JP6222543B2 - 建築用軸組部材およびそれを使用した建築用軸組み構法 - Google Patents
建築用軸組部材およびそれを使用した建築用軸組み構法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6222543B2 JP6222543B2 JP2013092041A JP2013092041A JP6222543B2 JP 6222543 B2 JP6222543 B2 JP 6222543B2 JP 2013092041 A JP2013092041 A JP 2013092041A JP 2013092041 A JP2013092041 A JP 2013092041A JP 6222543 B2 JP6222543 B2 JP 6222543B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- engaging portion
- hook member
- shaft
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
前記軸組フックは、前記特許文献1の図3で明らかなように、受けフックと、この受けフックの一端面に設けられる係止フックおよびキー部で構成されている。
そのため、この軸組具を受け入れる受部材(柱)には、図4(A)および(B)に示すように、前記軸組具の形状と相応する装着部を形成する必要がある。
かつ、軸組具が鋳物製であるのに対し、前記スペーサは樹脂であるため、使用者に不安感を与えるという問題を有している。
交差する一方の木材に装着されるフック部材と、他方の木材に装着されるロック部材か
らなる軸組部材であって、
前記フック部材は、
所要の厚みを有する板状のフック主体からなるもので、その基端側には、その上下の縁部にピン挿通部がそれぞれ形成されるとともに、その先端側には、前記ロック部材の係着部と係合する係合部が、その中心から一方側に偏倚させて突出形成され、前記係合部の外周面に、当該フック部材の回動を阻止するための回転防止用ピンを挿通させるためのピン孔が、軸方向に沿って設けられ、
前記ロック部材は、
軸部の基端部に設けられた係止板を有するとともに、先端部にリング状の溝部を介して
係着部を有するものであること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の建築用軸組部材において、
前記フック部材の係合部は、
円柱状であって、その中心部に先端面に開口するスリットが形成されるとともに、スリットの相対する内面が、前記ロック部材の係着部と密着係合するよう形成されていること
を特徴とするものである。
請求項2に記載の建築用軸組部材において、
前記スリットは、
前記係合部を有するフック部材に対して、直交するよう形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜3のいずれかに記載の建築用軸組部材において、
前記ロック部材の軸部は、
その断面が、角型になるよう形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜4のいずれかに記載の建築用軸組部材において、
前記フック部材のピン挿通部は、
前記フック主体の基端側の上下の縁部に形成された、上下対称のU字状の溝部からなること
を特徴とするものである
請求項1に記載の建築用軸組部材において、
前記ロック部材の係着部は、
前記フック部材の係合部と密着可能な形状を有すること
を特徴とするものである。
交差させる木材の一方に装着されるロック部材と、他方の木材に装着されるフック部材とからなる軸組部材を使用した軸組み方法であって、
前記ロック部材を装着する一方の木材の側面に、前記フック部材の先端部に突出形成された係合部を受け入れる装着部を形成するとともに、この装着部に貫通する挿通孔を、前記側面と相対する側面から形成し、
前記挿通孔から前記ロック部材の軸部を挿通して、ロック部材の先端に設けられた係着部を前記装着部内に突出させ、
ついで、前記フック部材を水平な状態で、その係合部を前記ロック部材の係着部に係合させたのち、当該フック部材を90°回転させてフック部材を前記一方の木材の側面に対して直交状態とし、
前記一方の木材に直交状態で保持されているフック部材の係合部の外周部に形成されたピン孔から、ピンを挿通させて前記フック部材の回転を阻止し、
しかるのち、あらかじめ前記フック部材の装着部を小口に形成した他方の木材の、前記装着部内にフック部材を嵌め込み、前記一方の木材にあらかじめ形成したピン挿通孔からピンを、フック部材に形成したピン挿通孔に打ち込んで、フック部材を固定すること
を特徴とする建築用軸組み法である。
請求項7に記載の建築用軸組み法において、
前記ロック部材の軸部は、
その断面が、角型になるよう形成されていること
と特徴とするものである。
なお、この発明は、以下の実施例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において、種々改良を加えることができるものである。
前記フック部材2は、剛性を有する金属又は高強度のFRPなどからなるもので、所要の厚みを有する板状体でフック主体2aが形成される。
なお、図中、4aも、固定用のピンのピン挿通部であって、前記ピン挿通部4,4と共労してフック部材2を軸組部材に強固に固定するものである。
この係合部7は、後述するロック部材3の先端部に設けられた係着部13と係合させるためのもので、スリット8を挟んだ各内周面は、図2で明らかなように、それぞれ弧状に形成されている。
なお、図示しないが、前記他方の面には、ロック部材2の係止板12を係着させるための凹状の係合部が形成され、前記係止板12の表面と柱材14の表面が面一となるよう構成される。
2 フック部材
3 ロック部材
4 ピン挿通部
4a ピン挿通部
5 把手部
6 窓部
7 係合部
8 スリット
9 ピン孔
10 ピン
11 軸部
12 係止板
13 係着部
14 柱材
15 梁材
16 梁材
Claims (8)
- 交差する一方の木材に装着されるフック部材と、他方の木材に装着されるロック部材からなる軸組部材であって、
前記フック部材は、
所要の厚みを有する板状のフック主体からなるもので、その基端側には、その上下の縁部にピン挿通部がそれぞれ形成されるとともに、その先端側には、前記ロック部材の係着部と係合する係合部が、その中心から一方側に偏倚させて突出形成され、前記係合部の外周面に、当該フック部材の回動を阻止するための回転防止用ピンを挿通させるためのピン孔が、軸方向に沿って設けられ、
前記ロック部材は、
軸部の基端部に設けられた係止板を有するとともに、先端部にリング状の溝部を介して係着部を有するものであること
を特徴とする建築用軸組部材。 - 前記フック部材の係合部は、
円柱状であって、その中心部に先端面に開口するスリットが形成されるとともに、スリットの相対する内面が、前記ロック部材の係着部と密着係合するよう形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の建築用軸組部材。 - 前記スリットは、
前記係合部を有するフック部材に対して、直交するよう形成されていること
を特徴とする請求項2に記載の建築用軸組部材。 - 前記ロック部材の軸部は、
その断面が、角型になるよう形成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建築用軸組部材。 - 前記フック部材のピン挿通部は、
前記フック主体の基端側の上下の縁部に形成された、上下対称のU字状の溝部からなること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の建築用軸組部材。 - 前記ロック部材の係着部は、
前記フック部材の係合部と密着可能な形状を有すること
を特徴とする請求項1に記載の建築用軸組部材。 - 交差させる木材の一方に装着されるロック部材と、他方の木材に装着されるフック部材とからなる軸組部材を使用した軸組み方法であって、
前記ロック部材を装着する一方の木材の側面に、前記フック部材の先端部に突出形成された係合部を受け入れる装着部を形成するとともに、この装着部に貫通する挿通孔を、前記側面と相対する側面から形成し、
前記挿通孔から前記ロック部材の軸部を挿通して、ロック部材の先端に設けられた係着部を前記装着部内に突出させ、
ついで、前記フック部材を水平な状態で、その係合部を前記ロック部材の係着部に係合させたのち、当該フック部材を90°回転させてフック部材を前記一方の木材の側面に対して直交状態とし、
前記一方の木材に直交状態で保持されているフック部材の係合部の外周部に形成されたピン孔から、ピンを挿通させて前記フック部材の回転を阻止し、
しかるのち、あらかじめ前記フック部材の装着部を小口に形成した他方の木材の、前記装着部内にフック部材を嵌め込み、前記一方の木材にあらかじめ形成したピン挿通孔からピンを、フック部材に形成したピン挿通孔に打ち込んで、フック部材を固定すること
を特徴とする建築用軸組み法。 - 前記ロック部材の軸部は、
その断面が、角型になるよう形成されていること
と特徴とする請求項7に記載の建築用軸組み法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013092041A JP6222543B2 (ja) | 2013-04-25 | 2013-04-25 | 建築用軸組部材およびそれを使用した建築用軸組み構法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013092041A JP6222543B2 (ja) | 2013-04-25 | 2013-04-25 | 建築用軸組部材およびそれを使用した建築用軸組み構法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014214480A JP2014214480A (ja) | 2014-11-17 |
JP6222543B2 true JP6222543B2 (ja) | 2017-11-01 |
Family
ID=51940519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013092041A Expired - Fee Related JP6222543B2 (ja) | 2013-04-25 | 2013-04-25 | 建築用軸組部材およびそれを使用した建築用軸組み構法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6222543B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3931939A1 (de) * | 1989-09-28 | 1991-04-04 | Mitsubishi Electric Corp | Winkelmessvorrichtung |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911522Y2 (ja) * | 1979-12-26 | 1984-04-09 | 要 高橋 | 間柱の取付け構造 |
JP3057334U (ja) * | 1998-05-21 | 1999-05-11 | 株式会社グローバル ティンバー プロダクツ | 木造建築の「柱と梁」「梁と梁」の接合金物 |
JP3996343B2 (ja) * | 2000-11-17 | 2007-10-24 | 株式会社メタルフィット | 建築用軸組構造及び軸組具 |
JP4438289B2 (ja) * | 2002-12-25 | 2010-03-24 | ブリヂストンフローテック株式会社 | 継手構造 |
-
2013
- 2013-04-25 JP JP2013092041A patent/JP6222543B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3931939A1 (de) * | 1989-09-28 | 1991-04-04 | Mitsubishi Electric Corp | Winkelmessvorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014214480A (ja) | 2014-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013011134A (ja) | 梁勝ち接合部における柱梁接合構造 | |
JP2010059765A (ja) | 土台と柱の締結構造 | |
JP2010281192A (ja) | 建築用接合金具、固定金具、及び、固定ピン | |
JP6222543B2 (ja) | 建築用軸組部材およびそれを使用した建築用軸組み構法 | |
JP6210362B2 (ja) | 建築用軸組部材およびそれを使用した建築用軸組構法 | |
JP6530944B2 (ja) | アンカーの取付構造及び取付方法 | |
JP4502677B2 (ja) | 木造建築用連結金物 | |
JP2005090084A (ja) | 木材の結合金具 | |
JP2009174303A (ja) | 木材連結補強用継手金物 | |
JP4080419B2 (ja) | 柱梁接合部における接合金具の取付構造 | |
JP2005188722A (ja) | ドリフトピン | |
JP6808308B2 (ja) | 連結構造 | |
JP2007262800A (ja) | 門型ラーメン構成部材及び該部材を利用した門型ラーメン構造体 | |
JP2006322278A (ja) | 耐震補強装置 | |
JP2005232928A (ja) | 木造建築物における柱と梁との接合構造 | |
JP5475322B2 (ja) | 木製軸組部材の接合構造、および木造軸組工法用の接合金物 | |
JP5430609B2 (ja) | 連結構造 | |
JP2006183427A (ja) | 建築用接合金具 | |
JP2005090085A (ja) | 木材の結合構造 | |
JP2006183338A (ja) | 木造建築物における木材の連結構造 | |
JP2010077645A (ja) | 木造建築物における接合構造 | |
JP2013213359A (ja) | 建築用接合構造 | |
JP2007169883A (ja) | 通し柱構造 | |
JP2006057257A (ja) | アンカーナット及び該アンカーナットを用いた木造建築における補強構造 | |
JP4718535B2 (ja) | 軸組材用接合金具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160425 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6222543 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |