異常判断回路の出力信号および前記第2異常判断回路の出力信号の夫々に含まれる異常の有無を検出する信号異常検出回路と、
    前記マイクロプロセッサを備えたECUと、
    前記ECUに設けられ、前記信号異常検出回路が前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号のどちらにも異常を示す情報が含まれていないと判断する場合、少なくとも一方の信号に基づき前記アクチュエータを駆動制御する駆動制御信号を演算し出力すると共に、一方に異常を示す情報が含まれていると判断する場合、他方の信号に基づき前記駆動制御信号を演算し出力するアクチュエータ制御回路と、
    を有し、
    前記第1異常判断回路の出力信号および前記第2異常判断回路の出力信号は、通信の開始を示すトリガーパルスと通信の終了を示すエンドパルス間に前記車両の運転状態を示す所定のデータが含まれるシリアルデータ信号であって、
    前記信号異常検出回路は、前記第1異常判断回路の出力信号または前記第2異常判断回路の出力信号内に前記所定のデータが含まれていない、または前記所定のデータの順序が異なることを検出することにより、前記第1異常判断回路の出力信号または前記第2異常判断回路の出力信号の異常を検出する車両搭載機器の制御装置
  2. ステアリングホイールの操舵操作に応じて転舵輪を転舵させる操舵機構と、
    前記操舵機構に操舵力を付与する電動モータと、
    前記操舵機構または前記電動モータに設けられ、操舵状態を検出する検出部であって、複数の検出素子の夫々から出力される第1操舵状態検出信号と第2操舵状態検出信号、または共通の検出素子によって検出された後、互いに異なる電子回路を介して出力される第1操舵状態検出信号と第2操舵状態検出信号を出力する操舵状態検出部と、
    前記第1操舵状態検出信号の異常の有無を検出すると共に、前記第1操舵状態検出信号に異常が検出された場合、異常を示す情報を含む信号を出力する第1異常判断回路と、
    前記第2操舵状態検出信号の異常の有無を検出すると共に、前記第2操舵状態検出信号に異常が検出された場合、異常を示す情報を含む信号を出力する第2異常判断回路と、
    前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号を入力し、前記電動モータを駆動制御するマイクロプロセッサと、
    前記マイクロプロセッサに設けられ、前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号とを比較することにより、前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号の異常を検出する冗長監視回路と、
    前記マイクロプロセッサに設けられ、前記第1異常判断回路の出力信号および前記第2異常判断回路の出力信号を受信し、前記第1異常判断回路の出力信号および前記第2異常判断回路の出力信号の夫々に含まれる異常の有無を検出する信号異常検出回路と、
    前記マイクロプロセッサを備えたECUと、
    前記ECUに設けられ、前記信号異常検出回路が前記第1異常判断回路の出力信号と前記第2異常判断回路の出力信号のどちらにも異常を示す情報が含まれていないと判断する場合、少なくとも一方の信号に基づき前記電動モータを駆動制御する駆動制御信号を演算し出力すると共に、一方に異常を示す情報が含まれていると判断する場合、他方の信号に基づき前記駆動制御信号を演算し出力するモータ制御回路と、
    を有し、
    前記第1異常判断回路の出力信号および前記第2異常判断回路の出力信号は、通信の開始を示すトリガーパルスと通信の終了を示すエンドパルス間に前記操舵状態を示す所定のデータが含まれるシリアルデータ信号であって、
    前記信号異常検出回路は、前記第1異常判断回路の出力信号または前記第2異常判断回路の出力信号内に前記所定のデータが含まれていない、または前記所定のデータの順序が異なることを検出することにより、前記第1異常判断回路の出力信号または前記第2異常判断回路の出力信号の異常を検出するパワーステアリング装置。
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