JP6221174B2 - 車両用引戸装置、および車両用引戸装置を備える車両 - Google Patents

車両用引戸装置、および車両用引戸装置を備える車両 Download PDF

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Description

本発明は車両用引戸装置および車両用引戸装置を備える車両に関する。
電車等の車両は、車両の出入口に引戸レールと、引戸レールに沿って移動する引戸とからなる車両用引戸装置を備えている。車両用引戸装置は、引戸を引戸レールに沿って移動させることで車両の出入口を開閉する。
このような車両用引戸装置は、車両走行時の風圧あるいは車両振動によって引戸が振動して騒音が発生することがある。引戸の振動および騒音を防止する装置としては、例えば、以下の特許文献1に開示されているように引戸および車両構成部材のそれぞれに引戸保持部材を設け、引戸を車両構成部材に押し付けて引戸の振動および騒音を防止する装置が存在する。
実開昭63−169370号公報
しかし、特許文献1に開示されている車両用引戸装置では、引戸の閉位置において引戸および車両構成部材のそれぞれ設けられた引戸保持部材同士を接触させる必要がある。このため、引戸保持部材同士が接触するように引戸および車両構成部材のそれぞれに引戸保持部材を設置する必要がある。この結果、構造が複雑となり、メンテナンス性の低下やコストアップ等の問題がある。
そこで、本発明は、簡易な構造で、引戸の振動および騒音を抑制することが可能な車両用引戸装置および車両用引戸装置を備える車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための発明に係る一態様としての車両用引戸装置は、移動方向に沿って形成される引戸レールと、前記引戸レールとの係合部を有し、該係合部が前記引戸レールに沿って前記移動方向に移動することで開閉する引戸と、を備え、前記引戸レールは前記引戸の開位置および閉位置の少なくとも一方に対応する端部の領域に、他の部分よりも前記引戸の係合部と前記引戸レールとの間隔が狭いがたつき防止部と、前記移動方向に直交する断面が凸状をなして該移動方向に延びる凸部と、を有し、前記引戸における前記係合部は、前記移動方向に直交する断面が凹状をなして該移動方向に延びて、前記凸部に係合する凹部を有し、前記がたつき防止部は、前記引戸レールにおける前記凸部から、前記移動方向に直交する前記引戸レールの幅方向の両側に突出する拡大部であり、前記拡大部は、前記引戸の係合部と前記引戸レールの間隔が狭まり始める前記移動方向における位置が前記幅方向の両側で異なるように形成されている。
当該車両用引戸装置では、引戸レールは引戸の開位置および閉位置の少なくとも一方に対応する端部近傍に、他の部分よりも引戸の係合部と引戸レールの間隔が狭くなるがたつき防止部が備えられている。つまり、引戸レールの端部近傍において引戸レールと引戸の係合部との間隔(隙間)が狭くなることにより、引戸レールの幅方向における引戸の動きが抑制されるため、引戸が開位置または閉位置にあるときに引戸のがたつきを抑制することができる。さらに、引戸レールのみにがたつき防止部を設けることで引戸の振動および騒音を抑制することができる。よって、引戸と車両構成部材との細かな調整を行うことが不要となる。
また、引戸に係合する引戸レールの凸部を引戸における係合部の凹部に挟み込むことで、引戸の内側に引戸レールを収容することが可能となるため、車両における引戸および引戸レールの占有範囲を、引戸の厚み寸法(すなわち、引戸レールの幅方向における引戸の寸法)とほぼ同等の範囲内に抑えることができる。
また、引戸が他の部分の側から端部の側に移動するにあたり、引戸の係合部と引戸レールの間隔は引戸レールの幅方向における片側(例えば、引戸レールの移動方向に向かって右側)から狭くなり始める。このとき、引戸レールの幅方向におけるもう片側(例えば、引戸レールの移動方向に向かって左側)と引戸の係合部との間隔は、引戸が引戸レールにおける他の部分の側に位置するときと同程度の間隔を保持することができる。このため、がたつき防止部と引戸の係合部との接触による衝撃は引戸レールの幅方向における片側(例えば、引戸レールの移動方向に向かって右側)のみに生じ、もう片側(例えば、引戸レールの移動方向に向かって左側)には衝撃が生じないため、引戸をさらに円滑に移動させることができる。
また、当該車両用引戸装置において、前記がたつき防止部は前記引戸の係合部と前記引戸レールの間隔が、前記他の部分から前記端部に向かって徐々に狭くなるように形成されていてもよい。
この結果、引戸が他の部分から端部に移動するにあたり、引戸の係合部と引戸レールの間隔は徐々に狭くなる。つまり、がたつき防止部と引戸の係合部との接触による衝撃を引戸の係合部と引戸レールの間隔が突如狭くなる形態と比較して緩和できるため、引戸を円滑に移動させることができる。
また、前記一の態様として当該車両用引戸装置は、前記引戸レールにおける前記他の部分の側に前記引戸が位置する際における該引戸の移動速度よりも、前記端部の側に前記引戸が位置する際における該引戸の移動速度の方が遅くなるように速度切換点において切換える速度制御部をさらに備え、前記がたつき防止部は、前記速度切換点と、前記端部との間に設けられていてもよい。
この結果、引戸が引戸レールにおける他の部分の側からがたつき防止部のある端部の領域に移動するにあたり、引戸の移動速度を切換えることで乗車時および降車時における車両による輸送対象(例えば、乗客)の安全を確保すると同時に、がたつき防止部に引戸が位置する際には引戸の移動速度が減速されていることにより、がたつき防止部と引戸の係合部との接触による衝撃を引戸の移動速度が不変である場合と比較して緩和することができるため、引戸をさらに円滑に移動させることができる。
上記目的を達成するための発明に係る他の態様としての車両は、輸送対象を収容する車体と、前記車体の出入口の開口部を開閉する以上のいずれかの車両用引戸装置と、を備えている。
当該車両でも、以上のいずれかの車両用引戸装置を備えているので、車両走行時の風圧あるいは車両振動によって引戸が振動して騒音が発生することを抑制することができる。
本発明では、がたつき防止部によって、簡易な構造で引戸の振動および騒音を抑制することができる。
本発明に係る第一実施形態における車両用引戸装置が設けられた車両の側面図である。 本発明に係る第一実施形態における車両用引戸装置を車両の内側から見た正面図である。 本発明に係る第一実施形態の車両用引戸装置における引戸と引戸レールとの関係を示す斜視図である。 本発明に係る第一実施形態の車両用引戸装置における引戸と引戸レールとの関係を示す上面図である。 本発明に係る第一実施形態の車両用引戸装置における引戸レールを示す上面図である。 本発明に係る第一実施形態およびその変形例の車両用引戸装置におけるがたつき防止部を拡大して示す上面図である。 本発明に係る第二実施形態およびその変形例の車両用引戸装置におけるがたつき防止部を拡大して示す上面図である。 本発明に係る第三実施形態の車両用引戸装置におけるがたつき防止部を拡大して示す上面図である。 本発明に係る第四実施形態の車両用引戸装置における引戸、速度制御部での引戸の移動速度の速度制御、および引戸の移動速度と引戸レールとの関係を示す図である。 本発明に係る各実施形態の変形例の車両用引戸装置における引戸レールを示す上面図であって、(a)は上面図を示し、(b)は(a)の要部拡大図を示す。 本発明に係る各実施形態の変形例の車両用引戸装置における引戸レールおよびがたつき防止部を拡大した上面図であって、(a)は上面図を示し、(b)は(a)の要部拡大図を示す。
以下、本発明に係る車両および(車両用)引戸装置の各種実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔第一実施形態〕
本発明に係る車両1および引戸装置2の第一実施形態について図1〜図5を用いて説明する。
本実施形態の車両1は、図1に示すように内部に輸送対象(例えば、乗客)を収容する車体10と、引戸装置2と、車体10を走行させるための走行装置1aとを備えている。
車体10は、その内部に上記の輸送対象が収容される内部空間が形成されている。内部空間には輸送対象である乗客が利用する座席(図示せず)や吊革(図示せず)が備えられ、走行装置1aとしてはモータや内燃機関が用いられる。
本実施形態の引戸装置2は、図2から図4に示すように車体10の側面に設けられて、出入口となる側面の開口部を開閉する。この引戸装置2は、引戸レール5と、引戸レール5に沿って移動する引戸3と、引戸レール5に沿って引戸3を移動させるためのドアエンジン4と、引戸レール5に形成されるがたつき防止部8と、を備えている。
引戸レール5は、例えば、引戸装置2の下部に設けられ、引戸3の移動方向に延びて上方に突出する凸部50を有している。すなわち、引戸レール5の幅方向における断面は凸状に形成されている。ここで引戸レール5における凸部50は輸送対象の乗車(搬入)および降車(搬出)の妨げとならないように車体10の内部空間における床面と同等の高さに形成されている。
引戸3は、車体10の側面における外方で開閉されるように設けられ、その下部に引戸レール5に係合する係合部3aを備えている。係合部3aは、引戸3の移動方向に沿って延びて上方に窪む凹部30を有している。すなわち、係合部3aの引戸レール5の幅方向における断面は凹状に形成されている。引戸3は、それぞれの引戸3が引戸レール5上を異なる方向に移動することで上記開口部を開閉することが可能な2つの引戸3で構成される。この際、引戸3の係合部3aである凹部30は引戸レールの凸部50と係合しており、引戸レール5の凸部50に沿って移動する。
ドアエンジン4は、引戸装置2の上部に設けられ、引戸3を駆動するための駆動源となる駆動装置(図示せず)と、戸車(図示せず)と、を備えている。駆動装置は、例えばモータであり、ドアエンジン4の内部に収容されている。戸車は引戸3をスライド移動できるように引戸3の上部に備えられる。
がたつき防止部8は、図4および図5で示すように、引戸レール5に形成されており、引戸3が閉状態となる位置(閉位置)において引戸レール5の端部70(閉位置端部)となる領域に形成される。がたつき防止部8は引戸3の係合部3aと引戸レール5との引戸レール5の幅方向における間隔90が狭くなるように形成される。より具体的には引戸レール5の端部70の領域以外の他の部分(例えば、引戸3が閉位置以外にある場合において、引戸3と引戸レール5とが係合する部分)においては、引戸3が円滑に移動できる程度の間隔90a(例えば、0.75mm〜2.75mm)が形成される一方で、引戸レール5の端部の領域においてはそれよりも狭い間隔90b(例えば、0mm〜2mm)が形成される。
例えば、がたつき防止部8は、図6(a)に示すように引戸レール5の端部70となる領域において、引戸レール5の幅方向の両側に突出する拡大部80として形成される。すなわち、引戸レール5の端部70の領域における拡大部80で構成されるがたつき防止部8の幅は、引戸レール5の端部70の領域以外の他の部分における凸部50の幅よりも大きくなるように形成される。
この他、がたつき防止部8は図6(b)に示すように、引戸レール5の端部70となる領域において、引戸レール5の幅方向の片側のみに突出する拡大部81として形成されてもよい。
さらに、がたつき防止部8は図6(c)に示すように、必ずしも引戸レール5の端部70に形成されなければならないわけではなく、端部70近傍の領域内に形成されればよい。
以上のように、本実施形態の引戸装置2には引戸レール5の端部70の領域において、がたつき防止部8として引戸レール5の幅方向の両側に突出する拡大部80が形成される。すなわち、引戸3の係合部3aと引戸レール5との引戸レール5の幅方向における間隔が他の部分より狭く形成されるため、引戸3が閉位置にある場合において、引戸レール5の幅方向(車両の走行方向に対して垂直な方向)への引戸3の動きが制約される。そのため、車両1の走行時の風圧あるいは車両1の振動によって生じる引戸3の振動や、引戸3の振動による騒音を抑制することができる。
〔第二実施形態〕
本発明に係る車両1および引戸装置2の第二実施形態について図7を用いて説明する。
第二実施形態では、がたつき防止部8の形状が第一実施形態と異なっている。
本実施形態のがたつき防止部8は、図7に示すように引戸レール5の端部70となる領域以外の他の部分から端部70の領域に向かって徐々に引戸3の係合部3aと引戸レール5との引戸レール5の幅方向における間隔が狭くなるように形成される。より具体的には、がたつき防止部8は、引戸レール5における端部70の領域以外の領域である他の部分から端部70の領域に向かうに従って引戸レール5の幅方向の両側が徐々に広がるように突出する拡大部83、84として形成される。なお、本実施形態のがたつき防止部8では、拡大部83が図7(a)のように直線的に引戸レール5の幅が広がるように形成されてもよいし、拡大部84が図7(b)のように曲線的に引戸レール5の幅が広がるように形成されてもよい。
以上のように、第二実施形態の引戸装置の引戸レール5には、引戸3が他の部分から端部70の領域に移動するにあたり、引戸3の係合部3aと引戸レール5の間隔93、94が徐々に狭くなるようにがたつき防止部8が形成される。つまり、がたつき防止部8と引戸3の係合部3aとの接触による衝撃を引戸3の係合部3aと引戸レール5の間隔90が突如狭くなる第一実施形態と比較して緩和できるため、引戸3を円滑に移動させることができる。


〔第三実施形態〕
本発明に係る車両1および引戸装置2の第三実施形態について図8を用いて説明する。
第三実施形態では、がたつき防止部8は引戸レール5の幅方向における両側で異なるように形成されている拡大部85である点で第一実施形態と異なっている。
本実施形態のがたつき防止部8は、図8に示すように引戸レール5の端部70となる領域において、引戸レール5の幅方向の両側にそれぞれ第一の拡大部85aと、第二の拡大部85bとを有する拡大部85が形成される。ここで第一の拡大部85aと、第二の拡大部85bとでは引戸3の係合部3aと引戸レール5との間隔95が狭まり始める移動方向における位置が引戸レール5の幅方向の両側で異なるように形成されている。より具体的には、第一の拡大部85aは第二の拡大部85bと比較して、移動方向において引戸レール5の端部70の領域以外の他の部分の側寄りに位置するように形成される。
以上のように、第三実施形態の引戸装置2のがたつき防止部8は、引戸3の係合部3aと引戸レール5との間隔95が狭まり始める位置が引戸レール5の幅方向の両側で異なる(引戸3の移動方向における間隔95aと間隔95bとの間の境界位置と間隔95cと間隔95dとの間の境界位置が異なる)拡大部85が形成されているため、引戸3が他の部分の側から端部70の側に移動するにあたり、引戸3の係合部3aと引戸レール5の間隔95は引戸レール5の幅方向における片側(例えば、引戸レール5の移動方向の端部70の側に向かって右側(図8の第二の拡大部85b側))から狭くなり始める。このとき、引戸レール5の幅方向におけるもう片側(例えば、引戸レール5の移動方向の端部70の側に向かって左側(図8の第一の拡大部85a側))と引戸3の係合部3aとの間隔は、引戸3が引戸レール5における他の部分の側に位置するときと同じ間隔95cを保持することができる。このため、がたつき防止部8と引戸3の係合部3aとの接触による衝撃は引戸レール5の幅方向における片側(例えば、第二の拡大部85b側)のみに生じ、もう片側(例えば、第一の拡大部85a側)には衝撃が生じないため、第一実施形態の引戸装置2と比較して引戸3を円滑に移動させることができる。
〔第四実施形態〕
本発明に係る車両1および引戸装置2の第四実施形態について図9を用いて説明する。
第四実施形態では、図9(a)に示すように、引戸3を開位置から閉位置に移動させるにあたり、ドアエンジン4に設けられて、その移動速度を切り替えることができる速度制御部4aが備えられている。そして、引戸3の移動速度が切り替わる位置と引戸3の閉位置に対応する引戸レール5の端部70の間にがたつき防止部8が設けられる点で第一実施形態と異なっている。
本実施形態のドアエンジン4は、図9(b)で示すように引戸3を開位置から閉位置に移動させるにあたり、速度制御部4aによってその移動速度を切り替えることができる。
より具体的には、開位置からの閉位置に向かって引戸3を移動させる際において、開位置から速度切換点100までの間は引戸3を移動速度V1で移動させ、その後速度切換点100から閉位置までの間は移動速度V1よりも速度の遅い移動速度V2で移動させる。ここで、速度切換点100とは必ずしも移動方向における一点である必要はなく、一定の範囲(例えば、図9(b)において鎖線で囲まれた範囲)を有していても良い。なお、ドアエンジン4は2つ以上の移動速度(例えばV1、V2、V3、・・・・Vn)に切り替え可能となっていてもよい。この場合、閉位置に最も近い速度切換点において、引戸3がこの速度切換点を通過した後に閉位置に向かう際の移動速度(Vn)は引戸が速度切換点を通過する前の移動速度(Vn−1)より遅くなるように設定される。
本実施形態のがたつき防止部8は、図9(c)で示すように速度切換点100と引戸3の閉位置に対応する引戸レール5の端部70との間に設けられる。つまり、がたつき防止部8は、速度切換点100と引戸3の閉位置に対応する引戸レール5の端部70との間において引戸レール5の幅方向の両側に突出する拡大部86が形成される。なお、この拡大部86は、上述した拡大部83と同様の形状をなしているが、上述したいずれの拡大部80、81、82、84、85であってもよい。
以上のように、第四実施形態の引戸装置2は、引戸3が引戸レール5における他の部分の側からがたつき防止部8のある端部70の領域に移動するにあたり、引戸3の移動速度を切換えることで乗車時および降車時における車両1による輸送対象(例えば、乗客)の安全を確保することができる。これに加え、がたつき防止部8と引戸3とが接触することによって輸送対象および引戸3が受ける衝撃を緩和することができる。このため、輸送対象の安全を確保すると同時に、引戸3の係合部3aと引戸レール5の接触に起因する引戸装置2の故障を防止することができる。また、がたつき防止部8と引戸3が接触する際には引戸3の移動速度が減速されていることにより、がたつき防止部8と引戸3の係合部3aとの接触による衝撃を引戸3の移動速度が不変である他の実施形態と比較して緩和することができるため、引戸3をさらに円滑に移動させることができる。
以上、本発明の各実施形態の説明を行ったが、本発明はこれらの各実施形態に限られることなく、例えば、図10(a)、図10(b)に示すように、がたつき防止部8は、引戸レール5において、引戸3が開状態となる位置(開位置)において引戸レール5の端部77b(開位置端部)となる領域に形成されていてもよい。この場合、引戸装置2は引戸レール5の端部77bの領域において、引戸3の係合部3aと引戸レール5との引戸レール5の幅方向における間隔97b(97)が他の部分での間隔97a(97)より狭く形成される。このため、引戸3が開位置にある場合において、引戸レール5の幅方向(車両1の走行方向に対して垂直な方向)への引戸3の動きが制約される。そのため、車両1停止時の風圧あるいは車両1の振動によって生じる引戸3の振動や、引戸3の振動による騒音を抑制することができる。
また、がたつき防止部8は閉位置端部77aの領域および開位置端部77bの領域のそれぞれに形成されてもよい。この場合、車両1走行時および車両1停止時の風圧あるいは車両1の振動によって生じる引戸3の振動や、引戸3の振動による騒音を抑制することができる。
さらに、図11(a)、図11(b)に示すように引戸レール5が凹部500を、引戸3の係合部3aが凸部300をそれぞれ有してもよい。この場合、引戸レール5の凹部500は引戸3の係合部3aである凸部300と係合しており、引戸3が引戸レール5の凹部500に沿って移動する。この場合、引戸レール5にはがたつき防止部8が形成されており、引戸3が閉状態となる位置(閉位置)において引戸レール5の端部700となる領域に形成される。がたつき防止部8は引戸3の係合部3aと引戸レール5との引戸レール5の幅方向における間隔900b(900)が引戸レール5における他の部分での間隔900a(900)よりも狭くなるように形成される。
また、図11のように、凹部500および凸部300を設けることなく、引戸3の下部が一対の引戸レール5によって幅方向両側から挟み込まれるように、引戸3および引戸レール5を設けてもよい。
また、がたつき防止部8を除く引戸レール5と、がたつき防止部8とはそれぞれ別の部材で構成されてもよい。これにより、等断面の角材として製造した引戸レール5を敷設したのちに、がたつき防止部8を設置できるので、引戸レール5およびがたつき防止部8の敷設が容易となる。また、がたつき防止部8を設置する位置の微調整も容易となるため、車両1や引戸装置2の仕様に応じた最適位置にがたつき防止部8を配置できる。
この他、引戸レール5はがたつき防止部8を有さない領域とがたつき防止部8を有する領域とに分けて構成されてもよい。
さらに、以上の各実施形態のそれぞれを組み合わせた形態を採用しても良い。
2…引戸装置 3…引戸 5…引戸レール 8…がたつき防止部 30…(引戸の)凹部 50…(引戸レールの)凸部 80、81、82、83、84、85、86、87、800…拡大部 300…(引戸の)凸部 500…(引戸レールの)凹部

Claims (4)

  1. 移動方向に沿って形成される引戸レールと、
    前記引戸レールとの係合部を有し、該係合部が前記引戸レールに沿って前記移動方向に移動することで開閉する引戸と、
    を備え、
    前記引戸レールは前記引戸の開位置および閉位置の少なくとも一方に対応する端部の領域に、他の部分よりも前記引戸の係合部と前記引戸レールとの間隔が狭いがたつき防止部と、前記移動方向に直交する断面が凸状をなして該移動方向に延びる凸部と、を有し、
    前記引戸における前記係合部は、前記移動方向に直交する断面が凹状をなして該移動方向に延びて、前記凸部に係合する凹部を有し、
    前記がたつき防止部は、前記引戸レールにおける前記凸部から、前記移動方向に直交する前記引戸レールの幅方向の両側に突出する拡大部であり、
    前記拡大部は、前記引戸の係合部と前記引戸レールの間隔が狭まり始める前記移動方向における位置が前記幅方向の両側で異なるように形成されている車両用引戸装置。
  2. 前記がたつき防止部は前記引戸の係合部と前記引戸レールの間隔が、前記他の部分から前記端部に向かって徐々に狭くなるように形成されている請求項1に記載の車両用引戸装置。
  3. 前記引戸レールにおける前記他の部分の側に前記引戸が位置する際における該引戸の移動速度よりも、前記端部の側に前記引戸が位置する際における該引戸の移動速度の方が遅くなるように速度切換点において切換える速度制御部をさらに備え、
    前記がたつき防止部は、前記速度切換点と、前記端部との間に設けられる請求項1又は2に記載の車両用引戸装置。
  4. 輸送対象を収容する車体と、
    前記車体の出入口の開口部を開閉する請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用引戸装置と、
    を備える車両。
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